JP5405149B2 - 電池パック - Google Patents

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Description

本発明は、ビデオカメラ,モバイルコンピュータ,携帯電話機等の主として携帯電子機器の電源として利用される充放電可能な非水電解質二次電池等の電池をケースに収容し、該電池の露出面及びケースの一部にラベルを貼着することにより構成される電池パックに関する。
近年、急速に普及しているビデオカメラ,モバイルコンピュータ,携帯電話機等の携帯電子機器の電源としては、円筒状又は直方体状を有し、充放電可能な例えばリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池が主として用いられている。リチウムイオン二次電池(以下、電池という)の一例として、正極及び負極をセパレータを介して巻回した電極群、並びに非水電解質を、アルミニウム又はアルミニウム合金製であり、直方体状をなすケースに収納して構成されたものがある。
前記電池の一側面に、過充電及び過放電を防止するための保護回路、及び電池から外部へ電力を取り出し、又は外部から電力を取り込むための出力端子を有する保護回路基板が配されて電池コアが構成される。保護回路基板と電池との間は接続用のリードにより電気的に接続されている。
前記電池コアの四側面を、絶縁性を有する、例えば合成樹脂製の外装枠で覆い、又は電池コアを例えば合成樹脂製であり、一面が開口したケースに収納することにより、電池パックが得られる。
外装枠を用いる場合、電池コアの両平面と外装枠の一部とをラベルで覆う。
ケースを用いる場合、電池コアの露出面にラベルを貼着した上で、ラベルの端部を折り曲げてケースの側板部に貼着することにより電池パックが得られる(例えば特許文献1、特許文献2、及び特許文献3等)。
図14は、ケースに電池コアを収容する従来の電池パック11を示す斜視図である。
電池パック11の電池コア12は角型平板状を有し、ケース18に収容されている。そして、ケース18の側板部の窓部18a,18a,18aから電池コア12の出力端子12a,12a,12aが露出する状態で、ラベル19が電池コア12の露出面及びケース18の側板部に貼着されている。
特開2006−164559号公報 特開2007−234550号公報 特開2007−323937号公報
しかし、上述の電池パック11等の場合、ケース18の四隅部分で、ラベル19に貼りズレが生じたとき、電池パック11の内部が露出することがあるという問題があった。
図15は、内部露出の問題を説明するための図であり、(a)は、ケース18の側板部182と側板部183との境界部分を示す一部拡大平面図、(b)はケース18に電池コア12を収容し、ラベル19を貼り付けた場合に貼りズレが生じなかった状態を示す一部拡大平面図、(c)はラベル19を貼り付けた場合に貼りズレが生じた状態を示す一部拡大平面図である。
図15(a)に示すように、ケース18は、底板部181に前記側板部182及び183、並びに他の2つの側板部を周設して構成される。側板部183の両端部には、携帯電話機等の携帯電子機器に電池パック11を収納するときに、該携帯電子機器の電池パック収納部に設けられた凹部に電池パック11を係止させるためのリブ183aが設けられている。
図15(b)の場合、リブ183aの長辺及び短辺の両方に対して僅少の間隔を隔てた状態でラベル19が貼着されている。従って、ケース18の内部が露出することがない。 図15(c)の場合、ラベル19の貼着時に貼りズレが生じ、リブ183aの長辺とラベル19の端縁との間隔が大きくなって、ケース18の内部が露出し、底板部181の端部が見えている。さらにラベル19がずれた場合、電池コア12の端部も見えることになる。この場合、不良品となり、ラベル19を貼着し直すことになり、生産効率が悪くなり、コストが高くなるという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、電池コア及びケースにラベルを貼着する際に貼りズレが生じたときに、内部が露出することが抑制された電池パックを提供することを目的とする。
第1発明に係る電池パックは、略直方体状を有する電池の一面に、該電池から電力を出力するための出力端子を有する端子基板を配してなる電池コアと、矩形状を有する底板部に側板部を周設してなり、前記電池コアを収容するケースと、前記電池コアの露出面、及び前記ケースの一部に貼着されるラベルとを備える電池パックにおいて、前記ケースの少なくとも1つの、隣り合う側板部の境界部分に、開口側の両端縁部を繋ぐように前記底板部と略平行に張り出した各側板部の開口側の幅より広い張出部を備えることを特徴とする。
また、前記隣り合う側板部の境界部分の前記開口側の両端部にリブを設け、前記ラベルが、前記電池コアの前記露出面を貼着する本体を備え、該本体より延在してひとつの前記側板部に貼着される端部と、他の前記側板部に貼着される突設部とを備えており、前記リブが、前記ラベルの前記端部と前記突設部に覆われることなく位置する。
本発明においては、ラベルを電池コアの露出面及びケースに貼着する際に、貼りズレが生じたときに、張出部によりラベルの貼付代が大きくなっているので、電池パックの内部が露出することが抑制されている。
第2発明に係る電池パックは、第1発明において、前記張出部の端縁は、前記側板部の境界側に凹んだ曲線状を有することを特徴とする。
境界部分に張出部を設けた場合、電池パックの組立工程で電池コアをケースに収納する際の電池コアの角部との干渉代が大きくなり、抵抗が増え、生産性を阻害する虞がある。
本発明においては、張出部の端縁を曲線状に形成しているので、干渉代の増加を抑制しつつ、ラベルの貼付代だけを拡大することが可能であり、生産性を阻害することなく、内部露出を効果的に防止することができる。
第3発明に係る電池パックは、第1発明において、前記張出部の端縁は、直線状を有することを特徴とする。
本発明においては、張出部が直線状を有するので、ラベルの貼付代をより拡大することができ、より効果的に電池パックの内部露出を抑制することができる。
第4発明に係る電池パックは、第1乃至第3発明のいずれかにおいて、前記ケースは、合成樹脂からなる。
ここで、電池コアの角部とは電池コアの隣り合う3つの面の境界部分が交叉する部分をいう。そして、電池コアが基板ホルダ等の部品を備え、該部品が電池の角部の外側に配されている場合は、この外側に配されている部品の部分をいう
第5発明に係る電池パックは、第4発明において、前記電池コアの角部は、部分円柱状、部分球状、又は部分円柱状と部分球状とを組み合わせた形状を有することを特徴とする。
本発明においては、電池コアの張出部に対応する角部分を円柱状又は部分球状に丸めてあるので、干渉代をより小さくすることができる。
第6発明に係る電池パックは、第1乃至第5発明のいずれかにおいて、前記端子基板は前記電池の一側面に配されており、前記張出部は、前記端子基板が配されている側と反対側の少なくとも一つの側板部の境界部分に形成されていることを特徴とする。
端子基板が配されている側と反対側の側板部の境界部分においては、ラベルの貼りズレが生じたときに、電池コアの金属色及びケースの底板部が見え、端子基板が配されている側より外観品位が低下する。
本発明においては、前記境界部分に張出部が設けられているので、電池パックの内部が露出することが抑制され、電池パックの外観品位の低下が防止される。
第7発明に係る電池パックは、第1乃至第6発明のいずれかにおいて、前記電池コアは前記端子基板を支持する基板ホルダを備え、前記端子基板は前記基板ホルダに支持された状態で前記電池の一側面に配されており、前記張出部は、前記ケースの、前記基板ホルダの電池周方向の端部が挿入される部分に設けられることを特徴とする。
本発明においては、内部露出を効果的に抑制することができる。
本発明によれば、電池コア及びケースにラベルを貼着する際に、貼りズレが生じたときに、電池パックの内部が露出することが抑制されている。従って、不良品の発生率が低下し、ラベルを貼着し直すことが大きく減じ、生産効率が良好になり、製造コストを下げることができる。また、張出部により埃等のケース内部への侵入が抑制され、電池パックが水濡れした場合等のケース内部への水の浸入も抑制される。
本発明の実施の形態1に係る電池パックを示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電池パックを示す分解斜視図である。 図1のIII-III 線断面図である。 電池コアを他の方向から見た状態を示す斜視図である。 図2の電池コアの破線で示した部分の拡大斜視図である。 図2のケースの破線で示した部分の拡大斜視図である。 (a)は、本発明の実施の形態1に係るケースの側板部の一の境界部分を示す一部拡大平面図、(b)はケースに電池コアを収容し、ラベルを貼り付けた場合に貼りズレが生じなかった状態を示す一部拡大平面図、(c)はラベルを貼り付けた場合に貼りズレが生じた状態を示す一部拡大平面図である。 (a)は、本発明の実施の形態2に係るケースの側板部の一の境界部分を示す一部拡大平面図、(b)はケースに電池コアを収容し、ラベルを貼り付けた場合に貼りズレが生じなかった状態を示す一部拡大平面図、(c)はラベルを貼り付けた場合に貼りズレが生じた状態を示す一部拡大平面図である。 本発明の他の実施の形態に係る側板部の一の境界部分を示す一部拡大平面図である。 本発明の他の実施の形態に係る側板部の一の境界部分を示す一部拡大平面図である。 (a)は、実施例1に係るケースの一の側板部の境界部分を示す一部拡大平面図、(b)はケースに電池コアを収容し、ラベルを貼り付けた場合に貼りズレが生じなかった状態を示す一部拡大平面図である。 実施例1のケースに電池コアを収容し、ラベルを貼り付けた場合に貼りズレが生じた状態を示す一部拡大平面図である。 比較例1のケースに電池コアを収容し、ラベルを貼り付けた場合に貼りズレが生じた状態を示す一部拡大平面図である。 ケースに電池コアを収容する従来の電池パックを示す斜視図である。 (a)は、従来の電池パックのケースの側板部の一の境界部分を示す一部拡大平面図、(b)はケースに電池コアを収容し、ラベルを貼り付けた場合に貼りズレが生じなかった状態を示す一部拡大平面図、(c)はラベルを貼り付けた場合に貼りズレが生じた状態を示す一部拡大平面図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る電池パック1を示す斜視図、図2は電池パック1を示す分解斜視図、図3は図1のIII-III 線断面図、図4は電池コア2を他の方向から見た状態を示す斜視図、図5は図2の電池コア2の破線で示した部分の拡大斜視図、図6は図2のケース8の破線で示した部分の拡大斜視図である。
電池パック1は、携帯電話機等の携帯電子機器の電源として用いられる。
電池パック1の電池コア2の電池3は例えば角型平板状をなし、例えばリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池であり、正極及び負極をセパレータを介して巻回した電極群、並びに非水電解質(図示せず)を、アルミニウム又はアルミニウム合金製の電池ケースに収納して構成される。電池3の一側面には該一側面に対し絶縁状態で負極端子3aが設けられ、これと対向する他側面には、リード取付板3bが設けられている。前記負極端子3aが設けられた部分以外の電池3の全体が正極(端子)となる。
電池3の負極端子3aが設けられている面(電池ケースの蓋部分)以外の各面の境界部分は部分円柱状に丸められており、3つの部分円柱状の境界部分が交叉する電池3の角部は、図5の拡大斜視図に示すように部分球状を有している。
電池3の負極端子3aが設けられている前記一側面及び該一側面に隣接する側面には、両側面に対応した略L字状を有する基板ホルダ5が保護回路基板(端子基板)4を支持した状態で、固定テープ(図示せず)により貼着されている。
上述したように、電池3の負極端子3aが設けられている面の周縁はRが付けられていないが、前記面に配される基板ホルダ5の周縁は、図4に示すように部分円柱状に丸められており、基板ホルダ5の電池周方向の端部の上端部及び下端部は部分球状を有し、L字型の直角部分の上端部及び下端部も丸められている。
保護回路基板4は、電池3と対向する面に、電池3の過充電及び過放電等を防止するための保護回路が実装され、該保護回路を樹脂モールドしてなる保護回路実装部4aを有する。そして、保護回路基板4の外面の一端部には、外部へ電力を取り出し、また逆に充電のために外部から電力を取り込むための正負極端子と温度端子とである出力端子4b,4b,4bが金メッキにより設けられている。
第1リード6により、保護回路基板4の一方の接続端子と前記負極端子3aとが接続され、第2リード7により、保護回路基板4の他方の接続端子と、リード取付板3bを介し電池3の前記他側面とが接続されている。
例えばポリカーボネート(PC)製、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)製等の合成樹脂からなるケース8は、底板部81に側板部82、83、84、84が周設された一面開口の箱体状をなしている。側板部82には、前記出力端子4b,4b,4bを露出させるための窓部82a,82a,82aが設けられている。側板部82、83、84、84の開口側の端縁部は曲面状をなしている。
側板部83の両端部には、携帯電子機器の電池パック収納部に設けられた凹部に電池パック1を係止させるためのリブ83a,83aが設けられている。このリブ83a,83aにより、電池パック1の前記電池パック収納部への逆向きの挿入も防止されている。
側板部84のリブ83a側の端部には板厚が厚くなるように内側に突出した突出部84aが設けられている。
側板部83の上縁部83bは、図3に示すように、底板部81の端縁部より内側に張り出すように設けられている。
図6に示すように、側板部83と側板部84との境界部分には、側板部83の上縁部83bと側板部84の突出部84aの上縁部とを繋ぐように、底板部81と略平行に張り出した張出部80aが設けられている。張出部80aは、側板部83ともう一方の側板部84との境界部分にも設けられている。張出部80aの電池コア中央側の端縁は、図4の電池コア2の角部(電池3の角部、及び基板ホルダ5の前記端部の上端部及び下端部)の形状に対応するように、側板部83と側板部84との境界側に凹んだ曲線状を有している。
ラベル9は、平面視が略矩形状をなす本体91と、該本体91の一方の長辺の一部から略矩形状に突設された突設部92と、本体91の他方の長辺の一部から略矩形状に突設された突設部93,93とを有する。
前記電池コア2は、出力端子4b,4b,4bが窓部82a,82a,82aから露出する状態でケース8に収容される。そして、ラベル9の本体91が電池コア2の表面(露出面)に位置決めされて貼着される。本体91の長手方向の両端部は折り曲げられて、ケース8の側板部84,84に貼着される。さらに、ケース8の窓部82a,82a,82aが露出する状態でラベル9の突設部92が折り曲げられ、突設部93,93が折り曲げられてケース8の側板部82、83に貼着されることにより電池パック1が得られる。
本実施の形態においては、リブ83a,83aが設けられている部分でラベル9の貼りズレが生じた場合に、前記張出部80a,80aを備えているので、電池パック1の内部が露出することが防止されている。
図7は貼りズレが生じた場合に電池パック1の内部露出が抑制されていることを説明するための図であり、(a)は、ケース8の側板部83と側板部84との一方の境界部分を示す一部拡大平面図、(b)はケース8に電池コア2を収容し、ラベル9を貼り付けた場合に貼りズレが生じなかった状態を示す一部拡大平面図、(c)はラベル9を貼り付けた場合に貼りズレが生じた状態を示す一部拡大平面図である。
図7(a)に示すように、張出部80aの電池コア中央側の端縁は、上述したように、側板部83と側板部84との境界側に凹んだ曲線状を有している。このように、張出部80aが電池3の角部(電池厚み方向の2つの角部)に対応する形状を有しているので、電池コア2をケース8へ収納する際に、下側及び上側の両方の角部との干渉代を最小限に抑えつつ、ラベル9の貼付代だけを拡大することができる。電池コア2はスムースにケース8へ挿入され、電池パック1の生産効率を阻害することがない。
図7(b)の場合、リブ83aの長辺及び短辺の両方に対して僅少の間隔を隔てた状態でラベル9が貼着されている。従って、ケース8の底板部81の端部及び電池コア2が露出することがない。
図7(c)の場合、ラベル9の貼着時に貼りズレが生じ、リブ83aの長辺とラベル9の端縁との間にm(mm)の隙間が生じているが、張出部80aにより、ラベル9の貼付代が大きくなっているので、底板部81の端部及び電池コア2が露出することが防止されている。従って、ラベル9に貼りズレが生じても、内部が露出することなく電池パック1を製造することが可能となり、不良率が低減し、生産効率が向上して、製造コストが低減する。また、張出部80aにより埃等のケース8の内部への侵入が抑制され、電池パック1が水濡れした場合等のケース8の内部への水の浸入も抑制されている。
ケース8の側板部83と側板部84との他方の境界部分においても張出部80aが設けられているので、ラベル9の貼付代が大きくなっており、ラベル9に貼りズレが生じた場合に底板部81の端部及び電池コア2が露出することが防止されている。そして、張出部80aの端縁は曲線状を有し、これに対応する基板ホルダ5の前記端部の下端部及び上端部は上述したように部分球状を有しているので、電池コア2はスムースにケース8へ挿入され、電池パック1の生産効率を阻害することがない。
なお、本実施の形態においては、張出部80aを側板部83の両端部に設けた場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、張出部80aを一端部のみに設けることにしてもよい。但し、張出部80aを両端部に設ける方が、電池パック1の内部露出がより抑制されるので好ましい。そして、張出部80aは、側板部82の一端部又は両端部に設けてもよく、この場合、対応する基板ホルダ5のL字型の直角部分又は電池周方向の他端部の上端部及び下端部にRを付けるのが好ましい。
また、電池3の負極端子3aが設けられている面以外の各面の境界部分が部分円柱状に丸められ、角部が部分球状を有する場合には限定されない。そして、張出部80aの端縁の形状と電池3の角部の形状とが相似するように構成する場合にも限定されない。但し、電池3の電池ケースは深絞り加工により形成され、電池ケースの底部の角にはRが付くことが多く、このR部に対応する寸法で張出部80aを形成することにより、電池コア2をケース8へ挿入するときの干渉代をより小さくすることができるので、張出部80aの端縁の形状と電池3の角部の形状とが相似するように構成するのが好ましい。
さらに、基板ホルダ5の端部に対応するケース8の角部に張出部80aが設けられている場合、上述したように、基板ホルダ5の端部にRを付けることで、電池コア2をケース8へ挿入するときの干渉代をより小さくすることができるので、張出部80aの端縁の形状と基板ホルダ5の端部の上端部及び下端部の形状とが相似するように構成するのが好ましい。
また、基板ホルダ5は略L字状を有する場合に限定されず、電池3の一側面に配されるものであってもよい。この場合、基板ホルダ5の電池周方向の端部の上端部及び下端部にRを付け、該端部が挿入されるケース8の角部に張出部を設けるのが好ましい。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る電池パックは、実施の形態1に係る電池パック1と同様の構成を有し、実施の形態2に係る張出部80bの形状が実施の形態1に係る張出部80aと異なる。
図8は貼りズレが生じた場合に電池コア2の内部の露出が抑制されていることを説明するための図である。図中、図7と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。
(a)は、ケース8の側板部83と側板部84との一方の境界部分を示す一部拡大平面図、(b)はケース8に電池コア2を収容し、ラベル9を貼り付けた場合に貼りズレが生じなかった状態を示す一部拡大平面図、(c)はラベル9を貼り付けた場合に貼りズレが生じた状態を示す一部拡大平面図である。
図8(a)に示すように、実施の形態2の張出部80bは端縁が直線状を有している。張出部80bは、実施の形態1に係る張出部80aより貼付代が大きくなるとともに、端縁を曲線状にするよりもケース8を成形するための金型の加工がより容易になっている。
図8(b)の場合、リブ83aの長辺及び短辺の両方に対して僅少の間隔を隔てた状態でラベル9が貼着されている。従って、底板部81の端部及び電池コア2が露出することがない。
図8(c)の場合、ラベル9の貼着時に貼りズレが生じ、リブ83aの長辺とラベル9の端縁との間にn(mm)の隙間が生じているが、張出部80bによりラベル9の貼付代が大きくなっているので、底板部81の端部及び電池コア2が露出することが抑制されている。上述したように、張出部80bの方が実施の形態1に係る張出部80aより貼付代が大きいので、貼りズレが生じても内部露出が生じない場合の間隔nの最大値は、実施の形態1において内部露出が生じない場合の間隔mの最大値より大きくなっている。
他の実施の形態.
図9及び図10は、他の実施の形態の張出部の形状を示すための図であり、側板部の境界部分を示す一部拡大平面図である。図中、図7と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。図9(a)、(b)、(c)、(d)、図10(a)、(b)に、それぞれ張出部80c、80d、80e、80f、80g、80hを示す。
張出部80c及び80dの端縁は斜直線と曲線とを組み合わせた形状、張出部80eの端縁は垂直線と曲線とを組み合わせた形状、張出部80fの端縁は水平線と曲線とを組み合わせた形状、張出部80gの端縁は垂直線と斜直線とを組み合わせた形状、張出部80hの端縁は水平線と斜直線とを組み合わせた形状を有している。
このように、張出部の端縁の形状を直線と曲線とを組み合わせた形状とすることにより、ケース8の金型の分割部分の形状が簡単なものとなり、ケース8を金型から抜きやすくなり、ケース8の成形加工が容易になる。
リブ83aを携帯電子機器の凹部に係止させる構造上、リブ83aは側板部83の長手方向に長くなるように形成することが多い。リブ83aの長辺に対してラベル9の貼着がずれた場合、短辺に対してずれた場合より電池パック1の内部露出に繋がりやすいので、張出部は、側板部83側の張出量が側板部84側の張出量と同量以上となるような形状を有するのが好ましい。
なお、張出部の形状は、図7〜図10に示した形状には限定されない。電池コア2とのケース8との干渉を考慮し、生産効率を阻害しない形状であれば、任意の形状を選択することができる。
以下に好適な実施例を用いて本発明を説明するが、本発明は本実施例により何ら限定されるものではなく、その主旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施することができる。
[実施例1]
実施例1の電池パックは実施の形態2に係る電池パックと同様の構成を有する。
図11(a)は、実施例1に係るケース8の側板部83と側板部84との境界部分を示す一部拡大平面図、(b)はケース8に電池コア2を収容し、ラベル9を貼り付けた場合に貼りズレが生じなかった状態を示す一部拡大平面図である。図12はケース8に電池コア2を収容し、ラベル9を貼り付けた場合に貼りズレが生じた状態を示す一部拡大平面図である。図中、図8と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。図11中に、ケース8の側板部83、84の幅、上縁部83bの張出量、リブ83aの寸法、及び張出部80bの寸法を示す。図11(b)においては、ラベル9の厚み、電池コア2の角部のRの寸法、底板部81と電池コア2との間隔も示してある。単位はmmである。
図11(a)に示すように、側板部83と側板部84との境界部分には、端縁が直線状を有する張出部80bが設けられている。
図11(b)に示すように、ラベル9の端縁とリブ83aの短辺及び長辺それぞれとの間隔が0.3mmであり、貼りズレがないとされる場合、ケース8の底板部81の端部及び電池コア2が露出することがない。
図12に示すように、ラベル9の端縁とリブ83aの短辺との間隔は0.3mmであるが、ラベル9の端縁とリブ83aの長辺との間隔が0.6mmであり、貼りズレが生じた場合においても、本実施例においては、張出部80bによりラベル9の貼付代が十分に大きくなっているので、ケース8の底板部81の端部及び電池コア2が露出することがない。通常のラベル9の貼付工程で貼りズレが0.6mmを超えることはないので、実施例1の電池パックの内部が露出することはないことが確認された。
[比較例1]
比較例1の電池パックは、ケース10の角部に張出部を有しないこと以外は、実施例1の電池パックと同様の構成を有する。
図13は、比較例1のケース10に電池コア2を収容し、ラベル9を貼り付けた場合に貼りズレが生じた状態を示す一部拡大平面図である。図中、図11及び12と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。ケース10は、底板部101に側板部102及び103、並びに他の2つの側板部を周設して構成される。側板部103の両端部にはリブ103aが設けられている。各部分の寸法は実施例1の対応する部分の寸法と同一である。
図13に示すように、ラベル9の端縁とリブ83aの短辺との間隔は0.3mmであるが、ラベル9の端縁とリブ83aの長辺との間隔が0.6mmであり、貼りズレが生じた場合に、電池コア2及び底板部101の端部が見え、外観品位が悪くなり、不良品となることが分かる。
以上より、実施例1の張出部80bにより、電池パックの内部露出が効果的に抑制されることが確認された。
なお、前記実施の形態1及び2、並びに他の実施の形態においては、端子基板が保護回路を有する場合につき説明しているがこれに限定されるものではない。
また、電池3がリチウムイオン二次電池である場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、電池3はニッケル・水素二次電池、ニッケル・カドミウム二次電池等の他の二次電池であってもよく、一次電池であってもよい。
1 電池パック
2 電池コア
3 電池
3a 負極端子
3b リード取付板
4 保護回路基板
4a 保護回路実装部
4b 出力端子
5 基板ホルダ
6 第1リード
7 第2リード
8 ケース
80a、80b、80c、80d、80e、80f、80g、80h 張出部
81 底板部
82、83、84 側板部
83a リブ
83b 上縁部
84a 突出部
9 ラベル
91 本体
92、93 突設部

Claims (7)

  1. 略直方体状を有する電池の一面に、該電池から電力を出力するための出力端子を有する端子基板を配してなる電池コアと、矩形状を有する底板部に側板部を周設してなり、前記電池コアを収容するケースと、前記電池コアの露出面、及び前記ケースの一部に貼着されるラベルとを備える電池パックにおいて、
    前記ケースの少なくとも1つの、隣り合う側板部の境界部分に、開口側の両端縁部を繋ぐように前記底板部と略平行に張り出した各側板部の開口側の幅より広い張出部を備えると共に、前記隣り合う側板部の境界部分の前記開口側の両端部にリブを設け、
    前記ラベルが、前記電池コアの前記露出面を貼着する本体を備え、該本体より延在してひとつの前記側板部に貼着される端部と、他の前記側板部に貼着される突設部とを備えており、
    前記リブが、前記ラベルの前記端部と前記突設部に覆われることなく位置する、
    ことを特徴とする電池パック。
  2. 前記張出部の端縁は、前記側板部の境界側に凹んだ曲線状を有する請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記張出部の端縁は、直線状を有する請求項1に記載の電池パック。
  4. 前記ケースは、合成樹脂からなる請求項1乃至3のいずれかに記載の電池パック。
  5. 前記電池コアの角部は、部分円柱状、部分球状、又は部分円柱状と部分球状とを組み合わせた形状を有する請求項4に記載の電池パック。
  6. 前記端子基板は前記電池の一側面に配されており、
    前記張出部は、前記端子基板が配されている側と反対側の少なくとも一つの側板部の境界部分に形成されている請求項1乃至5のいずれかに記載の電池パック。
  7. 前記電池コアは前記端子基板を支持する基板ホルダを備え、
    前記端子基板は前記基板ホルダに支持された状態で前記電池の一側面に配されており、
    前記張出部は、前記ケースの、前記基板ホルダの電池周方向の端部が挿入される部分に設けられている請求項1乃至6のいずれかに記載の電池パック。
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