JP5414954B1 - 砲口制退器及び銃火器 - Google Patents

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Abstract

本発明を適用した砲口制退器の一例であるマズルブレーキ1は、内筒部2、外筒部3、蓋部4を備えている。また、内筒部2の内部には、銃身5の先端部分が固定されている。内筒部2の内側は、銃口6の延長線上に空間が形成された形状となっている。また、銃口6の近傍に、第1のガス誘導孔7が複数形成されている。発射時のガスは、銃口6から第1のガス誘導孔7を通り、内筒部3と外筒部4の間の空間に誘導される。

Description

本発明は、砲口制退器及び銃火器に関する。詳しくは、発射時のガスの影響を効率よく低減できる砲口制退器及び銃火器に係るものである。
銃や大砲などの銃砲類では、火薬の燃焼ガスの圧力で銃身から弾丸を発射する。弾丸発射時には銃身内部で強力なガス圧により、弾丸を発射する力と、射手側への反動や砲の後座へと働く反作用の力が生じる。
また、ガスによる反動は、銃のグリップを上部に跳ね上げる方向に働き、この結果、銃口が上側に向くマズルジャンプと呼ばれる現象にもつながる。ガスによる反動は、銃が後退して射手の肩に当たる等、身体的な痛みやけがに繋がることがある。また、発射時の命中精度も低下させる。さらに、次弾の発射体勢に影響が及ぶ場合もある。
そこで、銃や砲の先端には、発射時のガスによる反動を低減させるための砲口制退器が取り付けられる。砲口制退器は、円筒形または箱型の形状を有し、側面に設けられた孔からガスを大気に開放して反動を減少させるもので、例えば、特許文献1に記載の砲口制退器が提案されている。
ここで、特許文献1には、図6に示すような砲口制退器100が記載されている。砲口制退器100は、円筒状に形成された第1の制退器本体101及び第2の制退器本体102から構成される。また、第1の制退器本体101及び第2の制退器本体102の周面には、複数の通孔103が形成されている。
また、砲口制退器100は、砲身に取り付け可能なものとなっている。なお、砲口制退器100は砲身用の装置であるが、通孔が形成された基本的な構造は、銃に装着可能な砲口制退器と共通するものである。
また、砲口制退器と類似の構造を有する、発射炎を抑制する消炎器や発射音を抑制する消音器が存在する。これらは砲口制退器と同様に銃身の先端に装着し、通孔や内部に空間を設けることで機能するものとなっている。
特開平10―300392号公報
特許文献1に記載された砲口制退器は、ガスを通孔から大気に拡散させて反動を低減するものである。しかしながら、銃口から拡散されたガスの一部により、銃身を後方に押し返す圧力が生じ、反動の抑制効果が充分に得られないという問題がある。
また、ガスの一部は拡散するものの、発射に用いたガスの全てを即座に拡散させることができず、銃身内に残ったガスの作用により、銃身への反動が生じやすいものとなっている。
また、通孔から拡散されたガスが建物の壁や地面等で反射して、その影響で銃身がぶれてしまうことがある。銃身のぶれにより、銃口位置が不安定になり、命中精度が低下してしまう。
また、側面に設けられた通孔から、発射音が周囲に広がりやすく、発射音が大きくなってしまう。発射音が大きくなると、射手が大きな音にさらされるだけでなく、射手の位置が知られてしまうという不都合が生じる。
また、複数の通孔からガスを拡散することで、発射ガスの乱れが生じやすく、発射直後の弾丸の弾道に影響を及ぼし、命中精度が低下してしまう。さらに、地面側に向いた通孔から拡散されたガスが、土や砂塵を巻き上げ、射手の視界を遮ることもある。
また、消炎器には砲口制退器の機能を兼用した装置も存在し、銃身に装着されるが、本体の通孔から発射炎を逃がすため、周囲の人間に被害を及ぼす危険性がある。
また、消音器は、銃身からガスを誘導し、本体内部を区切った複数の空気室にガスを溜め、圧力を下げてからガスを拡散させる。しかしながら、仕切板等の内部材の、ガスの圧力による消耗が著しく、仕切板の交換を頻繁に行わなければならない問題があった。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、発射時のガスの影響を効率よく低減できる砲口制退器及び銃火器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の砲口制退器は、第1の孔部が形成された略筒形状であると共に、その内部に挿入された銃身の銃口を前記第1の孔部の近傍に位置せしめて固定可能な内壁部と、該内壁部を略囲繞する外壁部と、前記第1の孔部が形成された位置よりも銃身が挿入される側に配置され、前記内壁部と前記外壁部との間隙を閉塞する第1の閉塞部と、前記第1の孔部が形成された位置よりも前記第1の閉塞部とは逆側に配置され、前記内壁部と前記外壁部との間隙を閉塞する第2の閉塞部と、略筒形状であると共に、前記第1の孔部と前記第1の閉塞部の間の領域を前記内壁部及び前記外壁部に接した状態で移動可能なピストンと、該ピストンと前記第1の閉塞部との間に配置され、前記第1の孔部と前記第1の閉塞部の間の領域を移動可能であると共に、弾性を有するピストン受け部材とを備える。
ここで、略筒形状であると共に、その内部に挿入された銃身を固定可能な内壁部によって、銃身に砲口制退器を装着することが可能となる。
また、第1の孔部が形成されると共に、その内部に挿入された銃身の銃口を第1の孔部の近傍に位置せしめて固定可能な内壁部によって、発射時に生じるガスが第1の孔部に流れやすくなり、銃口及び内壁部側から第1の孔部側にガスを誘導することができる。
また、内壁部を略囲繞する外壁部によって、銃身及び内壁部を取り囲み、内壁部との間に空間を形成することができる。即ち、発射時のガスを誘導し、この空間に一時的にガスを留めることができる。
