JP5418241B2 - 通信システムおよびそれに用いる代理arp応答方法 - Google Patents

通信システムおよびそれに用いる代理arp応答方法 Download PDF

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本発明は通信システムおよびそれに用いる代理ARP(Address Resolution Protocol)応答方法に関し、特に無線LAN(Local Area Network)通信システムにおけるアクセスポイントのARP応答方式に関する。
一般家庭で無線LANを使うことが当たり前となり、単に無線LANでつながるだけから、広帯域性を利用したストリーミング系アプリケーションも普及しつつある。
今までIP(Internet Protocol)アドレスの設定は、手入力もしくはDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)を用いる事が多い。
しかしながら、DLNA(Digital Living Network Alliance)やUPnP(Universal Plug and Play)等の家庭での利用を前提とした規格では、手入力での固定IP設定やDHCPサーバ等、ユーザにとって設定の難しい手順を踏まなくても通信が可能なように、Auto−IP(IP Auto Configuration)という手法が用いられている。
Auto−IPでは、端末が勝手にランダムなIPアドレスを設定して動作するため、他の端末と同じアドレスを設定してしまう危険性がある。そのため、Auto−IPでは、他の端末とアドレスが重複していないかを確認するため、最初にARPパケットを送信して重複を確認する。
上記の端末では、ARPパケットの送信によって、(1)応答があれば既にそのアドレスが使われていると判断して再度別のアドレスを設定し、(2)一定時間応答がなければそのアドレスは誰も使っていないと判断して利用している。
Auto−IPの重複確認では、「一定時間応答がなければ」という条件で利用を決定するため、仮に無線環境が悪くて相手にパケットが届かなかった場合、本来戻ってくるはずの応答も来ないため、誤って利用可能と判断してしまう危険性がある。そのため、特に回線状態が不安定な無線通信においては、中継機器が代理で応答するほうが無線の不安定性に対しては効果がある。無線LANにおいては、アクセスポイントが中継機器に相当するため、アクセスポイントで代理応答する方法が有効である。
以下、従来の技術に関して代理ARP応答を一切しない場合と、全てのARP要求に対して代理ARP応答する場合との2通りについて説明する。
(A)アクセスポイントが代理でARP応答をしない場合
本発明に関連するアクセスポイントの機能は、図2に示す無線LANアクセスポイント機能21(図2において、破線で囲った部分)の機能に相当する。無線LANアクセスポイント機能21では、無線及び有線から受信したパケットをブリッジして無線または有線に送信する。
このような普通のアクセスポイント環境下でAuto−IPを運用した場合、重複設定確認用のARP要求は、ブロードキャストパケットとしてアクセスポイントで折り返すため、ACK(ACKnowledgement)による送達確認は行われない。
上記の(A)の場合には、図11に示すように、無線環境の劣化等の要因でARPパケットが届かなかった場合には重複したアドレスが設定されてしまう危険性がある。その結果、システムが不安定になる等の不具合が生じる。
(B)アクセスポイントが全てのARP要求に対して代理でARP応答する場合
アクセスポイントが代理でARP応答する場合は、代理応答する装置(今回の例では無線LANアクセスポイント)で管理するMAC(Media Access Control)アドレスとIPアドレスとの対応テーブルの保存内容と、実際の端末のアドレス情報とが一致している必要がある。それらが不一致の状態では嘘の代理応答を返すことになり、システムが不安定になったり、不測の障害を引き起こす原因となる。
よって、上記の(B)の場合には、システムの安定性を増すために、頻繁に端末に対して確認メッセージを送って管理情報を更新する必要があり、確認のための制御情報が帯域を圧迫する要因となる。また、どんなに確認頻度を高めても情報が不一致となる確率はゼロにはならず、障害発生の危険性は残る。
