JP5409779B2 - 低窒素酸化物炉用燃料噴射器 - Google Patents

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Description

本発明は、一般に炉に用いられる燃料噴射器に関するものであり、とりわけ、関連する炉内の燃焼によって生じる窒素酸化物(NOx)及び未燃炭素(UBC)の濃度を低下させるための燃料噴射器に関するものである。
先行技術の発明者は多大の努力を払って、副産物として生じる汚染物質である窒素酸化物が最小限に抑えられ、不完全燃焼の生成物質であるUBCも最小限に抑えられる、関連する炉内で燃焼させるための、燃料噴射器によって微粉炭が輸送されるようにした。しかしながら、NOx制御とUBCレベルとの一般的な関係は、NOxの減少につれてUBCが増大し易くなるということである。副産物として少量の窒素酸化物を生じる先行技術による炉は、一般に低NOx炉として知られている。
亜酸化窒素の排出は、2つの主たる発生源、即ち「燃料NOx」として知られる石炭のような燃料中で化学的に結合している窒素と、「熱NOx」として知られる燃焼空気中に含まれた大気中窒素の高温固定から生じる。燃料NOx及び熱NOxの生成は、両方とも燃焼の初期段階における酸素の利用可能度によって左右される。これに関して、初期燃焼段階で利用可能な酸素が多すぎると、高NOx出力を生じることになる。熱NOxは、直接又は指数関数的に温度によって左右される。燃焼温度が上昇するにつれて、NOx出力は指数関数的に増大する。初期燃焼が極めて濃い燃料条件下で生じるように、燃料噴射器のノズル、即ち炉の燃焼領域への入口における空気と燃料の配分を調整すると、燃料ベースの窒素から亜酸化窒素への転化が大幅に減少して、望ましくないUBCの生成が一般に増大し、そのため、システム全体の燃料効率が低下する。
当該技術において周知のように、低NOx燃焼を実現するため、炉内における微粉炭の燃焼は、微粉炭中の窒素が大気中の空気と結合してNOxを生じることがないように、酸素の欠乏した領域で開始される。こうした酸素の欠乏した領域において石炭から放出される窒素は、他の窒素原子と結合して、大気中では無害なN2分子を生じる。
先行技術の場合、低NOx炉には、一般に微粉炭等の燃料の混入した一次空気流を炉の燃焼領域に供給する中央燃料噴射器が含まれている。更にこれらの炉は、加熱した二次空気流を燃焼領域に導入する。炉には、例えば燃料噴射器の外側に加熱した二次空気流を流す多段二次空気レジスタが含まれている。二次空気レジスタは、段階的な燃料及び空気流を生じ、燃焼領域に流入する燃料流の中央部分の燃料が濃厚になるようにする。或いは又、他の先行技術による低NOx微粉炭炉には、加熱した二次空気流によって包囲された微粉炭を含有する幾つかの分離した一次空気流を生じる燃料噴射器が含まれている。
上述の先行技術による炉の場合、一次流の微粉炭は燃焼領域の中心において濃度が高い。燃焼領域の中心における微粉炭の濃度が高いと、燃焼領域の中央部における空気対微粉炭濃度比が極めて低くなるか、化学量論比が低くなる。燃焼領域の外部は燃焼を支援するのに十分な化学量論比を有しているが、燃焼領域中央部における燃料流の化学量論比では、空気が燃焼を支援するのに十分ではなく、望ましくないNOx及びUBCを生じることになる。
他の先行技術による低NOx微粉炭炉の場合、燃焼領域内で生じるNOxを減少させるようにNOx低減領域を拡大すべく、二次空気流は燃料噴射器の出口で一次空気及び微粉炭流と混合される。二次空気流が燃料噴射器の出口において燃焼領域に流入する燃料流の中央部分に供給される先行技術による炉構成の場合、燃焼領域の中央部分に燃焼空気の領域が生じる。この燃焼空気の領域によって一次空気/微粉炭流と中央の二次空気流との間に内部界面が生じ、その結果、火炎の容積内に化学量論比の高い火炎表面が形成され、一次空気/微粉炭流の僅かな部分だけしか影響されないようになる。こうして形成された内部火炎表面は100%の空気の量によって支援されるので、この内部火炎表面内で燃焼する微粉炭粒子は化学量論比が最低の状態にある。従って、結果的に生じるNOxレベルは、この特徴を備えない炉のNOxレベルに比べて大幅には低くならない。特定の条件下では、内部火炎表面はある程度の追加NOx低減を生じさせることが可能である。
従って、本発明の目的は、燃料の燃焼を最大にし、その一方でNOxの発生を最小限に抑える、付随する炉に用いられる燃料噴射器を提供することにある。
本発明によれば、微粉炭燃焼炉のような炉のための燃料噴射器は、空気のようなキャリアガスと微粉炭のような燃料を含む一次流を噴射器の内部通路に沿って炉の燃焼領域に向かって送り、一次流が噴射器を出て、噴射器によって燃料流の形態で炉の燃焼領域に送り込まれる前に、空気が好適である加熱ガスの二次流を通路内に導入することで、二次流が通路の中心軸に沿って及びその周りで一次流の一部と混合し、それを加熱して、その酸素濃度を高めるようにする構成が施されている。燃料噴射器には、内部通路を形成するハウジングが含まれており、通路は、入口端から出口端迄燃料噴射器の全長にわたって延びている。燃料噴射器内において二次流の加熱空気で一次流の一部の酸素濃度を高めると、燃焼領域内の噴射器の中心軸と同軸をなすバーナ軸上とその周りの燃料流の化学量論比が高くなって、加熱された空気内には燃焼軸上とその周りの燃焼を支援するのに十分な量の酸素が存在するが、燃焼領域の燃焼軸上及びその周りの加熱酸素量では、NOxを生じるのに不十分か、最小限の量のNOxだけしか生じないようになっている。
従って、加熱二次空気流の目的は、燃料噴射器内において中心軸上及びその周りで一次流の一部を完全に混合することにある。中心軸上及びその周りにおける化学量論比は、炉熱又は他の着火源の追加によって、バーナ軸及びその廻りにおける燃料流を部分的にガス化するのに十分な程高くなる。石炭のような燃料は、炭素、水素、窒素、酸素及び硫黄や、化学的に結合する他の種を含んでいるので、部分燃焼又はガス化によって、有害なNOxではなく無害なN2の形態で部分燃焼した炭素、一酸化炭素、H2O、SO2及び未反応窒素の混合物が生じる。
実施形態の1つでは、二次流が、通路の入口端と出口端の間に配置された噴射器のハウジングの開口から噴射器の通路に供給される。もう1つの実施形態では、空気レジスタが開口を介した二次流の供給を制御する。
通路の入口端と出口端の間に配置されて通路に二次流を供給するための噴射器のハウジングの開口を含む噴射器のもう1つの実施形態では、噴射器には、ハウジングから通路の中心軸に向かって内側に延び、開口の上流に配置されたバッフルが含まれている。バッフルは、一次流の流れを遮り、その結果、開口から中心軸に向かって供給される二次流の進入が促進されるようにするため通路内に延び、通路内に配置される。
通路の入口端と出口端の間に配置されて通路に二次流を供給するための噴射器のハウジングの開口を含む噴射器のもう1つの実施形態では、噴射器に、開口の上流で噴射器の中心軸に沿って延び、中心軸付近に中心がくる発散円錐が含まれており、中心軸に沿って流れる一次流の燃料量を減少させるようになっている。
もう1つの実施形態では、噴射器に、噴射器の中心軸に沿って延び、中心軸付近に中心がくる、好適には発散円錐の形態をなす空気分配装置が含まれる。空気分配装置は、噴射器の中心軸に沿って、その回りに二次空気を分配する。実施形態の1つでは、二次流は、通路の入口端から分配装置に延びる中空導管を介して分配装置に供給される。もう1つの実施形態では、二次流は、ハウジングの開口から分配装置に延びる中空導管を介して噴射器に供給される。もう1つの望ましい実施形態の場合、分配装置には、二次流が供給される中空の内部が形成される。中空の内部は、中心軸に沿って、その周りで二次流を燃焼領域に送るように構成される。
本発明の他の目的及び利点については、同様の符号が同様の要素を表わしている添付の図面に関連して検討するのが望ましい、現在のところ望ましい実施形態に関する下記の詳細な説明から明らかになるであろう。
本発明による微粉炭炉用燃料噴射器の典型的な実施形態の断面図である。 本発明による微粉炭炉用のセグメント化ノズルを備えた燃料噴射器に関するもう1つの典型的な実施形態の断面図である。 本発明による微粉炭炉用燃料噴射器のもう1つの典型的な実施形態の断面図である。 本発明による微粉炭炉用燃料噴射器のもう1つの典型的な実施形態の断面図である。 本発明による燃料噴射器に関連して用いられる複数の中空管に結合された発散円錐の典型的な実施形態の斜視図である。 本発明による微粉炭炉用燃料噴射器のもう1つの典型的な実施形態の断面図である。
図1は、本発明の1実施形態による典型的な燃料噴射器10を例示している。噴射器10は、微粉炭炉のような炉において用いられ、一次流が噴射器10を出て、燃料流FSの形態で炉の燃焼領域に入る前に、噴射器10内の空気が望ましい加熱ガスの二次流SSによって、微粉炭が望ましい燃料が、混入された空気が望ましいキャリアガスの一次流の加熱を行う。代替実施形態では、二次流は100%の酸素、空気と酸素の混合物、CO2と酸素の混合物、又は再循環燃焼排ガスと酸素の混合物とすることが可能である。
本明細書において用いる限りにおいて、「燃料噴射器」という用語は、関連する炉内で燃焼させる微粉燃料及びキャリアガスを輸送するために用いられる装置を含む。理解しておくべきは、「微粉燃料」という用語は微粉炭等のような多種多様な燃料を含むように意図しているということである。以下では、便宜上「微粉炭」という用語を用いるが、炭以外の多種多様な微粉燃料を網羅するように意図している。更に、「キャリアガス」という用語には、空気以外のガスが含まれる。
図1を参照すると、燃料噴射器10には、入口端12と出口端14を備えた細長いハウジング11が含まれている。燃料噴射器10を製造することが可能な材料は、従来のものであり、鉄のような極度の熱に耐えることが可能な各種材料、炭素鋼及びステンレス鋼、セラミックス等の他の各種材料を含む。ハウジング11には、入口端12から外側に向かってテーパ状になった、環状壁18迄延びる細長い環状壁16が含まれている。更に、ハウジング11には、出口端14と、燃料噴射器10の出口端14に対向する壁18の端部19との間に延びる細長い環状壁20が含まれている。便宜上及び参照し易いように、壁16、18及び20によって形成された噴射器10の各部分を、以下ではそれぞれ入口領域22、移行領域24及びノズル領域26と呼ぶ。
ハウジング11の壁16、18及び20は、噴射器10の入口端12と出口端14の間に延びる略環状の細長い通路28を形成している。参照し易くし、また本発明の特徴を明示すべく、入口端12と出口端14の間を、通路28の中心を通って延びる軸方向の線を中心軸Aと定義する。通路28は、微粉炭のような微粉燃料と空気が望ましいキャリアガスとを含む一次流が噴射器10に供給される入口端12から、燃料流がそこから噴射器10を出る出口端14迄延びる流路として働く。噴射器10の出口端14は、関連する炉(不図示)の燃焼領域30に隣接している。噴射器10の中心軸Aは、燃焼領域30の中心を通って延び、その周りを炉内の燃料コア(不図示)の火炎が包むバーナ軸Bと同軸をなしている。一次流は、入口端12から通路28に供給されると、通路28に沿って入口領域22、移行領域24及びノズル領域26を通って流れ、その後、噴射器10の出口端14に隣接した燃焼領域30に送られる燃料流の形態でノズル領域26から噴射器10を出る。燃焼領域30で、燃料流中の燃料が、燃焼領域30内にある火炎によって燃焼する。
上述の如く、先行技術による低NOx炉の場合、燃料噴射器の出口端を出る微粉炭と空気の一次流を更に加熱すべく、加熱した空気が炉の燃焼領域に供給されていた。しかしながら、こうした先行技術による炉の場合、噴射器から燃焼領域に供給される燃料流の中心は、一般に高濃度の燃料を有している。加熱空気流は、燃焼領域の濃縮燃料を包囲することはできるが、燃料流の中心で燃料の燃焼を支援する程十分に燃料流(一次流)に入り込むことはない。従って、燃料流の中心の未燃焼粒子は、燃料噴射器から炉内にかなりの距離を進入した、燃焼の支援に十分な空気が存在する領域に達する迄燃焼を開始しない。火炎の初期部分に存在するよりはるかに高い酸素濃度で燃料が燃焼するこの条件下では、結果として望ましくない量のNOxが生じることになる。
本発明によれば、燃料噴射器10は、一次流が関連する炉の燃焼領域30に送られる燃料流の形態で出口端14から燃料噴射器10を出る前に、加熱した空気の二次流を通路28内に導入して、一次流の一部と二次流の加熱及び混合を行う。通路28内における出口端14の上流の部分で燃料噴射器10に二次流を導入することで、一次流の中央部分における化学量論比は、炉の燃焼領域30内で燃料流の中心における燃料のガス化を促進するのに十分な程高くなる。有利なことに、二次流は酸素濃度を高め、噴射器10内の一次流を加熱して、通路28の中心軸A及びその周りにおける一次流の化学量論比を高め、その結果、更に燃焼領域30内のバーナ軸及びその周りにおける燃料流の化学量論比も高くなる。更に、高温の二次流と一次流との混合によって燃料流の温度が上昇することから、バーナ軸及びその周りに結果として生じる燃料/空気混合物は、燃焼プロセスの開始に十分なエネルギが供給されると、一層容易にガス化又は燃焼することになる。低NOx及びUBCに加えて、もう1つの利点は火炎長の短縮である。
ある望ましい実施形態の場合、二次流で供給される空気の量及び温度は、バッファ軸及びその周りにおける燃料流の化学量論比を燃焼の支援に十分なレベル迄高めるように選択されるが、ここで、空気量は、NOxを生じる可能性のあるレベルを超えないことが望ましい。換言すれば、噴射器10内における二次流からの空気による一次流の加熱及びそれとの混合は、燃焼領域30内のバーナ軸及びその周りにおける酸素量が、燃焼の支援には十分な程度に不足し、英国熱単位(「BTU」)で表わすことが可能な低発熱量ガスを生じるように実施される。周知の如く、低発熱量ガスは、燃料と結合した窒素のほぼ全てが無害なN2分子に転換されているため、燃料と結合した窒素は極めて少ない。
本発明に従い噴射器を出る燃料流の化学量論比を高めることで、炉の燃焼領域内でバーナ軸の周り及びそれに沿って燃料の燃焼を強め得るというもう1つの利点が生ずる。従って一次流中の燃料が微粉炭の場合、一般に未燃炭素(UBC)として表わされる一次流の未燃炭の総量が、従来の低NOx微粉炭炉に関して一般的なレベル未満迄減少する。
望ましい一実施形態では、噴射器10への供給時における二次流中の空気温度は、約204〜537℃であり、最も望ましいのは約268〜371℃である。
図1をもう一度参照すると、燃料噴射器10の典型的な例示の実施形態において、テーパ付きの環状壁18は、噴射器10の移行領域24において通路28に二次流を直接供給する環状開口32を形成している。開口32の上流において、環状バッフル34が、壁16、18の接合部から中心軸Aに対して直交するように半径方向の内側に向かって通路28内に延び、中心軸Aと平行なリップ35にその終端がくる。代替実施形態の1つでは、バッフル34は、ハウジング11から内側へ通路28内に入り、出口端14に向かって延びている。
更に、流量調整弁52を含む空気レジスタ50が、ハウジング11の外部表面53の開口32の周りに取り付けられている。流量調整弁52は、開口32を少なくとも部分的に又は完全に覆うように、換言すれば開口32の有効寸法を調整するように、従って開口32を介して通路28に入る二次流の流量を制御するように位置決めすることができる。
バッフル34を含む噴射器10の動作時、一次流は入口端12から下流に流れ、通路28を通って出口端14に達する。更に、二次流が、壁18の開口32を介して通路28に供給される。移行領域24の上流側で、壁16、18の接合部にほぼ隣接したリップ35を備えたバッフル34は、一次流が出口端14に向かって流れる際、通路28内における一次流の流れを遮り、二次流が一次流に進入するのを促進する。移行領域24で始まり、引き続きノズル領域26に入り込む二次流中の加熱空気が、軸Aの周りをそれに沿って流れる一次流の燃料と相互作用し、その結果、軸Aに沿ったその周りにおける化学量論比が高まり、更に軸Aに沿ってその周りを流れる一次流の燃料が加熱される。従って、ノズル領域26を出て燃焼領域30に送られる燃料流は、二次流により加熱され、燃焼領域30のバーナ軸及びその周りにおいて適切な所望の化学量論比を有するようになる。
言う迄もなく、移行領域24における壁18のテーパ角と、それぞれ入口領域22及びノズル領域26内における壁16及び20の直径と、バッフル34がハウジング11から内側へ通路28内に入り、出口端14の方向に向かって延びる中心軸Aに対する角度と、バッフル34に対するリップ35の角度と、バッフル34及びリップ35の長さ及び開口32を通る二次流の流量とは、燃焼領域30のバーナ軸及びその周りにおいて所望の化学量論比をもたらすように、噴射器10によって燃料流が供給される炉の要件に基づいて適切に選択される。例えばテーパ及び直径は、通路28全体にわたって一次流の速度が一定に保たれるか、又は噴射器10の出口端14を出る燃料流が、噴射器10の入口端12に入る一次流の速度とは異なる選択速度になるように選択される。
もう一度図1を参照すると、もう1つの実施形態の場合、噴射器10には、入口領域22内に配置されたオプションの内部発散円錐40が含まれている。更に円錐40の望ましい実施形態の透視図を例示した図4を参照すると、円錐は、噴射器10の出口端14の方に向いた円錐40の環状の下流端壁43の外径より外径が小さい入口端12の方に向いた環状の上流端壁41を備えている。更に円錐40には、外面144と内面146を備えた壁142が含まれている。内面146は、円筒形状の中空内部150を形成している。円錐40は、少なくとも2つの脚154により通路28内に適正に支持されることができ、1つ以上の脚154に固定されて入口端12迄延びるロッド(不図示)を介して軸方向に調整可能である。円錐40は、軸Aに沿って延び、軸Aの付近に中心があり、上流端壁41と移行領域24との間の距離は、上流端壁41と入口端12との間の距離より短い。
図1に例示した、オプションの円錐40を含む噴射器10の動作時、一次流は、入口端12から流入し、通路28に沿って入口領域22を通り、出口端14の方向に進む。一次流が通路28内で円錐40に遭遇すると、円錐40は一次流の流れの一部を入口領域22内における通路28の外側半径部分に向かって逸らせる。この逸らされた一次流は円錐40を通過し、移行領域24に向かって流れ続ける。バッフル34が、移行領域24又はその近くで一次流の流れを遮り、上述のように、開口32で供給される二次流が中心軸Aに向かって進入できるようにする。円錐40の上流端壁41と壁16、18の接合部との間の距離は、一次流が移行領域24に達する前に、一次流を通路28の外側半径部分に向かって所望の通りに逸らすことができるように適切に選択される。
望ましい実施形態の1つでは、噴射器10内の円錐40が、一次流中の所定量の燃料を入口領域26の外側半径部分に向かわせ、その結果、中心軸A及びその周りの移行領域24に流入する一次流の、例えば微粉炭のような燃料の濃度が所定の量迄減少し、出口端14を出て、燃焼領域30のバーナ軸上に流れ、それを包み込む燃料流が所望の化学量論比を有するようになる。
言う迄もなく、空気レジスタ50の流量調整弁52により調整される開口32の有効寸法、円錐40の形状、移行領域24に対する円錐40の位置及びバッフル34の位置と寸法及び配向は、噴射器10から燃焼領域30に送られる燃料流の所望の化学量論比を得るため、一次流中の燃料特性、一次流中の燃料濃度等に基づいて選択可能な設計パラメータである。
噴射器10のもう1つの実施形態では、噴射器10には、円錐40と、二次流を供給するための開口32が含まれているが、バッフル34は省かれている。
図2は、本発明による燃料噴射器100のもう1つの実施形態を例示している。同様の符号は、構成及び動作が噴射器10に関連して記載の要素と同じか又はほぼ同様の燃料噴射器100の要素を表示するために用いている。図2を参照すると、噴射器100は、入口領域22、移行領域24及びノズル領域26を含み、移行領域24に隣接したノズル領域26の一部にバッフル34に隣接した開口32が含まれ、開口32の有効寸法は空気レジスタ50の流量調整弁52によって制御可能である。更に噴射器100には、参考迄に援用した米国特許第5,762,007号明細書に記載のタイプのような、ノズル領域22と出口端14の間に延びるセグメント化ノズル領域126が含まれている。更に、噴射器10を出て、燃焼領域30に送られる燃料流の外側半径部分に加熱空気の補助流を供給すべく、二次空気レジスタ130が噴射器100と併せて設けられている。セグメント化ノズル領域126は、一次流が噴射器100を出て燃料流の形態で燃焼領域30に流入する際、噴射器100の通路28内において二次流と相互作用し、加熱された一次流の外表面積を拡大し、燃料流中のより多くの燃料が、燃焼領域30内のバーナ軸とその周りの酸素の不足した領域内で燃焼できるようにする。レジスタ130により供給される加熱空気の補助流は、燃焼領域30内で燃料流と相互作用してそれを加熱し、燃焼領域30内のバーナ軸及びその周りにおける化学量論比の所望の増大を実現する。
図3Aは、本発明による噴射器110のもう1つの代替実施形態を例示している。同様の符号は、構成及び動作が噴射器10に関連して記載の要素と同じか又はほぼ同様の燃料噴射器110の要素を表示するために用いている。図3Aを参照すると、噴射器110には、各々ハウジング11の壁16、18及び20によって形成された入口領域22、移行領域24及びノズル領域26が含まれている。噴射器110には、端壁41が内部150の入口端を密封し、壁142が更に内部150と通じる開口152を形成している点を除けば、上述の発散円錐40と同じ構造を備えるのが望ましい空気分配装置140が含まれている。更に、入口領域22の壁16には、分配装置140の開口152と半径方向において位置合わせがとれるのが望ましい開口132が含まれている。流量調整弁52を備えた空気レジスタ50が、調整弁52によって開口132を通る流れを制御できるようにハウジング11の外面53に取り付けられている。中空管154が、位置合わせのとれた開口132と152の間に延びている。分配装置140の実施形態の1つでは、複数の中空管154が、壁16の周りに円周方向に間隔をあけて配置された複数の開口132と壁142の周りに円周方向に間隔をあけて配置された複数の対応する開口152の間にそれぞれ延びている。
噴射器110の動作時、二次流は、開口132を介して噴射器110に供給され、更に開口132から中空管154を通って分配装置140の内部150に流入する。内部150の円錐形状により、二次流は通路28のほぼ中心軸A及びその周りに向けられる。二次流は、内部150を出ると、噴射器10の円錐40に関して上述のところと同様に、初めに噴射器10の入口領域22で、次に移行領域24及びノズル領域26で分配装置140によって逸らされた一次流と相互作用してそれを加熱する。二次流として分配装置140に供給される加熱空気の温度と量は、本発明に従い、中心軸Aの周り及びそれに沿った一次流の化学量論比を適宜修正して、噴射器10によって燃焼領域30のバーナ軸及びその周りに送られる燃料流の低NOx及び低UBC燃焼を実現できるように選択される。
図3Bは、本発明による噴射器170のもう1つの代替実施形態を例示する。同様の符号は、構成及び動作が噴射器110に関連して既述の要素と同じか又はほぼ同様の燃料噴射器170の要素を表示すべく用いている。図3Bを参照すると、噴射器170には、入口領域22、移行領域24及びノズル領域26と、入口領域22内の分配装置140が含まれている。更に、噴射器170には、ノズル領域22と出口端14の間に延びるセグメント化ノズル領域126が含まれている。
図5は、本発明による噴射器200のもう1つの実施形態を例示する。同様の符号は、構成及び動作が噴射器10に関連して既述の要素と同じか又はほぼ同様の燃料噴射器200の要素を表示するために用いている。図5を参照すると、噴射器200は、それぞれハウジング11の壁16、18及び20により形成された入口領域22、移行領域24及びノズル領域26を含んでいる。噴射器200には、更に上述の発散円錐40と同じ外面構造を備えることが望ましい空気分配装置240が含まれている。分配装置240には、分配装置140と同様の外面144及び内面146を備えた壁142が含まれている。内面146及び環状の上流端壁41は、円錐形状の中空内部150を形成している。上流端壁41は、内部150と通じる開口241を形成している。中空管154が、入口端12から開口241迄延びている。管154は、入口端12の上流にも延び、空気レジスタ(不図示)と結合されている。
噴射器200の動作時、入口領域22において、二次流が管154を通って開口241から分配装置240に流入し、更に分配装置240の内部150から出て通路28に入リ込む。内部150の円錐形状によって、二次流は通路28のほぼ中心軸Aに沿ってその周りに向けられる。二次流は、一次流が噴射器10の入口領域から移行領域24に流入し、更にノズル領域26に流入する際に、分配装置240の内部150から出ると、通路28の中心軸に沿ってその周りを流れる一次流の一部と相互作用し、それを加熱する。
本発明の噴射器の望ましい実施形態の1つでは、ノズル領域26はステンレス鋼で製作され、入口領域22は炭素鋼で製作される。
本明細書では特定の実施形態に関連して本発明の説明をしてきたが、言う迄もなく、これらの実施形態は本発明の原理及び応用例をただ単に例証したものでしかない。従って言う迄もないが、例証となる実施形態には多くの修正を加えることが可能であり、付属の請求の範囲に定義された本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の構成を考案することも可能である。
10 燃料噴射器、11 ハウジング、12 ハウジング入口端、14 ハウジング出口端、16 細長い環状壁、18 テーパ付き環状壁、20 環状壁、22 入口領域、24 移行領域、26 ノズル領域、28 通路、30 燃焼領域、32 開口、34 バッフル、35 リップ、40 発散円錐、41 上流端壁、43 下流端壁、50 空気レジスタ、52 流量調整弁、100 燃料噴射器、110 燃料噴射器、126 セグメント化ノズル領域、130 二次空気レジスタ、132 開口、140 空気分配装置、142 空気分配装置の壁、150 中空内部、152 開口、154 中空管、170 燃料噴射器、200 燃料噴射器、240 空気分配装置、241 開口

Claims (17)

  1. 炉で用いられる燃料噴射器(10)であって、
    入口端(12)と出口端(14)を備え、前記入口端(12)と前記出口端(14)との間に延びる通路(28)が形成されており、前記入口端(12)がキャリアガスと燃料の一次流(PS)を受け入れるようになっており、中心軸(A)前記通路(28)の全長にって当該通路(28)の中心を通るように延びているハウジング(11)と、
    前記通路(28)内に加熱空気の二次流(SS)を導入するための導入手段(50)を有しており、
    前記導入手段(50)が、前記通路(28)に前記二次流(SS)を送り込むための少なくとも1つの開口(32)を形成しており、当該開口(32)は前記入口端(12)と前記出口端(14)との間にあり、
    前記ハウジング(11)から前記通路(28)内に延びて前記中心軸(A)に向かうバッフル(34)を有しており、当該バッフル(34)は、前記二次流(SS)が前記中心軸(B)に向かって進入するのを促進するべく、前記開口(32)の上流に配置されており、
    前記一次流(PS)が前記入口端(12)から前記通路(28)に供給されると共に、前記二次流(SS)が前記導入手段(50)によって前記通路(28)内に送り込まれると、前記一次流(PS)が、前記通路(28)を通って前記出口端(14)に向かって流れ、前記一次流(PS)が前記出口端(14)から前記通路(28)の外へと出る前に、前記二次流(SS)が、前記通路(28)の中心軸(A)に沿ってその周りで前記一次流(PS)の一部と混合し、それを加熱して、その酸素濃度を高める
    ことを特徴とする燃料噴射器。
  2. 前記二次流(SS)キャリアガスが空気であり、前記燃料が微粉炭である
    ことを特徴とする請求項1記載の燃料噴射器。
  3. 前記二次流(SS)中の空気の温度204〜537℃である
    ことを特徴とする請求項2記載の燃料噴射器。
  4. 前記開口(32)可調整空気レジスタによって形成されてい
    ことを特徴とする請求項記載の燃料噴射器。
  5. 前記バッフル(34)前記開口(32)に隣接している
    ことを特徴とする請求項記載の燃料噴射器。
  6. 前記バッフル(34)前記出口端(14)の方向に延びるリップ(35)を備えている
    ことを特徴とする請求項記載の燃料噴射器。
  7. 記中心軸(A)に沿って前記開口(32)の上流に発散円錐(40)が配置されており当該発散円錐(40)が前記出口端(14)の方向に発散してい
    とを特徴とする請求項記載の燃料噴射器。
  8. 記バッフル(34)が、前記発散円錐(40)の下流に配置されてい
    とを特徴とする請求項記載の燃料噴射器。
  9. 記二次流(SS)と組み合わせた前記一次流(PS)を前記通路(28)から受け入れるため前記出口端(14)にセグメント化ノズル(126)が含まれており、当該セグメント化ノズル(126)は、前記一次流(PS)と前記二次流(SS)の組合せを複数のほぼ楕円形の燃料流に分離して、前記出口端(14)から送り出すように設定されている
    とを特徴とする請求項1記載の燃料噴射器。
  10. 前記二次流(SS)が、100%の酸素、空気と酸素の混合物、CO2と酸素の混合物、又は再循環燃焼排ガスと酸素の混合物である
    ことを特徴とする請求項1記載の燃料噴射器。
  11. 炉で用いられる燃料噴射器(10)であって、
    入口端(12)と出口端(14)を備え、前記入口端(12)と前記出口端(14)との間に延びる通路(28)が形成されており、中心軸(A)前記通路(28)の全長にって当該通路(28)の中心を通るように延びており、前記入口端(12)がキャリアガスと燃料の一次流(PS)を受け入れるようになっているハウジング(11)と、
    前記出口端(14)の上流でほぼ前記中心軸(A)に沿ってその周りに二次流(SS)を分配する空気分配装置(140、240)とを有しており
    前記空気分配装置(140、240)には、前記二次流(SS)を供給するための中空導管(154)が含まれており、前記空気分配装置(140、240)は、前記中空導管(154)と通じる中空内部(150)を形成する発散円錐(40、140、240)であり、
    前記一次流(PS)が前記入口端(12)から前記通路(28)に供給されて、前記通路(28)を通って前記出口端(14)に向かって流れると共に、前記二次流(SS)が前記空気分配装置(140、240)によって分配されると、前記一次流(PS)が前記出口端(14)から前記通路(28)を出る前に、前記空気分配装置(140、240)を出る前記二次流(SS)が、前記中心(A)に沿ってその周りで前記一次流(PS)の一部と混合し、それを加熱して、その酸素濃度を高める
    ことを特徴とする燃料噴射器。
  12. 前記中空導管(154)前記入口端(12)から前記空気分配装置(140、240)迄延びている
    ことを特徴とする請求項1記載の燃料噴射器。
  13. 前記ハウジング(11)が、前記入口端(12)と前記出口端(14)との間に少なくとも1つの開口(132)を形成していると共に、前記中空導管(154)が前記開口(132)から前記空気分配装置(140、240)迄延びている
    とを特徴とする請求項1記載の燃料噴射器。
  14. 前記二次流(SS)キャリアガスが空気であり、前記燃料が微粉炭である
    ことを特徴とする請求項1記載の燃料噴射器。
  15. 前記二次流(SS)中の空気の温度204〜537℃である
    ことを特徴とする請求項1記載の燃料噴射器。
  16. 記二次流(SS)と組み合わせた前記一次流(PS)を前記通路(28)から受け入れるため前記出口端(14)にセグメント化ノズル(126)が含まれており当該セグメント化ノズル(126)は、前記一次流(PS)と前記二次流(SS)の組合せを複数のほぼ楕円形の燃料流に分離して、前記出口端(14)から送り出すように設定されている
    とを特徴とする請求項1記載の燃料噴射器。
  17. 前記二次流(SS)が、100%の酸素、空気と酸素の混合物、または、CO2と酸素の混合物、もしくは、再循環燃焼排ガスと酸素の混合物である
    ことを特徴とする請求項1記載の燃料噴射器。
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