JP5399075B2 - 直列接続されたキャパシタを有するmemsデバイス装置 - Google Patents

直列接続されたキャパシタを有するmemsデバイス装置 Download PDF

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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G5/00Capacitors in which the capacitance is varied by mechanical means, e.g. by turning a shaft; Processes of their manufacture
    • H01G5/38Multiple capacitors, e.g. ganged

Description

本発明は、MEMSデバイスを用いたチューナブルキャパシタ、この種の装置を組み込んだ集積回路およびこれに対応する製造方法および使用方法に関する。
"MEMS"(Micro-electromechanical system or structure or switchマイクロエレクトロメカニカルシステムまたは構造またはスイッチ)とういう用語は、様々なデバイスを包含することができる。MEMデバイスの一般的な構成には、第2の電極に対向して配置された第1の電極を備えた自立型のビームないしは梁が含まれている。第1の電極と第2の電極はエアギャップにより相互に分離されている。静電力を生じさせる動作電圧の印加によって、第1の電極を第2の電極へ向かって、あるいは第2の電極から離れるよう、動かすことができる(基本的に誘導力や熱膨張力といった他の力も利用できる)。
いくつかの一般的な適用事例として以下のものが挙げられる:
−(特定の形式の膜を使った)マイクロフォンまたはスピーカとしての利用
−センサたとえば空気圧センサとしての利用
−共振器としての利用
−ディスプレイにおけるピクセルスイッチとしての利用またはオプティカルスイッチ用ミラーの駆動
−RFアプリケーションにおける利用たとえばスイッチまたは可変容量としての利用
商業ベースで重要な適用事例の1つは、電話機またはコンピュータのような移動無線デバイスのフロントエンドに集積されたバンドスイッチングとの可変インピーダンスマッチングのために利用することである。
WO2004/000717には、MEMデバイスを利用した可変キャパシタの一例が示されている。そこには、電極間のギャップが小さくなると容量が増大することが記載されている。この場合、機械的なばね力によって動きが制限されており、この力は可動電極が辿る距離に正比例している。しかしながら静電的な引力ないしは吸引力は、可動電極が動いたときのギャップサイズの変化に対し非線形の関係を有している。したがって、引力がばね力に打ち勝って電極がいっしょに合わさるポイントが存在する。このことが生じる制御電圧を「プル・イン」電圧VPIと称する。さらに上述の文献には、この現象によって容量整合比が1.5〜1に制限されることも記載されており、これは多くの適用事例にとって不十分なものである。この比を大きくするために知られているのは、キャパシタおよび静電力のために別個の電極を設けることであり、その際、キャパシタ電極のギャップがいっそう小さくされる。電極間のギャップがその初期サイズの3分の1まで低減されると、プルイン電圧を発生させることができ、電極は互いに接近する。この場合、リリースを可能にするためには動作電圧をさらに下げる必要がある。
MEMSスイッチの主な故障メカニズムの1つとして挙げられるのは静止摩擦であり、この場合、動作電圧が除かれたときにビームまたは膜が対向電極から離れない。このような静止摩擦が主として発生するのは、可動の作動ステージと基板との間に湿気または異物が存在するときである。静止摩擦は、使用中または製造プロセス中に発生する可能性がある。接触面にコーティングを施したり表面を粗くする処理たとえばディンプリングないしは微細くぼみ形成処理などを施すことで、静止摩擦に対処することが知られている。また、ギャップが閉鎖されたときに屈曲部材の反発力を急激に急勾配で増大させるためにストッパを使用することができ、これにより可動部材のこう着を効果的に回避できる非線形の復帰力が与えられる。
湿気または異物がキャパシタ電極間またはスイッチ電極間のギャップに存在しないとしても、可動電極と固定電極との間の直流接点が閉じた状態になるのを防止する誘電層への電荷注入の結果として、静止摩擦が生じる可能性がある。この電荷は、動作電圧により電界が生じた結果、誘電層に加わる。この電荷により、たとえ動作電圧がなくても可動電極に力が加わる可能性がある。そしてこの力が十分に大きいと、それによって静止摩擦が引き起こされる可能性がある。これは容量性MEMSスイッチにおける静止摩擦に関して重要なメカニズムとなり得るものである。
図1には、慣用の容量性RF MEMSチューナブルキャパシタにおける機械的および電気的な接続部が示されている。電極e1は基板に固定されており、電極e2は基板に関して可動であり、総ばね定数kをもつばねによって懸架されている。このばねは導電性であり、デバイスが適用される回路を表すRF源とMEMSデバイスを作動させるDC源とに対する電気的な接続部を形成している。固定電極e1の頂部に、誘電率edであり厚さgdの誘電層が配置されている。ばねが弛緩すると、誘電層頂部と頂部電極e2の底部との間に距離gのエアギャップが生じる。図2には、図1と同じ構成が回路図として描かれている。電極e1とe2は可変容量Cを成している。
電極を近づけ、それによって容量を増大させるために電極e2に直流電圧Vdcが供給される一方、電極e1はアース電位に保持される(あるいはこの逆、この場合、電極e1とe2は電気的に交換可能)。電極間の距離が短くなると容量は大きくなる。MEMSチューナブルキャパシタを、RF(無線周波数)信号電子回路において使用することができる。RF電子回路に大きい直流電圧が存在するのは一般に望ましくないので、直流分離キャパシタCが必要とされ、これはかなりのチップ面積をとるものである。他方、RF電流が直流動作ラインを介して漏れ出るのを避けるために、大きい抵抗R(またはコイルL)が必要とされる。この抵抗の典型的な抵抗値はR=10kΩである。オープン状態における慣用のMEMSスイッチの容量は
Copen = A ε0 /(g+ gd ε0d)
であり、クローズ状態ではこれは
Cclosed = A εd/gd
で表される。
慣用のRF MEMSチューナブルキャパシタを高出力システムに適用する際の難点の1つは、頂部電極e2に加わる力が直流動作電圧によって発生するだけでなく、スイッチ両端におけるRF電圧によっても発生することである。実際、Vdc=0のとき、頂部電極に加わる力は(VRFrms2に比例する。
RF信号が正弦波であると、その2乗は常に直流成分を有する。したがってrms RF電圧ないしは実効RF電圧がスイッチのプルイン電圧を超えると(VRF rms > VPI)、直流電圧がスイッチに加えられていなくても、不所望なプルインが発生する可能性がある。これは殊に、たとえば移動電話機のアンテナ近くなどRF電圧が高い(Z=50Ω)高出力高インピーダンス回路において問題となる。
容量の小さい慣用のMEMSのさらに別の欠点は、可動電極の支持に用いられるばねのサイズである。一般に、いくつかのMEMSプロセスにおいて製造可能なばねの最小の幅wと厚さtについては制限があり、ギャップgも一定である。したがってばねの長さLは、ばね定数kを調整するための主要なパラメータである。ばね定数kはwt3/L3にほぼ比例しているので、きわめてコンプライアントないしは従順なばねはそれらを著しく長く設計することでしか形成できない。慣用のMEMSスイッチのプルイン電圧は次式により定められる:
Figure 0005399075
複数のMEMSキャパシタを、それぞれ異なる容量値をもつようにするが同じプルイン電圧を有するように設計したい場合、小さいMEMSキャパシタをうまく設計できるようにするには以下の4つの理由から難しくなる傾向にある。
1.小さい容量のためには小さい面積が必要とされるため、kの値が著しく小さいきわめて従順ないしはコンプライアントなばねが必要とされる。これらのばねは著しく長くなければならないので、それによって大きい面積が占められてしまい、これはコストに関して効率的ではない。
2.長いばねによりキャパシタに対し大きな直列抵抗と直列インダクタンスが加わることになり、殊にばねがRF信号を搬送する場合、このことは望ましくない。
3.ばね定数の小さいばねを用いたデバイスは、クローズ状態におけるデバイスの静止摩擦に起因していっそう故障しやすい。静止摩擦力がばね力よりも大きいと故障が発生する。
Fstiction > Fspring = kg
静止摩擦力に対する物理的な出所は誘電体においてトラップされた電荷であり、電極間に湿気が存在するときに表面力または毛管力の間に生じるファンデルワールス力van der Waal forceである。
4.小さいk値によりスイッチング時間が長くなり、つまりそれによってスイッチングが緩慢になる。慣用のデカップリングキャパシタCの欠点は、MEMSキャパシタの容量チューニングレンジが低減することである。デカップリングキャパシタCがない場合、チューニングレンジは以下のとおりである:
αMEMS = Cclosed/Copen = (εd g/ (ε0gd) + 1)
デカップリングキャパシタCがある場合、チューニングレンジは以下のとおりである:
αMEMS+C = αMEMS *(Cc/Copen + 1)/(C/Copen + αMEMS)
大きい容量値をもつMEMSデバイスにおいて広いチューニングレンジを達成するのは困難である場合が多く、したがって効果的なチューニングレンジをさらにデカップリングキャパシタにより低減するのはいっそう望ましくない。
本発明は、MEMSデバイスにおいてチューナブルキャパシタないしは調整可能なキャパシタを有する装置、この種の装置を組み込んだ集積回路およびこれに対応する製造方法および使用方法を改善することにある。
第1の観点によれば本発明は以下のように構成されている。
チューナブルキャパシタ装置には、2つまたはそれよりも多くの可変キャパシタが設けられており、各可変キャパシタは可動電極と、制御信号に従い容量を変化させるため可動電極を動かすマイクロエレクトロメカニカル構造体を有しており、これらの可変キャパシタは電気的に直列に接続されている。
直列接続によって、キャパシタ装置はいっそう高い電圧に耐えられるようになる。その理由は、直列接続されると動作電圧が個々のキャパシタにより分けられるため、個々のキャパシタ各々に加わる電圧が小さくなることによる。この装置によれば、図1の装置と比べて各キャパシタの電極サイズが不所望に増大するかもしれないが、このことは有利には少なくとも部分的に、ばねのようなマイクロエレクトロメカニカル構造体のサイズ低減によって相殺される。この場合、キャパシタがいっそう大きいから、そして動作電極をいっそう大きくすることができるから、このようなばねにいっそう高い剛性値をもたせることができる。剛性が高まるということは、ばねが短くなることを意味する。他方、その結果として、静止摩擦、抵抗および緩慢なスイッチといった上述の問題点のうち少なくとも1つを低減できるようになる。
いくつかの実施形態による付加的な特徴によれば、チューナブルキャパシタ装置はRF信号とともに使用するために整合されており、直列接続された可変キャパシタを介してRF信号を供給するのに適した接続部が設けられている。これはとりわけ価値のある適用分野である。
この装置を容量性スイッチたとえばRF容量性スイッチとすることもできる。いくつかの実施形態の付加的な特徴によれば、直列接続された可変キャパシタのうち少なくとも最初のキャパシタまたは最後のキャパシタは固定電極を有しており、RF信号がこの固定電極に結合されるように配置されている。これによって、マイクロエレクトロメカニカル構造がRF信号を搬送する必要性をなくすることができ、あるいはそのような必要性を低減することができ、したがってこの種の構造におけるインダクタンスと抵抗によって引き起こされる問題点を低減することができる。いくつかの実施形態の付加的な特徴によれば、複数の可変キャパシタのうちの少なくともいくつかは、動作電極およびキャパシタンス電極として電極を使用するために、所定の可変キャパシタの一方または両方の電極に供給される制御信号を有する。これによって、制約のあるスペースをいっそう良好に使用することができる。
いくつかの実施形態による付加的な特徴によれば、可変キャパシタのうち2つまたはそれよりも多くの可変キャパシタのために、共有される可動電極と共有されるマイクロエレクトロメカニカル構造が設けられている。これによれば僅かな支持体しか必要とされないため、構造をいっそう小さくすることができる。さらに、2倍の動作力となることからばね定数も低減することができ、したがって支持体各々を小さくすることができる。このため支持体の直列電気抵抗が小さくなる。
いくつかの実施形態による付加的な特徴によれば、可変キャパシタは実質的に等しい仕様ないしは寸法を有する。このことは、電圧を取り扱う能力の最大化つまりは電力を取り扱う能力の最大化に役立つ。
いくつかの実施形態による付加的な特徴によれば、制御信号としてDC電圧を供給するために、直列接続されている可変キャパシタの間に結合部ないしは供給部が設けられている。これによれば可変キャパシタによりDC電圧をRFから分離することができ、別個のデカップリングキャパシタを設ける必要がなくなる。
いくつかの実施形態による付加的な特徴によれば、直列接続された2つよりも多くの可変キャパシタと、これらの可変キャパシタ各々に等しい直流制御電圧を供給するための回路が設けられている。これによって直列接続された2つの可変キャパシタよりもいっそう大きい電圧を扱えるようになり、1つの共通の制御電圧は制御の単純化に役立つ。別の観点によれば、1つまたは複数のチューナブルキャパシタ装置を有するRF集積回路が提供される。
さらに別の観点によれば、この種の集積回路の製造方法が提供される。
さらに別の観点によれば、この種の集積回路を利用したチューニング方法が提供される。
これら付加的な特徴のいずれも互いに組み合わせることができ、本発明のどのような観点とも組み合わせることができる。その他の利点殊に他の従来技術と比較したその他の利点は、当業者にとって明らかである。本発明の特許請求の範囲を逸脱することなく、数多くの変更や変形を施すことができる。したがって本発明の実施形態は例証にすぎず、本発明の範囲の制限を意図するものではないことは自明である。次に、本発明をどのように実施できるのかについて、添付の図面を参照しながら実施例に基づき説明する。
本発明の有利な実施形態を示す添付の図面を参照することで、本発明の特徴に対しさらに理解が深まることになる。
図1および図2は公知の装置構成を示す図である。
図3は、チューナブルキャパシタの実施形態を示す概略図である。
図4は、別の実施形態を示す概略図である。
図5は、別の実施形態を示す断面図である。
図6は、図5に対応する実施形態を示す平面図である。
次に、特定の実施形態に基づきいくつかの図面を参照しながら本発明について説明するが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって規定されるものである。また、特許請求の範囲に記載されたいかなる参照符号も、範囲の制限を意図するものではない。上述の図面は概略的なものにすぎず、それらに限定されるものではない。さらに図中、いくつかの部材のサイズは誇張されている可能性があり、例証目的であるためスケールどおりには描かれていない。発明の詳細な説明ならびに特許請求の範囲において用語「有する」「含む」ないしは「〜構成されている」が使用されているけれども、この場合、他の部材あるいはステップが除外されるわけではない。また、たとえば「1つの」または「この」「その」など、単数名詞について言及するときには不定冠詞または定冠詞が用いられるけれども、何か他に特別に言及していないかぎり、これにはその名詞の複数形が含まれる。さらに発明の詳細な説明および特許請求の範囲において、類似の部材を区別するために用語「第1」「第2」「第3」等が用いられるが、これらは必ずしも連続的な順序あるいは時間順を記述するものではない。なお、このようにして使われる用語は適切な状況のもとでは置き換え可能であること、ここで説明する本発明の実施形態をここで述べるものとは別の順序で動作させることができることは自明である。
ここで述べる実施形態によれば、慣用のキャパシタ装置特にデカップリングキャパシタを有する慣用のRF容量性スイッチの不都合な点のいくつかが可能となる。本発明は、たとえばRFプルインのリスクを低減するために、いっそう高いチューニングレンジとオープン状態におけるいっそう高い電圧の操作ないしは取り扱いをいっそう良好に組み合わせることができるという利点を有している。図3には、本発明の実施形態によるチューナブルキャパシタ装置ないしはチューナブルキャパシタ装置の一例が、直列接続された2つの可変RF−MEMSキャパシタC1,C2として示されている。これらのキャパシタ各々には図1に示したような構造をもたせることができるし、あるいは他のタイプのMEMS可変キャパシタンス構造をもたせてもよい。これらのキャパシタを制御するためにDC電圧源が用いられる。これは抵抗Rのようなインピーダンスを介して、可変キャパシタ間の回路点に接続されている。抵抗Rの代わりに、コイルなどのインダクタまたは抵抗として構成されたトランジスタを用いることができる。本発明によれば、DC電圧源を制御して2つまたはそれ以上のプリセットレベルを切り替えることができるし、あるいは所定の範囲内でアナログ信号を出力することができる。キャパシタの値をC1=C2=2Cの関係をもつよう選定すれば、この装置は図2に示した慣用のMEMSデバイスと等しいチューニングレンジを有する。しかしながら電圧の操作が2倍になり、電力の操作が4倍となる。これとは別の仕様選定も可能であり、慣用のRF−MEMSよりもさらに良好なものとにすることができる。
次に、RFプルインにおける改善について説明する。一般にデカップリングキャパシタCは、その容量がMEMSスイッチのC3closedよりも大きくなるよう選定される。その理由は、さもないとチューニングレンジが上述のように著しく損なわれるからである。ただし他方ではこのことは、オープン状態(C>>C3open)のときにRF電圧の大部分がMEMSキャパシタの両端におけるものであり、RFプルインが上述のように発生することを意味する。C>>C3openでありC1=C2=2C3であれば、双方の回路のRF容量全体および容量チューニングレンジは等しく、これにより同じ機能が実行される。しかしながらオープン状態の場合、MEMSキャパシタC3の両端におけるRF電圧はキャパシタC1およびC2における電圧の2倍の高さとなる。このことは、図3の回路は2倍の電圧を扱える能力と4倍の電力Pを扱える能力をもつことを意味する。なぜならば(特性インピーダンスZにおいて)P=Vrf 2/Zとなるからである。
C1とC2が等しくなければ、回路が電力を扱う能力は僅かに低減するけれども、図2の回路よりもやはり良好である。ここで述べておくと図3の回路は、デカップリングキャパシタにより(上述のように)チューニングレンジがいつでも低減されてしまう公知の回路とは異なり、最大容量チューニングレンジαtotal=αMEMSを依然として有している。デカップリングキャパシタの容量密度が閉じたMEMSキャパシタの容量密度よりも高いならば、慣用の解決策は少なくともキャパシタ電極については僅かなチップ面積しかとらない。容量密度が互いに等しいならば、双方の解決策は同じスペースを使うことになる。他方、C>>C3openでありC1=C2=2C3であるならば、MEMSデバイスC1およびC2の面積はC3の面積の2倍であり、したがって上述のばねの問題が起こる可能性は少なくなり、ばねの占める総面積はC1およびC2についていっそう僅かになる。
図4は、別の実施形態を示す概略図である。この実施形態によれば、直列接続された4つの可変MEMSキャパシタC4,C5,C6,C7が設けられており、これは図3の構成よりも4倍良好な電圧取り扱い能力を有している。この場合、各可変キャパシタの間に2つの中間回路点が設けられている。これら各々において等しい制御電圧を維持するために、直列接続の中央回路点が抵抗Rのような接続部を介してアースされており、上方および下方の中間回路点は抵抗Rのようなインピーダンスを介してDC電圧源と接続されている。等しい実効容量であれば、総容量(および面積)は4倍大きくなければならない。電圧取り扱い能力をいっそう改善するためにこの装置をさらに拡張することができ、この場合、さらに良好な電圧取り扱いのために4つよりも多くの可変キャパシタンスが直列に設けられる。
図5には、直列に接続された2つの可変キャパシタと複数の有用な付加的特徴を有するキャパシタ装置の実施形態に関する側面図が示されている。2つの可変MEMSキャパシタC1およびC2は互いに隣り合って配置されており、共通の可動電極e2を共有している。したがってキャパシタC1およびC2は直列に配置されている。共通のまたは共有されている可動電極はばねk/2の形態で支持部材を有しており、これによってギャップε0を閉じる動きが可能となる。別個の固定電極e1およびe3が基板上に設けられており、さらにこれらの固定電極上に誘電層εdが設けられている。この装置は上述の図3により得られるすべての利点を備えており、さらに以下の付加的な利点も備えている。
1.頂部電極はキャパシタC1とC2との間で共有されているので、C1とC2との間の(電気的な)距離が最小化され、それゆえ直列抵抗ならびに装置のインダクタンスが最小化される。この利点は、共有される可動電極の代わりに下方の固定電極が共有されるようにした代案にもあてはまる。
2.キャパシタはそれらの可動電極を共有するので(図1とは異なり)ばねを介してRF電力を流す必要がなく、これによって直列抵抗ならびにインダクタンスがさらに最小化される。この利点は、上述の項目1における代案についてはあてはまらない。
3.双方のキャパシタにおける静電力は同じ頂部電極を動かすために用いられるので、等しいプルイン電圧についてばね定数kを図2のC1およびC2の場合の2倍の大きさにすることができ、(C>>C3openとすれば)図2のC3の場合よりも4倍の大きさにさえすることができる。
これによってさらに、上述のチューニングの問題におけるサイズ、摩擦および速度が低減される。この利点は上述の代案についてもあてはまる。
図6には、図5の断面図に対応する電極およびMEMS構造の平面図が示されている。濃いグレーでハッチングされホールhを備えた膜が可動電極e2である。これは導電材料から成る1つまたは複数のばねkを介してVdc駆動パッドと電気的に接続されている。ばねkの最小数は、基板上に単一のアンカーポイントA1〜A4が設けられているとすれば1である。ただし1つよりも多くのばねたとえば2つ、3つまたは4つのばねを使用することもできる。たとえばばね各々を、多角形の可動電極e2の1つの辺に取り付けることができる。ただし本発明は多角形の電極に限定されるものではない。電極形状をあらゆる適切なものとすることができ、たとえば円形あるいは楕円なども含めることができる。さらに各ばねに1つよりも多くのばね部材を含めることができる。たとえば各ばねに1つ、2つあるいはそれよりも多くのアームを設けることができる。図6に示した実施例の場合には4つのばねkが示されており、これらのばねは、正方形の可動電極e2における4つの角各々に2つのアームが取り付けられている構造となっている。各アームはその一方の端部で、4つの正方形において各辺の中央点に示されたアンカーA1〜A4の1つに留められている。これとは別の多数の構成が可能であり、それらは本発明の範囲に含まれる。電極e2の下方において明るいグレーで陰影の付けられたエリアは固定電極e1およびe3である。電極e1およびe3は電極e2の下方のエリアを占めるよう互いに補完し合う形状で示されており、電極e1とe3間にはU字型の余白があり、これは電極e2のホールを通して白色エリアとして見える部分である。この場合も他の多くの構成が可能である。この装置がキャパシタとして使用されるならば、底部側の電極e1およびe3と頂部側の可動電極e2との間に誘電層(図示せず)が設けられる。たとえば、誘電層は底部側の電極e1およびe3の上に設けられる。
可動電極e2は、チューニング速度を高めるために重量および空気抵抗を低減する目的で、複数のホールhから成るアレイとともに示されている。MEMSデバイスのスイッチング速度は一般に空気制動によって著しく低減される。動作電圧を高めて印加することにより、静電デバイスの閉鎖速度を上昇させることができる。ただし静電力は常に吸引性であるため、開放速度は単に構造のばね定数と空気制動によって決まる。MEMSスイッチ(この場合、膜エリアの寸法は一般にギャップ距離よりもかなり大きい)に関して、主要な空気制動力はスクイズ膜制動力squeeze film damping forceであり、これは次式により表される:
Fsfd = b0v/ z3
ここでvは速度であり、zは各電極間の距離である。定数b0はホールを設けることにより低減できる。
マイクロメカニカル構造を形成するために慣用のプロセスを使用することができる。これまで基板に対し垂直方向に可動である部材について述べてきたけれども、基本的に動きを平行にすることもでき、あるいは平行なコンポーネントを設けることもできる。共通する2つの構造は以下の通りである:
1.シリコン基板におけるMEMS構造このケースでは電極は基板表面に対し垂直方向に配向されている。この構造は典型的にはセンサおよび共振器の用途に利用される(他の用途も除外されない)。
2.薄膜素子としてのMEMS構造この場合、ビームないしは梁は基板に対し実質的に平行に配向される。このタイプのMEMS構造は典型的にはRF MEMSのために使用される。ビームに関して少なくとも2つの構造がある:
−二重にクランプされたビーム(2つまたはそれよりも多くの辺で基板表面に接続されているビーム、このため基板に対する振れはビーム中央で発生する)
−単一個所でクランプされたビーム(このケースでは基板に対する振れはビーム端部で発生する)
ビームないしは梁には一般にホールが設けられており、これはエアギャップ形成のためビームと基板との間における犠牲層のエッチングのために設けられる。エッチャントを流体または気体のエッチャントとすることができる。これらのホールは、ビーム開閉動作中にビームと基板との間のキャビティへまたはキャビティから空気を流すことができるため、空気制動の低減にも役立つ。ただしビームを基板に取り付ける製造技術があるため、その場合にはエッチングのためにホールは不要である。さらに、頂部電極と底部電極との間の中間層を成すビームを使用することも可能である。
以上要約すると、直列に接続されたRF MEMSデバイスを使用しそれに付随する電気回路を備えたチューナブルキャパシタ装置についてこれまで説明してきた。既述の実施形態は、図1の装置構成に対し以下の利点のうちの少なくとも1つまたはいくつかを備えており、あるいはすべてを兼ね備えている。
1.電力ないしは電圧の取り扱いが向上する。
2.チューニングレンジが大きくなる。
3.特に小さいキャパシタについて、静止摩擦の影響を受けにくくなる。
4.特に小さいキャパシタについて、直列のインダクタンスおよび抵抗が小さくなる。
5.小さい容量値を形成するために総サイズが小さくなる。
これらの利点のうちのいくつかは、容量値の大きいデバイス(たとえば約5pFよりも大きいデバイス)についてはあまり顕著にはならない。なぜならばそのような場合には、慣用の解決策よりも大きいエリアとなることが多いかもしれないからである。このようにデバイスが大きくなるにもかかわらず、小さいESRを必要とする適用事例のために役立つ可能性がある(ESR Equivalent Series Resistance 等価直列抵抗:キャパシタにおける抵抗損の和を表す特性、電力損およびノイズ抑圧はESRとダイレクトに関係することになる)。したがってアンテナ整合、バンドスイッチングおよび移動電話機用のアダプティブアンテナにおける他の用途といった適用事例のために役立つ可能性があり、特にこのような適用事例においては、プルインなしで高いRF電圧を扱えることが重要である。他の適用事例として挙げられるのはたとえば、RF信号エレクトロニクスまたは高出力RFシステムあるいは他の移動電話機回路またはワイヤレスモバイルコンピューティングなどである。様々なプログラマブルデバイスの開発に利用可能なMEMSキャパシタデバイスを製造することができ、たとえばリコンフィギュラブル無線システムなどにおいて、線形および非線形両方の高周波回路(LNA、ミキサ、VCO、PA、フィルタ等)の開発に利用することができる。
これ以外の適用事例を以下に挙げておく:
−(特定の形式の膜を使った)マイクロフォンまたはスピーカにおける利用
−センサたとえば空気圧センサにおける利用
−共振器における利用
−ディスプレイのピクセルスイッチにおける利用またはオプティカルスイッチ用ミラーの駆動
−RFアプリケーションにおける利用たとえばスイッチまたは可変容量としての利用
公知の装置構成を示す図 公知の装置構成を示す図 チューナブルキャパシタの実施形態を示す概略図 別の実施形態を示す概略図 別の実施形態を示す断面図 図5に対応する実施形態を示す平面図

Claims (7)

  1. RF集積回路において、
    複数の固定電極(e1,e3)と、
    前記複数の固定電極(e1,e3)に対し共通の電極として動作する可動電極(e2)と、
    該可動電極(e2)を動かすマイクロエレクトロメカニカル構造体(k,k/2)と、
    直列接続された2つ以上の可変キャパシタ(C1,C2;C4,C5,C6,C7)と、
    を有しており、
    ただし、前記直列接続された可変キャパシタのうち少なくとも最初のキャパシタまたは最後のキャパシタは前記複数の固定電極(e1,e3)を有しており、
    前記複数の固定電極(e1,e3)のみにRF信号が印加され、
    複数の前記可変キャパシタのうち少なくとも1つの可変キャパシタの前記固定電極前記可動電極の間にDC制御電圧が印加される、
    ことを特徴とする、RF集積回路。
  2. 請求項1記載のRF集積回路において、
    前記直列接続された可変キャパシタ(C1,C2;C4,C5,C6,C7)を介してRF信号が供給されることを特徴とする、RF集積回路。
  3. 請求項1または2記載のRF集積回路において、
    前記可変キャパシタは同じ実効容量を有することを特徴とする、RF集積回路。
  4. 請求項1から3のいずれか1項記載のRF集積回路において、
    該可変キャパシタの各々に等しいDC制御電圧が加えられることを特徴とする、RF集積回路。
  5. 請求項1から4のいずれか1項記載のRF集積回路において、
    チューニング速度を高めるため、前記可動電極(e2)は複数のホールから成るアレイを有することを特徴とする、RF集積回路。
  6. 請求項1から5のいずれか1項記載の集積回路の製造方法において、
    各々可動電極(e2)を有する2つ以上の可変キャパシタ(C1,C2;C4,C5,C6,C7)を形成するステップと、
    制御信号に従い容量を変化させるため前記可動電極を動かすマイクロエレクトロメカニカル構造体(k,k/2)を形成するステップと、
    前記可変キャパシタを直列に接続するステップ
    を有することを特徴とする製造方法。
  7. 請求項6記載の集積回路を使用したチューニング方法において、
    容量を変化させるために制御信号を設定するステップを有することを特徴とするチューニング方法。
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