JP5414699B2 - 携帯端末、映像データ補修方法及びプログラム - Google Patents

携帯端末、映像データ補修方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5414699B2
JP5414699B2 JP2010547324A JP2010547324A JP5414699B2 JP 5414699 B2 JP5414699 B2 JP 5414699B2 JP 2010547324 A JP2010547324 A JP 2010547324A JP 2010547324 A JP2010547324 A JP 2010547324A JP 5414699 B2 JP5414699 B2 JP 5414699B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video data
repair
data
repaired
video
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010547324A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2010084562A1 (ja
Inventor
正樹 高橋
敏夫 岡
亮 横山
諭 千賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2010547324A priority Critical patent/JP5414699B2/ja
Publication of JPWO2010084562A1 publication Critical patent/JPWO2010084562A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5414699B2 publication Critical patent/JP5414699B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/60Network structure or processes for video distribution between server and client or between remote clients; Control signalling between clients, server and network components; Transmission of management data between server and client, e.g. sending from server to client commands for recording incoming content stream; Communication details between server and client 
    • H04N21/61Network physical structure; Signal processing
    • H04N21/6106Network physical structure; Signal processing specially adapted to the downstream path of the transmission network
    • H04N21/6131Network physical structure; Signal processing specially adapted to the downstream path of the transmission network involving transmission via a mobile phone network
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H20/00Arrangements for broadcast or for distribution combined with broadcast
    • H04H20/53Arrangements specially adapted for specific applications, e.g. for traffic information or for mobile receivers
    • H04H20/57Arrangements specially adapted for specific applications, e.g. for traffic information or for mobile receivers for mobile receivers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H60/00Arrangements for broadcast applications with a direct linking to broadcast information or broadcast space-time; Broadcast-related systems
    • H04H60/09Arrangements for device control with a direct linkage to broadcast information or to broadcast space-time; Arrangements for control of broadcast-related services
    • H04H60/11Arrangements for counter-measures when a portion of broadcast information is unavailable
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H60/00Arrangements for broadcast applications with a direct linking to broadcast information or broadcast space-time; Broadcast-related systems
    • H04H60/27Arrangements for recording or accumulating broadcast information or broadcast-related information
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/41Structure of client; Structure of client peripherals
    • H04N21/414Specialised client platforms, e.g. receiver in car or embedded in a mobile appliance
    • H04N21/41407Specialised client platforms, e.g. receiver in car or embedded in a mobile appliance embedded in a portable device, e.g. video client on a mobile phone, PDA, laptop
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/442Monitoring of processes or resources, e.g. detecting the failure of a recording device, monitoring the downstream bandwidth, the number of times a movie has been viewed, the storage space available from the internal hard disk
