JP5409319B2 - 無効電力補償装置 - Google Patents

無効電力補償装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5409319B2
JP5409319B2 JP2009283860A JP2009283860A JP5409319B2 JP 5409319 B2 JP5409319 B2 JP 5409319B2 JP 2009283860 A JP2009283860 A JP 2009283860A JP 2009283860 A JP2009283860 A JP 2009283860A JP 5409319 B2 JP5409319 B2 JP 5409319B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
capacitor bank
capacity
bank
banks
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009283860A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010246363A (ja
Inventor
正俊 竹田
慎一 小草
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2009283860A priority Critical patent/JP5409319B2/ja
Priority to US12/724,610 priority patent/US8339111B2/en
Priority to CA2696617A priority patent/CA2696617C/en
Publication of JP2010246363A publication Critical patent/JP2010246363A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5409319B2 publication Critical patent/JP5409319B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F1/00Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
    • G05F1/70Regulating power factor; Regulating reactive current or power
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J3/00Circuit arrangements for ac mains or ac distribution networks
    • H02J3/001Methods to deal with contingencies, e.g. abnormalities, faults or failures
    • H02J3/00125Transmission line or load transient problems, e.g. overvoltage, resonance or self-excitation of inductive loads
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J3/00Circuit arrangements for ac mains or ac distribution networks
    • H02J3/18Arrangements for adjusting, eliminating or compensating reactive power in networks
    • H02J3/1821Arrangements for adjusting, eliminating or compensating reactive power in networks using shunt compensators
    • H02J3/1828Arrangements for adjusting, eliminating or compensating reactive power in networks using shunt compensators with stepwise control, the possibility of switching in or out the entire compensating arrangement not being considered as stepwise control
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/10Flexible AC transmission systems [FACTS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/30Reactive power compensation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)

Description

この発明は、サイリスタスイッチを用いてコンデンサバンクを開閉することにより無効電力を制御する静止形無効電力補償装置(Static Var Compensator:SVC)に関する。
従来の無効電力補償装置においては、サイリスタスイッチを用いて複数のコンデンサバンクを開閉して無効電力を段階的に制御する際に、無効電力の段階制御幅を一定値以下に抑えるために各コンデンサバンクの容量を2進数的に不均等分配して、それらを組み合わせることにより、少ないバンク数でも小さな段階制御幅で制御する方法を用いていた(例えば、下記特許文献1)。
特開昭54−011452号公報
しかしながら、上記特許文献1に示される無効電力補償装置では、複数のコンデンサバンクの容量を、例えば1:2:4ように2進数的に容量配分して制御しており、容量=1の段階制御幅で7段階の制御が可能であるが、例えば容量=2のコンデンサバンクが故障した場合には、容量=1と容量=4のコンデンサバンクで制御する必要があり、段階制御幅最大値=3となり制御幅の粗さが大きくなる。そのため、コンデンサバンクを開閉する際に電源系統に与える電圧変動値が大きくなり、同一系統に接続されている照明にちらつきを与えるなどの悪影響が生じる場合があるという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数のコンデンサバンクのうちの一部のコンデンサバンクが故障した場合で際に、段階制御幅を変えることなく健全側のコンデンサバンクで無効電力補償を継続できる無効電力補償装置を得ることを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明は、複数のコンデンサバンクが並列接続されて構成されたコンデンサバンク部を備え、互いに異なる容量を有した前記複数のコンデンサバンクを組み合わせて基本容量単位で段階的に投入または遮断を制御して電力系統が供給する無効電力を補償する無効電力補償装置において、前記コンデンサバンク部は、前記基本容量に設定された第1のコンデンサバンクと、複数のサブバンクを有して構成される少なくとも1つの第2のコンデンサバンクと、に区分され、前記第2のコンデンサバンクを構成する各1つのサブバンクの容量は、直前にある前記コンデンサバンクの容量に設定されており、前記第1または第2のコンデンサバンクの何れか1つが故障した場合、故障したコンデンサバンク以後の前記第2のコンデンサバンクは、それぞれ直前の前記コンデンサバンクを代替することを特徴とする。
本発明によれば、複数のコンデンサバンクの一部に容量変更可能なコンデンサバンクを備え、何れか1つのコンデンサバンクが故障した際に健全なコンデンサバンクを、故障したコンデンサバンクと等しい容量に変更するようにしたので、複数のコンデンサバンクのうちの一部のコンデンサバンクが故障した際に、段階制御幅を変えることなく無効電力補償を継続できるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1にかかる無効電力補償装置の構成を示す図である。 図2は、実施の形態1におけるサイリスタスイッチ制御回路の構成を示す図である。 図3は、実施の形態1におけるサイリスタスイッチ選択制御を説明するための図である。 図4は、実施の形態1における開閉器選択制御を説明するための図である。 図5は、実施の形態1における一部のコンデンサバンクが故障した際の各コンデンサバンクの容量を示す図である。 図6は、実施の形態3にかかる無効電力補償装置の構成を示す図である。 図7は、実施の形態3にかかる無効電力補償装置による開閉器選択制御を説明するための図である。 図8は、実施の形態3にかかる無効電力補償装置において一部のコンデンサバンクが故障した際の各コンデンサバンクの容量を示す図である。 図9は、実施の形態4にかかる無効電力補償装置の構成を示す図である。 図10は、実施の形態4におけるサイリスタスイッチ選択制御を説明するための図である。 図11は、実施の形態4における開閉器選択制御を説明するための図である。 図12は、実施の形態4における一部のコンデンサバンクが故障した場合の各コンデンサバンクの容量を示す図である。
以下に、本発明にかかる無効電力補償装置の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
(無効電力補償装置の構成)
図1は、実施の形態1にかかる無効電力補償装置の構成を示す図である。無効電力補償装置50は、主たる構成として、変圧器10、コンデンサバンク部30、開閉器制御回路26、およびサイリスタスイッチ制御回路25を有して構成されている。
コンデンサバンク部30は、一例として、3つのコンデンサバンク31〜33で構成されている。第1のコンデンサバンクであるコンデンサバンク31は、第2の開閉器であるサイリスタスイッチ16で開閉され、第2のコンデンサバンクであるコンデンサバンク32,33は、それぞれサイリスタスイッチ17、18で開閉される。
(コンデンサバンクの構成)
各コンデンサバンク31〜33は、第1の開閉器である開閉器1,2a,2b,3a,3bをそれぞれ有して構成されている。また、コンデンサバンク31は、開閉器1とコンデンサ6およびサイリスタスイッチ16で構成されている。
コンデンサバンク32は、開閉器2aおよびコンデンサ7aで構成されたサブバンク40と、開閉器2bおよびコンデンサ7bで構成されたサブバンク41とを有して構成されている。コンデンサバンク33は、開閉器3aおよびコンデンサ8aで構成されたサブバンク42と、開閉器3bおよびコンデンサ8bで構成されたサブバンク43とを有して構成されている。
(コンデンサバンクの容量)
コンデンサバンク31〜33の容量は、それぞれ1:2:4の容量比で分配されており、以下、コンデンサバンク31〜33の構成を詳説する。
コンデンサバンク31は、基本容量である容量=1を有するコンデンサ6とサイリスタスイッチ16とを直列に接続し、開閉器1を介して変圧器10の2次側母線11に接続されている。
コンデンサバンク32は、容量=1を有するコンデンサ7aと容量=1を有するコンデンサ7bとを並列接続することによって容量=2に設定され、コンデンサ7aとコンデンサ7bとを共通のサイリスタスイッチ17で開閉する。また、コンデンサ7aとコンデンサ7bは、それぞれ開閉器2aと2bを介して2次側母線11に接続されている。
コンデンサバンク33は、容量=2を有するコンデンサ8aと容量=2を有するコンデンサ8bを並列接続することによって容量=4に設定され、コンデンサ8aとコンデンサ8bとを共通のサイリスタスイッチ18で開閉する。また、コンデンサ8aとコンデンサ8bは、それぞれ開閉器3aと3bを介して2次側母線11に接続されている。
また、サイリスタスイッチ16〜18は、サイリスタスイッチ制御回路25によって制御され、開閉器1〜3bは、開閉器制御回路26によって制御される。
このように、コンデンサバンク部30は、基本容量の2のn(n=0,1,…,k:kは自然数)乗の数列に従う容量を有する一連の複数のコンデンサバンク31〜33で構成され、第2のコンデンサバンクであるコンデンサバンク32,33を構成する各一つのサブバンク(例えば、サブバンク40,42)の容量は、基本容量の2のm(m=0,1,…,k−1)乗の数列に従う容量に設定されている(図1の構成は、k=2の場合に相当)。
(サイリスタスイッチ制御回路)
図2は、実施の形態1におけるサイリスタスイッチ制御回路の構成を示す図であり、図3は、サイリスタスイッチ選択制御を説明するための図であり、図4は、開閉器選択制御を説明するための図であり、図5は、一部のコンデンサバンクが故障した場合の各コンデンサバンクの容量を示す図である。なお、コンデンサバンクが故障した場合とは、例えば、各コンデンサバンクを構成している開閉器、コンデンサ、およびサイリスタの少なくとも1つが故障したときの状態である。
図2において、電圧検出回路20は、電力系統12の電圧を電圧実効値VSに変換する。減算回路21は、電圧基準信号Vrefから電圧実効値VSを減算することによって制御誤差信号VEを演算する。制御誤差信号VEは、1次遅れ回路で構成する電圧制御回路22において演算されコンデンサ容量制御信号BCとして出力される。
コンデンサ容量制御信号BCは、次段のコンデンサバンク選択回路23に入力され、コンデンサバンク選択回路23は、2進数的に1:2:4に分割されたコンデンサバンクの内、コンデンサ容量制御信号BCに見合ったコンデンサバンクの容量を選択し、選択したコンデンサバンクの容量に対応したコンデンサ選択信号B1〜B3を出力する。
例えば、コンデンサバンク31〜33が故障していない場合、コンデンサ容量制御信号BCの値が容量=1に対応する信号を出力したときには、B1〜B3は1,0,0(2進数)となり、BCの値が容量=2に対応する信号を出力したときには、B1〜B3は0,1,0となり、BCの値が容量=4に対応する信号を出力したときには、B1〜B3は0,0,1となる。
コンデンサ選択信号B1〜B3は、次段のサイリスタスイッチ切り替え回路24に入力される。サイリスタスイッチ切り替え回路24は、各コンデンサバンクの故障信号を取り込み、図3に示されるような、予め設定した選択ロジックである組み合わせに従って、使用すべきサイリスタスイッチ16〜18を制御する。
例えば、コンデンサバンク31が故障した場合、サイリスタスイッチ切り替え回路24は、コンデンサ選択信号B1でサイリスタスイッチ17を制御し、コンデンサ選択信号B2でサイリスタスイッチ18を制御する。コンデンサバンク32が故障した場合、サイリスタスイッチ切り替え回路24は、コンデンサ選択信号B1でサイリスタスイッチ16を制御し、コンデンサ選択信号B2でサイリスタスイッチ18を制御する。
(開閉器制御回路)
一方、開閉器制御回路26は、各コンデンサバンクの故障信号を取り込み、図4に示されるような、予め設定した選択ロジックである組み合わせに従って、開放すべき開閉器1〜3bを制御する。例えば、コンデンサバンク31が故障した場合、開閉器2a,2bは、一方の開閉器(例えば開閉器2a)がONとなり、他方の開閉器2bがOFFとなる。開閉器3a,3bは、一方の開閉器(例えば開閉器3a)がONとなり、他方の開閉器3bがOFFとなる。すなわち、各開閉器1〜3bは、各コンデンサ6〜8bに直列に接続され、コンデンサバンク31〜33の何れか1つが故障した場合、予め設定した選択ロジックに従って開閉動作し、図5に示されるようにコンデンサバンク31〜33の容量を調整する。
図5において、例えば、コンデンサバンク31が故障した場合におけるコンデンサバンク31,32との関係は、第2のコンデンサバンクであるコンデンサバンク32が、第1のコンデンサバンクであるコンデンサバンク31の容量=1に対応した容量に変わる。すなわち、コンデンサバンク32は、自己の容量を、コンデンサバンク32の容量より小さい値に設定された直前のコンデンサバンク31の容量に変化する。
さらに、コンデンサバンク31が故障した場合におけるコンデンサバンク32,33との関係は、第2のコンデンサバンクであるコンデンサバンク33が、第2のコンデンサバンクであるコンデンサバンク32の容量=2に対応した容量に変わる。すなわち、コンデンサバンク33は、自己の容量を、コンデンサバンク33の容量より小さい値に設定された直前のコンデンサバンク32の容量に変化する。
以上説明したように、実施の形態1にかかる無効電力補償装置50は、複数のコンデンサバンク31,32の一部に容量変更可能なコンデンサバンク32,33を備え、何れか1つのコンデンサバンク31〜33が故障した際に健全なコンデンサバンク32,33を故障したコンデンサバンク31,32と等しい容量に変更するようにしたので、何れか1つのコンデンサバンク31〜33が故障しても容量が自動的に1:2の容量配分に調整されるため、どのコンデンサバンク31〜33の故障時にも段階制御幅=1を変えることなく健全側のコンデンサバンク31〜33によってきめ細かい無効電力制御を継続することが可能である。
実施の形態2.
実施の形態1にかかる無効電力補償装置50では、容量の分割を1:2:4の構成にしていたが、本実施の形態にかかる無効電力補償装置50は、容量の分割を1:2,3などのように、完全な2進数分割ではない不均等分割の容量であっても同様の効果を得ることができるように構成されている。すなわち、互いに異なる容量を有した複数のコンデンサバンク31〜33を組み合わせて、基本容量(例えば1)単位で段階的にコンデンサバンク31〜33の投入または遮断を制御することが可能である。以下、実施の形態1にかかる無効電力補償装置50の各図を用いて、本実施の形態にかかる無効電力補償装置50の構成および動作を説明する。また、実施の形態1と同様の部分については、同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図1において、コンデンサバンク31〜33の各容量は、以下のように定義される。例えば、コンデンサバンク31は、実施の形態1と同様に容量=1のコンデンサ6を有し、コンデンサバンク32は、容量=1のコンデンサ7a,7bを有し、コンデンサバンク33は、容量=2のコンデンサ8aと容量=1のコンデンサ8bを有しているものとする。
図5において、例えば、コンデンサバンク32が故障した場合、コンデンサバンク31は容量=1となり、コンデンサバンク33はコンデンサバンク32の容量=2に対応した容量に変わり、最大容量は3である。コンデンサバンク33が故障した場合、コンデンサバンク31は容量=1となり、コンデンサバンク32は容量=2となり、最大容量は3である。
具体例で説明すると、コンデンサバンク部30は、基本容量(例えば1)に設定されたコンデンサバンク31と、複数のサブバンク40〜43で構成される少なくとも1つのコンデンサバンク31〜33とを有しており、1つのサブバンク(例えば、サブバンク8a)の容量=2は、直前のコンデンサバンク(例えば、コンデンサバンク32)の容量=2に設定されている。また、例えばコンデンサバンク32が故障した場合、故障したコンデンサバンク32以降のコンデンサバンク33は、直前のコンデンサバンク32を代替する。
以上説明したように、実施の形態2にかかる無効電力補償装置50は、実施の形態1の無効電力補償装置50と同様に、複数のコンデンサバンク31〜33の一部に容量変更可能なコンデンサバンク32,33を備え、何れか1つのコンデンサバンク31〜33が故障した際に健全なコンデンサバンク31〜33を故障したコンデンサバンク31〜33と等しい容量に変更するようにしたので、容量の分割を1:2,3などのように、完全な2進数分割ではない不均等分割の容量であっても、実施の形態1にかかる無効電力補償装置50と同様の効果を得ることが可能である。
実施の形態3.
実施の形態1または2にかかる無効電力補償装置50では、3つのコンデンサバンク31〜33で構成されていたが、実施の形態3にかかる無効電力補償装置50は、コンデンサバンク数が4つ以上でも同様の効果を得ることができるように構成されている。以下、実施の形態1と同様の部分については、同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
(コンデンサバンクの構成)
図6は、実施の形態3にかかる無効電力補償装置の構成を示す図である。コンデンサバンク34は、他のコンデンサバンク31〜33と同様に、サイリスタスイッチ19で開閉される。また、コンデンサバンク34は、コンデンサバンク32,33と同様に、開閉器4aおよびコンデンサ9aで構成されたサブバンク44と、開閉器4bおよびコンデンサ9bで構成されたサブバンク45を有して構成されている。
コンデンサバンク31〜34の各容量は、以下のように定義される。例えば、コンデンサバンク31は、実施の形態1と同様に容量=1のコンデンサ6を有し、コンデンサバンク32は、容量=1のコンデンサ7a,7bを有し、コンデンサバンク33は、容量=2のコンデンサ8a,8bを有し、コンデンサバンク34は、容量=4のコンデンサ9a,9bを有しているものとする。
このように、コンデンサバンク部30は、基本容量の2のn(n=0,1,…,k:kは自然数)乗の数列に従う容量を有する一連の複数のコンデンサバンク31〜34で構成され、第2のコンデンサバンクであるコンデンサバンク32〜34を構成する各一つのサブバンク(例えば、サブバンク40,42,44)の容量は、基本容量の2のm(m=0,1,…,k−1)乗の数列に従う容量に設定されている(図6の構成は、k=3の場合に相当)。
コンデンサバンク選択回路23(図2参照)は、2進数的に1:2:4:8に分割されたコンデンサバンクの内、コンデンサ容量制御信号BCに見合ったコンデンサバンクの容量を選択し、選択したコンデンサバンクの容量に対応したコンデンサ選択信号を出力する。各コンデンサ選択信号は、次段のサイリスタスイッチ切り替え回路24に入力され、サイリスタスイッチ切り替え回路24は、コンデンサバンク31〜34の故障の有無に応じて、使用すべきサイリスタスイッチ16〜19を選択する。
図7は、実施の形態3にかかる無効電力補償装置による開閉器選択制御を説明するための図であり、図8は、実施の形態3にかかる無効電力補償装置において一部のコンデンサバンクが故障した際の各コンデンサバンクの容量を示す図である。
(開閉器の動作)
図7において、開閉器制御回路26は、コンデンサバンクの故障の有無に応じて、開放すべき開閉器1〜4bを以下のように選択する。例えば、コンデンサバンク32が故障した場合、開閉器1はONである。開閉器3a,3bは、一方の開閉器(例えば開閉器3a)がONとなり、他方の開閉器3bがOFFとなる。また、開閉器4aおよび開閉器4bは、一方の開閉器(例えば開閉器4a)がONとなり、他方の開閉器4bがOFFとなる。
(コンデンサバンクの容量)
図8において、例えば、コンデンサバンク32が故障した場合、コンデンサバンク31は容量=1となり、コンデンサバンク33はコンデンサバンク32の容量=2に対応した容量に変わり、コンデンサバンク34はコンデンサバンク33の容量=4に対応した容量に変わり、最大容量は7である。
コンデンサバンク33が故障した場合、コンデンサバンク31は容量=1となり、コンデンサバンク32は容量=2となり、コンデンサバンク34はコンデンサバンク33の容量=4に対応した容量に変わり、最大容量は7である。
(不均等分割の容量)
なお、実施の形態3にかかる無効電力補償装置50は、コンデンサバンクの容量を1:2:4:8以外の不均等分割の容量、例えば1:2:4:7,1:2:4:6,1:2:4:5のように構成しても、同様の効果を得ることが可能である。この場合、コンデンサバンク34を構成しているコンデンサの容量は、コンデンサバンク33の容量=4に対応した容量に変わることができるように、容量=4のコンデンサを含むように構成すればよい。
また、実施の形態3にかかる無効電力補償装置50は、コンデンサバンクの容量を例えば1:2,3:7,1:2,3:5のような不均等分割の容量として構成してもよい。この場合、コンデンサバンク34の容量は、コンデンサバンク33の容量=3に対応した容量に変わることができるように、容量=3のコンデンサを含むように構成すればよい。
以上説明したように、実施の形態3にかかる無効電力補償装置50は、複数のコンデンサバンク31〜33の一部に容量変更可能なコンデンサバンク32〜34を備え、何れか1つのコンデンサバンク31〜33が故障した際に健全なコンデンサバンク32〜34を故障したコンデンサバンク31〜33と等しい容量に変更するようにしたので、何れか1つのコンデンサバンクが故障した場合であっても、実施の形態1にかかる無効電力補償装置50と同様の効果を得ることが可能である。また、1:2:4:8以外の不均等分割の容量であっても、実施の形態1にかかる無効電力補償装置50と同様の効果を得ることが可能である。
(実施の形態1〜3の構成の総括)
上記実施の形態1〜3の構成を一般化すれば、以下のとおり説明することができる。すなわち、本実施の形態にかかる無効電力補償装置は、複数のコンデンサバンクが並列接続されたコンデンサバンク部を備え、互いに異なる容量を有した複数のコンデンサバンクを組み合わせて基本容量単位で段階的に投入または遮断を制御して電力系統が供給する無効電力を補償する構成において、コンデンサバンク部は、基本容量に設定された第1のコンデンサバンクと、複数のサブバンクを有して構成される少なくとも1つの第2のコンデンサバンクと、に区分され、第2のコンデンサバンクを構成する各1つのサブバンクの容量は、直前にあるコンデンサバンクの容量に設定され、第1または第2のコンデンサバンクの何れか1つが故障した場合、故障したコンデンサバンク以後の第2のコンデンサバンクは、それぞれ直前のコンデンサバンクを代替するように制御される構成である。
また、本実施の形態にかかる無効電力補償装置は、複数のコンデンサバンクが並列接続されたコンデンサバンク部を備え、互いに異なる容量を有した前記複数のコンデンサバンクを組み合わせて基本容量単位で段階的に投入または遮断を制御して電力系統が供給する無効電力を補償する構成において、コンデンサバンク部は、基本容量に設定された第1のコンデンサバンクと、複数のサブバンクを有して構成される少なくとも1つの第2のコンデンサバンクと、に区分され、第2のコンデンサバンクを構成する各1つのサブバンクの容量は、基本容量から始まり、この基本容量の2の自然数乗積の数列に従う容量に設定され、第1または第2のコンデンサバンクの何れか1つが故障した場合、故障したコンデンサバンク以後の第2のコンデンサバンクは、それぞれ直前のコンデンサバンクを代替するように制御される構成であっても構わない。
また、本実施の形態にかかる無効電力補償装置は、上記の構成において、コンデンサバンク部を構成する各コンデンサバンクの容量は、基本容量から始まり、この基本容量の2の自然数乗積の数列に従う容量に設定されていても構わない。
実施の形態4.
実施の形態3にかかる無効電力補償装置50では、容量の最も大きなコンデンサバンク34を除く他のコンデンサバンク31〜33のうちの何れか1つが故障した場合、故障したコンデンサバンク以後(容量の大きい側)の全てのコンデンサバンクが、それぞれ直前のコンデンサバンクを代替するように制御される構成であったが、実施の形態4にかかる無効電力補償装置50は、容量の最も大きなコンデンサバンク34を除く他のコンデンサバンク31〜33のうちの何れか1つが故障した場合、コンデンサバンク34を構成するサブバンクの少なくとも一つが故障したコンデンサバンクを代替するように制御される構成を開示するものである。なお、この実施の形態は、容量の最も大きなコンデンサバンク34が故障した場合にはそのままの構成で運用を継続できることに着目した実施の形態でもある。
(コンデンサバンクの構成)
図9は、実施の形態4にかかる無効電力補償装置の構成を示す図である。この実施の形態における第2のコンデンサバンクであるコンデンサバンク31〜33は、第1の開閉器である開閉器1〜3をそれぞれ有して構成されている。コンデンサバンク31は、開閉器1とコンデンサ6およびサイリスタスイッチ16で構成され、コンデンサバンク32は、開閉器2とコンデンサ7およびサイリスタスイッチ17で構成され、コンデンサバンク33は、開閉器3とコンデンサ8およびサイリスタスイッチ18で構成されている。このように、実施の形態4にかかるコンデンサバンク部30では、容量の最も大きなコンデンサバンク34以外のコンデンサバンク31〜33は、それぞれ一の開閉器、一の容量および一のサイリスタスイッチで構成されている。
一方、この実施の形態における第1のコンデンサバンクであるコンデンサバンク34は、開閉器4aおよびコンデンサ9aで構成されたサブバンク46、開閉器4bおよびコンデンサ9bで構成されたサブバンク47、開閉器4cおよびコンデンサ9cで構成されたサブバンク48ならびに、開閉器4dおよびコンデンサ9dで構成されたサブバンク49を有して構成されている。なお、これら第1のコンデンサバンクを構成するコンデンサバンク34の各サブバンク46〜49は、サイリスタスイッチ19で開閉される。
(コンデンサバンクの容量)
コンデンサバンク31〜34の容量は、それぞれ1:2:4:8の容量比で分配されており、以下、コンデンサバンク31〜34の構成を詳説する。
コンデンサバンク31は、基本容量である容量=1を有するコンデンサ6とサイリスタスイッチ16とを直列に接続し、開閉器1を介して変圧器10の2次側母線11に接続される。
コンデンサバンク32は、容量=2を有するコンデンサ7とサイリスタスイッチ17とを直列に接続し、開閉器2を介して変圧器10の2次側母線11に接続される。
コンデンサバンク33は、容量=4を有するコンデンサ8とサイリスタスイッチ18とを直列に接続し、開閉器3を介して変圧器10の2次側母線11に接続される。
一方、コンデンサバンク34は、容量=1を有するコンデンサ9aと容量=1を有するコンデンサ9bと容量=2を有するコンデンサ9cと容量=4を有するコンデンサ9dとを並列接続することによって容量=8に設定され、コンデンサ9a〜9dを共通のサイリスタスイッチ19で開閉する。なお、これらコンデンサ9a〜9dは、それぞれ開閉器4a〜4dを介して2次側母線11に接続される。
また、サイリスタスイッチ16〜19は、サイリスタスイッチ制御回路25によって制御され、開閉器1〜4dは、開閉器制御回路26によって制御される。この点は、実施の形態3と同様である。
図10は、サイリスタスイッチ選択制御を説明するための図であり、図11は、開閉器選択制御を説明するための図であり、図12は、一部のコンデンサバンクが故障した場合の各コンデンサバンクの容量を示す図である。なお、サイリスタスイッチ制御回路は、実施の形態1〜3と同様に図2に示すものを用いることができる。
コンデンサバンク31〜34が故障していない場合、コンデンサ容量制御信号BCの値が容量=1に対応する信号を出力したときには、B1〜B4は1,0,0,0(2進数)となり、BCの値が容量=2に対応する信号を出力したときには、B1〜B4は0,1,0,0となり、BCの値が容量=4に対応する信号を出力したときには、B1〜B4は0,0,1,0となり、BCの値が容量=8に対応する信号を出力したときには、B1〜B4は0,0,0,1となる。
このとき、サイリスタスイッチ切り替え回路24は、コンデンサバンク31が故障した場合、コンデンサ選択信号B1でサイリスタスイッチ19を制御し、コンデンサバンク32が故障した場合、コンデンサ選択信号B2でサイリスタスイッチ19を制御し、コンデンサバンク33が故障した場合、コンデンサ選択信号B3でサイリスタスイッチ19を制御する。
開閉器制御回路26(図2参照)は、各コンデンサバンクの故障信号を取り込み、図11に示されるような、予め設定した選択ロジックである組み合わせに従って、開放すべき開閉器1〜4bを制御する。例えば、コンデンサバンク31が故障した場合、コンデンサバンク34における開閉器4a〜4dのうち容量=1のコンデンサに接続される開閉器4a(開閉器4bでも構わない)がONとなり、他の開閉器4b〜4dがOFFとなる。
コンデンサバンク32が故障した場合、コンデンサバンク34における開閉器4a〜4dのうち容量=2のコンデンサに接続される開閉器4cがONとなり、他の開閉器4a,4b,4dがOFFとなる。
コンデンサバンク33が故障した場合、コンデンサバンク34における開閉器4a〜4dのうち容量=4のコンデンサに接続される開閉器4dがONとなり、他の開閉器4a〜4cがOFFとなる。
コンデンサバンク34が故障した場合、コンデンサバンク34における開閉器4a〜4dの全てがOFFとなる。
開閉器1〜4dが上記のように制御されるとき、コンデンサバンク31〜34の容量は図12に示す容量に制御される。例えば、コンデンサバンク31が故障した場合、第1のコンデンサバンクであるコンデンサバンク34の容量がコンデンサバンク31の容量=1に対応した容量に変わり、コンデンサバンク32が故障した場合、コンデンサバンク34の容量がコンデンサバンク32の容量=2に対応した容量に変わり、コンデンサバンク33が故障した場合、コンデンサバンク34の容量がコンデンサバンク33の容量=8に対応した容量に変わる。なお、何れの場合も、最大容量は7である。
なお、実施の形態4にかかる無効電力補償装置50は、コンデンサバンクの容量を1:2:4:8以外の不均等分割の容量、例えば1:2:4:7,1:2:4:6,1:2:4:5,1:2,3:7,1:2,3:5のように構成しても、同様の効果を得ることが可能である。なお、1:2:4:7の場合、コンデンサバンク34は、容量比1:2:4の3つのサブバンクで構成することができる。以下同様に、1:2:4:6の場合、コンデンサバンク34は、容量比1:2:3の3つのサブバンクで構成することができ、1:2:4:5の場合、容量比1:2:2の3つのサブバンクで構成することができ、1:2:3:7の場合、容量比1:2:4の3つのサブバンクで構成することができ、1:2:3:5の場合、容量比1:2:2の3つのサブバンクで構成することができる。
以上説明したように、実施の形態4にかかる無効電力補償装置50は、複数のコンデンサバンク31〜33の各容量に変更可能なコンデンサバンク34を備え、何れか1つのコンデンサバンク31〜33が故障した際に健全なコンデンサバンク34を故障したコンデンサバンク31〜33と等しい容量に変更するようにしたので、何れか1つのコンデンサバンクが故障した場合であっても、実施の形態1〜3にかかる無効電力補償装置50と同様の効果を得ることが可能である。また、1:2:4:8以外の不均等分割の容量であっても、実施の形態1〜3にかかる無効電力補償装置50と同様の効果を得ることが可能である。
なお、実施の形態1〜4にかかる無効電力補償装置50には、速い応答速度が供給される場合の実施例としてサイリスタスイッチ16〜19が用いられているが、これに限定されるものではなく、当該サイリスタスイッチ16〜19の代わりに、例えば、半導体素子を用いた開閉器や機械式開閉器で構成した場合でも上述同様の動作を行わせることも可能である。
また、本実施の形態に示した無効電力補償装置50の構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、更なる別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略する等、変更して構成することも可能であることは無論である。
以上のように、サイリスタスイッチを用いてコンデンサバンクを開閉することにより無効電力を制御する無効電力補償装置に適用可能であり、特に、一部のコンデンサバンクが故障した際に、段階制御幅を変えることなく無効電力補償を継続可能な発明として有用である。
1,2,2a,2b,3,3a,3b,4a,4b,4c,4d 開閉器
6,7,7a,7b,8,8a,8b,9a,9b,9c,9d コンデンサ
16,17,18,19 サイリスタスイッチ
10 変圧器
11 2次側母線
12 電力系統
20 電圧検出回路
21 減算回路
22 電圧制御回路
23 コンデンサバンク選択回路
24 サイリスタスイッチ切り替え回路
25 サイリスタスイッチ制御回路
26 開閉器制御回路
30 コンデンサバンク部
31,32,33,34 コンデンサバンク
40,41,42,43,44,45,46,47,48,49 サブバンク
50 無効電力補償装置

Claims (9)

  1. 複数のコンデンサバンクが並列接続されて構成されたコンデンサバンク部を備え、互いに異なる容量を有した前記複数のコンデンサバンクを組み合わせて基本容量単位で段階的に投入または遮断を制御して電力系統が供給する無効電力を補償する無効電力補償装置において、
    前記コンデンサバンク部は、
    前記基本容量に設定された第1のコンデンサバンクと、
    複数のサブバンクを有して構成され、前記基本容量よりも大きな互いに異なる容量に設定された少なくとも1つの第2のコンデンサバンクと、
    に区分され、
    前記第2のコンデンサバンクのうちで全体の容量が最も小さなコンデンサバンクにおける1つのサブバンクの容量は前記基本容量に設定され、
    前記基本容量に設定された第2のコンデンサバンク以外の第2のコンデンサバンクを構成する各1つのサブバンクの容量は、自身の容量よりも小さい直近の容量を有する第2のコンデンサバンクの容量に設定されており、
    前記第1または第2のコンデンサバンクの何れか1つが故障した場合、故障したコンデンサバンク以外の前記第2のコンデンサバンクは、それぞれが前記直近の容量を有する前記第1または第2のコンデンサバンクを代替すること、
    を特徴とする無効電力補償装置。
  2. 複数のコンデンサバンクが並列接続されて構成されたコンデンサバンク部を備え、互いに異なる容量を有した前記複数のコンデンサバンクを組み合わせて基本容量単位で段階的に投入または遮断を制御して電力系統が供給する無効電力を補償する無効電力補償装置において、
    前記コンデンサバンク部は、
    前記基本容量に設定された第1のコンデンサバンクと、
    複数のサブバンクを有して構成される少なくとも1つの第2のコンデンサバンクと、
    に区分され、
    前記第2のコンデンサバンクを構成する各1つのサブバンクの容量は、
    前記基本容量から始まり、この基本容量の2の自然数乗積の数列に従う容量に設定されており、
    前記第1または第2のコンデンサバンクの何れか1つが故障した場合、故障したコンデンサバンク以外の前記第2のコンデンサバンクは、それぞれが自身の容量よりも小さい直近の容量を有する前記第1または第2のコンデンサバンクを代替すること、
    を特徴とする無効電力補償装置。
  3. 前記コンデンサバンク部を構成する各コンデンサバンクの容量は、前記基本容量から始まり、この基本容量の2の自然数乗積の数列に従う容量に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の無効電力補償装置。
  4. 前記第2のコンデンサバンクは、
    前記サブバンクを構成するコンデンサに直列に接続され、前記コンデンサバンクの何れか1つが故障した場合、所定の選択ロジックに従って開閉動作し、前記コンデンサバンクの容量を調整する第1の開閉器と、
    前記コンデンサバンクを投入する信号および前記選択ロジックに基づき、前記コンデンサバンクの投入または遮断を行う第2の開閉器と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の無効電力補償装置。
  5. 複数のコンデンサバンクが並列接続されて構成されたコンデンサバンク部を備え、互いに異なる容量を有した前記複数のコンデンサバンクを組み合わせて基本容量単位で段階的に投入または遮断を制御して電力系統が供給する無効電力を補償する無効電力補償装置において、
    前記コンデンサバンク部は、
    前記複数のコンデンサバンクのうち、最も大きな容量を有する第1のコンデンサバンクと、
    前記第1のコンデンサバンクを除いた少なくとも1つの第2のコンデンサバンクと、
    に区分され、
    前記第1のコンデンサバンクは、少なくとも前記第2のコンデンサバンクの個数分のサブバンクを有すると共に、これらの各サブバンクの容量は、前記基本容量から始まる前記第2のコンデンサバンクの一連の容量に設定されており、
    前記第2のコンデンサバンクの何れか1つが故障した場合、故障したコンデンサバンクと同容量のサブバンクを前記第1のコンデンサバンクから選択し、当該選択したサブバンクにて前記故障したコンデンサバンクを代替することを特徴とする無効電力補償装置。
  6. 複数のコンデンサバンクが並列接続されて構成されたコンデンサバンク部を備え、互いに異なる容量を有した前記複数のコンデンサバンクを組み合わせて基本容量単位で段階的に投入または遮断を制御して電力系統が供給する無効電力を補償する無効電力補償装置において、
    前記コンデンサバンク部は、
    前記複数のコンデンサバンクのうち、最も大きな容量を有する第1のコンデンサバンクと、
    前記第1のコンデンサバンクを除いた少なくとも1つの第2のコンデンサバンクと、
    に区分され、
    前記第1のコンデンサバンクは、少なくとも前記第2のコンデンサバンクの個数分のサブバンクを有すると共に、これらの各サブバンクの容量は、前記基本容量から始まり、この基本容量の2の自然数乗積の数列に従う一連の容量に設定されており、
    前記第2のコンデンサバンクの何れか1つが故障した場合、故障したコンデンサバンクと同容量のサブバンクを前記第1のコンデンサバンクから選択し、当該選択したサブバンクにて前記故障したコンデンサバンクを代替することを特徴とする無効電力補償装置。
  7. 前記コンデンサバンク部を構成する各コンデンサバンクの容量は、前記基本容量から始まり、この基本容量の2の自然数乗積の数列に従う容量に設定されていることを特徴とする請求項6に記載の無効電力補償装置。
  8. 前記第1のコンデンサバンクは、
    前記サブバンクを構成するコンデンサに直列に接続され、前記第2のコンデンサバンクの何れか1つが故障した場合、所定の選択ロジックに従って開閉動作し、前記コンデンサバンクの容量を調整する第1の開閉器と、
    前記コンデンサバンクを投入する信号および前記選択ロジックに基づき、前記コンデンサバンクの投入または遮断を行う第2の開閉器と、
    を備えたことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の無効電力補償装置。
  9. 前記第2の開閉器は、サイリスタスイッチで構成されていることを特徴とする請求項4または8に記載の無効電力補償装置。
JP2009283860A 2009-03-18 2009-12-15 無効電力補償装置 Expired - Fee Related JP5409319B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009283860A JP5409319B2 (ja) 2009-03-18 2009-12-15 無効電力補償装置
US12/724,610 US8339111B2 (en) 2009-03-18 2010-03-16 Reactive power compensator
CA2696617A CA2696617C (en) 2009-03-18 2010-03-16 Reactive power compensator

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009065925 2009-03-18
JP2009065925 2009-03-18
JP2009283860A JP5409319B2 (ja) 2009-03-18 2009-12-15 無効電力補償装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010246363A JP2010246363A (ja) 2010-10-28
JP5409319B2 true JP5409319B2 (ja) 2014-02-05

Family

ID=42735923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009283860A Expired - Fee Related JP5409319B2 (ja) 2009-03-18 2009-12-15 無効電力補償装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8339111B2 (ja)
JP (1) JP5409319B2 (ja)
CA (1) CA2696617C (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4575272B2 (ja) * 2005-10-27 2010-11-04 株式会社日立製作所 分散型電源システム及び系統安定化方法
US8633669B2 (en) * 2010-12-24 2014-01-21 Marc Henness Electrical circuit for controlling electrical power to drive an inductive load
US8922175B2 (en) * 2011-03-31 2014-12-30 General Electric Company System and method for operating capacitor banks
RU2479907C1 (ru) * 2011-08-19 2013-04-20 Брянцев Михаил Александрович Устройство компенсации реактивной мощности
JP5959343B2 (ja) * 2012-07-09 2016-08-02 三菱電機株式会社 静止形無効電力補償装置
CN106549359A (zh) * 2015-09-18 2017-03-29 中电普瑞科技有限公司 一种svc变压器
CN106026124B (zh) * 2016-07-02 2018-10-23 六安市科宇专利技术开发服务有限公司 一种无功补偿装置
WO2018185511A1 (en) 2017-04-06 2018-10-11 Carrier Corporation A method for reducing the inrush current of an asynchronous electrical motor and a compressor system for implementing this method
RU2724118C2 (ru) * 2018-02-08 2020-06-22 Иван Михайлович Петров Способ энергосбережения и устройство для его осуществления
RU187306U1 (ru) * 2018-02-08 2019-03-01 Иван Михайлович Петров Устройство энергосбережения для 3-х фазной сети
CN109818360B (zh) * 2019-02-27 2021-04-30 中国地质科学院地球物理地球化学勘查研究所 组合电容补偿装置及连接方法
RU198749U1 (ru) * 2019-11-06 2020-07-28 Ооо "Интэкс" Устройство энергосбережения 3-х фазной сети
RU2724110C1 (ru) * 2019-11-06 2020-06-22 Ооо "Интэкс" Адаптивное устройство энергосбережения
CN111122982B (zh) * 2019-12-27 2022-04-08 安徽航睿电子科技有限公司 一种组合式电容器控制系统
GB2604117A (en) * 2021-02-24 2022-08-31 Energy Facilities Uk Ltd Power factor correction system

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3963978A (en) * 1975-02-14 1976-06-15 General Electric Company Reactive power compensator
JPS5411452A (en) * 1977-06-29 1979-01-27 Mitsubishi Electric Corp Reactive power supply system
JPS58218831A (ja) 1982-06-11 1983-12-20 三菱電機株式会社 力率改善装置
JPS59101424U (ja) 1982-12-24 1984-07-09 北芝電機株式会社 コンデンサ装置
JPS59183145U (ja) 1983-05-24 1984-12-06 富士電機株式会社 無効電力補償装置
US4571535A (en) * 1984-11-15 1986-02-18 Westinghouse Electric Corp. VAR Generator having controlled discharge of thyristor switched capacitors
JPS6366617A (ja) * 1986-09-09 1988-03-25 Toshiba Corp 無効電力補償装置
JPS63114533A (ja) * 1986-10-30 1988-05-19 富士電機株式会社 力率制御方式
US4719402A (en) * 1986-12-18 1988-01-12 Westinghouse Electric Corp. VAR generator system with minimal standby losses
US5631545A (en) * 1994-06-29 1997-05-20 Electric Power Research Institute, Inc. Apparatus and method for regulating a power line using frequency domain self-synchronization control
US5548203A (en) * 1994-06-29 1996-08-20 Electric Power Research Institute, Inc. Capacitor polarity-based var correction controller for resonant line conditions and large amplitude line harmonics
DE4446864C2 (de) * 1994-12-27 1996-10-24 Siemens Ag Abschaltverfahren für einen dreiphasigen Blindleistungssteller mit zwei Thyristorschaltern
ATE379866T1 (de) * 2003-07-30 2007-12-15 Siemens Ag Anschaltverfahren für einen blindleistungskompensator
WO2007033599A1 (fr) * 2005-09-26 2007-03-29 Ruitian Su Dispositif d'abonne intelligent et economiseur d'energie de compensation automatique de la puissance reactive
JP4830705B2 (ja) * 2006-08-04 2011-12-07 三菱電機株式会社 無効電力制御装置及び無効電力補償装置
JP5030685B2 (ja) * 2007-06-27 2012-09-19 三菱電機株式会社 無効電力補償装置およびその制御装置
JP5241208B2 (ja) * 2007-11-21 2013-07-17 三菱電機株式会社 電力系統制御装置および電力系統制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010246363A (ja) 2010-10-28
US20100237835A1 (en) 2010-09-23
US8339111B2 (en) 2012-12-25
CA2696617A1 (en) 2010-09-18
CA2696617C (en) 2014-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5409319B2 (ja) 無効電力補償装置
US7359223B2 (en) Power converter system and method
CN1825768B (zh) 用于提供相对于周期输入信号的可调相位关系的dll电路
US7576603B2 (en) Arrangement for canceling offset of an operational amplifier
US11011911B2 (en) MMC converter and sub-modules thereof
US7619396B2 (en) Thermal dissipation improved power supply arrangement and control method thereof
CN107046374A (zh) 一种模块化多电平变换器子模块电容电压均衡控制方法
US20140197816A1 (en) Tap changer
US6639442B1 (en) Integrated circuit comprising at least two clock systems
US20140354390A1 (en) Tap changer
Poure et al. Fault-tolerant power electronic converters: Reliability analysis of active power filter
US9312553B2 (en) Apparatus and method for controlling fuel cell system
JP2020140378A (ja) 電源回路及び電子装置
KR102038755B1 (ko) 모듈형 전력변환장치 기반의 전력시스템
JP5324151B2 (ja) 無停電電源システム
WO2023021702A1 (ja) 電源制御装置
RU2724110C1 (ru) Адаптивное устройство энергосбережения
KR100575242B1 (ko) 전압 보상 장치
GB2568664A (en) A power converting arrangement and a method for converting power
US20080073976A1 (en) Increasing the availability and redundancy of analog current outputs
JP5012901B2 (ja) 可変遅延回路、可変遅延回路制御方法及び入出力回路
JPS60216725A (ja) 静止形無効電力補償装置の制御装置
KR101580998B1 (ko) 삼중화 병렬 구조의 전류 출력 피드백 제어장치
JPH061962B2 (ja) 電源切換制御回路
JPS61177518A (ja) 無効電力補償コンデンサバンクの選択方式

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120531

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130813

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131008

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5409319

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees