JP5413128B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP5413128B2
JP5413128B2 JP2009249780A JP2009249780A JP5413128B2 JP 5413128 B2 JP5413128 B2 JP 5413128B2 JP 2009249780 A JP2009249780 A JP 2009249780A JP 2009249780 A JP2009249780 A JP 2009249780A JP 5413128 B2 JP5413128 B2 JP 5413128B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
main body
barrier
induction heating
inundation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009249780A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011096528A (ja
Inventor
彩加 宗形
政廣 横野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009249780A priority Critical patent/JP5413128B2/ja
Publication of JP2011096528A publication Critical patent/JP2011096528A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5413128B2 publication Critical patent/JP5413128B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Induction Heating Cooking Devices (AREA)

Description

本発明は、誘導加熱調理器に関するものである。
図7は従来の誘導加熱調理器の図を示すものである。従来の誘導加熱調理器は、本体1と、本体1の天面に配された被加熱調理器具を載置する天板2と、天板2を保持するためのフレーム3と、天板2の下方に設けられた右加熱コイル4aおよび左加熱コイル4bと、加熱を制御する制御基板5と、制御基板5上方に設置され、加熱コイル4a、4bを保持するための基板カバー6と、本体1前方および加熱コイル4a下方に設けられた加熱コイル4a、4bと制御基板5を冷却するための冷却ファン7と、冷却風を供給するために本体1前方に設けられた吸気口8と、本体1後方の天面上に設けられ加熱コイル4および制御基板5の冷却風を排気する左右の排気口9aと9bを備え、排気口9から浸入する水を本体内に流入することを防ぐ立壁10が基板カバー6上に構成している。
しかしながら、上記構成では、排気口9から本体内への水侵入を防ぐことはできるが、加熱コイル4aの冷却風の効率のよい排気を妨げており、結果、加熱コイル4aの冷却風のほとんどが加熱コイル4bの後方に配された排気口9bへ排気されており、冷却効率に問題があった。
冷却効率と排気口からの水の浸入防止とを両立させている例としては特許文献1がある。
図8は特許文献1に記載された従来の組込式誘導加熱調理器の図を示すものである。従来の組み込み式誘導加熱調理器は、本体1と、本体1に配設され流し台11の上面に位置する排気口9と、排気口9に相対する外郭内部位置の下壁1aに垂直な立壁10aを設け、さらに本体内部側下壁1aに相対する位置に併設した天壁1bに垂直な立壁10bを設け、一定の体積を有する箱部12を構成している。
上記構成にしたことにより、使用者が鍋等に入った水を流し台11の奥壁11a方向に勢いよくこぼし、そのはね返りで排気口9に向かって浸入しようとしても、立壁10aがそれを防ぎ、浸水の一部が立壁10a上端を飛び越えた際にも、立壁10bによってこれをブロックし、本体内に設けられている制御基板5への直接の被水を防止し、さらに浸入した水を箱部12に溜めることによって、流入による制御基板5裏面等への水の付着を防止した後、万一大量に本体内に溢水した際に、箱部12に溜める許容値を越えるまえに、本体に設けた開口部によって流し台内に逃がし、制御基板5裏面等への水の付着を防止することができるが、上記構成では、水浸入防止のための壁は本体外郭にもうけられており、トップ部を薄型にすることができなかった。
トップ部を薄型にし、かつ水の浸入と冷却効率を両立させた例としては特許文献2のようなものがある。図9は特許文献2に記載された従来の組込式誘導加熱調理器を示す図である。天板2と天板2を下方から支持する支持体14と天板2の端面部を覆設するフレーム3と本体外郭1とを備え、支持体14の側壁には排気口9Aを設けて、さらにフレーム3にも排気口9Aに対応する位置に排気口9Bを設けた構成により、薄型のトップ構成で溢水、冷却性能を両立させ、かつ天板2の空間が広く保つことができる。
しかしながら、上記構成であっても、流し台と天板との凹凸は大きく、また据置等の誘導加熱調理器の場合は設置寸法制約が大きく本体外郭外に排気構成をつけることが困難となる。また、本体天面に排気口を有した場合、冷却性能を確保するためには単に壁を立て
ればよいというものではなくなる。
特開平11−354263号公報 特開2005−265209号公報
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、制約のある設置状態で、本体内への水の浸入による内部部品の水濡れによる故障やトラッキングを防止する機能を損なうことなく、冷却効率性能を高めた、冷却性能と溢水性能との両立を確保した信頼性の高い誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、本体と、前記本体の天面に配された被加熱調理器具を載置する天板と、前記天板を保持するためのフレームと、前記天板の下方に設けられた加熱コイルと、加熱を制御する制御基板と、前記制御基板上方に設置され、前記加熱コイルを保持するための基板カバーと、前記本体前方に設けられ前記加熱コイルおよび前記制御基板を冷却するための冷却ファンと、冷却風を供給するために前記本体前方に設けられた吸気口と、前記本体後方の天面上に設けられ前記加熱コイルおよび前記制御基板の冷却風を排気する排気口とを備え、左右方向に基板ベースに垂直に設けた第1の壁と前記第1の壁の端部と所定の間隔を設けて前後方向に形成される側壁と、前記側壁から第1の壁端部よりも内側にのび、第1の壁後方に所定の間隔を設けて左右方向に垂直に対向した第2の壁から成る浸水防壁を前記基板カバー上に設け、前記排気口下方前方に配置する構成としている。
上記構成により、本体天面上に設けられた排気口から水が浸入した際でも、浸水防壁の第1の壁と第2の壁によって水が本体内に流入を防止できる。さらに、第1の壁とその端部と所定の間隔を設けて前後方向に形成される側壁および、前記側壁から第1の壁端部よりも内側にのび、第1の壁後方に所定の間隔を設けて左右方向に垂直に対向した第2の壁を形成する浸水防壁の構成により、加熱コイルの冷却風の排気誘導路を確保することができる。
本発明の誘導加熱調理器は、本体天面上に設けられた排気口から水が浸入した際でも、浸水防壁により水が本体内に流入するのを防ぐため、内部部品および充電部の水濡れによる故障や感電、トラッキングを防ぐことができ、かつ、浸水防壁は排気誘導路を確保しているため、冷却効率を高めることができ、冷却性能と溢水性能とを両立した信頼性の高い誘導加熱調理器を提供することができる。
本発明の実施形態1における誘導加熱調理器の全体構成図 本発明の実施形態1における誘導加熱調理器の浸水防壁の斜視図 本発明の実施形態2における誘導加熱調理器の全体構成の斜視図 本発明の実施形態3における誘導加熱調理器の浸水防壁を備えた全体構成図 本発明の実施形態4における誘導加熱調理器の浸水防壁の断面図 本発明の実施形態5における誘導加熱調理器の浸水防壁の断面図 従来の誘導加熱調理器の全体構成の斜視図 従来の誘導加熱調理器の排気口近傍の断面図 従来の誘導加熱調理器の排気口近傍の断面図
第1の発明は、本体と、前記本体の天面に配された被加熱調理器具を載置する天板と、前記天板を保持するためのフレームと、前記天板の下方に設けられた加熱コイルと、加熱を制御する制御基板と、前記制御基板上方に設置され、前記加熱コイルを保持するための基板カバーと、前記本体前方に設けられ前記加熱コイルおよび前記制御基板を冷却するための冷却ファンと、冷却風を供給するために前記本体前方に設けられた吸気口と、前記本体後方の天面上に設けられ前記加熱コイルおよび前記制御基板の冷却風を排気する排気口とを備え、左右方向に垂直に設けた第1の壁と前記第1の壁の端部と所定の間隔を設けて前後方向に形成される側壁と、前記側壁から第1の壁端部よりも内側にのび、第1の壁後方に所定の間隔を設けて左右方向に垂直に対向した第2の壁から成る浸水防壁を前記基板カバー上に設け、前記排気口下方前方に配置したことにより、本体天面上に設けられた排気口から水が浸入した際でも、浸水防壁の第1の壁と第2の壁によって水が本体内に流入を防止するため、内部部品および充電部の水濡れによる故障や感電、トラッキングを防ぐことができる。さらに、第1の壁とその端部と所定の間隔を設けて前後方向に形成される側壁および、前記側壁から第1の壁端部よりも内側にのび、第1の壁後方に所定の間隔を設けて左右方向に垂直に対向した第2の壁を形成する浸水防壁の構成により、加熱コイルの冷却風の排気誘導路を確保しているため、加熱コイルの冷却風排気を妨げることがないので、冷却効率を高めることができる。よって、冷却性能と溢水性能とを両立した信頼性の高い誘導加熱調理器を提供することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の浸水防壁に、側壁の前方端部を第1の壁よりも前方に設け、前記側壁の前方端部から第1の壁端部よりも内側にのび、第1の壁前方に所定の間隔を設けて左右方向に垂直に対向した第3の壁を形成したことにより、浸水防壁が迷路状構造になり、排気口から水が浸入した場合であっても、壁が3重のためにより本体側に侵入することを防ぎ、内部部品および充電部の水濡れによる故障や感電、トラッキングを防止する。さらに、迷路状構造にすることで、加熱コイルの冷却風が浸水防壁を通る間に熱拡散されて排気されるため、排気温度が低減できる。
第3の発明は、特に、第2の発明の浸水防壁の第1の壁と第3の壁にまたがる屋根を設けたことにより、加熱コイルの冷却風が第1の壁上方を乗り越えることなく、第1の壁端部と側壁の所定の間隔を通り、第1の壁と第2の壁の所定の間隔を通る誘導路を形成することができるため、冷却効率をさらに高めることができる。また、排気口から表面張力によりフレームを伝ってきた水が水滴となって侵入した場合、屋根が水受けとなることで、基板カバー上に直接水滴が落ちず、水滴が加熱コイル充電部等に落ち、水濡れによる感電や故障を防ぐことができる。
第4の発明は、特に、第1の発明の浸水防壁の第1の壁端部および第2の壁の端部に前後方向にのびるフランジを設け、前記フランジ同士は所定の間隔をあけ対向させたことにより、本体天面上に設けられた排気口から左右方向に勢いよく水をかけられた場合においても、フランジによって水の浸入を防止することができるため、より溢水性能を高めることができる。また、フランジを形成することで浸水防壁がより迷路状構造となり、加熱コイルの冷却風が迷路状構造を通る際に熱拡散され、排気温度を低減することができる。また、より複雑な迷路状構造により、排気口から指やスプーン等が入らない構成となり、加熱コイル等の充電部に触れないようにし、感電を防ぐことができる。
第5の発明は、特に、第1の発明の本体の底面に水抜穴を形成し、浸水防壁の底面および基板カバー後方に傾斜を設けたことにより、本体天面上に設けられた排気口から大量に水が侵入した場合においても、浸水防壁の第2の壁によって本体側には水は浸入せず、ま
た浸水防壁の底面に溜まることなく、本体底面に落ち、本体底面に形成された水抜穴より本体外へと水が逃げるため、制御基板や充電部が水濡れすることがないため、感電や故障等を防止することができる。
第6の発明は、特に、第1の発明のフレームに排気口を設け、前記排気口を構成する際に形成されるフレームフランジの延長ラインよりも上に浸水防壁の第2の壁の開口端を設けたことにより、水が第2の壁の上方を乗り越えて本体側に浸入することを防ぎ、かつ、水がフレームフランジを伝って浸水防壁を越えて侵入することも防止するため、水濡れによる感電や故障を防ぐことができる。
第7の発明は、特に、第2の発明の浸水防壁内に冷却風の排気を促すための排気ファンを備え、第1の壁と第3の壁によって前記排気ファンを保持する構成にすることにより、排気ファンを備えることで排気を促すことができるため、冷却性能をさらに高めることができ、かつ浸水防壁があることで本体天面上に設けられた排気口から水の浸入をも防止し、水濡れによる感電や故障を防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の全体構成を示すものである。
本体1は金属を箱状に折り曲げ、上方に開口をもっており、本体1の上方開口を覆うように配される被加熱調理器具を載置する天板2と、天板2を本体1に設置するために天板2を支え、かつ接続するための穴を持つ金属製のフレーム3で構成されている。また、本発明の誘導加熱調理器は、天板2の下方に設けられた被加熱調理器具を誘導加熱するための加熱コイル4を備え、加熱出力を制御する制御基板5が本体1内に基板保持部材15により保持されており、制御基板5上方には基板カバー6が設置され、加熱コイル4を保持している。また、本体1前方および加熱コイル4下方に設けられた加熱コイル4と制御基板5を冷却するための冷却ファン7が備えられており、矢印で示すように本体1前方に設けられた吸気口8から冷却風が吸気され、加熱コイル4および制御基板5等を冷却した後、本体1後方の天面上に設けられた排気口9から排気される構成としている。また、排気口9から浸入する水を本体内に流入することを防ぐための浸水防壁16が基板カバー6上に設けられている。
ここで、浸水防壁16は図2で示されるように、左右方向に垂直に設け、天板2およびフレーム3に当接しない程度の間隔を持たせた高さの第1の壁17と第1の壁17の端部と所定の間隔を設けて前後方向に形成され、第1の壁17と同高さの側壁18と、側壁18から第1の壁17端部よりも内側にのび、第1の壁17後方に所定の間隔を設けて左右方向に垂直に対向した第2の壁19を形成し、さらに側壁18の前方端部を第1の壁17よりも前方に設け、側壁18の前方端部から第1の壁17端部よりも内側にのび、第1の壁前方に所定の間隔を設けて左右方向に垂直に対向した第3の壁20を形成させ、第1の壁17と第3の壁20にまたがる屋根21を設けて、箱部12を構成した。また、第1の壁17端部から後方にのびるフランジ22aおよび第2の壁19の端部から前方にのびるフランジ22bを設け、フランジ同士を所定の間隔をあけ対向させた。
この構成において、冷却風は図2の矢印で示すように、第3の壁20の中央の開口から第1の壁17の左右の端上側の各開口を通りフランジ22a、22bを経て第2の壁19の左右のフランジ22b間の開口を通り排気口9から排出される。
上記構成にすることにより、図1に示されるように、基板カバー6上に設けられた浸水防壁16を排気口9下方前方かつ基板カバー6上面の開口より後方に配置したことにより、本体天面上に設けられた排気口9から水が浸入した際でも、図2で示される浸水防壁16の第1の壁17と第2の壁19によって水が本体内に流入することを防ぐことができ、万が一、第2の壁19を水が乗り越え、第1の壁17と側壁18の所定の間隔より水が侵入した場合においても、第3の壁20がさらにその浸入を防止することができるため、内部部品および充電部の水濡れによる故障や感電、トラッキングを防ぐことができる。
また、第1の壁17とその端部と所定の間隔を設けて前後方向に形成される側壁18および、側壁18から第1の壁17端部よりも内側にのび、第1の壁17後方に所定の間隔を設けて左右方向に垂直に対向した第2の壁19を形成する浸水防壁16の構成により、完全に壁をたてることなく、加熱コイル4の冷却風の排気誘導路を確保しているため、その排気を妨げることがないので、冷却効率を高めることができる。さらに、側壁18の前方端部から第1の壁17端部よりも内側にのび、第1の壁前方に所定の間隔を設けて左右方向に垂直に対向した第3の壁20を形成させたことで、迷路状構造になり、加熱コイル4の冷却風が浸水防壁16を通る間に熱拡散されて排気口9から排気されるため、排気温度も低減することができる。
また、第1の壁17と第3の壁20にまたがる屋根21を設けたことで、加熱コイル4の冷却風が第1の壁17上方を乗り越えることなく、第1の壁17端部と側壁18の所定の間隔を通り、第1の壁17と第2の壁19の所定の間隔を通り、排気される誘導路を形成することができるため、冷却効率をさらに高めることができる。さらに、排気口から表面張力によりフレーム3を伝ってきた水が水滴となって侵入した場合、屋根21が水受けとなることで、基板カバー6上に直接水滴が落ちず、水滴が加熱コイル4充電部等に落ち、水濡れによる感電や故障を防ぐことができる。
さらに、第1の壁17端部から後方にのびるフランジ22aおよび第2の壁19の端部から前方にのびるフランジ22bを設け、フランジ同士を所定の間隔をあけ対向させることで、本体天面上に設けられた排気口9から左右方向に勢いよく水をかけられた場合においても、フランジ22によって水の浸入を防止することができるため、より溢水性能を高めることができる。また、フランジ22を形成することで浸水防壁16がより迷路状構造となり、加熱コイル4の冷却風が迷路状構造を通る際に熱拡散され、排気温度を低減することができ、さらに、より複雑な迷路状構造により、排気口から指やスプーン等が入らない構成となり、加熱コイル4等の充電部に触れないようにし、感電を防ぐこともできる。
以上のように、冷却性能と溢水性能とを両立した信頼性の高い誘導加熱調理器を提供することができる。
(実施の形態2)
図3は本発明の実施形態2における誘導加熱調理器を示すものである。
本実施の形態では、左右加熱コイル4aおよび4bと、加熱コイル4b下方に設けられた調理物を調理するための加熱庫23を備え、本体天面上に左右排気口9aおよび9bを設けた点において異なっている。その他は実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
上記構成にすることにより、排気口9aから水が侵入した場合においても、浸水防壁16により、浸水を防止し、制御基板5や充電部が水濡れすることがないため、感電や故障等を防ぐことができ、かつ、加熱コイル4aの冷却風排気路が確保されているため、冷却
風は排気口9aから排気することができる。浸水防壁16に排気路が確保されていない場合、加熱コイル4aを冷却した風は、加熱コイル4bを通り、加熱コイル4b後方に設けられた排気口9bから排気されることとなり、冷却効率が劣る。また、加熱コイル4aを冷却した風は温度が高いため、加熱コイル4bを通ることで、加熱コイル4bの冷却を妨げる恐れがある。そのため、浸水防壁16に実施の形態1と同様の冷却風排気路を確保させることで、上記構成の誘導加熱調理器の冷却性能と溢水性能を両立させ、信頼性の高いものへとすることができる。
(実施の形態3)
図4は本発明の実施形態3における誘導加熱調理器の浸水防壁を示すものである。
本実施の形態では、実施の形態1の本体1底面に水抜穴24を形成し、浸水防壁16の底面25および基板カバー6後方に傾斜を設けている。その他は実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
上記構成にすることにより、本体天面上に設けられた排気口9から大量に水が浸入した場合においても、浸水防壁16の第1の壁17もしくは第2の壁19によって本体側には水は浸入せず、また浸水防壁16の底面25の傾斜に沿って流れて溜まることを抑え、本体1底面に落ち、本体底面に形成された水抜穴24より本体1外へと水が逃げるため、制御基板5や充電部が水濡れすることがないため、感電や故障等を防止することができる。ものである。
(実施の形態4)
図5は本発明の実施形態4における誘導加熱調理器の断面図を示すものである。
本実施の形態では、実施の形態1のフレーム3に排気口9を設け、排気口9を構成する際に形成されるフレームフランジ26の延長ラインよりも上に浸水防壁16の第2の壁19の開口端の上面を設けている。その他は実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
上記構成にすることにより、浸入した水がフレームフランジ26の延長ラインから第2の壁19に沿って落下し第2の壁19の上方を乗り越えて本体側に浸入することを防ぎ、かつ、水がフレームフランジ26を伝って浸水防壁16を越えて侵入することも防止するため、水濡れによる感電や故障を防ぐことができる。
(実施の形態5)
図6は本発明の実施形態5における誘導加熱調理器の浸水防壁を示すものである。
本実施の形態では、実施の形態1の浸水防壁16内に冷却風の排気を促すための排気ファン27を備え、第1の壁17と第3の壁20によって排気ファン27を保持する構成にしている。その他は実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
上記構成にすることにより、実施の形態1と同様に第3の壁20の中央の開口から第1の壁17の左右の端上側の各開口を通りフランジ22a、22bを経て第2の壁19の左右のフランジ22b間の開口を通り排気口9から排出され、排気ファン27を備えることで排気を促すことができるため、冷却性能をさらに高めることができ、かつ浸水防壁16があることで本体天面上に設けられた排気口9から水の浸入をも防止し、水濡れによる感電や故障を防ぐことができる。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、本体天面上に設けられた排気口から水が浸入した際でも、水が本体内に流入するのを防ぐため、天面上に排気口を有する加熱調理器等の用途にも適用できる。
1 本体
2 天板
3 フレーム
4 加熱コイル
5 制御基板
6 基板カバー
7 冷却ファン
8 吸気口
9 排気口
10 立壁
11 流し台
12 箱部
14 支持体
15 基板保持部材
16 浸水防壁
17 第1の壁
18 側壁
19 第2の壁
20 第3の壁
21 屋根
22 フランジ
23 加熱庫
24 水抜穴
25 浸水防壁底面
26 フレームフランジ
27 排気ファン

Claims (7)

  1. 本体と、前記本体の天面に配された被加熱調理器具を載置する天板と、前記天板を保持するためのフレームと、前記天板の下方に設けられた加熱コイルと、加熱を制御する制御基板と、前記制御基板上方に設置され、前記加熱コイルを保持するための基板カバーと、前記本体前方に設けられ前記加熱コイルおよび前記制御基板を冷却するための冷却ファンと、冷却風を供給するために前記本体前方に設けられた吸気口と、前記本体後方の天面上に設けられ前記加熱コイルおよび前記制御基板の冷却風を排気する排気口とを備え、左右方向に垂直に設けた第1の壁と前記第1の壁の端部と所定の間隔を設けて前後方向に形成される側壁と、前記側壁から第1の壁端部よりも内側にのび、第1の壁後方に所定の間隔を設けて左右方向に垂直に対向した第2の壁から成る浸水防壁を前記基板カバー上に設け、前記排気口下方前方に配した誘導加熱調理器。
  2. 浸水防壁の側壁の前方端部を第1の壁よりも前方に設け、前記側壁の前方端部から第1の壁端部よりも内側にのび、第1の壁前方に所定の間隔を設けて左右方向に垂直に対向した第3の壁を形成する請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 浸水防壁の第1の壁と第3の壁にまたがる屋根を設けた請求項2に記載の誘導加熱調理器。
  4. 浸水防壁の第1の壁端部および第2の壁の開口端部に前後方向にのびるフランジを設け、前記フランジ同士は所定の間隔をあけ対向させた請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  5. 本体の底面に水抜穴を形成し、浸水防壁の底面および基板カバー後方に傾斜を設けた請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  6. フレームに排気口を設け、前記排気口を構成する際に形成されるフレームフランジの延長ラインよりも上に浸水防壁の第2の壁の開口端を設けた請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  7. 浸水防壁内に冷却風の排気を促すための排気ファンを備え、第1の壁と第3の壁によって前記排気ファンを保持する請求項2に記載の誘導加熱調理器。
JP2009249780A 2009-10-30 2009-10-30 誘導加熱調理器 Active JP5413128B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009249780A JP5413128B2 (ja) 2009-10-30 2009-10-30 誘導加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009249780A JP5413128B2 (ja) 2009-10-30 2009-10-30 誘導加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011096528A JP2011096528A (ja) 2011-05-12
JP5413128B2 true JP5413128B2 (ja) 2014-02-12

Family

ID=44113237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009249780A Active JP5413128B2 (ja) 2009-10-30 2009-10-30 誘導加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5413128B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5557799B2 (ja) * 2011-05-19 2014-07-23 日立アプライアンス株式会社 誘導加熱調理器
JP5860766B2 (ja) * 2012-05-31 2016-02-16 日立アプライアンス株式会社 誘導加熱調理器
KR102064802B1 (ko) * 2019-05-22 2020-01-10 주식회사 아미크론 효율적인 냉각구조를 갖는 유도가열 조리기

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3829046B2 (ja) * 2000-05-31 2006-10-04 株式会社東芝 組み込み式加熱調理器
JP2004087401A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 誘導加熱調理器
JP4494379B2 (ja) * 2006-09-15 2010-06-30 三菱電機株式会社 誘導加熱調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011096528A (ja) 2011-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2303748C2 (ru) Встраиваемая кухонная плита
JP5413128B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP4654759B2 (ja) 組み込み式加熱調理器
JP5111288B2 (ja) 加熱調理器
JP5104420B2 (ja) 加熱調理器
RU2304743C2 (ru) Встраиваемая нагревательная плита
CN110056914B (zh) 微波炉
JP3899978B2 (ja) 加熱調理器
JP5609303B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP4992864B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5494029B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5235711B2 (ja) 加熱調理器
JP5946013B2 (ja) 電子機器
JP5049766B2 (ja) ビルトイン型ih調理器
JP5211998B2 (ja) 電磁加熱調理器
KR20080064382A (ko) 빌트 인 조리기기 및 그의 설치기구
JP6593960B2 (ja) ガスフライヤー
JP7308786B2 (ja) 加熱調理器
JP5533054B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP4292116B2 (ja) 誘導加熱調理器
KR101291500B1 (ko) 빌트 인 조리기기의 설치기구
JP5476921B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2012049009A (ja) 加熱調理器
CN211155146U (zh) 烹饪器具
JP2018009752A (ja) 加熱調理器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121022

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20121217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131015

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131028

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5413128

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151