JP5404203B2 - 酸素濃縮装置 - Google Patents
酸素濃縮装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5404203B2 JP5404203B2 JP2009145483A JP2009145483A JP5404203B2 JP 5404203 B2 JP5404203 B2 JP 5404203B2 JP 2009145483 A JP2009145483 A JP 2009145483A JP 2009145483 A JP2009145483 A JP 2009145483A JP 5404203 B2 JP5404203 B2 JP 5404203B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oxygen
- flow rate
- rotational speed
- compressed air
- compressor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
Description
特許文献1は、本出願による提案によるものであるが、この装置は、このような低酸素流量時の振動を効率良く抑制することを実現したものである。
すなわち、図10、図11において、これらグラフの横軸に並ぶ各数字は、それぞれ酸素濃縮装置の各製品16台に対応しており、縦軸は、これらの各装置を起動して、酸素を生成し、バッファタンクに貯留されて90kPaに達するのに要するコンプレッサの加圧時間を示している。
低い設定流量とした場合は、吸着筒に送られる圧縮空気量も少ないので、この場合のコンプレッサ回転数は例えば1000rpmである。
図示されているように、16台全ての装置が約12秒程度で90kPaに達している。
具体的には、0度で24時間保管して、図10と同様に比較的低い設定流量(酸素流量)として、1L(リットル)に設定して運転したところ、16台全てについて、ばらつきはあるものの、90kPaに達するのに長時間を要し、ひどい場合には60秒近くかかり、所要時間がほぼ5倍に伸びている。
図12は、コンプレッサ内のシリンダ内で動く浅いカップ状の形態をしたピストンヘッドを示しており、常温時には、シリンダとピストンがほぼ隙間なく接触していてシール性は良好となるようにされている。
しかしながら、図13に示すように、環境温度が低温になると、ピストンヘッドの外径が収縮して隙間を生じ、隙間からのリークによって圧縮空気を生成する効率が落ちてしまう。
本発明者等の試みによると、コンプレッサ回転数が1300rpm未満で、環境温度が10度以下の場合にこのような傾向があらわれることが確認されている。
上記構成によれば、起動時に、圧縮空気発生部に内蔵されるピストンのピストンヘッドとシリンダとの間の隙間からリークが生じていたとしても、圧縮空気発生部の回転体の回転数を通常よりも高くすることにより、その分必要圧力を得るための加圧時間が短くなり温度が適切に上昇して、ピストンヘッドが膨張し、リークを減少もしくは止めることができるから、沢山の原料空気を送ることができ、必要な量の酸素を短時間で得ることができる。
上記構成によれば、装置の運転モードとして、少ない酸素流量に設定されている場合には、圧縮空気発生部の回転体の回転数がもともと少なく、加圧時間がかかるので、ピストンヘッドとシリンダ間のリーク防止のためにはより有効である。
上記構成によれば、装置が置かれる環境温度が低い場合には、圧縮空気発生部に内蔵されているピストンヘッドとシリンダ間にリークが発生し易いので、圧縮空気発生部の回転体の回転数を通常よりも高くして、加圧時間を短縮し、温度上昇によりピストンヘッドが膨張するのを抑制して、リークを減少もしくは止めることができる。
また、前記圧縮空気発生部の圧力及び回転数が高まることによる温度上昇を抑制するための冷却ファンを有し、生成する前記酸素流量に応じて適切なファン回転数となるように制御する制御部を有しており、該制御部は、装置起動時には、当該冷却ファンを停止するか、当該決められたファン回転数よりも低い回転数で駆動する構成とすることができる。
上記構成によれば、冷却ファンを停止するか、あるいは前記酸素流量に対応して決められたファン回転数よりも低い回転数で駆動することによって、圧力の上昇に対応した温度上昇を抑制するための冷却機能を停止させるか低減させることになる。これにより、その分高温となって、ピストンヘッドが膨張し、リークを減少もしくは止めることができるから、沢山の原料空気を送ることができ、必要な量の酸素を短時間で得ることができる。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
