JP5416250B2 - ハンドオーバを行うための方法、ターゲット基地局、ソース基地局及び装置 - Google Patents

ハンドオーバを行うための方法、ターゲット基地局、ソース基地局及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5416250B2
JP5416250B2 JP2012133058A JP2012133058A JP5416250B2 JP 5416250 B2 JP5416250 B2 JP 5416250B2 JP 2012133058 A JP2012133058 A JP 2012133058A JP 2012133058 A JP2012133058 A JP 2012133058A JP 5416250 B2 JP5416250 B2 JP 5416250B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
time
target base
action time
delay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012133058A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012199998A (ja
JP2012199998A5 (ja
Inventor
エス ボンツ チャンドラ
カネサリンガム プラバハラン
イー イリッジ ウィリアム
チャンドラマウリ デヴァキ
ピー レウン スティーブン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nortel Networks Ltd
Original Assignee
Nortel Networks Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nortel Networks Ltd filed Critical Nortel Networks Ltd
Publication of JP2012199998A publication Critical patent/JP2012199998A/ja
Publication of JP2012199998A5 publication Critical patent/JP2012199998A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5416250B2 publication Critical patent/JP5416250B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0055Transmission or use of information for re-establishing the radio link
    • H04W36/0072Transmission or use of information for re-establishing the radio link of resource information of target access point
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/24Reselection being triggered by specific parameters
    • H04W36/249Reselection being triggered by specific parameters according to timing information
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W56/00Synchronisation arrangements
    • H04W56/001Synchronization between nodes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0083Determination of parameters used for hand-off, e.g. generation or modification of neighbour cell lists
    • H04W36/00835Determination of neighbour cell lists
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0083Determination of parameters used for hand-off, e.g. generation or modification of neighbour cell lists
    • H04W36/00837Determination of triggering parameters for hand-off
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/08Reselecting an access point
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W56/00Synchronisation arrangements
    • H04W56/001Synchronization between nodes
    • H04W56/0015Synchronization between nodes one node acting as a reference for the others
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W92/00Interfaces specially adapted for wireless communication networks
    • H04W92/16Interfaces between hierarchically similar devices
    • H04W92/20Interfaces between hierarchically similar devices between access points

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、一般に、ソース基地局からターゲット基地局へハンドオーバする移動局に対して、ターゲット基地局の無線リソースを事前に割り当てるアクションタイム(action time)を算出することに関連する。
移動局が他の移動局と又は有線ネットワークに結合された有線接続端末と通信できるようにするため、様々な無線アクセス技術が提案され実現されている。無線アクセス技術の具体例は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)により規定されているGSM(Global System for Mobile communications)又はUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)、3GPP2により規定されているCDMA2000(Code Division Multiple Access 2000)その他の無線アクセス技術を含む。
スペクトル効率の改善、サービスの向上、低コスト化等を行うために無線アクセス技術が継続的に研究開発され、新たな標準仕様(スタンダード)が提案されている。そのような新たな標準仕様の1つは、3GPPによるロングタームエボリューション(LTE)の標準仕様であり、これはUMTS無線ネットワークを強化しようとするものである。
他のタイプの無線アクセス技術はWiMax(Worldwide Interoperability for Microwave Access)技術である。WiMaxはIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.16標準仕様に基づいている。WiMax無線アクセス技術は、無線ブロードバンドアクセスをもたらすために設計されている。
無線アクセスネットワークの場合、移動局は様々なカバレッジエリア内を移動する際、移動局はソース基地局からターゲット基地局へハンドオーバすることができる。従来のWiMax無線アクセス技術の場合、移動局は、ネットワーク初期エントリの間に、ネットワーク再エントリの間に、又はハンドオーバの間にレンジング(ranging)手順を実行し、レンジング手順では、ランダムに選択されたレンジングコードが移動局からサービング基地局又はターゲット基地局に送信され、移動局が、基地局と時間同期できるようにする。レンジングコードの受信に成功した場合、基地局は、必要なリソースを移動局に割り当てることで、移動局が、レンジングリクエストメッセージを送信し、移動局のサービス認証を確認できるようにする。一般に、複数の移動局が実行するレンジング手順はコンテンションベース(衝突許容型)で行われ、複数の移動局から送信されたレンジングコードは衝突又は競合(Collision)するおそれがある。衝突は、ハンドオーバ手順の遅延等を招く。
ソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバの最中における待ち時間を短縮するため、WiMaxでは高速レンジングハンドーバ手順が用意されている。高速レンジングハンドオーバは、ターゲット基地局が、高速レンジング情報要素を移動局に送信した場合に開始される。高速レンジング情報要素は、レンジングコードを送信する必要なしにレンジングリクエストメッセージを送信するために必要な移動局へのリソース割当を含む。高速レンジングハンドオーバ手順は、ハンドオーバ手順の最中におけるコンテンションベースのレンジングを回避し、待ち時間を短縮し、ハンドオーバ手順を改善する。高速レンジングハンドオーバをサポートするため、WiMaxはアクションタイム(Action Time)という概念を規定しており、アクションタイムは、(移動局に送信される)所定のメッセージ以来、ターゲット基地局が移動局にアップリンクリソースを割り当てることが可能な最も早い時間(フレーム数により表現される)である。アクションタイムの時点において、ターゲット基地局は、アップリンクリソースを割り当てるためのメッセージを移動局に送信することが可能であり、そのメッセージは高速レンジング情報要素を含む。高速レンジング情報要素は、コンテンションベースではないレンジングにより、移動局がレンジングリクエストメッセージを送信するための個別(又は専用)の送信機会を特定する。
従来、アクションタイムは、ターゲット基地局における負荷に基づいて、ターゲット基地局により始めに決定されている。基本的には、ターゲット基地局により指定されるアクションタイムは、ターゲット基地局における現在の負担の観点から、所定のフレーム数の後にターゲット基地局が到来する移動局を収容できることを示す。この初期のアクションタイムがソース基地局に送信される(ソース基地局は、その移動局に対して現在サービング基地局となっているものである。)。ソース基地局は、ターゲット基地局が提示した初期のアクションタイムを変更してもよく、その変更されたアクションタイム(これは、ターゲット基地局が設定した元のアクションタイム以上である)は、ソース基地局から、ターゲット基地局及び移動局双方に通知される。しかしながら、ターゲット基地局に通知される変更後のアクションタイムは、最適なハンドオーバパフォーマンスをもたらすものではなく、すなわちハンドオーバにおける待ち時間を増やしてしまう。
開示される発明の一形態による方法は、ソース基地局からターゲット基地局への移動局のハンドオーバを実行し、その方法は、ソース基地局及びターゲット基地局間のコネクションにおける遅延を、ソース基地局にて判定することを含む。ソース基地局はコネクションにおける判定された遅延を考慮してアクションタイムを算出し、そのアクションタイムは、ハンドオーバによりターゲット基地局が移動局にリソースを割り当てることができる時間を指定する。
例えば、本発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
ソース基地局からターゲット基地局への移動局のハンドオーバを実行する方法であって、
前記ソース基地局及び前記ターゲット基地局間のコネクションにおける遅延を、前記ソース基地局にて判定するステップと、
前記ソース基地局にて、コネクションにおける判定された前記遅延を考慮してアクションタイムを算出するステップと
を有し、前記アクションタイムは、ハンドオーバにより前記ターゲット基地局が前記移動局にリソースを割り当てることができる時を指定する、方法。
(項目2)
前記ハンドオーバにおいて前記ターゲット基地局がリソースを割り当てる際に使用する前記アクションタイムを、前記ターゲット基地局に送信するステップをさらに有する、請求項1記載の方法。
(項目3)
前記ターゲット基地局に送信される前記アクションタイムが、第1のアクションタイムであり、当該方法は、
前記コネクションにおける判定された遅延を考慮して、前記第1のアクションタイムとは異なる第2のアクションタイムを算出するステップと、
前記第2のアクションタイムを前記移動局に送信し、前記移動局に或る時点を通知するステップと
をさらに有し、前記或る時点において、前記移動局は、前記ハンドオーバにおけるリソースの割り当てに関するメッセージを、前記ターゲット基地局から受信するよう予定されている、項目2記載の方法。
(項目4)
前記第1のアクションタイムに前記判定された遅延を加えたものに等しい時点において、前記移動局が前記ターゲット基地局から前記メッセージを受信できるように、前記第2のアクションタイムは前記判定された遅延を考慮して算出される、項目3記載の方法。
(項目5)
前記移動局は、前記ハンドオーバを実行するために或る処理時間を要し、該処理時間から前記判定された遅延を減算したものに等しい時点において、前記ターゲット基地局が前記メッセージを前記移動局に送信できるように、前記第1のアクションタイムは前記判定された遅延を考慮して算出される、項目3記載の方法。
(項目6)
当該方法は、第1のアクションタイムを前記ターゲット基地局から受信するステップをさらに有し、算出された前記アクションタイムは、少なくとも前記第1のアクションタイム及び前記判定された遅延に基づいている、項目1記載の方法。
(項目7)
算出された前記アクションタイムは、前記移動局において前記ハンドオーバにおける処理を実行するための処理時間にさらに基づいており、前記算出されたアクションタイムは、
前記第1のアクションタイムが、前記処理時間よりも前記遅延だけ少ないもの以下であった場合、前記算出されたアクションタイムを、前記処理時間よりも前記遅延だけ少ないものに設定し、
前記第1のアクションタイムが、前記処理時間よりも前記遅延だけ少ないもの以下でなかった場合、前記算出されたアクションタイムを、前記第1のアクションタイムに設定することで算出される、項目6記載の方法。
(項目8)
算出された前記アクションタイムは、前記移動局において前記ハンドオーバにおける処理を実行するための処理時間にさらに基づいており、前記算出されたアクションタイムは、
前記第1のアクションタイムが、前記処理時間よりも前記遅延だけ少ないもの以下であった場合、前記算出されたアクションタイムを、前記処理時間よりも前記遅延だけ少ないものに設定し、
前記第1のアクションタイムよりも前記処理時間だけ少ないものが、前記処理時間よりも前記遅延だけ少ないもの以下でなかった場合、前記算出されたアクションタイムを、前記第1のアクションタイムよりも前記処理時間だけ少ないものに設定することで算出される、項目6記載の方法。
(項目9)
第1のアクションタイムを前記ターゲット基地局から受信する前記ステップが、
前記ターゲット基地局において算出され判定されたアクションタイムが、前記処理時間よりも第2の遅延だけ少ないもの以下であった場合、前記処理時間よりも、前記ターゲット基地局において決定された前記コネクションの第2遅延だけ少ないものに設定された前記第1のアクションタイムを受信するステップと、
前記判定されたアクションタイムが前記処理時間よりも前記第2の遅延だけ少ないもの以下でなかった場合、前記判定されたアクションタイムに設定された前記第1のアクションタイムを受信するステップと
を有する項目8記載の方法。
(項目10)
前記移動局がハンドオーバする可能性がある複数のターゲット基地局が利用可能であり、当該方法は、前記複数のターゲット基地局から第1のアクションタイムを受信するステップをさらに有し、算出された前記アクションタイムは、少なくとも前記第1のアクションタイム及び前記判定された遅延に基づいている、項目1記載の方法。
(項目11)
前記遅延を判定するステップが、
前記ソース基地局がハンドオーバリクエストを前記ターゲット基地局に送信したことに応じて、タイマをスタートさせるステップと、
前記ターゲット基地局から前記ハンドオーバリクエストに対するレスポンスを受信するステップであって、前記レスポンスは、前記ターゲット基地局による前記ハンドオーバリクエストの受信と前記レスポンスの送信との間の期間を示す処理時間を含む、ステップと、
前記レスポンスの受信に応じて前記タイマを停止するステップであって、前記タイマは、前記ソース基地局による前記ハンドオーバリクエストの送信と前記レスポンスの受信との間に経過した時間を示す、ステップと
を有し、前記判定された遅延は、前記経過した時間及び処理時間に基づいている、請求項1記載の方法。
(項目12)
前記遅延を判定するステップが、
前記ソース基地局が前記ターゲット基地局に送信したハンドオーバリクエストに対するレスポンスを、前記ターゲット基地局から受信するステップであって、前記レスポンスは、該レスポンスが前記ターゲット装置から送信された時点を示す第1時間を含む、ステップと、
前記ソース基地局が前記レスポンスを受信した時点である第2時間を記録するステップと
を有し、前記判定された遅延は、前記第2時間及び前記第1時間の間の差分に基づいている、項目1記載の方法。
(項目13)
移動局がソース基地局からハンドオーバする際のターゲットであるターゲット基地局であって、
前記ソース基地局と通信するためのインターフェースと、
プロセッサと
を有し、前記プロセッサは、
当該ターゲット基地局で算出した第1のアクションタイムを前記ソース基地局に送信すること、及び
前記第1のアクションタイムを修正した第2のアクションタイムを受信すること
を実行し、前記第2のアクションタイムは、前記ターゲット基地局及び前記ソース基地局間のコネクションによる伝送遅延の計算結果に基づいている、ターゲット基地局。
(項目14)
前記移動局は前記ハンドオーバを実行するために或る処理時間を要し、前記プロセッサは、
前記ソース基地局から、前記処理時間を含むハンドオーバリクエストを受信すること、
及び
前記ターゲット基地局において第2の伝送遅延を算出すること
をさらに実行し、前記第1のアクションタイムは、
前記ターゲット基地局における負荷に基づいてアクションタイムを決定し、
前記決定されたアクションタイムが、前記処理時間よりも前記第2の伝搬遅延だけ少ないもの以下であった場合、前記第1のアクションタイムを、前記処理時間よりも前記第2の伝搬遅延だけ少ないものに設定し、
前記決定されたアクションタイムが、前記処理時間よりも前記第2の伝搬遅延だけ少ないもの以下でなかった場合、前記第1のアクションタイムを、前記決定されたアクションタイムに設定することで算出される、項目13記載のターゲット基地局。
(項目15)
前記ハンドオーバリクエストが前記ソース基地局から送信された時点を示す第1時間を、前記ハンドオーバリクエストが含み、前記プロセッサは、
前記ハンドオーバリクエストが前記ターゲット基地局において受信された第2時間を記録することを実行し、
前記第2の伝送遅延は、前記前記第2時間及び前記第1時間の間の差分に基づいている、項目13記載のターゲット基地局。
(項目16)
前記プロセッサは、前記ハンドオーバリクエストに対するレスポンスを前記ソース基地局に送信することをさらに実行し、前記レスポンスは、該レスポンスが前記ターゲット基地局から送信された時点を示す時間情報を含み、前記レスポンスに含まれている該時間情報により、前記ソース基地局は、前記ソース基地局において前記伝送遅延を算出する、請求項15記載のターゲット基地局。
(項目17)
前記プロセッサは、前記第2のアクションタイムに基づく時点において、高速レンジング情報要素を前記移動局に送信することを実行し、前記高速レンジング情報要素は、コンテンションベースでないレンジングにより、前記移動局がレンジングリクエストを送信できる機会を指定する、項目13記載のターゲット基地局。
(項目18)
前記高速レンジング情報要素が、アップリンクメッセージの割り当てのためのアップリンクマップ(UL−MAP)メッセージの一部をなす、項目15記載のターゲット基地局。
(項目19)
命令を含む少なくとも1つのコンピュータ読取可能な記憶媒体を有する装置であって、
前記命令は、
メッセージを移動局に送信すること、及び
タイミング情報をターゲット基地局に送信すること
をソース基地局に実行させ、前記メッセージは、前記移動局がレンジング情報をターゲット基地局から受信するように予定されている時間及び前記移動局がレンジングリクエストを送信できるようになる時間を示す値を含み、前記タイミング情報は、絶対時間を含み、かつ前記ターゲット基地局が前記移動局に前記レンジング情報を送信すべき時間を決定するのに使用される、装置。
(項目20)
前記タイミング情報は、
(a)前記ソース基地局が前記値から計算した絶対時間、及び
(b)前記値を含むメッセージが前記移動局に送信された時間を示す値と絶対時間
の内の何れかを含む、項目19記載の装置。
(項目21)
命令を含む少なくとも1つのコンピュータ読取可能な記憶媒体を有する装置であって、前記命令は、移動局がソース基地局からハンドオーバする際のターゲット基地局に、
前記ターゲット基地局で算出した第1のアクションタイムを前記ソース基地局に送信すること、及び
前記第1のアクションタイムを修正した第2のアクションタイムを受信すること
を実行させ、前記第2のアクションタイムは、前記ターゲット基地局及びソース基地局間のコネクションにおける伝送遅延の計算結果に基づいている、装置。
(項目22)
ターゲット基地局と通信するためのインターフェースと、
プロセッサと
を有するソース基地局であって、前記プロセッサは、
当該ソース基地局から前記ターゲット基地局へハンドオーバする移動局にメッセージを送信すること、及び
タイミング情報を前記ターゲット基地局に送信すること
を実行し、前記メッセージは、前記移動局がレンジング情報をターゲット基地局から受信するように予定されている時間及び前記移動局がレンジングリクエストを送信できるようになる時間を示す値を含み、前記タイミング情報は、絶対時間を含み、かつ前記ターゲット基地局が前記移動局に前記レンジング情報を送信すべき時間を決定するのに使用される、ソース基地局。
本発明の実施例を使用することが可能な通信ネットワーク例のブロック図。 一実施例によるハンドオーバ手順を示す図。 一実施例によるハンドオーバ手順を示す図。
上記以外の他の特徴は、明細書、図面及び特許請求の範囲からさらに明らかになるであろう。
以下の説明では実施例の理解を促すために様々な具体的詳細が説明される。しかしながら、ある実施例はそのような具体的詳細によらず実現されてもよいこと、及び説明された実施例に対する様々な変形や修正がなされてもよいことは、当業者にとって明らかであろう。
図1は、複数のセル102(セルA、B及びCが示されている)を有する無線アクセスネットワーク100を含む通信ネットワークを示す。各セル102は、対応する基地局104に関連付けられており、基地局104は、対応する基地局104のカバレッジエリアの中で移動局(図1において移動局106が示されている)と通信することができる。基地局104は、基地局のカバレッジエリア内の移動局と無線周波数(RF)による通信を行うための基地局トランシーバ(BTS)を含んでもよい。また、基地局は、基地局に関連するタスクを制御する基地局コントローラ又は無線ネットワークコントローラを含んでもよい。
図1をさらに参照するに、基地局104はシステムコントローラ108に接続されている。無線アクセスネットワーク100が、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.16標準仕様により規定されているWiMax(Worldwide Interoperability for Microwave Access)アクセスネットワークであった場合、システムコントローラ108は、アクセスサービスネットワーク(ASN)ゲートウェイとすることができる。システムコントローラ108はゲートウェイノード110に接続され、ゲートウェイノードは無線アクセスネットワーク100を、例えばインターネットのような外部ネットワーク112に接続する。WiMaxの場合、ゲートウェイノード110は接続サービスネットワーク(CSN)ノードと言及される。
理解を促すため、WiMaxアクセスネットワークについて説明する。しかしながら、他の実施例において、本技法が他のタイプの無線アクセスネットワークに適用されてもよく、無線アクセスネットワークは以下のものを含むがこれらに限定されない:第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)により規定されているGSM(Global System for Mobile communications)又はUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)、3GPP2により規定されているCDMA2000(Code Division Multiple Access 2000)、UMTS技術を強化したものである3GPPによるロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク及びその他のアクセスネットワーク。
図1に示されているように、各基地局104は、基地局104のタスクを実行するために、1つ以上の中央処理装置(CPU)122により実行可能なソフトウェア120を含む。CPU122はストレージ124及び1つ以上のインターフェース126に結合され、移動局、他の基地局及びシステムコントローラ108を含む様々なエンティティ(機能要素)と通信する。
図1に示されているように、移動局106は、セルA、B及びCの重複領域に位置している。その結果、移動局106は、ソース基地局(例えば、セルAの基地局104)から、2つのターゲット基地局(例えば、セルB及びCの基地局)の内の一方へハンドオーバする候補になる。ソース基地局からターゲット基地局へのハードハンドオーバを実行する際の待ち時間を減らすため、高速レンジングハンドオーバ手順(fast-ranging handover procedure)が実行され、この手順は、(移動局がレンジングリクエストを送信するために、ターゲット基地局において必要な無線リソースを取得するために)ハンドオーバ手順の最中におけるコンテンションベースのレンジングを回避する。
高速レンジングプロシジャは、ターゲット基地局が、高速レンジング情報要素(fast-ranging information element)を、ハンドオーバする移動局に送信することで起動される。高速レンジング情報要素自体についてはIEEE802.16スタンダードに規定されている。高速レンジング情報要素は、移動局にアップリンクリソース(上りリンクのリソース)を割り当てるメッセージの一部として送信される(これにより、移動局は、移動局からターゲット基地局へのアップリンクチャネルにアクセスできるようになる。)。一実施例において、アップリンクリソースを割り当てるメッセージは、アップリンクマップ(UL−MAP)メッセージである。高速レンジング情報要素は、レンジングリクエストメッセージを送信する移動局に個別の送信機会が与えられている時間(フレーム数)を指定する。
WiMaxはアクションタイム(フレーム数により表現される)の概念を規定しており、そのアクションタイムの時点において、ターゲット基地局は、高速レンジング情報要素(UL−MAPメッセージに含まれる)を移動局に送信することを予定している。より一般的には、アクションタイムは、(移動局に送信される)所定のメッセージ以来、ターゲット基地局が移動局にアップリンクリソースを割り当てることが可能な最も早い時間(フレーム数により表現される)である。言い換えれば、アクションタイムは、移動局がターゲット基地局からアップリンクのリソース割当を期待できる時を、移動局に通知する。
従来、アクションタイムは先ずターゲット基地局により算出され、移動局に中継するためにソース基地局に通知されている(ターゲット及びソース基地局間の通信は、R8リンクを介して又はASNゲートウェイを介してバックホール(backhaul)ネットワークにおいて行われる。)。ソース基地局がターゲット基地局から受信した最初のアクションタイムは、ソース基地局により修正可能である。一実施例において、ソース基地局による修正は、移動局がハンドオーバの準備をするための移動局における処理遅延を考慮する。この遅延は、移動局が、サービング基地局からのMOB_BSHO_RSPメッセージ(後述)を処理し、ターゲット基地局との同期を確保し、ターゲット基地局からUL−MAPを受信する準備を行うのに必要な時間を含む。移動局の能力又は性能に関するこの遅延情報は、移動局をサービング基地局に最初に登録する際にサービング基地局に与えられていることに、留意を要する。一実施例において、移動局で予想される処理遅延が、初期のアクションタイムより長かった場合、ソース基地局は、そのアクションタイムを、移動局で予想される処理遅延に等しくなるように変更する。別の例として、移動局がハンドオーバすることが可能な複数のターゲット基地局が存在していた場合、ソース基地局は、可能性のある複数のターゲット基地局が算出した初期のアクションタイムの内最大のものを選択し、ターゲット基地局に返送する修正後のアクションタイムとして使用してもよい。
しかしながら、従来のように、ソース基地局が算出し、移動局及びターゲット基地局に送信する修正後のアクションタイムは、ソース基地局とターゲット基地局各々との間のバックホールコネクションに関する伝送遅延を考慮していない。図1において、バックホールコネクション114Aは、セルA及びCの基地局間に接続されており、別のバックホールコネクション114Bは、セルA及びBの基地局間に接続されている。バックホールコネクションによる通信遅延は、「バックホール伝送遅延(backhaul propagation delay)」と言及する。バックホールコネクション各々におけるバックホール伝送遅延は、必ずしも一定値ではなく、むしろ可変であり、負荷や機器のパフォーマンスの変動等に依存する。
バックホール伝送遅延が考慮されない場合、場合によっては、ターゲット基地局は、移動局に高速レンジング情報要素を送信することを不必要に遅延させ、ハンドオーバ遅延全体を遅らせてしまう。
一実施例によれば、ソース基地局からターゲット基地局へハンドオーバする移動局に及びターゲット基地局に、ソース基地局が送信するアクションタイムの精度を改善するため、ソース基地局及びターゲット基地局間のバックホールコネクションによるバックホール伝送遅延が判定(又は測定)され、ソース基地局が算出したターゲット基地局及び移動局に通知するアクションタイムは、判定されたバックホール伝送遅延を考慮に入れている。バックホール伝送遅延を考慮したアクションタイムは、ハンドオーバ手順における遅延を短縮可能にする。
バックホール伝送遅延は様々な方法の内の何れかにより測定可能であり、これについては、第2図及び第3図のハンドオーバ手順を示すメッセージフローに関連して説明される。
図2は、ソース基地局(SBS)及び可能性のある2つのターゲット基地局(TBS−1及びTBS−2)の一方を含むハンドオーバ手順を示すフローチャートである。図2に示されているハンドオーバ手順は、WiMaxメッセージを使用しており、これについてはIEEE802.16e及びWiMaxフォーラムネットワークアーキテクチャ標準仕様に規定されている。移動局は、ハンドオーバ手順を開始するために、移動局ハンドオーバリクエストを送信する(ステップ202)。図2の例の場合、移動局ハンドオーバリクエストは、IEEE802.16により規定されているようなMOB_MSHO−REQメッセージの形式をとる。移動局は、ソース基地局からターゲット基地局(図2の例におけるTBS−1及びTBS−2の内の一方)へのハンドオーバを開始するために、移動局ハンドオーバリクエストを送信する。移動局ハンドオーバリクエストに応じて、ソース基地局(SBS)は、可能性のあるターゲット基地局TBS−1及びTBS−2の各々にハンドオーバリクエストメッセージ(HO−REQ)を送信する(ステップ204、206)。HO−REQメッセージ各々を送信する際、ソース基地局SBSは、対応するタイマCiをスタートさせ、ここで、i=1ないしnである(n≧1は、可能性のある潜在的なターゲット基地局数を表す)。図2の例の場合、ステップ204においてHO−REQメッセージを送信する際、ソース基地局SBSはタイマC1をスタートさせ、ステップ206においてHO−REQメッセージを送信する際、ソース基地局SBSはタイマC2をスタートさせる。
図2において、時間パラメータTp1は、第1のターゲット基地局TBS−1がステップ204で受信したハンドオーバリクエストを処理する処理時間を表し、時間パラメータTp2は、第2のターゲット基地局TBS−2がステップ206で受信したハンドオーバリクエストを処理する処理時間を表す。
(ステップ204における)ハンドオーバリクエストの受信及び時間Tp1の経過後、第1のターゲット基地局TBS−1は、(ステップ208において)ハンドオーバ応答メッセージ(HO−RSP)(レスポンス)を返し、HO−RSPメッセージは、TA1(ターゲット基地局TBS−1が算出した初期のアクションタイム)及び処理時間Tp1という2つの時間パラメータを含んでいる。実際、Tp1は、HO−REQメッセージの受信及びHO−RSPメッセージの送信の間の期間を表す。
同様に、(ステップ206における)ハンドオーバリクエストの受信及び時間Tp2の経過後、第2のターゲット基地局TBS−2は、(ステップ210において)ハンドオーバ応答メッセージ(HO−RSP)を返し、HO−RSPメッセージは、TA2(ターゲット基地局TBS−2が算出した初期のアクションタイム)及び処理時間Tp2という時間パラメータを含んでいる。
i番目のターゲット基地局からHO−RSPメッセージを受信すると、ソース基地局は、i番目のターゲット基地局に対応するタイマを止める(Ci=ti)。tiの値は、ソース基地局がHO−REQメッセージをi番目のターゲット基地局に送信した時点と、対応するHO−REQメッセージを受信した時点との間に経過した時間を表す。図2に示されているように、タイマt1及びt2は、ターゲット基地局TBS−1及びTBS−2各々に関するタイマカウントに対応する。
処理遅延時間Tp1、Tp2と、HO−REQ及びHO−RSPメッセージ間にそれぞれ経過した時間t1及びt2とに基づいて、バックホール伝送遅延Tdiは、次のように算出できる:
Figure 0005416250

上記の数式Eq.1は、概して、経過時間全体(ソース基地局SBSにおけるHO−REQの送信及びHO−RSPの受信間の時間)とターゲット基地局各々における処理時間との差分を2で除算し、片道のバックホール伝送遅延を表現する。HO−REQはある方向にバックホールコネクションを伝搬しているが、HO−RSPはバックホールコネクションを逆方向に伝搬していることに留意を要する。数式Eq.1を用いて計算したTd1は、ソース基地局及び第1のターゲット基地局TBS−1間のバックホール伝送遅延を表し、Td2は、ソース基地局及び第2のターゲット基地局TBS−2間のバックホール伝送遅延を表す。
算出されたバックホール伝送遅延に基づいて、様々なアクションタイムがソース基地局SBSにより算出される(ステップ214)。算出されるアクションタイムは、移動局に通知されるTAM(後述)と、i=1ないしnについてのTATi(これについても後述)とを含み、nは可能性のある潜在的なターゲット基地局数を表す。図2の例の場合、算出されるアクションタイムは、TAM、TAT1及びTAT2を含む。アクションタイムTAT1及びTAT2は、第1及び第2のターゲット基地局TBS−1及びTBS−2各々に通知される。一般に、算出された時間(TAT1及びTAT2)は、ターゲット基地局各自から受信したもの(TA1及びTA2)とは異なる。
図2において、アクションタイムTAMは、(ステップ216において)ソース基地局SBSから移動局へハンドオーバ応答メッセージMOB_BSHO−RSPにより送信され、このメッセージは、移動局からソース基地局SBSへステップ202において送信されたMOB_MSHO−REQに応じるものである。MOB_BSHO−RSPメッセージは、移動局のハンドーバ用にソース基地局が選択した1つ以上の可能性のある基地局を指定する情報も含んでいることに留意を要する。MOB_BSHO−RSPメッセージは、可能性のあるターゲット基地局のリストを含んでもよく、そのリストの中で先頭のターゲット基地局候補が最も好ましいものであるように、ターゲット基地局が並べられている。可能性のあるターゲット基地局のリストは、移動局に提示され、何れか1つの潜在的なターゲット基地局を選択するようにする。
ソース基地局は、ハンドオーバ肯定応答メッセージを(ステップ220、222において)ターゲット基地局TBS−1及びTBS−2各々に送信する。一例におけるハンドオーバ肯定応答メッセージはHO−Ackメッセージであり、HO−Ackメッセージの各々は、ソース基地局が算出した各々のアクションタイムTAT1及びTAT2を含む。図2に示されているように、第1のターゲット基地局TBS−1は、アクションタイムTAT1だけ待機した後に高速レンジング情報要素を送信できるようになり、第2のターゲット基地局TBS−2は、アクションタイムTAT2だけ待機した後に高速レンジング情報要素を送信できるようになる。
ステップ214においてソース基地局が算出するアクションタイムは、以下の数式にしたがって計算される:
Figure 0005416250

