JP5417877B2 - キーボード、キーボード入力方法およびキーボード入力プログラム - Google Patents

キーボード、キーボード入力方法およびキーボード入力プログラム Download PDF

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Description

本発明は、キースイッチを配置した通常のキーボードと同等の操作でキースイッチを用いることなくキーの入力を行うキーボード、キーボード入力方法およびキーボード入力プログラムに関する。
キーボードは、コンピュータ等の情報処理装置に接続して文字や記号を入力する道具として使用されている。このようなキーボードの多くは、多数のキースイッチをボード上に固定的に配置した構成となっており、これらのキースイッチの選択的な押下によって、押下されたキースイッチに対応したコード情報を出力するようになっている。
キーボードから入力する情報は、日本語の文字である場合もあれば、英数字である場合もある。また、特殊な言語や図形のコンポーネントを入力しなければならない場合もある。このため、1つのキーボードで各種の情報を入力できるようにすると、キースイッチの数が膨大となるか、各キートップに複数の文字や記号を割り当てて、これらを選択しなければならない。後者の場合には、キートップに表示された複数の文字や記号のうちから所望のものを選択する操作が必要であり、操作が煩雑になるばかりでなく、1つのキートップに複数の文字や記号が表示されるので、打鍵対象となるキートップを探しにくいという問題もある。
そこで、本発明の関連技術として仮想キーボードが提案されている(たとえば特許文献1参照)。この関連技術では、平板にプロジェクタ(投影装置)で各種のキートップが配置されたキーマップを投影し、三次元センサを用いてユーザの指の動作を解析する。そして、キーの入力操作を行ったと判別した指に対応するキートップのキー情報が入力の対象として選択される。この関連技術によれば、ユーザが各種のキーマップの内から所望のものを選択してプロジェクタで投影することで、入力する文字や記号のカテゴリを容易に選択することができる。
特表2004−500657号公報(第0027段落、第0038段落、図1A)
しかしながら、この関連技術の仮想キーボードでは、キーマップがユーザの手の上方からプロジェクタで投影される構成となっている。このため、ユーザが指でキーの選択を行おうとすると、指の影でキートップに表示されるべき文字や記号が見えなくなるという問題があった。また、プロジェクタはキーマップの投影面の傍に配置すると十分精度のよい画像を表示することができない。そこで、プロジェクタと投影面の間にある程度の間隔が必要となり、仮想キーボードを構成する装置全体が大型化するという問題があった。また、このような構成の装置では、ユーザの目前でプロジェクタから投影のための光線が出力されるので、それが目に直接あるいは間接的に入射することになり、目が疲れやすくなるという問題もあった。
そこで本発明の目的は、投影装置を使用せずに各種のキー配置を実現してキーの入力操作を行うことのできるキーボード、キーボード入力方法およびキーボード入力プログラムを提供することにある。
本発明では、(イ)光線を透過する平板としての透過板と、(ロ)この透過板を透過する画像を撮影する撮影手段と、(ハ)この撮影手段の撮影した画像中に前記した透過板の表面に所定の距離未満で近接した予め定めた大きさおよび形状のマークが存在するときそのマークの中心位置の座標を解析する画像解析手段と、(ニ)前記した透過板の表面に現われるそれぞれのキーの図形とこれらの図形に対応するキー入力情報を登録した図形・キー入力情報登録テーブルと、(ホ)前記した画像解析手段が前記したマークの座標を解析するたびにこの座標を前記した図形・キー入力情報登録テーブルで検索して入力されたキー情報を判別するキー情報判別手段とをキーボードが具備する。
また、本発明では、(イ)各種のキーの図形が平面上に現われた、光線を透過する透過板の下から、この透過板の方向に下向きに移動する物体表面に表われた特定マークの読取画像上でのサイズの変化を読み取るサイズ変化読み取りステップと、(ロ)このサイズ変化読み取りステップで読み取ったサイズの変化から、前記した特定マークが前記した透過板に所定の距離未満まで近付いたことにより前記した読取画像上で予め定めたサイズ以上になったとき、前記した特定マークの中心位置を算出する中心位置算出ステップと、(ハ)この中心位置算出ステップで算出した中心位置に対応する前記した透過板に表われたキートップのキー情報をキー入力操作によって得られた情報として判別するキー情報入力ステップとをキーボード入力方法が具備する。
更に本発明では、コンピュータに、キーボード入力プログラムとして、(イ)各種のキーの図形が平面上に現われた、光線を透過する透過板の下から、この透過板の方向に下向きに移動する物体表面に表われた特定マークの読取画像上でのサイズの変化を読み取るサイズ変化読み取り処理と、(ロ)このサイズ変化読み取り処理で読み取ったサイズの変化から、前記した特定マークが前記した透過板に所定の距離未満まで近付いたことにより前記した読取画像上で予め定めたサイズ以上になったとき、前記した特定マークの中心位置を算出する中心位置算出処理と、(ハ)この中心位置算出処理で算出した中心位置に対応する前記した透過板に表われたキートップのキー情報をキー入力操作によって得られた情報として判別するキー情報入力処理とを実行させる。