これらの図において、酸素濃縮装置10は、たとえば、上端に取っ手となるハンドル12を設けた縦長の本体ケース11を備えている。
本体ケース11を除く内部構造は、後述する図3に示されている。
本体ケース11の上端付近において、やや前傾して設けた操作パネル13には、左から順に、ダイヤル式の電源スイッチ14と、酸素出口15と、酸素流量設定スイッチ16と、例えば、LEDまたは液晶表示等にて、セグメント数字で表示を行う酸素流量表示部18が配置されている。また酸素出口15の上方には、該酸素出口15に形成された段差部に対して気密状態に係合されるとともに、着脱自在に設けられるカプラ21が示されている。このカプラ21には鼻カニューラ22等のチューブ23の開口部が連通するようにセットされている。
一方、外出時等の移動時に使用するキャリア25が2本の固定ネジで底蓋26に対して固定できるように構成されている。このキャリア25には、上記の各ゴム足27を収容できる孔部が対応位置に穿設されるとともに、図示のように四隅に樹脂製の自在キャスタが配置されている。
電源スイッチ14は図示のオフ位置と約90度分時計周りに回転したオン位置との間で操作される。この電源スイッチ14のオン位置に相当する位置には緑と赤に点灯する例えば発光LED等を内蔵した運転状態ランプが設けられている。また、この運転状態ランプの上にはバッテリ残量モニタが設けられている。
酸素流量設定スイッチ16は、上下矢印を印刷したフラットスイッチ16a,16bとして設けられている。この酸素流量設定スイッチ16は、90%程度以上に濃縮された酸素を毎分当たり0.25L(リットル)から最大で5Lまで0.25L段階または0.01L段階で押圧操作する度に酸素流量が設定できるように構成されており、上方の酸素流量表示部18で、その時の流量設定を表示することにより、酸素生成能力を変えることが可能である。また、同調ランプ19は、濃縮酸素を呼吸同調により断続供給状態で運転中であることを点灯または点滅表示により患者に知らせるために設けられている。
このベース体40は、四面から下方に向けて連続形成された壁面を一体成形した箱状に成形されており、図示のように裏面の壁面上には、上記の各コネクタ131、130が固定されている。図1のケース本体11に設けた図示しない裏面カバーの各排気口に対向するとともに内部の電源室に連通する排気口40c、40cが図示のように穿設されており、これらの排気口40cを介して最終的な外部排気が行われる。このベース体40の上面は図示のように平らに形成されるとともに、図示のように形成される二段式防音室34の左右面と裏面の三方側から固定ネジで固定するための孔部を穿設した起立部40fを3方から一体成形している。また、上記の電源室に連通した排気用開口部40bをさらに穿設している。
この二段式防音室34は、図示のように手前側に示した防音室蓋39と奥側に示した防音室蓋38を、図示のように複数の固定ネジで固定するようにしている。このために二段式防音室34は、図示のように曲げ加工されるとともにインサートナットを植設した取付部が一体的に設けられている。この防音室内部には防音材51が敷設される。また外周面には制振部材であって、合成ゴムと特殊樹脂材料を混合した素材をシート状のものが敷設されており、アルミの薄板製である二段式防音室34自体が共鳴などで振動防止している。
また、各送風ファン104は、例えば、インバータ制御のシロッコファンを用いることができる。各送風ファン104は、それぞれの送風口が下方に向くようにしてブラケットを用いて上段部材36に固定されている。この各送風ファン104の間には上記の三方向切換弁109a,109b等が配置されている。さらに、各送風ファン104には、ファン回転検出部126がもうけられている。ファン回転検出部は、例えば、インタラプタ型フォトセンサ等の回転検出計等を利用することができる。
この二段式防音室34の右側の側壁面には酸素センサ114と比例開度弁115と圧力調整器112と流量センサ116とデマンド弁117と回路基板202と温度センサ125が固定されている。
図において、二重線は空気、酸素、窒素ガスの流路であり概ね配管24a〜24gで示されている。また、細い実線は電源供給または電気信号の配線を示している。
ここで、以下の説明ではコンプレッサ105として圧縮手段(圧縮空気発生部)と減圧手段(負圧発生部)を一体化構成したものを用いる場合について述べる。しかしながら、この構成に限定されず圧縮空気発生部と負圧発生部を個別に構成しても良いことは言うまでもない。また、外気を吸気口を介して内部に導入し、排気口を介して外部に排出する表面カバーと裏面カバー(ケース本体11の一部)については密閉容器として図中破線で図示されている。
一方、第1吸着筒体108aと第2吸着筒体108bの上方の出口側には逆止弁と、絞り弁と開閉弁とからなる均等圧弁107が分岐接続されている。また、均等圧弁107の下流側は合流するように配管24dが成されており、分離生成された90%程度以上の濃度の酸素を貯蔵するための容器となる製品タンク111が図示のように配管されている。また、各吸着筒体内の圧力を検出する圧力センサ208が図示のように配管される。
以上の電源系統の構成において、酸素濃縮装置はACアダプタ19からの電力供給を受けて作動する第1電力供給状態と、内蔵バッテリ228からの電力供給を受けて作動する第2電力供給状態と、外部バッテリからの電力供給を受けて作動する第3電力供給状態との3系統の電力供給状態の内の一つに自動切換えされて使用される。
また、電源制御回路226と、内蔵バッテリ228については酸素濃縮装置100の低重心化を図るために後述するように底面に配設される。一方、外部バッテリ227は上記のようにキャリア25の収容部に内蔵されることで外出時などで使用可能になる。この外部バッテリ227には上記の充電残量表示部他が設けられているので残り使用時間を音声ガイドとともに知ることができる。
さらに、緊急時に備えて、どこでも入手可能な単2乾電池のボックスとして外部バッテリを構成しても良い。
すなわち、交直(AC−DC)変換後に、電圧を可変し、直交変換して三層交流電流を作り出し、その周波数を可変(PWM−パルス幅変調)して所望の回転数制御を行う。これにより、ファンモータの回転数制御を容易に行うことができるようにされている。
鎖線で示す範囲、すなわち、符号200で示す範囲は、図4の中央制御部200の構成の一部を利用することにより実現することができる。
すなわち、中央制御部200は、全体を制御するためのCPU(Central Processing Unit)でなる制御部を含む制御回路(IC)でなり、この中央制御部200には、計時部207としてのリアルタイムクロック、温度センサー125、記憶装置210が接続されている。記憶装置210は、中央制御部200内部にもその一部を配置することができ、通常、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、もしくはフラッシュメモリ等を有し、これらは他のデバイスとともにバスを介して接続されている。上記したCPUは所定のプログラムの処理を行う他、バスに接続されたROM等を制御している。ROMは、各種プログラムや各種情報等を格納している。RAMは、プログラム処理中のメモリの内容を対比したり、プログラムを実行するためのエリアとしての機能を有する。
また中央制御部200には駆動制御部本体201を介してコンプレッサ105が接続されている。
また、該環境温度判断部72と、記憶装置210とは、中央制御部200に含まれる回転数・時間決定指示部73に接続されている。記憶装置210には、コンプレッサ105の環境温度と、該コンプレッサ105の駆動手段であるモータの回転数との関係が予め決められたテーブルデータ等の形式で格納されている。回転数・時間決定指示部は、駆動制御部本体201としての例えばモータ駆動回路(モータ制御部201)に接続されており、該モータ駆動回路はコンプレッサ105に接続されている。
記憶装置210のデータにおいて、当該低流量では、コンプレッサ105が加温される温度上昇が緩慢であり、環境温度との関係でコンプレッサ105においてリークが発生する(コンプレッサ105のピストンヘッドの外径が環境温度と温度膨張係数との関係から、縮径しており、シリンダとの間に隙間が生じることで、空気の漏れが生じること)が生じるもととして、予め記録されている場合には、当該データに基づく指令を出す。
回転数・時間決定指示部73は、当該回転数と運転時間を駆動制御部本体(モータ制御部)201に伝えるように構成されている。
駆動制御部本体201は、コンプレッサ105を制御し、そのモータの回転数を上げ、高い回転数で所定時間運転する指示を出すように構成されている。
図において、使用者が図1および図2で説明した酸素濃縮装置10の操作パネル13の電源スイッチ14を回して電源を入れ、酸素流量設定スイッチ16を操作して流量設定することにより運転が開始される(ST10)。
これにより、図5で説明した流量設定判断部71が、生成する酸素の流量が低流量による運転とされたのかどうかを判断する(ST11)。
流量設定判断部71が、予め定めた所定流量以上の設定流量とされていると判断される場合には、ステップ12に進み、設定どおりの高い流量での運転を継続する(ST12)。
これに対して、設定された酸素流量が1Lを下回るようであれば、コンプレッサ105のモータ回転数は例えば1000rpmであり、ステップ13に進む。
ステップ13では、酸素濃縮装置10の置かれた環境温度が低温か否かを判断する。例えば、10度以下である場合を「低温」と定義づけて記憶装置210に格納しておくと、ここで図5の、環境温度判断部72は、運転環境が「低温」ではないと判断した場合には、ステップ14に進み低回転数での運転を継続する。
すなわち、コンプレッサ105のモータが低回転であっても、周囲環境が低温でなければ、ピストンヘッドの外径があまり縮径していないと判断でき、リークはほとんどないと考えられるからである。
そして、回転数・時間決定指示部73は、駆動制御部本体201であるモータ制御部に、何回転でどの程度の時間継続して1000rpmのモータ回転数よりも高い回転数、例えば1300rpmでの運転を指示する(ST15)。
駆動制御部本体201は高い回転数での運転開始から計時部207で時間計測を開始し、決められた時間、すなわち、ピストンヘッドの外径が圧力の向上により加温されて通常の大きさに戻ったと考えられる時間だけ高い回転数での運転を継続し(ST16)、その後通常回転数である設定流量に対応した回転数で運転を継続する(ST17)。
図7において、起動制御装置80の鎖線で示す範囲、すなわち、符号200で示す範囲は、図4の中央制御部200の構成の一部を利用することにより実現することができる。
なお、図7において、図5と同じ符号を付した箇所は同一の構成であるから、共通する説明は省略し、以下、相違点を中心に説明する。
図7の起動制御装置80は、図5のものと異なり、送風ファン104も起動時に特別の制御を行うようにされている。すなわち、起動時において、コンプレッサ105と送風ファン104を共に回転制御するように構成されており、記憶装置210には、そのためのデータが格納されている。環境温度を判断した後では、コンプレッサ・ファン回転数・時間決定指示部73−1によりコンプレッサ105と送風ファン104が駆動されるようになっている。
酸素濃縮装置10における送風ファン104は、コンプレッサ105の駆動により圧力が高くなって高温となるのを冷却するための冷却ファンである。
そのため、従来はコンプレッサの回転数が毎分1000回転である時、すなわち、コンプレッサ内蔵のモータ回転数が1000rmpという低回転である場合にも送風ファンを駆動して冷却を行っていた。これが冷却「あり」という意味である。
この場合の3分経過後の圧縮空気積算流量15L、5分後の積算流量26Lという状態であった。
ところが、図9の起動時にコンプレッサ回転数を1000回転としても、送風ファン104を駆動せずに冷却を停止すると、3分経過後の圧縮空気積算流量14L、5分後の積算流量28Lとなり、図9の起動時制御を行うと、3分経過後の圧縮空気積算流量25L、5分後の積算流量39Lと、大幅に積算流量を改善できるのである。
図において、使用者が図1および図2で説明した酸素濃縮装置10の操作パネル13の電源スイッチ14を回して電源を入れ、酸素流量設定スイッチ16を操作して流量設定することにより運転が開始される(ST20)。
これにより、図7で説明した流量設定判断部71が、生成する酸素の流量が低流量による運転とされたのかどうかを判断する(ST21)。
あるいは、酸素流量が3Lの運転モードが選択されている場合には、例えば、コンプレッサ回転数を2700rpmで、送風ファンの回転数を3700rpmとする。
すなわち、酸素流量設定スイッチ16を介して設定された酸素流量が、例えば、1L(毎分当たり酸素流量1リットル)を超えているようであれば、コンプレッサ105による圧縮空気の圧力の高まりが、比較的迅速であるから、ピストンヘッドの外径は比較的早く通常の大きさとなるから、ピストンのリーク対策をせずにそのまま運転を継続する。
ステップ23では、酸素濃縮装置10の置かれた環境温度が低温か否かを判断する(ST23)。例えば、10度以下である場合を「低温」と定義づけて記憶装置210に格納しておくと、ここで図7の、環境温度判断部72は、運転環境が「低温」ではないと判断した場合には、ステップ24に進み、デフォルト値での運転、すなわち低回転数での運転を継続し、送風ファン104も駆動して冷却を行う。コンプレッサ105の加熱を防ぐためである(ST24)。例えば、1Lの運転モードが選択されていれば、例えば、コンプレッサ回転数を1000rpmで、送風ファンの回転数を1600rpmとする。