ここで、関数fM(…)及びfT(…)は、次のように定義された関数である:
Figure 0005416250

数式Eq.4及び5によれば、α=TAi、β=Tdi及びγ=T46+T47である。パラメータT46は、ハンドオーバ指示準備時間(handover indication readiness time)を表し、これは、(ステップ218において)移動局からソース基地局へMOB_HO−INDメッセージを送信することで、(移動局がステップ216において受信した)MOB_BSHO−RSPメッセージに応答するために、移動局が必要とする処理時間を表す。ステップ218において送信されるMOB_HO−INDメッセージは、移動局がハンドオーバに選択したターゲット基地局を、移動局がソース基地局に通知するために使用される。MOB_HO−INDメッセージは他の情報を含んでもよい。
パラメータT47は基地局切替時間を表し、これは、移動局がMOB_HO−INDを送信した後に、(ステップ226において)ターゲット基地局からアップリンクのリソース割当のメッセージを受信できるようになるまでの最短時間を表し、アップリンクリソースを割り当てるためのメッセージは、高速レンジング情報要素を含む。図2では、T47は、MOB_HO−INDメッセージの送信とステップ226におけるメッセージの受信との間に示されている。T46及びT47はともに移動局における処理時間を表し、その処理時間は、MOB_BSHO−RSPメッセージを受信した際にハンドオーバを実行するのに必要な時間であり、MOB_BSHO−RSPメッセージは、移動局がハンドオーバに選択可能な潜在的なターゲット基地局候補を含むメッセージである。
数式Eq.4は、α≦γ−βが真ならば、TAMをγに等しく設定することを示す。しかしながら、α≦γ−βが真でなかった場合、対応するターゲット基地局について、TAMは{α+β}iの最大値に等しく設定される。実際、これが意味することは、アクションタイムTAi(ターゲット基地局TBS−iから受信される)とバックホール伝送遅延時間Tdi(ソース基地局SBS及びターゲット基地局TBS−i間のバックホール伝送遅延時間)との和が、移動局における処理時間(T46+T47)以下であった場合、移動局における処理時間(T46+T47)が、移動局に通知されるTAMとして使用されることである。一方、TAi(ターゲット基地局から与えられる)とバックホール伝送遅延時間Tdiとの和が、処理時間(T46+T47)以下でなかった場合、TAMの値は、全ての可能なターゲット基地局の内、{TAi+Tdi}の値が最大であるものに等しく設定される。後者の場合、移動局に通知されるTAMは、ターゲット基地局TBS−iが最初に算出したアクションタイムTAiに、バックホール伝送遅延時間を加えたものであり、高速レンジング情報要素の受信が予想される時を移動局にいっそう正確に通知する。
したがって、移動局において必要なハンドオーバ処理時間(T46+T47)と、ターゲット基地局が算出したアクションタイムに各自のバックホール遅延時間を加えたものの最大値との内より大きいものに、TAMが設定されることを、数式Eq.4は示す。
ターゲット基地局に通知されるTATiの値を調整するため、数式Eq.5は、α≦γ−βが真ならば、TATiをγ−Tdiに等しく設定することを示す。しかしながら、α≦γ−βが真でなかった場合、TATiは、対応するターゲット基地局について、{α}iの最大値に等しく設定される。実際、これが意味することは、最初のアクションタイムTAi(ターゲット基地局TBS−iから受信される)とバックホール伝送遅延時間Tdi(ソース基地局SBS及びターゲット基地局TBS−i間のバックホール伝送遅延時間)との和が、移動局における処理時間(T46+T47)以下であった場合、移動局における処理時間(T46+T47)よりもバックホール伝送遅延時間Tdiだけ少ないものが、ターゲット基地局TBS−iに通知されるTATiとして使用されることである。この場合、バックホール伝送遅延時間Tdiは、T46+T47から推定され、移動局がT46+T47の時点で高速レンジング情報要素を受信するように、ターゲット基地局は、T46+T47マイナスTdiの時点で高速レンジング情報要素を送信する。これにより、ターゲット基地局が高速レンジング情報要素を送信する際に無駄な遅延を追加してしまうことを回避できる。
一方、最初のTAi(ターゲット基地局から与えられる)とバックホール伝送遅延時間Tdiとの和が、処理時間(T46+T47)以下でなかった場合、TAiの値は、全ての可能なターゲット基地局の内、{TAi}の最大値に等しく設定される。
図2に示されているように、第1のターゲット基地局TBS−1は移動局によりターゲット基地局として選択されており、移動局がソース基地局にMOB_HO−INDメッセージを送信していることが示されている(ステップ218)。ソース基地局は、MOB_HO−INDメッセージの受信に応じて、(ステップ224において)ハンドオーバ確認メッセージ(HO−Cnf)を、選択されたターゲット基地局(この例の場合、TBS−1)に送信している。
HO−Cnfメッセージに応答して、ターゲット基地局TBS−1は、(ステップ226において)高速レンジング情報要素を移動局に送信する。上述したように、高速レンジング情報要素は、アップリンクアクセス規定を与えるアップリンクマップメッセージ(UL−MAP)の一部をなす。(ステップ226における)メッセージは、(ステップ220において)ターゲット基地局TBS−1がHO−Ackを受信した後、TAT1の経過後に送信される。
上述したように、高速レンジング情報要素は、移動局がレンジングリクエストを送信し、コンテンションベースではないレンジングを実行する機会を特定する(例えば、時間インターバルを指定する)。移動局からのレンジングリクエストに応じて、ターゲット基地局はレンジング応答を送信し、移動局が、移動局及びターゲット基地局間のラウンドトリップ遅延(往復遅延時間)を判定できるようにする。
アクションタイムTAM及びTATiは、何らかのイベントから測定される相対的なアクション時間であることに、留意を要する。例えば、TAMはMOB_BSHO−RSPメッセージ(ステップ216)から測定され、TAT1及びTAT2はHO−Ack(ステップ220)及びHO−Ack(ステップ222)からそれぞれ測定されている。アクションタイムTAM及びTATiは、クロック時間又はフレーム数により表現され、この場合において、「フレーム」は、無線リンクを介して制御及び/又はデータ信号を運ぶためのデータ構造を指し、所定の時間長を有する。
図3は本発明の他の実施例によるフローチャートを示す。図2の手順において、T46及びT47の値(移動局のハンドオーバ処理時間)はターゲット基地局に与えられていない点に留意を要する。しかしながら、図3に示す例の場合、T46及びT47がターゲット基地局に通知される。
移動局は、MOB_MSHO−REQメッセージをソース基地局に送信することで、ハンドオーバを開始する(ステップ302)。ソース基地局は、移動局からのハンドオーバリクエストに応じて、時点s1において、ハンドーバリクエストメッセージ(HO−REQ)を第1のターゲット基地局TBS−1に送信する(ステップ304)。HO−REQメッセージはパラメータT46及びT47だけでなく、タイムスタンプs1をも含む。
同様に、時点s2において、ソース基地局は、HO−REQメッセージを第2のターゲット基地局TBS−2に送信し(ステップ306)、この場合におけるHO−REQメッセージはT46及びT47だけでなくタイムスタンプs2をも含む。
第1のターゲット基地局TBS−1において、ステップ304で送信されたHO−REQメッセージが時点t1において受信され、第2のターゲット基地局TBS−2において、ステップ306で送信されたHO−REQメッセージが時点t2において受信される。
ターゲット基地局TBS−1及びTBS−2の各々は、(それぞれステップ308、310において)各自のアクションタイムTA1 及びTA2を計算し、各アクションタイムTAiは、タイムスタンプti及びsi(図3の例では、i=1又は2)ならびにT46及びT47にしたがって計算される。具体的には、TAiは、ターゲット基地局iにおいて次のように算出される:
Figure 0005416250

ここで、Tiは、ターゲット基地局各自が通常算出するアクションタイムを表し、関数fGは次式で表現される:
Figure 0005416250

数式Eq.6及び7によれば、Tiが「(T46+T47)−(ti−si)」以下でなかった場合、TAiの値は、ターゲット基地局が通常算出するアクションタイムに等しい。ti−siは、ソース基地局及びターゲット基地局間のバックホール伝送遅延時間を表すことに留意を要する。一方、Tiが「(T46+T47)−(ti−si)」以下であった場合、TAiの値は、「(T46+T47)−(ti−si)」に等しく設定される。これは、アクションタイムが、移動局で予想されるハンドオーバ処理遅延時間よりもバックホール伝送遅延時間だけ少ないものに等しく設定されることを意味する。
(ステップ304の)HO−REQメッセージに応答して、第1のターゲット基地局TBS−1は、(ステップ312において)ハンドオーバ応答メッセージ(HO−RSP)を送信し、HO−RSPは、算出したTA1パラメータと、ターゲット基地局TBS−1がHO−RSPメッセージを送信した時点を表すタイムスタンプt3とを含む。同様に、第2のターゲット基地局TBS−2は、(ステップ314において)ハンドオーバ応答メッセージ(HO−RSP)をソース基地局に送信し、ステップ314で送信されたHO−RSPは、ステップ310で算出したTA2と、HO−RSPメッセージが送信された時点に対応するタイムスタンプt4とを含む。
ソース基地局において、バックホール伝送遅延時間が計算される(ステップ316)。ソース基地局及びターゲット基地局TBS−1間のバックホールコネクションのバックホール伝送遅延時間(Td1)は、s3−t3として算出され、s3は、HO−RSPメッセージ(ステップ312)がソース基地局SBSで受信された時点である。同様に、ソース基地局及びターゲット基地局TBS−2間のバックホールコネクションのバックホール伝送遅延時間(Td2)は、s4−t4として算出され、s4は、HO−RSPメッセージ(ステップ314)がソース基地局で受信された時点である。
ソース基地局により算出されたバックホール伝送遅延時間に基づいて、アクションタイムTAM及びTAi(i=1ないしn)が、次のようにして算出される(ステップ318)(nは可能性のあるターゲット基地局数を表す。):
Figure 0005416250

ここで、関数fM(…)は以下の数式Eq.10により規定され、fT(…)は以下の数式Eq.11により規定される:
Figure 0005416250

図3に関する数式Eq.8及び9と、図2に関する数式Eq.2及び3との相違は、数式Eq.8及び9では、ターゲット基地局が算出するアクションタイムTAiがT46及びT47に基づくことを考慮している点である。
数式Eq.8及び10によれば、TAiが(T46+T47)−Tdi以下であった場合、TAMの値は、T46+T47に等しく設定され、これは、アクションタイムが、移動局のハンドオーバ処理遅延時間よりもバックホール伝送遅延時間だけ少ないものに等しく設定されることを意味する。一方、TAiが(T46+T47)−Tdi以下でなかった場合、TAMの値は、n個のターゲット基地局に関する{(TAi−T46−T47)+Tdi}の中の最大値に等しく設定される。
数式Eq.9及び11によれば、TAiが(T46+T47)−Tdi以下であった場合、TATiの値は、(T46+T47)−Tdiに等しく設定される。一方、TAiが(T46+T47)−Tdi以下でなかった場合、TATiの値は、n個のターゲット基地局に関する{TAi−T46−T47}の中の最大値に等しく設定される。
図3における残りのメッセージ320、322、324、326、328及び330は、それぞれ図2におけるメッセージ216、218、220、222、224及び226と同様である。
代替実施例では、バックホール伝送遅延時間を考慮するために、上記の図2及び図3に示されているように様々なアクションタイムTAM及びTATiをそのまま送信する代わりに、アクションタイムはフレーム数として表現可能であり(ここで、「フレーム」は、無線リンクを介して制御及び/又はデータ信号を運ぶためのデータ構造を指し、所定の時間長を有する。)、それが移動局に通知されてもよい。アクションタイムを表すフレーム数(X)は、MOB_BSHO−RSPメッセージにより移動局に送信されてもよい(あるいは、MOB_BSHO−REQメッセージにより行われてもよい。)。MOB_BSHO−RSP(又はMOB_BSHO−REQ)メッセージは、サービング基地局SBSから移動局への特定のフレームにより送信され、サービング基地局は、その特定のフレーム番号を絶対時間T1に変換することができる。
サービング基地局は、次のようにして、第2の絶対時間T2を算出することができる:
Figure 0005416250

ここで、Frame_Sizeは、所定のフレーム期間長に等しい。絶対時間T2は、HO−Ackメッセージによりターゲット基地局に送信される(これは、図2又は図3の220、222、324又は326において送信されたHO−Ackメッセージと同様に行われる。)。ターゲット基地局は、UL−MAPメッセージにより高速レンジング情報要素を絶対時間T2において送信する。
代替的に、サービング基地局SBSがT2を算出する代わりに、ターゲット基地局がT2を算出してもよい。これを行うため、サービング基地局SBSは、X1及びT1の値をターゲット基地局に送信し、ターゲット基地局が上記の数式Eq.12にしたがってT2を計算する。
基地局が相対時間でなく絶対時間を通知できるようにするため、各基地局は、グローバルポジショニングシステム(GPS)を用いて、基地局が互いに時間同期できるようにしてもよい。
上記の様々なタスクは、基地局のソフトウェア(例えば、図1のソフトウェア120)により実行可能である。そのようなソフトウェアの命令は、プロセッサ(例えば、図1のCPU122)により実行される。プロセッサは、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、プロセッサモジュール、サブシステム(1つ以上のマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラを含む)又はその他の制御若しくは演算コンピュータ装置を含む。「プロセッサ」は、単独の素子又は複数の素子を表す。
(ソフトウェアの)データ及び命令は、ストレージデバイス各々に保存され、ストレージデバイスは、1つ以上のコンピュータが読取可能な又はコンピュータが利用可能な記憶媒体として実現される。記憶媒体は様々な形式のメモリを含み、例えば、半導体メモリデバイス(ダイナミック又はスタティックランダムアクセスメモリ(DRAM、SRAM)、消去可能及びプログラム可能なリードオンリメモリ(EPROM)、電気的に消去可能及びプログラム可能なリードオンリメモリ(EEPROM)、並びにフラッシュメモリ等)、磁気ディスク(固定ディスク、フロッピディスク、取り外し可能なディスク等)、テープを含む他の磁気媒体及び光学媒体(コンパクトディスク(CD)又はディジタルビデディスク(DVD))を含む。
以上の説明により、本発明の理解を促すために多くの具体的詳細が述べられた。しかしながら、本発明はそれらの具体的詳細によらずに実現されてもよいことが、当業者に理解されるであろう。本発明は限られた数の実施例に関して説明されてきたが、当業者はそれらについて多くの修正例及び変形例を認めるであろう。添付の特許請求の範囲は、そのような修正例及び変形例が本発明の精神及び範囲内に該当するように意図されている。

Claims (15)

  1. ソース基地局からターゲット基地局への移動局のハンドオーバを実行する方法であって、前記方法は、
    前記ソース基地局において、前記ソース基地局および前記ターゲット基地局の間のコネクションの遅延を決定することと、
    前記ソース基地局において、前記決定された遅延を考慮に入れてアクションタイムを算出することであって、前記アクションタイムは、前記ハンドオーバのために前記ターゲット基地局が前記移動局にリソースを割り当てることができる時間を指定する、ことと
    を含み、
    前記遅延を決定することは、
    前記ソース基地局がハンドオーバリクエストを前記ターゲット基地局に送信する際にタイマをスタートさせることと、
    前記ハンドオーバリクエストに対するレスポンスを前記ターゲット基地局から受信することであって、前記レスポンスは、前記ターゲット基地局による前記ハンドオーバリクエストの受信および前記レスポンスの送信の間の時間を示す処理時間を含む、ことと、
    前記レスポンスを受信した際に前記タイマを停止させることであって、前記タイマは、前記ソース基地局による前記ハンドオーバリクエストの送信および前記レスポンスの受信の間の経過時間を提供し、前記決定された遅延は、前記経過時間および処理時間に基づいている、ことと
    を含む、方法。
  2. 前記ハンドオーバのためにリソースを割り当てるために前記ターゲット基地局によって用いられる前記アクションタイムを前記ターゲット基地局に送信することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ターゲット基地局に送信される前記アクションタイムは、第1のアクションタイムであり、
    前記方法は、
    前記決定された遅延を考慮に入れて、前記第1のアクションタイムとは異なる第2のアクションタイムを算出することと、
    前記第2のアクションタイムを前記移動局に送信することにより、前記ハンドオーバのためにリソースの割り当てに関するメッセージを前記移動局が前記ターゲット基地局から受信するように予想される時間を前記移動局に示すことと
    をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1のアクションタイムに前記決定された遅延を加えたものに等しい時間において、前記移動局が前記ターゲット基地局からの前記メッセージの受信を予想することができるように、前記第2のアクションタイムは、前記決定された遅延を考慮に入れて算出される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記移動局は、前記ハンドオーバを実行するための処理時間を有し、前記処理遅延から前記決定された遅延を減算したものに等しい時間において、前記ターゲット基地局が前記メッセージを前記移動局に送信することができるように、前記第1のアクションタイムは、前記決定された遅延を考慮に入れて算出される、請求項3に記載の方法。
  6. 前記方法は、第1のアクションタイムを前記ターゲット基地局から受信することをさらに含み、前記算出されたアクションタイムは、少なくとも前記第1のアクションタイムおよび前記決定れた遅延に基づいている、請求項1に記載の方法。
  7. 前記算出されたアクションタイムは、前記移動局において前記ハンドオーバを実行するための処理時間にさらに基づいており、
    前記算出されたアクションタイムは、
    前記第1のアクションタイムが、前記処理時間よりも前記遅延だけ小さいもの以下である場合には、前記算出されたアクションタイムを前記処理時間よりも前記決定された遅延だけ小さいものに設定することと、
    前記第1のアクションタイムが、前記処理時間よりも前記遅延だけ小さいもの以下でない場合には、前記算出されたアクションタイムを前記第1のアクションタイムに設定することと
    によって算出される、請求項6に記載の方法。
  8. 前記算出されたアクションタイムは、前記移動局において前記ハンドオーバを実行するための処理時間にさらに基づいており、
    前記算出されたアクションタイムは、
    前記第1のアクションタイムから前記処理時間を減算したものが、前記処理時間から前記決定された遅延を減算したもの以下である場合には、前記算出されたアクションタイムを前記処理時間よりも前記遅延だけ小さいものに設定することと、
    前記第1のアクションタイムから前記処理時間を減算したものが、前記処理時間から前記遅延を減算したものより小さくない場合には、前記算出されたアクションタイムを前記第1のアクションタイムよりも前記処理時間だけ小さいものに設定することと
    によって算出される、請求項6に記載の方法。
  9. 前記第1のアクションタイムを受信することは、
    前記ターゲット基地局において算出された決定されたアクションタイムが、前記処理時間よりも第2の遅延だけ小さいもの以下である場合には、前記処理時間よりも前記ターゲット基地局において決定された前記コネクションの第2の遅延だけ小さいものに設定された前記第1のアクションタイムを受信することと、
    前記決定されたアクションタイムが、前記処理時間よりも前記第2の遅延だけ小さいもの以下でない場合には、前記決定されたアクションタイムに設定された前記第1のアクションタイムを受信することと
    を含む、請求項8に記載の方法。
  10. 複数の潜在的なターゲット基地局が利用可能であり、前記移動局は、複数の潜在的なターゲット基地局に対してハンドオーバされることが可能であり、
    前記方法は、前記複数のターゲット基地局から第1のアクションタイムを受信することをさらに含み、前記算出されたアクションタイムは、少なくとも前記第1のアクションタイムおよび前記決定された遅延に基づいている、請求項1に記載の方法。
  11. ソース基地局から移動局のハンドオーバのためのターゲットであるターゲット基地局であって、前記ターゲット基地局は、
    前記ソース基地局と通信するためのインターフェースと、
    プロセッサと
    を含み、
    前記プロセッサは、
    前記ターゲット基地局において算出された第1のアクションタイムを前記ソース基地局に送信することと、
    前記第1のアクションタイムから修正された第2のアクションタイムを受信することであって、前記第2のアクションタイムは、前記ターゲット基地局および前記ソース基地局の間のコネクションによる算出された伝搬遅延に基づいている、ことと
    前記ソース基地局からハンドオーバリクエストを受信することであって、前記ハンドオーバリクエストは、前記ハンドオーバリクエストが前記ソース基地局によって送信された時間を示す第1の時間を含む、ことと、
    前記ターゲット基地局において、第2の伝搬遅延を算出することと、
    前記ハンドオーバリクエストが前記ターゲット基地局において受信された第2の時間を記録することであって、前記第2の伝搬遅延は、前記第2の時間および前記第1の時間の間の差分に基づいている、ことと、
    前記ハンドオーバリクエストに対するレスポンスを前記ソース基地局に送信することであって、前記レスポンスは、前記レスポンスが前記ターゲット基地局によって送信された時を示す時間を含み、前記レスポンスに含まれている前記時間は、前記ソース基地局が、前記ソース基地局において前記伝搬遅延を算出することを可能にする、ことと
    を実行する、ターゲット基地局。
  12. 前記移動局は、前記ハンドオーバを実行するための処理時間に関連付けられており、
    記第1のアクションタイムは、
    前記ターゲット基地局の負荷に基づいてアクションタイムを決定することと、
    前記決定されたアクションタイムが、前記処理時間よりも前記第2の伝搬遅延だけ小さいもの以下である場合には、前記第1のアクションタイムを前記処理時間よりも前記第2の伝搬遅延だけ小さいものに設定することと、
    前記決定されたアクションタイムが、前記処理時間よりも前記第2の伝搬遅延だけ小さいもの以下でない場合には、前記第1のアクションタイムを前記決定されたアクションタイムに設定することと
    によって算出される、請求項11に記載のターゲット基地局。
  13. 前記プロセッサは、前記第2のアクションタイムに基づく時間において、高速レンジング情報要素を前記移動局に送信することを実行し、前記高速レンジング情報要素は、コンテンションベースでないレンジングのためのレンジングリクエストを前記移動局が送信することができる機会を識別する、請求項11に記載のターゲット基地局。
  14. 前記高速レンジング情報要素は、アップリンクメッセージの割り当てのためのアップリンクマップ(UL−MAP)メッセージの一部である、請求項11に記載のターゲット基地局。
  15. 命令を含む少なくとも1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含む装置であって、
    前記命令が実行されると、ソース基地局から移動局のハンドオーバのためのターゲットであるターゲット基地局に、
    前記ターゲット基地局において算出された第1のアクションタイムを前記ソース基地局に送信することと、
    前記第1のアクションタイムから修正された第2のアクションタイムを受信することであって、前記第2のアクションタイムは、前記ターゲット基地局および前記ソース基地局の間のコネクションによる算出された伝搬遅延に基づいている、ことと
    前記ソース基地局からハンドオーバリクエストを受信することであって、前記ハンドオーバリクエストは、前記ハンドオーバリクエストが前記ソース基地局によって送信された時間を示す第1の時間を含む、ことと、
    前記ターゲット基地局において、第2の伝搬遅延を算出することと、
    前記ハンドオーバリクエストが前記ターゲット基地局において受信された第2の時間を記録することであって、前記第2の伝搬遅延は、前記第2の時間および前記第1の時間の間の差分に基づいている、ことと、
    前記ハンドオーバリクエストに対するレスポンスを前記ソース基地局に送信することであって、前記レスポンスは、前記レスポンスが前記ターゲット基地局によって送信された時を示す時間を含み、前記レスポンスに含まれている前記時間は、前記ソース基地局が、前記ソース基地局において前記伝搬遅延を算出することを可能にする、ことと
    を実行させる、装置。
JP2012133058A 2007-11-21 2012-06-12 ハンドオーバを行うための方法、ターゲット基地局、ソース基地局及び装置 Active JP5416250B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US98954107P 2007-11-21 2007-11-21
US60/989,541 2007-11-21
US2910208P 2008-02-15 2008-02-15
US61/029,102 2008-02-15

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010535079A Division JP2011504707A (ja) 2007-11-21 2008-11-21 ハンドオーバを行うための方法、ターゲット基地局、ソース基地局及び装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2012199998A JP2012199998A (ja) 2012-10-18
JP2012199998A5 JP2012199998A5 (ja) 2013-03-07
JP5416250B2 true JP5416250B2 (ja) 2014-02-12

Family

ID=40642508

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010535079A Withdrawn JP2011504707A (ja) 2007-11-21 2008-11-21 ハンドオーバを行うための方法、ターゲット基地局、ソース基地局及び装置
JP2012133058A Active JP5416250B2 (ja) 2007-11-21 2012-06-12 ハンドオーバを行うための方法、ターゲット基地局、ソース基地局及び装置

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010535079A Withdrawn JP2011504707A (ja) 2007-11-21 2008-11-21 ハンドオーバを行うための方法、ターゲット基地局、ソース基地局及び装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8554228B2 (ja)
EP (1) EP2220891B1 (ja)
JP (2) JP2011504707A (ja)
KR (1) KR101532107B1 (ja)
CN (1) CN101868993B (ja)
WO (1) WO2009067637A1 (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101572882B1 (ko) * 2008-01-25 2015-11-30 엘지전자 주식회사 핸드오버 지연시간 감소 기법
KR101430485B1 (ko) * 2008-03-07 2014-08-18 엘지전자 주식회사 중단 시간을 줄이기 위한 핸드오버 수행 방법
ES2436742T3 (es) * 2008-04-04 2014-01-07 Nokia Solutions And Networks Oy Momentos de acción para traspaso de estaciones móviles
CN102057609B (zh) 2008-06-05 2014-12-03 诺基亚通信公司 无线通信网络中的接收单元和用于生成自动重传请求反馈消息的方法
CN102144417A (zh) * 2008-09-03 2011-08-03 诺基亚西门子通信公司 减少切换中的中断时间
KR101038174B1 (ko) * 2008-12-23 2011-05-31 주식회사 세아네트웍스 핸드오버 시 고속 레인징 지원방법
JP2010177996A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Funai Electric Co Ltd 移動端末、サーバ及び通信システム
KR20100088509A (ko) * 2009-01-30 2010-08-09 엘지전자 주식회사 레거시 시스템을 지원하기 위한 핸드오버 수행방법
US8424085B2 (en) * 2009-07-10 2013-04-16 Clearwire Ip Holdings Llc Detecting a denial of service attack
US8699445B2 (en) * 2009-07-31 2014-04-15 Clearwire Ip Holdings Llc Wireless communication system
US20120163222A1 (en) * 2009-08-14 2012-06-28 Tariqul Islam System and method for locating a wireless device in a wimax network using uplink signals
WO2011020239A1 (zh) * 2009-08-18 2011-02-24 华为技术有限公司 切换处理方法与终端路径更改方法及设备
CN101998564A (zh) * 2009-08-21 2011-03-30 中兴通讯股份有限公司 一种终端切换方法及基站
KR20110020398A (ko) * 2009-08-24 2011-03-03 삼성전자주식회사 광대역 무선통신 시스템에서 핸드오버 최적화를 위한 장치 및 방법
KR101660740B1 (ko) * 2009-10-14 2016-10-10 엘지전자 주식회사 광대역 무선 접속 시스템에서 핸드오버 수행방법
JP4621797B1 (ja) 2009-10-29 2011-01-26 京セラ株式会社 大セル基地局及び通信制御方法
CN102271371A (zh) * 2010-06-01 2011-12-07 中兴通讯股份有限公司 基于Keep-alive机制进行链路选择的方法和基站
US8520633B2 (en) * 2010-07-23 2013-08-27 Clearwire Ip Holdings Llc Method and system for synchronizing wireless devices with a communication network
JP5366907B2 (ja) * 2010-09-06 2013-12-11 京セラ株式会社 大セル基地局及び通信制御方法
JP5865354B2 (ja) * 2011-04-27 2016-02-17 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブアメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 無線通信装置、無線通信端末及び自動再送要求制御方法
WO2014005653A1 (en) * 2012-07-06 2014-01-09 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Delayed handover signalling in a mobile network
US9497673B2 (en) * 2013-11-01 2016-11-15 Blackberry Limited Method and apparatus to enable multiple wireless connections
KR102157861B1 (ko) * 2014-04-28 2020-09-21 삼성전자주식회사 무선 통신 시스템에서 접속 관리 방법 및 장치
US10321373B1 (en) * 2016-07-29 2019-06-11 Sprint Spectrum L.P. Control of handover based on past duration of control-plane signaling
WO2018077428A1 (en) * 2016-10-28 2018-05-03 Nokia Technologies Oy Optimized synchronous ra-less handover without explicit handover confirmation message
KR20220027551A (ko) * 2020-08-27 2022-03-08 삼성전자주식회사 이중 연결에서 버퍼 크기 최적화를 위한 장치 및 방법

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0589552B1 (en) * 1992-09-08 2002-10-23 Sun Microsystems, Inc. Method and apparatus for maintaining connectivity of nodes in a wireless local area network
JP3094922B2 (ja) * 1996-10-25 2000-10-03 三菱電機株式会社 移動体通信システム
US6526039B1 (en) * 1998-02-12 2003-02-25 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson Method and system for facilitating timing of base stations in an asynchronous CDMA mobile communications system
JP3479935B2 (ja) * 1998-08-19 2003-12-15 富士通株式会社 Cdma移動通信におけるハンドオーバ方法並びにcdma移動通信システム、その基地局及び移動局
JP3338809B2 (ja) * 1999-10-26 2002-10-28 日本電気通信システム株式会社 移動体電話通信システム及び移動体電話通信システム間チャンネル切り替え方式
JP2004193786A (ja) * 2002-12-09 2004-07-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線ネットワーク制御方法及び無線ネットワーク制御システム
US8165148B2 (en) * 2003-01-13 2012-04-24 Qualcomm Incorporated System and method for rate assignment
JP4153439B2 (ja) 2004-01-07 2008-09-24 アスモ株式会社 ワイパアーム
KR100827105B1 (ko) * 2004-02-13 2008-05-02 삼성전자주식회사 광대역 무선 통신 시스템에서 고속 레인징을 통한 빠른핸드오버 수행 방법 및 장치
KR100842579B1 (ko) * 2004-03-05 2008-07-01 삼성전자주식회사 광대역 무선 접속 통신 시스템에서 핑퐁 현상에 따른서비스 지연을 최소화하는 핸드오버 시스템 및 방법
JP2007536786A (ja) 2004-05-07 2007-12-13 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 広帯域無線接続通信システムにおけるサービス遅延を最小化できるハンドオーバーのためのシステム及び方法
KR100640479B1 (ko) * 2004-06-07 2006-10-30 삼성전자주식회사 이동 광대역 무선접속 시스템에서 핸드오버 절차 최적화 시스템 및 방법
KR20060012242A (ko) * 2004-08-02 2006-02-07 엘지전자 주식회사 광대역 무선접속 시스템에서 기지국과 이동단말의 연계수행 방법
KR20070028782A (ko) * 2005-09-07 2007-03-13 삼성전자주식회사 패스트 핸드오버 프로토콜에서 버퍼관리방법

Also Published As

Publication number Publication date
KR101532107B1 (ko) 2015-06-26
CN101868993B (zh) 2015-04-08
WO2009067637A1 (en) 2009-05-28
JP2012199998A (ja) 2012-10-18
CN101868993A (zh) 2010-10-20
US20090131056A1 (en) 2009-05-21
KR20100100892A (ko) 2010-09-15
EP2220891A1 (en) 2010-08-25
EP2220891B1 (en) 2018-11-14
JP2011504707A (ja) 2011-02-10
EP2220891A4 (en) 2014-03-12
US8554228B2 (en) 2013-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5416250B2 (ja) ハンドオーバを行うための方法、ターゲット基地局、ソース基地局及び装置
JP7298831B2 (ja) セルハンドオーバ方法および装置
US10178588B2 (en) Wireless device, network nodes and methods therein for handling a device-to-device (D2D) communication during handover in a wireless telecommunications network
EP2149274B1 (en) Handover using dedicated resources reserved for a limited time interval
EP3878202B1 (en) A method and apparatus for transmitting positioning measurement report
US11419017B2 (en) Methods for mobility latency reduction in a hierarchical NR architecture
US20180020472A1 (en) Handover mechanism with pre-scheduling consecutive grants and pre-calculated timing advance
JP6887428B2 (ja) アップリンクスケジューリングとアップリンク送信を実行するための方法
WO2016161835A1 (en) Method and apparatus for requesting scheduling
JP2021535684A (ja) データ伝送方法、無線アクセスネットワークデバイス及び端末デバイス
US11871442B2 (en) Methods and devices for resource selection
JP2018531554A6 (ja) アップリンクスケジューリングとアップリンク送信を実行するための方法
KR101671990B1 (ko) 무선 백홀 시스템에서 백홀 중계기와 기지국 사이의 자원 할당 방법
CN114731564A (zh) 条件切换
CN110213819A (zh) 波束失败恢复方法及装置
JP5203248B2 (ja) 端末についてハンドオーバを実行しなければならないかを判断するための方法、デバイス、及びコンピュータプログラム
US20080081625A1 (en) Heterogeneous access service network (asn)-gateway in an asn in a worldwide interoperability for microwave access (wimax) communication network
WO2021253165A1 (en) Time sensitive communication
WO2023192692A2 (en) Method and apparatus for intercell cross-trp seamless mobility
WO2018028478A1 (en) Methods and devices for semi-persistent scheduling
CN114208290A (zh) 集成网络中的切换
CN118044265A (zh) 有条件的切换
CN113826438B (zh) 随机接入过程
RU2817719C1 (ru) Способ и устройство связи для конфигурирования вспомогательной информации
US20180054829A1 (en) Method and Apparatus for Scheduling Resources

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130912

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5416250

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250