JP5397609B2 - ディスクアレイ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスクアレイ装置に関する。
複数の記憶装置を有するディスクアレイ装置では、ホスト装置からのアクセスを高速化するために、揮発性のキャッシュメモリを備えている。このようなディスクアレイ装置において、外部電源からの電力供給が停電等によって電源遮断処理を経ずに遮断されてしまうと、キャッシュメモリ内の未書き込みデータが消滅してしまうことになる。これを防止するために、例えば、下記特許文献1および特許文献2に記載のディスクアレイ装置では、バックアップ用の電源としてバッテリを備えている。これらのディスクアレイ装置では、停電が発生した場合に、バッテリからキャッシュメモリに電力を供給し、キャッシュメモリ内の未書き込みデータを不揮発性の記憶装置等に退避させている。
特開平9−330277号公報 特開2005−165420号公報
ところで、停電等により外部電源からの電力供給が遮断されると、点検等のために電源ユニットから制御基板が取り外されることも考えられる。このような場合にバッテリからの供給電力が継続されていると感電するおそれがある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、安全性を向上させることができるディスクアレイ装置を提供することを目的とする。
本発明のディスクアレイ装置は、ホスト装置から送信されるデータを記憶する記憶部と、ホスト装置と記憶部との間で送受信されるデータを一時的に記憶する揮発性記憶部と、データの送受信を制御するデータ制御部と、外部電源から供給される電力を揮発性記憶部およびデータ制御部に供給する電源ユニットと、外部電源からの電力供給が電源遮断処理を経ずに遮断された場合に、データ制御部および揮発性記憶部に電力を供給する蓄電部と、データ制御部および揮発性記憶部を電源ユニットと接続するためのコネクタの挿抜を検知する挿抜検知部と、蓄電部によってデータ制御部および揮発性記憶部に電力が供給されているときに、挿抜検知部によってコネクタの抜き取りが検知された場合に、蓄電部による電力の供給を停止させる放電停止部と、を備える。
本発明の方法は、ホスト装置から送信されるデータを記憶する記憶部と、ホスト装置と記憶部との間で送受信されるデータを一時的に記憶する揮発性記憶部と、データの送受信を制御するデータ制御部と、外部電源から供給される電力を揮発性記憶部およびデータ制御部に供給する電源ユニットと、データ制御部および揮発性記憶部に電力を供給可能な蓄電部と、を備えるディスクアレイ装置において実行される方法であって、外部電源からの電力供給が電源遮断処理を経ずに遮断された場合に、蓄電部によるデータ制御部および揮発性記憶部への電力供給を開始させるステップと、蓄電部によってデータ制御部および揮発性記憶部に電力が供給されているときに、データ制御部および揮発性記憶部を電源ユニットと接続するためのコネクタの挿抜を検知するステップと、コネクタの抜き取りが検知された場合に、蓄電部による電力の供給を停止させるステップと、を含む。
本発明のプログラムは、上記方法に含まれる各ステップをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、安全性を向上させることができる。
実施形態におけるディスクアレイ装置の構成を示すブロック図である。 図1に示すディスクアレイ制御部の電力供給機構を示す図である。 図2に示す電力供給機構の変形例を示す図である。 図1に示すディスクアレイ制御部におけるバッテリの電力供給停止機能を実現するための構成図である。 図1に示すディスクアレイ制御部におけるバッテリ使用時の点灯機能を実現するための構成図である。 ホスト装置から受信したデータをディスクに記憶させる際の動作を説明するためのフローチャートである。 ホスト装置から要求されたデータをホスト装置に送信する際の動作を説明するためのフローチャートである。 外部電源からの電力供給が遮断された際のディスクアレイ制御部の動作を説明するためのフローチャートである。 外部電源復旧時の動作を説明するためのフローチャートである。 バッテリの電力供給停止処理時の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明に係るディスクアレイ装置の好適な実施形態について説明する。
まず、図1を参照して、実施形態におけるディスクアレイ装置の構成について説明する。図1は、ディスクアレイ装置の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、ディスクアレイ装置1は、電源ユニット10、11と、ディスクアレイ制御部12、13と、ディスクエンクロージャ14とを有する。
電源ユニット10、11は、例えばコンセント等の外部電源から供給される交流の電力を直流の電力に変換してディスクアレイ制御部12、13に供給する。電源ユニット10、11とディスクアレイ制御部12、13は、バックボード600を介してそれぞれ相互に接続可能となっている。電源ユニット10、11およびディスクアレイ制御部12、13は、コネクタを挿抜することでそれぞれバックボード600から着脱可能に構成されている。
ディスクエンクロージャ14は、複数のハードディスク(記憶部。以下、「ディスク」という。)を有する。
ディスクアレイ制御部12とディスクアレイ制御部13は同一の構成を有する。したがって、以下においてはディスクアレイ制御部12の各部について説明することとし、ディスクアレイ制御部13の各部についてはその説明を省略する。
ディスクアレイ制御部12は、バッテリ100(蓄電部)と、バッテリモニタ102(放電停止部)と、CPU(Central Processing Unit )110(データ制御部、データ退避制御部、電力供給制御部、クロック供給制御部)と、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)コントローラ(データ制御部。以下、「RAIDC(Redundant Arrays of Inexpensive Disks Controller)」という。)120と、不揮発性メモリコントローラ(データ制御部。以下、「NVMC(Non Volatile Memory Controller)」という。)130と、スイッチ140と、ホストインターフェース(以下、「ホストI/F(Interface)」という。)150と、ディスクインターフェース(以下、「ディスクI/F」という。)160と、を有する。なお、RAIDとは、複数台のハードディスクを組み合わせることで仮想的な1台のハードディスクとして運用する技術をいう。
また、ディスクアレイ制御部12は、ローカルメモリ(揮発性記憶部。以下、「MEM(Memory)」という。)200、201と、キャッシュメモリ(揮発性記憶部。以下、「CHE(Cache)」という。)210〜213と、不揮発性メモリ(不揮発性記憶部。以下、「NVM(Non Volatile Memory)」という。)220、221と、BKVALID(Backup Valid)132とを、さらに有する。
バッテリ100は、外部電源からの電力供給が電源遮断処理を経ずに遮断された場合に、CPU110、RAIDC120、NVMC130、MEM200、201、CHE210〜213、NVM220、221およびBKVAKID132の動作に必要な電力を供給する二次電池である。外部電源からの電力供給が電源遮断処理を経ずに遮断される場合としては、例えば、停電や、誤って電源コードが引き抜かれること等が該当する。
バッテリモニタ102は、バッテリ100の充放電を制御する。バッテリモニタ102は、バッテリ100の残容量を監視する。バッテリモニタ102は、ディスクアレイ制御部12から取り外し可能に設計してもよいし、ディスクアレイ制御部12の外部に取り付け可能に設計してもよい。これにより、例えばバッテリ100の性能が劣化した場合等にバッテリ100交換を容易に行うことが可能となる。
CPU110は、ディスクアレイ制御部12の各デバイスを管理するプロセッサである。CPU110には、MEM200、201が接続されている。CPU110は、ファームウエア等を格納するROM(Read Only Memory;不図示)に格納されているソフトウェアコードを実行して動作する。なお、MEMは、2つであることには限定されず、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
MEM200、201には、例えば、CPU110の動作に必要なオペレーティングシステム(以下、「OS(Operating System)」という。)のソフトウェアコード等が格納される。MEM200、201は、ホストコンピュータ(以下、「ホスト装置」という。)2から読み書きされるデータを一時的にキャッシュする際にも用いられる。MEM200、201としては、例えば、ディスクエンクロージャ14のディスクよりも高速な揮発性のメモリ、例えばDRAMを用いることができる。より好ましくは、セルフリフレッシュモード等の省電力状態を有するメモリ、例えばJEDEC(Joint Electron Device Engineering Council)仕様のSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)を用いるのがよい。
RAIDC120は、RAIDの機能を実現するためのLSI(Large Scale Integration)である。RAIDC120には、CHE210〜213が接続されている。なお、CHEは、4つであることには限定されず、4つ未満であってもよいし、5つ以上であってもよい。また、CHEの機能をMEMに組み込むこととしてもよい。
RAIDC120は、CHE210〜213ごとに、省電力モードのON/OFFを制御することや、クロック周波数の設定変更を制御することができる。省電力モードとしては、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)におけるセルフリフレッシュモードが該当する。
RAIDC120は、RAIDで必要なパリティ計算機能や、2つのディスクに同一のデータを同時に書き込む機能(以下、「デュアルライト」という。)を有する。また、RAIDC120は、ディスクアレイ制御部12のCHE210〜213およびMEM200、201のキャッシュデータと、ディスクアレイ制御部13のCHE214〜217およびMEM202、203のキャッシュデータとの同一性を、スイッチ140を介して確保する機能を有する。さらに、RAIDC120は、ディスクアレイ制御部13側の各デバイスの状態をディスクアレイ制御部12のCPU110に取得させる機能を有する。各デバイスの状態としては、例えば、電源のON/OFF状態、ハードウェアリセットの解除状態、CPU111の動作状態、RAIDC121の動作状態等がある。
なお、RAIDC120の機能は、CPU110で実行されるソフトウェアによって実現させることもできる。この場合には、CHE210〜213の機能をMEM200、201に組み込むこととすればよい。
CHE210〜213は、ホスト装置2から読み書きされるデータを一時的にキャッシュする際に用いられる。CHE210〜213は、RAIDC120のワークエリアとしても使用できる。CHE210〜213としては、例えば、ディスクエンクロージャ14のディスクよりも高速な揮発性のメモリ、例えばDRAMを用いることができる。より好ましくは、セルフリフレッシュモード等の省電力状態を有するメモリ、例えばJEDEC仕様のSDRAMを用いるのがよい。
NVMC130は、NVM220、221のデータの読み書きと、BKVALID132のデータのセットおよびリセットを行う。NVMC130は、DMA(Direct Memory Access)コントローラを内蔵する。NVMC130は、CPU110の指示に従ってCHE210〜213やMEM200、201からデータを読み出し、NVM220、221に書き込む。NVMC130は、CPU110によって任意に設定されるタイマ機能を有する。
NVMC130は、バッテリモニタ102からバッテリの残容量情報を取得する。NVMC130は、バッテリ100の残容量が所定の下限容量未満になったか否かを検出する機能を有する。下限容量としては、例えば、バッテリ100によるデータ退避処理を実行するのに必要となる容量の下限値が該当する。データ退避処理としては、CHE210〜213およびMEM200、201に保持されているデータをNVM220、221にコピーする処理が該当する。
なお、NVMC130の機能をRAIDC120に組み込むこととしてもよい。この場合には、NVM220、221をRAIDC120に接続すればよい。また、NVMC130の機能をCPU110に組み込むこととしてもよい。この場合には、NVM220、221をCPU110に接続すればよい。
NVM220、221は、外部電源からの電力供給が電源遮断処理を経ずに遮断された場合に、CHE210〜213およびMEM200、201に保持されているデータを退避させるための不揮発性メモリである。NVM220、221には、退避完了フラグが設けられている。退避完了フラグは、データ退避処理によって、CHE210〜213およびMEM200、201に保持されている全データがNVM220、221に退避されているか否かを示すフラグである。したがって、退避完了フラグがONである場合には、CHE210〜213およびMEM200、201に保持されている全データが退避されている状態であることを示す。なお、NVMは、2つであることには限定されず、2つ未満であってもよいし、3つ以上であってもよい。
NVM220、221としては、例えば、CHE210〜213やMEM200、201よりも低速な不揮発性メモリ、例えばNAND型のフラッシュメモリを用いることができる。また、小型のHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)であってもよい。また、例えばSDメモリカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)等のように、コントローラを内蔵している不揮発性メモリであってもよい。
不揮発性メモリの中には書き換え回数制限や故障頻度の高いものがあるため、NVM220、221は、ディスクアレイ制御部12から取り外して交換可能にすることが好ましい。さらに、ディスクアレイ装置1が動作中であってもNVM220、221を交換可能にすることが好ましい。NVM220、221を交換するときには、交換対象となるNVMの電源をOFFにしてから行うこととすればよい。
BKVALID132は、バッテリ200がバックアップ処理可能な状態であるか否かを示すデータを格納するメモリである。BKVALID132としては、例えば、1bitのフリップフロップを用いることができる。BKVALID132は、揮発性メモリであってもよい。BKVALID132として1bitのフリップフロップを用いる場合には、バッテリ200がバックアップ処理可能な状態であるときにはデータとして“1”をセットし、バッテリ200がバックアップ処理不可能な状態であるときにはデータをクリアして“0”にリセットする。バッテリ200がバックアップ処理可能な状態であるか否かは、バッテリの残容量がバックアップ処理を行うことができる容量以上あるか否かにより判定することができる。バックアップ処理には、外部電源の代わりにディスクアレイ制御部12の各デバイスに電力を供給する処理と、上記データ退避処理とが含まれる。
具体的には、例えば、バッテリ100のバックアップ処理によってデータを退避している際に、バッテリ100の電力が不足した場合には、BKVALID132のデータがクリアされて“0”にリセットされる。その後、ディスクアレイ装置1が起動し、バッテリ100が充電されてバックアップ処理が可能になると、BKVALID132のデータとして“1”がセットされる。BKVALID132のデータのセット/リセットは、例えばCPU110がNVMC130を介して制御する。
スイッチ140は、RAIDC120、ホストI/F150、ディスクI/F160およびディスクアレイ制御部13側のスイッチ141とそれぞれ接続され、これらを相互接続するバスのスイッチング機能を有する。
なお、図1に示すCPU110はスイッチ140に接続されていないが、CPU110がスイッチ140に直接接続されていてもよい。また、スイッチ140の機能をCPU110またはRAIDC210に組み込むこととしてもよい。この場合には、ホストI/F150およびディスクI/F16をCPU110またはRAIDC120に直接接続すればよい。
ホストI/F150は、ホスト装置2と接続されるインターフェースである。ホストI/F150としては、例えば、FibreChannelやiSCSI(Internet Small Computer System Interface)、Infiniband等を用いることができる。ホストI/F150に接続されるホスト装置は2台以上であってもよい。
ディスクI/F160は、ディスクエンクロージャ14と接続されるインターフェースである。ディスクI/F160としては、例えば、SAS(Serial Attached SCSI)やSATA(Serial Advanced Technology Attachment)、SCSI(Small Computer System Interface)、FibreChannel等を用いることができる。ディスクI/F160に接続されるディスクエンクロージャは2台以上であってもよい。
次に、図2を参照して、ディスクアレイ制御部における電力供給機構について説明する。なお、上述したようにディスクアレイ制御部12の構成はディスクアレイ制御部13の構成と同様であるため、ここではディスクアレイ制御部12の電力供給機構について説明し、ディスクアレイ制御部13の電力供給機構についてはその説明を省略する。
図2に示すように、電源ユニット10と電源ユニット11とは、ダイオード501、502によってディスクアレイ制御部12の一部にOR接続する。これにより、一方の電源ユニットが故障した場合であっても、ディスクアレイ制御部12への電力供給を継続することができる。なお、電源ユニットは、2台であることには限定されず、3台以上であってもよい。
電源ユニット10、11とバッテリ100とは、ダイオード511、512によってディスクアレイ制御部12の一部にOR接続する。これにより、停電等によって電源ユニット10、11から電力を供給できなくなった場合であっても、バッテリ100からディスクアレイ制御部12に電力を供給することができる。上述した各OR接続はダイオードを用いているが、これに限定されない。例えば、一方の電源が故障した場合に他方の電源に切り替えるセレクタを用いることとしてもよい。
DC/DCコンバータ400〜422は、入力された直流電圧を昇圧または降圧して出力する電源回路である。
DC/DCコンバータ400、401は、電源ユニット10、11およびバッテリ100のいずれか一の電源から出力された直流電圧に基づいて、CPU110およびRAIDC120の動作に必要な電力をそれぞれ出力する。DC/DCコンバータ400、401は、2つであることには限定されず、必要に応じて適宜増減することができる。DC/DCコンバータ400、401は、NVMC130からの指示に従って出力のON/OFFをそれぞれ個別に切り替えることができる。
DC/DCコンバータ402は、電源ユニット10、11およびバッテリ100のいずれか一の電源から出力された直流電圧に基づいて、NVMC130の動作に必要な電力を出力する。
DC/DCコンバータ410〜417は、電源ユニット10、11およびバッテリ100のいずれか一の電源から出力された直流電圧に基づいて、MEM200、201、CHE210〜213およびNVM220、221の動作に必要な電力をそれぞれ出力する。DC/DCコンバータ410〜417は、NVMC130からの指示に従って出力のON/OFFをそれぞれ個別に切り替えることができる。
DC/DCコンバータ420〜422は、電源ユニット10および電源ユニット11のいずれか一方の電源から出力された直流電圧に基づいて、スイッチ140、ホストI/F150およびディスクI/F160の動作に必要な電力をそれぞれ出力する。DC/DCコンバータ420〜422は、3つであることには限定されず、必要に応じて適宜増減することができる。
なお、DC/DCコンバータ410〜417による出力のON/OFF制御を、図3に示すFET(Field effect transistor;電界効果トランジスタ)ゲート440〜447のON/OFF制御に置き換えることができる。この場合には、DC/DCコンバータを、DC/DCコンバータ430とDC/DCコンバータ431の2つにすることができるため、簡素かつ安価に図2と同等の機能を実現することが可能となる。なお、この場合には、FETゲート440〜447を通過することで生ずる電圧降下を考慮してDC/DCコンバータ430、431の電圧を設定する必要がある。
次に、図4を参照して、ディスクアレイ制御部12におけるバッテリの電力供給停止機能について説明する。なお、上述したようにディスクアレイ制御部12の構成はディスクアレイ制御部13の構成と同様であるため、ここでは、ディスクアレイ制御部12のバッテリ電力供給停止機能について説明し、ディスクアレイ制御部13のバッテリ電力供給停止機能についてはその説明を省略する。
図4に示すように、ディスクアレイ制御部12は、挿抜検知部610と、挿抜保護部611とをさらに有する。ディスクアレイ制御部12は、コネクタ601、602を挿抜することでバックボード600に着脱することができる。バックボード600には電源ユニット10、11が接続している。なお、図4に示す電力消費部Lには、例えば、CPU110、RAIDC120、NVMC130、MEM200、201、CHE210〜213、NVM220、221およびBKVAKID132が含まれる。
ディスクアレイ制御部12がバックボード600に装着されている場合にはコネクタ601、602が導通して、Lowレベルの電位信号が挿抜検知部610および挿抜保護部611に送信される。ディスクアレイ制御部12がバックボード600から取り外された場合には、プルアップ抵抗603によってHighレベルの電位信号が挿抜検知部610および挿抜保護部611に送信される。
挿抜検知部610は、上記電位信号に基づいてコネクタ601、602の挿抜状態を監視する。挿抜検知部610は、コネクタ601、602が抜き取られたときに、その旨をバッテリモニタ102に通知する。具体的に、挿抜検知部610は、Highレベルの電位信号を受信したときに、コネクタ601、602が抜き取られたことを示す信号をバッテリモニタ102に通知する。
バッテリモニタ102は、コネクタ601、602が抜き取られたことを示す信号を受信した場合に、バッテリ100による電力の供給を停止させる。つまり、バッテリ100の放電を停止させる。
これにより、バッテリ100によるバックアップ処理の最中にディスクアレイ制御部12が取り外された場合には、バッテリ100の放電を停止させることができる。したがって、ディスクアレイ制御部12を取り外した後もバッテリ100による通電状態が継続してしまうという危険性を回避することができる。すなわち、コネクタ601、602を介して感電してしまう事態を回避することができるため、安全性を向上させることができる。
挿抜保護部611は、ディスクアレイ制御部12がバックボード600に脱着されるときに、電源ユニット10から供給される電力の急激な変化を緩和する機能を有する。これにより、ディスクアレイ制御部12内の各デバイスを過電圧等から保護することができる。
次に、図5を参照して、バッテリ使用時の点灯機能について説明する。なお、上述したようにディスクアレイ制御部12の構成はディスクアレイ制御部13の構成と同様であるため、ここでは、ディスクアレイ制御部12のバッテリ使用時の点灯機能について説明し、ディスクアレイ制御部13のバッテリ使用時の点灯機能についてはその説明を省略する。
図5に示す発光ダイオードLED1は、バッテリ100が電力を供給しているときには点滅し、バッテリ100が電力を供給していないときには消灯する。これにより、バッテリ100によって電力が供給されていることを外部に視覚的に知らせることが可能となる。したがって、バッテリ100によりキャッシュデータがバックアップされている最中にディスクアレイ制御部12がバックボード600から引き抜かれてしまう事態を抑止することができる。つまり、安全性をより向上させることが可能となる。
図5に示す電界効果トランジスタ(FET)T1は、NVMC130からの制御信号がコンデンサC1の動作に影響を及ぼすことがないように設けられている。抵抗R1、R3、R4、R5は、回路に流れる電流を制限するために設けられている。シュミットトリガNOTゲートL1と、ダイオードD1と、時定数設定用抵抗R2と、時定数設定用コンデンサC1とで発振回路を形成する。シュミットトリガNOTゲートL2は、電界効果トランジスタT2を駆動するためのNOTゲートである。電源V1は、発光ダイオードLED1を点灯させるための電源である。電源V1には、NVMC130を動作させる電源と同一の電源を用いることができる。電界効果トランジスタT2は、発光ダイオードLED1を点灯/消灯させるためのスイッチングFETである。シュミットトリガNOTゲートL1、L2のゲートを駆動するための電源には電源V1を用いることができる。電源V1と抵抗R5とでプルアップ抵抗が構成される。同様に電源V1と抵抗R6とでプルアップ抵抗が構成される。
図5を参照して、バッテリ100が電力供給を停止しているときに発光ダイオードが消灯するしくみについて説明する。まず、バッテリ100が電力供給停止状態になると、NVMC130の出力がHighレベルとなる。これにより電界効果トランジスタT1がON状態となり、コンデンサC1の電荷が放出される。これによりシュミットトリガNOTゲートL1の出力がHighレベルとなり、シュミットトリガNOTゲートL2の出力がLowレベルとなる。これにより電界効果トランジスタT2がOFF状態となり、発光ダイオードLED1が消灯状態になる。
図5を参照して、バッテリが電力を供給しているときに発光ダイオードが点滅するしくみについて説明する。まず、バッテリ100が電力供給状態になると、NVMC130の出力がLowレベルとなる。これにより電界効果トランジスタT1がOFF状態となり、シュミットトリガNOTゲートL1の出力がHighレベルのまま発振回路で発振が生ずる。これにより、発振回路の抵抗R2を経由して流れる電荷がコンデンサC1に蓄電されていく。その後、コンデンサC1の電圧がシュミットトリガNOTゲートL1のターンオン電圧を超えると、シュミットトリガNOTゲートL1の出力がLowレベルとなる。これによりシュミットトリガNOTゲートL2の出力がHighレベルとなり、電界効果トランジスタT2がON状態となるため、発光ダイオードLED1が点灯する。
その後、コンデンサC1の電荷がダイオードD1を経由して放出されていく。コンデンサC1の電荷がシュミットトリガNOTゲートL1のターンオフ電圧を下回ると、シュミットトリガNOTゲートL1の出力がHighレベルとなる。これによりシュミットトリガNOTゲートL2の出力がLowレベルとなり、電界効果トランジスタT2がOFF状態となるため、発光ダイオードLED1が消灯する。
これにより、バッテリ100が電力供給状態になったときに、発光ダイオードを所定の周期で点滅させることができる。
点滅周期はコンデンサC1の容量および抵抗R2の抵抗値を変更することで調整することができる。点滅周期としては、例えば1〜2秒程度にすることが好ましい。また、発光ダイオードの点灯時間と消灯時間とのデューティ比は視認性が損なわれない範囲で設定することが好ましい。例えば1:1000程度にすることが好ましい。このデューティ比は抵抗R3および抵抗R2の抵抗値を変更することで調整することができる。ダイオードD1として、逆方向電流の温度変化が小さいものを用いることで、デューティ比や点滅周期への影響を小さくすることができる。具体的には、シリコンのダイオードを用いることが好ましい。一方、逆方向電流の温度変化が大きいものとしては、例えばショットキーバリアダイオードがある。
このように発光ダイオードを点滅させることによって、発光ダイオードを点灯させ続けた場合に比べて電流を1000分の1程度にまで抑えることが可能となる。つまり、バッテリ100の電力がディスクアレイ制御部12に供給されているときに発光ダイオードを点滅させることで、バッテリが通電状態であることを、最小限の電流を使用することで外部に認識させることができる。
次に、図面を参照して本実施形態におけるディスクアレイ装置1の各種の動作について説明する。なお、上述したようにディスクアレイ制御部12の構成はディスクアレイ制御部13の構成と同様であるため、ここでは、ディスクアレイ装置1の動作のうちディスクアレイ制御部12の動作について説明し、ディスクアレイ制御部13の動作についてはその説明を省略する。
まず、図6を参照して、ホスト装置から受信したデータをディスクに記憶させる際の動作について説明する。
最初に、RAIDC120は、ホストI/F150を介してホスト装置2から受信したデータをCHE210〜213またはMEM200、201に書き込む(ステップS101)。
続いて、RAIDC120は、RAIDに必要なパリティ計算を実行する。続いて、RAIDC120は、パリティチェックが終了したデータをディスクI/F160を介してディスクエンクロージャ14のディスクに書き込ませる(ステップS102)。
次に、図7を参照して、ホスト装置から要求されたデータをホスト装置に送信する際の動作について説明する。
最初に、RAIDC120は、ホスト装置2から要求されたデータがCHE210〜213またはMEM200、201にキャッシュされているか否かを判定する(ステップS201)。この判定がYESである場合(ステップS201;YES)に、RAIDC120は、CHE210〜213またはMEM200、201からデータを読み出す(ステップS202)。
一方、上記ステップS201における判定で、ホスト装置2から要求されたデータがCHE210〜213またはMEM200、201にキャッシュされていないと判定された場合(ステップS201;NO)に、RAIDC120は、ディスクI/F160を介してディスクエンクロージャ14のディスクからデータを読み出す(ステップS203)。
続いて、RAIDC120は、読み出したデータをホストI/F150を介してホスト装置2に送信する(ステップS204)。
次に、図8を参照して、外部電源からの電力供給が遮断された際のディスクアレイ制御部の動作について説明する。
最初に、例えば停電により外部電源からの電力供給が電源遮断処理を経ずに遮断される(ステップS301)と、CPU110は、バッテリ100によるバックアップ処理を開始させる(ステップS302)。