すなわち、コンプレッサ105のモータが低回転であっても、周囲環境が低温でなければ、ピストンヘッドの外径があまり縮径していないと判断でき、リークはほとんどないと考えられるからである。
そして、コンプレッサ・ファン回転数・時間決定指示部73−1は、駆動制御部本体201であるモータ制御部に、何回転でどの程度の時間継続して1000rpmのモータ回転数よりも高い回転数、例えば1300rpmでの運転を指示するとともに、送風ファン104の回転は行わない。
その運転を継続しながら、所定時間の経過、例えば3分間の経過をおいて、圧力の上昇によるコンプレッサ105の加温時間をとる(ST26)。
次いで、送風ファン104を停止したまま、コンプレッサ回転数を低くする。例えばコンプレッサ105を1000rpmとして、所定時間、例えば7分間継続運転する(ST27、ST28)。送風ファンを停止して、コンプレッサ回転数を低くするのは、設定流量を実現しながら、不必要にコンプレッサ温度を下げないようにするためである。
その後送風ファン104を駆動し、低流量のデフォルト値、例えば、コンプレッサ回転数を1000rpmで、送風ファンの回転数を1600rpmとして運転を継続する(ST29)。
上述の実施形態では、酸素濃縮装置の大きさや容量によりコンプレッサの回転数や送風ファンの回転数は適宜定めることができる。
上記実施形態に記載された事項は、その一部を省略してもよいし、上記で説明しない他の構成と組み合わせることによっても本発明の範囲を逸脱するものではない。
Claims (3)
- ピストンを駆動する回転体を内蔵して圧縮空気を発生する圧縮空気発生部と、前記圧縮空気を内部に導入して該内部に充填された吸着剤により窒素を吸着して酸素を分離生成する吸着部とを備える酸素濃縮装置において、
前記圧縮空気発生部は、生成される前記酸素の酸素流量に対応した速度の回転数となるように決められた回転数で前記回転体を制御する制御部を有しており、
該制御部は、装置起動時に前記回転体の回転数を前記決められた回転数よりも高い回転数で駆動するとともに、
前記圧縮空気発生部の圧力及び回転数が高まることによる温度上昇を抑制するための冷却ファンを有し、生成される前記酸素流量に応じて適切なファン回転数となるように制御する制御部を有しており、該制御部は、装置起動時には、当該冷却ファンを停止するか、当該決められたファン回転数よりも低い回転数で駆動する構成とした
ことを特徴とする酸素濃縮装置。 - 前記生成する酸素流量を切り替える手段を備えており、少ない酸素流量に設定されて運転される際に、該設定された酸素流量に対応して前記回転体について予め決められた回転数よりも高い回転数で駆動する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の酸素濃縮装置。
- 装置が置かれる環境温度を検出する手段を備えており、該温度検出手段により所定以下の温度が検出されると、設定された酸素流量に対応して前記回転体について予め決められた回転数よりも高い回転数で駆動する構成としたことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の酸素濃縮装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009145483A JP5404203B2 (ja) | 2009-06-18 | 2009-06-18 | 酸素濃縮装置 |
PCT/JP2010/004063 WO2010146870A1 (ja) | 2009-06-18 | 2010-06-17 | 酸素濃縮装置とその起動制御方法 |
CN201080027497.6A CN102458550B (zh) | 2009-06-18 | 2010-06-17 | 氧浓缩装置及其起动控制方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009145483A JP5404203B2 (ja) | 2009-06-18 | 2009-06-18 | 酸素濃縮装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011000274A JP2011000274A (ja) | 2011-01-06 |
JP5404203B2 true JP5404203B2 (ja) | 2014-01-29 |
Family
ID=43558748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009145483A Active JP5404203B2 (ja) | 2009-06-18 | 2009-06-18 | 酸素濃縮装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5404203B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003146621A (ja) * | 2001-11-14 | 2003-05-21 | Teijin Ltd | 酸素濃縮器 |
JP5148866B2 (ja) * | 2006-12-01 | 2013-02-20 | テルモ株式会社 | 酸素濃縮装置 |
JP4903632B2 (ja) * | 2007-05-29 | 2012-03-28 | 日本特殊陶業株式会社 | 酸素濃縮装置 |
SG174818A1 (en) * | 2007-11-15 | 2011-10-28 | Teijin Pharma Ltd | Oxygen concentrator |
-
2009
- 2009-06-18 JP JP2009145483A patent/JP5404203B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011000274A (ja) | 2011-01-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5064772B2 (ja) | 酸素吸入装置 | |
JP5250857B2 (ja) | 酸素濃縮装置 | |
JP5536318B2 (ja) | コンプレッサ及びこれを用いた酸素濃縮装置 | |
JP2010017476A (ja) | コンプレッサ及びこれを用いた酸素濃縮装置 | |
JP4980700B2 (ja) | 酸素濃縮装置 | |
WO2010146870A1 (ja) | 酸素濃縮装置とその起動制御方法 | |
JP5112679B2 (ja) | 酸素濃縮装置 | |
JP5404203B2 (ja) | 酸素濃縮装置 | |
JP5148866B2 (ja) | 酸素濃縮装置 | |
JP5048313B2 (ja) | 酸素濃縮装置 | |
JP2011000537A (ja) | 酸素濃縮装置とその起動制御方法 | |
JP2008212206A (ja) | 酸素濃縮装置 | |
JP2009067617A (ja) | 酸素濃縮装置 | |
JP3122293U (ja) | 酸素濃縮装置 | |
JP2011143023A (ja) | 酸素濃縮装置 | |
JP2008214109A (ja) | 酸素濃縮装置 | |
JP5129513B2 (ja) | 酸素濃縮装置 | |
JP5026775B2 (ja) | 酸素濃縮装置 | |
JP2009178426A (ja) | 酸素濃縮装置 | |
JP2010017477A (ja) | コンプレッサ及びこれを用いた酸素濃縮装置 | |
JP5175480B2 (ja) | 酸素濃縮装置 | |
JP6353029B2 (ja) | 酸素濃縮装置 | |
JP5064771B2 (ja) | 酸素濃縮装置 | |
JP3140846U (ja) | 酸素濃縮装置 | |
JP3140848U (ja) | 酸素濃縮装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120612 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20130325 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130617 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130723 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131002 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131029 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5404203 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |