JP5402700B2 - 返信メール作成装置および返信メール作成方法 - Google Patents

返信メール作成装置および返信メール作成方法 Download PDF

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Description

本発明は、受信したメールに基づいて返信メールを作成する、返信メール作成装置および返信メール作成方法に関する。
インターネット等のネットワークに接続可能なパーソナルコンピュータまたは携帯電話等の普及に伴い、電子メールを利用するユーザ数が増大している。また、現在では、電子メールが重要な連絡手段またはコミュニケーション手段となってきていることから、各ユーザは電子メールを利用せざるを得ない状況にあるともいえる。例えば、ユーザ宛に送信されてきたメールの内容が、ユーザに対して何らの回答を求めるものであった場合、ユーザは必然的に返信メールを作成しなければならなくなる。
この一方で、パーソナルコンピュータまたは携帯電話におけるキー操作の煩雑さを理由に、高齢者等が電子メールの利用をためらうことにより、電子メールの利用が促進されないという現実もある。
このような問題に対応するため、返信メールを自動作成してユーザのキー操作の負担を軽減させる技術が知られている。例えば、受信したメールを構文解析してメール内容の特徴を抽出し、予め用意された複数の回答文(テンプレート)の中からその特徴に対応する回答文を選択して、返信メールを自動生成するものがある(例えば、特許文献1または2参照。)。
特開2002−49564号公報 特開2003−233567号公報
しかしながら、上記技術においては、受信したメールの内容に応じて文種(文の内容に基づく種類)を選択することは可能であるが、メール送信者に応じて返信メールの文体を選択することまでは考慮されていない。このため、例えば、上記複数の回答文が全て丁寧語(例えば、です・ます調。)で作成されていた場合には、全てのメール送信者に対して画一的に丁寧語の文体を用いて返信メールが作成されることになる。そのため、メールの送信者と受信者との関係において、不自然な文体の返信メールが自動作成される場合がある、という問題がある。
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたものであり、メール送信者に応じた文体のテンプレートを用いて、容易に返信メールを作成することのできる返信メール作成装置および返信メール作成方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、以下に開示する返信メール作成装置は、電子メールを送受信し、メールの作成が可能な電子メール装置と連携動作可能な返信メール作成装置であって、文の内容に基づく種類を示す複数の文種と、該文種毎に、文の表現を示す文体と、該文体毎に返信メールを作成するための複数の返信テンプレートとを保持する返信テンプレート保持部と、送信元の識別情報に対応する返信テンプレートの文体を保持する識別情報・文体保持部と、前記電子メール装置が受信したメールに基づいて送信元の識別情報を取得する送信元取得部と、前記受信メールから抽出した対象文を解析した解析結果に基づいて、前記対象文の文種を判定する文種判定部と、前記対象文の文種に基づいて、前記返信テンプレート保持部から選択すべき返信テンプレートの文種を決定するとともに、前記送信元の識別情報に基づいて、前記識別情報・文体保持部を参照して、選択すべき返信テンプレートの文体を決定し、決定した前記文種および前記文体に基づいて、前記返信テンプレート保持部から対応する返信テンプレートを選択する返信テンプレート選択部と、選択された前記返信テンプレートを用いて返信メールを作成する返信メール作成部とを備える。
本願明細書の開示によれば、メール送信者に応じた文体のテンプレートを用いて、容易に返信メールを作成することが可能となる。
返信メール作成装置における各機能部の関係の一例を示す図である。 図1に示した返信メール作成装置を、CPU等を用いて実現した場合におけるハードウェア構成の一例を示す図である。 返信メール作成装置1のCPU23で実行される返信メール作成プログラム26aに基づく返信メール作成処理のオペレーションチャートの一例を示す図である。 識別情報・文体データ26bの一例を示す図である。 文種データ26cの一例を示す図である。 返信テンプレートデータ26dの一例を示す図である。 受信メールおよび返信メールの表示画面の一例を示す図である。 返信メール作成装置における各機能部の関係の一例を示す図である。 図8に示した返信メール作成装置1としての携帯電話を、CPU等を用いて実現したハードウェア構成の一例を示す図である。 返信メール作成装置1のCPU23で実行される返信メール作成プログラム26aに基づく識別情報・文体更新処理のオペレーションチャートの一例を示す図である。 送信メールの表示画面の一例を示す図である。 文体データ26eの一例を示す図である。 識別情報・文体データ26bの一例を示す図である。 返信メール作成装置における各機能部の関係の一例を示す図である。 返信メール作成装置における各機能部の関係の一例を示す図である。 図14に示した返信メール作成装置1としての携帯電話を、CPU等を用いて実現したハードウェア構成の一例を示す図である。 受信メールおよび返信メールの表示画面の一例を示す図である。 返信メール作成装置における各機能部の関係の一例を示す図である。 返信メール作成装置1のCPU23で実行される返信メール作成プログラム26aに基づく返信メール作成処理のオペレーションチャートの一例を示す図である。 受信メールおよび返信メールの表示画面の一例を示す図である。 返信メール作成装置における各機能部の関係の一例を示す図である。 返信メール作成装置1のCPU23で実行される返信メール作成プログラム26aに基づく返信メール作成処理のオペレーションチャートの一例を示す図である。 受信メールおよび返信メールの表示画面の一例を示す図である。 返信テンプレートデータ26dの一例を示す図である。 返信メール作成装置1のCPU23で実行される返信メール作成プログラム26aに基づく返信メール作成処理のオペレーションチャートの一例を示す図である。 所定文種と所定文体との関係を示すテーブルの一例である。 返信メール作成装置における各機能部の関係の一例を示す図である。 返信メール作成装置1のCPU23で実行される返信メール作成プログラム26aに基づく返信メール作成処理のオペレーションチャートの一例を示す図である。 受信メールおよび返信メールの表示画面の一例を示す図である。 文体変更処理のオペレーションチャートの一例を示す図である。
以下においては、本発明の実施形態について図面を用いて具体的に説明する。
[1.第1の実施形態]
以下、本実施形態にかかる返信メール作成装置を、携帯電話を用いて構成する場合の例について説明する。なお、本実施形態にかかる返信メール作成装置を、例えばパーソナルコンピュータまたはPDA(Personal Digital Assistance)等の装置を用いて構成してもよい。
[1−1.システム構成]
図1は、本実施形態にかかる返信メール作成装置における各機能部の関係の一例を示す図である。図1に示す返信メール作成装置1は、受信メール取得部11、送信元取得部12、受信メール解析部13、文種判定部14、返信テンプレート選択部15、返信メール作成部16、識別情報・文体保持部17、文種保持部18および返信テンプレート保持部19を備える。
本実施形態にかかる返信メール作成装置1は、例えば、電子メールを送受信し、メールの作成が可能な電子メール装置と連携動作可能に構成されるものである。しかし、本実施形態においては、1つの装置中において、電子メール装置および返信メール作成装置1の機能を実現させる例について説明する。つまり、本実施形態にかかる返信メール作成プログラムは、電子メール装置における電子メールプログラムのプラグインソフトウェアとして機能するものである。
返信テンプレート保持部19は、文の内容に基づく種類を示す複数の文種と、該文種毎に、文の表現を示す文体と、該文体毎に返信メールを作成するための複数の返信テンプレートとを保持する。受信メール取得部11は、電子メールプログラム(メーラー)がネットワークNを介して受信した受信メールを取得する。識別情報・文体保持部17は、送信元の識別情報に対応する返信テンプレートの文体を保持する。送信元取得部12は、電子メール装置が受信したメールに基づいて送信元の識別情報を取得する。受信メール解析部13は、受信メールから抽出した対象文を解析して解析結果を出力する。文種判定部14は、受信メールから抽出した対象文を解析した解析結果に基づいて、対象文の文種を判定する。返信テンプレート選択部15は、対象文の文種に基づいて、返信テンプレート保持部19から選択すべき返信テンプレートの文種を決定するとともに、送信元の識別情報に基づいて、識別情報・文体保持部17を参照して、選択すべき返信テンプレートの文体を決定し、決定した文種および文体に基づいて、返信テンプレート保持部19から対応する返信テンプレートを選択する。返信メール作成部16は、選択された返信テンプレートを用いて受信メールに対する返信メールを作成する。文種保持部18は、文例と文種とを対応付けて保持する。例えば、対象文の全部または一部が一致する文例に対応する文種が、対象文の文種と判定される。
このように、文種および文体ごとの返信テンプレートを予め用意しておき、受信メールの内容から文種を決定し、受信メールの送信元から文体を決定して、返信テンプレートを選択するように構成することにより、メール送信者に応じた文体のテンプレートを用いて、容易に返信メールを作成することが可能となる。
なお、図1の返信メール作成装置1において示した各機能部は、プログラムによって実現されるCPUの機能を含む概念である。ここで、プログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソース形式のプログラム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む概念である。
[1−2.ハードウェア構成]
図2は、図1に示した返信メール作成装置1としての携帯電話を、CPUを用いて実現したハードウェア構成の例を示す図である。上記返信メール作成装置1は、ディスプレイ21、CPU23、キーボード25、メモリ26および、通信回路27を少なくとも備える。メモリ26には、OS(オペレーティング・システム、図示せず。)の他、返信メール作成プログラム26a、識別情報・文体データ26b、文種データ26cおよび、返信テンプレートデータ26d等が記録される。返信メール作成プログラム26aは、例えば、インターネット等のネットワークNを介して、ダウンロードされたプログラムを読み出してインストールされたものであってもよい。CPU23は、OSおよび返信メール作成プログラム26a等に基づいた処理を実行する。
図1に示した返信メール作成装置1を構成する、識別情報・文体保持部17、文種保持部18および返信テンプレート保持部19は、メモリ26に記録された、識別情報・文体データ26b、文種データ26cおよび返信テンプレートデータ26dにそれぞれ該当する。また、図1に示した返信メール作成装置1を構成する、受信メール取得部11、送信元取得部12、受信メール解析部13、文種判定部14、返信テンプレート選択部15および返信メール作成部16は、CPU23上において返信メール作成プログラム26aを実行することによって実現される。
[1−3.返信メール作成処理]
上述の図1および図2に加え、図3〜図7を用いて、上記返信メール作成装置1における返信メール作成プログラム26aの処理内容を説明する。返信メール作成装置1には、図示しない電子メールプログラムがインストールされている。CPU23は、この電子メールプログラムを実行し、ネットワークNを介して電子メールを受信または送信する。図3は、返信メール作成装置1のCPU23で実行される返信メール作成プログラム26aに基づく返信メール作成処理のオペレーションチャートの一例を示す図である。
図3の返信メール作成処理において、CPU23は、上述の電子メールプログラムの実行においてユーザ宛の電子メールが受信されたか否かを判断する(Op301)。例えば、Op301における電子メールの受信の判断は、電子メールプログラムからの出力情報に基づいて判断してもよいし、電子メールプログラムが管理する受信メールデータを参照することによって判断してもよい。
CPU23は、ユーザ宛の電子メールが受信されたと判断すると(Op301、Yes)、受信されたその電子メールを受信メールとして取得する(Op302)。続いて、CPU23は、取得した受信メールから送信元の識別情報を取得する(Op303)。例えば、送信元の識別情報として送信元の名称を取得する。なお、送信元の名称に代えて、送信者のメールアドレスまたは識別ID等のように、送信元を識別できる情報を識別情報として取得するようにしてもよい。
図7は、受信メールおよび返信メールの表示画面の一例を示す図である。例えば、図7の、受信メールの表示画面71においては、送信元の名称72として「X」、メール本文73として「お久しぶりです。……それでは。」が表示されている。この場合、識別情報として、送信元の名称72である「X」が取得される。
次に、CPU23は、メール本文から一文を抽出できるかを判断する(Op304)。例えば、図7に示したメール本文73のテキストデータから一文を抽出できるかを判断する。ここで、一文であるか否かの判断は、例えば、文章が一区切りする場合に付するデリミタ(例えば、句点、絵文字、改行コードまたはその他の文字・制御コード。)等に基づいて行えばよい。具体的には、図7に示したメール本文73から「お久しぶりです。」が抽出できると判断される。また、形態素解析や構文解析によって一文の区切りを判断してもよい。なお、Op304において抽出する文は必ずしも一文である必要はない。例えば、2以上の文や全文であってもよい。
CPU23は、Op304において抽出できると判断された一文(以下、対象文とする。)について、形態素解析を行い(Op305)、続けて構文解析した後に(Op306)文種を判定する(Op307)。例えば、Op305の形態素解析により各文字列の品詞を解析して、この解析結果により対象文の品詞情報を取得する。また、例えば、Op306の構文解析により文節を解析して、この解析結果により対象文の文節情報を取得する。さらに、例えば、対象文の品詞情報および対象文の文節情報に基づいて、文種データを参照することにより、対象文の文種を判定する。
図5は、文種データ26cの一例を示す図である。図7に示したメール本文73から抽出した1つめの対象文「お久しぶりです。」は、文種ID「0010 (挨拶)」に対応して記録された文例「お久しぶりです。」51と合致するので、対象文「お久しぶりです。」は、文種ID「0010 (挨拶)」の文種であると判定される。
CPU23は、対象文の文種が文種データ26cに存在する場合(Op308、Yes)、返信メールの文体を決定する(Op309)。図4は、識別情報・文体データ26bの一例を示す図である。例えば、図7の、受信メールの表示画面71における送信元の名称72「X」に対応する文体ID「03(親近)」に基づいて文体が決定される。
ここで、文体ID「01(標準)」は、相手に対して標準的な表現で返信メールを作成する場合に用いるものであり、文体ID「02(丁寧)」は、相手に対して丁寧な表現で返信メールを作成する場合に用いるものであり、文体ID「03(親近)」は、相手に対して親近感のある表現で返信メールを作成する場合に用いるものである。なお、必要に応じて、文体の種類を増加・減少させてもよい。例えば、親近感の程度に応じて文体のレベルを設定してもよい。
ユーザは、所定の登録画面を用いて、メールの送信先ごとに、相手に対してどの文体(文体ID)を使用するのかを予め登録しておく。例えば、相手がユーザより目上の先輩等であれば文体ID「02(丁寧)」が登録され、相手がユーザと同格であれば文体ID「01(標準)」が登録され、相手がユーザより目下の後輩や親しい友人等であれば文体ID「03(親近)」が登録される。つまり、識別情報・文体データ26bにおいては、ユーザとメール相手との対人関係に基づく適切な文体が予め登録されていることになる。なお、識別情報・文体データ26bは、テーブルやデータベースに記憶するように構成してもよいし、返信メール作成プログラム内に配列情報として組み込んでもよい。
CPU23は、上記Op307にて判定した文種および上記Op309にて決定した文体に基づいて、返信テンプレートデータ26dに保持された返信テンプレートを検索する(Op310)。図6は、返信テンプレートデータ26dの一例を示す図である。例えば、文種ID「0010 (挨拶)」および文体ID「03(親近)」に基づいて返信テンプレートを検索し、返信テンプレート「久しぶりだね。」61を選択する。
CPU23は、上記Op307にて判定した文種および上記Op309にて決定した文体が返信テンプレートデータ26dに存在する場合(Op311、Yes)、選択した返信テンプレートを返信メールの本文とする(Op312)。例えば、メモリ26上に設けた返信メールの本文のバッファ領域(図示しない。)に、返信テンプレート「久しぶりだね。」が追加される。
一方、上記のOp308において文種データ26cに文種が存在しない場合または、上記のOp311において文種IDおよび文体IDに対応する返信テンプレートが存在しない場合には、Op304に戻り次の対象文がなくなるまで(Op304、No)、上記処理を繰り返す。例えば、図7のメール本文における最後の対象文「それでは。」に対しては、図5の文種データにおいて文種ID「0090(結び)」に対応する文例「それでは。」52と合致するので、文種ID「0090(結び)」および文体ID「03(親近)」に基づいて返信テンプレートを検索して返信テンプレート「またね。バイバイ。」62が選択された後、メモリ26上に設けた返信メールの本文のバッファ領域(図示しない。)に、返信テンプレート「またね。バイバイ。」が追加される。
CPU23は、受信メールにおいて未処理の対象文がすべてなくなると、上述のメール本文のバッファ領域に基づいて返信メールを作成する(Op313)。例えば、図7の返信メールの表示画面75においては、送信元の名称72として「X」に対する返信メールとして、メール本文76「久しぶりだね。……またね、バイバイ。」が表示されている。このように、返信テンプレートに基づいて返信メールが自動的に作成されることにより、ユーザが手間をかけることなく返信メールを送信することができる。
なお、上記Op313にて返信メールを作成した後においては、自動的にメール送信するようにしてもよいし、一旦「書きかけ」状態にしておきユーザ操作でメール送信するようにしてもよい。つまり、自動的にメール送信しない場合の返信メールは、未送信の仮に確定した状態にある返信メールである。
[1−4.まとめ]
以上に説明したとおり、上記の返信メール作成装置1は、文種IDおよび文体IDごとの返信テンプレートを備えているため、受信メールの内容から文種IDを決定し、受信メールの送信元から文体IDを決定することにより、返信メールに適した返信テンプレートを選択することができる。このため、メール送信者に応じた文体を用いて返信メールを作成することができる。
この実施形態において、受信メール取得部11は、一例として、図3のOp302の処理機能を含む。送信元取得部12は、一例として、図3のOp303の処理機能を含む。受信メール解析部13は、一例として、図3のOp304〜Op306の処理機能を含む。文種判定部14は、一例として、図3のOp307の処理機能を含む。返信テンプレート選択部15は、一例として、図3のOp309およびOp310の処理機能を含む。返信メール作成部16は、一例として、図3のOp313の処理機能を含む。
[2.第2の実施形態]
本実施形態にかかる返信メール作成装置も、第1の実施形態と同様に、携帯電話、パーソナルコンピュータまたはPDA等の装置を用いて構成可能である。本実施形態においては、第1の実施形態において示した識別情報・文体データに保持された識別情報および文体を、ユーザが作成した送信メールに基づいて、新規登録または更新することにより、送信先ごとの識別情報および文体を予め登録したり、更新したりする手間を省く例について説明する。
[2−1.システム構成]
図8は、本実施形態にかかる返信メール作成装置における各機能部の関係の一例を示す図である。図8に示す返信メール作成装置1は、第1の実施形態において示した受信メール取得部11、送信元取得部12、受信メール解析部13、文種判定部14、返信テンプレート選択部15、返信メール作成部16、識別情報・文体保持部17、文種保持部18および返信テンプレート保持部19に加えて、さらに、識別情報・文体更新機能部80を備える。具体的には、識別情報・文体更新機能部80は、送信メール取得部81、送信先取得部82、送信メール解析部83、文体判定部84、識別情報・文体更新部85および文体保持部86を含む。
送信メール取得部81は、図示しないメールプログラムがネットワークNを介して送信した送信メールを取得する。送信先取得部82は、取得した送信メールに基づいて送信先の識別情報を取得する。送信メール解析部83は、送信メールから抽出した対象文を解析して解析結果を出力する。文体判定部84は、解析結果に基づいて対象文の文体を判定する。送信元取得部12が、送信メールに基づいて送信先の識別情報を取得し、送信メール解析部83が、送信メールの内容を解析して対象文を抽出し、文体判定部84が、対象文に基づいて文体を判定すると、識別情報・文体更新部85は、識別情報と文体とが対応付けて保持されるように、識別情報・文体保持部17を更新する。文体保持部86は、文例と文体とを対応付けて保持する。例えば、対象文の全部または一部が一致する文例に対応する文体が、対象文の文体と判定される。
このように、識別情報・文体保持部に保持された識別情報および文体を、ユーザが作成した送信メールに基づいて、新規登録または更新することにより、送信先ごとの識別情報および文体を予め登録したり、更新したりする手間を省くことが可能となる。また、これにより、送信先に応じた返信メールの作成精度を向上させることも可能となる。
なお、図8の返信メール作成装置1において示した各機能部は、プログラムによって実現されるCPUの機能を含む概念である。ここで、プログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソース形式のプログラム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む概念である。
[2−2.ハードウェア構成]
図9は、図8に示した返信メール作成装置1としての携帯電話を、CPU等を用いて実現したハードウェア構成の一例を示す図である。本実施形態にかかる返信メール作成装置1のハードウェアの構成例は、基本的に第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態で説明した図2の構成に加えて、メモリ26内に文体データ26eをさらに備える。
図8に示した返信メール作成装置1を構成する文体保持部86は、メモリ26に記録された文体データ26eに該当する。また、図8に示した返信メール作成装置1を構成する、受信メール取得部11、送信元取得部12、受信メール解析部13、文種判定部14、返信テンプレート選択部15、返信メール作成部16、送信メール取得部81、送信先取得部82、送信メール解析部83、文体判定部84および、識別情報・文体更新部85は、CPU23上において返信メール作成プログラム26aを実行することによって実現される。
[2−3.識別情報・文体更新処理]
上述の図8および図9に加え、図10〜図13を用いて、上記返信メール作成装置1における返信メール作成プログラム26aの処理内容を説明する。第1の実施形態と同様に、返信メール作成装置1には、図示しない電子メールプログラムがインストールされている。CPU23は、この電子メールプログラムを実行し、ネットワークNを介して電子メールを受信または送信する。図10は、返信メール作成装置1のCPU23で実行される返信メール作成プログラム26aに基づく識別情報・文体更新処理のオペレーションチャートの一例を示す図である。
図10の識別情報・文体更新処理において、CPU23は、上述の電子メールプログラムの実行においてユーザにより、電子メールが送信されたか否かを判断する(Op901)。例えば、Op901における電子メールの送信の判断は、電子メールプログラムからの出力情報に基づいて判断してもよいし、電子メールプログラムが管理する送信メールデータを参照することによって判断してもよい。
CPU23は、電子メールが送信されたと判断すると(Op901、Yes)、送信されたその電子メールを送信メールとして取得する(Op902)。続いて、CPU23は、取得した送信メールから送信先の識別情報を取得する(Op903)。例えば、送信先の識別情報として送信先の名称を取得する。なお、送信先の名称に代えて、送信相手のメールアドレスまたは識別ID等のように、送信先を識別できる情報を識別情報として取得するようにしてもよい。
図11は、送信メールの表示画面の一例を示す図である。例えば、図11の、送信メールの表示画面110においては、送信先の名称111として「A」、メール本文112として「……それでは。」が表示されている。この場合、識別情報として、送信先の名称111である「A」が取得される。
次に、CPU23は、メール本文から一文を抽出できるかを判断する(Op904)。例えば、図11に示したメール本文112のテキストデータから一文を抽出できるかを判断する。ここで、一文であるか否かの判断は、第1の実施形態と同様に、例えば、文章が一区切りする場合に付するデリミタ(例えば、句点。)等に基づいて行えばよい。
CPU23は、Op904において抽出できると判断された一文(以下、対象文とする。)について、形態素解析を行い(Op905)、続けて構文解析した後に(Op906)文体を判定する(Op907)。例えば、Op905の形態素解析により各文字列の品詞を解析して、この解析結果により対象文の品詞情報を取得する。また、例えば、Op906の構文解析により文節を解析して、この解析結果により対象文の文節情報を取得する。さらに、例えば、対象文の品詞情報および対象文の文節情報に基づいて、文体データを参照することにより、対象文の文体を判定する。
図12は、文体データ26eの一例を示す図である。例えば、図11に示したメール本文112から抽出した最後の対象文「それでは。」は、文体ID「01(標準)」に対応して記録された文例「それでは。」121と合致するので、対象文「それでは。」は、文体ID「01(標準)」の文体であると判定される。
CPU23は、対象文の文体が文体データ26eに存在する場合(Op908、Yes)、識別情報・文体データ26bを更新・登録する(Op909)。図13は、識別情報・文体データ26bの一例を示す図である。例えば、図11の、送信メールの表示画面110における送信先の名称111「A」に対応づけて、文体ID「01(標準)」44が更新登録される。なお、識別情報・文体データ26bに予め送信先の名称111が存在する場合には文体IDが更新され、送信先の名称111が存在しない場合には送信先の名称111および文体IDが新規に登録される。
CPU23は、送信メールにおいて未処理の対象文がすべてなくなると、当該処理を終了する(Op904、No)。
上記Op907においては、文体データ26eを用いて処理を行うように構成したが、文体データ26eに代えて、返信テンプレートデータ26dを用いて処理を行うことも可能である。この場合、返信テンプレートデータ内のテンプレートの一部にヒットする率の高い文体を採用することが好ましい。
[2−4.まとめ]
以上に説明したとおり、上記の返信メール作成装置1は、識別情報・文体データ26bに保持された識別情報および文体を、ユーザが作成した送信メールに基づいて、新規登録または更新することにより、送信先ごとの識別情報および文体を予め登録したり、更新したりする手間を省くことが可能となる。また、これにより、送信先に応じた返信メールの作成精度を向上させることも可能となる。
この実施形態において、送信メール取得部81は、一例として、図10のOp902の処理機能を含む。送信先取得部82は、一例として、図10のOp903の処理機能を含む。送信メール解析部83は、一例として、図10のOp904〜Op306の処理機能を含む。文体判定部84は、一例として、図10のOp907の処理機能を含む。識別情報・文体更新部85は、一例として、図10のOp909の処理機能を含む。
[3.第3の実施形態]
本実施形態にかかる返信メール作成装置も、第1の実施形態と同様に、携帯電話、パーソナルコンピュータまたはPDA等の装置を用いて構成可能である。本実施形態においては、ユーザのスケジュールデータを参照して、返信メールの内容を決定する例について説明する。
[3−1.システム構成]
図14は、本実施形態にかかる返信メール作成装置における各機能部の関係の一例を示す図である。図14に示す返信メール作成装置1は、第1の実施形態において示した受信メール取得部11、送信元取得部12、受信メール解析部13、文種判定部14、返信テンプレート選択部15、返信メール作成部16、識別情報・文体保持部17、文種保持部18および返信テンプレート保持部19に加えて、さらに、スケジュール取得部141およびスケジュール保持部142を備える。
スケジュール取得部141は、図示しないスケジュール管理プログラム(スケジューラ)によってスケジュールが記録されたスケジュール保持部142から、ユーザのスケジュールデータを取得する。返信テンプレート選択部15は、文種判定部14において判定した文種に対して選択可能な返信テンプレートが複数ある場合には、文種にかかる時期的条件と、スケジュール取得部141から取得したスケジュールデータとの適合度合いに基づいて、選択すべき返信テンプレートを決定する。
このように、返信メールの作成時において、ユーザのスケジュールデータを参照して、返信メールの内容を決定することにより、勧誘などの内容のメールに対応して返信メールを作成することが可能となる。また、これにより、送信先に応じた返信メールの作成精度を向上させることも可能となる。
なお、図14の返信メール作成装置1において示した各機能部は、プログラムによって実現されるCPUの機能を含む概念である。ここで、プログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソース形式のプログラム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む概念である。
[3−2.ハードウェア構成]
図15は、図8に示した返信メール作成装置1としての携帯電話を、CPU等を用いて実現したハードウェア構成の一例を示す図である。本実施形態にかかる返信メール作成装置1のハードウェアの構成例は、基本的に第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態で説明した図2の構成に加えて、メモリ26内にスケジュールデータ26fをさらに備える。なお、第2の実施形態と同様に、文体データ26eを備えてもよい。
図14に示した返信メール作成装置1を構成するスケジュール保持部142は、メモリ26に記録されたスケジュールデータ26fに該当する。また、図14に示した返信メール作成装置1を構成するスケジュール取得部141は、CPU23上において返信メール作成プログラム26aを実行することによって実現される。
[3−3.返信メール作成処理]
上述の図14および図15に加え、図6、図16および図17を用いて、上記返信メール作成装置1における返信メール作成プログラム26aの処理内容を説明する。返信メール作成装置1には、第1の実施形態と同様に、図示しない電子メールプログラムがインストールされている。CPU23は、この電子メールプログラムを実行し、ネットワークNを介して電子メールを受信または送信する。図16は、返信メール作成装置1のCPU23で実行される返信メール作成プログラム26aに基づく返信メール作成処理のオペレーションチャートの一例を示す図である。
図16の返信メール作成処理において、Op301〜Op309の処理は、第1の実施形態と同様である。Op309aにおいて、CPU23は、上記Op307にて判定した文種が「勧誘」である場合には(Op309a、Yes)、スケジュールデータ26fからユーザのスケジュールを取得し(Op309b)、取得したスケジュールに基づいて、受信メールの勧誘に対する回答を決定する(Op309c)。
図17は、受信メールおよび返信メールの表示画面の一例を示す図である。例えば、図17の、受信メールの表示画面171においては、受信メール中に、勧誘表現を有する対象文「土曜日に映画を見に行きませんか?」が含まれている。CPU23は、解析により「土曜日」に勧誘が行われていることを認識し、スケジュールデータ26fを参照して、ユーザの土曜日のスケジュールを取得する。スケジュールデータ26fとしては、例えば、PIM(Personal Information Manager)データを用いればよい。
図17の173は、PIMデータの一例である。173には、「27日の土曜日」の予定「海8:00」174がすでに登録されている。つまり、「27日の土曜日」の予定が空いている状態ではなく、スケジュールが既に存在している。すなわち、文種の時期的条件とスケジュールデータが適合しない状態にある。このため、CPU23は、勧誘表現を有する対象文「土曜日に映画を見に行きませんか?」に対する回答として、「No(拒否)」を決定する。
CPU23は、上記Op307にて判定した文種および上記Op309にて決定した文体に加えて、上記Op309bにて決定した回答に基づいて、返信テンプレートデータ26dに保持された返信テンプレートを検索する(Op310)。例えば、文種ID「0100 (勧誘)」、文体ID「03(親近)」および回答「2(No)」に基づいて返信テンプレートを検索し、返信テンプレート「ごめんね。ちょっと用事があってダメだ。」63を選択する。
CPU23は、上記Op307にて判定した文種、上記Op309にて決定した文体および上記309cにて決定した回答が返信テンプレートデータ26dに存在する場合(Op311、Yes)、選択した返信テンプレートを返信メールの本文とする(Op312)。例えば、メモリ26上に設けた返信メールの本文のバッファ領域(図示しない。)に、返信テンプレート「ごめんね。ちょっと用事があってダメだ。」が追加される。
一方、上記のOp308において文種データ26cに文種が存在しない場合、上記のOp311において文種IDおよび文体IDに対応する返信テンプレートが存在しない場合または、上記309cにて決定した回答が返信テンプレートデータ26dに存在しない場合には、Op304に戻り次の対象文がなくなるまで(Op304、No)、上記処理を繰り返す。
第1の実施形態と同様に、CPU23は、受信メールにおいて未処理の対象文がすべてなくなると、上述のメール本文のバッファ領域に基づいて返信メールを作成する(Op313)。
[3−4.まとめ]
以上に説明したとおり、上記の返信メール作成装置1は、返信メールの作成時において、ユーザのPIMデータ等を参照して返信メールの内容を決定することができる。これにより、勧誘などの内容のメールに対応して返信メールを作成することが可能となる。
この実施形態において、スケジュール取得部141は、一例として、図16のOp309bの処理機能を含む。返信テンプレート選択部15は、一例として、図3のOp309a、Op309cおよびOp310の処理機能を含む。
[4.第4の実施形態]
本実施形態にかかる返信メール作成装置も、第1の実施形態と同様に、携帯電話、パーソナルコンピュータまたはPDA等の装置を用いて構成可能である。本実施形態においては、ユーザのスケジュールデータを参照して、返信メールの内容を決定する例について説明する。
[4−1.システム構成]
図18は、本実施形態にかかる返信メール作成装置における各機能部の関係の一例を示す図である。図18に示す返信メール作成装置1は、第1の実施形態において示した受信メール取得部11、送信元取得部12、受信メール解析部13、文種判定部14、返信テンプレート選択部15、返信メール作成部16、識別情報・文体保持部17、文種保持部18および返信テンプレート保持部19に加えて、さらに、回答取得部181を備える。
回答取得部181は、ユーザ操作を受けて回答を示すデータを取得する。返信テンプレート選択部15は、選択可能な返信テンプレートが複数ある場合には、回答取得部181が取得した回答を考慮して、選択すべき返信テンプレートを決定する。
このように、返信メールの作成時において、ユーザからの回答を示すデータを取得して、返信メールの内容を決定することにより、勧誘などの内容のメールに対応して返信メールを作成することが可能となる。また、これにより、送信先に応じた返信メールの作成精度を向上させることも可能となる。
なお、図18の返信メール作成装置1において示した各機能部は、プログラムによって実現されるCPUの機能を含む概念である。ここで、プログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソース形式のプログラム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む概念である。
[4−2.ハードウェア構成]
本実施形態にかかる返信メール作成装置1のハードウェア構成の一例は、図2に示した第1の実施形態と基本的に同様である。また、図18に示した返信メール作成装置1を構成する回答取得部181は、CPU23上において返信メール作成プログラム26aを実行することによって実現される。
[4−3.返信メール作成処理]
上述の図18に加え、図6、図19および図20を用いて、上記返信メール作成装置1における返信メール作成プログラム26aの処理内容を説明する。返信メール作成装置1には、第1の実施形態と同様に、図示しない電子メールプログラムがインストールされている。CPU23は、この電子メールプログラムを実行し、ネットワークNを介して電子メールを受信または送信する。図19は、返信メール作成装置1のCPU23で実行される返信メール作成プログラム26aに基づく返信メール作成処理のオペレーションチャートの一例を示す図である。
図19の返信メール作成処理において、Op301〜Op309の処理は、第1の実施形態と同様である。Op309aにおいて、CPU23は、上記Op307にて判定した文種が「勧誘」である場合には(Op309a、Yes)、ユーザから回答を取得する(Op309d)。
図20は、受信メールおよび返信メールの表示画面の一例を示す図である。例えば、図20の、受信メールの表示画面200においては、受信メール中に、勧誘表現を有する対象文「今週末にバーベキューしませんか?」が含まれている。CPU23は、解析により「しませんか?」により、メールの送信者から当該ユーザに対する勧誘が行われていることを認識して、「Yes」および「No」からなる回答ボタン202をディスプレイ21上に表示する。ユーザがキーボード25を操作して「Yes」の回答ボタン202を押下すると、CPU23は、対象文「今週末にバーベキューしませんか?」に対する回答は「Yes(同意)」であると認識する。
CPU23は、上記Op307にて判定した文種および上記Op309にて決定した文体に加えて、上記Op309dにて取得した回答に基づいて、返信テンプレートデータ26dに保持された返信テンプレートを検索する(Op310)。例えば、文種ID「0100 (勧誘)」、文体ID「01(標準)」および回答「1(Yes)」に基づいて返信テンプレートを検索し、返信テンプレート「ありがとうございます。是非参加させて下さい。」64を選択する。
CPU23は、上記Op307にて判定した文種、上記Op309にて決定した文体および上記309dにて取得した回答が返信テンプレートデータ26dに存在する場合(Op311、Yes)、選択した返信テンプレートを返信メールの本文とする(Op312)。例えば、メモリ26上に設けた返信メールの本文のバッファ領域(図示しない。)に、返信テンプレート「ありがとうございます。是非参加させて下さい。」が追加される。
一方、上記のOp308において文種データ26cに文種が存在しない場合、上記のOp311において文種IDおよび文体IDに対応する返信テンプレートが存在しない場合または、上記309dにて取得した回答が返信テンプレートデータ26dに存在しない場合には、Op304に戻り次の対象文がなくなるまで(Op304、No)、上記処理を繰り返す。
第1の実施形態と同様に、CPU23は、受信メールにおいて未処理の対象文がすべてなくなると、上述のメール本文のバッファ領域に基づいて返信メールを作成する(Op313)。
[4−4.まとめ]
以上に説明したとおり、上記の返信メール作成装置1は、返信メールの作成時において、ユーザ操作による回答を取得して返信メールの内容を決定することができる。これにより、勧誘などの内容のメールに対応して、ユーザの意図した返信メールを迅速に作成することが可能となる。
この実施形態において、回答取得部181は、一例として、図19のOp309bの処理機能を含む。
[5.第5の実施形態]
本実施形態にかかる返信メール作成装置も、第1の実施形態と同様に、携帯電話、パーソナルコンピュータまたはPDA等の装置を用いて構成可能である。本実施形態においては、ユーザのスケジュールデータを参照して、返信メールの内容を決定する例について説明する。
[5−1.システム構成]
図21は、本実施形態にかかる返信メール作成装置における各機能部の関係の一例を示す図である。図21に示す返信メール作成装置1は、第1の実施形態において示した受信メール取得部11、送信元取得部12、受信メール解析部13、文種判定部14、返信テンプレート選択部15、返信メール作成部16、識別情報・文体保持部17、文種保持部18および返信テンプレート保持部19に加えて、さらに、変更検知部211および返信テンプレート更新部212を備える。
変更検知部211は、返信メール作成部16において作成された返信メール中に、ユーザの編集操作に基づく変更部分が存在するか否かを検知する。返信テンプレート更新部212は、変更部分に基づいて返信テンプレートを追加または更新する。また、本実施形態にかかる返信メール作成装置は、返信テンプレート保持部19において、返信テンプレートは、識別情報ごとに選択の優先度が付された状態で保持されており、返信テンプレート更新部212は、変更部分に基づいて返信テンプレートを追加または更新する場合に、返信メールの送信先の識別情報についての返信テンプレートの優先度を、当該識別情報について選択可能な他の返信テンプレートの優先度よりも高くする。
このように、返信メールの作成後において、ユーザが返信メールの内容を編集した場合には、変更部分を返信テンプレートに新規登録または更新することにより、返信テンプレートを予め登録したり、更新したりする手間を省くことが可能となる。また、これにより、送信先に応じた返信メールの作成精度を向上させることも可能となる。
なお、図21の返信メール作成装置1において示した各機能部は、プログラムによって実現されるCPUの機能を含む概念である。ここで、プログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソース形式のプログラム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む概念である。
[5−2.ハードウェア構成]
本実施形態にかかる返信メール作成装置1のハードウェア構成の一例は、図2に示した第1の実施形態と基本的に同様である。また、図21に示した返信メール作成装置1を構成する変更検知部211および返信テンプレート更新部212は、CPU23上において返信メール作成プログラム26aを実行することによって実現される。
[5−3.返信メール作成処理]
上述の図21に加え、図22および図23を用いて、上記返信メール作成装置1における返信メール作成プログラム26aの処理内容を説明する。返信メール作成装置1には、第1の実施形態と同様に、図示しない電子メールプログラムがインストールされている。CPU23は、この電子メールプログラムを実行し、ネットワークNを介して電子メールを受信または送信する。図22は、返信メール作成装置1のCPU23で実行される返信メール作成プログラム26aに基づく返信メール作成処理のオペレーションチャートの一例を示す図である。
図22の返信メール作成処理において、Op301〜Op313の処理は、第1の実施形態と同様である。Op314において、CPU23は、上記Op313にて作成した返信メールの内容が、ユーザ操作によって編集が行われたか否かを判断する(Op314)。編集がなされたと判断する場合には(Op314、Yes)、CPU23は、編集内容に基づいて返信テンプレートデータ26dの返信テンプレートを新規登録または更新する(Op315)。
図23は、受信メールおよび返信メールの表示画面の一例を示す図である。例えば、図23の、受信メールの表示画面231に基づいて上述の処理(Op301〜Op313)により、CPU23は、表示画面232に示す返信メールを作成する。
例えば、ユーザが表示画面232に示す「久しぶりだね。」234の部分を編集して、表示画面233に示す「久しぶりじゃん!」235のように変更したとする。この場合、Op314においてCPU23は、編集がなされたと判断する。そして、CPU23は、変更部分である「久しぶりじゃん!」235を、返信テンプレートデータ26dの返信テンプレートに登録する。
図24は、返信テンプレートデータ26dの一例を示す図である。この場合、返信テンプレートには、優先度が付されて登録される。例えば、上述の「久しぶりじゃん!」235は、送信者名が「一郎」である場合に、同条件で選択可能な「久しぶりだね。」234よりも優先して利用されるように、高い優先度を付与して登録される。図24においては、例えば、送信者名「一郎」に対して「久しぶりじゃん!」が使用された回数を、送信者名「一郎」に対して送信したメールの総数で除算した値「0.67」を優先度243として付与している。なお、この場合「久しぶりだね。」の優先度242は「0.33」となる。
なお、上記において変更部分すべてを返信テンプレートに登録するように構成したが、変更部分の一部または、変更部分を含む文を返信テンプレートに登録するようにしてもよい。例えば、「久しぶりじゃん!一郎!」が変更部分である場合には、変更部分の一部として、「一郎!」を除いた「久しぶりじゃん!」のみを登録するようにしてもよい。また、例えば、「久しぶりだね。」を「久しぶりだね〜。」と変更された場合の変更部分は「〜。」であるので、変更部分を含む文全体である「久しぶりだね〜。」を登録するようにしてもよい。
[5−4.まとめ]
以上に説明したとおり、上記の返信メール作成装置1は、返信メールの作成後において、ユーザが返信メールの内容を編集した場合には、その変更部分を返信テンプレートに新規登録または更新することにより、返信テンプレートを予め登録したり、更新したりする手間を省くことが可能となる。これにより、送信先に応じた返信メールの作成精度を向上させることも可能となる。このため、ユーザとメール相手との対人関係をより反映した文体を用いて返信メールを作成することが可能となる。
この実施形態において、変更検知部211は、一例として、図22のOp314の処理機能を含む。返信テンプレート更新部212は、一例として、図22のOp315の処理機能を含む。
[6.第6の実施形態]
本実施形態にかかる返信メール作成装置も、第1の実施形態と同様に、携帯電話、パーソナルコンピュータまたはPDA等の装置を用いて構成可能である。本実施形態においては、ユーザのスケジュールデータを参照して、返信メールの内容を決定する例について説明する。
[6−1.システム構成]
本実施形態にかかる返信メール作成装置における各機能部の関係の一例は、第1の実施形態において示した図1と基本的に同様である。本実施形態にかかる返信メール作成装置1の返信テンプレート選択部15は、対象文の文種が所定文種である場合に、所定文種に対応する所定文体を、返信テンプレートから選択すべき文体として決定する
このように、受信メールの内容を判断し、メール内容に所定文種が含まれる場合には、所定文体を用いて返信メールを作成するように構成することにより、状況に応じた返信メールを作成することができる。例えば、ユーザの目下の後輩に対しては親近感のある文体で返信メールを自動作成するように設定していた場合であっても、メールの内容が「葬儀」のように親近感をもって返信することが望ましくない状況においては、標準的な表現の文体を用いて、ユーザの状況に適した返信メールを作成することができる。
[6−2.ハードウェア構成]
本実施形態にかかる返信メール作成装置1のハードウェア構成の一例は、図2に示した第1の実施形態と基本的に同様である。
[6−3.返信メール作成処理]
図25を用いて、上記返信メール作成装置1における返信メール作成プログラム26aの処理内容を説明する。返信メール作成装置1には、第1の実施形態と同様に、図示しない電子メールプログラムがインストールされている。CPU23は、この電子メールプログラムを実行し、ネットワークNを介して電子メールを受信または送信する。図25は、返信メール作成装置1のCPU23で実行される返信メール作成プログラム26aに基づく返信メール作成処理のオペレーションチャートの一例を示す図である。
図25の返信メール作成処理において、Op301〜Op308の処理は、第1の実施形態と同様である。Op308aにおいて、CPU23は、上記Op307にて判定した文種が、所定文種に該当するか否かを判断する(Op308a)。
CPU23は、上記Op307にて判定した文種が所定文種に該当すると判断すると(Op308a、Yes)、返信メールの文体を所定文種に対応する所定文体と決定する(Op308b)。
図26は、所定文種と所定文体との関係を示すテーブルの一例である。例えば、上記Op308bにおいては、葬儀のお知らせなどの受信メールから決定された文種が、文種ID「9001(不幸)」に該当すると判定された場合には、識別情報・文体データ26bを参照することなく、文体ID「02(丁寧)」261の文体が採用される。
[6−4.まとめ]
以上に説明したとおり、上記の返信メール作成装置1は、受信メールの内容を判断し、メール内容に所定文種が含まれる場合には、所定文体を用いて返信メールを作成するように構成することにより、状況に応じた返信メールを作成することができる。
この実施形態において、返信テンプレート選択部15は、一例として、図25のOp308aおよび308bの処理機能を含む。
[7.第7の実施形態]
本実施形態にかかる返信メール作成装置も、第1の実施形態と同様に、携帯電話、パーソナルコンピュータまたはPDA等の装置を用いて構成可能である。本実施形態においては、ユーザのスケジュールデータを参照して、返信メールの内容を決定する例について説明する。
[7−1.システム構成]
図27は、本実施形態にかかる返信メール作成装置における各機能部の関係の一例を示す図である。図27に示す返信メール作成装置1は、第1の実施形態において示した受信メール取得部11、送信元取得部12、受信メール解析部13、文種判定部14、返信テンプレート選択部15、返信メール作成部16、識別情報・文体保持部17、文種保持部18および返信テンプレート保持部19に加えて、さらに、文体取得部271を備える。
文体取得部271は、ユーザがキーボード25を操作して指示した文体を取得する。また、返信テンプレート選択部15は、ユーザがキーボード25を操作して指示した場合、文体取得部271において取得された文体に基づいて返信テンプレートから選択すべき文体を決定する。
このように、返信メールの作成時において、ユーザから指示された文体を取得して返信メールの文体を決定することにより、返信メールの全体をユーザ所望の文体に変更することができる。
なお、図27の返信メール作成装置1において示した各機能部は、プログラムによって実現されるCPUの機能を含む概念である。ここで、プログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソース形式のプログラム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む概念である。
[7−2.ハードウェア構成]
本実施形態にかかる返信メール作成装置1のハードウェア構成の一例は、図2に示した第1の実施形態と基本的に同様である。また、図27に示した返信メール作成装置1を構成する文体取得部271は、CPU23上において返信メール作成プログラム26aを実行することによって実現される。
[7−3.返信メール作成処理]
上述の図27に加え、図28および図29を用いて、上記返信メール作成装置1における返信メール作成プログラム26aの処理内容を説明する。返信メール作成装置1には、第1の実施形態と同様に、図示しない電子メールプログラムがインストールされている。CPU23は、この電子メールプログラムを実行し、ネットワークNを介して電子メールを受信または送信する。図28は、返信メール作成装置1のCPU23で実行される返信メール作成プログラム26aに基づく返信メール作成処理のオペレーションチャートの一例を示す図である。
図28の返信メール作成処理において、Op301〜Op314の処理は、第1の実施形態と同様である。CPU23は、Op314において返信メールを作成後、ユーザからの文体指定があったか否かを判断する(Op321)。
図29は、受信メールおよび返信メールの表示画面の一例を示す図である。例えば、図29の、受信メールの表示画面291に基づいて、表示画面292に示す返信メールが自動作成される。表示画面292のメール文293は、文体ID「01(標準)」の文体で作成されている。また、表示画面292の下部には、「標準」、「丁寧」および「親近」の各文体変更ボタン294が表示される。
ユーザがキーボード25を操作して、文体変更ボタン294を押下すると、CPU23は、文体変更処理をサブルーチンで実行する(Op322)。図30は、文体変更処理のオペレーションチャートの一例を示す図である。図30において、CPU23は、表示画面292の制御プログラム(図示しない)から文体IDを取得する(Op331)。例えば、ユーザがキーボード25を操作して、「親近」の文体変更ボタン294を押下すると、CPU23は、表示画面292の制御プログラムから文体ID「03(親近)」を取得する。
CPU23は、ユーザが指定した文体を取得すると、受信メールを一文ごとに読み込んで返信テンプレートデータ26dを参照し、返信テンプレートを検索し、返信メールを作成する(Op333〜Op335)。例えば、文体ID「03(親近)」を取得した場合には、文体ID「03(親近)」に基づいて返信テンプレートを検索して、図29の表示画面296を作成する。
[7−4.まとめ]
以上に説明したとおり、上記の返信メール作成装置1は、返信メールの作成時において、ユーザから指示された文体を取得して返信メールの文体を決定することにより、返信メールの全体をユーザ所望の文体に変更することができる。
この実施形態において、文体取得部271は、一例として、図30のOp331の処理機能を含む。
[8.その他の実施形態]
[8−1.実施形態の組み合わせ]
上記第1〜第7の実施形態において説明した構成の一部または全部を、2以上組み合わせた構成としてもよい。
[8−2.各機能ブロックの実現方法]
上記実施形態においては、図1、図8、図14、…に示す各機能ブロックを、ソフトウェアを実行するCPUの処理によって実現している。しかし、その一部もしくは全てを、ロジック回路等のハードウェアによって実現してもよい。なお、プログラムの一部の処理をさらに、オペレーティング・システム(OS)にさせるようにしてもよい。
11 受信メール取得部
12 送信元取得部
13 受信メール解析部
14 文種判定部
15 返信テンプレート選択部
16 返信メール作成部
17 識別情報・文体保持部
18 文種保持部
19 返信テンプレート保持部

Claims (9)

  1. 電子メールを送受信し、メールの作成が可能な電子メール装置と連携動作可能な返信メール作成装置であって、
    文の内容に基づく種類を示す複数の文種と、該文種毎に、文の表現を示す文体と、該文体毎に返信メールを作成するための複数の返信テンプレートとを保持する返信テンプレート保持部と、
    送信元の識別情報に対応する返信テンプレートの文体を保持する識別情報・文体保持部と、
    前記電子メール装置が受信したメールに基づいて送信元の識別情報を取得する送信元取得部と、
    前記受信メールから抽出した対象文を解析した解析結果に基づいて、前記対象文の文種を判定する文種判定部と、
    前記対象文の文種に基づいて、前記返信テンプレート保持部から選択すべき返信テンプレートの文種を決定するとともに、前記送信元の識別情報に基づいて、前記識別情報・文体保持部を参照して、選択すべき返信テンプレートの文体を決定し、決定した前記文種および前記文体に基づいて、前記返信テンプレート保持部から対応する返信テンプレートを選択する返信テンプレート選択部と、
    選択された前記返信テンプレートを用いて返信メールを作成し、ユーザの編集操作を受けると前記返信メールを変更する返信メール作成部と、
    前記返信メール作成部において作成された返信メール中に、ユーザの編集操作に基づく変更部分が存在するか否かを検知する変更検知部と、
    前記変更部分に基づいて返信テンプレートを追加または更新する返信テンプレート更新部
    を備える返信メール作成装置。
  2. 送信メールを取得する送信メール取得部と、
    前記送信メールに基づいて送信先の識別情報を取得する送信先取得部と、
    前記送信メールから抽出した対象文を解析した解析結果に基づいて前記対象文の文体を判定する文体判定部と、
    前記文体判定部が前記対象文の文体を判定すると、前記識別情報と前記文体とが対応付けて保持されるように、前記識別情報・文体保持部を更新する識別情報・文体更新部とをさらに備える、請求項1に記載の返信メール作成装置。
  3. ユーザのスケジュールデータをスケジューラから取得するスケジュール取得部をさらに備え、
    前記返信テンプレート選択部は、前記文種判定部において判定した文種に対して選択可能な返信テンプレートが複数ある場合には、前記文種にかかる時期的条件と、前記スケジュール取得部から取得したスケジュールデータとの適合度合いに基づいて、選択すべき返信テンプレートを決定する、請求項1または2に記載の返信メール作成装置。
  4. 受信メールの内容に対するユーザの回答を取得する回答取得部をさらに備え、
    前記返信テンプレート選択部は、選択可能な返信テンプレートが複数ある場合には、前記回答取得部において取得した回答に基づいて、選択すべき返信テンプレートを決定する、請求項1または2に記載の返信メール作成装置。
  5. 前記返信テンプレート保持部において、前記返信テンプレートは、さらに、送信先の識別情報ごとに選択の優先度が付された状態で保持されており、前記返信テンプレート更新部は、前記変更部分に基づいて返信テンプレートを追加または更新する場合に、前記返信メールの送信先の識別情報についての返信テンプレートの優先度を、当該識別情報について選択可能な他の返信テンプレートの優先度よりも高くする、請求項1に記載の返信メール作成装置。
  6. 前記返信テンプレート選択部は、前記対象文の文種が所定文種である場合には、前記所定文種に対応する所定文体を、前記返信テンプレートから選択すべき文体として決定する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の返信メール作成装置。
  7. ユーザが指示した文体を取得する文体取得部をさらに備え、
    返信テンプレート選択部は、前記文体取得部において取得された文体に基づいて前記返信テンプレートから選択すべき文体を決定する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の返信メール作成装置。
  8. 電子メールを送受信し、メールの作成が可能な電子メール装置と連携動作可能な返信メール作成装置をコンピュータを用いて実現するための返信メール作成プログラムであって、
    文の内容に基づく種類を示す複数の文種と、該文種毎に、文の表現を示す文体と、該文体毎に返信メールを作成するための複数の返信テンプレートとを保持する返信テンプレート保持部にアクセスする処理と、
    送信元の識別情報に対応する返信テンプレートの文体を保持する識別情報・文体保持部にアクセスする処理と、
    前記電子メール装置が受信したメールに基づいて送信元の識別情報を取得する送信元取得処理と、
    前記受信メールから抽出した対象文を解析した解析結果に基づいて、前記対象文の文種を判定する文種判定処理と、
    前記対象文の文種に基づいて、前記返信テンプレート保持部から選択すべき返信テンプレートの文種を決定するとともに、前記送信元の識別情報に基づいて、前記識別情報・文体保持部を参照して、選択すべき返信テンプレートの文体を決定し、決定した前記文種および前記文体に基づいて、前記返信テンプレート保持部から対応する返信テンプレートを選択する返信テンプレート選択処理と、
    選択された前記返信テンプレートを用いて返信メールを作成し、ユーザの編集操作を受けると前記返信メールを変更する返信メール作成処理と、
    前記返信メール作成処理において作成された返信メール中に、ユーザの編集操作に基づく変更部分が存在するか否かを検知する変更検知処理と、
    前記変更部分に基づいて返信テンプレートを追加または更新する返信テンプレート更新処理と
    をコンピュータに実行させる返信メール作成プログラム。
  9. 文の内容に基づく種類を示す複数の文種と、該文種毎に、文の表現を示す文体と、該文体毎に返信メールを作成するための複数の返信テンプレートとを保持する返信テンプレート保持部にアクセスする工程と、
    送信元の識別情報に対応する返信テンプレートの文体を保持する識別情報・文体保持部にアクセスする工程と、
    前記電子メール装置が受信したメールに基づいて送信元の識別情報を取得する送信元取得工程と、
    前記受信メールから抽出した対象文を解析した解析結果に基づいて、前記対象文の文種を判定する文種判定工程と、
    前記対象文の文種に基づいて、前記返信テンプレート保持部から選択すべき返信テンプレートの文種を決定するとともに、前記送信元の識別情報に基づいて、前記識別情報・文体保持部を参照して、選択すべき返信テンプレートの文体を決定し、決定した前記文種および前記文体に基づいて、前記返信テンプレート保持部から対応する返信テンプレートを選択する返信テンプレート選択工程と、
    選択された前記返信テンプレートを用いて返信メールを作成し、ユーザの編集操作を受けると前記返信メールを変更する返信メール作成工程と、
    前記返信メール作成工程において作成された返信メール中に、ユーザの編集操作に基づく変更部分が存在するか否かを検知する変更検知工程と、
    前記変更部分に基づいて返信テンプレートを追加または更新する返信テンプレート更新工程と
    を含む返信メール作成方法。
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