JP5414564B2 - タイヤ試験装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤの各種特性の試験に用いられるタイヤ試験装置に関するものである。
タイヤ試験装置としては、モータによって回転するローラと、回転可能に軸受されたスピンドルと、スピンドルに加わるトルクを検出するロードセルとを備え、スピンドルに固定したタイヤをローラの周面に圧接させてローラと共に回転させながらロードセルで検出したトルクに基づいて、タイヤの転がり抵抗を計測する装置が知られている(たとえば、特許文献1)。
また、一本の油圧サーボシリンダを用いて自動車のサスペンションを模擬し、実車におけるタイヤの路面への圧接を模擬するように、タイヤをローラの周面に圧接する技術も知られている(たとえば、特許文献2)。
特開2004-004598号公報 特開平05-5677号公報
一般的に、油圧サーボシリンダにおいて高圧力(出力)と高速度はトレードオフの関係にあるため、上述した、一本の油圧サーボシリンダを用いて自動車のサスペンションを模擬する技術によれば、自動車の重量による大きな荷重と、当該荷重の自動車の挙動変化による高速な変動の双方を精度良く模擬することが困難であった。
そこで、本発明は、タイヤ試験装置において、自動車の重量による大きな荷重と、当該荷重の自動車の挙動変化による高速な変動の双方を精度良く模擬することを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、タイヤの試験に用いられる、周面に前記タイヤが圧接されるローラを備えたタイヤ試験装置に、前記タイヤに対して、前記ローラの径方向の力を加える第1シリンダと、前記タイヤに対して、前記ローラの径方向の力を加える第2シリンダと、前記第1シリンダと第2シリンダを制御するシリンダ制御部とを備えたものである。ここで、前記第1シリンダは前記第2シリンダよりも出力が大きく、前記第2シリンダは前記第1シリンダよりも高速な応答性を備え、前記シリンダ制御部は、前記第1シリンダを制御して、当該第1シリンダによって、前記タイヤに、仮想した車両の静状態における前記タイヤの軸重の相当分の力を加えると共に、前記第2シリンダを制御して、当該第2シリンダによって、前記タイヤに、前記仮想した車両の動状態における前記タイヤの軸重の前記静状態からの変動量相当分の力を加えるものである。
このようなタイヤ試験装置によれば、高出力であるが低速度で応答性の低い第1シリンダを用いて車両が静止状態にあるときの軸重を模擬し、高速度で応答性が高いが低圧力の第2シリンダを用いて、車両の挙動の変化による軸重の静止状態からの変動を模擬するので、実際に走行する車両においてタイヤに加わる大きな軸重を、当該軸重の高速な変動分を含め、より正確に精度良く模擬することができるようになる。
ここで、このようなタイヤ試験装置は、前記タイヤを支持する、前記ローラに対して遠近する方向に移動可能なステージを備え、前記第1シリンダと前記第2シリンダは、前記ステージに対して、前記ローラに対して遠近する方向の力を加えることにより、前記タイヤに対して、前記ローラの径方向の力を加えるものとしてもよい。
また、このようなタイヤ試験装置は、前記シリンダ制御部を、前記仮想した車両の動状態における前記タイヤの軸重の前記静状態からの変動量を、前記仮想した車両の所定の運動モデルに、前記ローラの周速度の加速度を前記仮想した車両の加速度として適用して算出するものとしてもよい。
また、このようなタイヤ試験装置において、前記第1のシリンダと前記第2のシリンダはエアシリンダであってよい。また、この場合には、前記シリンダ制御部は、前記タイヤの軸重と前記タイヤに当該軸重相当分の力を加える前記第1シリンダの空気圧との関係を表す第1テーブルを用いて、前記第1シリンダの空気圧が、前記仮想した車両の静状態における前記タイヤの軸重の相当分の力を加える空気圧となるように、前記第1シリンダを制御し、前記タイヤの軸重の変動量と前記タイヤに当該変動量相当分の力を加える前記第2シリンダの空気圧との関係を表す第2テーブルを用いて、前記第2シリンダの空気圧が、前記仮想した車両の動状態における前記タイヤの軸重の前記静状態からの変動量相当分の力を加える空気圧となるように、前記第2シリンダを制御するものとしてもよい。
以上のように本発明によれば、タイヤ試験器において、自動車の重量による大きな荷重と、当該荷重の自動車の挙動変化による高速な変動の双方を精度良く模擬することができる。
本発明の実施形態に係るタイヤ試験装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るタイヤ試験装置のシリンダの動作を示す図である。 本発明の実施形態に係るタイヤ試験装置の制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る軸重算出部の動作を示す図である。 シリンダ駆動部の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1a1-a4に、本実施形態に係るタイヤ試験装置の構成を示す。
ここで、図1a4はタイヤ試験装置の斜視図であり、図1a4中に示すように上下前後左右を定義するものとして、図1a1はタイヤ試験装置を右方より見たようすを、図1a2はタイヤ試験装置を上方より見たようすを、図1a3はタイヤ試験装置を左方より見たようすを表している。
図示するように、タイヤ試験装置は、ベース1、ローラ2、ローラ2に連結されたローラシャフト3、ローラシャフト3を回動可能に支持する、ベース1に固定されたローラシャフト軸受4、ローラシャフト3に加わる軸回り(捻れ方向)のトルクを検出するローラ軸トルク計5、ローラシャフト3の回転速度を検出するローラ回転計6、ローラシャフト3に固定されたローラ用プーリ7、ベース1に固定されたローラモータ8、ローラモータ8の回転軸に固定されたローラモータプーリ9とローラ用プーリ7とに巻回されたローラ用ベルト10とを備えている。そして、このような構成によって、ローラモータ8の発生トルクがローラ2に伝達され、ローラモータ8の回転に伴いローラ2が回転するようになっている。
また、タイヤ試験装置は、二本のガイドシャフト11によりベース1に対する前後方向に移動が案内される、空気圧により浮遊せしめたステージ12を備えている。
そして、ステージ12上には、被試験体であるタイヤ50が一端に固定されるタイヤシャフト13、タイヤシャフト13を回動可能に支持する、ステージ12に固定されたタイヤシャフト軸受14、タイヤシャフト13に加わる軸回り(捻れ方向)のトルクを検出するタイヤ軸トルク計15、タイヤシャフト13の回転速度を検出するタイヤ回転計16、タイヤシャフト13に固定されたタイヤ用プーリ17、ステージ12に固定されたタイヤモータ18、タイヤモータ18の回転軸に固定されたタイヤモータプーリ19とタイヤ用プーリ17とに巻回されたタイヤ用ベルト20とを備えている。そして、このような構成によって、タイヤモータ18の発生トルクがタイヤ50に伝達され、タイヤモータ18の回転に伴いタイヤ50が回転するようになっている。
また、タイヤ試験装置は、図2aに示すように、ベース1の内部に静荷重シリンダ31と、動荷重シリンダ32とを備えている。ここで、静荷重シリンダ31と動荷重シリンダ32は、共にエアシリンダであり、静荷重シリンダ31としては、動荷重シリンダ32に比べ高圧力(高出力)であるが低速度で応答性の低いエアシリンダを、動荷重シリンダ32としては、静荷重シリンダ31に比べ高速度で応答性が高いが、低圧力(低出力)のエアシリンダを用いる。
そして、静荷重シリンダ31の先端は、ステージ12の下部に固定されたロードセル33に連結されている。また、動荷重シリンダ32の先端も、ステージ12の下部に固定されたロードセル33に連結されている。
また、静荷重シリンダ31の先端のロードセル33への連結位置と、動荷重シリンダ32の先端のステージ12のロードセル33への連結位置とは、これらシリンダによる力がステージ12を回転させる力となることが抑制されるように、間にロードセル33を挟んで対向した位置となっている。
そして、このような構成において、静荷重シリンダ31と動荷重シリンダ32とを駆動することにより、ロードセル33を介してステージ12を押し引きして、図2b1、b2に示すようにステージ12をベース1に対して前後方向に移動して、タイヤ50の周面をローラ2の周面に任意の力で押しつけて圧接することができるようになっている。また、この際に、静荷重シリンダ31と動荷重シリンダ32とによってステージ12に加えられる前後方向の力がロードセル33によって検出可能となっている。