以上説明したように本発明によれば、透過板に現われたキーの図形を用いてキー入力操作を行うので、透過板に現われるキーの図形を各種取り替えることで、1台のキーボードで各種のキー入力操作が可能になる。また、透過板を使用するので、画像を拡大する投影装置が不要であり、入力デバイスの小型化を実現することができる。更に、通常のキーボードと異なり打鍵面が平面であり、飲料水をこぼしたような場合や、ゴミが付着したような場合に清掃が簡単である。
本発明のキーボードのクレーム対応図である。 本発明のキーボード入力方法のクレーム対応図である。 本発明のキーボード入力プログラムのクレーム対応図である。 本発明の実施の形態によるキーボード本体を表わした斜視図である。 キーボード本体のA−A方向断面図である。 本実施の形態の透過フィルムの一例を示した平面図である。 本実施の形態のキーボードでユーザがキー入力を行っている様子を表わした説明図である。 本実施の形態で入力操作を行う際のユーザの手の両面を表わした平面図である。 本実施の形態の透過フィルム上での画像の読取領域を示した説明図である 本実施の形態のキーボードの回路構成を表わしたブロック図である。 ユーザがその指の1本に指サックを挿着してキー入力操作を行っている状態を表わした説明図である。 本実施の形態の指サックと透過板の上面までの距離を表わした説明図である。 本実施の形態の指サックの円形で示す位置が(2)式を満たすための測定方法を示した説明図である。 本実施の形態におけるキー入力処理の様子を表わした流れ図である。 本実施の形態のキーボード本体に装着することのできる透過フィルムの他の例を示した平面図である。 本実施の形態のキーボード本体に装着することのできる透過フィルムの更に他の例を示した平面図である。 本発明の第1の変形例におけるキーボード本体のA−A方向断面図である。 本発明の第2の変形例におけるキーボード本体のA−A方向断面図である。 第2の変形例におけるキー入力処理の様子を表わした流れ図である。
図1は、本発明のキーボードのクレーム対応図を示したものである。本発明のキーボード10は、光線を透過する平板としての透過板11と、この透過板11を透過する画像を撮影する撮影手段12と、この撮影手段12の撮影した画像中に透過板11の表面に所定の距離未満で近接した予め定めた大きさおよび形状のマークが存在するときそのマークの中心位置の座標を解析する画像解析手段13と、透過板11の表面に現われるそれぞれのキーの図形とこれらの図形に対応するキー入力情報を登録した図形・キー入力情報登録テーブル14と、画像解析手段13が前記したマークの座標を解析するたびにこの座標を図形・キー入力情報登録テーブル14で検索して入力されたキー情報を判別するキー情報判別手段15とを備えている。
図2は、本発明のキーボード入力方法のクレーム対応図を示したものである。本発明のキーボード入力方法20は、各種のキーの図形が平面上に現われた、光線を透過する透過板の下から、この透過板の方向に下向きに移動する物体表面に表われた特定マークの読取画像上でのサイズの変化を読み取るサイズ変化読み取りステップ21と、このサイズ変化読み取りステップで読み取ったサイズの変化から、前記した特定マークが前記した透過板に所定の距離未満まで近付いたことにより前記した読取画像上で予め定めたサイズ以上になったとき、前記した特定マークの中心位置を算出する中心位置算出ステップ22と、この中心位置算出ステップ22で算出した中心位置に対応する前記した透過板に表われたキートップのキー情報をキー入力操作によって得られた情報として判別するキー情報入力ステップ23とを備えている。
図3は、本発明のキーボード入力プログラムのクレーム対応図を示したものである。本発明のキーボード入力プログラム30は、コンピュータに、各種のキーの図形が平面上に現われた、光線を透過する透過板の下から、この透過板の方向に下向きに移動する物体表面に表われた特定マークの読取画像上でのサイズの変化を読み取るサイズ変化読み取り処理31と、このサイズ変化読み取り処理31で読み取ったサイズの変化から、前記した特定マークが前記した透過板に所定の距離未満まで近付いたことにより前記した読取画像上で予め定めたサイズ以上になったとき、前記した特定マークの中心位置を算出する中心位置算出処理32と、この中心位置算出処理32で算出した中心位置に対応する前記した透過板に表われたキートップのキー情報をキー入力操作によって得られた情報として判別するキー情報入力処理33とを実行させることを特徴としている。
<発明の実施の形態>
次に本発明の実施の形態を説明する。
