JP5409206B2 - シールド機及びそのシールド機の掘進工法 - Google Patents
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Description
前記カッターヘッドの周囲に設けられ、回転しながら前記障害物を切断するためのリング状の切断装置と、
前記切断装置が前記カッターヘッドと一体に回転する状態と、前記切断装置が前記カッターヘッドから切り離されて、前記カッターヘッドとは独立に回転する状態とを切り替える切替機構と、を備え、
前記切断装置は、
回転軸が前記カッターヘッドの回転軸と一致する外周リングと、
前記外周リングの進行方向前側の端面に取り付けられ、前記障害物を切断するための切削ビットと、
前記外周リングを回転させるための駆動装置と、を備えることを特徴とする。
前記切替機構は、前記カッターヘッドの外周縁から径方向に出没可能で、径方向に突出した状態で前記凹部に係合する凸部を備えた係合装置からなり、
前記係合装置は、突出時に前記凸部が前記切断装置の前記凹部に係合し、没入時に前記切断装置から離間するように前記カッターヘッド内に設置されてなることとしてもよい。
前記障害物が存在する地山内を掘削する際は、前記カッターヘッドを回転させて地山を掘削しつつ、前記切断装置を前記カッターヘッドの回転速度よりも速く回転させて前記障害物を切断することを特徴とする。
図1及び図2に示すように、シールド機1は、円形のシールド機1本体の前面側に回転可能に設けられたカッターヘッド2と、地山を掘削するためのカッタービット3と、カッターヘッド2を駆動するための駆動源4と、隔壁6とカッターヘッド2との間に形成されるチャンバー8と、掘削土砂をチャンバー8から排出するための排土機構9と、カッターヘッド2の周囲に設けられ、回転しながらドレーン材を切断するための切断装置7と、切断装置7がカッターヘッド2と一体に回転する状態と切断装置7がカッターヘッド2から切り離されて、カッターヘッド2とは独立に回転する状態とを切り替える切替機構と、を備える。
図3(A)、(B)及び図4に示すように、切断装置7は、カッターヘッド2の周囲に設けられた外周リング12と、ドレーン材を切断するために、外周リング12の前面12dに取り付けられた切削ビット11と、外周リング12を回転させるための駆動装置13と、を備えている。
図5(A)、(B)及び図6に示すように、切替機構は、カッターヘッド2の外周縁から径方向に出没可能で、外周リング12の内周面に設けられた凹部23に係合する係合装置10からなる。
スポーク20の凸部22を外周リング12の凹部23に係合すると、アーム状カッター部2aと外周リング12とが一体化し、カッターヘッド2を回転させることにより外周リング12も回転させることができる。
スポーク20の凸部22を外周リング12の凹部23に係合させたとき、プレート24は外周リング12の前面12dよりも進行方向側に位置し、プレート24に取り付けられたカッタービット3と切削ビット11とは同一の円周上に配置された状態となる。カッタービット3は切削ビット11よりも背が高く、かつ、厚さも大きいため、カッタービット3と切削ビット11とが同一の円周上に配置された状態で地山を掘削すると、切削ビット11はカッタービット3の陰になって直接、地山に接触することが無い。したがって、地山の掘削により、切削ビット11は摩耗したり、損傷したりすることが無い。
2 カッターヘッド
2a アーム状カッター部
2b アーム状カッター部の前面
3 カッタービット
4 駆動源
5 回転軸
6 隔壁
7 切断装置
8 チャンバー
9 排土機構
10 係合装置
11 切削ビット
12 外周リング
12a 大径部
12b 中径部
12c 小径部
12d 前面
13 駆動装置
14 隙間
15 シール材
16 油圧モーター
17 第1ギア
18 第2ギア
20 スポーク
20a 径方向外側の端面
20b 進行方向側の側面
21 スポーク用ジャッキ
22 凸部
23 凹部
24 プレート
25 外殻
Claims (5)
- 障害物が存在する地山内をカッターヘッドで掘削しつつ、掘進可能なシールド機であって、
前記カッターヘッドの周囲に設けられ、回転しながら前記障害物を切断するためのリング状の切断装置と、
前記切断装置が前記カッターヘッドと一体に回転する状態と、前記切断装置が前記カッターヘッドから切り離されて、前記カッターヘッドとは独立に回転する状態とを切り替える切替機構と、を備え、
前記切断装置は、
回転軸が前記カッターヘッドの回転軸と一致する外周リングと、
前記外周リングの進行方向前側の端面に取り付けられ、前記障害物を切断するための切削ビットと、
前記外周リングを回転させるための駆動装置と、を備えることを特徴とするシールド機。 - 前記切断装置の内周面には凹部が設けられ、
前記切替機構は、前記カッターヘッドの外周縁から径方向に出没可能で、径方向に突出した状態で前記凹部に係合する凸部を備えた係合装置からなり、
前記係合装置は、突出時に前記凸部が前記切断装置の前記凹部に係合し、没入時に前記切断装置から離間するように前記カッターヘッド内に設置されてなることを特徴とする請求項1に記載のシールド機。 - 前記切断装置が前記カッターヘッドと一体に回転する状態で、前記カッターヘッドに取り付けられて前記地山を掘削するための最外部のカッタービットが外周側へ移動して、前記切断ビットと同一の円周上に位置しうるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシールド機。
- 前記係合装置は、
前記カッターヘッドの回転中心から放射状に延設するように前記カッターヘッド内に設けられたスポークと、
前記スポークを径方向に移動させるための伸縮装置と、備えることを特徴とする請求項2に記載のシールド機。 - カッターヘッドの周囲に設けられ、回転しながら地山内に存在する障害物を切断するためのリング状の切断装置と、前記切断装置が前記カッターヘッドと一体に回転する状態と、前記切断装置が前記カッターヘッドから切り離されて、前記カッターヘッドとは独立に回転する状態とを切り替える切替機構と、を備え、前記切断装置は、回転軸が前記カッターヘッドの回転軸と一致する外周リングと、前記外周リングの進行方向前側の端面に取り付けられ、前記障害物を切断するための切削ビットと、前記外周リングを回転させるための駆動装置と、を備えたシールド機を用いて前記障害物の存在する地山内を掘削する掘進工法において、
前記障害物が存在する地山内を掘削する際は、前記カッターヘッドを回転させて地山を掘削しつつ、前記切断装置を前記カッターヘッドの回転速度よりも速く回転させて前記障害物を切断することを特徴とするシールド機の掘進工法。
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JP2009200542A JP5409206B2 (ja) | 2009-08-31 | 2009-08-31 | シールド機及びそのシールド機の掘進工法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009200542A JP5409206B2 (ja) | 2009-08-31 | 2009-08-31 | シールド機及びそのシールド機の掘進工法 |
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2009
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