CPU110は、バッテリ100に接続していないDC/DCコンバータ420〜422をOFFにしてスイッチ140、ホストI/F150およびディスクI/F160への電力供給を停止させる(ステップS303)。これと並行してCPU110は、CHE210〜213およびMEM200、201を省電力モード(例えばセルフリフレッシュモード)に切り替え、CHE210〜213およびMEM200、201へのクロックの供給を停止する(ステップS304)。なお、クロックの供給を停止せずに、供給するクロックの周波数を規格上の下限周波数付近にまで低下させることとしてもよい。また、CPU110は、MEM200、201を省電力モードに切り替えた後は、MEM200、201に格納されているソフトウェアコードを参照することができなくなる。したがって、CPU110は、ファームウエア等を格納するROMに格納されているソフトウェアコードを参照してその後の処理を実行する。
続いて、NVMC130は、DC/DCコンバータ416、417をOFFにしてNVM220、221への電力供給を停止するとともに、DC/DCコンバータ400、401をOFFにしてCPU110およびRAIDC120への電源供給を停止する(ステップS305)。これにより、消費電力を最小限にした状態でCHE210〜213およびMEM200、201の内容を保持させることができる。
続いて、NVMC130は、外部電源が投入されたか否かを判定する(ステップS306)。この判定がYESの場合(ステップS306;YES)には、後述する外部電源復旧時の動作を実行する(ステップS307)。
一方、上記ステップS306における判定で外部電源が未投入であると判定された場合(ステップS306;NO)に、NVMC130は、予めタイマ設定された所定時間が経過したか否か、または、バッテリの残容量が予め設定された下限容量未満になったか否かを判定する(ステップS308)。この判定がNOである場合には、上記ステップS306に処理を移行する。
一方、上記ステップS308における判定で所定時間が経過したか、バッテリの残容量が下限容量未満になったと判定された場合(ステップS308;YES)に、NVMC130は、DC/DCコンバータ400、401をONにしてCPU110およびRAIDC120への電力供給を開始させる(ステップS309)。
続いて、CPU110は、NVMC130を介してBKVALID132のデータをクリアさせる(ステップS310)。
続いて、CPU110は、DC/DCコンバータ416、417をONさせてNVM220、221への電力供給を開始させる(ステップS311)。
続いて、CPU110は、NVMC130のDMAコントローラを起動して、CHE210〜213およびMEM200、201に保持されているデータを順次NVM220、221にコピーさせることで、データを退避させる(ステップS312)。
続いて、CHE210〜213およびMEM200、201に保持されている全データの退避が完了した場合に、CPU110は、NVM220、221に設けられた退避完了フラグをONにする(ステップS313)。これにより、退避完了フラグがONであるときは、ディスクに書き込まれていない有効なキャッシュデータがNVM220、221に保持されていることになる。
続いて、CPU110は、バッテリ100を停止させる(ステップS314)。これにより、ディスクアレイ装置1は停止状態となる。
なお、上記ステップS312におけるデータ退避処理は、例えば、以下のように行うことができる。CPU110は、NVM220、221への最大書き込み速度を超えない範囲で動作させることができる数のCHEおよびMEMを指定する。CPU110は、指定したCHEおよびMEMの省電力モードを解除する。CPU110は、省電力モードを解除したCHEおよびMEMに対して、必要最低限の転送速度が得られる周波数に低下させたクロック信号を供給する。CPU110は、指定したCHEおよびMEMに保持されているデータの退避を開始させる。データの退避が終了すると、CPU110は、指定したCHEおよびMEMを省電力モードにして、クロック信号の供給を停止する。CPU110は、次にデータを退避させるCHEおよびMEMを指定して、上記と同様に省電力モードの解除およびクロック信号の供給を行ってからデータを退避させる。そして、この手順をCHEおよびMEMに保持されている全てのデータの退避が完了するまで繰り返す。
このように、複数あるCHEおよびMEMの電力およびクロック信号を個別に制御することによって、CHEおよびMEMの内容をNVMに退避させる際の消費電力を低減させることができるため、バッテリの容量を減らしてバッテリを小さくすることができる。
また、上記ステップS314におけるバッテリ停止処理を行う前に、NVMC130が、DCコンバータ416、417をOFFしてNVM220、221への電力供給を停止させるとともに、DC/DCコンバータ400、401をOFFしてCPU110およびRAIDC120への電力供給を停止させることとしてもよい。
また、上記ステップS310でBKVALID132のデータをクリアしてから、上記ステップS312でNVM220、221へのデータの退避処理が完了するまでの間に、外部電源が投入された場合には、データの退避処理を最後まで実行した後に、後述する外部電源復旧時の動作を実行すればよい。
次に、図9を参照して、上記ステップS307で実行される外部電源復旧時の動作について説明する。
最初に、外部電源が投入されると、ディスクアレイ制御部12内の各デバイスに電力が供給され、CPU110が起動する(ステップS401)。なお、この時点では、MEM200、201の状態が不明である。したがって、CPU110は、MEM200、201が使用可能になるまでは、ファームウエア等を格納するROMに格納されているソフトウェアコードを参照してその後の処理を実行する。
続いて、CPU110は、BKVALID132のデータがセットされている状態であるか否かを判定する(ステップS402)。この判定がYESである場合(ステップS402;YES)に、CPU110は、CHE210〜213およびMEM200、201のデータがバッテリ100によって保持されていたと判断し、後述するステップS406に処理を移行する。この場合には、CHE210〜213およびMEM200、201のデータが全て保持されていることになるため、起動時のOSのブート処理を省略することができ、通常よりも高速に起動することが可能となる。
一方、上記ステップS402における判定でBKVALID132のデータがセットされていない状態であると判定された場合(ステップS402;NO)に、CPU110は、NVM220、221の退避完了フラグがONであるか否かを判定する(ステップS403)。この判定がYESである場合(ステップS403;YES)に、CPU110は、NVM220、221にデータが退避されていたと判断し、NVM220、221に保持されているデータをCHE210〜213およびMEM200、201にコピーしてデータを復元する(ステップS404)。そして、後述するステップS406に処理を移行する。
一方、上記ステップS403の判定で退避完了フラグがOFFであると判定された場合(ステップS403;NO)に、CPU110は、通常の起動処理としてCHE210〜213およびMEM200、201の初期化を行い、CPU110に接続されたファームウエア格納用のROMからOSをロードする(ステップS405)。
続いて、CPU110は、RAIDC120、スイッチ140、ホストI/F150およびディスクI/F160の初期化を含む起動処理を実行する(ステップS406)。
続いて、CPU110は、バッテリ100の残容量がバックアップ処理をするのに十分であるか否かを判定する(ステップS407)。この判定がNOである場合(ステップS407;NO)に、CPU110は、BKVALID132のデータをクリアしてバッテリ100の充電を開始する(ステップS408)。なお、いずれかのバッテリ100、101に十分な残容量があればバッテリによるバックアップ処理を実行可能とする場合には、バッテリの残容量を判定する際に、バッテリ100、101の残容量をそれぞれ判定すればよい。
続いて、CPU110は、ディスクに書き込まれていないキャッシュデータ(以下、「ダーティキャッシュ」という。)がCHE210〜213およびMEM200、201に記憶されている場合には、ダーティキャッシュをディスクに記憶させる(ステップS409)。
続いて、CPU110は、NVM220、221の退避完了フラグをOFFにする(ステップS410)。
続いて、CPU110は、データの更新方式を、ライトスルーモードにする(ステップS411)。
ここで、データの更新方式としては、ライトスルーモードとライトバックモードとがある。ライトスルーモードは、データを記憶させる際に、CHE210〜213およびMEM200、201にデータをキャッシュさせるのと同時に、ディスクにもデータを書き込むモードである。ライトバックモードは、データを記憶させる際に、CHE210〜213およびMEM200、201にのみデータをキャッシュさせておき、CPUの空き時間等を利用してキャッシュしたデータをディスクに書き込むモードである。つまり、ライトスルーモードでは、CHE210〜213およびMEM200、201にダーティキャッシュが存在しないのに対して、ライトバックモードでは、CHE210〜213およびMEM200、201にダーティキャッシュが存在することとなる。
続いて、CPU110は、ホスト装置2からのI/Oアクセスの受け付けを開始する(ステップS412)。なお、ライトスルーモードでは、CHE210〜213およびMEM200、201に保持されているデータは、全てディスクに書き込まれているデータ(以下、「クリーンキャッシュ」という。)となる。したがって、外部電源からの電力供給が電源遮断処理を経ずに遮断されてもダーティキャッシュが失われることはない。
続いて、CPU110は、上記ステップS408で開始したバッテリ100の充電が終了したか否かを判定し(ステップS412)、充電が終了しない場合(ステップS412;NO)には待機し、充電が終了した場合(ステップS412;YES)には、後述するステップS414に処理を移行する。
一方、上記ステップS407の判定でバッテリ100の残容量が十分であると判定された場合(ステップS407;YES)に、CPU110は、バッテリ100を放電可能な状態にする(ステップS414)。
続いて、CPU110は、NVM220、221の退避完了フラグをOFFする(ステップS415)。
続いて、CPU110は、データの更新方式を、ライトバックモードにする(ステップS416)。
続いて、CPU110は、BKVALID132のデータをセットし(ステップS417)、ホスト装置2からのI/Oアクセスの受け付けを開始する(ステップS418)。BKVALID132のデータをセットすることで、外部電源からの電力供給が電源遮断処理を経ずに遮断された場合であっても、CHE210〜213およびMEM200、201に保持されているデータがバッテリ100によってバックアップされることとなる。
これにより、外部電源からの電力供給が電源遮断処理を経ずに遮断された場合であっても、所定時間経過前やバッテリの残容量が十分あるうちに外部電源が投入された場合には、バッテリ電力によって保持されたCHEやMEMのデータをそのまま使用してディスクアレイ装置の動作を再開することが可能となる。また、この場合には、NVMにデータを退避させないため、書き込み回数に制限がある不揮発性メモリの寿命を維持させることが可能となる。
一方、所定時間経過前やバッテリの残容量が十分あるうちに外部電源が投入されなかった場合には、CHEやMEMのデータを、不揮発性メモリであるNVMに退避させることができるため、ダーティキャッシュが消失する事態を回避させることができる。
次に、図10を参照して、バッテリの電力供給停止処理時の動作について説明する。この動作は、バッテリによるバックアップ処理中に繰り返し実行される。
最初に、挿抜検知部610は、コネクタ601、602が抜き取られたか否かを判定する(ステップS501)。この判定がNOである場合(ステップS501;NO)には処理を終了する。
一方、ステップS501における判定でコネクタ601、602が抜き取られたと判定された場合(ステップS501;YES)に、バッテリモニタ102は、バッテリ100による電力の供給を停止させる(ステップS502)。
これにより、バッテリ100によるバックアップ処理の最中にディスクアレイ制御部12が取り外された場合にバッテリ100の放電を停止させることが可能となる。
なお、ディスクアレイ装置1には、上述した各部の機能を実現させるプログラムがインストールされている。このプログラムを実行することで、上述した各部の機能を実現することができる。
また、上述した実施形態は、単なる例示に過ぎず、実施形態に明示していない種々の変形や技術の適用を排除するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な形態に変形して実施することができる。
例えば、ディスクアレイ装置1は、上述した実施形態における各要素(図1参照)を全て備えている必要はない。ディスクアレイ装置1は、少なくとも、CPU110、CHE210(MEM200)、バッテリ100、バッテリモニタ102、コネクタ601、602および挿抜検知部610を有するディスクアレイ制御部12と、電源ユニット10と、ハードディスクを有するディスクエンクロージャ14と、を備えていればよい。
これにより、挿抜検知部610によってコネクタ601、602の抜き取りが検知された場合に、バッテリモニタ102がバッテリ100による電力の供給を停止させることができる。つまり、バッテリ駆動時にディスクアレイ制御部12が取り外されてもバッテリ100による通電状態が継続してしまうことを回避することができる。
1…ディスクアレイ装置、2…ホスト装置、10、11…電源ユニット、12、13…ディスクアレイ制御部、14…ディスクエンクロージャ、100、101…バッテリ、102、103…バッテリモニタ、110、111…CPU、120,121…RAIDC、130、131…NVMC、132、133…BKVALID、140、141…スイッチ、150、151…ホストI/F、160、161…ディスクI/F、200〜203…MEM、210〜217…CHE、220〜223…NVM、400〜402、410〜417、420〜422…DC/DCコンバータ、600…バックボード、601、602…コネクタ、610…挿抜検知部、LED1…発光ダイオード。

Claims (4)

  1. ホスト装置から送信されるデータを記憶する記憶部と、
    前記ホスト装置と前記記憶部との間で送受信される前記データを一時的に記憶し、消費電力を低く抑える省電力モードを有する複数の揮発性記憶部と、
    前記データの送受信を制御するデータ制御部と、
    外部電源から供給される電力を前記複数の揮発性記憶部および前記データ制御部に供給する電源ユニットと、
    記データ制御部および前記複数の揮発性記憶部に電力を供給可能な蓄電部と、
    前記外部電源からの電力供給が電源遮断処理を経ずに遮断された場合に、前記蓄電部による前記データ制御部および前記複数の揮発性記憶部への電力供給を開始させ、前記複数の揮発性記憶部の全て前記省電力モードに切り替え、前記複数の揮発性記憶部のうち一部の揮発性記憶部に記憶されている前記データを、前記データを退避させるための不揮発性記憶部に記憶させるときには、前記一部の揮発性記憶部の前記省電力モードを一時的に解除する電力制御を行う電力供給制御部と、
    前記省電力モードが解除された前記一部の揮発性記憶部に記憶されている前記データを前記不揮発性記憶部に記憶させるデータ退避制御部と、
    前記蓄電部によって前記データ制御部および前記複数の揮発性記憶部に電力が供給されているときに、前記データ制御部および前記複数の揮発性記憶部を前記電源ユニットと接続するためのコネクタの挿抜を検知する挿抜検知部と、
    記挿抜検知部によって前記コネクタの抜き取りが検知された場合に、前記蓄電部による電力の供給を停止させる放電停止部と、を備え
    前記電力供給制御部による前記電力制御は、前記複数の揮発性記憶部に記憶されている全てのデータが前記不揮発性記憶部に記憶されるまで繰り返されることを特徴とするディスクアレイ装置。
  2. 前記データ退避制御部は、前記外部電源からの電力供給が電源遮断処理を経ずに遮断されてから所定時間経過した後または前記蓄電部の残容量が所定の下限容量未満になった場合に、前記揮発性記憶部に記憶されている前記データを前記不揮発性記憶部に記憶させることを特徴とする請求項記載のディスクアレイ装置。
  3. ホスト装置から送信されるデータを記憶する記憶部と、前記ホスト装置と前記記憶部との間で送受信される前記データを一時的に記憶し、消費電力を低く抑える省電力モードを有する複数の揮発性記憶部と、前記データの送受信を制御するデータ制御部と、外部電源から供給される電力を前記複数の揮発性記憶部および前記データ制御部に供給する電源ユニットと、前記データ制御部および前記複数の揮発性記憶部に電力を供給可能な蓄電部と、前記データを退避させるための不揮発性記憶部とを備えるディスクアレイ装置において実行される方法であって、
    外部電源からの電力供給が電源遮断処理を経ずに遮断された場合に、前記蓄電部による前記データ制御部および前記複数の揮発性記憶部への電力供給を開始させ、前記複数の揮発性記憶部の全て前記省電力モードに切り替え、前記複数の揮発性記憶部のうち一部の揮発性記憶部に記憶されている前記データを前記不揮発性記憶部に記憶させるときには、前記一部の揮発性記憶部の前記省電力モードを一時的に解除する電力制御を行うステップと、
    前記省電力モードが解除された前記一部の揮発性記憶部に記憶されている前記データを、前記不揮発性記憶部に記憶させるステップと、
    前記蓄電部によって前記データ制御部および前記複数の揮発性記憶部に電力が供給されているときに、前記データ制御部および前記複数の揮発性記憶部を前記電源ユニットと接続するためのコネクタの挿抜を検知するステップと、
    前記コネクタの抜き取りが検知された場合に、前記蓄電部による電力の供給を停止させるステップと、を含み、
    前記電力制御は、前記複数の揮発性記憶部に記憶されている全てのデータが前記不揮発性記憶部に記憶されるまで繰り返されることを特徴とする方法。
  4. 請求項に記載の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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