JP5397493B2 - 電気機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電気機器に関し、特にロボットやPLC(Programmable Logic Controller)など施設に固定して用いられサージに対する耐性を高めた電気機器に関する。
従来、電気機器は、例えば雷などを原因とする瞬間的な電圧の変化すなわちサージに対する耐久性が要求されることから、電気回路に保護回路を設けることにより、サージにともなう過電流への耐久性を確保している(例えば、特許文献1参照)。この保護回路は電気機器の電気回路ごとに必要、すなわち一つの電気回路について一つの保護回路が必要となる。そのため、電源から電流が供給される入力端子が複数設けられている場合、すなわち複数の電気回路を含む電気機器の場合、各入力端子に対応する各電気回路にそれぞれ保護回路を設ける必要がある。
ところで、例えばロボットやPLCなど施設に固定して用いられる固定型設備の電気機器は、例えばケース(さらにはその厚さ)などの機械的な小型化だけでなく、ケースに収容される基板や電気回路を含めた小型化が要求されている。例えば図10に示すように、複数の電気回路101、102を近接して並列に配置して密集度を高めることにより、電気機器の小型化が図られている。
この場合、各電気回路101、102においてサージのエネルギーを確実に吸収するためには、抵抗素子103、104の容量(抵抗値)を想定されるサージに応じて大きめに設定する必要がある。しかしながら、抵抗素子103、104は容量に比例して大型化するため、サージへの耐久性を高めるためには、抵抗素子103、104の大型化、ならびにこれにともなう電気回路101、102および基板の大型化を招くという問題がある。また、複数の電気回路101、102を近接して並列に配置すると、サージにともなう高電圧が印加されたとき、隣り合う電気回路101と電気回路102との間で意に反する不規則な放電を生じ、かえって電気回路101、102に障害を与えることになる。
例えば、電気回路101における機能回路部105の発光ダイオード106の端子107と、隣り合う電気回路102の端子108との間に放電が生じると、機能回路部105の発光ダイオード106にサージにともなう過電流が流れ、発光ダイオード106は電気的に破壊されるおそれがある。また、電気回路101のカプラ109と電気回路102のカプラ110との間に放電が生じると、機能回路部105の発光ダイオード106にサージにともなう過電流が流れ、発光ダイオード106は電気的に破壊されるおそれがある。さらに、電気回路101のカプラ111と電気回路102のカプラ112との間に放電が生じると、機能回路部105の発光ダイオード106およびカプラ111、カプラ112にサージにともなう過電流が流れ、これらの電気的な破壊を招くおそれがある。
特開平1−49983号公報
そこで、本発明の目的は、電気回路を近接して並列に配置することにより密集度を高める場合に、さらなる小型化が図られるとともに、電気回路を構成する素子の破壊を防止してサージに対する耐久性が向上する電気機器を提供することにある。
請求項1記載の発明では、放電ギャップ部は、複数の電気回路のうちいずれかの特定電気回路に印加される電圧が例えば雷などによるサージによって所定電圧以上になると、この特定電気回路に隣接する隣接電気回路との間の放電を促す。つまり、特定電気回路に加わる電圧が所定電圧以上になると、特定電気回路と隣接電気回路との間では互いの放電ギャップ部間で意図的に制御された放電が生じる。そのため、特定電気回路の抵抗素子が吸収すべきサージのエネルギーは、隣接する隣接電気回路の抵抗素子によって一部が負担される。すなわち、特定電気回路に流れるエネルギーEsは、Es=1/(特定電気回路+隣接する電気回路の数)となる。その結果、特定電気回路の抵抗素子が負担すべきサージのエネルギーEsは、その抵抗素子が単独でエネルギーを吸収すべき場合と比較して1/2以下となる。例えば、特定電気回路の片側に隣接電気回路が並列に配置されているとき、サージによって特定電気回路の電圧が上昇すると、特定電気回路の放電ギャップ部から片側に隣接する隣接電気回路の放電ギャップ部へ放電が生じる。そのため、特定電気回路の抵抗素子が負担すべきサージのエネルギーEsは、Es=1/(1+1)となり、その抵抗素子が単独でエネルギーを吸収すべき場合と比較して1/2となる。また、特定電気回路の両側に隣接電気回路が並列に配置されているとき、サージによって特定電気回路の電圧が上昇すると、特定電気回路の放電ギャップ部から両側に隣接する隣接電気回路の放電ギャップ部へそれぞれ放電が生じる。そのため、特定電気回路の抵抗素子が負担すべきサージのエネルギーEsは、Es=1/(1+2)となり、その抵抗素子が単独でエネルギーを吸収すべき場合と比較して1/3となる。このように、放電ギャップ部によって意図的な放電を生じさせることにより、サージのエネルギーは、特定電気回路の抵抗素子だけでなく、隣接する他の隣接電気回路の抵抗素子によっても吸収される。そのため、各電気回路に接続される抵抗素子の容量(抵抗値)および保護回路の素子の容量は低減可能となる。また、吸収するエネルギーを隣接する電気回路間で負担することにより、サージを吸収するための専用の素子や接地回路なども必要としない。したがって、電気回路を近接して並列に配置することにより密集度を高める場合であっても、抵抗素子の小型化によってさらなる小型化が図られるとともに、電気回路を構成する素子の破壊を防止してサージに対する耐久性が向上することができる。
本発明の第1実施形態による電気機器の回路構成を示す模式図 図1に示す回路構成を簡略化したブロック図 図1に示す回路構成を簡略化したブロック図 第2実施形態による電気機器の放電ギャップ部を示す概略図 第2実施形態による放電ギャップ部における放電による端部の形状変化を示す説明図 第3実施形態による電気機器の放電ギャップ部を示す概略斜視図 第3実施形態による放電ギャップ部における放電による端部の形状変化を示す説明図 第4実施形態による電気機器の放電ギャップ部を示す概略斜視図 図8のX部分を拡大した拡大平面図 従来の電気機器の回路構成を示す模式図
以下、本発明の複数の実施形態による電気機器を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1に示す電気機器10は、例えば工場や検査室などの固定型設備に適用される。電気機器10は、これら固定型設備に固定されているロボットやロボットの制御装置、およびPLCなどに適用される据え置き型の電気機器である。電気機器10は、図1に示す機器回路を初めとする電気的な回路が設けられている図示しない基板を備えている。この基板は、図示しないケースに収容されている。
電気機器10は、電気回路20、入力端子21、機能回路部22、保護回路部23および放電ギャップ部24を備えている。電気回路20は、図示しない基板に複数設けられている。複数の電気回路20は、いずれも数mmから数cm程度に近接して並列に設けられている。各電気回路20は、一方の端部がそれぞれ入力端子21に接続し、他方の端部が接続端子25に接続している。各電気回路20は、その回路中に少なくとも一つのサージ吸収素子としての抵抗素子26を有している。この抵抗素子26は、各電気回路20にサージにともなう高電圧が印加されたとき、このサージによるエネルギーを吸収する。抵抗素子26は、サージによるエネルギーを熱に変えることにより、エネルギーを吸収し、電気回路20に含まれる各種の素子の破壊を防止する。なお、サージ吸収素子は、サージによるエネルギーを吸収し、電気回路20に含まれる素子のサージによる破壊を防止する機能を果たす素子であれば、抵抗素子26に限らず適用することができる。この場合、サージ吸収素子としては、抵抗素子26に変えてバリスタやサーミスタなどを適用することができる。
入力端子21および接続端子25は、機能回路部22と反対側において電源27などの電力供給部に接続している。複数の入力端子21は、いずれか一つまたは複数が機械的または電子的なスイッチングによって選択的に電源27と接続される。入力端子21は、電源27と接続されることにより、電源27から電流が供給される。機能回路部22は、複数の電気回路20のそれぞれにおいて、サージ吸収素子である抵抗素子26と直列に接続されている。機能回路部22は、機能素子として発光ダイオード31を含んでいる。機能素子は、本実施形態のように発光ダイオード31などの発光素子、あるいは各種のセンサなど、通電することにより特定の機能を発揮する素子である。各電気回路20の機能素子は、同一に限らず、それぞれ異なっていてもよい。
保護回路部23は、複数の電気回路20のそれぞれにおいて、抵抗素子26と直列かつ機能回路部22と並列に接続されている。保護回路部23は、保護素子としてコンデンサ32を含んでいる。保護回路部23は、機能回路部22の保護を図るため、電気回路20に大きなエネルギーが加わったとき、このエネルギーをバイパスする。これにより、電気回路20に加わる大きなエネルギーは、機能回路部22を迂回し、保護回路部23および抵抗素子26を経由して接続端子25へ逃がされる。