尚、下記の特許文献1に開示されているように、全てのARP要求に対して代理応答する方式では、本当に通信したいと思って送信したARP要求も代理で応答するため、図10に示すような不一致が発生すると、アプリケーションが想定外の動きをする危険性があり、システムを不安定にする原因となる。
図11では上記の(A)の場合に、Auto−IPアドレスの重複設定が起きる一例を示している。図9と同様、無線端末#2が無線端末#1と同じAuto−IPアドレスとして「169.254.1.1」を選択すると、「192.254.1.1」に対するARP要求をアクセスポイントに向かって送信する。
一般的なアクセスポイントでは、代理応答しないため、ARP要求をそのまま折り返して全無線端末に対してブロードキャストパケットとして送信される。ブロードキャストパケットは、通常のパケットとは異なり、ACK(送達確認)を取らないため、例えばBluetooth(登録商標)や電子レンジによる妨害、無線環境の劣化によるノイズ等で受信できない端末も存在する。
仮に、無線端末#1が「169.254.1.1」に対するARP要求を受信できなかった場合、無線端末#1はARP応答を返すことができず、無線端末#2は一定時間後に「169.254.1.1」の利用を確定してしまう(図11のd1〜d10参照)。このように、不安定な無線環境でAuto−IPを利用すると重複設定の危険性がある。
特開2009−088918号公報
上述した本発明に関連する無線LANアクセスポイントの代理ARP応答では、帰属している全ての無線LAN端末のIPアドレスに対してアクセスポイントが代理でARP応答を返している。
この方式では、全ての無線LAN端末の状態とアクセスポイントとの間で状態の不一致が起きないように、アクセスポイントが定期的に端末情報を取得する必要があり、アクセスポイントの保有する情報の精度(鮮度)を高めようとするとオーバヘッドが多くなるという欠点がある。逆に、オーバヘッドを減らそうとすると、アクセスポイントで保有する情報の精度(鮮度)が悪くなるというジレンマに陥る。
また、代理応答を行うシステムでは、状態不一致を100%回避することが難しく、状態不一致が発生した場合にシステムに障害が出る等の不都合が生じるという問題がある。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、不安定な無線環境においても、Auto−IPを利用した場合の重複設定を確実に回避することができる通信システムおよびそれに用いる代理ARP応答方法を提供することにある。
本発明による通信システムは、
無線LAN(Local Area Network)端末からのARP(Address Resolution Protocol)要求が、Auto−IP(IP Auto Configuration)でランダムなIPアドレスを選んだ場合に重複確認をするための重複設定確認用ARP要求であった場合に、代理応答する無線LANアクセスポイントを含む通信システムであって、
前記無線LANアクセスポイントは、
前記無線LAN端末から受信したパケットの中から前記重複設定確認用ARP要求のパケットを抽出するAuto−IP重複設定確認用ARP要求判別手段と、
ARP要求パケットに対して代理応答する際に管理するMACアドレスとIPアドレスとの対応を記憶するアドレス記憶手段と、
代理応答を生成する代理ARP応答生成手段と、
受信データをブリッジするブリッジ手段と、
前記重複設定確認用ARP要求のパケットに対して前記アドレス記憶手段に代理応答できるアドレスが存在するかを確認し、前記アドレス記憶手段にアドレスが存在する場合には全て、前記ブリッジ手段の動作を止めると共に、前記代理ARP応答生成手段で生成した代理ARP応答を送信する代理応答制御手段とを有し、
前記代理応答制御手段は、
前記アドレス記憶手段に当該アドレスが存在しない場合には、通常のアクセスポイントと同様に前記ブリッジ手段により前記受信データをブリッジすることを特徴とする。
本発明によるARP応答方法は、
無線LAN(Local Area Network)端末からのARP(Address Resolution Protocol)要求が、Auto−IP(IP Auto Configuration)でランダムなIPアドレスを選んだ場合に重複確認をするための重複設定確認用ARP要求であった場合に、代理応答する無線LANアクセスポイントを含む通信システムにおける代理ARP応答方法であって、
前記無線LANアクセスポイントにおいて、