    • H04N21/4425Monitoring of client processing errors or hardware failure
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/443OS processes, e.g. booting an STB, implementing a Java virtual machine in an STB or power management in an STB
    • H04N21/4436Power management, e.g. shutting down unused components of the receiver

Description

本発明は、映像データを受信する携帯端末、映像データ補修方法及びプログラムに関し、詳細には、録画等で保存した映像データの一部に映像が乱れた部分がある場合に映像データを補修する携帯端末、映像データ補修方法及びプログラムに関する。
TVチューナ付き携帯端末が普及しつつある。TVチューナ付き携帯端末で視聴したい番組を予約録画したいというニーズもある。しかし、電波状態の悪化等により録画中に途中の映像は乱れたままになる場合がある。予約録画した際に自宅のレコーダにも同時に予約録画をネット経由で要求し、録画を失敗した映像部分を後でレコーダ側から送信してもらい、補修した映像データを視聴できるというサービスが想定される。
特許文献1には、放送終了後に録画できなかった部分を含む全録画データを取得する携帯端末が記載されている。
図1は、特許文献1に記載の著作権保護された映像データ補修処理システムの構成例を示す図である。
図1に示すように、録画データ補修システム10は、地上波デジタルテレビ放送を受信可能な携帯端末11と、携帯電話サービスを提供する通信事業者(キャリア)12内に設置された録画サーバ12aと、テレビ番組をデジタル放送によって送信する放送局13内に設置された放送局サーバ13aとを備えて構成される。放送局13の放送局サーバ13aは、通信回線14を介して番組データを録画サーバ12aに送信しておき、録画サーバ12aは送信された番組データを受信して保存する。
上記システムの映像データの補修方法は、以下の通りである。
図1に示すように、携帯端末11によって所望の番組を録画するとき、受信状態が悪いため番組の一部を録画できない場合がある。このとき、携帯端末11は、録画できなかった番組部分を特定し、特定された番組部分の送信を録画サーバ12aに要求する。ちなみに放送局の放送局サーバ13aは、遅くとも番組の終了時刻までに通信回線14を介して番組データを録画サーバ12aに送信しておき、録画サーバ12aは送信された番組データを受信して保存しておく。そして、携帯端末11は、録画サーバ12aから送信された番組データを受信し、受信された番組データによって、携帯端末11に保存されている録画データを補修する。
図2A−Cは、特許文献1に記載の携帯端末の映像データ補修処理の説明図である。
図2Aは、携帯端末11のメモリに保存されている番組の録画データを示す。同図中、ハッチングが施された領域には録画データが記録されており、空白領域1〜2には録画データが記録されていないことを示している。この場合、2個の空白領域1〜2があるので、番組の録画中に、録画が2回中断されていると判断する。
図2Bに示す状態では、録画サーバ12aのハードディスクには番組データが完全な形で格納されている。このため、携帯端末11は、録画中断情報によって録画できなかった番組データの一部を特定し、特定された番組データの一部の送信を録画サーバ12aに要求する。録画サーバ12aは、ハードディスクに格納されている番組データの中から、要
求されている番組データを抽出し、抽出された番組データを携帯端末11に送信する。携帯端末11は、送信された番組データを受信すると、受信された番組データによって録画データの空白領域1〜2をそれぞれ埋め込んで録画データを補修する。
図2Cは、録画データの空白領域1〜2に録画サーバから送信された番組データがそれぞれ埋め込まれて、録画データが完全な形に補修されたことを示す。このため、ユーザは、補修された録画データを再生して番組を視聴することができる。
特開2006−352264号公報
しかしながら、このような従来の映像データの補修方法にあっては、著作権保護されたデジタルデータに関する観点がないので、従来方式であると、著作権保護のための暗号化に余分な電力を消費し、携帯端末搭載には適さないという課題がある。以下、具体的に説明する。
図3A−Cは、従来の著作権保護された映像データ補修処理の説明図である。
図3Aは、携帯端末に保存されている著作権保護された映像データを示している。この映像データは、CBC(Cipher Block Chaining)モードで暗号化が行われる。CBCモードは、暗号化の解読や改竄などの不正行為に対応するために考案された、暗号文ブロック連鎖方式と呼ばれるもので、前の平文ブロックを暗号化した結果を次の平文にXOR演算によって重ね合わせ、その結果に対して暗号化処理を行う。最初のブロックを暗号化する場合は、前の暗号文の最後のブロックを利用するか、又は外部から与えたデータ(初期ベクトル)を利用する。CBCモードによる暗号化が映像データの最初から最後まで一括で行われる。また、ある暗号文ブロックを復号するには、その前の暗号文ブロックが必要になる。
この著作権保護された映像データから、映像が乱れていると判定されたデータもしくは、空白部分である補修対象映像データ21を抽出する。
図3Bは、補修対象映像データ21を外部から入手した映像データ22に置き換えて、映像データを補修する処理を示している。特許文献1に記載の携帯端末では、補修の際、補修対象映像データ21だけではなく、その後の映像データも一旦復号する必要がある。
図3Cは、再暗号化された補修処理後の映像データを示している。補修対象映像データだけではなく、その後の映像データも再暗号化を行うので、その分の電力を消費する。
本発明の目的は、補修処理における処理量及び消費電力を削減し、かつ、確実に映像データを補修できる携帯端末、映像データ補修方法及びプログラムを提供することである。
本発明の携帯端末は、先の映像データの平文ブロックを暗号化した結果を、次の平文ブロックにビット演算によって重ね合わせ、その結果に対して暗号化する方式を用いて暗号化した映像データを保存する携帯端末であって、映像が不良な補修対象映像データを、外部から入手した映像データの一部と置き換えて補修する映像データ補修手段を備え、前記映像データ補修手段は、映像データから補修対象映像データを抽出する補修対象映像デー
タ抽出手段と、抽出した補修対象映像データを補修用映像データに置き換えて映像データを補修する際、前記補修対象映像データの最後の一部の映像データを消去せずに保存する補修手段と、前記補修用映像データのみに対して再暗号化処理を行う再暗号化手段と、を備える構成を採る。
本発明の映像データ補修方法は、映像が不良な補修対象映像データを、外部から入手した映像データの一部と置き換えて補修する映像データ補修方法であって、映像データから補修対象映像データを抽出するステップと、映像が不良な補修対象映像データを、外部から入手した映像データの一部と置き換えて補修するステップと、抽出した補修対象映像データを補修用映像データに置き換えて映像データを補修する際、前記補修対象映像データの最後の一部の映像データを消去せずに保存するステップと、前記補修用映像データのみに対して再暗号化処理を行うステップとを順次実行する。