放電ギャップ部24は、複数の電気回路20のそれぞれにおいて、機能回路部22よりも入力端子21側で機能回路部22と直列に設けられている。放電ギャップ部24は、複数の電気回路20のうちいずれかの電気回路20に印加される電圧が所定電圧以上になると、この電圧が上昇した電気回路20に隣接する他の電気回路20との間に放電を促す。放電ギャップ部24は、以下の例のように隣り合う電気回路20との間で放電を促すための構造を有している。
(1)隣り合う電気回路20との間において、電気回路20を構成する配線の回路パターン(プリントパターン)同士を近接させる。
(2)隣り合う電気回路20との間において、電気回路20を構成する素子の端子(リード)同士を近接させる。
(3)隣り合う電気回路20との間ににおいて、電気回路20を構成する素子の端子(リード)を絶縁体などで保護することなくむき出しにする。
電気回路20に上記の例のような構造の放電ギャップ部24を設けることにより、いずれかの電気回路20から隣接する他の電気回路20への放電が促される。なお、上記の(1)〜(3)の構造は、放電ギャップ部24の例であり、隣り合う電気回路20との間で放電が促される構造であれば、上記(1)〜(3)の例に限るものではない。
また、電気機器10は、電気回路20のそれぞれに降圧回路部40を備えていてもよい。降圧回路部40は、機能回路部22および保護回路部23よりも入力端子21側に、機能回路部22および保護回路部23と直列に設けられている。降圧回路部40は、抵抗素子41などの降圧素子を含んでおり、入力端子21から入力された十数V程度の電圧を機能回路部22へ至る前に数V程度へ降圧する。このように電気回路20に降圧回路部40が含まれている場合、放電ギャップ部24はこの降圧回路部40と機能回路部22との間に配置されている。
次に、上記の構成による電気機器10のサージに対する作用について説明する。
図2は、図1に示す電気機器10の回路構成を簡略化して示すブロック図である。電気機器10は、図2に示すように並列に接続される複数の電気回路20を備えている。図2の場合、複数の電気回路を区別するために左端側から20A〜20Dとする。また、図2に示す場合、複数の電気回路20のうち図2における左端側の電気回路20Aの入力端子21が電源27に接続している状態を例に説明する。落雷などが生じると、電源27から電気機器10には通常の電圧(十数V〜数十V)よりも高い数千V以上のサージ電圧が印加される。電気回路20Aの入力端子21が電源27に接続しているとき、電源27から電気機器10に印加されたサージ電圧は、電気回路20Aへ入力される。すなわち、図2に示す場合、電気回路20Aは特定電気回路となる。これにより、この特定電気回路である電気回路20Aに隣接する電気回路20Bは、隣接電気回路となる。
このように特定電気回路である電気回路20Aにサージ電圧が印加されると、放電ギャップ部24において隣接電気回路である電気回路20Bへ放電が生じる。すなわち、放電ギャップ部24では放電が促されるため、電気回路20Aの放電ギャップ部24と電気回路20Bの放電ギャップ部24との間で放電が生じ、その他の部分での放電が制限される。このように、放電ギャップ部24を設けることにより、特定電気回路である電気回路20Aに加わる電圧が所定電圧以上になると、電気回路20Aと電気回路20Bとの間では互いの放電ギャップ部24間で意図的に制御された放電が生じる。そのため、電気回路20Aにおけるサージによるエネルギーは、隣接電気回路である電気回路20Bへ分配される。これにより、電気回路20Aの抵抗素子26が吸収すべきサージのエネルギーは、その一部が隣接する電気回路20Bの抵抗素子26によって負担される。すなわち、一般化すると、サージ電圧が印加される特定電気回路に流れるエネルギーEsは、Es=1/(特定電気回路+隣接する電気回路の数)となる。その結果、特定電気回路の抵抗素子26が負担すべきサージのエネルギーEsは、その抵抗素子26が単独でエネルギーを吸収すべき場合と比較して1/2以下となる。
上記の例の場合、サージによって電気回路20Aの電圧が上昇すると、電気回路20Aの放電ギャップ部24から図2において電気回路20Aの右側に隣接する電気回路20Bの放電ギャップ部24へ放電が生じる。そのため、電気回路20Aの抵抗素子26が負担すべきサージのエネルギーEsは、電気回路20Aの抵抗素子26で負担する場合と比較して、Es=1/(1+1)=1/2となる。これにより、電気回路20Aの抵抗素子26が吸収すべきエネルギーは、単独でエネルギーを吸収する従来と比較して1/2となる。
また、図3に示すように、複数の電気回路20のうち左から二つ目の電気回路20Bの入力端子21が電源27に接続している状態のとき、電源27から電気機器10に印加されたサージ電圧は、電気回路20Bへ入力される。すなわち、図3に示す場合、電気回路20Bは特定電気回路となる。これにより、この特定電気回路である電気回路20Bに隣接する、すなわち電気回路20Bの両側に隣接する電気回路20A、20Cは、いずれも隣接電気回路となる。
このように、特定電気回路である電気回路20Bにサージ電圧が印加されると、放電ギャップ部24において隣接電気回路である電気回路20Aおよび電気回路20Cへ放電が生じる。すなわち、放電ギャップ部24では放電が促されるため、電気回路20Bの放電ギャップ部24と電気回路20Aの放電ギャップ部24との間、および電気回路20Bの放電ギャップ部24と電気回路20Cの放電ギャップ部24との間で放電が生じ、その他の部分での放電が制限される。
図3に示す例の場合、サージによって電気回路20Bの電圧が上昇すると、電気回路20Bの放電ギャップ部24から両側に隣接する電気回路20Aの放電ギャップ部24および電気回路20Cの放電ギャップ部24へそれぞれ放電が生じる。そのため、電気回路20Bにおけるサージによるエネルギーは、隣接電気回路である電気回路20Aおよび電気回路20Cへ分配される。これにより、電気回路20Bの抵抗素子26が負担すべきサージのエネルギーEsは、Es=1/(1+2)=1/3となる。その結果、電気回路20Bの抵抗素子26が吸収すべきエネルギーは、単独でエネルギーを吸収する従来と比較して1/3となる。
以上のように、互いに隣接する電気回路20の相互間では、サージによる高電圧が印加されたとき、放電ギャップ部24間で放電が生じる。この場合、並列に配置されている複数の電気回路20のうち両端部の電気回路、および両端部から二つ目の電気回路(図2および図3に示す場合、電気回路20A、20B)の抵抗素子26には、最大で抵抗素子26が単独で吸収すべきエネルギーの1/2が加わる。一方、並列に配置されている複数の電気回路20のうち両端部から二つ目よりも内側の電気回路(図2および図3に示す場合、電気回路20C、20D)の抵抗素子26には、最大で抵抗素子26が単独で吸収すべきエネルギーの1/3が加わる。その結果、並列に複数に配置されている複数の電気回路20のうち、両端部および両端部から二つ目の電気回路20の抵抗素子26はその容量を1/2とし、両端部から二つ目よりも内側の電気回路20の抵抗素子26はその容量を1/3に低減することができる。抵抗素子26は、容量に比例して大型化する。したがって、上記のように放電ギャップ部24を設けて放電を促し、特定の電気回路におけるサージのエネルギーを隣接する他の電気回路へ分配することにより、各電気回路20の抵抗素子26の容量は低減され、各抵抗素子26の体格も小型化される。
以上説明したように、第1実施形態では、放電ギャップ部24は、複数の電気回路20のうちいずれかの電気回路20に印加される電圧が例えば雷などによるサージによって所定電圧以上になると、電圧が上昇した電気回路20に隣接する電気回路20との間の放電を促す。つまり、いずれかの電気回路20に加わる電圧が所定電圧以上になると、この電圧が上昇した電気回路20と、これに隣接する電気回路20との間では互いの放電ギャップ部24間で意図的に制御された放電が生じる。そのため、いずれかの電気回路20の抵抗素子26が吸収すべきサージのエネルギーは、隣接する電気回路20の抵抗素子26によってその一部が負担される。その結果、いずれかの電気回路20において電圧が上昇しても、その電気回路20の抵抗素子26が負担すべきサージのエネルギーEsは、その抵抗素子26が単独でエネルギーを吸収すべき場合と比較して1/2以下となる。このように、放電ギャップ部24によって意図的な放電を生じさせることにより、サージのエネルギーは、特定の電気回路20の抵抗素子26だけでなく、隣接する他の電気回路20の抵抗素子26によっても吸収される。そのため、各電気回路20に接続される抵抗素子26の容量(抵抗値)および保護回路部23のコンデンサ32などの保護素子の容量は低減可能となる。また、吸収するエネルギーを隣接する電気回路20間で負担することにより、サージを吸収するための専用の素子や接地回路なども必要としない。したがって、電気回路20を構成する素子および電気回路20自体を小型化することができるとともに、基板および全体的な小型化を図りつつ、サージにともなう高電圧および過電流に対する耐久性を高めることができる。