また、第1の孔部が形成された位置よりも第1の閉塞部とは逆側に配置され、内壁部と外壁部との間隙を閉塞する第2の閉塞部によって、外部に拡散されたガスの圧力で生じる銃身及び砲口制退器を後方に押す反動を低減させることができる。即ち、第2の閉塞部は、外部に拡散されたガスの圧力と、第1の孔部から誘導された発射ガスの圧力とを受け、外部に拡散されたガスによる反動を相殺し、低減させることができる。
また、第1の孔部が形成された位置よりも第1の閉塞部とは逆側に配置され、内壁部と外壁部との間隙を閉塞する第2の閉塞部によって、内壁部及び外壁部の間に形成された空間の銃身が挿入される側と逆側を閉塞し、空間内にガスを留めることができる。即ち、ガスを外部に拡散させずに空間内に保ち、徐々に圧力を下げることが可能となる。
また、略筒形状であると共に、第1の孔部と第1の閉塞部の間の領域を内壁部及び外壁部に接したピストンによって、第1の孔部から第1の閉塞部側に向けて拡散するガスを受け止めることができる。即ち、第2閉塞部側の空間に入りきらない余剰のガスによる圧力を受け止め、反動を減少させることができる。
また、略筒形状であると共に、第1の孔部と第1の閉塞部の間の領域を内壁部及び外壁部に接した状態で移動可能なピストンによって、ピストンがガスの圧力に押されて移動し、ガスを留める空間の容積を広げることができる。即ち、より多量のガスを砲口制退器の内部に留め、ガスによる反動を低減させることができる。
また、略筒形状であると共に、第1の孔部と第1の閉塞部の間の領域を内壁部及び外壁部に接した状態で移動可能なピストンによって、銃身の位置を安定化させることができる。即ち、ガスの圧力に押されたピストンが銃身と略平行な方向に移動することで、反動による銃身のぶれを低減し、銃身の位置を保つことが可能となる。
また、ピストンと第1の閉塞部との間に配置され、第1の孔部と第1の閉塞部の間の領域を移動可能であると共に、弾性を有するピストン受け部材によって、より大きな圧力をピストンで受けることが可能となる。即ち、ガスに押されたピストンを縮んで受け止めたり、押し返したりすることができる。
また、ピストンと第1の閉塞部との間に配置され、第1の孔部と第1の閉塞部の間の領域を移動可能なピストン受け部材によって、ピストン及びピストン受け部材がガスの圧力に押されて移動し、ガスを留める空間の容積を広げることができる。即ち、より多量のガスを砲口制退器の内部に留め、ガスによる反動を低減させることができる。
また、第1の孔部が形成された位置よりも銃身が挿入される側に配置され、内壁部と外壁部との間隙を閉塞する第1の閉塞部によって、ガスの圧力によって移動したピストン受け部材を止めることができる。即ち、ガスの圧力に押されたピストン受け部材の伸びや縮みの動きを可能なものにする。
また、ピストンは、回転自在に形成されると共に、その重心が偏って構成された場合には、銃身の円周方向における向きが変わっても、常に、垂直下方にピストンの重心の位置を保つことができる。即ち、銃を傾けて発射した際にも、ガスの反動による銃身の上方への跳ね上がりを充分に低減することが可能となる。
また、第1の孔部とピストンの間に位置し、かつ、内壁部から外壁部側に突出した突起部を備える場合には、ピストンが第1の孔部よりも第2の閉塞部側に移動してしまうことを止めることができる。即ち、第1の孔部よりも第1の閉塞部側でガスがピストンにあたり、ピストンを確実に銃身側に移動するものにすることができる。
また、第1の閉塞部に、開閉可能な第1の開口部が設けられた場合には、第1の閉塞部の側から、内壁部及び外壁部の間に形成された空間を開放することが可能になる。即ち、空間の内部に配置されたピストンやピストン受け部材が消耗した場合にも、容易に交換することができる。
また、外壁部の外周面上、かつ、ピストンが移動可能な領域の少なくとも一部に第2の孔部が形成された場合には、ピストンを第1の閉塞部側に押すガスの一部を内壁部及び外壁部の間の空間から第2の孔部側へ誘導することができる。即ち、余剰のガスをさらに、第2の孔部側に拡散させることが可能となる。
また、外壁部を略囲繞する誘導外壁部を備える場合には、銃身、内壁部及び外壁部を取り囲み、外壁部との間に空間を形成することができる。即ち、発射時のガスをさらに誘導し、この空間に一時的にガスを留めることができる。
また、第2の孔部が形成された位置よりも銃身が挿入される側に配置され、外壁部と誘導外壁部との間隙を閉塞する第3の閉塞部を備える場合には、外壁部及び誘導外壁部の間に形成された空間の銃身が挿入される側を閉塞し、空間内にガスを留めることができる。即ち、ガスを外部に拡散させずに空間内に保ち、徐々に圧力を下げることが可能となる。
また、第2の孔部が形成された位置よりも第3の閉塞部とは逆側に配置され、外壁部と誘導外壁部との間隙を閉塞する第4の閉塞部と、第4の閉塞部に設けられた第3の孔部を備える場合には、外壁部及び誘導外壁部の間に形成された空間内にガスを誘導しつつ、第3の孔部から外部へ放出することができる。即ち、ガスの圧力を下げながら、最終的に外部に拡散させることが可能となる。
また、外壁部と誘導外壁部との間隙を閉塞すると共に、少なくとも一部に第4の孔部が形成された仕切り部を備える場合には、第4の孔部にガスを通して、仕切り部の配置された空間にガスを誘導することができる。即ち、ガスの移動に時間をかけさせて、ガスが冷却されやすくなり、よりガスの圧力を低減させることができる。
また、仕切り部が複数配置された場合には、ガスの移動により時間がかかることとなり、ガスを充分に冷却させることが可能となる。
また、仕切り部が複数配置されると共に、隣接した仕切り部同士で誘導外壁部の長手方向と略直交する平面における第4の孔部の形成位置が異なる場合には、より一層、ガスの冷却効果を高めることができる。即ち、ガスが通る第4の孔部の位置が異なることで、ガスは各仕切り部の第4の孔部の位置に移動することになり、移動に時間をかけさせることができる。
また、第3の閉塞部に設けられた開閉可能な第2の開口部を備える場合には、第3の閉塞部の側から、外壁部及び誘導外壁部の間に形成された空間を開放することが可能になる。即ち、空間の内部に配置された仕切り部材が消耗した場合に、容易に交換することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の砲口制退器は、第1の孔部及び該第1の孔部と所定の間隔を空けて位置する第2の孔部が形成された略筒形状であると共に、その内部に挿入された銃身の銃口を前記第2の孔部の近傍に位置せしめて固定可能な内壁部と、該内壁部を略囲繞する外壁部と、前記第1の孔部が形成された位置よりも銃身が挿入される側とは反対側に配置され、前記内壁部と前記外壁部との間隙を閉塞する第1の閉塞部と、前記第2の孔部が形成された位置よりも銃身が挿入される側に配置され、前記内壁部と前記外壁部との間隙を閉塞する第2の閉塞部と、該内壁部の外周面、かつ、前記第1の孔部の前記第2の孔部側に隣接して位置すると共に、前記内壁部から前記外壁部側に突出した突起部とを備える。
ここで、略筒形状であると共に、その内部に挿入された銃身の銃口を第2の孔部の近傍に位置せしめて固定可能な内壁部によって、銃身に砲口制退器を装着することが可能となる。
また、第2の孔部が形成されると共に、その内部に挿入された銃身の銃口を第2の孔部の近傍に位置せしめて固定可能な内壁部によって、発射時に生じるガスが第2の孔部に流れやすくなり、銃口及び内壁部側から第2の孔部側にガスを誘導することができる。
また、内壁部を略囲繞する外壁部によって、銃身及び内壁部を取り囲み、内壁部との間に空間を形成することができる。即ち、発射時のガスを誘導し、この空間に一時的にガスを留めることができる。
また、第1の孔部及び第1の孔部と所定の間隔を空けて位置する第2の孔部が形成された内壁部と、内壁部を略囲繞する外壁部によって、第2の孔部から内壁部及び外壁部の間の空間に誘導したガスを、第1の孔部から再び、内壁部の内側の空間へと誘導することができる。即ち、銃口から第1の孔部に入らずに拡散されるガスに対して、第1の孔部を通るガスの気流をぶつけることで、第1の孔部に入らずに拡散されたガスの勢いを弱めることが可能となる。
また、内壁部の外周面、かつ、第1の孔部の第2の孔部側に隣接して位置すると共に、内壁部から外壁部側に突出した突起部によって、第1の孔部近傍の内壁部と外壁部の間の空間の体積を小さくすることができる。即ち、第2の孔部近傍のガスの気流に比べ、第1の孔部近傍のガスの気流の速度が速くなり、第1の孔部に入らずに拡散されるガスに勢いよくぶつけることができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の銃火器は、銃口近傍の領域に銃身孔部が形成された銃身と、該銃身を内部に固定可能な略筒状形状であると共に、前記銃身孔部と対応する領域に第1の孔部が形成された内壁部と、該内壁部を略囲繞すると共に、前記第1の孔部が形成された位置よりも前記銃身が挿入される側に第2の孔部が形成された外壁部と、前記第1の孔部が形成された位置よりも銃身が挿入される側に配置され、前記内壁部と前記外壁部との間隙を閉塞する第1の閉塞部と、前記第1の孔部が形成された位置よりも前記第1の閉塞部とは逆側に配置され、前記内壁部と前記外壁部との間隙を閉塞する第2の閉塞部と、前記外壁部を略囲繞する誘導外壁部と、前記第2の孔部が形成された位置よりも銃身が挿入される側に配置され、前記外壁部と前記誘導外壁部との間隙を閉塞する第3の閉塞部と、前記第2の孔部が形成された位置よりも前記第3の閉塞部とは逆側に配置され、前記外壁部と前記誘導外壁部との間隙を閉塞する第4の閉塞部と、前記第4の閉塞部に設けられた第3の孔部と、前記外壁部と前記誘導外壁部との間隙を閉塞すると共に、少なくとも一部に第4の孔部が形成された仕切り部とを有する砲口制退器とを備える。
ここで、銃口近傍の領域に銃身孔部が形成された銃身によって、発射時のガスを銃身孔部から外部へと拡散させることができる。
また、銃身を内部に固定可能な略筒状形状である内壁部によって、銃身に砲口制退器を装着することが可能となる。
また、銃身孔部と対応する領域に第1の孔部が形成された内壁部によって、銃身孔部を通って拡散されたガスを第1の孔部を通して誘導することができる。
また、内壁部を略囲繞すると共に、第1の孔部が形成された位置よりも銃身が挿入される側に第2の孔部が形成された外壁部によって、内壁部と間に空間を形成し、第1の孔部を通ったガスを第2の孔部側へと誘導することができる。即ち、空間内にガスを誘導しながら、冷却し、ガスの圧力を徐々に低減させることができる。
また、外壁部を略囲繞する誘導外壁部によって、銃身、内壁部及び外壁部を取り囲み、外壁部との間に空間を形成することができる。即ち、発射時のガスをさらに誘導し、この空間に一時的にガスを留めることができる。
また、第2の孔部が形成された位置よりも第3の閉塞部とは逆側に配置され、外壁部と誘導外壁部との間隙を閉塞する第4の閉塞部と、第4の閉塞部に設けられた第3の孔部によって、外壁部及び誘導外壁部の間に形成された空間内にガスを誘導しつつ、第3の孔部から外部へ放出することができる。即ち、ガスの圧力を下げながら、最終的に外部に拡散させることが可能となる。
また、外壁部と誘導外壁部との間隙を閉塞すると共に、少なくとも一部に第4の孔部が形成された仕切り部によって、第4の孔部にガスを通して、仕切り部の配置された空間にガスを誘導することができる。即ち、ガスの移動に時間をかけさせて、ガスが冷却されやすくなり、よりガスの圧力を低減させることができる。
本発明に係る砲口制退器は、発射時のガスの影響を効率よく低減できるものとなっている。
また、本発明に係る銃火器は、発射時のガスの影響を効率よく低減できるものとなっている。
本発明の第1の実施形態の一例を示す概略斜視図である。 本発明の第2の実施形態の一例を示す概略断面図である。 仕切板(1)の構造を示す概略図(a)及び仕切板(2)の構造を示す概略図(b)である。 本発明の第3の実施形態の一例を示す概略断面図である。 本発明の第4の実施形態の一例を示す概略断面図である。 従来の砲口制退器を示した概略図である。
以下、砲口制退器に関する本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明の第1の実施形態の一例を示す概略斜視図である。
ここで、図1に示すように、本発明を適用した砲口制退器の一例であるマズルブレーキ1は、内筒部2、外筒部3、蓋部4を備えている。
また、内筒部2の内部には、銃身5の先端部分が固定されている。内筒部2の内側は、銃口6の延長線上に空間が形成された形状となっている。また、銃口6の近傍に、第1のガス誘導孔7が複数形成されている。発射時のガスは、銃口6から第1のガス誘導孔7を通り、内筒部3と外筒部4の間の空間に誘導される。
また、外筒部3は、内筒部2を覆い、内筒部2との間に空間を形成している。また、内筒部2と外筒部3の銃身5側は開口が形成され、弾丸の発射方向側は閉塞部11が形成されている。また、銃身5側の開口は蓋部4によって閉塞され、開閉可能な構造となっている。また、蓋部4は、銃身5に対してネジ留めで固定可能な構造(図示せず)となっている。
また、内筒部2と外筒部3の間の空間には、第1のガス誘導孔7より銃身5側に、略円筒状のピストン8が内筒部2の長手方向に移動可能に配置されている。ピストン8は、内筒部2及び外筒部3に接し、ガスの圧力を受け止めて移動する部材となっている。
また、ピストン8は内周に接する内筒部2を軸として、回転自在に形成されている。また、ピストン8は、一部の領域に重りが内蔵され、その重心の位置が偏って形成されている。
また、ピストン8に隣接して、バネ9が配置されている。バネ9は、ガスの圧力によって押されて銃身5側に移動するピストン8を支える部材となっている。また、ピストン8及びバネ9は、固定されておらず、各々が、第1のガス誘導孔7と蓋部4の間を移動可能なものとなっている。また、バネ9の両端には、ベアリング付きのバネ受皿(図示せず)が配置されている。
また、内筒部2には、第1のガス誘導孔7の銃身5側に隣接して、略円筒状のストッパー10が形成されている。ストッパー10は、ピストン8の第1のガス誘導孔7側への移動を抑止するものとなっている。
ここで、第1のガス誘導孔7の数や形状は、発射時のガスを内筒部2及び外筒部3の間の空間に誘導することが可能であれば充分であり、特に限定されるものではない。複数の孔部を内筒部2の円周面上に設ける構造や、スリット状の開口を設ける構造なども採用することができる。
また、必ずしも、蓋部4が銃身5に対してネジ留めで固定可能な構造とされる必要はない。但し、マズルブレーキ1を銃身5に対して強固に取り付けることが可能となる点から、蓋部4が銃身5に対してネジ留めで固定可能な構造とされることが好ましい。
また、ピストン8は、ガスの圧力を受け止めることが可能であれば、その大きさや重さが特に限定されるものでない。装着する銃の種類や弾丸の種類に応じて、適度な大きさや重さのものを選択することができる。
また、必ずしも、ピストン8が回転自在かつ重心の位置が偏って形成される必要はない。但し、銃身5を傾けて撃つ場合にも、銃身5の上方への跳ね上がりを低減させることができる点から、ピストン8が回転自在かつ重心の位置が偏って形成されることが好ましい。
また、必ずしも、ピストン8は一部の領域に重りが内蔵される必要はない。重心の位置を偏らせる構造としては、ピストンの一部の領域を中空にして形成する構造等も採用しうる。
また、バネ9は、ガスの圧力に押されるピストン8を支えることができれば充分であり、その形状や弾性力の強度が特に限定されるものではない。装着する銃の種類や弾丸の種類に応じて、適度な形状や弾性力の強度を有するものを選択することができる。
なお、ピストン8の重さや、バネ9の弾性力の強度を変えることで、ピストン8及びバネ9の移動距離を調節することが可能となる。この移動距離が調節すると、内壁部2及び外壁部3が形成する空間の容積を変えることができる。例えば、発射時のガスの量が多い場合にも、ピストン8及びバネ9の移動距離を長くすることで、空間の容積を大きく確保することができ、ガスの反動を充分に低減させることが可能となる。この結果、マズルブレーキ1を多様な種類の銃や弾丸に対応可能な装置とすることができる。
また、必ずしも、ピストン8及びバネ9が固定されない構造とされる必要はなく、ガスの圧力を受け止めることが可能であれば充分である。例えば、ピストン8及びバネ9を接続し、バネ9のピストン8とは反対側の端部を内筒部2に固定する構造も考えられる。
また、必ずしも、内筒部2にストッパー10が形成される必要はない。但し、ピストン8の第1のガス誘導孔7側への移動を抑え、第1のガス誘導孔7からくるガスの圧力を受けやすくなる点から、内筒部2にストッパー10が形成されることが好ましい。
また、必ずしも、バネ9の両端にベアリング付きのバネ受皿が配置される必要はない。但し、ピストン8の移動を充分に支持し、装置の耐久性を向上させる点から、バネ9の両端にベアリング付きのバネ受皿が配置されることが好ましい。
また、ストッパー10は、ピストン8の第1のガス誘導孔7側への移動を抑えることができれば充分であり、その形状が特に限定されるものではない。例えば、内筒部2の円周上に部分的に形成される構造であってもよい。
以下、本発明の第1の実施形態の使用について説明し、本発明の理解に供する。
発射時のガスの動き及び反動の低減は以下のようになっている。
まず、発射時には、銃口6から弾丸が発射され、発射ガスの一部が銃口6の延長線上の内筒部2の開口から外部に拡散していく。外部に拡散されたガスによる圧力が、マズルブレーキ1及び銃身5を射手側の後方へと押す反動となる。
また、外部に拡散されなかったガスは、第1のガス誘導孔7を通り、内筒部2及び外筒部3の間の空間へと流れていく。このガスは空間内に一定時間留められ、時間の経過と共に冷却されることで体積が収縮し、圧力が徐々に下がっていく。圧力の低下により、ガスの反動が弱まっていく。