また、他の観点から、本発明は、映像が不良な補修対象映像データを、外部から入手した映像データの一部と置き換えて補修する映像データ補修方法であって、映像データから補修対象映像データを抽出するステップと、映像が不良な補修対象映像データを、外部から入手した映像データの一部と置き換えて補修するステップと、抽出した補修対象映像データを補修用映像データに置き換えて映像データを補修する際、前記補修対象映像データの最後の一部の映像データを消去せずに保存するステップと、前記補修用映像データのみに対して再暗号化処理を行うステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、補修対象映像データの後に続く映像データを復号するために必要なブロック分は補修時に消去せずに保存し、補修した映像データの部分だけを再暗号化することにより、補修した部分だけを暗号化することができ、著作権保護された映像データの補修を省電力で処理することができる。
従来の著作権保護された映像データ補修処理システムの構成例 従来の携帯端末の映像データ補修処理の説明図 従来の携帯端末の映像データ補修処理の説明図 従来の携帯端末の映像データ補修処理の説明図 従来の著作権保護された映像データ補修処理の説明図 従来の著作権保護された映像データ補修処理の説明図 従来の著作権保護された映像データ補修処理の説明図 本発明の実施の形態1に係る映像データ補修システムの構成を示すブロック図 上記実施の形態1に係る携帯端末の録画失敗情報の構成例を示す図 上記実施の形態1に係る携帯端末の部分映像データ要求情報の構成例を示す図 本発明の携帯端末の録画失敗時の映像データ補修方法を説明する図 本発明の携帯端末の失敗映像データのスキャン方式を説明する図 本発明の携帯端末と宅内レコーダの交信と補正データの生成方式を説明する図 上記実施の形態1に係る携帯端末における宅内レコーダを利用した録画番組の映像データ補修処理を示すフロー図 上記実施の形態1に係る携帯端末の映像データ補修処理の詳細なフロー図 上記実施の形態1に係る携帯端末の映像データ補修処理を示すフロー図 上記実施の形態1に係る携帯端末の映像データ補修処理の説明図 本発明の実施の形態2に係る携帯端末の構成を示す機能ブロック図 上記実施の形態2に係る携帯端末の補修対象データスキャン部の動作を示すフロー図 上記実施の形態2に係る携帯端末の補修対象データスキャン部の動作の説明図 上記実施の形態2に係る携帯端末の補修対象データスキャン部の動作の説明図 上記実施の形態2に係る携帯端末の補修対象データスキャン部の動作の説明図 本発明の実施の形態3に係る携帯端末の構成を示す機能ブロック図 上記実施の形態3に係る携帯端末の補修用データ再構成部の動作を示すフロー図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図4は、本発明の実施の形態1に係る映像データ補修システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態は、モバイル端末と宅内レコーダを利用した録画番組の映像データ補修システムに適用した例である。
図4に示すように、映像データ補修システム100は、携帯端末110と、宅内レコーダ120と、携帯端末110と宅内レコーダ120とを結ぶネットワーク130とから構成される。
携帯端末110は、携帯電話機/PHS(Personal Handy-Phone System)、携帯情報端末(以下、PDA(Personal Digital Assistants)という)などの携帯端末、ノート型パソコン、さらには携帯ゲーム機なども含まれる。携帯端末110を携帯電話機に適用した場合、携帯電話機としての本来の機能部、例えば基地局とキャリア通信を行うためのアンテナ、無線通信部などは図示を省略している。
携帯端末110は、予約録画指示部111、端末側録画部112、番組予約情報送信部113、録画結果判定部114、補修用データ要求部115、補修用データ受信部116、及び映像データ補修部117を備えて構成される。
予約録画指示部111は、ユーザによって設定された番組チャンネルと録画時間を管理し、番組録画を指示する。
端末側録画部112は、指定された番組を録画し、映像データを蓄積する。
番組予約情報送信部113は、ユーザによって設定された番組チャンネルと録画時間で構成される番組予約情報を、ネットワーク130を介し、宅内レコーダ120に送信する。
録画結果判定部114は、放送電波の受信不良やユーザ操作を検知することによって、録画した映像データが乱れた、もしくは映像に空白ができたと判定した映像データ部分を補修対象映像データとし、その補修対象映像データを示す情報と時間、番組チャンネルを含む録画失敗情報を管理する。
補修用データ要求部115は、録画失敗情報から生成した部分映像データ要求情報を宅内レコーダ120に送信する。
補修用データ受信部116は、宅内レコーダ120から補修処理に使用する映像データ
を受信する。
映像データ補修部117は、映像が不良な補修対象映像データを、外部から入手した映像データの一部と置き換えて補修する。映像データ補修部117は、補修対象映像データの後に続く映像データを復号するために必要なブロック分は補修時に消去せずに保存し、補修した映像データの部分だけを再暗号化するよう制御する。
より詳細には、映像データ補修部117は、補修対象映像データ抽出部117a、補修部117b、及び再暗号化部117cからなる。
補修対象映像データ抽出部117aは、録画結果判定部114から受け取った録画失敗情報に基づいて、映像データから補修対象映像データを抽出する。
補修部117bは、抽出した補修対象映像データを補修用データ受信部116が受信した補修用映像データに置き換えて、映像データを補修する。ここで、補修部117bは、補修対象映像データのうち、最後の一部の映像データを消去せずに保存する。この最後の一部の映像データは、補修対象映像データの後に続く映像データを復号するために必要な最小限のデータであり、暗号化方式によりデータ長は様々である。例えば、暗号化方式が16byteを必要とするものであれば、最後のデータは16byte、128byteを必要とするもので最後のデータは128byteである。このように、補修部117bは、最後の最後データは補修時に消去せずに保存することを特徴とする。換言すれば、補修部117bは、本来不要な映像データを、補修対象映像データの後に続く映像データを復号するために入れていることになる。
再暗号化部117cは、映像データの補修部分である補修用映像データのみに対して再暗号化処理を行う。
宅内レコーダ120は、番組予約情報受信部121、レコーダ側録画部122、映像データ抽出部123、及び映像データ送信部124を備えて構成される。
番組予約情報受信部121は、携帯端末110からの番組予約情報を受信する。
レコーダ側録画部122は、番組予約情報に格納された番組チャンネル、録画時間に基づいて番組を録画し、映像データを蓄積する。
映像データ抽出部123は、部分映像データ要求情報に従って蓄積した映像データから補修用映像データを抽出する。
映像データ送信部124は、補修用映像データを携帯端末110に送信する。
上記補修用映像データは、宅内レコーダ120からの視点では、携帯端末110から要求された時間帯、番組チャンネルの映像データである。
ネットワーク130は、移動体通信網、公衆電話網、LANやインターネットなどから構成するネットワークであり、有線系又は無線系などネットワークの種類とプロトコルの種類は特に問わない。また、キャリアのアクセス回線としてはFTTH(Fiber To The Home)、HFC(Hybrid Fiber Coax:光同軸ケーブル)、及びADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)/VDSL(Very high data rate Digital Subscriber Line)等の大容量回線が利用可能である。
図5は、録画失敗情報の構成例を示す図である。図4の録画結果判定部114は、録画失敗情報151を作成する。