前記無線LAN端末から受信したパケットの中から前記重複設定確認用ARP要求のパケットを抽出するAuto−IP重複設定確認用ARP要求判別ステップと、
前記重複設定確認用ARP要求のパケットに対して、MACアドレスとIPアドレスとの対応を記憶するアドレス記憶手段に、代理応答できるアドレスが存在するかを確認し、前記アドレス記憶手段にアドレスが存在する場合には全て、自アクセスポイントのブリッジ機能の動作を止めると共に、代理ARP応答を生成して送信する代理応答制御ステップとを有し、
前記代理応答制御ステップは、
前記アドレス記憶手段に当該アドレスが存在しない場合には、通常のアクセスポイントと同様に前記ブリッジ機能により受信データをブリッジすることを特徴とする。
本発明は、上記のような構成及び動作とすることで、不安定な無線環境においても、Auto−IPを利用した場合の重複設定を確実に回避することができるという効果が得られる。
本発明による無線LANアクセスポイント装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態による無線LANアクセスポイント装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態による通信システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における現在の一般的な技術で実現する時の無線LANアクセスポイント装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態による無線LANアクセスポイント装置の動作を示すフローチャートである。 図2のアドレス記憶部に格納するアドレスの対応表の一例を示す図である。 図2のアドレス学習制御部によるアドレス学習の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態においてアドレスが重複しない場合の動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の第1の実施の形態においてアドレスが重複する場合の動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の第1の実施の形態において管理テーブルの更新が遅くて現実と不一致のARP応答を返す場合の動作を示すシーケンスチャートである。 本発明に関連するアクセスポイントにおいて代理応答しない場合の動作を示すシーケンスチャートである。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。まず、本発明による無線LAN(Local Area Network)アクセスポイント装置の概要について説明する。図1は本発明による無線LANアクセスポイント装置の構成を示すブロック図である。以下、図1を参照して説明する。
本発明による無線LANアクセスポイント装置は、無線LAN端末からのARP(Address Resolution Protocol)要求がAuto−IP(Internet Protocol)(IP Auto Configuration)の重複設定確認用ARP要求だった場合に代理応答することを特徴としている。
本発明による無線LANアクセスポイント装置は、図1に示すように、受信パケットの中からAuto−IP設定後の重複確認用ARP要求パケットを抽出するAuto−IP重複確認用ARP要求判別部11と、ARP要求パケットに対して代理応答する無線LANアクセスポイント装置で管理するMAC(Media Access Control)アドレスとIPアドレスとの対応を記憶するアドレス記憶部15と、代理ARP応答を生成する代理ARP応答生成部19と、受信データをブリッジするブリッジ部17と、アドレス記憶部15に代理応答できるアドレスが存在するかを確認し、アドレス記憶部15にアドレスが存在する場合にブリッジ部17の動作を止めると共に、代理ARP応答生成部19で生成した代理ARP応答を送信する代理応答制御部16とを備えている。代理応答制御部16は、アドレス記憶部15にアドレスが存在しない場合に通常のアクセスポイントと同様にブリッジ部17を使って受信データをブリッジする。
このように、本発明による無線LANアクセスポイント装置では、Auto−IP設定後の重複確認用ARP要求に対してのみ代理応答しているので、端末がARP応答を返す場合に比べてシーケンスが減り、無線環境の劣化によって発生する可能性があるAuto−IPの重複設定トラブルを回避することができるとともに、限定して代理応答しているため、全てのARP要求に対して代理応答する場合に比べて障害が発生しにくく、システムの安定性が高まる。
IPアドレスの設定方法には、(1)固定アドレス設定(設定画面で直接アドレスを指定する方法)、(2)DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)設定、(3)Auto−IP設定という3通りの方法がある。
通常、固定アドレスが設定されていない場合は、DHCPサーバを検索する。DHCPサーバが見つかれば、DHCPサーバからアドレスを割り振ってもらうが、DCHPサーバが見つからない場合は、Auto−IPと呼ばれるランダムなアドレスを勝手に設定する。
IPv4(Internet Protocol version 4)では、「169.254.0.0」〜「169.254.255.255」がAuto−IP用に予約されている。但し、ランダムに選んだとはいっても既にそのアドレスを使っている端末が存在するかもしれないため、他の端末が使用していないかを確認する必要がある。そのため、Auto−IP方式では、ランダムに選んだIPアドレスのARP要求をブロードキャストして、既にそのアドレスを使用している端末が存在しないかを確認している。
ARP要求に対して応答が返ってきた場合、既にそのアドレスは使われていることを意味するため、再度別のランダムアドレスを選択し、上記と同様に、ARP要求をブロードキャストして使用されていないかを確認する。
ARP要求に対して一定時間応答が返ってこない場合、そのアドレスを使用している端末は存在しないと判断して利用することを決定するが、Auto−IP設定後の重複確認用ARPは、NACK(Negative ACKnowledgements)方式(=不都合がある場合=アドレスを既に使用している端末があり、重複しているという「不都合がある」場合のみ応答を返す)であるという点が問題となる。
一定時間待っても応答が返ってこなかった場合は、原因として、(A)そのネットワーク内に該当アドレスを持つ端末が存在しない、(B)そもそもARP要求が何らかの原因で届かなかったために、当然のこととして応答が返ってこないという2つの場合が考えられる。
有線LANでは、ARP要求が届かないという状況(B)はほとんど発生しないが、無線LANでは、無線回線の状況次第で、ARP要求が届かないという状況(B)が頻繁に発生する。無線LANとBlueTooth(登録商標)の競合、電子レンジによる妨害、隣の家での同一周波数利用等がその例である。よって、無線LANでは、ARPによる重複アドレスの検出機能をすり抜けてしまう危険性が有線LANに比べて圧倒的に高くなる。
そこで、本発明では、無線LANの場合、端末が応答を返す代わりにアクセスポイントが代理で応答することで無線シーケンスを減らす方法が有効である。この方法については、上記の特許文献1に記載されている。
しかしながら、代理応答を行う場合、上記の「背景技術」に記載の方法では、アクセスポイントが記憶テーブルを参照して本当の端末に確認することなく、勝手に応答を返している。代理シーケンスでは、本当の端末と代理応答を返す装置との間で状態の不一致が起きないように慎重に記憶テーブルを管理/更新する必要があり、そのための手間(=アクセスポイントから端末に対する頻繁な確認シーケンス)が必要である。
また、どんなに頻繁に記憶テーブルを更新しても、状態不一致を完璧に回避することは難しいため、代理応答を行うのは最小限にとどめておくのが望ましく、本発明では、上記の特許文献1に記載のように全て代理応答する方式に比べて、状態不一致に起因する不具合が発生しにくいという利点がある。
つまり、本発明では、Auto−IP設定後の重複確認用ARP要求に限定して無線LANアクセスポイント装置にて代理応答する構成とすることで、状態不一致に起因する不具合が発生しにくくすることができる。
図2は本発明の第1の実施の形態による無線LANアクセスポイント装置の構成例を示すブロック図である。図2において、本発明の第1の実施の形態による無線LANアクセスポイント装置は、Auto−IP重複確認用RP要求判別部11と、無線受信部12と、タイマ制御部13と、アドレス学習制御部14と、アドレス記憶部15と、代理応答制御部16と、ブリッジ部17と、有線受信部18と、代理ARP応答生成部19と、無線送信部20とを備えて構成されている。
尚、無線受信部12と、ブリッジ部17と、有線送受信部18と、無線送信部20とによって、「背景技術」に記載した無線LANアクセスポイント機能21が構成されている。無線LANアクセスポイント機能21は、既存の無線LANアクセスポイントの機能を実現しており、本発明のベースとなる環境である。
図3は本発明の第1の実施の形態による通信システムの全体構成を示すブロック図である。図3において、本発明の第1の実施の形態による通信システムでは、無線LANアクセスポイント装置(AP)1に無線LAN端末(#1〜#N)2a〜2nが接続し、有線LAN100を介して端末(#1〜#M)3a〜3mに接続している。無線LANアクセスポイント装置(AP)1は、図2に示す構成となっている。
Auto−IP重複確認用ARP要求判別部11は、ARP要求のうち、Auto−IPアドレスを設定した端末がアドレス重複を確認するために送信したARP要求かどうかを判別する。通常のARP要求では、相手先のIPアドレスが分かっているが、相手先のMACアドレスがわからない情況でMACアドレスを解決するために送信する。一方、Auto−IPを設定した端末は、IPアドレスをランダムに選択しているため、他の端末が既にそのIPアドレスを使用しているかを確認する必要があり、送信元のIPアドレス(Auto−IP)に対するARP要求を送信し、他の端末で使用中かどうかを確認する。
アドレス記憶部15は、IPアドレスとMACアドレスとの対応表を管理している。代理応答制御部16は、Auto−IP重複確認用ARP要求判別部11での判定結果を基に、アドレス記憶部15の情報を参照してブリッジ動作をさせるか、代理ARP応答を送信するかを決定する。ブリッジ動作をさせる場合、代理応答制御部16は、代理ARP応答生成部19を止めると共に、ブリッジ部17を使って通常の無線LANアクセスポイントとして動作させる。一方、代理ARP応答を送信する場合、代理応答制御部16は、ブリッジ部17の動作を止めると共に、代理ARP応答生成部19、無線送信部20に指示して代理ARP応答を送信する。
アドレス学習制御部14は、無線受信部12で受信するパケットからIPアドレスとMACアドレスとの組を抽出して時刻情報と共にアドレス記憶部15に格納する。尚、一定時間経過した信頼性の低い情報は、アドレス記憶部15から削除する必要があるため、タイマ制御部13が定期的にアドレス学習制御部14を起動し、アドレス記憶部15に記載してある最終更新時刻を基に古いデータを削除する。
図2には、本発明の第1の実施の形態による無線LANアクセスポイント装置の構成を示しているが、図4には、現在の一般的な技術で実現する時の無線LANアクセスポイント装置の構成を示している。通常、無線LANアクセスポイント(AP)装置及び無線LAN端末は、送受信部分を除いてCPU(中央処理装置)処理(ソフト処理)で実装するのが一般的である。
よって、図4においては、アクセスポイント(AP)側30、端末側40ともにほぼ同じ構成となる。つまり、アクセスポイント側30は、CPU31と、ROM(Read Only Memory)32と、無線送受信部33と、RAM(Random Access Memory)34と、表示部35と、キー入力部36と、有線無線ブリッジ機能を実現する有線送受信部37とから構成されている。
また、端末側40は、CPU41と、ROM42と、無線送受信部43と、RAM44と、表示部45と、キー入力部46とから構成されている。尚、表示部35,45及びキー入力部36,46は、利便性を向上させるための機能であり、本発明に必須ではない。
図2と図4との関係について述べる。本発明の特徴である図2のAuto−IP重複確認用ARP要求判別部11、タイマ制御部13、アドレス学習制御部14、アドレス記憶部15、代理応答制御部16、代理ARP応答生成部19は、図4のアクセスポイント側30のブロックであるCPU31、ROM32、RAM34が互いに連携したソフト処理として実現される。
以上、本発明の第1の実施の形態について、無線LANアクセスポイント(AP)装置及び無線LAN端末、通信システムの構成を詳細に述べたが、図2の無線受信部12、ブリッジ部17、有線送受信部18、無線送信部20は、当業者にとってよく知られており、また本発明とは直接関係しないので、その詳細な構成及び動作についての説明を省略する。
図5は本発明の第1の実施の形態による無線LANアクセスポイント装置の動作を示すフローチャートである。これら図2〜図5を参照して本発明の第1の実施の形態による無線LANアクセスポイント装置の動作について説明する。尚、図5に示す動作は、CPU31がROM32に格納されたプログラムを実行することで実現される。
無線LANアクセスポイント装置1は、パケットを受信した後(図5ステップS1)、3つの条件の判断を行い(図5ステップS2)、Auto−IP重複確認用ARP要求かどうかを判断する。
最初に、無線LANアクセスポイント装置1は、ARP要求かどうかを確認し(図5ステップS21)、解決したいIPアドレスがAuto−IPの範囲にあるかを確認する(図5ステップS22)。尚、Auto−IPの範囲は、IPv4において「169.254.0.0」〜「169.254.255.255」となっている。
無線LANアクセスポイント装置1は、送信元MACアドレスが既に管理テーブル(アドレス記憶部15)に存在するかを確認する(図5ステップS23)。管理テーブルは、MACアドレスとIPアドレスとの対応を管理しており、送信元MACアドレスが管理テーブルに存在しているということは、対応するIPアドレスがすでに確定していることを意味する。
Auto−IP設定直後のARP要求では、まだその時点で管理テーブルに登録されていないため、ステップS23の処理でNOの場合、Auto−IP直後の重複確認用ARP要求と判断することができる。
無線LANアクセスポイント装置1は、ARP要求で解決しようとしてるIPアドレスが既に管理テーブルに存在するかを確認し(図5ステップS3)、管理テーブルに存在する場合は代理応答し(図5ステップS4)、管理テーブルに存在しない場合は通常のブリッジ処理を行う(図5ステップS5)。
図6は図2のアドレス記憶部15に格納するアドレスの対応表の一例を示す図である。図6において、アドレスの対応表の基本構成は、MACアドレスとIPアドレスとの1対1の対応表であるが、本例では古いアドレスを削除するための判断情報として最終確認時刻も格納している。
図7は図2のアドレス学習制御部14によるアドレス学習の動作を示すフローチャートである。図2及び図7を参照してアドレス学習制御部14によるアドレス学習の動作について説明する。尚、図7に示す動作は、CPU31がROM32に格納されたプログラムを実行することで実現される。
アドレス学習制御部14は、最初に、ソースIPアドレスがAuto−IPの範囲にあるかどうかを確認し(図7ステップS11)、次に管理テーブルに登録済みかどうかを確認する(図7ステップS12)。
アドレス学習制御部14は、管理テーブルに登録済みであれば最終確認時刻を更新し(図7ステップS13)、管理テーブルに登録してなければ新規登録する(図7ステップS14)。
尚、図7に示した処理は、図5に示すフローチャートのステップS1の処理もしくはステップS5の処理で実行される。また、簡単な処理なので特にフローチャートには示していないが、最終確認時刻から一定時間以上経過したアドレスを削除することで、古くなった信頼性の低い情報に基づいて代理ARP応答を返すことを回避している。
図8は本発明の第1の実施の形態においてアドレスが重複しない場合の動作を示すシーケンスチャートであり、図9は本発明の第1の実施の形態においてアドレスが重複する場合の動作を示すシーケンスチャートであり、図10は本発明の第1の実施の形態において管理テーブルの更新が遅くて現実と不一致のARP応答を返す場合の動作を示すシーケンスチャートである。
尚、図8〜図11では、アクセスポイント(AP)1台に対して無線端末#1,#2,#3の3台が通信する状況を想定している。無線端末#1はAuto−IPアドレスである「169.254.1.1」で運用し、無線端末#3はAuto−IPアドレスである「169.254.9.9」で運用し、無線端末#2が新たにAuto−IPで運用に参加するものと仮定する。
図8では、無線端末#2で設定するAuto−IPアドレスが他の端末と競合しない場合の動作を示している。無線端末#1及び無線端末#3は、無線端末#2の送信に先立って何らかのIPパケットを送信し、図7に示すフローチャートに従ってMACアドレスとIPアドレスとの対応テーブルを生成している(図8のa1〜a4参照)。
無線端末#2がAuto−IPとして「169.254.2.2」を選択すると(図8のa5参照)、同じアドレスを使用している端末が存在しないかを確認するために「192.254.2.2」に対するARP要求をアクセスポイント(AP)に向かって送信する(図8のa6参照)。
アクセスポイント(AP)は、図5のステップS21の処理でYES、ステップS22の処理でYES、ステップS23の処理でNO、ステップS3の処理でNOという条件判断により、通常のブリッジ処理(図5ステップS5)で折り返す(図8のa7,a8,a9参照)。
折り返したARP要求は、ブロードキャストパケットとして3台の無線端末#1〜#3に送信されるが、「169.254.2.2」というアドレスを持つ端末が存在しないため、ARP応答がどの端末からも返らず、一定時間後、「169.254.2.2」の利用を決定する(図8のa10参照)。
図9では、無線端末#2が設定するAuto−IPアドレスが無線端末#1と競合する場合の動作を示している。無線端末#2が無線端末#1と同じAuto−IPアドレスとして「169.254.1.1」を選択すると(図9のb5参照)、「192.254.1.1」に対するARP要求をアクセスポイント(AP)に向かって送信する(図9のb1〜b6参照)。
アクセスポイント(AP)は、図5のステップS21の処理でYES、ステップS22の処理でYES、ステップS23の処理でNO、ステップS3の処理でYESという条件判断により、代理応答(図5ステップS4)でARP応答を無線端末#2に送信する(図9のb7参照)。
無線端末#2は、「169.254.1.1」が既に別の無線端末で利用されていることを知り、さらに別のAuto−IPアドレスを選択する(図9のb8参照)。仮に、無線端末#2が「169.254.5.5」を選んだとすると、このアドレスを使用する端末は存在しないので、図8に示す手順と同じ手順でARP確認後に「169.254.5.5」の利用が確定する(図9のb9,b10,b11,b12,b13参照)。
図10では、無線端末#2が設定するAuto−IPアドレスが無線端末#1の昔使っていたアドレスと競合する場合の動作を示している。仮に、無線端末#2が、無線端末#1が昔使っていたAuto−IPアドレス「169.254.1.1」を選択すると、「192.254.1.1」に対するARP要求をアクセスポイント(AP)に向かって送信する(図10のc1〜c4,c6,c7参照)。
アクセスポイント(AP)は、図9に示す手順と同様に、代理ARP応答を無線端末#2に送信する(図10のc8参照)。無線端末#2は、「169.254.1.1」が既に別の無線端末で利用されていると判断し、さらに別のAuto−IPアドレスを選択する(図10のc9参照)。実際には、無線端末#1が既に別のIPアドレス「192.168.0.1」で運用しているが(図10のc5参照)、そもそも無線端末#2がARP要求を出した理由は重複確認なので、本当に「169.254.1.1」と通信したいと思っていたわけではない。よって、代理ARP応答が現実と合わない不正な応答だったとしても、無線端末#2は、別のAuto−IPアドレスを選択するだけで、運用上、特に問題は発生しない。
このように、本実施の形態では、Auto−IP設定後の重複アドレス確認用ARP要求に対してアクセスポイント(AP)が代理で応答しているので、不安定な無線環境においても、確実に重複設定を回避することができる。
また、本実施の形態では、Auto−IP設定後の重複アドレス確認用ARP要求に対してのみアクセスポイント(AP)が代理で応答しているので、代理応答する装置が古い情報に基づいて応答を返しても問題が発生せず、全てのARP要求に対して代理応答する方式に比べて、管理テーブルの更新頻度が少なくて済むと共に、障害の発生する危険性が低く、システム全体としての安定性が高くなる。
尚、上記の特許文献1のように、全てのARP要求に対して代理応答する方式では、本当に通信したいと思って送信したARP要求も代理で応答するため、図10で示したような不一致が発生するとアプリケーションが想定外の動きをする危険性があり、システムを不安定にする原因となる。
図11では、上述した本発明による処理を採用しなかった場合、Auto−IPアドレスの重複設定が起きる一例を示している。図9に示す手順と同様に、無線端末#2が無線端末#1と同じAuto−IPアドレスとして「169.254.1.1」を選択すると、「192.254.1.1」に対するARP要求をアクセスポイント(AP)に向かって送信する。
