JP5404857B2 - 画像符号化装置及び画像符号化方法並びに画像復号化装置及び画像復号化方法 - Google Patents

画像符号化装置及び画像符号化方法並びに画像復号化装置及び画像復号化方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像符号化装置及び画像符号化方法並びに画像復号化装置及び画像復号化方法に関する。
非可逆圧縮方式の一例として、代表的な動画像符号化標準方式であるH.264が挙げられる。このH.264方式では、入力画像信号と、画面内予測や動き補償によって生成された予測画像信号との誤差信号である予測誤差信号に対して離散コサイン変換(DCT)等の直交変換が行われ、変換係数に対して量子化及び符号化による圧縮処理が行われて符号化画像が生成される。
例えば特許文献1には、Nビット精度の入力画像を、Mビット大きな(N+M)ビット精度の画像に変換し、変換後の画像を(N+M−L)ビットに変換してフレームメモリに格納する手法が示されている。例えばL=Mとすると、ビット精度をMビット向上させても、フレームメモリにはNビット精度の画像として格納されることになる。従って、フレームメモリの容量を抑えることができる。そして、画像信号をフレームメモリから読み出す際に、(N+M−L)ビット精度の画像信号を(N+M)ビット精度の画像信号に変換している。
国際公開第2007/114368号パンフレット(第19頁、図11B)
上述の技術では、フレームメモリに格納する際にビットシフトによって(N+M)ビット精度の画像を(N+M−L)ビット精度の画像に変換している。このため、ダイナミックレンジの広い画像ではビットシフトによる誤差が生じ、符号化効率が低下しかねない。また、輝度信号と2つの色差信号に対して同じ変換方式が用いられているが、ビットを切捨てる際には、輝度と色差成分でそれぞれに適した処理を選択することが望ましい。
本発明は、前記のような問題に鑑みなされたもので、画素ビット精度を拡張した際に、フレームメモリに画像を適応的に圧縮して格納することで、符号化効率を落とさずにフレームメモリの容量を削減することが可能になる画像符号化装置及び画像符号化方法並びに画像復号化装置及び画像復号化方法を提供することを目的とする。
第1の態様は、Nビット精度をそれぞれ持つ複数の画素により構成される入力画像の各画素のビット精度をMビット大きな(N+M)ビット精度に変換する画素ビット長拡張器と、(N+M)ビット精度の前記入力画像に対する(N+M)ビット精度の予測画像を、(N+M)ビット精度の参照画像から生成する予測画像生成器と、(N+M)ビット精度の前記入力画像と(N+M)ビット精度の前記予測画像との差分信号を求める減算器と、前記差分信号を符号化して画像符号化情報を出力する符号化器と、前記画像符号化情報に基づいて復号差分画像を出力する復号化器と、(N+M)ビット精度の前記予測画像と前記復号差分画像とを加算して(N+M)ビット精度の復号画像を出力する加算器と、(N+M)ビット精度の前記復号画像の各画素のビット精度を互いに異なる複数の変換方式を選択的に用いてNビット精度に変換する画素ビット長変換器と、Nビット精度に変換された前記復号画像を前記参照画像として保存する参照画像格納メモリと、前記参照画像格納メモリから読み出したNビット精度の前記参照画像の各画素のビット精度を前記変換方式に応じてMビット大きな(N+M)ビット精度に変換する画素ビット長逆変換器とを具備する画像符号化装置を提供する。
第2の態様は、(N+M)ビット精度の符号化画像情報を入力して復号差分画像を出力する復号化器と、前記符号化画像情報を用いて(N+M)ビット精度の参照画像から(N+M)ビット精度の予測画像を生成する予測画像生成器と、
(N+M)ビット精度の前記予測画像と前記復号差分画像とを加算して(N+M)ビット精度の復号画像を出力する加算器と、(N+M)ビット精度の前記復号画像の各画素のビット精度を互いに異なる複数の変換方式を選択的に用いてNビット精度に変換する画素ビット長変換器と、Nビット精度に変換された前記復号画像を前記参照画像として保存する参照画像格納メモリと、前記参照画像格納メモリから読み出したNビット精度の前記参照画像の各画素のビット精度を前記変換方式に応じてMビット大きな(N+M)ビット精度に変換する画素ビット長逆変換器とを具備する画像復号化装置を提供する。
第3の態様は、Nビット精度をそれぞれ持つ複数の画素により構成される入力画像の各画素のビット精度をMビット大きな(N+M)ビット精度に変換するステップと、(N+M)ビット精度の前記入力画像に対する(N+M)ビット精度の予測画像を、(N+M)ビット精度の参照画像から生成するステップと、(N+M)ビット精度の前記入力画像と(N+M)ビット精度の前記予測画像との差分信号を求めるステップと、前記差分信号を符号化して画像符号化情報を出力するステップと、前記画像符号化情報に基づいて復号差分画像を出力するステップと、(N+M)ビット精度の前記予測画像と前記復号差分画像とを加算して(N+M)ビット精度の復号画像を出力するステップと、前記(N+M)ビット精度の前記復号画像の各画素のビット精度を互いに異なる複数の変換方式を選択的に用いてNビット精度に変換するステップと、Nビット精度に変換された前記復号画像を前記参照画像として前記参照画像格納メモリ保存するステップと、Nビット精度の前記参照画像の各画素のビット精度を前記変換方式に応じてMビット大きな(N+M)ビット精度に変換するステップとを有する画像符号化方法を提供する。
第4の態様は、(N+M)ビット精度の符号化画像情報を入力して復号差分画像を出力するステップと、前記符号化画像情報を用いて(N+M)ビット精度の参照画像から(N+M)ビット精度の予測画像を生成するステップと、(N+M)ビット精度の前記予測画像と前記復号差分画像とを加算して(N+M)ビット精度の復号画像を出力するステップと、(N+M)ビット精度の前記復号画像の各画素のビット精度を互いに異なる複数の変換方式を選択的に用いてNビット精度に変換するステップと、Nビット精度に変換された前記復号画像を前記参照画像として保存するステップと、Nビット精度の前記参照画像の各画素のビット精度を前記変換方式に応じてMビット大きな(N+M)ビット精度に変換するステップとを有する画像復号化方法を提供する。
本発明によれば、画素ビット精度を拡張した際に、フレームメモリに画像を適応的に圧縮して格納することで、符号化効率を落とさずにフレームメモリの容量を削減することが可能になる画像符号化装置及び画像符号化方法並びに画像復号化装置及び画像復号化方法を提供することができる。
本実施形態に係る画像符号化装置の構成例を示す図。 図1の画像符号化装置の動作を示すフローチャート。 適応的画素ビット長変換器の構成例を示す図。 適応的画素ビット長変換器による量子化処理を示す図。 適応的画素ビット長変換器によるビットシフト変換処理及び切り抜き処理を示す図。 画素ビット精度変換部の構成を示す図。 切捨てビット加算部による加算の様子を示す図。 適応的画素ビット長変換器から出力されるビット長変換信号の保持方法の一例を示す図。 適応的画素ビット長変換器から出力されるビット長変換信号の保持方法の他の例を示す図。 適応的画素ビット長変換器の変形例の構成を示す図。 画素ビット長逆変換器の構成例を示す図。 本実施形態に係る画像復号化装置の構成例を示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、詳しい説明は省略する。
[画像符号化装置]
図1は、本実施形態に係る画像符号化装置の構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、画像符号化装置は、画素ビット長拡張器(画素ビット精度変換器)300、減算器301、直交変換器302、量子化器303、逆量子化器304、逆直交変換器305、加算器315、ループフィルタ306、適応的画素ビット長変換器312、フレームメモリ308、画素ビット長逆変換器313、予測画像生成器310、ビット長変換制御器(ビット精度変換制御器)311、及びエントロピー符号化器320を備えている。
入力画像信号200は、画素ビット長拡張器300に受信され、減算器301に出力される。直交変換器302は、減算器301から出力される予測誤差信号220を直交変換し、直交変換係数情報240を出力する。量子化器303は、直交変換係数情報240を量子化して、量子化直交変換係数情報250を出力する。
量子化器303から出力される量子化直交変換係数情報250は、2系統に分配され、一方はエントロピー符号化器320に入力され、他方は逆量子化器304に送られる。逆量子化器304に送られた量子化直交変換係数情報250は、逆量子化器304及び逆直交変換器305によって局部復号され、加算器315に送られる。
加算器315から出力される局部復号画像信号265は、ループフィルタ306及び適応的画素ビット長変換器312を介してフレームメモリ308に送られる。フレームメモリ308の前段には適応的画素ビット長変換器312が、後段には画素ビット長逆変換器313が備えられている。
フレームメモリ308からの出力は、画素ビット長逆変換器313を介して予測画像生成器310に送られる。予測画像生成器310は予測画像信号230を出力し、当該予測画素信号230は減算器301及び加算器315に入力される。また、予測画像生成器310から出力される動きベクトルと予測モードの情報は、エントロピー符号化器320に入力される。
ビット長変換制御器311は、ビット変換情報210を画素ビット長拡張器300に入力し、ビット拡張情報280をエントロピー符号化器320に入力する。また、ビット長変換制御器311は、ビット拡張情報280を適応的画素ビット長変換器312と画素ビット長逆変換器313とに入力する。
続いて、図2を参照して、以上のように構成された画像符号化装置の動作を説明する。図2は、画像符号化装置の動作の一例を表すフローチャートである。
画像符号化装置には、例えばフレーム単位でNビット精度の動画像信号200が入力される(ステップS51)。画素ビット長拡張器300は、入力された画像信号200の各画素の値をNビットよりMビット大きな(N+M)ビット精度に拡張する処理を行う(ステップS52)。
画像信号200のある画素の画素値Kに対して、Mビットの拡張処理を行って得られる画素値K´は、例えば以下の式(1)によって算出される。
Figure 0005404857
また、例えば表示装置の特性に合わせて画素をガンマ変換してもよい。ガンマ値をγとすると、画素値Kに対してMビットの拡張処理がなされた画素値K´は、式(2)によって算出される。
Figure 0005404857
あるいは、画像信号200の画素値の最小値Minと最大値Maxを求め、ダイナミックレンジを広げつつMビット大きなビット精度に画素を拡張することも可能である。この場合、拡張処理がなされた画素値K´は、式(3)によって算出される。
Figure 0005404857
式(2)及び(3)において演算子int(x)は、数xの値を整数に丸める演算を示す。またoffsetは、丸めのオフセットを示し、0〜1の任意の値をとる。
さらに、上述のように画素ビット精度を拡張した画像信号200の系列に対し、ヒストグラム平滑化を行ったり、時空間にフィルタを施したりしてもよい。
画像信号200が例えばRGB信号等、複数成分を含むカラー画像信号である場合、各成分について、各画素のビット長をMビット大きなビット精度に拡張し、各成分を別の色空間の信号に変換してもよい。例えば、RGB系からYCoCg系に変換する場合には、以下の式(4)によって変換が行なわれる。
Figure 0005404857
式(4)では、Nビット精度の画像信号200の各成分の画素値R、G、BがMビット大きなビット精度に拡張された、更にY、Co、Cg信号に変換される。演算子round(A)は、数Aの値を四捨五入によって整数に丸める演算を示す。式(4)による変換では、拡張ビット数Mを2以上とすれば、丸め処理において丸め誤差が発生することなく色変換することが可能である。なお、式(4)による色変換は一例として示されたものであり、その他の色変換が行われてもよい。
以上は、画素ビット長拡張器300が行う変換(ステップS52)の一例であるが、各画素の値をMビット大きなビット精度に拡張する処理は、上記の例に限定されない。拡張されるビット数M等の変換情報は、ビット拡張情報280としてビット長変換制御器311からエントロピー符号化器320に送られる。ただし、画素ビット長拡張器300が各画素のビット長を拡張するかどうかを、所定のフラグによって切り替えて決定してもよい。
減算器301は、画素ビット長拡張器300によって(N+M)ビット精度にビット長が拡張された入力画像信号200から、予測画像生成器310から出力される(N+M)ビット精度の予測画像信号230を減算し、(N+M)ビット精度の予測誤差信号220を生成して出力する(ステップS53)。
予測誤差信号220は、直交変換器302により直交変換され、量子化器303によって量子化される(ステップS54)。直交変換器302は、例えば、離散コサイン変換(DCT)等の直交変換を行い、DCT係数等の直交変換係数情報240を生成する。量子化器303は、この直交変換係数情報240に対して量子化処理を行い、量子化直交変換係数情報250を出力する。
量子化直交変換係数情報250は、エントロピー符号化器320および逆量子化器304に入力される。逆量子化器304、逆直交変換器305、及び加算器315は、量子化直交変換係数情報250の局部復号を行なう(ステップS55)。逆量子化器304及び逆直交変換器305は、局部復号処理、即ち量子化器303及び直交変換器302と逆の処理を順次実行する処理によって、予測誤差信号220と同様の局部復号誤差信号260を生成する。この局部復号誤差信号260には、加算器315によって(N+M)ビット精度の予測画像信号230が加算され、(N+M)ビット精度の局部復号画像信号265が生成される。
(N+M)ビット精度の局部復号画像信号265は、必要に応じてループフィルタ306によりフィルタ処理され、適応的画素ビット長変換器312に入力される。適応的画素ビット長変換器312は、各画素の値をLビット小さな値に縮小変換し、参照画像であるビット長変換信号207を生成する(ステップS56)。ここで、ビット長変換信号207には、Nビット精度の画像信号とシフト量、代表値、及び変換方式の情報が含まれる。
適応的画素ビット長変換器312によって生成されたビット長変換信号207は、フレームメモリ308に格納される(ステップS57)。
フレームメモリ308に格納されていたNビット精度のビット長変換信号208は、必要に応じて画素ビット長逆変換器313に送信される。
画素ビット長逆変換器313は、Nビット精度のビット長変換信号208に含まれる画像信号、シフト量、代表値及び変換方式の情報に基づいて、当該ビット長変換信号208のビット長を拡張して、(N+M)ビット精度の局所復号画像信号209を生成する(ステップS58)。
フレームメモリ308に格納する際あるいはフレームメモリ308から出力する際のビット拡張/ビット縮小は行われない。適応的画素ビット長変換器312および画素ビット長逆変換器313で行われる変換は、拡張ビット数であるMビット長だけ拡大/縮小が行われる変換であれば、どのような変換を行ってもよい。
予測画像生成器310は、フレーム内のブロック毎に、(N+M)ビット精度にビット長が拡張された入力画像信号200と(N+M)ビット精度の局部復号画像信号209との間のマッチング(例えば、ブロックマッチング)をとり、動きベクトルを検出する(ステップS59)。そして予測画像生成器310は、動きベクトルで補償された(N+M)ビット精度の局部画像信号209を用いて(N+M)ビット精度の予測画像信号230を生成する(ステップS60)。生成された(N+M)ビット精度の予測画像信号230は、選択された予測画像信号230の動きベクトル情報/予測モード情報270とともに予測画像生成器310より出力される。
エントロピー符号化器320は、量子化直交変換係数情報250、動きベクトル情報/予測モード情報270およびビット拡張情報280をエントロピー符号化し(ステップS61)、これによって生成された符号化データ201は、図示しない伝送系または蓄積系へ送信される。
本実施形態に係る画像符号化装置では、任意の符号化単位でビット拡張を行うか否かを切り替えたり、拡張するビット数を切り替えたりすることも可能である。
[適応的画素ビット長変換器]
次に、適応的画素ビット長変換器312の構成及び動作について説明する。ここでは、フレームメモリ313に画像を格納する際に、画像をいくつかの方法で圧縮・展開し、元の画像との差が最も小さくなる圧縮方法を選択する手法を提案する。
図3は、適応的画素ビット長変換器312の詳細構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、適応的画素ビット長変換器312は、ダイナミックレンジ算出部101、シフト量/代表値算出部102a〜102d、画素ビット精度変換部103a〜103d、画素ビット精度逆変換部104a〜104d、減算器105a〜105d、及び最小値選択部106を備える。
上述の通り、適応的画素ビット長変換器312には、(N+M)ビット精度の局所復号画像信号206がループフィルタ308からブロック単位で入力する。
ダイナミックレンジ算出部301は、局所復号画像信号206の画素値の最大値maxと最小値minを求め、両者の差分であるダイナミックレンジd=max−minを算出する。ダイナミックレンジ算出部31は、例えば16×16画素からなる1ブロック中の最大値maxと最小値minを求め、ダイナミックレンジd=max−minを算出する。
次にシフト量/代表値算出部102a〜102dのそれぞれによって、出力信号がNビットになるようなシフト量と代表値が求められる。
例えばシフト量/代表値算出部102aは、局所復号画像信号206とそのダイナミックレンジに基づいて、以下の式(5)よりシフト量と四捨五入のためのオフセット値を算出する。また、代表値としては、ブロック中の最小画素値が用いられる。
Figure 0005404857
画素ビット精度変換部103aは、画素ビット精度の変換を行う。例えば画素ビット精度変換部103aに入力する(N+M)ビット精度の画像信号をIとすると、画素ビット精度変換部103aから出力されるNビット精度の画像信号205aは、以下の式(6)によって表される。
Figure 0005404857
画素ビット精度逆変換部104aは、画素ビット精度変換部103aと逆の画素ビット精度変換を行い、Nビット精度の画像信号205aを(N+M)ビット精度の画像信号206aに変換する。例えば、画素ビット精度逆変換部104aの出力である(N+M)ビット局所符号画像信号206aは、式(7)によって表される。
Figure 0005404857
減算器105aは、変換前の局所復号画像信号206と、(N+M)ビット局所符号画像信号206aとの差分を算出する。
シフト量/代表値算出部102b、画素ビット精度変換部103b、画素ビット精度逆変換部104b及び減算器105bの組合せは、上述のシフト量/代表値算出部102a、画素ビット精度変換部103a、画素ビット精度逆変換部104a及び減算器105aの組合せとは異なる変換方式で画素ビット長を変換する。
同様に、シフト量/代表値算出部102c、画素ビット精度変換部103c、画素ビット精度逆変換部104c及び減算器105cの組合せと、シフト量/代表値算出部102d、画素ビット精度変換部103d、画素ビット精度逆変換部104d及び減算器105dの組合せも、それぞれ異なる変換方式で画素ビット長を変換する。
最小値選択部106は、減算器105a〜105dから出力のうち最小値を検出する。そして最小値選択部106は、当該最小値に対応する変換方式の情報と当該変換方式によって変換されたNビット精度の局所画像信号205を局所復号画像信号207としてフレームメモリ308へ出力する。また、局所復号画像信号207には、画像信号のブロックとシフト量、代表値及び変換方式の情報が含まれる。これにより、変換による画質の低下を最小限に抑えてフレームメモリに格納することができる。
図4は、適応的画素ビット長変換器312の入力である画像信号のヒストグラム及び、量子化の際の四捨五入の方法による変換の違いを示した図である。図4のヒストグラムにおいて、横軸は画像信号の値、縦軸はその画像信号を持つ画素の数を表す。
図4(A)に示される画素値が0〜4095の12ビット精度の値をとる画像信号Iを、8ビット精度への変換を行う場合の一例が図4(B)に示される。この場合、0を基準に画像信号Iが四捨五入される。即ち、画像信号Iに8を足してから4ビット分右シフトする。
しかしながら、画像信号Iは中央の2048を中心に分布している。そのため、2048より小さな値に対しては、理論的に異なる四捨五入の方法をしていることになる。
これに対して、画像信号Iが色差の場合、ビット精度の中央の値を基準にして四捨五入を行う場合の一例が図4(C)に表される。この場合、ビット精度が2Nであるとすると、2(N−1)を基準とした四捨五入が行なわれ、変換がなされる。変換後の画素値は、式(8)のように表される。
Figure 0005404857
式(8)において演算子sign(x)は、xの符号を返すための関数である。このような変換によって、画素値の分布に従った変換を行うことができ、変換による画質の低下が抑えられる。このような変換方式は、色差信号の変換に効果的である。
図5は、適応的画素ビット長変換器312に入力する画像信号Iのヒストグラムと、ビットシフトによる変換及び切り抜きによる変換の違いを示した図である。切り抜き処理とは、画像信号の代表値を基準とした所定範囲の画素のみを出力する処理である。
図5のヒストグラムにおいて、横軸は画像信号の値、縦軸はその画像信号を持つ画素の数を表す。
ヒストグラムの最小値minと最大値maxからダイナミックレンジdを求め、ビットシフトを行なう場合の一例が図5(B)に示される。ダイナミックレンジdが求められると、ビットシフトの値が決定できる。例えば変換後の画像のビット精度Nが8ビットであるとすると、dが256よりわずかでも大きな値であれば、1ビット以上右シフトしてしまう。そのため、右シフトにより桁落ちしてしまい、変換誤差が大きくなる。
これに対して、ビットシフトではなく切り抜き処理を行って変換誤差を小さく抑える場合の一例が図5(C)に示される。例えば代表値にヒストグラムの最小値minを用いて切り抜き処理をした値I´は、式(9)のように表される。
Figure 0005404857
従って、画像信号のダイナミックレンジを2のN乗とすることができ、Nビット精度が確保される。なお、代表値にはヒストグラムの最小値以外に、最大値や中央値を用いてもよい。代表値として最大値maxを用いる場合、式(10)に基づく変換が行なわれる。
Figure 0005404857
また代表値として中央値middleを用いる場合、式(11)に基づく変換が行なわれる。
Figure 0005404857
図6は、ビットシフト計算部107と切捨てビット加算部108と除算部109とを含む画素ビット精度変換部103の構成を示すブロック図である。画素ビット精度変換部103は、上述の画素ビット精度変換部103a〜103dを代表して図示されている。
ビット精度変換部103に入力する画素信号206をxで表すと、ビットシフト計算部107は、式(12)で表されるような変換式によって画素信号を変換する。
Figure 0005404857
切捨てビット加算部108は、式(13)で表され、ビットシフトによって切捨てられる値を算出し、ビット精度変換部103に入力する全てのブロックに対して切捨てビットを加えていく。
Figure 0005404857
図7は、切捨てビット加算部108による加算の様子を示す図である。図7のグラフにおいて、横軸はブロック内の画素の番号を示し、縦軸は切捨てビットの総和(図6における信号211)を示している。
除算部109は、切捨てビットの総和211をブロック数で割り、その値を切捨てビット212として出力する。切捨てビットをcutoffで、ブロックの画素数をnで表すと、その関係は、式(14)で表される。
Figure 0005404857
例えば16×16画素のブロックであれば、n=256となる。後段の画素ビット精度逆変換部104ではこの逆変換を行なうため、左シフトの変換を行なってから切捨てビットを加える。逆変換後の値をx’’と、シフト量をshiftとすると、逆変換の式は式(15)で表される。
Figure 0005404857
このようにすることで、切捨てられたビットをある程度復元することができ、画素ビット精度を変換した際の画質の劣化が抑えられる。
図8及び図9は、適応的画素ビット長変換器312から出力されるビット長変換信号207の保持方法の例を示した図である。
以下では、ビット長変換信号207に含まれるシフト量、代表値、及び変換方式等をまとめて付加情報と称する。図示のように、付加情報は変換方式601、シフト量602、切捨てビット情報603、代表値604及び605を含む。
本実施形態では、変換方式によって、図8に示す形式で付加情報を保持するか、図9に示す方式で保持するかを選択することができるようにする。
例えば変換方式601が「00」以外の場合は図8に示す形式で、変換方式601が「00」で表される場合は図9に示す形式で付加情報が保持される。付加情報の割り当て方は任意に設定できる。例えば図示のように、付加情報に2バイトのメモリを使用する場合は、付加情報の1バイト目701には、下位ビットから順に変換方式601を2ビット、シフト量602を3ビット、切捨てビット情報603を3ビット割り当てる。
例えば画素ビット精度を拡張するためのMの値が0≦M≦6である場合、ブロックのダイナミックレンジが最も大きいときでも、シフト量602は3ビットあれば充分表現できる。また、ダイナミックレンジが2のN乗以下である場合や切り抜き処理を行う場合は、ビットシフト処理が必要ないので、図9のように付加情報を保持する。即ち、切捨てビット情報を保持する必要がなく、1バイト目の上位6ビットと2バイト目の8ビットの合計14ビットを代表値に割り当てることができる。
このように付加情報を変換方式によって可変にすることにより、より精度の高い変換情報を保持しておくことができ、変換による画質の劣化が少なくなる。
[適応的画素ビット長変換器の変形例]
図10は、適応的画素ビット長変換器312の変形例の全体構成を示したブロック図である。適応的画素ビット長変換器312はダイナミックレンジ算出部101、変換方式算出部404、変換方式選択部401、シフト量/代表値算出部102a〜102d、画素ビット精度変換部103a〜103d、及び出力選択部403を備える。
適応的画素ビット長変換器312は、上記図1におけるループフィルタ306とフレームメモリ308の間に接続される。適応的画素ビット長変換器312は、(N+M)ビット局所復号画像信号206を入力とし、Nビット局所復号画像信号207を出力する。Nビット局所復号画像信号207には、Nビット精度の画像信号とシフト量、代表値、及び変換方式の情報が含まれる。
ダイナミックレンジ算出部101は、入力画像信号の最大値と最小値を求めその差を変換方式算出部404に出力する。次に、変換方式算出部404は、ダイナミックレンジや画像信号の情報によって変換方式を決定する。例えば、ダイナミックレンジがNビット以下であれば、シフト量が0になることが分かるので、画像の領域を(N+M)ビットからNビットに切り抜く処理を行う変換処理を変換方式選択部401で選択する。または、画像の色成分を読み取り、輝度と色差とで異なる変換方式を行うなどの選択を可能にする。シフト量/代表値算出部102a〜102d及び画素ビット精度変換部103a〜103dは、上記実施形態と同様の作用をする。出力選択部403は、変換方式算出部404で算出した変換方式によって、どの変換方式で変換された画像信号を出力するかを選択する。ビット精度を変換する前に変換方式を決定し、選択的にビット精度の変換を行うことで、上記実施形態よりも少ない演算量で、従来よりも画質の低下を抑えてフレームメモリに格納することができる。
[画素ビット長逆変換器]
図11は、画素ビット長逆変換器313の全体構成を示したブロック図である。画素ビット長変換器313は、シフト量/代表値/変換方式読み出し部400、変換方式選択部401、画素ビット精度逆変換部402a〜402d、及び出力選択部403を備える。
画素ビット長逆変換器313は、上記図1におけるフレームメモリ308と予測画像生成器310の間に接続される。画素ビット長逆変換器313は、Nビット精度の画像信号と、シフト量、代表値及び変換方式を含むNビット局所復号画像信号208とを入力とし、(N+M)ビット精度の局所復号画像信号209を出力する。
シフト量/代表値/変換方式読み出し部400は、Nビット局所復号画像信号208から変換方式を読み出し、変換方式選択部401で変換方式によってどの画素ビット精度逆変換部402を使うかを選択する。画素ビット精度逆変換部402a〜402dのそれぞれは、上記図3の適応的画素ビット長変換器312が備える画素ビット精度逆変換部104a〜104dのそれぞれと同じ処理を行う。出力選択部403は変換方式によってどの変換方式で変換された画像信号を出力するかを選択する。
[画像復号化装置]
次に、図12を参照して本実施形態に係る画像復号化装置について説明する。図12において、画像復号化装置は、エントロピー復号器314、逆量子化器304、逆直交変換器305、加算器315、ループフィルタ306、適応的画素ビット長変換器312、フレームメモリ308、画素ビット長逆変換器313、予測画像生成器310、及びビット長変換制御器311を備える。
画像復号化装置は、符号化された(N+M)ビット精度の画像信号201を入力とし、Nビット精度の画像信号202を出力する。エントロピー復号器314、逆量子化器304、逆直交変換器305、加算器315、ループフィルタ306、フレームメモリ308、予測画像生成器310、及びビット長変換制御器311は一般的な構成と同じ作用をする。
適応的画素ビット長変換器312及び画素ビット長逆変換器313は、それぞれ上記画像符号化装置と同じ作用をすることにより、復号化装置内部の演算では、(N+M)ビット精度の画像を用いることができるとともに、フレームメモリ308はNビット精度の画像を保持するメモリ量に抑えることができる。
すなわち、上記実施形態によれば、画素ビット精度を拡張した際に、フレームメモリに画像を適応的に圧縮して格納することで、量子化誤差を低減して符号化効率を落とさずにフレームメモリの容量を削減することが可能となる。
本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、1つの実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの実施形態に示される構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
300…画素ビット長拡張器(画素ビット精度変換器)、301…減算器、302…直交変換器、303…量子化器、304…逆量子化器、305…逆直交変換器、315…加算器、306…ループフィルタ、312…適応的画素ビット長変換器、308…フレームメモリ、313…画素ビット長逆変換器、310…予測画像生成器、311…ビット長変換制御器(ビット精度変換制御器)、320…エントロピー符号化器、101…ダイナミックレンジ算出部、102a〜102d…シフト量/代表値算出部、103a〜103d…画素ビット精度変換部、104a〜104d…画素ビット精度逆変換部、105a〜105d…減算器、106…最小値選択部、107…ビットシフト計算部、108…切捨てビット加算部、109…除算部、404…変換方式算出部、401…変換方式選択部、403…出力選択部、400…シフト量/代表値/変換方式読み出し部、402a〜402d…画素ビット精度逆変換部、314…エントロピー復号器。

Claims (10)

  1. Nビット精度をそれぞれ持つ複数の画素により構成される入力画像の各画素のビット精度をMビット大きな(N+M)ビット精度に変換する画素ビット長拡張器と、
    (N+M)ビット精度の前記入力画像に対する(N+M)ビット精度の予測画像を、(N+M)ビット精度の参照画像から生成する予測画像生成器と、
    (N+M)ビット精度の前記入力画像と(N+M)ビット精度の前記予測画像との差分信号を求める減算器と、
    前記差分信号を符号化して画像符号化情報を出力する符号化器と、
    前記画像符号化情報に基づいて復号差分画像を出力する復号化器と、
    (N+M)ビット精度の前記予測画像と前記復号差分画像とを加算して(N+M)ビット精度の復号画像を出力する加算器と、
    (N+M)ビット精度の前記復号画像の各画素のビット精度を互いに異なる複数の変換方式を選択的に用いてNビット精度に変換する画素ビット長変換器と、
    Nビット精度に変換された前記復号画像を前記参照画像として保存する参照画像格納メモリと、
    前記参照画像格納メモリから読み出したNビット精度の前記参照画像の各画素のビット精度を前記変換方式に応じてMビット大きな(N+M)ビット精度に変換する画素ビット長逆変換器と
    を具備し、
    前記画素ビット長変換器は、
    (N+M)ビット精度の前記復号画像をブロック単位とした第1局所信号を互いに異なる複数の変換方式によりNビット精度の複数の第2局所信号に変換する複数の画素ビット精度変換部と、
    前記第1局所信号の色成分に基づいて輝度と色差とで異なる変換方式を算出する算出部と、
    前記算出された変換方式をもとに選択した前記第2局所信号と当該信号の変換方式を含む付加情報とをNビット精度の前記復号画像として出力する選択部と
    を備えること特徴とする画像符号化装置。
  2. 前記画素ビット長拡張器は、Nビット精度の前記入力画像の各画素の値をMビット大きな(N+M)ビット精度に変換した後に、該画像の各コンポーネントを異なる色空間に変換し、
    前記画素ビット精度変換部は、前記色空間の種類に応じて前記第1局所信号の画素値の分布の所定位置の値を基準にビット精度を変換することを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  3. 前記画素ビット精度変換部は、前記変換方式の1つとして、前記第1局所信号の画素値の分布から決められるシフト量によるビットシフト変換を行い、
    前記付加情報は前記シフト量を表す情報をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  4. 前記画素ビット精度変換部は、前記変換方式の1つとして、前記第1局所信号の画素値の分布の代表値から所定範囲の画素を出力する切り抜き処理による第2変換処理を行い、
    前記付加情報は前記代表値を表す情報をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  5. 前記画素ビット精度変換部は、
    前記第1局所信号を前記シフト量に基づいてビットシフトにより前記第2局所信号を変換するビットシフト計算部と、
    前記ビットシフトにより切り捨てられた値を加算する切捨てビット加算部と、
    前記切捨てビット加算部から出力される総和を前記ブロックの数で除算した切捨てビットを出力する除算部とを備え、
    前記付加情報は前記切捨てビットを表す情報をさらに含むことを特徴とする請求項3記載の画像符号化装置。
  6. 前記画素ビット長変換器は、前記変換方式に応じて異なる形式の付加情報を出力することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の画像符号化装置。
  7. 前記画素ビット長逆変換器は、
    Nビット精度の前記参照画像をブロック単位とした局所信号を、互いに異なる複数の変換方式により(N+M)ビット精度に変換する複数のビット精度変換部と、
    前記局所信号に含まれる付加情報をもとに前記複数の複数のビット精度変換部の出力のいずれかを選択し(N+M)ビット精度の前記参照画像として出力する選択部と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか記載の画像符号化装置。
  8. (N+M)ビット精度の符号化画像情報を入力して復号差分画像を出力する復号化器と、
    前記符号化画像情報を用いて(N+M)ビット精度の参照画像から(N+M)ビット精度の予測画像を生成する予測画像生成器と、
    (N+M)ビット精度の前記予測画像と前記復号差分画像とを加算して(N+M)ビット精度の復号画像を出力する加算器と、
    (N+M)ビット精度の前記復号画像の各画素のビット精度を互いに異なる複数の変換方式を選択的に用いてNビット精度に変換する画素ビット長変換器と、
    Nビット精度に変換された前記復号画像を前記参照画像として保存する参照画像格納メモリと、
    前記参照画像格納メモリから読み出したNビット精度の前記参照画像の各画素のビット精度を前記変換方式に応じてMビット大きな(N+M)ビット精度に変換する画素ビット長逆変換器と
    を具備し、
    前記画素ビット長変換器は、
    (N+M)ビット精度の前記復号画像をブロック単位とした第1局所信号を互いに異なる複数の変換方式によりNビット精度の複数の第2局所信号に変換する複数の画素ビット精度変換部と、
    前記第1局所信号の色成分に基づいて輝度と色差とで異なる変換方式を算出する算出部と、
    前記算出された変換方式をもとに選択した前記第2局所信号と当該信号の変換方式を含む付加情報とをNビット精度の前記復号画像として出力する選択部と
    を備えること特徴とする画像復号化装置。
  9. Nビット精度をそれぞれ持つ複数の画素により構成される入力画像の各画素のビット精度をMビット大きな(N+M)ビット精度に変換するステップと、
    (N+M)ビット精度の前記入力画像に対する(N+M)ビット精度の予測画像を、(N+M)ビット精度の参照画像から生成するステップと、
    (N+M)ビット精度の前記入力画像と(N+M)ビット精度の前記予測画像との差分信号を求めるステップと、
    前記差分信号を符号化して画像符号化情報を出力するステップと、
    前記画像符号化情報に基づいて復号差分画像を出力するステップと、
    (N+M)ビット精度の前記予測画像と前記復号差分画像とを加算して(N+M)ビット精度の復号画像を出力するステップと、
    前記(N+M)ビット精度の前記復号画像の各画素のビット精度を互いに異なる複数の変換方式を選択的に用いてNビット精度に変換するステップと、
    Nビット精度に変換された前記復号画像を前記参照画像として前記参照画像格納メモリ保存するステップと、
    Nビット精度の前記参照画像の各画素のビット精度を前記変換方式に応じてMビット大きな(N+M)ビット精度に変換するステップと
    を有し、
    前記Nビット精度に変換するステップは、
    (N+M)ビット精度の前記復号画像をブロック単位とした第1局所信号を互いに異なる複数の変換方式によりNビット精度の複数の第2局所信号に変換するステップと、
    前記第1局所信号の色成分に基づいて輝度と色差とで異なる変換方式を算出するステップと、
    前記算出された変換方式をもとに選択した前記第2局所信号と当該信号の変換方式を含む付加情報とをNビット精度の前記復号画像として出力するステップと
    を含む画像符号化方法。
  10. (N+M)ビット精度の符号化画像情報を入力して復号差分画像を出力するステップと、
    前記符号化画像情報を用いて(N+M)ビット精度の参照画像から(N+M)ビット精度の予測画像を生成するステップと、
    (N+M)ビット精度の前記予測画像と前記復号差分画像とを加算して(N+M)ビット精度の復号画像を出力するステップと、
    (N+M)ビット精度の前記復号画像の各画素のビット精度を互いに異なる複数の変換方式を選択的に用いてNビット精度に変換するステップと、
    Nビット精度に変換された前記復号画像を前記参照画像として保存するステップと、
    Nビット精度の前記参照画像の各画素のビット精度を前記変換方式に応じてMビット大きな(N+M)ビット精度に変換するステップと
    を有し、
    前記Nビット精度に変換するステップは、
    (N+M)ビット精度の前記復号画像をブロック単位とした第1局所信号を互いに異なる複数の変換方式によりNビット精度の複数の第2局所信号に変換するステップと、
    前記第1局所信号の色成分に基づいて輝度と色差とで異なる変換方式を算出するステップと、
    前記算出された変換方式をもとに選択した前記第2局所信号と当該信号の変換方式を含む付加情報とをNビット精度の前記復号画像として出力するステップと
    を含む画像復号化方法。
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