図5に示すように、録画失敗情報151は、映像データの番組チャンネル152、録画方式153、時間情報154、及びデータ位置情報155の各パラメータから構成される。録画失敗情報151の構成は、一例であり、映像データ補修処理の必要に応じたパラメータであればどのような構成でもよい。
図6は、部分映像データ要求情報の構成例を示す図である。
図6に示すように、部分映像データ要求情報161は、番組チャンネル162、及び時間情報163のパラメータから構成される。
携帯端末110の補修用データ要求部115(図4)は、図5の録画失敗情報151を基に、要求する補修用映像データの番組チャンネル162及び時間情報163からなるパラメータである部分映像データ要求情報161を生成する。
以下、上述のように構成された携帯端末の動作について説明する。
まず、本発明の基本的な考え方について説明する。
[録画失敗時の映像補正方式(基本)]
図7は、本発明の携帯端末の録画失敗時の映像データ補修方法を説明する図である。
図7Aは、携帯端末の暗号化済録画データを示す。図7では、暗号化済録画データは、映像データ1−8である。この映像データ1−8のうち、録画を失敗したと判断した映像データは映像データ4,5であるとする。
図7Bは、宅内レコーダの暗号化済録画データを示す。宅内レコーダは、安定した受信又は通信にあって映像データ1−8は全て暗号化されて録画されている。
宅内レコーダは、携帯端末に対して、該当部分(ここでは携帯端末が録画を失敗した映像データ4,5)の暗号を一旦解除して携帯端末に転送する。携帯端末は、転送された該当部分(映像データ4,5)を元に録画データを補正する。
携帯端末は、以下のようにして映像データの暗号解除後に、補正を行う。
図7Cは、携帯端末の補正、及び暗号化済録画データを示す。また図7Dは、本発明と比較するための従来の携帯端末の補正、及び暗号化済録画データを示す。図7Dに示すように、映像の暗号解除には、直前のデータ(一般的に16byte)が必要になるので、補正後のデータも再暗号化する必要がある。この従来例では、補正後の映像データ4,5のために映像データ4−8を再暗号化している。従来例ではその分、電力を浪費してしまう。
これに対して、図7Cに示すように、本携帯端末は、補正した部分だけを暗号化する。図7Cの場合は、補正した映像データ4,5を暗号化し、映像データ6〜8については暗号化しない。しかし、映像の暗号解除には、直前のデータ(16byte)が必要である。このため、本携帯端末は、以前の映像データ5の一部(例:16byte、データ5’と定義)を残す。
本携帯端末は、再生時に映像データ6の先頭データを暗号解除する際、データ5’を使用する。すなわち、本来不要な以前の映像データ5の一部(データ5’)を入れている。データ5’は、暗号解除されると無意味なデータとなり、該携帯端末のデコーダは無視するので、正常再生される。したがって、本携帯端末では、補正していないデータを再暗号化する必要がなくなる。
上記録画失敗時の映像補正方式により、補正した部分だけを暗号化することが可能になった。以下、より詳細に映像データのスキャン方式と補正データの生成方式について説明する。
[失敗映像データのスキャン方式]
図8は、本発明の携帯端末の失敗映像データのスキャン方式を説明する図である。
図8Aは、携帯端末の録画データを示す。(1)携帯端末は、録画失敗時間情報から録画失敗した時間帯を判定する。図5では、携帯端末は、映像データ4と映像データ5の図示の時間帯で録画を失敗したと判断する。
図8Bに示すように、(2)携帯端末は、録画失敗した時間帯のデータの開始点及び終了点から直近の切出し可能点をスキャンする。上記切出し可能点は、例えばスタートヘッダである。
図8Cに示すように、(3)携帯端末は、録画失敗録画データを確定し、要補正時間情報(開始時間と期間もしくは終了時間)を生成する。
本失敗映像データのスキャン方式により、補正した部分の接合部分で映像は乱れない。
[携帯端末と宅内レコーダの交信と補正データの生成方式]
図9は、本発明の携帯端末と宅内レコーダの交信と補正データの生成方式を説明する図である。図9Aは、宅内レコーダの暗号化済録画データa−iを示す。図9Bは、携帯端末の暗号化済録画データ1〜8を、図9Cは、その補正データを、図9Dは、携帯端末の補正、及び暗号化済録画データをそれぞれ示す。
図9Aに示すように、宅内レコーダは、安定した受信又は通信にあって映像データa−iは全て暗号化されて録画されている。
図9Bに示すように、携帯端末の暗号化済録画データ(映像データ)1−8のうち、録画を失敗したと判断した映像データは映像データ4,5であるとする。
携帯端末は、以下のようにして宅内レコーダ交信及び補正データの生成を行う。
図9A.B矢印に示すように、(1)携帯端末は、映像単位(例えば、GOP(Group Of Pictures))の映像データ4,5の要補正時間情報を宅内レコーダに送信する。
図9A.B矢印に示すように、(2)宅内レコーダは、携帯端末に対し、受信した要補正時間情報を包含する暗号解除した映像単位である補正基本データd,e,fと、補正基本データ時間情報を返信する。携帯端末は、宅内レコーダから送信された補正基本データ(映像単位)d,e,fと補正基本データ時間情報を受信する。
図9Cに示すように、(3)携帯端末は、受信した補正基本データ(映像単位)d,e,fをデコードし、同じく受信した補正基本データ時間情報を基に補正に必要な映像データ
を抽出し、補正データ(映像単位4,5)にエンコードする。
図9C.D矢印に示すように、(4)携帯端末は、補正データ(映像単位4,5)を用いて補正処理を行う。
図9Dに示すように、携帯端末は、補正処理した映像データ4,5だけを暗号化する。携帯端末は、再生時に映像データ6の先頭データを暗号解除する際、データ5’を使用する。データ5’は、暗号解除されると無意味なデータとなり、該携帯端末のデコーダは無視するので、正常再生される。
このように、宅内レコーダと携帯端末の互いの映像フォーマットが異なっても映像補正が可能になる。
以上、本発明の基本的な考え方について説明した。次に、本実施の形態の携帯端末110の動作について説明する。
図10は、携帯端末110における宅内レコーダ120を利用した録画番組の映像データ補修処理を示すフローチャートである。図中、Sはフローの各ステップを示す。
まず、ステップS101では、携帯端末110の予約録画指示部111は、管理している予約録画のための番組チャンネルと録画時間に基づいて、端末側録画部112に対し番組録画を指示するとともに、番組予約情報送信部113に対し管理している番組チャンネルと録画時間を番組予約情報として送る。
ステップS102では、携帯端末110の番組予約情報送信部113は、ネットワーク130を介して番組予約情報を送信する。
ステップS103では、宅内レコーダ120の番組予約情報受信部121は、携帯端末110から送信された番組予約情報を受信する。
ステップS104では、宅内レコーダ120のレコーダ側録画部122は、番組予約情報に格納された番組チャンネル、及び録画時間に基づいて番組を録画し、映像データを蓄積して本フローを終了する。
ステップS105では、携帯端末110の端末側録画部112は、予約録画指示部111が指定した番組を録画し、映像データを蓄積する。
ステップS106では、携帯端末110の録画結果判定部114は、放送電波の受信不良や録画一時停止などのユーザ操作を検知することによって端末側録画部112が録画している映像データが乱れた、もしくは映像に空白ができたと判定し、その時間情報や番組チャンネルを含む録画失敗情報を収集する。
ステップS107では、携帯端末110の映像データ補修部117は、録画失敗情報を基に映像データ補修処理を行って本フローを終了する。映像データ補修処理の詳細については、図11により後述する。
図11は、上記ステップS107の映像データ補修処理のより詳細なフローチャートである。
ステップS201では、携帯端末110の補修用データ要求部115は、録画結果判定
部114から受け取った録画失敗情報151(図5)を宅内レコーダ120に送信する。
ステップS202では、宅内レコーダ120の映像データ抽出部123は、携帯端末110からの録画失敗情報151(図5)を受信する。
ステップS203では、宅内レコーダ120の映像データ抽出部123は、部分映像データ要求情報に従って、レコーダ側録画部122が蓄積した該当する映像データから補修用映像データを抽出する。
ステップS204では、宅内レコーダ120の映像データ送信部124は、補修用映像データを携帯端末110に送信する。
ステップS205では、携帯端末110の補修用データ受信部116は、宅内レコーダ120から送信された補修用映像データを受信する。
ステップS206では、携帯端末110の映像データ補修部117は、映像データの不良部分を補修する処理を行って本フローを終了する。補修用映像データを用いた補修処理の詳細については、図12及び図13により後述する。
次に、映像データ補修部117による補修用映像データを用いた映像データ補修処理について説明する。
図12は、映像データ補修部117による映像データ補修処理を示すフローチャートである。図13は、映像データ補修部117による映像データ補修処理の説明図である。
図13Aは、携帯端末110に保存されている著作権保護された映像データ200を示している。
ステップS301では、映像データ補修部117の補修対象映像データ抽出部117aは、録画結果判定部114から受け取った録画失敗情報151(図5)に基づいて、図13Aの映像データ200から補修対象映像データ201を抽出する。
図13Bは、映像データ補修部117が行う映像データの補修処理を示している。より詳細には、映像データ補修部117の補修部117bは、補修対象映像データ201を補修用データ受信部116が受信した補修用映像データ202に置き換えて、映像データを補修する(ステップS302)。特に、補修部117bは、補修対象映像データ201の後に続く映像データ204を復号するために必要な補修対象映像データ201のブロック分のデータ203は補修時に消去せずに保存する。ここで、この補修対象映像データ201のブロック分のデータ203は、前記図7C及び図9Dに示すデータ5’に対応する。
図13Cは、再暗号化された補修処理後の映像データ205を示している。
ステップS303では、映像データ補修部117の再暗号化部117cは、映像データの補修部分である補修用映像データ202のみに対して再暗号化処理を行う。
補修後の映像データ205に残留した暗号化されたデータ203は、無意味なデータとなり、デコード再生処理でスキップされ、正常再生される。すなわち、映像再生時に、上記データ203自体が復号された結果のデータは、映像データではなく、意味の無いデータとなる。一般的な映像デコーダは、定められたフォーマットではないデータに対しては、フォーマット不正を検知して、処理をスキップするので、携帯端末110のデコーダは
、その部分のデコード再生処理をスキップする。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、携帯端末110は、映像が不良な補修対象映像データを、外部から入手した映像データの一部と置き換えて補修する映像データ補修部117を備え、映像データ補修部117は、補修対象映像データの後に続く映像データを復号するために必要なブロック分は補修時に消去せずに保存し、補修した映像データの部分だけを再暗号化するよう制御する。これにより、補修した部分だけを暗号化することができ、著作権保護された映像データの補修を省電力で処理することができる。
また、特許文献1に記載の構成では、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式などの圧縮修理された映像データの場合、映像受信を失敗したと判断した時間情報だけで映像部分を選定して補修しても、補修対象外の映像データにおける補償対象映像データとの連結点のフレームが、フレーム間予測を用いて符号化されるフレームをPフレーム(Predicted Frame)やBフレーム(Bi−directional Predicted Frame)の場合、デコード時に参照する対象のフレームデータが変わってしまうことにより、連結点の映像が乱れる可能性がある。本実施の形態では、補正した部分の接合部分で映像が乱れることがない。
なお、本実施の形態では、図13BCに示すデータ203は、映像データに連結して保存するようにしているが、別の領域に保存し、デコーダが必要な都度参照するとしてもよい。
また、本実施の形態では、外部から映像データを供給する手段を、宅内レコーダ120としたが、図1の従来方式の構成例のように録画サーバでも構わない。その場合は、予約録画を要求する処理を除外してもよい。かかる構成を採ると、一部暗号化された不良な映像データを保存する映像データ補修処理とすることにより、余分な再暗号化処理を除去することができ、その結果、著作権保護された映像データの補修を省電力で処理することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2は、失敗映像データのスキャン方式について説明する。
図14は、本発明の実施の形態2に係る携帯端末の構成を示す機能ブロック図である。図4と同一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略する。また、本実施の形態に係る携帯端末310は、図4に示す携帯端末110に代えて適用される。
図14に示すように、携帯端末310は、予約録画指示部111、端末側録画部112、番組予約情報送信部113、録画結果判定部114、補修対象データスキャン部311、補修用データ要求部115、補修用データ受信部116、及び映像データ補修部117を備えて構成される。
補修対象データスキャン部311は、携帯端末310が保存している映像データに対して補修が必要と判定した時間帯の部分を補修対象映像データとし、補修対象映像データの前後の映像データを設定された単位毎に復号してスキャンし、映像データを置き換えて補修しても映像が乱れないと判定した部分を補修対象映像データの開始点及び終了点と再設定する。映像データを置き換えて補修しても映像が乱れないと判定した部分とは、映像データ補修処理を行った際の映像の連結点が乱れないと判定した部分である。
以下、上述のように構成された携帯端末の動作について説明する。基本的な考え方及び基本動作は、実施の形態1と同じである。
図15及び図16を用いて、補修対象データスキャン部311の動作について詳細に説明する。
図15は、補修対象データスキャン部311の動作を示すフローチャート、図16A−Cは、補修対象データスキャン部311の動作の説明図である。
図16Aは、携帯端末310に保存されている著作権保護された映像データa−fを示している。
映像データa−fは、映像データの一部を削除、又は置き換えても全体の映像品質に問題が発生しない映像ブロックを示している。映像ブロックとは、例えば、デジタル記録する際に用いられる動画圧縮コーデックにおいて、フレームを効率的に管理するためのフレームデータの纏りであるGOPが挙げられる。
ステップS401では、録画結果判定部114は、端末側録画部112が録画している映像データが乱れた、もしくは映像に空白ができたと判定し、その映像データを補修対象映像データ401と設定する。また、録画結果判定部114は、時間情報や番組チャンネルを含む録画失敗情報を収集する。
図16Bは、補修対象映像データのスキャン処理を示している。
ステップS402では、補修対象データスキャン部311は、映像ブロックcの開始データ402と映像ブロックeの開始データ403を事前に設置されたデータ単位で暗号化を復号し、検索する。
図16Cは、映像ブロックcの開始データ402と映像ブロックeの開始データ403を検索した結果、補修対象映像データを映像ブロックcと映像ブロックdを含む補修対象映像データ404に再設定した処理を示している。
