JP5402080B2 - 動力伝達装置 - Google Patents
動力伝達装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5402080B2 JP5402080B2 JP2009042532A JP2009042532A JP5402080B2 JP 5402080 B2 JP5402080 B2 JP 5402080B2 JP 2009042532 A JP2009042532 A JP 2009042532A JP 2009042532 A JP2009042532 A JP 2009042532A JP 5402080 B2 JP5402080 B2 JP 5402080B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- shaft
- pinion
- bearing
- differential case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
例えば、特許文献1には、デファレンシャルケース内に油溜り室を設け、当該油溜り室に潤滑油を溜めるとともに、当該潤滑油をデファレンシャルケース内で流動させることにより、ピニオン軸受の潤滑を効率的に行う潤滑機構を備えたデファレンシャルギア装置の構成が開示されている。
また、低温環境下などにおいては、自動車の発進時に潤滑油がデファレンシャルケース内で十分に流動せず、油溜り室の潤滑油が循環し難く、ピニオン軸受が潤滑不良となり易いという問題もある。
また、本発明は、軸受によって回転自在に支持され、動力源から回転動力が出力される回転軸と、当該回転軸に取り付けられた第1の歯車と、当該第1の歯車と噛合する第2の歯車と、前記回転軸へ出力された回転動力が前記第1の歯車及び前記第2の歯車を介して伝達されることで回転する被回転軸と、これら各構成部材を取り囲み、前記軸受を取付けた外筐を備えた動力伝達装置であって、前記装置内には、前記軸受を潤滑するための潤滑剤が供給されており、前記回転軸はピニオン軸であり、前記第1の歯車はドライブピニオンギアであり、前記第2の歯車はリングギアであり、前記外筐はデファレンシャルケースであり、前記デファレンシャルケースには、その内面と前記潤滑剤との摩擦抵抗を低下させるべく、当該内面が金属接触する部位を除いた範囲の全部に撥油加工が施されていると共に、前記ドライブピニオンギア及び前記リングギアには、その表面に撥油加工が施されている。
デファレンシャルギア装置Mには、軸受(以下、ピニオン軸受という)4,6によって回転自在に支持され、動力源(図示しないガソリンエンジンや電動モータなど)から回転動力が出力される回転軸(以下、ピニオン軸という)8と、当該ピニオン軸8に取り付けられた第1の歯車(同、ドライブピニオンギア)10と、当該ドライブピニオンギア10と噛合する第2の歯車(同、リングギア)16と、前記ピニオン軸8へ出力された回転動力が前記ドライブピニオンギア10及びリングギア16を介して伝達されることで回転する被回転軸(同、車軸(ドライブシャフト))14と、これら各構成部材(ピニオン軸受4,6、ピニオン軸8、車軸14、ドライブピニオンギア10及びリングギア16)を取り囲む外筐(以下、デファレンシャルケースという)2が備えられている。
例えば、デファレンシャルケース2を成形した後、当該成形後のデファレンシャルケース2の内面2sに対し、撥油性を有する所定の素材でなる撥油コーティング剤を塗布あるいは噴射等により付着させることで、当該撥油コーティング剤でなる被膜を形成することができる。なお、このような撥油加工を施す前に、成形後のデファレンシャルケース2の内面2sに対し、当該撥油加工を施し易くする(例えば、塗布や噴射した撥油コーティング剤を内面2sに付着させ易くする)ための下処理や、形成した被膜を内面2sから剥離し難くするための下処理などを行うことも任意である。さらに、形成する被膜の厚さもデファレンシャルケース2の大きさなどに応じて、任意に設定すればよい。
すなわち、デファレンシャルケース2の内面2sが撥油性を有するように加工することが可能であれば、コストなどに応じて任意の撥油加工法を採用することが可能である。
なお、コーティング剤やデファレンシャルケース2自体の素材は、撥油性を有するとともに、デファレンシャルギア装置M内に供給された潤滑剤(一例として、給油された潤滑油)と接しても変質せず、常に安定した状態(材質)を保つことが可能な素材を選択することが好ましい。
4,6 転がり軸受(ピニオン軸受)
8 回転軸(ピニオン軸)
10 第1の歯車(ピニオンギア)
14 被回転軸(車軸)
16 第2の歯車(リングギア)
22 撥油層
M 動力伝達装置(デファレンシャルギア装置)
Claims (2)
- 軸受によって回転自在に支持され、動力源から回転動力が出力される回転軸と、当該回転軸に取り付けられた第1の歯車と、当該第1の歯車と噛合する第2の歯車と、前記回転軸へ出力された回転動力が前記第1の歯車及び前記第2の歯車を介して伝達されることで回転する被回転軸と、これら各構成部材を取り囲み、前記軸受を取付けた外筐を備えた動力伝達装置であって、
前記装置内には、前記軸受を潤滑するための潤滑剤が供給されており、
前記回転軸はピニオン軸であり、前記第1の歯車はドライブピニオンギアであり、前記外筐はデファレンシャルケースであり、
前記デファレンシャルケースには、その内面と前記潤滑剤との摩擦抵抗を低下させるべく、当該内面が金属接触する部位を除いた範囲の全部に撥油加工が施されていることを特徴とする動力伝達装置。 - 軸受によって回転自在に支持され、動力源から回転動力が出力される回転軸と、当該回転軸に取り付けられた第1の歯車と、当該第1の歯車と噛合する第2の歯車と、前記回転軸へ出力された回転動力が前記第1の歯車及び前記第2の歯車を介して伝達されることで回転する被回転軸と、これら各構成部材を取り囲み、前記軸受を取付けた外筐を備えた動力伝達装置であって、
前記装置内には、前記軸受を潤滑するための潤滑剤が供給されており、
前記回転軸はピニオン軸であり、前記第1の歯車はドライブピニオンギアであり、前記第2の歯車はリングギアであり、前記外筐はデファレンシャルケースであり、
前記デファレンシャルケースには、その内面と前記潤滑剤との摩擦抵抗を低下させるべく、当該内面が金属接触する部位を除いた範囲の全部に撥油加工が施されていると共に、
前記ドライブピニオンギア及び前記リングギアには、その表面に撥油加工が施されていることを特徴とする動力伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009042532A JP5402080B2 (ja) | 2009-02-25 | 2009-02-25 | 動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009042532A JP5402080B2 (ja) | 2009-02-25 | 2009-02-25 | 動力伝達装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010196800A JP2010196800A (ja) | 2010-09-09 |
JP2010196800A5 JP2010196800A5 (ja) | 2012-03-08 |
JP5402080B2 true JP5402080B2 (ja) | 2014-01-29 |
Family
ID=42821723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009042532A Expired - Fee Related JP5402080B2 (ja) | 2009-02-25 | 2009-02-25 | 動力伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5402080B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63168356U (ja) * | 1987-04-23 | 1988-11-02 | ||
JPH0542811U (ja) * | 1991-03-13 | 1993-06-11 | マツダ株式会社 | デフアレンシヤル装置 |
US7140995B2 (en) * | 2004-08-11 | 2006-11-28 | Daimlerchrysler Ag | Gear drive |
JP2007032806A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Jtekt Corp | オイル潤滑式円錐ころ軸受装置および車両用ピニオン軸支持装置 |
JP2007315424A (ja) * | 2006-05-23 | 2007-12-06 | Toyota Motor Corp | オイルパン構造 |
JP2008025677A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-07 | Toyota Motor Corp | 車両用動力伝達装置 |
-
2009
- 2009-02-25 JP JP2009042532A patent/JP5402080B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010196800A (ja) | 2010-09-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8932170B2 (en) | Planetary gear device | |
US8579512B2 (en) | Drive unit for motor vehicles having an electrical motor | |
KR101949381B1 (ko) | 인휠 모터 유닛 | |
JP2002523710A (ja) | 自動車用トランスファー | |
CA2921079C (en) | Liquid drop lubrication structure using electrets and transmission including same | |
US20130001018A1 (en) | Lubricating structure of differential gear unit | |
JPH109259A (ja) | デファレンシャルギヤのピニオン軸支持用軸受ユニット | |
JP4828847B2 (ja) | デファレンシャル装置 | |
CN108071785A (zh) | 滚动轴承传动机构 | |
JPH109258A (ja) | デファレンシャルギヤのピニオン軸支持用軸受ユニット | |
JP5402080B2 (ja) | 動力伝達装置 | |
JP4182408B2 (ja) | 減速機およびこれを備える電動式動力舵取装置 | |
JP4003247B2 (ja) | 給油手段付転がり軸受装置 | |
JP2002266876A (ja) | 転がり軸受 | |
JP2007245806A (ja) | ラックピニオン式ステアリング装置 | |
JP6725466B2 (ja) | 車両駆動装置 | |
JP2938786B2 (ja) | 旋回装置 | |
JP6725464B2 (ja) | 車両駆動装置 | |
CN113302415A (zh) | 高精度齿轮箱 | |
TWI858157B (zh) | 傳達機構 | |
US20230003294A1 (en) | Transmission mechanism | |
CN220749007U (zh) | 减速器 | |
JP6390314B2 (ja) | 電動式パワーステアリング装置 | |
JP7219644B2 (ja) | デファレンシャル装置 | |
US1265742A (en) | Axle for motor-vehicles. |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120125 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120125 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130129 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130322 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131001 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131014 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |