JP5402013B2 - 溶接用トーチ - Google Patents

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Description

本発明は、主に、操作者が手で保持して溶接を行うための溶接用トーチに関するものである。
従来の溶接用トーチの一例であるティグ溶接トーチについて、図2を用いて説明する。図2はティグ溶接トーチの先端部の断面図である。
図2において、トーチボディ1は筒状の金属部材である本体金具101aと、この本体金具101aにシールドガスを供給するためのガス導管101bと、本体金具101aとガス導管101bを取り囲む絶縁部材1cで形成されている。
ハンドル102は作業者が手で握る部分であって、絶縁部材で形成されており、トーチボディ101の端面に取り付けられる。
コレット103は非消耗電極である電極104を固定するためのものであり、金属からなり、形状は筒状である。コレットボディ105はコレット103を固定するためのものであり、先端部に複数個のシールドガス噴出孔105aが設けられており、金属からなる。また、コレットボディ105はトーチボディ101を構成する本体金具101aの先端部にネジ締結で取り付けられる。
ノズル107は、コレットボディ105を取り囲んでトーチボディ101の先端に取り付けられている。また、シールドガス108はトーチボディ101からコレット103とコレットボディ105との間を通過し、コレットボディ105の先端に設けたガス噴出孔105aからノズル107の内面に噴出される。このノズル107から噴出されたシールドガス108により、電極104の先端部に発生したアーク及び溶融池を空気から遮断する。
なお、溶接時、図示しない溶接電源から供給された電力は、トーチボディ101、コレットボディ105、コレット103を通じて電極104へ供給される(例えば、特許文献1参照)。そして、電極104と図示しない母材との間にアークを発生させて溶接を行う。
特開2005−199298号公報
ティグ溶接トーチにおいて、電力を電極104へ供給し易くするため、トーチボディ101の本体金具101a、ガス導管101b、コレットボディ105、コレット103としては、電気伝導率の高い導電性の部材であることが要求される。そのため、銅または銅合金が使用されることが一般的である。
しかしながら、この銅または銅合金は、熱伝導率も高い。そのため、シールドガス108を冷却手段として使用している手動用の空冷式ティグ溶接トーチで溶接を行う場合、電極104の先端で発生するアークのアーク熱が、電極104、コレット103、コレットボディ105を介してトーチボディ1に伝わり、トーチボディ101の温度が非常に高くなる。その結果、トーチボディ101に取り付けられたハンドル102の温度も高くなり、作業者がハンドル102を持って作業することが困難となる。従って、空冷式ティグ溶接トーチでは、トーチの許容電流および使用率を下げる必要があった。
本発明は、アーク熱がハンドルに伝わることを抑制することで、トーチの許容電流および使用率を高くすることができるティグ溶接トーチを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の溶接用トーチは、電極を支持するコレットと、前記コレットと接触して前記コレットを支持するコレットボディと、前記コレットボディと接触して前記コレットボディを支持する筒状の金属部材と前記金属部材にシールドガスを供給するための金属管と前記金属部材および前記金属管を取り囲む絶縁部材とで構成されたトーチボディと、前記トーチボディに接続されたハンドル部とを備え、前記金属部材と前記コレットボディは金属であり、前記金属部材の熱伝導率は前記コレットボディの熱伝導率よりも低いものである。
また、本発明の溶接用トーチは、上記に加えて、トーチボディを構成する金属部材は鉄を主成分とし、メッキ処理されているものである。
以上のように、本発明の溶接用トーチは、トーチボディを構成する金属部材の熱伝導率が、コレットボディの熱伝導率よりも低いので、アーク熱による電極の熱がトーチボディを介してハンドルに伝わることを抑制でき、その結果、トーチボディに取り付けられたハンドルの温度上昇も抑制することができるので、溶接電流および使用率を高くすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図1を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態におけるティグ溶接トーチの部分断面図である。
図1のティグ溶接トーチ9は、作業者が手で持って保持するためのハンドル2と、ハンドル2に取り付けられたトーチボディ1と、図示しない溶接電源からの電力およびシールドガスをトーチボディ1に伝えるケーブル10を備えている。
また、トーチボディ1は、筒状の金属部材である本体金具1aと、この本体金具1aにシールドガス8を供給するためのガス導管1bと、これら本体金具1aおよびガス導管1bを取り囲む絶縁部材1cとで構成されている。
なお、本体金具1aは、銅や銅合金よりも熱伝導率が低い導電性金属であり、例えば鉄(軟鋼やステンレス鋼等)を主成分としている。そして、後述するように、コレットボディ5を支持するとともに、図示しない溶接電源から供給された電力を電極4に通電するためのものである。
コレット3は、非消耗電極である電極4を固定するためのものであり、金属からなり、形状は略筒状である。そして、先端にはテーパー部3aが設けられており、あわせて、先端には割り溝(図示せず)も設けられている。
コレットボディ5は、コレット3を固定するためのものであり、先端部に複数個のシールドガス噴出孔5aが設けられている。また、コレット3のテーパー部3aと内接触するテーパー部5bが設けられている。また、コレットボディ5はトーチボディ1の本体金具1aの先端部にネジ締結で取り付けられる。すなわち、コレットボディ5と本体金具1aとは電気的に接続されている。なお、コレットボディ5は、本体金具1aより熱伝導率が高い金属であり、例えば、銅または銅合金である。
キャップ6は、先端部におねじ6aが設けられており、トーチボディ1を構成する本体金具1aに設けられているめねじ(図示せず)に取り付けられる。そして、このキャップ6をトーチボディ1の本体金具1aにねじ込んでいくことにより、コレット3のテーパー部3aがコレットボディ5のテーパー部5bに押し付けられ、コレット3に設けた割り溝(図示せず)が締め付けられ、これにより電極4が固定されて保持される。
ノズル7は、コレットボディ5を取り囲んでトーチボディ1の先端に取り付けられている。また、シールドガス8は、トーチボディ1のガス導管1b、本体金具1aを通過し、コレット3とコレットボディ5との間を通過し、コレットボディ5の先端に設けられたシールドガス噴出孔5aからノズル7の内面に噴出される。そして、このノズル7から噴出されるシールドガス8により、電極4の先端部に発生したアーク及び溶融池を空気から遮断する。
次に、溶接時の溶接用トーチの温度について説明する。
溶接時、図示しない溶接電源から供給された電力は、トーチボディ1のガス導管1bおよび本体金具1a、コレットボディ5、コレット3を通じて電極4へ供給される。そして、電極4と図示しない母材との間にアークが発生し、溶接を行う。
この時、電極4の先端で発生するアークによるアーク熱は、電極4から、コレット3と、コレットボディ5と、本体金具1aを備えたトーチボディ1と、を介してハンドル2に伝わる。しかし、トーチボディ1を構成する本体金具1aとして、熱伝導率の低い導電性金属を使用しており、本体金具1aの熱伝導率はトーチボディ1の熱伝導率よりも低いのでで、本体金具1aからガス導管1bへの熱伝導が抑制され、その結果トーチボディ1の温度上昇を低く抑えることができ、トーチボディ1に接続されたハンドル2の温度上昇も低く抑えることができる。従って、空冷式ティグ溶接トーチにおいてもトーチの許容電流および使用率を高くすることができる。
なお、例えば、電流が200A、使用率が35%の場合、ハンドル2の温度を30度以下に抑えることができる。
ここで、コレット3やコレットボディ5として鉄を主成分とする熱伝導率の低い材料を使用することも考えられ、この場合でも、鉄よりも熱伝導率が高い銅を用いる場合に比べてハンドル2の温度上昇を抑制する効果は得られると考えられる。
しかしながら、コレット3やコレットボディ5として鉄を主成分とする材料を使用する場合、コレット3やコレットボディ5の表面を防錆のためにメッキ処理する必要がある。メッキ処理したコレット3やコレットボディ5を用いて溶接を行う場合、ティグ溶接トーチ9の先端部はかなり高温になるため、ティグ溶接トーチ9の先端部に近いコレット3やコレットボディ5もかなりの高温となり、この高温のためコレット3やコレットボディ5のメッキが剥がれてしまい、部品寿命が短くなってしまう。
その点、本体金具1aとしてメッキ処理した金属材料を使用しても、本体金具1aの位置はコレット3やコレットボディ5に比べてティグ溶接トーチ9の先端部から離れているのでメッキが損傷するまでの高温にはならない。
従って、本体金具1aとして銅や銅合金よりも熱伝導率が低い鉄等の材料を使用することが、ハンドル2の温度上昇の抑制や溶接用トーチの部品寿命の観点からも最も有効である。
本発明の溶接用トーチは、アーク熱による電極の熱がトーチボディを介してハンドルに伝わることを抑制することができ、その結果トーチボディに取り付けられたハンドルの温度も抑制されるので溶接電流および使用率を高くすることができ、例えば作業者が手で保持して溶接を行う溶接用トーチとして産業上有用である。
本発明の実施の形態におけるティグ溶接用トーチの概略構成を示す図 従来の溶接用トーチの概略構成を示す図
1 トーチボディ
1a 本体金具
1b ガス導管
1c 絶縁部材
2 ハンドル
3 コレット
3a テーパー部
4 電極
5 コレットボディ
5a シールドガス噴出孔
5b テーパー部
6 キャップ
6a おねじ
7 ノズル
8 シールドガス
9 ティグ溶接トーチ
10 ケーブル

Claims (2)

  1. 電極を支持するコレットと、
    前記コレットと接触して前記コレットを支持するコレットボディと、
    前記コレットボディと接触して前記コレットボディを支持する筒状の金属部材と前記金属部材にシールドガスを供給するための金属管と前記金属部材および前記金属管を取り囲む絶縁部材とで構成されたトーチボディと、
    前記トーチボディに接続されたハンドル部とを備え、
    前記金属部材と前記コレットボディは金属であり、前記金属部材の熱伝導率は前記コレットボディの熱伝導率よりも低い溶接用トーチ。
  2. トーチボディを構成する金属部材は、鉄を主成分とし、メッキ処理されている請求項1記載の溶接用トーチ。
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