JP5414485B2 - 遊技機取付け装置 - Google Patents
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Description
従来、枠体の島への取付は、島のテーブルの上に枠体を載置した上で、島が木製であるのが通常であるということもあり、釘や木ねじなどを用いて行っている。
そして、かかる管理に必要な出玉の調整はパチンコ遊技機の盤面に多数立設された釘の調節により行うのが一般的である。しかしながら、かかる釘の調節には長年の経験による熟練や勘が不可欠であり、誰でもこれを行えるといった類のものではない。
ところで、パチンコ遊技機における出玉の調整は上述の如き釘の調節によらずに行うことができる。即ち、盤面の釘を固定したままであっても、パチンコ遊技機に適度な傾斜を与えることによって、かかる調整を行うことができる。パチンコ遊技機が水平に近い角度になればなる程、球は釘によくからむようになるため、パチンコ遊技機の傾斜角を小さくすれば、球の動きに釘の影響が大きく効いてくる。このような性質を利用して、パチンコ遊技機を枠体に取付ける際に適度な傾斜を与えることで、釘の調節を行った場合と同様の効果を、釘の調節を行うよりも遥かに簡易に得られるようになる。また、事後的な傾斜角の調節を行えるようにすれば、その利便性は格段に向上する。
この出願に開示されるのは遊技機取り付け装置であり、ワンタッチに近い態様で遊技機を島に対して着脱自在に固定できるという機能を基本的に持ちながら、島に対して固定されたままの遊技機の角度の変更を行えるというものである。
遊技機を島に着脱自在に固定する機能がどのように実現されるかという点の説明は割愛するが、この遊技機取付け装置は、以下のような機構により遊技機の傾斜角の調整を実現している。
この取付け装置は、パチンコ遊技機がその内側に固定された所定の幅を有する矩形とされた枠体が取付けられる島の枠体が設置される部分の上方に固定される第1部材と、枠体の上方部分に固定されると共に、パチンコ遊技機の前後方向に平行移動可能とされ、第1部材との相対位置を任意として第1部材に固定できるようになっている第2部材と、を備えている。この取付け装置は、第2部材の第1部材に対する相対的な前後位置を調整することでパチンコ遊技機の傾斜角を調整できるようになっている。
上述の第1部材と第2部材を用いれば、遊技機の傾斜角を任意に変更することができる。しかし、第1部材と第1部材が固定される島との位置関係、及び第2部材と第2部材が固定される枠体との位置関係にバラツキが生じると、遊技機の傾斜角の変更はともかく、変更された遊技機の絶対的な傾斜角を把握することが難しくなる。そのような不具合を減じるには、第1部材と島の位置関係、及び第2部材と枠体の位置関係を一定に保つか、或いはそれらを制御するための技術が必要となる。そのような点を考慮し、上述の取付け装置は、パチンコ遊技機の絶対的な傾斜角をより正確に制御するための当接体を備えている。この当接体は、第2部材に取付けられており、その前側の端部にある当接面を、パチンコ遊技機が取付けられた枠体の上方の部分の後側の面に突き当てることができるようになっている。しかも当接面は、前後動可能となっている。したがって、上述の当接体によれば、当接面を適宜の位置に移動させることにより第2部材に対する枠体の位置を任意に位置決めすることができるから、第1部材と島の位置関係を考慮して、第2部材に対する枠体の位置を調整することにより、第1部材に対して相対的に移動させた第2部材に固定された枠体に取付けられた遊技機の絶対的な傾斜角を、より正確に把握できるようになる。
上述の取付け装置における当接体は、第2部材に固定されたナットに螺合されたボルトとして形成されており、ボルトの軸周りの回転によりその前後動を行なうようになっている。しかしながら、かかるボルトの回転は、取付け装置が取付けられる島の内部が、空間的な制限を受けることが多いこともあり、作業の困難を伴うことがある。
本願発明は、パチンコ遊技機がその内側に固定された所定の幅を有する矩形とされた枠体(「枠体」は、例えば木製の、汎用の枠体でよい。)が取付けられる島(「島」は、汎用の島でよい。)の前記枠体が設置される部分の上方に固定される第1部材と、前記枠体の上方部分に固定されると共に、前記パチンコ遊技機の前後方向に平行移動可能とされ、前記第1部材との相対位置を任意として前記第1部材に固定できるようになっており、前記第1部材との相対位置を任意に決定することでパチンコ遊技機に適度な傾斜角を与えるようになっている第2部材と、前記第2部材の下方に設けられるとともに、前記パチンコ遊技機の前後方向に平行移動可能とされ、前記第2部材との相対位置を任意として前記第2部材に固定できるようになっているとともに、前記枠体の上方部分に前記枠体の後側から当接させられる当接面を備えた当接体であり、前記第2部材と前記枠体が固定されるに先立って前記枠体の上方部分の後側の面にその当接面を当接させることで前記第2部材に対する前記枠体の前後方向の相対位置を任意に決定できるものと、を備えてなるパチンコ遊技機の取付け装置である。
そして、このパチンコ遊技機の取付け装置の前記当接体は、前記第2部材に固定的に設けられ、その内周面にネジ切りがされ、且つその軸方向がパチンコ遊技機の前後方向に一致するナット孔と、前記ナット孔に螺合するネジ切りがその外周面にされたボルト部と、前記ボルト部の先端に設けられた、前記ボルト部よりも太軸とされた略円筒形状で且つその前側端部に前記当接面が設けられた当接部と、を備えてなり、前記当接部は、前記ボルト部に固定された基端部材と、前記基端部材に対して予め定められた所定のピッチで前後動可能であり、且つ前記基端部材に対する前後方向の相対位置を前記所定のピッチ毎に任意に決定できるものとされた先端部材と、を備えてなる。また、前記当接体は、前記ボルト部を前記ナット孔に対して回転させることによって行われる前記当接面の無段階の前後方向の移動と、前記先端部材を前記基端部材に対して前記所定のピッチで移動させることによって行われる前記当接面の所定のピッチ毎の移動とを、選択して行えるようになっている。
このようなパチンコ遊技機の取付け装置は、それが備える当接体が、無段階での前後方向の移動と、所定ピッチ毎の移動とを選択して行なえるので、後者を行ってから前者を行なうことで、当接体の位置決めを素早く行えるようになる。
なお、本願において、上下、前後の概念は、島に取付けられた遊技機の上下、前後に一致させられるものとする。
パチンコ遊技機の取付け装置の前記基端部材及び前記先端部材は、ともに略円柱形状で、且つ同軸の位置関係となるようにされていてもよい。この場合、前記基端部材の外周沿いの前側の面には、前記基端部材の前後方向の異なる位置にそのそれぞれが位置するようにして同形状の複数の凹部が設けられているとともに、前記先端部材の外周沿いの後側の面には、前記基端部材の前記複数の凹部の形状に対応した形状であり、前記複数の凹部のいずれかに挿入することのできる少なくとも1つの凸部が設けられていてもよい。この場合、前記複数の凹部のうち前記凸部を挿入する前記凹部を、前記先端部材を前記基端部材に対して軸周りに回転させることによって変更することにより、前記先端部材を前記基端部材に対して前記所定のピッチで移動させられるようにすることができる。
複数の凹部のうち凸部を挿入するものを選択することにより、当接面の前後動を実現する構造である。なお、凸部は1つでも良いし、複数でも良い。
複数の凹部はどのように設けられていても構わないが、例えば、前記複数の凹部は、前記基端部材の前側の面の外縁に、その一方から他方に向けて前記先端部材から順に遠くなるようにして一連で設けることができる。このようにすれば先端部材を回転させ凸部を挿入する凹部を隣接するものに順にずらしていくと、当接面は徐々に前側に移動するか又は徐々に後側に移動することになるので、当接面の位置決めを直感的に行うに有利である。
前記複数の凹部は、前記基端部材の前側の面の外縁に、その一方から他方に向けて前記先端部材から順に遠くなるようにして一連で設けられている第1の凹部セットと、前記第1の凹部セットに含まれている各凹部と前記基端部材の軸を中心として対称の位置に存在し且つ前記基端部材の軸を中心として対称の位置に存在する前記第1の凹部セットに含まれている前記凹部と前後方向の位置を同じくする凹部であり、前記第1の凹部セットに含まれる凹部と同数の凹部により一連で設けられている第2の凹部セットと、を形成していてもよい。この場合、前記凸部は、前記先端部材の後側の面の外縁に、前記先端部材の軸を中心として対称の位置に存在するように2つ設けられているものとすることができる。
このようにすると、第1の凹部セットと第2の凹部セットのうちの前後方向の位置を同じくする凹部が対になり、凹部の対が各凹部セットに含まれている凹部の数だけできることになる。そして、凹部に凸部が挿入される場合には、第1の凹部セットと第2の凹部セットのうちの前後方向の位置を同じくする一対の凹部のそれぞれに2つの凸部が挿入されることになる。
なお、凹部セットは、第1の凹部セット、第2の凹部セットのみならず、第3の凹部セット、第4の凹部セット…のように、3つ以上とすることが可能であるが、その場合であっても第1の凹部セットと第2の凹部セットが存在することには変わりがない。また、複数の凹部セットが存在する場合には、凸部を凹部セットの数に対応させてもよいことは当業者には自明であろう。
例えば、前記基端部材、及び前記先端部材はともに略円柱形状で、且つ同軸の位置関係となるようにされており、前記先端部材の外周沿いの後側の面には、前記先端部材の前後方向の異なる位置にそのそれぞれが位置するようにして同形状の複数の凹部が設けられているとともに、前記基端部材の外周沿いの前側の面には、前記先端部材の前記複数の凹部の形状に対応した形状であり、前記複数の凹部のいずれかに挿入することのできる少なくとも1つの凸部が設けられているようにすることができる。この場合、前記複数の凹部のうち前記凸部を挿入する前記凹部を、前記先端部材を前記基端部材に対して軸周りに回転させることによって変更することにより、前記先端部材を前記基端部材に対して前記所定のピッチで移動させられるようになる。
前記複数の凹部は、前記先端部材の後側の面の外縁に、その一方から他方に向けて前記基端部材から順に遠くなるようにして一連で設けられていてもよい。
前記複数の凹部は、前記先端部材の後側の面の外縁に、その一方から他方に向けて前記基端部材から順に遠くなるようにして一連で設けられている第1の凹部セットと、前記第1の凹部セットに含まれている各凹部と前記先端部材の軸を中心として対称の位置に存在し且つ前記先端部材の軸を中心として対称の位置に存在する前記第1の凹部セットに含まれている前記凹部と前後方向の位置を同じくする凹部であり、前記第1の凹部セットに含まれる凹部と同数の凹部により一連で設けられている第2の凹部セットと、を形成しており、前記凸部は、前記基端部材の前側の面の外縁に、前記基端部材の軸を中心として対称の位置に存在するように2つ設けられていてもよい。凹部セットを、3つ以上としてもよい点も上述の場合と変らない。
また、本願発明のパチンコ遊技機の取付け装置は、先端部材と基端部材とを有する場合、前記先端部材の後側の面と、前記基端部材の前側の面を近づけるような付勢力を前記先端部材に与える弾性体を備えているとともに、前記凸部は、前記凹部に挿入された状態で前記弾性体により前記凹部に対して押圧されるようになっているとともに、前記先端部材を掴んだ作業者が前記先端部材の後側の面を前記基端部材の前側の面から抜けるようになっていても構わない。このような構成を採用することにより、凹部に対する凸部の係合を、強固なものとすることができる。
この実施形態における遊技機取付け装置100を、図1、図2に示す。
図1は、島200に、枠体300を固定した状態の遊技機取付け装置100の正面図である。図2は、同じ状態の遊技機取付け装置100を示す側面図である。ただし、図1では、図2に示された遊技機の図示を省略している。また、島200は通常、複数横並びにして用いられるが、図1には、1つの遊技機が取付けられる部分に相当する島の一部のみを示している。
島200は、この実施形態では、木製である。もっとも、その一部に金属等の他の素材が用いられていてもよいことはいうまでもない。島200は、少なくとも、後述のテーブルと水平板を備えている必要がある。
この実施形態における島200は、前後方向に伸び平行に配された2本の棒状の基礎材210と、基礎材210のそれぞれの略中心に接続された上下方向に伸びる柱部材220とを備えている。2本の柱部材220はその高さ方向の中程同士をテーブル230で、また上端同士を水平材240で接続されている。テーブル230と、水平材240と、テーブル230及び水平材240の間の2本の柱部材220とに囲まれた正面から見て矩形の空間が、枠体300が嵌め込まれるスペースになる。
基礎材210、柱部材220はいずれも、この実施形態では、断面矩形の木材により構成されている。
基礎材210の間には、2本の基礎材210を連結する横補強材212aが設けられている。横補強材212aは、この実施形態では板状である。また、この実施形態では、互いに連結された基礎材210と柱部材220の所定の部位を結び、基礎材210と柱部材220との間の接続状態を補強する斜め補強材212bが設けられている。
水平材240は、板状であり、木製である。水平材240の前後方向の幅は、必ずしもこの限りではないが、テーブル230の幅よりも小さくされている。この水平材240の上側の面に、遊技機取付け装置100が固定される。水平材240には、また、後述の可動部材を通すための後述する孔が2箇所穿たれている。
この実施形態の枠体300は、木製である。枠体300は、4枚の板状の部材を矩形に組合わせてなる。枠体300を作る上下左右の各部材の幅は、この実施形態では等しくされている。つまり、この実施形態では、枠体300の前後方向の長さは枠体300のすべての部分で等しい。また、枠体300を構成する4枚の板状の部材の厚みは、必ずしもこの限りではないが、上と左右の部材の厚みよりも下の部材の厚みが、大きくなるようにされている。
枠体300の上側の部材の上側の面が本願発明でいう上面310であり、下側の部材の下側の面が本願発明でいう下面320である。上面310と下面320の長さは、2本の柱部材220の間隔に略一致するようにされている。
枠体300の内側の空間には、遊技機400が嵌め込まれ固定される。かかる遊技機400の枠体300に対する固定は、適当な周知技術を用いて行うことができる。
遊技機取付け装置100は、水平材240の上面に取付けられる。遊技機取付け装置100の水平材240への取付は、木ネジ、釘などを用いて適当に行えばよい。
図4は、遊技機取付け装置100の平面図(図中上側が後方である。)、図5は、遊技機取付け装置100の一端部を拡大して示した斜視図、図6は、遊技機取付け装置100の内部構造を示す図である。
この実施形態の遊技機取付け装置100は、ベース部材110を備えている。ベース部材110は、板状である。この実施形態のベース部材110は、水平材240の上面よりも一回り小さい矩形の主ベース部111と、主ベース部111の長さ方向の両端部から後側に延びる固定アーム部112とを備えている。主ベース部111には、固定用の孔111Aが穿設されている。ベース部材110を水平材240に載せ、孔111Aに木ネジを打ち込むなどして、ベース部材110は水平材240に固定されることになる。なお、そのとき、固定アーム部112の先端は、水平材240の後側に食み出してもよい。主ベース部111には、図示を省略するが、後述する2つの可動部材をそれぞれ貫通させるための孔が設けられている。これら孔は、可動部材の前後動を許容するため、前後方向に所定の長さを有している。
固定アーム部112には、この実施形態では、図示を省略の孔の穿たれた断面L字型の固定L字金具112Aが固定されている。この固定L字金具112Aには、また、その孔の内側面にネジ切りのされたナット112Bがその孔と固定L字金具112Aの孔と位置合わせをさせた状態で固定されている。
収納部材120は、この実施形態では、断面略矩形の筒状に形成された収納部121と、収納部121の長さ方向の両端部付近から後方側に延びる平面視で略L字形状の可動アーム部122を備えている。
両可動アーム部122の外側の縁部には、平面視L字型の第1金具122Aと平面視略コの字型の第2金具122Bの下端が接続されている。第1金具122Aと、第2金具122Bと可動アーム部122の接続は、この実施形態ではロウ付けにより行っている。平面視L字型の第1金具122Aの可動アーム部122の縁に垂直な部分と、平面視略コの字型の第2金具122Bの可動アーム部122の縁に垂直な部分のうち前側のものとは、背中合わせの状態で密接させられている。第1金具122Aと、第2金具122Bの背中合わせにされた部分には、両者を貫通する図示を省略の孔が設けられている。この孔は、固定アーム部112に接続された固定L字金具112Aに設けられた孔と、同軸となっている。第1金具122Aと、第2金具122Bの背中合わせにされた部分に設けられた孔と、固定L字金具112Aに設けられた孔には、それらをまとめて貫くボルト123が挿入されている。ボルト123は、その外周面にネジ切りのしてあるネジ切り部123Aと、ネジ切り部123Aよりもその径が太くされ、且つその正面から六角レンチ等の工具と係合可能にされた(この実施形態では、六角レンチを挿入可能な凹部が設けられている。)頭部123Bを備えている。ボルト123のネジ切り部123Aは、ナット112Bと螺合されている。また、第1金具122Aに設けられた孔は、その内側にボルト123の頭部123Bが丁度嵌りこむような径の円形とされている。第2金具122Bに設けられた孔は、ボルト123のネジ切り部123が丁度嵌り合うような径の円形とされている。
このような構造となっているので、ボルト123を回転させた場合には、ボルト123(のネジ切り部123A)はナット112Bに対して前後動を行うが、ボルト123の頭部123Bは、第1金具122Aの前面に常に密着した状態となる。つまり、この実施形態では、ボルト123を任意の方向に回転させることにより、固定L字金具112Aと、第1金具122A及び第2金具122Bの背中合わせにされた部分との距離を変化させられるようになっている。これは、即ち、この実施形態では、ベース部材110に対して、収納部材120を前後動させられ、且つ収納部材120のベース部材110に対する前後位置を任意に位置決めできることを意味する。
なお、可動アーム部122の最も後側の端部には、当接部材が幾つかの部品を介して取付けられるが、そのことについては追って説明する。
収納部材120の収納部121中には、上下方向での移動を行えるようにして収納部121に取付けられた移動体124が収納されている。
移動体124は、断面コの字型をしており、略コの字型に形成され、その開口が上向きになるようにして収納部121の内側に嵌め込まれている。
格納部126は、可動部材127によって縦方向に貫かれている。可動部材127は、後述するような方法で上下動を行うものであり、それが下方に下がった場合に、その下端にある後述の突出片により水平材240の下方に置かれた枠体300の上面310を押圧するものである。
可動部材127は、その外周にネジ切りのされたボルト部127Aと、その上端に設けられたヘッド部127Bと、その下端に設けられた円盤状の係止部127Cとを備えている。係止部127Cの下面には、鋭い突出片127Dが設けられている。突出片127Dの形状はこの実施形態では円錐形とされているが、必ずしもその限りでなく、木材に押接されたときに木材に食い込むような形状であれば足りる。突出片127Dは単数でも複数でもよい。
ボルト部127Aは、格納部126の内側に収納されたその内周面にネジ切りのされたナット127Eと螺合されている。また、ボルト部127Aの周囲には、第1バネ127Fが設けられている。自然な状態の第1バネ127Fの長さは、ナット127Eの上面から格納部126の内側の上面までの距離よりも本来は長い。しかしながら、第1バネ127Fは、その下端がナット127Eの上面に、その上端が格納部126の内側の上面にそれぞれ当接しているので、ナット127Eと螺合したボルト部127Aを含む可動部材127は、所定の弾性力をもって下方に付勢された状態となる。
ベース部材110を水平材240に固定したとき、可動部材127のボルト部127Aは、格納部126の下面、格納部126の下面の下方に位置するベース部材110、ベース部材110と固定されているベース部材110の下方に位置する水平材240を貫通した状態となる。水平材240の厚さの如何によらず、また、水平材240の下方に枠体300が置かれた場合における水平材240の下面から枠体300の上面310までの距離の如何によらず、突出片127Dによる枠体300の上面310の押圧を行えるようにするため、ベース部材110の下方に露出する可動部材127の長さを変化させることができるようにされている。それは、可動部材127を回転させることによって、ナット127Eに対してボルト部127Aを上下方向に相対動させることによって成しえる。
なお、格納部126の下面に設けられる孔は、ボルト部127Aの径と同じで構わないが、ベース部材110と、水平材240に設けられる可動部材127を貫通させるための孔は、図7に示したような前後方向(図7の上下方向)に縦長な孔となる。後述するように可動部材127は、収納部材120の前後動によって前後に動くので、上述の2つの孔の長さ方向の長さLは、収納部材120の前後動によって前後動する可動部材127と、ベース部材110又は水平材240が干渉しないような長さとされる。また、特に上述の2つの孔のうち水平材240に設けられる孔の幅方向の長さlは、遊技機取付け装置100の取付け時に、係止部127Cが通過できるような長さとする。
収納部121の内部には、また、第2バネ128(図6)がある。第2バネ128は、その上端を収納部121の内側の上面と、その下端を移動体124の内側の下面と接続されている。第2バネ128は、力をかけていない状態からかなり伸ばした状態で、その両端を収納部121と移動体124にそれぞれ接続されている。これにより、移動体124には常に、収納部121の内側の上面に引き寄せられるような力がかかることになる。
軸113の後側の端部には、レバー114が着脱自在にされている。レバー114を図1、図6の矢印で示したように回転させると、軸113及びカム125が回転するようになっている。レバー114と、軸113を着脱自在にするには、軸113のいずれかの端部に断面六角形の凹部を設けるとともに、レバー114の基端のいずれかの面に、その凹部に嵌って係止されるような断面六角形の凸部を設けるなど、適当な公知技術を用いればよい。
上述したように、移動体124には常に上向きの力が働いている。したがって、移動体124が上下方向に移動したとしても、移動体124は上方向に位置するカム125の先端に強く押接されることになる。このようにして、カム125の先端が、移動体124の下側の部材の上側の面に当接した状態が常に保たれる。
カム125には、その弧の長径と交わる部分と、その弧の短径と交わる部分に直線的な部分を作ってある。したがって、レバー114の操作によってカム125を回転させると、カム125は、図6の(A)の状態と、図6の(B)の状態となったときに、その弧の長径と交わる部分と、短径と交わる部分に作ってある直線的な部分が移動体124の内側の下面に当接して安定した状態となる。これにより、カム125と移動体124は、図6の(A)の状態と、図6の(B)の状態となったときに安定して固定された状態となる。
図8に示したように、可動アーム部122の後側(図8の右方向)の端部には、下方に向かって折れ曲がる、断面L字型の懸垂金具141が、例えば、ネジ止めによって取付けられる。懸垂金具141の下方に向かって延びる部分には、孔141Aが穿たれている。その孔141Aの後側には、その内周面にネジ切りのされたナット142が配されている。そして、ナット142と、孔141Aを貫通するようにして、断面円形の支持棒143が配されている。支持棒143は、その外周面にネジ切りがされており、ナット142と螺合している。支持棒143の前側の端部には、この実施形態では金属によって形成の支持棒143よりも大径とされた円筒形の当接部材144が支持棒143に対して同軸の状態となるようにして取付けられている。当接部材144は、図8に示したように、枠体300が配されたときに、枠体300の上側の部材に後側から当接させられるようになっている。
支持棒143の後側の端部には、必ずしもこの限りではないがこの実施形態では樹脂製とされた円盤状に形成のハンドル145が、同軸となるようにして支持棒143に取付けられている。ハンドル145を回転させると支持棒143が軸周りに回転し、支持棒143はハンドル145の回転方向に応じて前方又は後方に移動する。つまり、当接部材144は支持棒143の回転により前方又は後方に移動する。
基端部材1441は、支持棒143の先端に固定されている。
先端部材1442は、基端部材1441とは固定されていない。
なお、基端部材1441の前側の面の外周の、図9で示した部分の丁度裏側には、図9に現れているのと同様の階段状の切欠と凹部が存在する。その階段状の切欠と凹部は、図9に現れている切欠と凹部と軸対称の形状となっている。図9に現れている4つの凹部1441A〜Dのセットと、図9に現れていない4つの凹部のセットは、その一方が本願発明における第1の凹部セットに、その他方が本願発明における第2の凹部セットに相当する。なお、図10には、第1の凹部セットに含まれる凹部のうちの凹部1141C、1441Dと、第2の凹部セットのうちの凹部1441A´(凹部1441Aと対称の位置にある凹部)、凹部1441B´(凹部1441Bと対称の位置にある凹部)が現れている。もちろん、図には表れていないが、第2の凹部セットには、凹部1441Cと対称の位置にある凹部1441C´と凹部1441Dと対称の位置にある凹部1441D´も存在する。
基端部材1441の前側の面には、また、基端部材1441と同軸である円筒形の突出筒1441Xが設けられている。必ずしもこの限りではないが、この実施形態における突出筒1441Xの内部には、支持棒143の細くなった前側の端部が挿入されている。支持棒143の前側の端部は、突出筒1441Xの内周面に適当な方法で固定されている。
なお、先端部材1442の後側の面の外周の、図9で示した部分の丁度裏側には、図9に現れているのと同様の段部1442A´と凸部1442B´が設けられている。
先端部材1442の後側の面には、また、孔1442Xが開けられている。この孔1442Xは、先端部材1442と同軸であり、基端部材1441の突出筒1441Xの外径に対応した断面円形の形状となっている。孔1442Xの内部に突出筒1441Xが挿入され、先端部材1442は突出筒1441Xを軸として基端部材1441に対して回転可能となっている。
先端部材1442の前側には、例えば印刷により形成された目盛1442Cを有する、その中心に孔の空いた先端板1442Dが配されている。先端板1442Dは、先端部材1442の内部に沿う中空の円筒板1442Eでその縁部を支持されている。円筒板1442Eはその下端が基端部材1441の突出筒1441Xに接続されている。なお、円筒板1442Eは先端部材1442とは固定されていない。
先端部材1442の前側の面には、目印1442Fが設けられている。目印1442Fは、凸部1442B又は凸部1442B´と対応した位置に設けられている。
なお、先端部材1442の前側の面と、先端板1442Dは面一になっており、それら2つの面により形成される面が、本願発明における当接面に相当する。
それは以下のようにして行なう。
作業者は、先端部材1442を適宜の位置に位置決めするにあたり、凸部1442Bと凸部1442B´の一方を、凹部1441A〜Dの中から選択したもののうちの1つに、他方を凹部1441A´〜D´のうちの凹部1441A〜Dの中から選択されたものと対となるものにそれぞれ挿入する。すると、凸部1442Bと凸部1442B´は、凹部1441A〜Dのうちの例えば、凹部1441Aと凹部1441A´の一方と他方にそれぞれ嵌り込み、結果として、先端部材1442の当接面が前後方向の適宜の位置に位置決めされる。その状態で、付勢バネ1443は、先端部材1442を基端部材1441の向きに付勢するので、凸部1442Bと、凸部1442B´は、凹部1441A〜Dのうちの1つと凹部1441A´〜D´のうちの凹部1441A〜Dの中から選択されたものと対となるものとに、しっかり係合させられる。なお、作業者が、凸部1442Bと凸部1442B´を、凹部1441Aと凹部1441A´、凹部1441Bと凹部1441B´、凹部1441Cと凹部1441C´、凹部1441Dと凹部1441D´のいずれの凹部に挿入するかは、先端板1442Dの目盛1442Cと、先端部材1442に設けられた目印1442Fを利用すれば簡単に行なえる。先端板1442Dの目盛1442Cは、凹部1441A〜Dと、凹部1441A´〜D´のいずれかに対応している。他方、目印1442Fは、凸部1442B、1442B´の一方に対応している。目印1442Fを、いずれかの目盛1442Cに合わせれば、目印1422Fが合わせられた目盛1442Cに対応付けられた凹部(1441A〜D又は凹部1441A´〜D´のうちの1つ)と、それに対応付けられた凹部(1441A〜D又は凹部1441A´〜D´のうちの1つ)に、凸部1442B、1442B´が嵌り込むことになる。
作業者は、当接面の変更を行う場合には、先端部材1442を摘んで付勢バネ1443の付勢力に抗して前方に引き出し、凸部1442B、1442B´を凹部1441A〜Dと、凹部1441A´〜D´から抜き出す。この状態で先端部材1442は基端部材1441に対して回転するので、基端部材1441を適宜回転させ、凸部1442B、1442B´を凹部1441A〜Dと、凹部1441A´〜D´のうちの適当なものに挿入する。
図9、図10はいずれも、(A)は凹部1441Aと凹部1441A´に凸部1442B、1442B´を挿入した状態を示し、(B)は凹部1441Dと凹部1441D´に凸部1442B、1442B´を挿入した状態を示す。
このようにして、凸部1442B、1442B´は、凹部1441A〜Dと凹部1441A´〜D´のうちの適当なものに挿入することが可能であり、そうすることによって当接面を凹部1441A〜Dと凹部1441A´〜D´の前後位置に応じた所定のピッチで前後動させられることになる。
遊技機取付け装置100を使用するにあたっては、まず、遊技機取付け装置100を島200の水平材240に固定する。
上述したように、遊技機取付け装置100は、水平材240の上側の面に固定される。遊技機取付け装置100を水平材240に固定する場合には、水平材240に予め設けられた2つの孔に遊技機取付け装置100が有する可動部材127を貫通させてから、ベース部材110を適当な方法で水平材240に固定する。
遊技機取付け装置100の水平材240への取付けに前後して、水平材240の下方に突出する可動部材127の長さを調整するために、必要に応じて、可動部材127を回転させる。水平材240の下方に突出する可動部材127の長さを調整は、遊技機取付け装置100の水平材240への固定に先んじて行っても構わない。
次に、遊技機取付け装置100と、両側の柱部材220と、テーブル230に囲まれた空間に、遊技機400の固定された枠体300を嵌め込む。このとき、枠体300は、枠体300の下面320がテーブル230の上側の面に当接するようにして、テーブル230上に載置される。当接部材144の位置が予め調整してあるので、2つの当接部材144の双方に枠体300の背面を当接させるだけで、枠体300及び遊技機400は、前後方向における適当な位置に位置決めされることになる。
なお、この状態では、カム125は、図6(A)に示された位置に位置するようにされている。この状態では、カム125の弧の短径と交わる部分が、移動体124の内側の下面に当接している。
この状態で、遊技機取付け装置100の所定の部位(例えば、固定アーム部112)と、枠体300の所定の部位(例えば、枠体300の左右の部材、或いは上の部材)とを、紐などの線状体で適当に結んでおくか、遊技機取付け装置100の所定の部位に結んだ線状体を枠体300に引っ掛けておくとよい。これは、遊技機取付け装置100による枠体300の固定を解除したときに枠体300の転倒を防止できる点で有用である。
次いで、軸113に取付けたレバー114を操作して、カム125を回転させる。カム125が回転し、第2バネ128からの力に抗してその全体が押し下げられて移動体124は下方向に移動する。これにより、カム125は、図6(B)に示された位置に位置することになる。この状態では、カム125の弧の長径と交わる部分が、移動体124に当接することになる。
移動体124の下方向への移動に伴って、移動体124の両端に設けられた格納部126も下方に下がる。それにより、格納部126に取付けられた可動部材127も下方に下がり、可動部材127の先端の突出片127Dが枠体300の上面310に食い込んで枠体300の上面310を下方向に押圧する。枠体300が木製又はアルミ製であれば、突出片127Dは問題なく枠体300の上面310に食い込む。それにより、枠体300は、テーブル230と可動部材127によって挟持され、島200に固定されることになる。このとき、枠体300の上面310の位置が予定された位置よりも多少上側にあったとしても、枠体300の固定には問題は生じない。そのような場合には、突出片127Dの設けられた係止部127Cは、ナット127Eが第1バネ127Fによる下向きの付勢力に抗して上方に上がることにより、上方向に多少移動するからである。
枠体300を島200に固定したら、レバー114を軸113から取外す。この状態で、必要であれば、ボルト123を回転させ、ボルト123をナット112Bに対して前後動させ位置決めすることにより、収納部材120を前後方向で適当に位置決めする。そうすることにより、可動部材127によって固定された枠体300の上面が前後動させられるので、遊技機400の傾斜角の調整が可能となる。なお、かかる収納部材120の位置決めは、収納部材120の両端に位置する2つのボルト123の双方を適切に回転させることにより、正確に行うことができる。
以上のようにして、枠体300の島200への固定が終了する。
枠体300を島200から取外すときは、細々とした調整は不要であるが、基本的には上述の作業を逆に行えばよい。
他方、以上の遊技機取付け装置100では、凹部のセットは、凹部1441A〜Dと、凹部1441A´〜D´の2組みとされていたが、これを1組にする、或いは3組以上とすることも可能である。このとき、凸部の数は、凹部のセットの数と同数とすることもできるし、そうしないこともできる。凸部の数は、理論上、凹部のセットの数と同数かそれよりも少ない所定の数とすることができるが、凹部のセットの数が自然数Nであるとすると、1以外のNの約数と同じにするのが先端部材1442の安定性という観点からは好ましいといえる。
また、以上の遊技機取付け装置100では、先端部材1442に凸部1442B、1442B´が、基端部材1441に、凹部1441A〜D、凹部1441A´〜D´が、それぞれ設けられていたが、両者の関係を逆転させることが可能である。
また、以上の遊技機取付け装置100では、先端部材1442に突出筒1441Xが設けられ、基端部材1441に孔1442Xがそれぞれ設けられ、前者を後者に挿入することとしていたが、両者の関係を逆転させることが可能である。
110 ベース部材
113 軸
114 レバー
120 収納部材
121 収納部
122 可動アーム部
123 ボルト
124 移動体
125 カム
126 格納部
127 可動部材
127F 第1バネ
128 第2バネ
200 島
210 基礎材
220 柱部材
230 テーブル
240 水平材
300 枠体
310 上面
320 下面
400 遊技機
144 当接部材
1441 基端部材
1441A〜D 凹部
1441A´〜D´ 凹部
1441X 突出筒
1442 先端部材
1442A 段部
1442B 凸部
1442B´ 凸部
1442C 目盛
1442F 目印
1442X 孔
1443 付勢バネ
Claims (8)
- パチンコ遊技機がその内側に固定された所定の幅を有する矩形とされた枠体が取付けられる島の前記枠体が設置される部分の上方に固定される第1部材と、
前記枠体の上方部分に固定されると共に、前記パチンコ遊技機の前後方向に平行移動可能とされ、前記第1部材との相対位置を任意として前記第1部材に固定できるようになっており、前記第1部材との相対位置を任意に決定することでパチンコ遊技機に適度な傾斜角を与えるようになっている第2部材と、
前記第2部材の下方に設けられるとともに、前記パチンコ遊技機の前後方向に平行移動可能とされ、前記第2部材との相対位置を任意として前記第2部材に固定できるようになっているとともに、前記枠体の上方部分に前記枠体の後側から当接させられる当接面を備えた当接体であり、前記第2部材と前記枠体が固定されるに先立って前記枠体の上方部分の後側の面にその当接面を当接させることで前記第2部材に対する前記枠体の前後方向の相対位置を任意に決定できるものと、
を備えてなるパチンコ遊技機の取付け装置であって、
前記当接体は、
前記第2部材に固定的に設けられ、その内周面にネジ切りがされ、且つその軸方向がパチンコ遊技機の前後方向に一致するナット孔と、
前記ナット孔に螺合するネジ切りがその外周面にされたボルト部と、前記ボルト部の先端に設けられた、前記ボルト部よりも太軸とされた略円筒形状で且つその前側端部に前記当接面が設けられた当接部と、
を備えてなり、
前記当接部は、前記ボルト部に固定された基端部材と、前記基端部材に対して予め定められた所定のピッチで前後動可能であり、且つ前記基端部材に対する前後方向の相対位置を前記所定のピッチ毎に任意に決定できるものとされた先端部材と、
を備えてなり、
前記当接体は、前記ボルト部を前記ナット孔に対して回転させることによって行われる前記当接面の無段階の前後方向の移動と、前記先端部材を前記基端部材に対して前記所定のピッチで移動させることによって行われる前記当接面の所定のピッチ毎の移動とを、選択して行えるようになっているとともに、
前記基端部材、及び前記先端部材はともに略円柱形状で、且つ同軸の位置関係となるようにされており、
前記基端部材の外周沿いの前側の面には、前記基端部材の前後方向の異なる位置にそのそれぞれが位置するようにして同形状の複数の凹部が設けられているとともに、
前記先端部材の外周沿いの後側の面には、前記基端部材の前記複数の凹部の形状に対応した形状であり、前記複数の凹部のいずれかに挿入することのできる少なくとも1つの凸部が設けられているとともに、
前記複数の凹部のうち前記凸部を挿入する前記凹部を、前記先端部材を前記基端部材に対して軸周りに回転させることによって変更することにより、前記先端部材を前記基端部材に対して前記所定のピッチで移動させられるようになっており、
前記先端部材の後側の面と、前記基端部材の前側の面を近づけるような付勢力を前記先端部材に与える弾性体を備えている、
パチンコ遊技機の取付け装置。 - 前記複数の凹部は、前記基端部材の前側の面の外縁に、その一方から他方に向けて前記先端部材から順に遠くなるようにして一連で設けられている、
請求項1記載のパチンコ遊技機の取付け装置。 - 前記複数の凹部は、
前記基端部材の前側の面の外縁に、その一方から他方に向けて前記先端部材から順に遠くなるようにして一連で設けられている第1の凹部セットと、
前記第1の凹部セットに含まれている各凹部と前記基端部材の軸を中心として対称の位置に存在し且つ前記基端部材の軸を中心として対称の位置に存在する前記第1の凹部セットに含まれている前記凹部と前後方向の位置を同じくする凹部であり、前記第1の凹部セットに含まれる凹部と同数の凹部により一連で設けられている第2の凹部セットと、
を形成しており、
前記凸部は、前記先端部材の後側の面の外縁に、前記先端部材の軸を中心として対称の位置に存在するように2つ設けられている、
請求項2記載のパチンコ遊技機の取付け装置。 - 前記基端部材、及び前記先端部材はともに略円柱形状で、且つ同軸の位置関係となるようにされており、
前記先端部材の外周沿いの後側の面には、前記先端部材の前後方向の異なる位置にそのそれぞれが位置するようにして同形状の複数の凹部が設けられているとともに、
前記基端部材の外周沿いの前側の面には、前記先端部材の前記複数の凹部の形状に対応した形状であり、前記複数の凹部のいずれかに挿入することのできる少なくとも1つの凸部が設けられているとともに、
前記複数の凹部のうち前記凸部を挿入する前記凹部を、前記先端部材を前記基端部材に対して軸周りに回転させることによって変更することにより、前記先端部材を前記基端部材に対して前記所定のピッチで移動させられるようになっている、
請求項1記載のパチンコ遊技機の取付け装置。 - 前記複数の凹部は、前記先端部材の後側の面の外縁に、その一方から他方に向けて前記基端部材から順に遠くなるようにして一連で設けられている、
請求項4記載のパチンコ遊技機の取付け装置。 - 前記複数の凹部は、
前記先端部材の後側の面の外縁に、その一方から他方に向けて前記基端部材から順に遠くなるようにして一連で設けられている第1の凹部セットと、
前記第1の凹部セットに含まれている各凹部と前記先端部材の軸を中心として対称の位置に存在し且つ前記先端部材の軸を中心として対称の位置に存在する前記第1の凹部セットに含まれている前記凹部と前後方向の位置を同じくする凹部であり、前記第1の凹部セットに含まれる凹部と同数の凹部により一連で設けられている第2の凹部セットと、
を形成しており、
前記凸部は、前記基端部材の前側の面の外縁に、前記基端部材の軸を中心として対称の位置に存在するように2つ設けられている、
請求項5記載のパチンコ遊技機の取付け装置。 - 前記先端部材の後側の面と、前記基端部材の前側の面の一方には、円柱形状の円柱軸が、他方には前記円柱軸に対応した断面形状を有する軸受け穴が設けられており、前記円柱軸を前記軸受け穴に挿入することで、前記先端部材の前記基端部材に対する回転運動を実現するようになっている、
請求項1又は4記載のパチンコ遊技機の取付け装置。 - 前記凸部は、前記凹部に挿入された状態で前記弾性体により前記凹部に対して押圧されるようになっているとともに、前記先端部材を掴んだ作業者が前記先端部材の後側の面を前記基端部材の前側の面から抜けるようになっている、
請求項1又は4記載のパチンコ遊技機の取付け装置。
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