図4は、本発明の実施の形態によるキーボード本体を表わしたものである。このキーボード本体100は、手前(ユーザ側)に向かって傾斜した透明な樹脂からなる透過板101を上面に配置した筐体構造となっており、6面体を構成する筐体の残りの5つの面は不透明な樹脂で形成されている。キーボード本体100の左側面には、電源スイッチ102が配置されている。また、キーボード本体100の後方からは、図示しないコンピュータ等の情報処理装置の雌型USB(Universal Serial Bus)端子と接続する雄型USB端子103を備えたUSBケーブル104が繰り出されている。
透過板101の下方の筐体内部には3×9のマトリックス状に配置された合計27個の撮像素子10511〜10539と、内部照明用の発光ダイオード106が配置されている。電源スイッチ102をオンにすると、発光ダイオード106が点灯するようになっている。
図5は、図4のA−A方向でキーボード本体を切断した断面構造を表わしたものである。透過板101は、用紙を挟み込むフォルダと同様の二重構造となっている。この図5では図4と異なり、透過板101には透過フィルム111が挿入された状態を表わしている。
キーボード本体100の内部には、キー入力を読み取ってUSBケーブル104にキー情報を出力するための電子回路ユニット112が配置されている。電子回路ユニット112の上部中央には、図4で示したマトリックス状の配置における第1行目の撮像素子10511〜10519が載置されている。また、電子回路ユニット112の側壁には、第2行目の撮像素子10521〜10529が載置されている。更に、キーボード本体100の内部底面には第3行目の撮像素子10531〜10539が載置されている。これら各撮像素子10511〜10539は、透過板101との距離がそれぞれ同一に設定されている。発光ダイオード106はキーボード本体100の内部底面に1個だけ配置されているが、配置箇所および個数は適宜変更可能である。
透過フィルム111は、フォルダ構造の透過板101に簡単に装着することができる。また、透過フィルム111は、その先端に突出しているフィルムつまみ121を持って、透過板101から簡単に取り出すことができる。
図6は、透過フィルムの一例を示したものである。透過フィルム111は、長方形の透明なシートからなり、上部に台形のフィルムつまみ121を突出させた形状となっている。透過フィルム111は、入力するキー情報の種類に応じて各種のものが用意されている。フィルムつまみ121にはその種類をユーザに識別させるためのキー情報種類名122が印刷されている。この例では、日本語入力であることを示す「日本語」というモジュールと、JIS(Japanese Industrial Standards)X 6002−1980キーボードの配列に沿ったキー情報種類名を簡易的に示した「J−1」という略語が記されている。また、フィルムつまみ121の種類をキーボード本体100の電子回路ユニット112が光学的に認識するための識別コード123が、透過フィルム111の右隅の位置に印刷されている。
この例で、透過フィルム111は、JIS X 6002−1980キーボードの配置となっている。このため、それぞれのキーの位置に「ぬ」、「ふ」、「あ」等の日本語の入力文字124がキーの境界線と共に、青色等の所定の原色で印刷されている。
図7は、キーボード本体に透過フィルムをセットした状態で、ユーザがキー入力を行っている様子を表わしたものである。キーボード本体100の電源を投入すると、図5に示した発光ダイオード106が点灯する。これにより、キーボード本体100の透過板101にセットされている透過フィルム111に印刷されている各種のキートップ131が裏面から照明されて、これらの文字がユーザ側で判読される状態となる。この状態でユーザは透過板101の上方に手132を配置し、その指133でキートップ131を指定することで、指定した内容のキー情報の入力を行うことができる。
図8は、入力操作を行う際のユーザの手の両面を表わしたものである。ユーザは、手132の入力操作に使用する指先に指サック141を挿着するようになっている。指サック141は黄色で、図7における透過板101と対向する面には、予め定められたサイズの円形142内に入力判断模様143が赤色で印刷されている。このように画像認識の対象となる色に原色を使用することで、画像の判別や模様の解析が容易になる。
図9は、キーボード本体内の27個の撮像素子による透過フィルム上での画像の読取領域を示したものである。透過フィルム111の矩形サイズよりもわずかに小さな矩形領域は、3行9列の合計27個の撮像素子10511〜10539によって27個のほぼ正方形の互いに同一面積の画像領域15111〜15139に分割されている。これらの撮像素子10511〜10539のそれぞれの撮影できる個別撮影領域15211〜15239は、ほぼ正方形で、画像領域15111〜15139のサイズよりも若干大きなサイズとなっている。
このため、27個の撮像素子10511〜10539をある程度の精度でマトリックス状に配置することで、透過フィルム111における各キーおよび図6に示した識別コード123の画像の読み取りが可能になる。もちろん、キーボード本体100の透過板101の高さをより高くして、透過板101と撮像素子10511〜10539までの距離を長くとることでこれら撮像素子10511〜10539の前面に配置された図示しない光学レンズの画角を多少狭めたり、撮像素子105の総数を減少させることができる。また、魚眼レンズのように十分広角な光学レンズを採用すると共に、解像度を十分高めることで、撮像素子105を1個あるいは数個にまで減少することができる。