ここで、このような構成によれば、静荷重シリンダ31と動荷重シリンダ32によって、タイヤ50の周面をローラ2の周面に任意の力で圧接した状態で、タイヤモータ18とローラモータ8との発生トルクを制御することにより、タイヤ50を所望の車速相当の回転速度で、所望の負荷を与えながら回転することができるようになる。
さて、このようなローラモータ8やタイヤモータ18や静荷重シリンダ31や動荷重シリンダ32の制御や、タイヤ50の各種特性の測定を行うために、タイヤ試験装置は、図1においては図示を省略した制御部を備えている。また、静荷重シリンダ31や動荷重シリンダ32を駆動するための、図1においては図示を省略したシリンダ駆動部300も備えている。
図3に、この制御部の構成を示す。
図示するように、制御部200は、タイヤ回転速度換算部201、第1加算器202、タイヤPID制御部203、駆動力算出部204、走行抵抗算出部205、ローラPID制御部206、仮想駆動力算出部207、軸重算出部208、静荷重圧力制御部209、動荷重圧力制御部210、測定部220とを備えている。
このような構成において、測定部220は、ローラ回転計6が出力するローラ2の回転速度や、タイヤ回転計16が出力するタイヤ50の回転速度や、ローラ軸トルク計5が出力するローラシャフト3の軸トルクや、タイヤ軸トルク計15が出力するタイヤシャフト13の軸トルクに応じてタイヤ50のタイヤ損失その他の各種特性を測定する。
一方、タイヤ回転速度換算部201は、各時点において、予め定めた車速スケジュール250が規定する現時点の目標車速を求めると共に、求めた目標車速をタイヤ50の回転速度に換算し、タイヤ目標回転速度として出力する。第1加算器202は、タイヤ目標回転速度とタイヤ回転計16が出力するタイヤ50の回転速度との差分を求めて出力し、タイヤPID制御部203は、PID制御によって、第1加算器202が出力する差分が大きいほどタイヤモータ18の発生トルクを大きくするための、タイヤモータ18の制御量を算出し、算出した制御量でタイヤモータ18の発生トルクを制御する。
次に、タイヤ50が装着されると想定した自動車を仮想車両として、走行抵抗算出部205は、ローラ回転計6が出力するローラ2の回転速度から算出されるローラ2の周速度を、仮想車両の車速として、当該車速における仮想車両の空気抵抗相当分の負荷を走行抵抗として算出する。
また、仮想車両の、仮想車両の重量をM、仮想車両の加速度をa、仮想車両の走行抵抗(空気抵抗)をRa、仮想車両のタイヤの駆動力をFとする仮想車両のF=Ma+Raのモデルに運動モデル基づいて、駆動力算出部204は、ローラ回転計6が出力するローラ2の回転速度から算出されるローラ2の周速度の加速度として求まる仮想車両の加速度に仮想車両の重量Mを乗じた値に走行抵抗算出部205が算出した走行抵抗を加算して、当該仮想車両のタイヤの駆動力を算出し、目標吸収力とする。
そして、ローラPID制御部206は、目標吸収力相当のトルクを発生するようにローラモータ8の発生トルクを制御する。
一方、仮想駆動力算出部207は、仮想車両の重量をM、仮想車両の加速度をa、仮想車両の走行抵抗(空気抵抗)をRa、仮想車両のタイヤの駆動力をFとする仮想車両のF=Ma+Raの運動モデルに基づいて、予め定めた車速スケジュール250が規定する現時点の目標車速の加速度を仮想車両の加速度として、当該加速度に仮想車両の重量Mを乗じた値に、走行抵抗算出部205が算出した走行抵抗を加算して、当該仮想車両のタイヤの仮想駆動力として、軸重算出部208に出力する。
軸重算出部208は、予め用意した仮想車両のモデルに基づいて、仮想車両が静止している状態におけるタイヤ50の軸重を静荷重として求め、静荷重圧力制御部209に出力する。
また、軸重算出部208は、仮想駆動力算出部207が出力した仮想駆動力と、予め用意した仮想車両の運動モデルに基づいて、仮想駆動力算出部207が算出した仮想駆動力をタイヤ50が発生している状態におけるタイヤ50の軸重の、静荷重からの変化量を動荷重として求め、動荷重圧力制御部210に出力する。
すなわち、たとえば、仮想車両が前輪駆動の自動車であるとして、静荷重は次のように求める。
すなわち、図4に示すように、Mが仮想車両の重量、Gが重心、aが前輪中心から重心までの前後方向距離、bが後輪中心から重心までの前後方向距離として、前輪の静荷重Wfと後輪の静荷重Wrを、重力をgとして、
Wf=b×M×g/(a+b)
Wr=a×M×g/(a+b)
として求める。そして、前輪としてのタイヤ50の特性を試験している場合にはWfを静荷重として静荷重圧力制御部209に出力し、後輪としてのタイヤ50の特性を試験している場合にはWrを静荷重として静荷重圧力制御部209に出力する。
また、仮想車両が前輪駆動の自動車であるとして、動荷重は、大川進、本田昭監修、「自動車のモーションコントロール技術入門」、山海堂2006年PP.88-89に記載されているような車両の運動モデルを利用して求めることができる。
すなわち、図4に示すように、hを重心の高さ、Zを重心の高さ方向座標、θを重心回りのピッチング方向の回転角とし、仮想駆動力算出部207が出力した仮想駆動力を前輪の駆動力F、Iyを仮想車両の車体のピッチング慣性モーメント、Kfを前輪サスペンションのバネ定数、Cfを前輪サスペンションのアブソーバ減衰定数、Krを後輪サスペンションのバネ定数、Crを後輪サスペンションのアブソーバ減衰定数として、前輪の軸重Fsfと、後輪の軸重Fsrを下式による運動モデルによって求める。
そして、前輪としてのタイヤ50の特性を試験している場合にはFsfと前述のように求めた静荷重の差分を動荷重として静荷重圧力制御部209に出力し、後輪としてのタイヤ50の特性を試験している場合にはFsrと前述のように求めた静荷重の差分を動荷重として動荷重圧力制御部210に出力する。
静荷重圧力制御部209は、軸重算出部208が出力した静荷重に一致する、ローラ2方向への荷重が静荷重シリンダ31によってタイヤ50に加わるように、シリンダ駆動部300を介して、静荷重シリンダ31の圧力を制御する。一方、動荷重圧力制御部210は、軸重算出部208が出力した動荷重に一致する、ローラ2方向への荷重が動荷重シリンダ32によってタイヤ50に加わるように、シリンダ駆動部300を介して、動荷重シリンダ32の圧力を制御する。
ここで、静荷重圧力制御部209は、荷重と当該荷重をローラ2方向にタイヤ50に加わる静荷重シリンダ31の圧力との関係を予め記述したテーブル209aを備えており、当該テーブル209aに従って、静荷重シリンダ31の圧力の制御値を算定する。また、同様に、動荷重圧力制御部210は、荷重と当該荷重をローラ2方向にタイヤ50に加わる動荷重シリンダ32の圧力との関係を予め記述したテーブル210aを備えており、当該テーブル210aに従って、動荷重シリンダ32の圧力の制御値を算定する。
次に、シリンダ駆動部300の構成を図5に示す。
図示するように、シリンダ駆動部300は、メインコンプレッサ500からのエアを清浄化するエアフィルタ301と、エアフィルタ301で清浄化されたエアを増圧する増圧弁302、増圧弁302で増圧されたエアを蓄える増圧タンク303、増圧タンク303からのエアを多少減圧して流量を増加して出力するシリンダ用レギュレータ304、シリンダ用レギュレータ304が出力するエアを増減圧して、静荷重シリンダ31に出力し、静荷重シリンダ31のエア圧力を静荷重圧力制御部209から制御された圧力とする静荷重用電空レギュレータ305、シリンダ用レギュレータ304が出力するエアを増減圧して、動荷重シリンダ32に出力し、動荷重シリンダ32のエア圧力を動荷重圧力制御部210から制御された圧力とする動荷重用電空レギュレータ306を備えている。
ここで、このように、増圧タンク303に蓄えた増圧されたエアを用いて静荷重シリンダ31と動荷重シリンダ32とを駆動することにより、各シリンダの、より高速な動作を実現できる。
なお、図示するように、メインコンプレッサ500の出力するエアは、ステージ用レギュレータ501を介してステージ12の下方に設けられたエア吹出口502からも噴出されステージ12を浮遊させる。
以上、本発明の実施形態について説明した。
このように本実施形態によれば、高圧力(高出力)であるが低速度で応答性の低いエアシリンダである静荷重シリンダ31を用いて車両が静止状態にあるときの軸重を模擬し、高速度で応答性が高いが、低圧力(低出力)のエアシリンダである動荷重シリンダ32を用いて、車両の挙動の変化による軸重の静止状態からの変動を模擬するので、実際に走行する車両においてタイヤ50に加わる軸重をより正確に精度良く模擬することができるようになる。
1…ベース、2…ローラ、3…ローラシャフト、4…ローラシャフト軸受、5…ローラ軸トルク計、6…ローラ回転計、7…ローラ用プーリ、8…ローラモータ、9…ローラモータプーリ、10…ローラ用ベルト、11…ガイドシャフト、12…ステージ、13…タイヤシャフト、14…タイヤシャフト軸受、15…タイヤ軸トルク計、16…タイヤ回転計、17…タイヤ用プーリ、18…タイヤモータ、19…タイヤモータプーリ、20…タイヤ用ベルト、50…タイヤ、31…静荷重シリンダ、32…動荷重シリンダ、33…ロードセル、200…制御部、201…タイヤ回転速度換算部、202…第1加算器、203…タイヤPID制御部、204…駆動力算出部、205…走行抵抗算出部、206…ローラPID制御部、207…仮想駆動力算出部、208…軸重算出部、209…静荷重圧力制御部、210…動荷重圧力制御部、220…測定部、250…車速スケジュール、300…シリンダ駆動部、301…エアフィルタ、302…増圧弁、303…増圧タンク、304…シリンダ用レギュレータ、305…静荷重用電空レギュレータ、306…動荷重用電空レギュレータ、500…メインコンプレッサ、501…ステージ用レギュレータ、502…エア吹出口。

Claims (5)

  1. タイヤの試験に用いられる、周面に前記タイヤが圧接されるローラを備えたタイヤ試験装置であって、
    前記タイヤに対して、前記ローラの径方向の力を加える第1シリンダと、
    前記タイヤに対して、前記ローラの径方向の力を加える第2シリンダと、
    前記第1シリンダと前記第2シリンダを制御するシリンダ制御部とを備え、
    前記第1シリンダは前記第2シリンダよりも出力が大きく、
    前記第2シリンダは前記第1シリンダよりも高速な応答性を備え、
    前記シリンダ制御部は、
    前記第1シリンダを制御して、当該第1シリンダによって、前記タイヤに、前記タイヤを装着した仮想の車両である仮想車両の静状態における前記タイヤの軸重の相当分の力を加えると共に、
    前記仮想車両の現在の動状態における前記タイヤの軸重の前記静状態からの変動量を算出し、前記第2シリンダを制御して、当該第2シリンダによって、前記タイヤに、前記算出した変動量相当分の力を加えることを特徴とするタイヤ試験装置。
  2. 請求項1記載のタイヤ試験装置であって、
    前記タイヤを支持する、前記ローラに対して遠近する方向に移動可能なステージを有し、
    前記第1シリンダと前記第2シリンダは、前記ステージに対して、前記ローラに対して遠近する方向の力を加えることにより、前記タイヤに対して、前記ローラの径方向の力を加えることを特徴とするタイヤ試験装置。
  3. 請求項1または2記載のタイヤ試験装置であって、
    前記シリンダ制御部は、前記仮想車両の現在の動状態における前記タイヤの軸重の前記静状態からの変動量を、前記仮想車両の所定の運動モデルに、前記仮想車両の加速度を適用して算出することを特徴とするタイヤ試験装置。
  4. 請求項1、2または3記載のタイヤ試験装置であって、
    前記第1のシリンダと前記第2のシリンダはエアシリンダであることを特徴とするタイヤ試験装置。
  5. 請求項4記載のタイヤ試験装置であって、
    前記シリンダ制御部は、前記タイヤの軸重と前記タイヤに当該軸重相当分の力を加える前記第1シリンダの空気圧との関係を表す第1テーブルを用いて、前記第1シリンダの空気圧が、前記仮想車両の静状態における前記タイヤの軸重の相当分の力を加える空気圧となるように、前記第1シリンダを制御し、前記タイヤの軸重の変動量と前記タイヤに当該変動量相当分の力を加える前記第2シリンダの空気圧との関係を表す第2テーブルを用いて、前記第2シリンダの空気圧が、前記仮想車両の現在の動状態における前記タイヤの軸重の前記静状態からの変動量相当分の力を加える空気圧となるように、前記第2シリンダを制御することを特徴とするタイヤ試験装置。
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