本発明による処理を採用しない一般的なアクセスポイント(AP)では、代理応答しないため、ARP要求をそのまま折り返して全ての無線端末に対してブロードキャストパケットとして送信する。ブロードキャストパケットは、通常のパケットとは異なり、ACK(送達確認)を取らないため。例えばBluetooth(登録商標)や電子レンジによる妨害、無線環境の劣化によるノイズ等で受信できない端末も存在する。
仮に、無線端末#1が「169.254.1.1」に対するARP要求を受信できなかった場合、無線端末#1は、ARP応答を返すことができず、無線端末#2は、一定時間後に「169.254.1.1」の利用を確定してしまう。このようにして、不安定な無線環境でAuto−IPを利用すると重複設定の危険性があるが、本発明による処理によってその重複設定の危険性を回避することが可能となる。
1 無線LANアクセスポイント装置
2a〜2n 無線LAN端末(#1〜#N)
3a〜3m 端末(#1〜#M)
11 Auto−IP重複確認用ARP要求判別部
12 無線受信部
13 タイマ制御部
14 アドレス学習制御部
15 アドレス記憶部
16 代理応答制御部
17 ブリッジ部
18 有線送受信部
19 代理ARP応答生成部
20 無線送信部
21 無線LANアクセスポイント機能
30 アクセスポイント(AP)側
31,41 CPU
32,42 ROM
33,43 無線送受信部
34,44 RAM
35,45 表示部
36,46 キー入力部
37 有線送受信部
40 端末側
100 有線LAN

Claims (2)

  1. 無線LAN(Local Area Network)端末からのARP(Address Resolution Protocol)要求が、Auto−IP(IP Auto Configuration)でランダムなIPアドレスを選んだ場合に重複確認をするための重複設定確認用ARP要求であった場合に、代理応答する無線LANアクセスポイントを含む通信システムであって、
    前記無線LANアクセスポイントは、
    前記無線LAN端末から受信したパケットの中から前記重複設定確認用ARP要求のパケットを抽出するAuto−IP重複設定確認用ARP要求判別手段と、
    ARP要求パケットに対して代理応答する際に管理するMACアドレスとIPアドレスとの対応を記憶するアドレス記憶手段と、
    代理応答を生成する代理ARP応答生成手段と、
    受信データをブリッジするブリッジ手段と、
    前記重複設定確認用ARP要求のパケットに対して前記アドレス記憶手段に代理応答できるアドレスが存在するかを確認し、前記アドレス記憶手段にアドレスが存在する場合には全て、前記ブリッジ手段の動作を止めると共に、前記代理ARP応答生成手段で生成した代理ARP応答を送信する代理応答制御手段とを有し、
    前記代理応答制御手段は、
    前記アドレス記憶手段に当該アドレスが存在しない場合には、通常のアクセスポイントと同様に前記ブリッジ手段により前記受信データをブリッジすることを特徴とする通信システム。
  2. 無線LAN(Local Area Network)端末からのARP(Address Resolution Protocol)要求が、Auto−IP(IP Auto Configuration)でランダムなIPアドレスを選んだ場合に重複確認をするための重複設定確認用ARP要求であった場合に、代理応答する無線LANアクセスポイントを含む通信システムにおける代理ARP応答方法であって、
    前記無線LANアクセスポイントにおいて、
    前記無線LAN端末から受信したパケットの中から前記重複設定確認用ARP要求のパケットを抽出するAuto−IP重複設定確認用ARP要求判別ステップと、
    前記重複設定確認用ARP要求のパケットに対して、MACアドレスとIPアドレスとの対応を記憶するアドレス記憶手段に、代理応答できるアドレスが存在するかを確認し、前記アドレス記憶手段にアドレスが存在する場合には全て、自アクセスポイントのブリッジ機能の動作を止めると共に、代理ARP応答を生成して送信する代理応答制御ステップとを有し、
    前記代理応答制御ステップは、
    前記アドレス記憶手段に当該アドレスが存在しない場合には、通常のアクセスポイントと同様に前記ブリッジ機能により受信データをブリッジすることを特徴とする代理ARP応答方法。
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