ただし、撮像素子10511〜10539の価格は安価になっている。また、複数個の個別画像を基にして1枚の画像用に補正する画像ソフトウェアが各種製品化されている。したがって、これらの撮像素子10511〜10539を、これらに内蔵された樹脂性の光学レンズと共にキーボード本体100内に取り付けた後、透過フィルム111の代わりに図示しないテストチャートをセットして撮影を行えば、キーボード本体100そのものを光学的に高精度に調整する必要なく、また、キーボード本体100の高さを通常の高さに抑えた状態で透過フィルム111を透過する画像を十分な精度で読み取ることが可能である。
図10は、キーボードの回路構成を表わしたものである。キーボード本体100は、CPU(Central Processing Unit)161と、このCPU161が実行するプログラムをその一部に格納したメモリ162を備えた主制御部163を備えている。主制御部163は、データバス等のバス164を介してキーボード本体100内の各部と接続されている。
このうち撮像制御回路165は各撮像素子10511〜10539の駆動制御と、これらの撮像素子10511〜10539から所定の周期で得られた画像データをメモリ162内の図示しない作業領域に送出するようになっている。画像統合部166は、図9で説明したように撮像素子10511〜10539から同一タイミングで得られた27枚分の画像データの重複部分や歪みを補正して1枚の画像データに統合する。円判別部167は画像統合部166で作成された1枚の画像データのそれぞれから、図8で示した円形142の画像を識別し、そのサイズが予め定めた特定の範囲内となった時点で、その円142の透過フィルム111上の中心位置を判別する。模様判別部168は、円判別部167が中心位置を判別する対象となった円142内に描かれている模様が予め定められた最大10種類の模様のいずれであるかを判別する。円142内の模様を判別する代わりに、円142内の色を変えることで種類を判別するようにしてもよい。
発光ダイオード駆動部169は、図5に示した照明用の発光ダイオード106の点灯および照度を制御する。識別コード判読部171は、図6に示した識別コード123を判読して透過フィルム111の種類を判別する。識別コード・キー情報変換テーブル172は、識別コード判読部171が判読する透過フィルム111の種類ごとに、透過フィルム111上の各位置とキー情報を対応付けたテーブルである。キー情報変換部173は、この識別コード・キー情報変換テーブル172を用いて、円判別部167が判別した円142のサイズが特定の範囲内となった時点におけるキー情報を出力する。USBインタフェース部174は雄型USB端子103を備えたUSBケーブル104と接続され、キーボード本体100内の電源の供給を電源スイッチ102によって制御する。また、円142の動きを基にしてチャタリングを除去した状態で、キー情報変換部173が変換したキー情報をUSBケーブル104に送出するようになっている。
図11は、説明を簡単にするためにユーザがその指の1本に指サックを挿着してキー入力操作を行っている状態を表わしたものである。また、図12は指サックと透過板の上面までの距離を表わしたものである。これらの図を用いて、キーの入力操作の様子を説明する。ここでは透過フィルム111を用いて英文字「K」を入力するものとする。
透過フィルム111の横方向(長手方向)をX軸方向とし、フィルム面でこれと直交する方向をY軸方向とする。英文字「K」を印刷したキートップ131Kは、X軸方向の座標範囲をXKとし、Y軸方向の座標範囲をYKとすると、次の(1)式で示す領域範囲となる。
K0≦XK<XK1
K0≦YK<YK1 ……(1)
したがって、円142の中心点の位置が(1)式で示すX,Y座標の範囲内に存在すれば、英文字「K」を指定していると判別することになる。ここで、判別のタイミングが問題になる。通常のキーボードでは、図示しないキーをユーザが指で押下して電気的にスイッチングを行う。本実施の形態では透過フィルム111が、図5に示す透過板101に保持された構造となっている。したがって、個々のキースイッチの印刷面をユーザが押下するものではない。
そこで本実施の形態では、図12に示すように、指サック141における円形142の中央位置と透過板101の距離ZKが次の(2)式を満たす範囲内となり、かつ(2)式を満たす時間TKが(3)式を満たすときに、キーが押下されたものと擬制する。
0≦ZK<ZK1 ……(2)
1≦TK ……(3)
すなわち、指サック141における円形142で示す部位が透過板101に接触しているか、円形142で示す部位が透過板101に距離ZK1よりも短い距離まで接近し、この(2)式を満足する距離範囲が所定の正の時間T1よりも長く存在することが必要とされる。(3)式は、指サック141を装着した指が(2)式を満足する境界位置で振動するような動きをすることにより、極めて短時間に英文字「K」が複数回押されたような現象(チャタリング)を防止するための条件設定である。
図13は、指サックの円形で示す位置が(2)式を満たすための測定方法の原理を示したものである。図8で説明した通り、指サック141の円形142のサイズは、すべて等しくなっている。また、図5で説明したように合計27個の撮像素子10511〜10539と透過板101までの距離はすべて等しい。そこで、図10の画像統合部166で統合した1枚の画像における円形142の直径の最大値DMAXは、指サック141が透過板101にぴったりと接触した最近点191の場合となる。
円形142の直径Dは、指サック141が透過板101から離れるに従って、小さくなり、最遠点192では理論上で零となる。すなわち、図5におけるフィルムつまみ121の装着された透過板101の厚さを便宜的に零とすると、最近点191で距離ZKが零(0)となる。そこで、予め定めた閾値としての距離ZK1に指サック141の円形142が位置するときのその直径を直径DK1とする。すると、画像統合部166で統合した1枚の画像における円形142の直径が直径DK1よりも大きいとき、その指サック141の装着された指がキーを押下したことになる。
もちろん、以上の原理が動作する前提は、指サック141の円形142が、画像統合部166で統合した1枚の画像で真円となっている場合である。そうでない場合には、円形142は楕円として認識され、その直径Dが測定した円の長径と短径の間で変動する。そこで、図10に示した円判別部167は円形142における長径を求め、その直径Dが直径DK1を超える長さとなったとき、(2)式を満足するものとしている。
図10に示した模様判別部168は、(2)式を満足するようになった比較的大きな円形142に現われる模様を用いて、それがどの指に装着した指サック141であるかを判別する。もちろん、図11に示したように1本指でキーの入力操作を行う場合には、模様判別部168による模様の判別を省略することができる。
図14は、キー入力処理の様子を表わしたものである。図6、図7、図10および図11と共に説明する。
雄型USB端子103が図示しない情報処理装置の雌型USB端子に接続されて電源スイッチ102が投入されると、主制御部163は識別コード判読部171を用いて、画像統合部166から得られた統合後の画像から識別コードを判読し(ステップS201)、透過フィルム111の種類を判別する。
これ以後、主制御部163は、円判別部167を用いて(2)式および(3)式を同時に満たす円形142の検出を待機する(ステップS202)。これらの条件を満たす円形142が検出されたら(Y)、円の中心位置の座標を算出する(ステップS203)。また、模様判別部168は円形142に現われる模様を判別する(ステップS204)。ただし、ここで説明しているようにユーザが1本指で入力操作を行っているときは、模様の判別処理を省略可能である。
以上の処理が行われたら、主制御部163は円の中心位置の座標を用いて識別コード・キー情報変換テーブル172で該当するキー情報を検索する(ステップS205)。そして、その位置に該当するキー情報が存在し、変換可能であるかをチェックする(ステップS206)。これは、(1)式で示したように英文字「K」等の所定の文字や記号に対応する位置に円形142の中心が位置しているかの判別である。円形142の中心が文字や記号の間の領域に位置している場合には、変換ができない(N)。この場合には、入力操作が無効であるので、ステップS202に処理が戻ることになる。
これに対して、たとえば英文字「K」の場合に(1)式を満たす位置に円形142の中心が位置していたとすると、英文字「K」を表わすキー情報に変換可能である(ステップS206:Y)。このような場合には、識別コード・キー情報変換テーブル172で該当するキー情報への変換が行われる(ステップS207)。主制御部163は、この場合、模様判別部168で判別された模様と、キー情報変換部173で変換されたキー情報をUSBインタフェース部174に送って、これらをUSBケーブル104に出力する(ステップS208)。
この後、主制御部163は、(2)式および(3)式を同時に満たす円形142が継続的に検出され(ステップS209:Y)、かつ識別コード判読部171が同一の識別コードを継続的に判読している間(ステップS210:Y)、同一のキーが押下されているものとして、処理を待機する。そして、(2)式および(3)式を同時に満たす円形142が検出されなくなった時点で(ステップS209:N)、次の入力文字あるいは入力記号を検出するためにステップS202の処理に戻る。また、ユーザが次に入力する文字や記号のために透過フィルム111を交換する場合があるので、識別コードの判読が不可能となった時点で(ステップS210:N)、処理をステップS201に戻すことになる(リターン)。
以上説明したキー入力処理では、複数の指によるキー入力を判別することができる。たとえば、右手の親指に模様種別Aの模様が円形142の内部に描かれた指サック141(図8参照)を挿着し、以下、人指し指から小指まで順に模様種別B〜Eの模様がそれぞれ円形142の内部に描かれた指サック141を装着したユーザがいるものとする。このユーザが右手の5本の指でそれぞれ別々にキーを選択した場合、ステップS204で模様の判別が行われるので、各指と模様を予め対応付けておくことで、どの指がどのキーを選択したかを判別することができる。また、同時に親指と小指で別々のキーを選択した場合も同様に判別し、2つのキーが押された旨のキー情報を情報処理装置側に伝達することができる。3つ以上のキーについても同様である。
図15および図16は、キーボード本体に装着することのできる透過フィルムの他の例を示したものである。このうち図15は、クイズの回答用のキーボードのような簡単な数種類の記号を入力するために用意されたキーマップの透過フィルム301を示している。また、図16は、会計処理に使用する場合のようにテンキーデータの入力に特化したキーマップの透過フィルム302を示している。
ユーザは、図5に示すキーボード本体100の透過板101に、これらの透過フィルム111、301、302のいずれかを装着し、またフィルムつまみ121を持って引き出すことで、簡単に交換することができる。図示しない他の透過フィルムを作成し、キーボード本体100に装着して使用することも可能である。
以上説明した本実施の形態のキーボードは、透過フィルム111に任意のキーマップを印刷することにより、任意のキー配置やキー形状のキー入力を実現することができる。従来からディスプレイ上に各種のキーボードを表示する仮想キーボードが存在した。しかしながら、ユーザは仮想キーボードを画面に表示して、手元のキーボードのキートップの文字や記号を仮想キーボードのキートップの文字や記号に置き換えて入力する操作が必要であった。このため、ブラインドタッチが可能なユーザでなければ、キー入力の操作の際に現実のキートップに印刷されている文字や記号に惑わされるという問題があった。本実施の形態では、キーマップに表示された文字や記号のまま入力操作ができるので、このような仮想キーボードよりも入力がしやすいだけでなく、キーの大きさや配置自体を簡単に変更可能である。
更に本実施の形態では、指サック141に付けられた模様を判別することで、どの指がどのキーを選択したかを判別することができ、これにより、指の種別を判別しない従来のキーボード入力よりも入力データの多様化を図ることができる。たとえば、親指で入力した文字は大文字で、小指で入力した文字は小文字といった入力データや、指ごとに表示する色を変えた入力データを簡単に作成することができる。
更に、本実施の形態では複数のキーを時間的に重複して操作することができるので、従来のノート型のパーソナルコンピュータに多くみられるタッチパッドと同等の入力を実装することができる。このようなタッチパッドでは、移動エリアと2つのクリックボタンを有することで、マウスの移動と左クリックと右クリックの入力を実現している。また、タッチパッドでは、移動エリアをタッチする動作により左クリックおよびドラッグアンドドロップの入力も実現している。
本実施の形態でも、指サック141に付された模様を指ごとに変えることで、これら指サック141の移動とタッチ動作の個別検出により、タッチパッドと同様の入力を再現することができる。たとえば、人差し指と中指の2種類の指サック141を用いることで、左クリックや右クリックも実現することができる。また、指の数だけクリックの種類を増やすことができる。
<発明の第1の変形例>
図17は、本発明の第1の変形例を示したものである。この第1の変形例でも図4のA−A方向と同一方向でキーボード本体を切断している。図17で図5と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。
この第1の変形例のキーボードは、キーボード本体100の前後および両側部に配置された4つの壁部に沿って上方から嵌め込む枠部401と、この枠部401の上部全面に透過板101と平行に張られた透明樹脂繊維からなるネット402からなるハンドレスト装置403を取り付けた構造となっている。このハンドレスト装置403では、ネット402に両手あるいは片手を軽く載置した状態で、キー入力操作の待機状態とすることができる。この待機状態でネット402が手の重さで多少沈む。このときの沈下した状態で、図8に示す指サック141における円形142の中央位置と透過板101の距離ZKは、(2)式を満たさないように、次の(4)式で示す状態を保っている。
K≧ZK1 ……(4)
この状態で、ユーザはキー入力したい指を透過板101の目的とするキーの方向に押し下げる。すると、その指に装着した指サック141における円形142の中央位置と透過板101の距離ZKが(2)式で示す条件を満たすことになる。
この第1の変形例によれば、ユーザの入力操作に関係しない指は、ネット402によって透過板101の方向への移動が規制される。したがって、ユーザは複数の指を使用して効率的なキー入力を行うことができる。
<発明の第2の変形例>
図18は、本発明の第2の変形例におけるキーボード本体の断面構造を表わしたものである。この第2の変形例でも図4のA−A方向と同一方向でキーボード本体を切断している。図18で図5と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を省略する。
この第2の変形例のキーボード本体500は、筐体の壁を構成する樹脂の厚さを若干薄くしたキーボード本体部100Aの外部に、スプリングあるいはスポンジ材等の弾性体501によってこのキーボード本体100Aを上下動自在とした外枠部502を取り付けた構造となっている。図示しない電源スイッチ102は(図4参照)、この外枠部502の側壁に固定されている。この電源スイッチ102に接続された図示しない電源供給線およびUSBケーブル104は、キーボード本体部100Aの対向する側壁部分に開けられた図示しない長穴を通して電子回路ユニット112の内部に接続されている。
このような構造のキーボード本体500は、キーボード本体部100Aが外枠部502に対して上下動自在となっているので、透過板101の全体を圧力によって押下することができる。これにより、ユーザは通常のキーボードのキートップを押し下げるのと近似した触感を得ることができる。
図19は、この第2の変形例におけるキー入力処理の様子を表わしたものである。この図19で図14と同一部分には同一のステップ番号を付しており、これらの説明を適宜省略する。図6、図7、図10、図11および図18と共に説明する。
雄型USB端子103(図4参照)が図示しない情報処理装置の雌型USB端子に接続されて電源スイッチ102(図4参照)が投入されると、主制御部163は識別コード判読部171を用いて、画像統合部166から得られた統合後の画像から識別コードを判読し(ステップS201)、透過フィルム111の種類を判別する。
これ以後、主制御部163は、円判別部167を用いて(2)式を満たす円形142の検出を待機する(ステップS601)。そして、この円形142が透過板101の方向に移動する加速度αを図示しない加速度測定部で測定する(ステップS602)。具体的には、ステップS601で検出された円形142の直径D(図13参照)が大きくなる状態を測定する。そして、この加速度αが所定の正の閾値αK1よりも大きくないときには(ステップS603:N)、該当する指サック141の装着された指はキーを押下していないものとして、ステップS601の処理に戻って円判別部167による該当する円形142の検出の待機状態となる。
これに対して、ステップS603で加速度αが所定の閾値αK1よりも大きいと判別された場合には(Y)、ユーザによるキー入力操作が行われたものとして、ステップS203以降の処理を行う。ただし、キートップ以外の場所が間違って押された場合には(ステップS206:N)、ステップS601の処理に戻る。ステップS208の後のステップS604で(2)式を満たす円形を検出しなかった場合も(N)、同様である。なお、ステップS604で(2)式を満たす円形を検出した場合には(Y)、ステップS210の判断に進むことになる。
すなわち、第2の変形例におけるキー入力では、ユーザが入力の対象となる指以外の指の多くを透過板101上に静止させていることを前提としている。このとき、静止状態にある指の指サック141上の円形142は、透過板101との距離ZKで(2)式を満たすことになる。しかしながら、これらの円形142はステップS602で加速度を測定すると、ほぼ静止状態なので所定の正の閾値αK1を超えることはない。したがって、これらの指はキー入力操作を行っているものとは判別されない。
キー入力操作を行う指に着目する。この指が透過板101上で、あるいは透過板101のすぐ上で待機状態となっているとすると、この時点ではステップS601で(2)式に示す条件を満たしていないか、満たしていてもステップS603で説明した加速度が正の閾値αK1を超えておらず、この時点でキー入力操作を行っているものとは判別されない。この指は、キー入力操作を行う際に、まず透過板101からある程度遠ざかり、次に透過板101の該当するキートップの位置をたたく。このときの指の加速度が正の閾値αK1を超えるように閾値αK1を設定しておくことで、キー入力操作の対象となる円形142を絞り込むことができる。
以上説明した第2の変形例によれば、キーボードを押下する感触を得ることができ、また透過板101をたたいても、これが弾性体501で支持されているので、指に与える衝撃を吸収することができるという効果がある。
また、以上説明した実施の形態および各変形例では、USBケーブル104で情報処理装置と接続したが、キーボード本体100、500に電源と無線装置を内蔵し、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置に無線でキー情報を送出するようにしてもよい。
更に実施の形態および各変形例では、指サック141を使用してキー入力操作を行ったが、これに限定されるものではない。たとえば、同様の機能を果たす手袋を手に装着してもよいし、個々の指に油性ペン等の筆記具でマーキングしたり、円形等の図形や模様を印刷したシールを絆創膏のように指に接着してもよい。
また、本発明のキーボードは多数のキートップが配置された通常のキーボードに限定されるものではない。たとえば、図15で示したような簡単なキー入力装置やアンケートの選択肢としての各種の写真等の項目を選択する項目選択装置も、本発明のキーボードとしての範囲に含まれることはもちろんである。
10 キーボード
11、101 透過板
12 撮影手段
13 画像解析手段
14 図形・キー入力情報登録テーブル
15 キー情報判別手段
20 キーボード入力方法
21 サイズ変化読み取りステップ
22 中心位置算出ステップ
23 キー情報入力ステップ
30 キーボード入力プログラム
31 サイズ変化読み取り処理
32 中心位置算出処理
33 キー情報入力処理
100、500 キーボード本体
100A キーボード本体部
105 撮像素子
106 発光ダイオード
111 透過フィルム
121 フィルムつまみ
131 キートップ
141 指サック
142 円形
143 入力判断模様
161 CPU
162 メモリ
163 主制御部
166 画像統合部
167 円判別部
168 模様判別部
171 識別コード判読部
172 識別コード・キー情報変換テーブル
173 キー情報変換部
402 ネット
501 弾性体

Claims (9)

  1. 光線を透過する平板としての透過板と、
    この透過板を透過する画像を撮影する撮影手段と、
    この撮影手段の撮影した画像中に前記透過板の表面に所定の距離未満で近接したユーザの指ごとに、予め定めた大きさおよび模様のマークが存在するとき、キー入力と判別し、そのマークの中心位置の座標と指ごとに対応付けた前記マークの模様を解析する画像解析手段と、
    前記透過板の表面に現われるそれぞれのキーの図形とこれらの図形に対応するキー入力情報を登録した図形・キー入力情報登録テーブルと、
    前記画像解析手段が前記マークの座標と前記マークの模様を解析するたびにこの座標と前記マークの模様を前記図形・キー入力情報登録テーブルで検索して入力されたキー情報を判別するキー情報判別手段
    とを具備することを特徴とするキーボード。
  2. 前記透過板は、任意のキートップを所定数表わした光線透過フィルムを挟持する透明なフォルダで構成されていることを特徴とする請求項1記載のキーボード。
  3. 前記透過フィルムには光線透過フィルムの種類を示す識別情報が印字されており、前記画像解析手段はこの識別情報の解析も行う手段であることを特徴とする請求項2記載のキーボード入力システム。
  4. 前記図形・キー入力情報登録テーブルは、前記画像解析手段の前記識別情報の解析結果に対応して用意されていることを特徴とする請求項3記載のキーボード。
  5. 前記キー情報判別手段が同時に判別した複数のキー情報の組み合わせから所定の入力操作を判別する入力操作判別手段を備えており、
    前記画像解析手段は模様あるいは形状の解析によって複数種類のマークを判別可能な構成となっていることを特徴とする請求項1記載のキーボード。
  6. 前記透過板の上方にはこの透過板と平行に所定の間隔を置いて光を透過する素材からなるネットが張り渡されていることを特徴とする請求項1記載のキーボード。
  7. 前記透過板は、前記撮像手段と共に弾性体によって上下動自在に支持されていることを特徴とする請求項1記載のキーボード。
  8. 各種のキーの図形が平面上に現われた、光線を透過する透過板の下から、この透過板の方向に下向きに移動する物体表面に表われたユーザの指ごとに対応付けた模様の特定マークの読取画像上でのサイズの変化を読み取るサイズ変化読み取りステップと、
    このサイズ変化読み取りステップで読み取ったサイズの変化から、前記特定マークが前記透過板に所定の距離未満まで近付いたことにより前記読取画像上で予め定めたサイズ以上になったとき、キー入力と判別し、前記特定マークの中心位置と指ごとの前記特定マークの模様を解析する中心位置算出ステップと、
    この中心位置算出ステップで解析した中心位置と指ごとの前記特定マークの模様に対応する前記透過板に表われたキートップのキー情報をキー入力操作によって得られた情報として判別するキー情報入力ステップ
    とを具備することを特徴とするキーボード入力方法。
  9. コンピュータに、
    各種のキーの図形が平面上に現われた、光線を透過する透過板の下から、この透過板の方向に下向きに移動する物体表面に表われたユーザの指ごとに対応付けた模様の特定マークの読取画像上でのサイズの変化を読み取るサイズ変化読み取り処理と、
    このサイズ変化読み取り処理で読み取ったサイズの変化から、前記特定マークが前記透過板に所定の距離未満まで近付いたことにより前記読取画像上で予め定めたサイズ以上になったとき、キー入力と判別し、前記特定マークの中心位置と指ごとの前記特定マークの模様を解析する中心位置算出処理と、
    この中心位置算出処理で解析した中心位置と指ごとの模様に対応する前記透過板に表われたキートップのキー情報をキー入力操作によって得られた情報として判別するキー情報入力処理
    とを実行させることを特徴とするキーボード入力プログラム。

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