また、第1のガス誘導孔7を通ったガスの一部は、閉塞部11に受け止められ、発射方向への圧力を及ぼすものとなる。この圧力は、マズルブレーキ1及び銃身5を発射方向へ押し出す力として働く。
つまり、閉塞部11を境界として、外部に拡散されたガスと第1のガス誘導孔7を通ったガスの圧力が対向して作用し、外部に拡散されたガスによる反動を低減させることができるものとなっている。
また、第1のガス誘導孔7を通ったガスのうち、閉塞部11側の空間で収まりきれなかった余剰分のガスがピストン8の方向へと流れていく。余剰分のガスの圧力により、ピストン8が押され、後方へと移動していく。また、ピストン8はバネ9によって支えられる。
ピストン8が、銃身5と略平行な方向に移動することで、ガスの反動による銃身のぶれを低減し、銃身の位置を保つことができる。また、バネ9が縮むことで、空間の容積が大きくなり、余剰分のガスも空間内に留めておくことができる。
また、外部に拡散したガスや、銃身内部に残っているガスは、マズルッブレーキ1及び銃身5を上方へと跳ね上げる縦方向への反動を生じさせる。しかし、ピストン9が回転自在かつ重心が偏って形成されていることから、常に垂直下方にピストンの重心が位置し、ガスによる縦方向への反動を効果的に抑えることが可能となる。
このように、マズルブレーキ1の内部に誘導されたガスは、その圧力を銃身5の前方方向への押出しや、ピストン8の移動に利用される。また、ガスは、一定時間、空間内に留められることで冷却されて徐々に圧力が下がり、最終的には、銃口6の延長線上の内筒部2の開口からゆっくりと外部に拡散される。
以上のとおり、本発明の第1の実施形態では、マズルブレーキ1の内部に誘導したガスの圧力を利用して、外部に拡散されたガスの圧力による反動を相殺し、銃身5に及ぶ反動を低減させることができる。
また、マズルブレーキ1の内部にガスを一定時間留め、時間の経過と共にガスの圧力を低減させることができる。
また、ピストン8の移動により、ガスの圧力による後方に向けて働く反動を低減させることができる。また、ピストンの回転自在かつ重心の位置が偏った構造により、縦方向への反動を低減させることができる。また、ピストン8が移動することで、銃身5の位置を安定化させることができる。
また、発射ガスが、内筒部2の開口以外から拡散されないため、壁や地面等の周囲の地形でのガスの反射が起こりにくく、銃身5のぶれを少ないものにできる。また、発射音を小さなものにすることができる。
また、発射ガスと同様に発射炎が、内筒部2の開口以外から拡散されないため、周囲の人間に発射炎による被害を及ぼしにくいものとすることができる。
また、蓋部4が開閉可能な構造となっているため、ピストン8やバネ9の交換を容易に行うことができ、装置の保守性を高めることができる。
また、ピストンは、繰り返しの移動に耐えうる頑丈な構造であるため、発射ガスによる消耗が少なく、装置の耐久性を高めることができる。
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。
図2は、本発明の第2の実施形態の一例を示す概略断面図である。図3は、仕切板(1)の構造を示す概略図(a)及び仕切板(2)の構造を示す概略図(b)である。
図2に示すように、本発明を適用した砲口制退器の一例である大口径用マズルブレーキ12は、内筒部13、外筒部14、誘導外筒部15、蓋部16を備えている。
また、内筒部13の内部には大口径の銃身17が固定されている。なお、内筒部13、外筒部14の基本的な構造と、第1のガス誘導孔7、ピストン8、バネ9、ストッパー10、閉塞部11は第1の実施形態と共通するため説明を省略する。
図2に示すように、外筒部14の外周面上の一部には、第2のガス誘導孔18が形成されている。第2のガス誘導孔18は、ピストン8の移動領域の途中かつピストン8が充分に押された位置の近傍に形成され、内筒部13及び外筒部14の間の空間を通り、ピストン8を押してきたガスを通すものとなっている。
また、誘導外筒部15は、外筒部14を覆い、外筒部14との間に空間を形成している。また、外筒部14と誘導外筒部15の銃身5側は開口が形成され、弾丸の発射方向側は閉塞部19が形成されている。また、閉塞部19には、ガスを外部に拡散させるための第3のガス誘導孔20が形成されている。
また、銃身17側の開口は蓋部16によって閉塞され、開閉可能な構造となっている。また、蓋部16は、銃身17に対してネジ留めで固定可能な構造21となっている。
また、大口径用マズルブレーキ12は、外筒部14と誘導外筒部15の間の空間を仕切る複数の仕切板22が配置されている。仕切板22には、ガスを通すための第4のガス誘導孔23が設けられている。
また、図3に示すように、仕切板22における第4のガス誘導孔23の位置は、2パターン形成されている。図3の図はいずれも、誘導外筒部15の長手方向に略直交する面側から見た図である。
図3(a)に示す仕切板22では、仕切板22の外周近傍に複数の第4のガス誘導孔23が形成されている。一方、図3(b)に示す仕切板22では、仕切板22の内周近傍に複数の第4のガス誘導孔23が形成されている。
大口径用マズルブレーキ12では、これら2種類の仕切板22を、図2に示すように、交互に配置した構造となっている。
ここで、外筒部14の第2のガス誘導孔18の数や形状は、ガスを銃身17側の領域かつ外筒部14と誘導外筒部15の間の空間に誘導するものであれば充分であり、特に限定されるものではない。複数の孔部を外筒部14の外周面上に設ける構造や、スリット状の開口を設ける構造なども採用することができる。
また、必ずしも、第2のガス誘導孔18はピストン8が充分に押された位置の近傍に形成される必要はない。但し、内筒部13及び外筒部14の間の空間の容積を充分に利用することができる点から、第2のガス誘導孔18はピストン8が充分に押された位置の近傍に形成されることが好ましい。
また、必ずしも、蓋部16が銃身17に対してネジ留めで固定可能な構造21とされる必要はない。但し、大口径用マズルブレーキ12を銃身17に対して強固に取り付けることが可能となる点から、蓋部16が銃身17に対してネジ留めで固定可能な構造21とされることが好ましい。
また、必ずしも、大口径用マズルブレーキ12に仕切板22が配置される必要はない。但し、誘導したガスの移動に時間をかけさせ、冷却効果を高めて、充分の圧力を低減させることが可能となる点から、大口径用マズルブレーキ12に仕切板22が配置されることが好ましい。
また、必ずしも、大口径用マズルブレーキ12に、第4のガス誘導孔23の位置が異なる2種類の仕切板が交互に配置される必要はない。但し、誘導したガスの移動により一層時間をかけさせ、冷却効果を高めて、充分の圧力を低減させることが可能となる点から、大口径用マズルブレーキ12に、第4のガス誘導孔23の位置が異なる2種類の仕切板を交互に配置されることが好ましい。
また、仕切板22の配置構造は特に限定されるものではない。例えば、一枚ずつを配置する構造や、複数の仕切板22を棒部材で連結させて一体化させた構造等も採用することができる。一体化させた構造では、仕切板22をまとめて交換することが可能となり、装置の保守を容易にすることができる。
また、大口径用マズルブレーキ12に装着可能な銃は特に限定されるものではない。例えば、222口径以上の銃に装着し、使用することが考えられる。
以下、本発明の第2の実施形態の使用について説明し、本発明の理解に供する。
発射時のガスの動き及び反動の低減は以下のようになっている。
大口径の銃身17では、口径が大きな分、弾丸の発射に必要なガスの量が多くなる。これに伴い、ガスが銃身に及ぼす反動が大きくなるものとなっている。第2の実施形態では、ガスがピストン8を押して移動してきた所から説明を行う。
まず、発射ガスのうち、第1のガス誘導孔7を通って、ピストン8を押してきたガスは、外筒部14の第2のガス誘導孔18を通過して、誘導外筒部15に形成された空間に流れていく。このガスは空間内に一定時間留められ、時間の経過と共に冷却されることで体積が収縮し、圧力が徐々に下がっていく。圧力の低下により、ガスの反動が弱まっていく。
また、第2のガス誘導孔18を通過したガスのうち、誘導外筒部15に形成された空間に収まりきれなかった余剰分のガスが、仕切部22の側へ向かう。ガスは、仕切部22の第4のガス誘導孔23を通り、複数の仕切板22で形成された空間内へと誘導される。
また、仕切板22は、第4のガス誘導孔23の形成位置が隣接した仕切板22同士で異なり、誘導されたガスは、各板の第4のガス誘導孔23に向けて移動していく。この過程で、ガスの移動に時間をかけることができ、ガスの冷却効果を高めることができる。
仕切板22の第4のガス誘導孔23を通過してきたガスは、閉塞部19に形成された第3のガス誘導孔20から外部に拡散されていく。また、大口径用マズルブレーキ12の内部に留められたガスは、冷却されて徐々に圧力が下がり、銃口24の延長線上の内筒部13の開口からもゆっくりと外部に拡散される。
以上のとおり、本発明の第2の実施形態では、大口径用のマズルブレーキ12の内部に誘導したガスの圧力を利用して、外部に拡散されたガスの圧力による反動を相殺し、銃身17に及ぶ反動を低減させることができる。
また、ピストン8の移動により、ガスの圧力による後方に向けて働く反動を低減させることができる。また、ピストンの回転自在かつ重心の位置が偏った構造により、縦方向への反動を低減させることができる。また、ピストン8が移動することで、銃身17の位置を安定化させることができる。
また、誘導外筒部15を設けることで、内部に留めるガスの量を増やし、大口径用の銃に対応可能な装置となっている。また、仕切板を設けることでガスの冷却効果を高め、反動を低減できるものとなっている。
続いて、本発明の第3の実施形態について説明する。
図4は、本発明の第3の実施形態の一例を示す概略断面図である。
図4に示すように、本発明を適用した砲口制退器の一例である簡易型マズルブレーキ25は、内筒部26、外筒部27を備えている。
また、内筒部26の内部には銃身28が固定されている。また、内筒部26の弾丸の発射方向側には第1のガス誘導孔29が形成されている。また、内筒部26の銃口30の近傍には、第2のガス誘導孔31が形成されている。
また、第1のガス誘導孔29の内筒部26の円周面上の総断面積は、第2のガス誘導孔31の内筒部26の円周面上の総断面積よりも小さくなるように形成されている。
また、内筒部26には、第1のガス誘導孔29の銃身28側に隣接して、突起部32が形成されている。突起部32が形成されたことで、内筒部26と外筒部27の間の空間は部分的に容積が小さくなっている。これにより、誘導されたガスの気流の速度を高め、第1のガス誘導孔29から内筒部26側へ流れるガスの圧力を高めることができる。
また、外筒部27は、内筒部26を覆い、内筒部26との間に空間を形成している。また、内筒部26と外筒部27の銃身5側は、第2のガス誘導孔31の近傍で傾斜面33を有する閉塞部34が形成されている。また、また、内筒部26と外筒部27の発射方向側には、湾曲面35を有する閉塞部36が形成されている。
また、内筒部26及び外筒部27の間、かつ、閉塞部34より銃身28側の領域は、中実の領域となっている。
ここで、第1のガス誘導孔29の数や形状は、ガスを内筒部26及び外筒部27の間の空間から内筒部26の内側の空間に誘導が可能であれば充分であり、特に限定されるものではない。複数の孔部を内筒部26の円周面上に設ける構造や、スリット状の開口を設ける構造なども採用することができる。
また、第2のガス誘導孔31の数や形状は、ガスを内筒部26及び外筒部27の間の空間に誘導が可能であれば充分であり、特に限定されるものではない。複数の孔部を内筒部26の円周面上に設ける構造や、スリット状の開口を設ける構造なども採用することができる。
