JP5403929B2 - レーザショックピーニング処理済み領域内に特徴形状部を機械加工する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、特徴形状部を機械加工する方法及びレーザショックピーニング処理する方法に関し、より具体的には、レーザショックピーニング処理済み領域内に機械加工された特徴形状部有する物品及びその製造方法に関する。
レーザショックピーニング処理法或いはレーザショック処理法とも呼ばれるものは、物品の表面区域をレーザショックピーニング処理することによって付与された深い圧縮残留応力の領域を形成ための処理方法である。レーザショックピーニング処理は一般的に、「材料特性の変更」という名称の米国特許第3,850,698号、「レーザショック処理法」という名称の米国特許第4,401,477号、及び「材料特性」という名称の米国特許第5,131,957号と同様に、約50ジュール又はそれ以上の高エネルギーパルスレーザビームからの1つ又はそれ以上の放射パルスを使用して、物品の表面において強い衝撃波を発生させる。低エネルギーレーザビームの使用は、1999年8月3日に登録されかつ本発明の出願人に譲渡された「低エネルギーレーザを使用するレーザショックピーニング処理法」という名称の米国特許第5,932,120号に開示されている。当技術分野において理解されまた本明細書において使用する場合のレーザショックピーニング処理というのは、レーザビーム源からのパルスレーザビームを利用して、表面又はその表面上の皮膜(テープ又はペイントのような)の薄い層のプラズマを形成する瞬間的アブレーション又は気化によりレーザビームの衝突ポイントにおいて爆発力を作り出すことによって、その表面の一部分上に強力な局所的圧縮力を発生させることを意味する。
レーザショックピーニング処理法は、ガスタービンエンジン分野における多くの用途のために開発され続けており、その用途の幾つかが、以下の米国特許、つまり「オンザフライレーザショックピーニング処理法」という名称の米国特許第5,756,965号、「レーザショックピーニング処理したガスタービンエンジンファンブレード端縁部」という名称の米国特許第5,591,009号、「レーザショックピーニング処理したガスタービンエンジンファンブレード端縁部のための変形制御」という名称の米国特許第5,531,570号、「レーザショックピーニング処理したターボ機械のためのロータ構成要素」という名称の米国特許第5,492,447号、「粘着テープ被覆レーザショックピーニング処理法」という名称の米国特許第5,674,329号、及び「乾式テープ被覆レーザショックピーニング処理法」という名称の米国特許第5,674,328号において開示されており、それら特許の全ては本出願人に譲渡されている。
レーザショックピーニング処理法は、物品の外表面に圧縮ストレスト保護層を形成するために利用されてきており、これは、「レーザピーニング処理システム及び方法」という名称の米国特許第4,937,421号に開示されているように、疲労故障に対する物品の耐性を著しく増大させることが知られている。これらの方法は一般的に、物品を覆って流れる水のカーテンを使用するか、或いはプラズマ拘束媒体を形成する他の何らかの方法を使用する。この媒体は、プラズマが、LSP(レーザショックピーニング)効果を構成する塑性変形及び関連する残留応力パターンを生成する衝撃波圧力を急速に達成することを可能にする。水のカーテンは、拘束(閉じ込め)媒体を構成して、このプロセスで発生した衝撃波を閉じ込め(拘束し)かつレーザショックピーニング処理対象の構成要素の材料内に向け直して、有益な圧縮残留応力を作り出す。
急速膨張するプラズマからの圧力パルスは、構成要素内に移動性衝撃波を与える。レーザパルスによって引き起こされたこの圧縮衝撃波は、構成要素内に深い塑性圧縮歪みを生じさせる。これらの塑性歪みは、その材料の動弾性係数と一致した残留応力を作り出す。設計した構成要素内のレーザショックピーニング処理による残留圧縮応力の多くの有用な利点は、これまで多くが文献に記載されまた特許化されてきたが、それらには、耐疲労特性の向上も含まれている。
レーザショック法(LSP)は、構成要素内へと移動する圧力パルスを発生させることによって、物品内に深い圧縮応力を付与する。圧力パルスは、内部構造から引張波として反射させることができる。対向波及び単一波は、構成要素を内部破壊するのに十分なエネルギーをこの反射波内に有することができる。得られた亀裂又は破壊は、「層間剥離」と呼ばれるか又は命名される。層間剥離を回避又は最少にするためにこれまでに提案された1つの方法は、2つの対向するレーザビーム/波を構成要素を通して側方にオフセットさせることである。このことに関しては、「低エネルギーレーザビームを使用した同時オフセット二面レーザショックピーニング処理法」という名称の米国特許第6,570,126号及び「傾斜角レーザビームを使用した同時オフセット二面レーザショックピーニング処理法」という名称の米国特許第6,570,125号を参照されたい。それに代えて、一度には構成要素又は部品に対して一方側から衝突させることも示唆されてきた。
孔及びその他の機械加工した特徴形状部を備えた構成要素の応力下における耐疲労特性を延ばすことは望ましく、孔がその構成要素の寿命制限部位(例えば、ディスク/シャフトのオイルドレーン孔)に相当している場合には特に望ましい。このことは、その構成要素の継続的な使用を可能にし、また高価なエンジン部品の廃棄時期を延長させる。現在では、高速ターボ機械の壁を貫通して孔を配置して、油溜め内のオイルのような流体の排出をエンジンのガス通路内に油抜きするのを可能にしまた/又は停滞空気空洞から空気抜きすることを可能にして、圧力を均等化している。これらの孔は、該孔が卓越応力場(しばしばフープ応力)に与える応力集中(Kt)を最少にするような配向及び形状にされる。単純フープ応力下での丸孔につての応力集中は、3である。多くの場合、孔を成形しかつそれを上述したようなKtを低減するような卓越応力成分に対する最適形状にするのに、付加的な設計及び製造費用が発生する。しかしながら、これらの努力では一般的に、Ktは2よりも低い値には低下しない。この応力集中レベルは、構成要素の低サイクル疲労(LCF)及び残存クラック寿命(RCL)特性を著しく低下させ、その部品の廃棄時期を早めることになるその構成要素の寿命制限部位を生じさせることが多い。
主として航空機産業においては、アルミニウム内の胴体孔に対して分割スリーブ冷間拡張(SSCE)による意図的残留応力の付与が適用されてきた。しかしながら、この方法は、それが処理することができる孔の形状寸法に限界があり、またこの方法は、その利点を高めることを実現するのに必要な状態に整合するように制御することが困難である。既に孔を含んでいる区域をレーザショックピーニング処理する、つまり孔を機械加工した後にレーザショックピーニング処理することが知られている。
米国特許第3,850,698号公報 米国特許第4,401,477号公報 米国特許第5,131,957号公報 米国特許第5,932,120号公報 米国特許第5,756,965号公報 米国特許第5,591,009号公報 米国特許第5,531,570号公報 米国特許第5,492,447号公報 米国特許第5,674,329号公報 米国特許第5,674,328号公報 米国特許第4,937,421号公報 米国特許第6,570,126号公報 米国特許第6,570,125号公報 米国特許第5,525,429号公報 米国特許第5,584,662号公報 米国特許第5,620,307号公報 米国特許第5,675,892号公報 米国特許第5,735,044号公報 米国特許第5,842,317号公報 米国特許第5,846,057号公報 米国特許第6,200,689号公報 米国特許第6,238,187号公報 米国特許第6,339,878号公報 米国特許第6,685,429号公報 米国特許第6,852,179号公報 米国特許第6,875,953号公報 米国特許第6,994,635号公報 米国特許第7,137,282号公報
孔及びその他の機械加工した特徴形状部を備えた構成要素の応力下における耐疲労特性をさらに拡大すること、特にそれらの特徴形状部がその構成要素の寿命制限部位(例えば、ディスク/シャフトのオイルドレーン孔)に相当している場合にさらに拡大することが望ましい。
レーザショックピーニング処理物品及びレーザショックピーニング処理の方法を提供する。本方法は、物品をレーザショックピーニング処理して該レーザショックピーニング処理によって付与された深い圧縮残留応力を有しかつ物品内に延びるプレストレスト領域を形成するステップと、次にレーザショックピーニング処理の後にプレストレスト領域内に孔又はスカラップのような特徴形状部を機械加工するステップとを含む。本方法は、物品のレーザショックピーニング処理予定表面をレーザショックピーニング処理するステップと、レーザショックピーニング処理によって付与された深い圧縮残留応力を有する少なくとも1つのプレストレスト領域を形成するステップとを含む。プレストレスト領域は、レーザショックピーニング処理によって形成されたレーザショックピーニング処理済み表面から物品内に延びる。特徴形状部は、レーザショックピーニング処理の後に、プレストレスト領域において物品内に機械加工される。
特徴形状部は、レーザショックピーニング処理後に、プレストレスト領域内全体に機械加工することができる。プレストレスト領域は、物品の対向する間隔を置いた面間で完全に延びることができる。特徴形状部は、レーザショックピーニング処理後に、プレストレスト領域全体を貫通しまた物品の間隔を置いた外側及び内面(60、62)間でかつ該外側及び内面を貫通して完全に延びることができる。特徴形状部は、孔又はスカラップとすることができる。レーザショックピーニング処理は、物品の曲率半径を有する弓形壁上のレーザショックピーニング処理予定表面に対して行うことができる。特徴形状部は、中心線を含むことができ、中心線が曲率半径と実質的に平行になるように壁内に機械加工することができる。特徴形状部は、湾曲シャープエッジを有する孔又はスカラップとすることができる。
図1及び図2に示すのは、軸線26の周りを囲むガスタービンエンジンの環状シャフト8であり、この環状シャフト8は、レーザショックピーニング処理済みパッチ又はレーザショックピーニング処理済み表面55と、レーザショックピーニング処理(LSP)法によって付与された深い圧縮残留応力を有しかつレーザショックピーニング処理済み表面55からシャフトを貫通して該シャフト内に延びるプレストレスト領域56と、レーザショックピーニング処理後にシャフト8の壁11を貫通してドリル加工つまり機械加工されたドレーン孔9と含む物品を例示している。これらの孔は、壁11の曲率半径Rと実質的に平行な中心線64を有することに留意されたい。本明細書に示したプレストレスト領域56の実施形態は、シャフト8の壁11の半径方向に間隔を置いた外面及び内面60、62間でシャフトを完全に貫通して延びる。他の実施形態は、物品を完全に貫通してレーザショックピーニング処理する必要はない。この方法はまた、環状壁又は湾曲壁以外の壁を有する物品に対しても使用することができる。
図3に示すのは、ガスタービンエンジンの環状タービンディスク組立体30であって、このタービンディスク組立体30は、軸線26の周りを囲んだ環状の前方及び後方に延びるアーム22、23を備える。レーザショックピーニング処理後に後方に延びるアーム23を貫通してドリル加工つまり機械加工したドレーン孔9はさらに、レーザショックピーニング処理済みパッチ又はレーザショックピーニング処理済み表面55、及びレーザショックピーニング処理後のレーザショックピーニング処理(LSP)法によって付与された深い圧縮残留応力を有するプレストレスト領域56内にドリル加工つまり機械加工された孔を示している。これらの孔は、環状のタービンディスク組立体30並びに環状の前方及び後方に延びるアーム22、23の曲率半径Rと実質的に平行な中心線64を有することに留意されたい。
図4に示すのは、軸線26の周りを囲みかつ環状のスカラップ状エッジ72を有するガスタービンエンジンリング70である。スカラップ74は、レーザショックピーニング処理によって付与された深い圧縮残留応力を有するプレストレスト領域56内に機械加工される。スカラップ74は、レーザショックピーニング処理後にリング内に機械加工される。スカラップ74は、リング70の曲率半径Rと実質的に平行な中心線64を備えた円形又は湾曲部分78を有することに留意されたい。孔9及びスカラップ74は、湾曲シャープエッジ80を有する。これらのシャープエッジは、それらがレーザショックピーニング処理後にプレストレスト領域56内に機械加工されるので、より強力かつ堅牢であり、またより大きな耐サイクル疲労性を有する。これらの特徴形状部を機械加工するのに先立つレーザショックピーニング処理は、機械加工中並びにエンジン運転中つまり振動中における特徴形状部に対する損傷に抗する又は損傷を防止するのを助ける。壁11は弓形であることに留意されたい。
物品の一部分に発生する可能性がある疲労故障に抗するために、レーザショックピーニング処理を使用することはよく知られている。これらの特徴形状部の機械加工後に孔をレーザショックピーニング処理することが、幾つかの特許において開示されている。例えば孔9の周りの区域は、エンジン運転中に回転するシャフト8によって生じる遠心力により、大きな引張応力場に曝される。シャフト8もまた、エンジン運転中に生じる振動を受け、また孔9は、高サイクル疲労応力を高めるものとして作用して、それらの周りに付加的な応力集中を発生させる。一般的に、物品の片面又は両面のレーザショックピーニング処理予定表面54は、レーザショックピーニング処理されて、レーザショックピーニング処理済みパッチ又はレーザショックピーニング処理済み表面55とプレストレスト領域56とを生成し、このプレストレスト領域56は、レーザショックピーニング処理(LSP)法によって付与されたかつレーザショックピーニング処理済み表面55から物品内に延びる深い圧縮残留応力を有する。
過去においては、孔を含む区域及び領域は、孔のような特徴形状部を物品内に機械加工した後にレーザショックピーニング処理される。本発明者は、このことが特徴形状部を変形させるおそれのあること、また特に孔への入口に見られるエッジのようなシャープエッジを変形させるおそれのあることを見出した。そのような特徴形状部のシャープエッジはまた、レーザショックピーニング処理による層剥離を受ける可能性がある。例えば、孔の変形は、LSP法において固有の残留応力により、真円から外れた、軸線からずれた又はその両方になった孔の形態現れる可能性がある。従って、表面不規則性が生じて、例えば表面輪郭公差及び表面仕上げなどの表面完全性に悪影響を及ぼす可能性がある。
低下した表面完全性は、おそらくLSP後の再加工を必要とすることになるであろう。当然のことながらLSPは、その圧縮残留応力により表面に対して耐疲労特性を与えるが、孔又は例えばスカラップのようなその他の特徴形状部の周りのエッジを丸味付けすることが予測され(従来のショットピーニング処理の場合には必ず発生していたように)、事実上このことが、特徴形状部の寿命にとって有害なものになる。表面仕上げ/輪郭付け不足によりまた、例えばボルト固定フランジがその一例であるように隣り合う部品の接合に関係した問題が生じることになる。フランジ表面が粗い及び/又は輪郭不良である場合には、ボルトヘッドは、フランジ面上に直角に着座しないことになり、従ってボルト、フランジ又はその両方などの屈曲を引き起こすことになる。LSP後にボルト孔及び座ぐりを機械加工することにより、依然としてLSPによる利点を受けながら、関心対象の特徴形状部が所望通りになりことが保証されることになる。
特徴形状部及びそれらのシャープエッジの変形を回避するためにまた特徴形状部の再加工を回避するために、孔及びその他の特徴形状部、特にシャープエッジを有する特徴形状部を形成する上記の方法が開発された。図5のフロー図に示す本方法は、最初にレーザショックピーニング処理予定表面54の少なくとも1つ上にわたって物品12の少なくとも一部分をレーザショックピーニング処理するステップを含む。このステップは、レーザショックピーニング処理によって付与された深い圧縮残留応力を有しかつ該レーザショックピーニング処理によって形成されたレーザショックピーニング処理済み表面55から物品内に延びるプレストレスト領域56を形成する。本方法はさらに、レーザショックピーニング処理後に、上記のドレーン孔9及びスカラップ74によって例示した特徴形状部を物品内に機械加工するステップを含む。
図5のフロー図に示す方法は、第1の、レーザショックピーニング処理するステップと、その後の、レーザショックピーニング処理によって付与された深い圧縮残留応力を有するプレストレスト領域56内に特徴形状部を機械加工するステップとして要約することができる。レーザショックピーニング処理後に特徴形状部を機械加工する本方法は、現存する特徴形状部をLSPしようと試みるよりも生産性を高めることができる。その理由は、製造中にレーザを発射して孔を通して対向するビームと衝突させるようにする(ここでは、両面処理の場合と仮定して)には孔を外さないことが望ましいことによる。このことは、レーザショックピーニング処理ステップ後に孔又は特徴形状部を機械加工する場合には問題ではなく、特徴形状部を機械加工した後にレーザショックピーニング処理するのと比較して、プログラム作成時間及びマスキング時間を短縮する。
図1及び図2に示すドレーン孔9並びに図3に示すスカラップ74は、機械加工された特徴形状部を例示しており、この特徴形状部は、レーザショックピーニング処理済みパッチ又はレーザショックピーニング処理済み表面55の形成後に、レーザショックピーニング処理によって付与されまた物品内に延びかつここに示すようにレーザショックピーニング処理済み表面55から物品を完全に貫通して延びる深い圧縮残留応力を有するプレストレスト領域56を備えた物品のレーザショックピーニング処理済み領域内に機械加工される。
図6に示すのは、図1及び図2に示すシャフト8の壁11のセクションとして例示した物品をレーザショックピーニング処理するために使用するレーザショックピーニング処理システム10の概略図である。壁11のセクションは、レーザショックピーニング処理されてレーザショックピーニング処理済み表面55を形成することになるレーザショックピーニング処理予定表面54を備えた状態で示している。レーザショックピーニング処理システム10は、発振器33及び前置増幅器47を有する発生器31と、事前増幅したレーザビームを2つのビーム光伝送回路100及び光学装置35内に送給するビーム分割器とを含み、2つのビーム光伝送回路100及び光学装置35は、対向する方向に向うレーザビーム2を伝送しかつ半径方向内面及び外面46、48上に同時に集束(焦点合わせ)させる。シャフト8は、コンピュータ数値制御装置によって制御された5軸コンピュータ数値制御(CNC)マニピュレータのようなマニピュレータに装着された治具内に取付けることができる。マニピュレータ及びCNC制御装置を使用して、「オンザフライ」でレーザショックピーニング処理行うようにシャフト8を連続的に移動させかつ位置決めすることができる。ロボットも使用することができる。レーザショックピーニング処理は、アブレーティブ媒体としてペイント又はテープを使用して多数な様々な方法で行うことができる(具体的には、「アブレーティブテープ被覆レーザショックピーニング処理法」という名称の米国特許第5,674,329号を参照されたい)。
レーザショックピーニング処理対象表面54を覆う透明拘束媒体は、給水管19の端部における水ノズル20によって供給される流水21のカーテンによって供給される。流水21のカーテンは、本明細書に示したこの例示的な実施形態に特有のものであるが、その他のタイプの拘束媒体も使用することができる。本明細書に示したレーザショックピーニング処理システム10は、発振器33及び前置増幅器47を有する発生器31内とビーム分割器43とを備えたレーザビーム装着を含み、ビーム分割器43は、事前増幅したレーザビームをそれぞれ第1及び第2の増幅器39、41を有する2つのビーム光伝送回路100と、レーザビーム2を伝送してレーザショックピーニング処理対象表面54上に集束させる光学素子とを備えた光学装置35内とに送給する。レーザ制御装置が使用して、レーザビーム装置を調整しかつ発射させて、レーザビーム2を制御した状態で裸のレーザショックピーニング処理対象表面54上に当てる。特に何時レーザビーム2を発射するかに関してレーザ制御装置の動作を制御するために、CNC制御装置を使用することができる。
レーザショックピーニング処理によって生じた圧縮プレストレスト領域56内の深い圧縮残留応力は一般的に、約50〜150KPSI(キロポンド/平方インチ)であり、レーザショックピーニング処理済み表面55から壁11内に約20〜50ミルの深さまで延びる。レーザショックピーニング誘起の深い圧縮残留応力は、レーザショックピーニング処理対象表面54に対してプラス又はマイナス数ミルだけ焦点をずらした高エネルギーレーザビーム2を繰り返し発射することにより生成される。レーザビーム2は一般的に、ギガワット/cmの大きさのオーダのピーク出力密度を有し、またレーザショックピーニング処理対象表面54を覆って流れる流水21又はその他の流体のカーテン或いはその他の透明拘束媒体を介して照射される。レーザショックピーニング処理対象表面54は、裸とすることができ、或いは本明細書に示したようにペイント又は粘着テープのようなアブレーティブ皮膜59で被覆して、米国特許第5,674,329号及び米国特許第5,674,328号に開示されているように被覆表面を形成することもできる。皮膜59は、流水21のカーテンなどの流体カーテンのような透明拘束媒体がその上に置かれるアブレーティブ媒体を形成する。レーザショックピーニング処理中には、水ノズル20によって供給される流水21のカーテンを介してレーザショックピーニング処理対象表面54上に静止レーザビーム2を照射しながら、物品12を移動させる。レーザショックピーニング処理法は、レーザショックピーニング処理対象表面54上に、重なり合ったレーザショックピーニング処理済み円形スポット又はその他の形状のスポット58によるレーザショックピーニング処理済み表面55を形成するために使用される。
被覆又は裸の金属表面14は、アブレーションされてプラズマを発生し、このプラズマが、その材料の表面上に衝撃波を生じさせる。これらの衝撃波は、本明細書では流水21のカーテンとして示した透明拘束媒体又は拘束層によってレーザショックピーニング処理対象表面54に向け直されて、レーザショックピーニング処理対象表面54下方の材料内に移動性衝撃波(圧力波)を発生させる。これらの衝撃波の振幅及び量により、圧縮応力の深さ及び強さが決まる。本明細書に示した例示的なレーザショックピーニング処理法は、壁11の内面及び外面46、48で示した物品の対向する面を同時にレーザショックピーニング処理する。本方法はまた、両面レーザショックピーニング処理法とも呼ばれる。片面レーザショックピーニング処理法もまた、一度に物品の片面だけをレーザショックピーニング処理するように使用することができる。圧縮プレストレスト領域56は、物品の片面だけをレーザショックピーニング処理することによって薄い物品又は壁内に完全に形成して、該圧縮プレストレスト領域が物品又は壁の対向する面間で完全に延びるようにすることができる。本明細書に開示した特徴形状部を機械加工する方法はまた、物品又は壁を完全には貫通しない特徴形状部のために使用することもできる。ここでもまた、そのような特徴形状部は、レーザショックピーニング処理(LSP)法によって付与されて物品内に延びるが、必ずしも物品又は壁を完全には貫通しない深い圧縮残留応力を有するプレストレスト領域56内に機械加工される。
例示的な方法で本発明を説明してきた。使用した用語は、限定ではなくて説明の用語の性質のものであることをいとしていることを理解されたい。本明細書には、本発明の好ましくかつ例示的な実施形態であると考えられるものについて説明してきたが、本発明のその他の変更が、本明細書の教示から当業者には明らかになる筈であり、従って、全てのそのような変更は本発明の技術思想及び技術的範囲内に包含されるものとして特許請求の範囲で保護されることが望まれる。
従って、本特許によって保護されることを望むものは、特許請求の範囲に記載しかつ特定した発明である。
レーザショックピーニング処理済み領域内に機械加工された特徴形状部を有する物品を例示している、ドレーン孔を備えたガスタービンエンジンシャフトの斜視図。 それを貫通してドリル加工された孔を備えた、図1に示す物品のレーザショックピーニング処理済み領域の断面図。 レーザショックピーニング処理済み領域内に機械加工された特徴形状部を有する物品を例示している、ドレーン孔を備えたガスタービンエンジンディスクアームの断面図。 そのレーザショックピーニング処理済み領域内に機械加工されたスカラップを備えたガスタービンエンジンリングの断面図。 レーザショックピーニング処理済み領域内に特徴形状部を機械加工するのに先立つレーザショックピーニング処理を示すフロー図。 孔を機械加工するのに先立って、図1に示す物品をレーザショックピーニング処理する概略図。
符号の説明
2 レーザビーム
8 ガスタービンエンジン環状シャフト
9 ドレーン孔
10 レーザショックピーニング処理システム
11 壁
12 物品
14 裸の金属表面
19 給水管
20 水ノズル
21 流水のカーテン
22 前方に延びるアーム
23 後方に延びるアーム
26 軸線
30 タービンディスク組立体
31 発生器
33 発振器
35 光学装置
39 第1の増幅器
41 第2の増幅器
43 ビーム分割器
46 内面
47 前置増幅器
48 外面
54 レーザショックピーニング処理予定表面
55 レーザショックピーニング処理済み表面
56 プレストレスト領域
58 スポット
59 アブレーティブ皮膜
60 外面
62 内面
64 中心線
70 リング
72 スカラップ状エッジ
74 スカラップ
78 円形又は湾曲部分
80 湾曲シャープエッジ
100 光伝送回路
R 曲率半径

Claims (2)

  1. 物品(12)をレーザショックピーニング処理する方法であって、
    前記物品(12)の表面(54)をレーザショックピーニング処理して、該レーザショックピーニング処理によって付与された前記表面(54)から前記物品(12)内に延びる圧縮残留応力を有しかつ該レーザショックピーニング処理によって形成されたレーザショックピーニング処理済み表面(55)から前記物品(12)内に延びる少なくとも1つのプレストレスト領域(56)を形成するステップ
    を含み、
    前記プレストレスト領域(56)は、前記物品(12)の対向する間隔を置いた面(60、62)間で完全に延びるよう形成され、
    前記方法は、さらに、
    前記レーザショックピーニング処理後に、前記プレストレスト領域(56)において前記物品(12)を貫通する孔(9)又はスカラップ(74)を含む特徴形状部(9又は74)を機械加工するステップをみ、
    前記特徴形状部(9又は74)を機械加工するステップが、前記プレストレスト領域(56)全体を貫通しまた前記物品(12)の間隔を置いた外側及び内面(60、62)間でかつ該外側及び内面を貫通して完全に延びる特徴形状部(9又は74)を機械加工することにより実施される
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記レーザショックピーニング処理するステップが、前記対向する間隔を置いた面(60、62)を同時にレーザショックピーニング処理して前記両面間に前記プレストレスト領域(56)を形成す
    ことをさらに特徴とする、請求項記載の方法。
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