JP5398471B2 - 光ファイバ損失検出装置、ponシステム及び光ファイバ損失検出方法 - Google Patents
光ファイバ損失検出装置、ponシステム及び光ファイバ損失検出方法 Download PDFInfo
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Description
また、特許文献1のような構成の場合には、光伝送路全体の損失を測定できるが、光ファイバの長さの情報は考慮しないので光ファイバ損失が規格値に準拠しているか否かを判定することができないという課題があった。
また、特許文献2のような構成の場合には、光通信システムに新たに光分岐器と測定装置を追加するために光信号を切断しなくてはならないため、運用中の測定には不向きであった。また、別途測定装置が必要なため高価であった。
図1は、この発明の実施の形態1に係るPONシステムの構成を示すブロック図である。図1に示すPONシステムの例では、1台のOLT20と複数台のONU40−B1〜40−Bn,40−N1〜40−Nnとがスター型のカプラ30−A〜30−Nによって多段分岐され、光ファイバ1〜7で接続されている。また、OLT20には、OLT20の動作を制御する制御端末装置10が接続されている。
光受信レベルモニタ部41は、光ファイバ3からモニタPD(Photo Diode)等によって受信した光信号の光受信レベルPRB1を測定し、OLT20を経由して制御端末装置10へ通知する。分岐構成情報保持部42は、制御端末装置10からONU40−B1までのカプラ30による伝送路の分岐数を示す分岐構成情報を保持する。分岐構成情報は、ONU40−B1の場合、カプラ30−Aの分岐数とカプラ30−Bの分岐数の合計値である。この分岐構成情報は、PONシステムにONU40−B1を設置したときに、OLT20が登録認証処理で発行する設置情報から取得した情報である。処理時間測定部43は、フレーム受信から送信までの時間を測定して、ONU40−B1の処理時間HB1とし、OLT20へ通知する。
フィードバック制御部21は、カプラ30−Aに出力する光信号の光送信レベルを一定に保つよう、モニタPDを用いて光送信レベルを監視し、基準値よりレベルが高ければ抑制し、基準値よりレベルが低ければ増幅させるようにフィードバック制御を行う。光送信レベルモニタ部22は、フィードバック制御に使用されるモニタPDの出力信号を検出し、光送信レベルPTB1として制御端末装置10へ通知する。伝送時間算出部23は、OLT20とONU40−B1の間で往復遅延時間RTTを測定すると共に、ONU40−B1が通知する処理時間HB1を受信して、下式(1)よりOLT20とONU40−B1の間の伝送時間TB1を算出し、制御端末装置10に通知する。
TB1=(RTT−HB1)/2 (1)
また、OLT20の伝送時間算出部23を、往復遅延時間RTTを測定して処理時間HB1と共に制御端末装置10へ通知する構成にし、制御端末装置10が上式(1)により伝送時間TB1を算出する構成にしてもよい。
制御端末装置10は、作業者が入力装置を用いて異常経路判定処理を開始する指示を入力した場合、又は、予め設定された定周期で、異常経路判定処理を開始する。
ZB1=PTB1−PRB1 (2)
図1に示すPONシステムにおいて、OLT20の光出力パワーが+5dBm、カプラ30−Aが2分岐カプラ、カプラ30−Bが4分岐カプラだとすると、分岐損失ΣBは、+5dBm−3dB−6dB=−4dBmとなる。
FB1=ZB1+ΣB (3)
LB1=TB1×DB1 (4)
なお、OLT20は、ステップST6にてONU40−B1が通知する処理時間HB1を受信して、ステップST7の処理を行う。
PB1=LB1×SB1 (5)
他方、FB1>PB1であれば(ステップST10“YES”)、OLT20とONU40−B1の間の経路を異常経路と判定し、異常経路中の光ファイバ1〜3のうちの少なくとも1つが損失規格値未準拠な異常光ファイバであると判断する。また、異常経路判定部17は、異常経路と判定した場合に出力部19へ通知し、出力部19から警報を発出させる(ステップST11)。
他方、s/nが閾値未満であれば(ステップST28“NO”)、未準拠光ファイバ検出部18は、対象カプラ30−BよりOLT20側に伝送規格値未準拠な光ファイバが存在すると判断し(ステップST30)、対象カプラ30−BよりOLT側のカプラ30−Aを新たに対象カプラとする(ステップST31)。
他方、s/n<閾値であれば、対象カプラ30−AよりOLT20側の光ファイバ1が伝送規格値未準拠と判断される。
この構成の場合、未準拠光ファイバ検出部(損失光ファイバ検出部)18が図6に示すフローチャートの流れに沿って処理を行えば、伝送損失が大きい異常経路のうちから伝送損失が大きい光ファイバを特定することができる。
上記実施の形態1では、分岐構成情報は、ONU設置の認証登録時にOLTから取得して保持しておく構成としたが、OLTは認証登録の負荷が高いので、分岐構成情報をONUへ付与する処理が負担となることがある。そこで、本実施の形態2では、図2に示すONU40−B1の分岐構成情報保持部42を、ロータリスイッチ又はディップスイッチで構成し、ONU40−B1設置時に作業者が設置作業の一環としてスイッチの設定をカプラの分岐数にする。そして、ONU40−B1の分岐構成情報保持部42は、スイッチの出力値を分岐構成情報として制御端末装置10へ通知する。
Claims (7)
- OLTに接続する光ファイバが複数のカプラによって多段に分岐され、分岐された各光ファイバの終端にONUがそれぞれ接続されたPONシステムの光ファイバ損失検出装置であって、
前記OLTから通知される光送信レベル情報を受信すると共に、前記ONUから通知される光受信レベル情報を受信して、前記OLTから前記ONUまでの経路の伝送損失を算出する伝送損失算出部と、
前記ONUから通知される前記カプラの分岐構成情報を受信して、前記経路の分岐損失を算出する分岐損失算出部と、
前記伝送損失算出部が算出した伝送損失と前記分岐損失算出部が算出した分岐損失から、前記経路の光ファイバロス情報を生成する光ファイバロス情報算出部と、
前記OLTから前記ONUの間の往復遅延時間情報及び前記ONUの処理時間情報から、前記経路の伝送時間を算出し、前記光ファイバの単位長さ当たりの遅延時間設定値を用いて当該経路の距離を求める距離算出部と、
前記光ファイバの単位長さ当たりの損失規格値と前記経路の距離から、光ファイバロス許容値を算出する光ファイバロス許容値算出部と、
前記光ファイバロス情報算出部が算出した光ファイバロス情報と前記光ファイバロス許容値算出部が算出した光ファイバロス許容値を比較して、前記経路中に光ファイバ損失規格値に準拠しない未準拠光ファイバが存在するか否かを判定する異常経路判定部とを備えることを特徴とする光ファイバ損失検出装置。 - 異常経路判定部が判定したOLTと各ONUの間の各経路の判定結果に基づいて、未準拠光ファイバを前記全経路の中から特定する未準拠光ファイバ検出部を備えることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ損失検出装置。
- 異常経路判定部又は未準拠光ファイバ検出部は、定期的に処理を実行することを特徴とする請求項1または2記載の光ファイバ損失検出装置。
- 異常経路判定部又は未準拠光ファイバ検出部は、外部から指示を受け付けると処理を実行することを特徴とする請求項1または2記載の光ファイバ損失検出装置。
- 請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の光ファイバ損失検出装置を有するOLT制御端末装置と、
光信号を送信するOLTと、
前記OLTに接続する光ファイバと、
前記OLTに接続する前記光ファイバを多段に分岐する複数のカプラと、
前記カプラにより分岐された前記光ファイバの終端にそれぞれ接続する複数のONUとを備え、
前記ONUは、
前記OLTから当該ONUまでの経路にある各カプラの分岐数を設定するスイッチと、
前記スイッチの出力信号を、分岐構成情報として前記光ファイバ損失検出装置に通知する分岐構成情報保持部とを有することを特徴とするPONシステム。 - OLTは、
モニタフォトダイオードを用いて、送信する光信号の光送信レベルを監視して一定に維持するフィードバック制御部と、前記モニタフォトダイオードの出力信号を、光送信レベル情報として光ファイバ損失検出装置に通知する光送信レベルモニタ部とを有することを特徴とする請求項5記載のPONシステム。 - OLTに接続する光ファイバが複数のカプラによって多段に分岐され、分岐された各光ファイバの終端にONUがそれぞれ接続されたPONシステムの光ファイバ損失検出方法であって、
前記OLTから通知される光送信レベル情報を受信すると共に、前記ONUから通知される光受信レベル情報を受信して、前記OLTから前記ONUまでの経路の伝送損失を算出する伝送損失算出ステップと、
前記ONUから通知される前記カプラの分岐構成情報を受信して、前記経路の分岐損失を算出する分岐損失算出ステップと、
前記伝送損失算出ステップで算出した伝送損失と前記分岐損失算出ステップで算出した分岐損失から、前記経路の光ファイバロス情報を生成する光ファイバロス情報算出ステップと、
前記OLTから前記ONUの間の往復遅延時間情報及び前記ONUの処理時間情報から、前記経路の伝送時間を算出し、前記光ファイバの単位長さ当たりの遅延時間設定値を用いて当該経路の距離を求める距離算出ステップと、
前記光ファイバの単位長さ当たりの損失規格値と前記経路の距離から、光ファイバロス許容値を算出する光ファイバロス許容値算出ステップと、
前記光ファイバロス情報算出ステップで算出した光ファイバロス情報と前記光ファイバロス許容値算出ステップで算出した光ファイバロス許容値を比較して、前記経路中に光ファイバ損失規格値に準拠しない未準拠光ファイバが存在するか否かを判定する異常経路判定ステップとを備えることを特徴とする光ファイバ損失検出方法。
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JP2009243311A JP5398471B2 (ja) | 2009-10-22 | 2009-10-22 | 光ファイバ損失検出装置、ponシステム及び光ファイバ損失検出方法 |
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JP2011091611A JP2011091611A (ja) | 2011-05-06 |
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