また、第1実施形態では、放電ギャップ部24は、降圧回路部40と機能回路部22との間に配置されている。降圧回路部40は、入力端子21を経由して電源27から入力された電圧を降下する。そのため、この降圧回路部40よりも入力端子21と反対側の機能回路部22は、高電圧に対する耐久性が低い。降圧回路部40と機能回路部22との間に放電ギャップ部24を設けることにより、サージによるエネルギーは機能回路部22と並列に接続されている保護回路部23を経由して各電気回路20の抵抗素子26によって吸収される。これにより、機能回路部22は、高電圧に対する耐久性が低い場合でも、サージにともなう過電流による破壊が防止される。したがって、サージに対する耐久性を高めることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態による電気機器について説明する。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態では、放電ギャップ部24の具体的な形状を特定している。放電ギャップ部24は、図4に示すように電気回路20を形成する配線パターン50に設けられている。配線パターン50は、例えば銅などの導電性の金属により、図示しない板状の基板の表面にプリントすることで形成されている。配線パターン50は、一部が互いに隣り合う電気回路20側へ突出することにより、互いに対向する部分に放電ギャップ部24を形成している。すなわち、放電ギャップ部24は、機能回路部22と降圧回路部40とを接続する配線パターン50に設けられている。
放電ギャップ部24は、配線パターン50で形成される第一端部51および第二端部52を有している。第一端部51は、隣り合う電気回路20と互いに対向し、その対向する配線パターン50の先端が先鋭形状に形成されている。すなわち、第一端部51は、隣り合う他の電気回路20と先鋭形状の先端同士が対向している。
一方、第二端部52は、第一端部51よりもさらに対向する電気回路20側に位置している。この第二端部52は、第一端部51との間に配線パターン50が形成されていない隙間53を形成している。第一端部51と第二端部52との間は、接続パターン部54によって電気的に接続されている。そのため、第一端部51と第二端部52とは、同一の電位となる。すなわち、第一端部51、第二端部52および接続パターン部54は、配線パターン50によって継ぎ目なく一体に形成されている。また、第一端部51および第二端部52は、いずれも図示しない基板の表面に形成されている。すなわち、第一端部51および第二端部52は、同一の平面上に位置している。この第二端部52は、隣り合う電気回路20と対向する端部が平坦形状となっている。これにより、対向する二つの電気回路20の第二端部52は、互いにほぼ平行となっている。
次に、上記の構成による放電ギャップ部24の作用について図5に基づいて説明する。なお、説明の簡単のため、図5では、図5(A)のみ放電ギャップ部24を形成する二つの配線パターン50を示し、図5(B)から図5(E)では配線パターン50のうち一方のみを図示している。
図5(A)に示すように、放電ギャップ部24を形成する配線パターン50は、初期段階すなわち放電ギャップ部24において放電が生じる前の段階において、第二端部52同士が対向している。これにより、放電ギャップ部24は、互いに平坦形状の端面を有する第二端部52によって形成されている。このように、放電ギャップ部24において第二端部52が対向しているとき、サージによるエネルギーが加わると、対向する端部間の距離が小さな第二端部52において放電が生じる。この場合、第二端部52の中でも特に放電を招きやすい先鋭形状部分、すなわち図5(A)の円形状の破線で示すように第二端部52の角部55において隣り合う配線パターン50との間に放電が生じる。
このように第二端部52の角部55における放電が繰り返されると、図5(B)に示すように放電の衝撃によって第二端部52は一部が損傷する。この場合、放電が生じやすい二つの角部55が同時に損傷することはなく、図5(B)に示すように一方の角部55は残存する。そのため、第二端部52の一方の角部55が損傷すると、サージによるエネルギーが加わったとき、図5(B)の円形状の破線で示すように対向する端部間の距離が小さな残存する角部55において放電が生じる。
さらに、残存する角部55における放電が繰り返されると、この残存する角部55も損傷する。その結果、図5(C)に示すように接続パターン部54が隣接する電気回路20の配線パターン50側へ露出する。これにより、サージによるエネルギーが加わったとき、図5(C)の円形状の破線で示すように対向する端部間の距離が小さな接続パターン部54の先端において放電が生じる。このとき、第二端部52は、損傷しやすい角部55を除く部分が基板上に残存する。しかし、この残存する第二端部52は、第一端部51側と電気的に接続していない。そのため、残存する第二端部52は、放電に寄与しない。
この接続パターン部54の放電が繰り返されると、接続パターン部54も損傷する。この場合も、図5(D)に示すように第一端部51から第二端部52側へ延びる二つの接続パターン部54のうち一方が損傷し、他方が残存する。そのため、図5(D)の円形状の破線で示すように対向する端部間の距離が小さな接続パターン部54の先端において放電が生じる。
そして、繰り返される放電によって残存する接続パターン部54も損傷すると、図5(E)に示すように第一端部51が隣接する電気回路20の配線パターン50側へ露出する。これにより、サージによるエネルギーが加わったとき、図5(E)の円形状の破線で示すように先鋭形状の第一端部51において放電が生じる。
第2実施形態では、放電ギャップ部24は、電気回路20を構成する配線パターン50に設けられ、第一端部51と第二端部52とを有している。そのため、放電ギャップ部24は、放電の回数が少ないとき、隣り合う電気回路20間で平坦な第二端部52同士が最も接近して対向している。一方、この第二端部52よりも配線パターン50の基端側では、第二端部52と電気的に接続し先端が先鋭形状の第一端部51が対向している。これにより、隣り合う電気回路20の配線パターン50の間では、放電の回数が少ないとき、平坦な第二端部52同士が対向し、この第二端部52間における放電によって第二端部52が損傷すると、放電ギャップ部24では、この第二端部52よりも基端側に位置する第一端部51同士が対向する。すなわち、第二端部52と第一端部51との間には、隙間53が形成されているため、第二端部52が損傷すると、第一端部51が新たに対向することになる。このとき、第一端部51同士の距離は、第二端部52同士の距離よりも大きくなる。一方、第二端部52は平坦形状の端部であるのに対し、第一端部51は先鋭形状の端部である。すなわち、対向する端部間の距離が小さな第二端部52は平坦形状であり、対向する端部間の距離が大きな第一端部51は先鋭形状である。その結果、当初対向している第二端部52同士では距離が小さな平坦形状の端部間で放電し、第二端部52の損傷によって対向することとなる第一端部51同士では端部間の距離がやや大きくなるものの先鋭形状の端部間で放電する。先鋭形状の端部間では、平坦形状の端部間よりも放電が生じやすい。すなわち、先鋭形状の端部間の場合、平坦形状の端部よりも端部間の距離を拡大しても、同一の電位差で放電が生じる。これにより、第二端部52間での放電と、第一端部51間での放電時の放電電圧とは概ね等しく制御される。したがって、繰り返される放電によって放電ギャップ部24の端部形状が変化しても、放電電圧を一定に制御することができる。
また、第2実施形態では、第一端部51と第二端部52とは配線パターン50が形成される図示しない基板において同一の平面上に設けられている。そのため、基板に配線パターン50をプリントする場合、第一端部51および第二端部52は同時に形成される。したがって、工数の増加を招くことなく、放電ギャップ部24を容易に形成することができる。さらに、放電は、基板の表面すなわち配線パターン50が形成されている面上に生じやすい。したがって、第一端部51と第二端部52とを同一の平面上に設けることにより、第一端部51間の放電および第二端部52間の放電を安定して生じさせることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態による電気機器について説明する。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第3実施形態では、第2実施形態と同様に放電ギャップ部24の具体的な形状を特定している。放電ギャップ部24は、図6に示すように電気回路20を形成する配線パターン50に設けられている。配線パターン50の構成は、第2実施形態とほぼ同一である。
放電ギャップ部24は、配線パターン50で形成される第一端部61と、配線パターン50とは別体の第二端部62を形成する導電部材63とを有している。第一端部61は、隣り合う電気回路20と互いに対向し、その対向する配線パターン50の先端が先鋭形状に形成されている。すなわち、第一端部61は、隣り合う他の電気回路20と先鋭形状の先端同士が対向している。
一方、導電部材63に形成されている第二端部62は、第一端部61よりもさらに対向する電気回路20側に位置している。この第二端部62は、第一端部61が形成されている図示しない基板の表面との間に空間を形成している。すなわち、第二端部62は、基板の板厚方向において、第一端部61が形成されている基板の表面とは異なる平面上に位置している。導電部材63は、第二端部62を一体的に形成しており、第一端部61と電気的に接続されている。そのため、第一端部61と第二端部62とは、同一の電位となる。この第二端部62は、隣り合う電気回路20と対向する端部が平坦形状となっている。これにより、対向する二つの電気回路20の第二端部62は、互いにほぼ平行となっている。第二端部62が平行であるため、この第二端部62を結ぶ仮想的な直線に対し垂直な横軸方向において、第二端部62の相互間では距離が一定となる。
次に、上記の構成による放電ギャップ部24の作用について図7に基づいて説明する。
図7(A)に示すように、放電ギャップ部24を形成する配線パターン50は、初期段階すなわち放電ギャップ部24において放電が生じる前の段階において、第二端部62同士が対向している。これにより、放電ギャップ部24は、互いに平坦形状の端面を有する第二端部62によって形成されている。これにより、放電ギャップ部24において第二端部62が対向しているとき、サージによるエネルギーが加わると、対向する端部間の距離が小さな第二端部62において放電が生じる。この場合、第二端部62の中でも特に放電を招きやすい先鋭形状部分、すなわち図7(A)の円形状の破線で示すように第二端部62の角部65において隣り合う配線パターン50との間に放電が生じる。
このように第二端部62の角部65における放電が繰り返されると、図7(B)に示すように放電の衝撃によって第二端部62を形成する導電部材63は一部が損傷する。この場合、放電が生じやすい二つの角部65が同時に損傷することはなく、図7(B)に示すように一方の角部65は残存する。そのため、第二端部62の一方の角部65が損傷すると、サージによるエネルギーが加わったとき、図7(B)の円形状の破線で示すように対向する端部間の距離が小さな残存する角部65において放電が生じる。
さらに、残存する角部55における放電が繰り返されると、この残存する角部65も損傷する。その結果、図7(C)に示すように導電部材63は第二端部62を形成する部分が消失する。第3実施形態のように第一端部61と第二端部62とを異なる平面上、すなわち立体構造とすることにより、導電部材63は、角部65の損傷とともに、第二端部62を形成する部分も消失する。このとき、放電の衝撃が比較的大きいため、第二端部62に相当する部分がそのまま基板の表面に落下することはほとんどない。そのため、図7(C)に示すように、導電部材63は、第二端部62に相当する部分が消失する。
第二端部62が消失すると、残存する導電部材63間において放電が生じる。この場合も、残存する導電部材63は放電によって損傷し、導電部材63の相互間の距離は徐々に大きくなる。そして、図7(D)に示すように導電部材63間の距離が放電可能な距離よりも大きくなると、導電部材63間では放電が生じなくなる。一方、基板の表面に沿った放電は、空間における放電よりも低い電圧で生じる。そのため、導電部材63の距離が放電が生じない程度まで拡大すると、サージによるエネルギーが加わったとき、図7(D)の円形状の破線で示すように先鋭形状に形成されている第一端部61間で放電が生じる。
第3実施形態では、第一端部61と第二端部62とは配線パターン50が形成される図示しない基板において異なる平面上に設けられている。すなわち、第一端部61と第二端部62は、基板の板厚方向において間に空間を形成している。これにより、第二端部62は、第一端部61が形成されている基板との間に空間を形成しつつ三次元的な立体構造として設けられる。第二端部62は第一端部61よりも先端側、すなわち対向する電気回路20側に位置しているため、初期の放電によって第二端部62が損傷しても、損傷した第二端部62は消失し、導電部材63は基板に残存しない。その結果、第二端部62が損傷した後に生じる第一端部61間の放電は妨げられない。したがって、長期的に安定した放電を促すことができる。また、立体構造の第二端部62間では、基板の表面に形成されている第一端部61間よりも放電が生じにくい。そこで、第二端部62を立体構造で形成することにより、損傷した第二端部62の一部が残存しても、基板の表面に沿ってより放電が容易な第一端部61間で放電が生じる。したがって、第二端部62の残骸に妨げられることなく安定した放電を促すことができる。
また、第3実施形態では、隣り合う他の電気回路20と対向する第二端部62は、平坦形状に形成されている。これにより、隣り合う電気回路20間で互いに対向する第二端部62同士は、横軸方向へ一定の距離を形成する。そのため、隣り合う第二端部62同士で横軸方向へ位置的なずれが生じても、第二端部62の面の粗さを利用して第二端部62のいずれかの位置で放電が生じる。すなわち、第二端部62は、面の粗さによって微視的な角部が形成されている。そのため、この微視的な角部を基点として放電が生じる。したがって、安定した放電を促すことができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態による電気機器の要部を図8に示す。第4実施形態は、第3実施形態の変形である。そのため、第3実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第4実施形態では、図8に示すように導電部材63が形成する第二端部62は、第一端部61と同様に先鋭形状を形成している。その他の構成、すなわち第一端部61と第二端部62との三次元的な位置関係は第3実施形態と同様である。このように、第二端部62を先鋭形状とすることにより、平坦形状の場合と比較して、互いの距離を大きく確保することができる。導電部材63は、第一端部61を形成する配線パターン50と別部材である。そのため、微小な放電ギャップ部24を形成する二つの導電部材63を精度よく基板に取り付けるのは困難である。第4実施形態のように第二端部62を先鋭形状とすることにより、上述のように互いに距離を大きく確保することができるので、導電部材63の取り付けは容易となる。
そして、互いに距離が大きくなることにより、先鋭形状の第二端部62が横軸方向にずれても、第二端部62の先端間の距離の変化は小さくなる。すなわち、図9(A)に示すように第二端部62の先端間の距離a1が小さいとき、第二端部62の先端が横軸方向へ距離b1ずれると、第二端部62の先端間の距離c1は、距離a1に比較して大きくなる。そして、この距離c1と距離a1との差は大きくなる。一方、図9(B)に示すように第二端部62の先端間の距離a2が大きくなると、第二端部62の先端が横軸方向へ距離b2ずれると、第二端部62の先端間の距離c2は、距離a2に比較して大きくなるものの、距離c2と距離a2との差は相対的に小さくなる。すなわち、第二端部62の先端間の距離a2が大きくなると、距離b2が変化しても、距離c2と距離a2とはほとんど等しくなる。このように、第二端部62を先鋭形状とすることにより、第二端部62の先端が横軸方向へずれてもその影響は低減される。
以上のように、第4実施形態では、隣り合う他の電気回路20と対向する第二端部62は、先鋭形状に形成されている。第二端部62を先鋭形状とすることにより、隣り合う第二端部62間の距離を拡大可能となる。第二端部62間の距離が大きくなると、第二端部62間に横軸方向のずれがあっても、放電が生じる部分の距離の変化は小さくなる。したがって、第二端部62の位置的な精度を高めることなく、安定した放電を促すことができる。
(その他の実施形態)
以上説明した本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
例えば、第2実施形態のように一つの先鋭形状部分を有する第一端部51に代えて、二つの先鋭形状部分または二つ以上の先鋭形状部分を有する第一端部51としてもよい。第4実施形態においても同様である。
図面中、10は電気機器、20、20A、20B、20C、20Dは電気回路、21は入力端子、22は機能回路部、23は保護回路部、24は放電ギャップ部、26は抵抗素子、27は電力供給部、40は降圧回路部、50は配線パターン、51、61は第一端部、52、62は第二端部、53は隙間を示す。

Claims (1)

  1. 施設に固定して用いられる電気機器であって、
    電力供給部に接続される複数の入力端子と、
    少なくとも一つの抵抗素子を有し、前記入力端子のそれぞれ接続し、互いに近接して並列に設けられている複数の電気回路と、
    複数の前記電気回路において、前記抵抗素子と直列にそれぞれ接続されている機能回路部と、
    複数の前記電気回路において、前記抵抗素子と直列であって前記機能回路部と並列にそれぞれ接続されている保護回路部と、
    複数の前記電気回路において、前記機能回路部よりも前記入力端子側で前記電気回路を構成する配線パターンに設けられ、複数の前記電気回路のうちいずれかの特定電気回路に印加される電圧が所定電圧以上になると、前記特定電気回路に隣接する隣接電気回路との間に放電を促す放電ギャップ部と、
    を備えることを特徴とする電気機器。
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