また、必ずしも、第1のガス誘導孔29の内筒部26の円周面上の総断面積が、第2のガス誘導孔31の内筒部26の円周面上の総断面積よりも小さくなるように形成される必要はない。但し、第1のガス誘導孔を通過するガスの速度を上げ、銃口30から外部に拡散されるガスにより生じる反動を、より効果的に低減させることが可能な点から、第1のガス誘導孔29の内筒部26の円周面上の総断面積が、第2のガス誘導孔31の内筒部26の円周面上の総断面積よりも小さくなるように形成されることが好ましい。
また、必ずしも、閉塞部34が傾斜面33を有する必要はない。但し、第2のガス誘導孔31を通過するガスの発射方向側への流れを円滑にし、銃口30から外部へ拡散するガスの勢いを低減しやすくする点から、閉塞部34が傾斜面33を有することが好ましい。
また、必ずしも、閉塞部36が湾曲面35を有する必要はない。但し、流れてくるガスの第1のガス誘導孔29側への流れを円滑にし、銃口30から外部へ拡散するガスの勢いを低減しやすくする点から、閉塞部36が湾曲面35を有することが好ましい。
以下、本発明の第3の実施形態の使用について説明し、本発明の理解に供する。
発射時のガスの動き及び反動の低減は以下のようになっている。
まず、発射時には、銃口30から弾丸が発射され、発射ガスの一部が銃口30の延長線上の内筒部26の開口から外部に拡散していく。外部に拡散されたガスによる圧力が、簡易型マズルブレーキ25及び銃身28を射手側の後方へと押す反動となる。
また、外部に拡散されなかったガスの一部は、第2のガス誘導孔31を通り、内筒部26及び外筒部28の間の空間へと流れていく。ガスは閉塞部34の傾斜面33に沿って流れ、発射方向側へと移動する。
また、第2のガス誘導孔31を通ったガスは、突起部32の位置で、気流の速度が高められ、閉塞部36の位置に達する。ガスは閉塞部36に受け止められ、発射方向への圧力を及ぼすものとなる。この圧力は、簡易型マズルブレーキ25及び銃身28を発射方向へ押し出す力として働く。
つまり、閉塞部36を境界として、外部に拡散されたガスと第2のガス誘導孔31を通ったガスの圧力が対向して作用し、外部に拡散されたガスによる反動を低減させることができるものとなっている。
また、閉塞部36の位置に達したガスは、湾曲面35に沿って流れ、第1のガス誘導孔29を通過する。第1のガス誘導孔29を通過したガスが、銃口30から第1のガス誘導孔29を通らずに外部へ拡散されようとするガスにぶつかり、勢いを弱めて反動を低減させることができる。
外部へ拡散されるガスは、勢いが弱められた後、銃口30の延長線上の内筒部26の開口から外部に拡散される。
以上のとおり、本発明の第3の実施形態では、ガスの気流の流れを利用して、外部に拡散されるガスにぶつけることで、ガスにより銃身に及ぼされる反動を低減できるものとなっている。
また、簡易型マズルブレーキ25は、構造が簡易であるため、壊れにくく、取り付けや取り外しが容易なものとなっている。
続いて、本発明の第4の実施形態について説明する。
図5は、本発明の第4の実施形態の一例を示す概略断面図である。
図5に示すように、本発明を適用した銃火器の一例である銃37は、銃身38と、マズルブレーキ39を備えている。銃身38には、銃口40近傍に銃身孔部41が複数形成されている。
また、マズルブレーキ39は、内筒部42と、外筒部43と、誘導外筒部44を備えている。
また、内筒部42の内側に銃身38が挿入され、ネジ固定部45で銃身38と固定されている。また、内筒部42の銃身孔部41と対応する位置には、第1のガス誘導孔53が複数形成されている。
また、外筒部43は、内筒部42を覆い、内筒部42との間に空間を形成している。また、内筒部42と外筒部43の弾丸の発射方向側は閉塞部46が形成されている。また、外筒部43の外周面かつ銃身38側には、第2のガス誘導孔47が形成されている。
また、誘導外筒部44は、外筒部43を覆い、外筒部43との間に空間を形成している。また、外筒部43と誘導外筒部44の弾丸の発射方向側は閉塞部48が形成されている。また、閉塞部48には、ガスを外部に拡散させるための第3のガス誘導孔49が形成されている。また、外筒部43及び誘導外筒部44の銃身側には閉塞部50が形成されている。
また、マズルブレーキ38は、外筒部43と誘導外筒部44の間の空間を仕切る複数の仕切板51が配置されている。仕切板51には、ガスを通すための第4のガス誘導孔52が設けられている。
以下、本発明の第4の実施形態の使用について説明し、本発明の理解に供する。
発射時のガスの動き及び反動の低減は以下のようになっている。
まず、発射時には、銃口40から弾丸が発射され、発射ガスの一部が銃口40から外部に拡散していく。外部に拡散されたガスによる圧力が、マズルブレーキ39及び銃身38を射手側の後方へと押す反動となる。
また、外部に拡散されなかったガスは、第1のガス誘導孔53を通り、内筒部42及び外筒部44の間の空間へと流れていく。また、第1のガス誘導孔53を通ったガスの一部は、閉塞部46に受け止められ、発射方向への圧力を及ぼすものとなる。この圧力は、マズルブレーキ39及び銃身38を発射方向へ押し出す力として働く。
また、第1のガス誘導孔53を通ったガスは、第2のガス誘導孔47側に流れ、孔を通過し、外筒部44及び誘導外筒部44の間の空間へと流れ、仕切板51の側へ向かう。ガスは、仕切部51の第4のガス誘導孔52を通り、複数の仕切板51で形成された空間内へと誘導される。
仕切板51の第4のガス誘導孔52を通過してきたガスは、閉塞部48に形成された第3のガス誘導孔49から外部に拡散されていく。また、マズルブレーキ39の内部に留められたガスは、冷却されて徐々に圧力が下がり、銃口40からもゆっくりと外部に拡散される。
以上のとおり、本発明の第3の実施形態では、マズルブレーキ39の内部に誘導したガスの圧力を利用して、外部に拡散されたガスの圧力による反動を相殺し、銃身38に及ぶ反動を低減させることができる。
また、銃身孔部41とこれに対応する第1のガス誘導孔53により、発射時のガスをより直接的にマズルブレーキ39の内部に取込むことができる。これにより、ガスの反動を低減させる効果を高めることができる。
また、誘導外筒部44を設けることで、内部に留めるガスの量を増やし、大口径用の銃に対応可能な装置となっている。また、仕切板51を設けることでガスの冷却効果を高め、反動を低減できるものとなっている。
以上のように、本発明を適用した砲口制退器は、発射時のガスの影響を効率よく低減できるものとなっている。
また、本発明を適用した銃火器は、発射時のガスの影響を効率よく低減できるものとなっている。
1 マズルブレーキ
2 内筒部
3 外筒部
4 蓋部
5 銃身
6 銃口
7 第1のガス誘導孔
8 ピストン
9 バネ
10 ストッパー
11 閉塞部
12 大口径用マズルブレーキ
13 内筒部
14 外筒部
15 誘導外筒部
16 蓋部
17 銃身
18 第2のガス誘導孔
19 閉塞部
20 第3のガス誘導孔
21 固定構造
22 仕切板
23 第4のガス誘導孔
24 銃口
25 簡易型マズルブレーキ
26 内筒部
27 外筒部
28 銃身
29 第1のガス誘導孔
30 銃口
31 第2のガス誘導孔
32 突起部
33 傾斜面
34 閉塞部
35 湾曲面
36 閉塞部
37 銃
38 銃身
39 マズルブレーキ
40 銃口
41 銃身孔部
42 内筒部
43 外筒部
44 誘導外筒部
45 ネジ固定部
46 閉塞部
47 第2のガス誘導孔
48 閉塞部
49 第3のガス誘導孔
50 閉塞部
51 仕切板
52 第4のガス誘導孔
53 第1のガス誘導孔

Claims (6)

  1. 第1の孔部が形成された略筒形状であると共に、その内部に挿入された銃身の銃口を前記第1の孔部の近傍に位置せしめて固定可能な内壁部と、
    該内壁部を略囲繞する外壁部と、
    前記第1の孔部が形成された位置よりも銃身が挿入される側に配置され、前記内壁部と前記外壁部との間隙を閉塞する第1の閉塞部と、
    前記第1の孔部が形成された位置よりも前記第1の閉塞部とは逆側に配置され、前記内壁部と前記外壁部との間隙を閉塞する第2の閉塞部と、
    略筒形状で重心が偏って構成され、回転自在に形成されると共に、前記第1の孔部と前記第1の閉塞部の間の領域を前記内壁部及び前記外壁部に接した状態で移動可能なピストンと、
    該ピストンと前記第1の閉塞部との間に配置され、前記第1の孔部と前記第1の閉塞部の間の領域を移動可能であると共に、弾性を有するピストン受け部材とを備える
    砲口制退器。
  2. 前記第1の孔部と前記ピストンの間に位置し、かつ、前記内壁部から前記外壁部側に突出した突起部を備える
    請求項1に記載の砲口制退器。
  3. 前記第1の閉塞部は開閉可能な第1の開口部が設けられた
    請求項1または請求項2に記載の砲口制退器。
  4. 第1の孔部が形成された略筒形状であると共に、その内部に挿入された銃身の銃口を前記第1の孔部の近傍に位置せしめて固定可能な内壁部と、
    該内壁部を略囲繞すると共に、前記第1の孔部が形成された位置よりも前記銃身が挿入される側に第2の孔部が形成された外壁部と、
    前記第1の孔部が形成された位置よりも銃身が挿入される側に配置され、前記内壁部と前記外壁部との間隙を閉塞する第1の閉塞部と、
    前記第1の孔部が形成された位置よりも前記第1の閉塞部とは逆側に配置され、前記内壁部と前記外壁部との間隙を閉塞する第2の閉塞部と、
    略筒形状であると共に、前記第1の孔部と前記第1の閉塞部の間の領域を前記内壁部及び前記外壁部に接した状態で移動可能なピストンと、
    該ピストンと前記第1の閉塞部との間に配置され、前記第1の孔部と前記第1の閉塞部の間の領域を移動可能であると共に、弾性を有するピストン受け部材と、
    前記外壁部を略囲繞する誘導外壁部と、
    前記第2の孔部が形成された位置よりも銃身が挿入される側に配置され、前記外壁部と前記誘導外壁部との間隙を閉塞する第3の閉塞部と、
    前記第2の孔部が形成された位置よりも前記第3の閉塞部とは逆側に配置され、前記外壁部と前記誘導外壁部との間隙を閉塞する第4の閉塞部と、
    前記第3の閉塞部に設けられた開閉可能な第2の開口部と、
    前記第4の閉塞部に設けられた第3の孔部と、
    前記外壁部と前記誘導外壁部との間隙を閉塞すると共に、少なくとも一部に第4の孔部が形成された仕切り部とを備える
    砲口制退器。
  5. 前記仕切り部は、複数配置されると共に、隣接した前記仕切り部同士で前記誘導外壁部の長手方向と略直交する平面における前記第4の孔部の形成位置が異なる
    請求項4に記載の砲口制退器。
  6. 銃口近傍の領域に銃身孔部が形成された銃身と、
    該銃身を内部に固定可能な略筒状形状であると共に、前記銃身孔部と対応する領域に第1の孔部が形成された内壁部と、
    該内壁部を略囲繞すると共に、前記第1の孔部が形成された位置よりも前記銃身が挿入される側に第2の孔部が形成された外壁部と、
    前記第1の孔部が形成された位置よりも銃身が挿入される側に配置され、前記内壁部と前記外壁部との間隙を閉塞する第1の閉塞部と、
    前記第1の孔部が形成された位置よりも前記第1の閉塞部とは逆側に配置され、前記内壁部と前記外壁部との間隙を閉塞する第2の閉塞部と、
    前記外壁部を略囲繞する誘導外壁部と、
    前記第2の孔部が形成された位置よりも銃身が挿入される側に配置され、前記外壁部と前記誘導外壁部との間隙を閉塞する第3の閉塞部と、
    前記第2の孔部が形成された位置よりも前記第3の閉塞部とは逆側に配置され、前記外壁部と前記誘導外壁部との間隙を閉塞する第4の閉塞部と、
    前記第4の閉塞部に設けられた第3の孔部と、
    前記外壁部と前記誘導外壁部との間隙を閉塞すると共に、少なくとも一部に第4の孔部が形成された仕切り部とを有する砲口制退器とを備える
    銃火器。
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