ステップS403では、映像データ補修部117は、補修対象映像データ404の再設定を行う。これにより、録画失敗情報が修正される。
このように、本実施の形態によれば、携帯端末310が保存している映像データに対して補修が必要と判定した時間帯の部分を補修対象映像データとし、補修対象映像データの前後の映像データを設定された単位毎に復号してスキャンし、映像データを置き換えて補修しても映像が乱れないと判定した部分を補修対象映像データの開始点及び終了点と再設定する補修対象データスキャン部311をさらに備えているので、補修した映像の連結点の映像が乱れなくすることができる。
ここで、本実施の形態では、開始点と終了点をスキャンするとしたが、例えば、補修用映像データがMPEG方式での1フレームのデータのみで画像が生成できるIフレーム(Intra-coded Frame)が必ず先頭に来ることが保障されている映像データである場合は、終了点のスキャンのみ行う態様としてもよい。かかる構成を採ると、補修対象映像データを映像データの一部を削除、置き換えても全体の映像品質に問題が発生しない映像ブロック単位で設定するので、映像データを補修した際に連結点の映像が乱れことを防ぐことができる。
(実施の形態3)
実施の形態3は、携帯端末と宅内レコーダの交信と補正データの生成方式について説明する。
図17は、本発明の実施の形態3に係る携帯端末の構成を示す機能ブロック図である。図4と同一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略する。また、本実施の形態に係る携帯端末510は、図4に示す携帯端末110に代えて適用される。
図17に示すように、携帯端末510は、予約録画指示部111、端末側録画部112、番組予約情報送信部113、録画結果判定部114、補修用データ要求部115、補修用データ受信部116、補修用データ再構成部511、及び映像データ補修部117を備えて構成される。
補修用データ再構成部511は、宅内レコーダ120から入手する映像データの一部を部分映像データとし、部分映像データを一旦デコードし、補修対象映像データと同じ時間帯の映像データを抽出し、補修対象映像データで使用されている映像フォーマットでエンコードし、その映像データを補修用映像データとして映像補修処理に使用する。
以下、上述のように構成された携帯端末の動作について説明する。基本的な考え方及び基本動作は、実施の形態1と同じである。
図18は、補修用データ再構成部511の動作を示すフローチャートである。
ステップS601では、携帯端末510の補修用データ要求部115は、録画結果判定部114から受け取った録画失敗情報を宅内レコーダ120に送信する。
ステップS602では、宅内レコーダ120の映像データ抽出部123は、携帯端末510から送信された録画失敗情報を受信する部分映像データ要求情報の受信処理を行う。
ステップS603では、宅内レコーダ120の映像データ抽出部123は、部分映像データの抽出処理と部分映像データ時間情報の生成処理を行う。以下、この部分映像データの抽出処理と部分映像データ時間情報の生成処理について説明する。
映像データ抽出部123は、部分映像データ要求情報に従って、宅内レコーダ120のレコーダ側録画部122が蓄積した該当する映像データから補修用映像データを抽出する。このとき、部分映像データ要求情報に格納された時間情報により指定されたデータを、例えば切り出す映像データの先頭フレームがフレーム間予測を用いて符号化されるフレームであった等の理由によりその部分のみの切り出しが不可能な場合には、格納された時間情報が示すより大きな範囲を含むデータとして抽出し、部分映像データとする。また、映像データ抽出部123は、その部分映像データの再生開始、終了の時間を格納した部分映像データ時間情報を生成する。ここで、部分映像データから再生時間がヘッダ情報等から解析できる場合は、部分映像データ時間情報の生成は不要である。
ステップS604では、宅内レコーダ120の映像データ送信部124は、抽出した部分映像データと生成した部分映像データ時間情報を携帯端末510に送信する。
ステップS605では、携帯端末510の補修用データ受信部116は、宅内レコーダ120から送信された部分映像データ及び部分映像データ時間情報を受信する。
ステップS606では、携帯端末510の補修用データ再構成部511は、部分映像データのデコード処理を行う。
ステップS607では、携帯端末510の補修用データ再構成部511は、部分映像デ
ータ時間情報の再生時間に基づいて、デコードした部分映像データから補修に必要な映像データを抽出する。
ステップS608では、携帯端末510の補修用データ再構成部511は、補修対象の映像データと同じフォーマット、及びパラメータを基に、抽出した映像データに対して補修用映像データへのエンコード処理を行う。
ステップS609では、携帯端末510の映像データ補修部117は、生成された補修用映像データを用いて、映像データの不良部分を補修する処理を行う。
このように、本実施の形態によれば、携帯端末510は、宅内レコーダ120から入手する映像データの一部を部分映像データとし、部分映像データを一旦デコードし、補修対象映像データと同じ時間帯の映像データを抽出し、補修対象映像データで使用されている映像フォーマットでエンコードし、その映像データを補修用映像データとして映像補修処理に使用する補修用データ再構成部511さらに備えているので、補正用映像データのフォーマットと携帯端末510の録画に使用するフォーマットの種類やパラメータ等が異なる場合であっても、携帯端末510が保存している映像データを補修することができる。
例えば、特許文献1に記載の構成では、補正用映像データのフォーマットと携帯端末の録画に使用するフォーマットの種類やパラメータ等が異なる場合、携帯端末が保存している映像データを補修することができない。これに対して、本実施の形態では、宅内レコーダと携帯端末の録画に使用するエンコーダの種類(サイズ、フォーマット)が異なる場合であっても、宅内レコーダの録画データで携帯端末510の録画データを補正することができる。
以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されることはない。
また、上記各実施の形態では携帯端末及び映像データ補修方法という名称を用いたが、これは説明の便宜上であり、装置の名称は携帯端末装置、表示装置、また方法の名称は録画データ補修方法等であってもよい。
また、上記携帯端末を構成する各部、例えば録画部、デコード処理部の種類、その数及び接続方法などはどのようなものでもよい。
また、以上説明した映像データ補修方法は、この映像データ補修方法を機能させるためのプログラムでも実現される。このプログラムはコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されている。
また、携帯端末の各機能ブロックは、集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現されてもよい。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
また、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技
術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
また、本実施の形態においては、宅内レコーダ120を映像データの提供側としたが、例えば従来例の図1で示したような通信事業者12が、番組予約情報受信部121、レコーダ側録画部122、映像データ抽出部123、及び映像データ送信部124(いずれも図4参照)の各機能部を有する構成でもかまわない。
さらには、本実施の形態における放送電波とは、無線LAN(Wireless Local Area Network)に代表される無線アクセス網を経由したストリーミング放送も含まれる。
本発明を詳細にまた特定の実施の態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
2009年1月21日出願の特願2009−011039の日本出願に含まれる明細書、図面及び要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明に係る携帯端末及び映像データ補修方法は、補修処理における処理量及び消費電力を削減し、かつ、確実に映像データを補修できるという効果を有し、省電力が求められる携帯電話や携帯型AVプレイヤ等の携帯端末の機能として有用である。
100 映像データ補修システム
110,310,510 携帯端末
111 予約録画指示部
112 端末側録画部
113 番組予約情報送信部
114 録画結果判定部
115 補修用データ要求部
116 補修用データ受信部
117 映像データ補修部
117a 補修対象映像データ抽出部
117b 補修部
117c 再暗号化部
120 宅内レコーダ
121 番組予約情報受信部
122 レコーダ側録画部
123 映像データ抽出部
124 映像データ送信部
130 ネットワーク
311 補修対象データスキャン部
511 補修用データ再構成部

Claims (8)

  1. 先の映像データの平文ブロックを暗号化した結果を、次の平文ブロックにビット演算によって重ね合わせ、その結果に対して暗号化する方式を用いて暗号化した映像データを保存する携帯端末であって、
    映像が不良な補修対象映像データを、外部から入手した映像データの一部と置き換えて補修する映像データ補修手段を備え、
    前記映像データ補修手段は、
    映像データから補修対象映像データを抽出する補修対象映像データ抽出手段と、
    抽出した補修対象映像データを補修用映像データに置き換えて映像データを補修する際、前記補修対象映像データの最後の一部の映像データを消去せずに保存する補修手段と、
    前記補修用映像データのみに対して再暗号化処理を行う再暗号化手段と、
    を備える携帯端末。
  2. 前記補修対象映像データの最後の一部の映像データは、前記補修対象映像データの後に続く映像データを復号するために必要なブロック分である請求項1記載の携帯端末。
  3. 映像データに対して補修が必要と判定した時間帯の部分を補修対象映像データとし、前記補修対象映像データの前後の映像データを設定された単位毎に復号してスキャンし、前記映像データを置き換えて補修しても映像が乱れないと判定した部分を前記補修対象映像データの開始点及び終了点として再設定する補修対象データスキャン手段を備える請求項1記載の携帯端末。
  4. 映像データが映像の符号化データである場合、補修するために外部から入手した映像データの一部を部分映像データとし、前記部分映像データを一旦デコードし、前記補修対象映像データと同じ時間帯の映像データを抽出し、前記補修対象映像データで使用されている映像フォーマットでエンコードした映像データを補修用映像データとして映像補修処理に使用する補修用データ再構成手段を備える請求項1記載の携帯端末。
  5. 映像が不良な補修対象映像データを、外部から入手した映像データの一部と置き換えて補修する映像データ補修方法であって、
    映像データから補修対象映像データを抽出するステップと、
    映像が不良な補修対象映像データを、外部から入手した映像データの一部と置き換えて補修するステップと、
    抽出した補修対象映像データを補修用映像データに置き換えて映像データを補修する際、前記補修対象映像データの最後の一部の映像データを消去せずに保存するステップと、
    前記補修用映像データのみに対して再暗号化処理を行うステップと
    を順次実行する映像データ補修方法。
  6. 映像データに対して補修が必要と判定した時間帯の部分を補修対象映像データとし、前記補修対象映像データの前後の映像データを設定された単位毎に復号してスキャンするステップと、
    前記映像データを置き換えて補修しても映像が乱れないと判定した部分を前記補修対象映像データの開始点及び終了点として再設定するステップと
    を有する請求項5記載の映像データ補修方法。
  7. 補修するために外部から入手した映像データの一部を部分映像データとし、前記部分映像データを一旦デコードするステップと、
    前記補修対象映像データと同じ時間帯の映像データを抽出するステップと、
    前記補修対象映像データで使用されている映像フォーマットでエンコードした映像デー
    タを補修用映像データとして映像補修処理に使用するステップと
    を有する請求項5記載の映像データ補修方法。
  8. 映像が不良な補修対象映像データを、外部から入手した映像データの一部と置き換えて補修する映像データ補修方法であって、映像データから補修対象映像データを抽出するステップと、映像が不良な補修対象映像データを、外部から入手した映像データの一部と置き換えて補修するステップと、抽出した補修対象映像データを補修用映像データに置き換えて映像データを補修する際、前記補修対象映像データの最後の一部の映像データを消去せずに保存するステップと、前記補修用映像データのみに対して再暗号化処理を行うステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2010547324A 2009-01-21 2009-12-28 携帯端末、映像データ補修方法及びプログラム Expired - Fee Related JP5414699B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010547324A JP5414699B2 (ja) 2009-01-21 2009-12-28 携帯端末、映像データ補修方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009011039 2009-01-21
JP2009011039 2009-01-21
PCT/JP2009/007342 WO2010084562A1 (ja) 2009-01-21 2009-12-28 携帯端末、映像データ補修方法及びプログラム
JP2010547324A JP5414699B2 (ja) 2009-01-21 2009-12-28 携帯端末、映像データ補修方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010084562A1 JPWO2010084562A1 (ja) 2012-07-12
JP5414699B2 true JP5414699B2 (ja) 2014-02-12

Family

ID=42355637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010547324A Expired - Fee Related JP5414699B2 (ja) 2009-01-21 2009-12-28 携帯端末、映像データ補修方法及びプログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9049492B2 (ja)
JP (1) JP5414699B2 (ja)
CN (1) CN102293006B (ja)
WO (1) WO2010084562A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011145256A1 (ja) 2010-05-18 2011-11-24 パナソニック株式会社 映像端末及び表示画像形成方法
US8910212B2 (en) * 2010-09-29 2014-12-09 Verizon Patent And Licensing Inc. Multiple device storefront for video provisioning system
JP7010758B2 (ja) * 2018-04-20 2022-01-26 Tvs Regza株式会社 電子機器および番組リスト生成方法
CN113613088A (zh) * 2021-08-02 2021-11-05 安徽文香科技有限公司 一种mp4文件的修复方法、装置、电子设备及可读存储介质

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006352264A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Sanyo Electric Co Ltd 携帯端末
JP2008085986A (ja) * 2006-08-30 2008-04-10 Ricoh Co Ltd データ変換装置と電子装置とデータ変換方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6870930B1 (en) * 1999-05-28 2005-03-22 Silicon Image, Inc. Methods and systems for TMDS encryption
US6941490B2 (en) * 2000-12-21 2005-09-06 Emc Corporation Dual channel restoration of data between primary and backup servers
JP4054190B2 (ja) * 2001-12-27 2008-02-27 松下電器産業株式会社 データ転送システム
CN100383883C (zh) * 2002-05-14 2008-04-23 皇家飞利浦电子股份有限公司 用于记录信息的设备和方法
JP2004206459A (ja) 2002-12-25 2004-07-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd セッション管理装置
WO2005043806A1 (ja) * 2003-10-31 2005-05-12 Pioneer Corporation 暗号化記録装置および方法
US20070110236A1 (en) 2004-10-29 2007-05-17 Pioneer Corporation Encryption/recording device and method
EP1878017A1 (en) * 2004-12-21 2008-01-16 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method and apparatus for error correction of optical disc data
US8510615B2 (en) * 2009-10-22 2013-08-13 Xerox Corporation Virtual repair of digital media

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006352264A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Sanyo Electric Co Ltd 携帯端末
JP2008085986A (ja) * 2006-08-30 2008-04-10 Ricoh Co Ltd データ変換装置と電子装置とデータ変換方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN102293006A (zh) 2011-12-21
WO2010084562A1 (ja) 2010-07-29
JPWO2010084562A1 (ja) 2012-07-12
US20110273618A1 (en) 2011-11-10
CN102293006B (zh) 2013-10-09
US9049492B2 (en) 2015-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7231516B1 (en) Networked digital video recording system with copy protection and random access playback
KR101306715B1 (ko) 방송 신호 수신 장치 및 방송 신호 송수신 방법
CN101167357B (zh) 用于处理具有分组序列和与分组有关的定时信息的数据流的设备和方法
CN1258898C (zh) 在通信网络中管理对称密钥的方法及实现该方法的设备
RU2391780C2 (ru) Терминал, способ и компьютерный программный продукт для выполнения операций с вещательным контентом
US20050047426A1 (en) Content transfer
US20090010429A1 (en) Apparatus and method for transmitting and receiving video data in digital broadcasting service
US8179959B2 (en) Picture control device and method of the same
US20060230322A1 (en) Content processing device
US20080260161A1 (en) Terminal Device and Copyright Protection System
JP2006211602A (ja) データ送信機及びプログラム
US7757300B2 (en) Digital information recording and reproducing method and apparatus therefor
JP2006524943A (ja) 携帯機器による音声映像受信のためのデータストリーム形式の処理
US20090225983A1 (en) System and method for improved processing and decoding of an encrypted digital video signal
CN1722818A (zh) 条件访问终端设备和方法
JP5414699B2 (ja) 携帯端末、映像データ補修方法及びプログラム
JP2005534261A (ja) 暗号化ディジタル信号を記憶する方法
JPWO2005091150A1 (ja) コンテンツ移動装置、コンテンツ移動方法、コンピュータプログラム、記録媒体及びコンテンツ移動システム
CN101322394A (zh) 用于视频数据的解密系统和方法
US11134307B2 (en) Image processing apparatus and control method thereof
JP4762340B2 (ja) 信号処理装置及び信号処理方法
JP4748095B2 (ja) 情報記録再生装置、方法、及びプログラム
US20090310780A1 (en) Broadcast receiving apparatus and broadcast receiving method
KR101456009B1 (ko) 방송 신호 수신 장치 및 방송 신호 송수신 방법
KR101461986B1 (ko) 방송 신호 수신 장치 및 방송 신호 송수신 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131022

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5414699

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees