JP5409540B2 - 薄鋼板端面への液状物塗布方法 - Google Patents
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Description
この竪ロールは、中心軸(回転軸)が通板中の薄鋼板の幅方向に進退できるように、支持部材の先端部に取り付けられ、自重によって薄鋼板の端面に当接可能である。従って、通板中の薄鋼板の幅方向端部の位置が多少変化しても、竪ロールは、常に薄鋼板の端面に当接した状態を確保され、液状物の塗布を確実に行うことができる。
また、幅の異なる薄鋼板を連結した直後の連結箇所には、幅が広いほうの薄鋼板の幅方向両端の角部が存在し、連結箇所の幅方向両端には、この角部を取り除いて形成された切欠き(ノッチ部)が設けられる。従って、作業者は、竪ロールが切欠きに衝突するのを回避するため、薄鋼板の連結箇所が通過する前後で取付具の位置調整をする必要があり、作業効率の低下を引き起こしていた。
本発明は、前記の課題を解決するものであって、煩雑な作業を要することなく、確実に液状物を塗布する薄鋼板端面への液状物塗布方法を提供することを目的とする。
前記斜軸を前記薄鋼板の幅方向に進退する進退手段が設けられ、該進退手段は、外部から送られる前記通板中の各薄鋼板の現在位置及び板幅の情報を基に、前記斜軸を進退して、前記ロールを前記通板中の各薄鋼板の端面に当接させ、しかも、前記進退手段は、前記回動材の回動角度が、予め設定された回動角度域の下限角度又は上限角度になったのを検知したとき、前記斜軸を進退して、前記回動材の回動角度が、前記回動角度域内になるようにする。
図1〜図4に示すように、本発明の一実施の形態に係る薄鋼板端面への液状物塗布方法に適用される液状物塗布装置10は、外周部24に液状物が付けられた回転自在のロール14を、通板されている連結された板幅の異なる複数の薄鋼板11、12、13の端面に順次当接させ、薄鋼板11、12、13の端面に液状物を塗布する装置である。
図2に示すように、検出センサ18、19は、制御部20に信号接続され、制御部20は、検出センサ18、19を介して、スライド部材17が、移動可能範囲の最前進位置又は最後退位置まで移動しているのを検知したとき、電動シリンダ16を作動して、スライド部材17が移動可能範囲内に留まるように、スライド部材17を位置調整する。
回動材22の斜軸23は、図3(B)に示すように、鉛直方向に対して上側が通板中の薄鋼板11よりに傾斜している。従って、この傾斜した斜軸23に回動可能に取り付けられた回動材22の先部と共に回動するロール14は、図3(A)に示すように、自重によって、回動材22の斜軸23を中心に回動して、通板中の薄鋼板11の端面に向かって付勢され、薄鋼板11の端面に当接することができる。また、ロール14が薄鋼板11から離れたとき、回動材22は、ロール14の自重によって回動し、薄鋼板11の幅方向に沿って配置された状態になる。
薄鋼板11に当接するロール14の外周部24は、図示しないノズルから継続的、あるいは、間欠的に液状物が吹き付けられ、常に液状物が付着した状態になっている。ロール14は、ロール14を回転可能に装着した中心軸25を介して、回動材22の先部に取り付けられ、中心軸25の軸心を中心に回転可能である。また、中心軸25は、回動材22の斜軸23と平行配置されている。
このとき、仮に回動材22が薄鋼板11の幅方向に沿って(即ち、平面視して薄鋼板11の端面に直交する方向に)配置された状態で、ロール14を薄鋼板11の端面に当接している場合、その当接状態を保つために、薄鋼板11の幅方向中心と端面の距離に合わせて、電動シリンダ16を精度良く作動して、回動材22の斜軸23の位置調整をすることが求められる。しかしながら、そのような電動シリンダ16の制御は、コスト面、技術面の両面を考慮すると非現実的である。
回動材22が回動角度X(θ1<X<θ2)で薄鋼板11の端面に当接しているとき、図3(A)に示すように、回動材22は、回動角度域内で、薄鋼板11の幅方向内側向き及び外側向きに、それぞれL及びRの距離を移動可能であり、この移動可能距離L又はRが0(零)になったとき、回動材22の回動角度が下限角度θ1又は上限角度θ2になる(X=θ1、又はX=θ2)。
なお、θ1及びθ2はそれぞれ、例えば、5度以上20度以下、及び、60度以上80度以下の角度である。
図2に示すように、制御部20は、中央制御装置32に信号接続され、中央制御装置32から通板中の薄鋼板11、12、13の各連結箇所の位置を示す信号を受け取って、その連結箇所がロール14に接近する時間を検知する。制御部20は、図4に示すように、薄鋼板12、13(薄鋼板11、12についても同じ)の連結箇所、即ち切欠き31がロール14に接近(例えば50cm以上150cm以下の距離まで接近)してきたのを検知したとき、電動シリンダ16を作動して、ロール14が薄鋼板12に当接しない位置になるように、スライド部材17を薄鋼板12から遠ざける。
なお、図2に示すように、制御部20、電動シリンダ16、電動シリンダ16を支持する支持部材15、スライド部材17、回動材22が下限角度θ1及び上限角度θ2まで回動したのをそれぞれ検出する第1、第2のセンサ28、29、移動可能範囲の限界位置にスライド部材17が移動しているのを検知する検出センサ18、19、及び位置検出器34を有して進退手段35が構成されている。従って、進退手段35は、外部から送られる通板中の各薄鋼板11〜13の現在位置及び板幅の情報を基に、斜軸23を薄鋼板11〜13の幅方向に進退して、ロール14を通板中の各薄鋼板11〜13の端面に当接させることができる。
例えば、第1、第2のセンサに接触型のものを用いて、回動材の回動角度の上限角度及び下限角度になったのを検知することができる。
また、位置検出器は、電動シリンダに内蔵されていてもよい。
Claims (3)
- 外周部に液状物が付けられた回転自在のロールを、通板されている連結された板幅の異なる複数の薄鋼板の端面に順次当接させ、しかも、鉛直方向に対して上側が前記薄鋼板よりに傾斜した斜軸に回動可能に取り付けられた回動材に、中心軸が取り付けられた前記ロールは、自重によって通板中の前記薄鋼板の端面に向かって付勢される薄鋼板端面への液状物塗布方法であって、
前記斜軸を前記薄鋼板の幅方向に進退する進退手段が設けられ、該進退手段は、外部から送られる前記通板中の各薄鋼板の現在位置及び板幅の情報を基に、前記斜軸を進退して、前記ロールを前記通板中の各薄鋼板の端面に当接させ、しかも、前記進退手段は、前記回動材の回動角度が、予め設定された回動角度域の下限角度又は上限角度になったのを検知したとき、前記斜軸を進退して、前記回動材の回動角度が、前記回動角度域内になるようにすることを特徴とする薄鋼板端面への液状物塗布方法。 - 請求項1記載の薄鋼板端面への液状物塗布方法において、前記進退手段には、前記回動材に接触又は近接して、前記回動材の回動角度が前記下限角度及び前記上限角度になったのをそれぞれ検知する第1、第2のセンサが設けられていることを特徴とする薄鋼板端面への液状物塗布方法。
- 請求項1又は2記載の薄鋼板端面への液状物塗布方法において、前記進退手段は、前記斜軸を軸支するスライド部材と、該スライド部材に先端部が固定された電動シリンダとを有し、該電動シリンダは、内蔵もしくは外部に設置された位置検出器によって進退位置が検知されて、前記斜軸を位置調整することを特徴とする薄鋼板端面への液状物塗布方法。
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