JP2521224B2 - 電源用の電子機器保護装置 - Google Patents
電源用の電子機器保護装置Info
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- JP2521224B2 JP2521224B2 JP4328511A JP32851192A JP2521224B2 JP 2521224 B2 JP2521224 B2 JP 2521224B2 JP 4328511 A JP4328511 A JP 4328511A JP 32851192 A JP32851192 A JP 32851192A JP 2521224 B2 JP2521224 B2 JP 2521224B2
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- Japan
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- electronic device
- line
- casing
- power source
- lightning arrester
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパソコン、ファクシミ
リ等の複数台の電子機器を商用電源に一括接続し、電灯
線を介し流入した過電圧からこれら機器を保護する電子
機器保護装置に関する。
リ等の複数台の電子機器を商用電源に一括接続し、電灯
線を介し流入した過電圧からこれら機器を保護する電子
機器保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】近年、一般家庭或いはオフ
ィスにおけるパソコン、ファクシミリ、複写機等の電子
機器の普及がめざましく、一軒の家庭に複数台の電子機
器を備えるのが普通になってきており、これに伴い高圧
混触や、雷によるサージ電圧電流が電灯線を介して上記
電子機器に流入して機器を破損したり、安全性を損なう
問題と共に、ノイズが電灯線を介し流出又は流入し通信
障害を引き起こす問題が顕出され、その対策が課題とな
っている。
ィスにおけるパソコン、ファクシミリ、複写機等の電子
機器の普及がめざましく、一軒の家庭に複数台の電子機
器を備えるのが普通になってきており、これに伴い高圧
混触や、雷によるサージ電圧電流が電灯線を介して上記
電子機器に流入して機器を破損したり、安全性を損なう
問題と共に、ノイズが電灯線を介し流出又は流入し通信
障害を引き起こす問題が顕出され、その対策が課題とな
っている。
【0003】
【問題点を解決するための手段】この発明は複数台の電
子機器を商用電源に一括接続できて、なお且つ過電圧に
対しても各機器を有効且つ確実に保護できる高信頼の電
子機器保護装置を提供せんとするものである。
子機器を商用電源に一括接続できて、なお且つ過電圧に
対しても各機器を有効且つ確実に保護できる高信頼の電
子機器保護装置を提供せんとするものである。
【0004】即ち、この発明は商用電源接続用プラグと
複数の電子機器接続用コンセントとを備え、過電圧保護
素子を内蔵した電子機器保護装置において、上記過電圧
保護素子として、第1避雷器と第1続流防止用高抵抗素
子を直列に接続した第1保護回路と、第2避雷器と第2
続流防止用高抵抗素子とを直列に接続した第2保護回路
とを形成し、上記第1保護回路と第2保護回路とを上記
プラグ及びコンセント間の電源ラインL1、L2間に並
列接続し、上記第1避雷器を接地ラインL3に接続し、
上記第1避雷器の接地用電極と接地ラインL3間に第3
避雷器を接続した電子機器保護装置を提供する。
複数の電子機器接続用コンセントとを備え、過電圧保護
素子を内蔵した電子機器保護装置において、上記過電圧
保護素子として、第1避雷器と第1続流防止用高抵抗素
子を直列に接続した第1保護回路と、第2避雷器と第2
続流防止用高抵抗素子とを直列に接続した第2保護回路
とを形成し、上記第1保護回路と第2保護回路とを上記
プラグ及びコンセント間の電源ラインL1、L2間に並
列接続し、上記第1避雷器を接地ラインL3に接続し、
上記第1避雷器の接地用電極と接地ラインL3間に第3
避雷器を接続した電子機器保護装置を提供する。
【0005】又本発明は上記ケーシング内に内蔵した避
雷器を上記電源接続用プラグと複数の電子機器接続用コ
ンセント間の商用電源ラインL1、L2間に接続した電
源用の電子機器保護装置において、上記各電子機器接続
用コンセントと直列に該コンセントの夫々を個々に開閉
するスイッチを上記ケーシングの外側面に設け、更に上
記ケーシングの外側面に電話回線接続用の親ジャック
と、該ジャックを介して電話回線と接続された電子機器
接続用の子ジャックを設けると共に、上記ケーシング内
に電話回線と接続する通信ラインL5、L6が形成さ
れ、この通信ラインL5、L6の一端に上記親ジャック
が、他端に子ジャックが夫々接続され、この親ジャック
と子ジャック間の通信ラインL5、L6間に避雷器を接
続し、上記商用電源ラインL1、L2の避雷器を接続し
たアースラインL3に通信ラインL5、L6の避雷器を
接続したアースラインL4を接続した電子機器保護装置
を提供する。
雷器を上記電源接続用プラグと複数の電子機器接続用コ
ンセント間の商用電源ラインL1、L2間に接続した電
源用の電子機器保護装置において、上記各電子機器接続
用コンセントと直列に該コンセントの夫々を個々に開閉
するスイッチを上記ケーシングの外側面に設け、更に上
記ケーシングの外側面に電話回線接続用の親ジャック
と、該ジャックを介して電話回線と接続された電子機器
接続用の子ジャックを設けると共に、上記ケーシング内
に電話回線と接続する通信ラインL5、L6が形成さ
れ、この通信ラインL5、L6の一端に上記親ジャック
が、他端に子ジャックが夫々接続され、この親ジャック
と子ジャック間の通信ラインL5、L6間に避雷器を接
続し、上記商用電源ラインL1、L2の避雷器を接続し
たアースラインL3に通信ラインL5、L6の避雷器を
接続したアースラインL4を接続した電子機器保護装置
を提供する。
【0006】
【作用】上記保護装置に設けた電源接続用プラグを家庭
内又はオフィス内に設備された電源コンセントに差し込
み、パソコン、ファクシミリ、キーボード、ディスプレ
イ、複写機等の各電子機器のプラグを上記保護装置に設
けた電子機器接続用コンセントに差し込むことによっ
て、保護装置を介し各電子機器への電力の供給が図られ
ると同時に、保護装置に内蔵した過電圧保護素子により
電灯線を介し流入した過電圧を吸収し各電子機器の保護
が図られる。
内又はオフィス内に設備された電源コンセントに差し込
み、パソコン、ファクシミリ、キーボード、ディスプレ
イ、複写機等の各電子機器のプラグを上記保護装置に設
けた電子機器接続用コンセントに差し込むことによっ
て、保護装置を介し各電子機器への電力の供給が図られ
ると同時に、保護装置に内蔵した過電圧保護素子により
電灯線を介し流入した過電圧を吸収し各電子機器の保護
が図られる。
【0007】又上記保護装置においては、電灯線を介し
侵入し電源ラインL1と接地ラインL3間、又は電源ラ
インL2と接地ラインL3間に夫々加わる過電圧を上記
第1避雷器と第1続流防止用高抵抗素子とで形成する第
1保護回路で放電吸収すると共に、電源ラインL1、L
2間に加わる過電圧は第2避雷器と第2続流防止用高抵
抗素子とで形成する第2保護回路により放電吸収する。
侵入し電源ラインL1と接地ラインL3間、又は電源ラ
インL2と接地ラインL3間に夫々加わる過電圧を上記
第1避雷器と第1続流防止用高抵抗素子とで形成する第
1保護回路で放電吸収すると共に、電源ラインL1、L
2間に加わる過電圧は第2避雷器と第2続流防止用高抵
抗素子とで形成する第2保護回路により放電吸収する。
【0008】又上記第3避雷器は上記装置の接地ライン
に対する絶縁耐圧を高めその安全性を保証する。
に対する絶縁耐圧を高めその安全性を保証する。
【0009】又ファクシミリの如き電話回線を使用する
機器は、上記装置の子ジャックに差し込んで親ジャック
に差し込まれた電話回線と接続しつつ、上記商用電源用
コンセントに他の電子機器を差し込んで電力供給を行な
う併用法が可能となる。
機器は、上記装置の子ジャックに差し込んで親ジャック
に差し込まれた電話回線と接続しつつ、上記商用電源用
コンセントに他の電子機器を差し込んで電力供給を行な
う併用法が可能となる。
【0010】又上記電子機器接続用コンセントに差し込
まれた電子機器と、子ジャックに差し込まれた電話回線
を使用する電子機器とが、上記ケーシングに内蔵する商
用電源ラインと電話回線用通信ラインに夫々設けた避雷
器による過電圧吸収作用により良好に保護されると共
に、上記電源ラインと通信ラインの対接地電圧の電位差
を等しくして過電圧に対する動作を安定にし上記両機器
の保護目的が適正に達成できる。
まれた電子機器と、子ジャックに差し込まれた電話回線
を使用する電子機器とが、上記ケーシングに内蔵する商
用電源ラインと電話回線用通信ラインに夫々設けた避雷
器による過電圧吸収作用により良好に保護されると共
に、上記電源ラインと通信ラインの対接地電圧の電位差
を等しくして過電圧に対する動作を安定にし上記両機器
の保護目的が適正に達成できる。
【0011】
【実施例】以下、この発明を図1乃至図4に示す実施例
に基き説明する。図1、図2に示す電子機器保護装置は
装置本体を形成するケーシング1からケーブル4を介し
て延出された商用電源接続用プラグ2を有すると共に、
上記ケーシング1の一側面に並列して配置された複数の
電子機器接続用コンセント3を備える。
に基き説明する。図1、図2に示す電子機器保護装置は
装置本体を形成するケーシング1からケーブル4を介し
て延出された商用電源接続用プラグ2を有すると共に、
上記ケーシング1の一側面に並列して配置された複数の
電子機器接続用コンセント3を備える。
【0012】他方ケーシング1内に図3に示す保護回路
が内蔵され、上記商用電源接続用プラグ2は上記ケーシ
ング1内に形成された上記保護回路の電源ラインL1、
L2の一端に接続し、上記電子機器接続用コンセント3
群は上記電源ラインL1、L2の他端に並列接続する。
が内蔵され、上記商用電源接続用プラグ2は上記ケーシ
ング1内に形成された上記保護回路の電源ラインL1、
L2の一端に接続し、上記電子機器接続用コンセント3
群は上記電源ラインL1、L2の他端に並列接続する。
【0013】上記保護装置はプラグ2によって家庭内又
はオフィス内に壁付けされたコンセント9に接続され、
同時に上記電子機器接続用コンセント3を電源ラインL
1、L2を介して商用電源に接続する。このコンセント
3に電子機器からケーブルを介して延出されたプラグ7
を接続することによって商用電源から各電子機器への電
力供給が行われる。
はオフィス内に壁付けされたコンセント9に接続され、
同時に上記電子機器接続用コンセント3を電源ラインL
1、L2を介して商用電源に接続する。このコンセント
3に電子機器からケーブルを介して延出されたプラグ7
を接続することによって商用電源から各電子機器への電
力供給が行われる。
【0014】又上記保護装置は上記ケーシング1の一側
面に電話回線接続用の親ジャック6bを有すると共に、
この親ジャック6bを介して電話回線に接続された電子
機器接続用子ジャック6aを有する。
面に電話回線接続用の親ジャック6bを有すると共に、
この親ジャック6bを介して電話回線に接続された電子
機器接続用子ジャック6aを有する。
【0015】ファクシミリ等の電子機器は一般に通信回
線として電話回線を使用しているが、上記装置によれば
親ジャック6bに電話回線端末のプラグ8を接続してお
くことによって、上記ファクシミリの電源用プラグを子
ジャック6aに接続すれば、上記装置を介して商用電源
と電話回線の双方との接続が可能となる。
線として電話回線を使用しているが、上記装置によれば
親ジャック6bに電話回線端末のプラグ8を接続してお
くことによって、上記ファクシミリの電源用プラグを子
ジャック6aに接続すれば、上記装置を介して商用電源
と電話回線の双方との接続が可能となる。
【0016】更に上記保護装置の他の一側面には上記電
子機器接続用コンセント3を個別にON、OFFするス
イッチ10と、コンセント3の全部をON、OFFする
スイッチ11を並列して配置し、各スイッチ10、11
に隣接して表示ランプ12、13を並列して配置する。
子機器接続用コンセント3を個別にON、OFFするス
イッチ10と、コンセント3の全部をON、OFFする
スイッチ11を並列して配置し、各スイッチ10、11
に隣接して表示ランプ12、13を並列して配置する。
【0017】使用者はスイッチ10を選択的に押すこと
により、使用できるコンセント3を選ぶことができ、ラ
ンプ12の点灯によって使用できるコンセント3を識別
できる。14は外部より抜き差しできるヒューズであ
る。
により、使用できるコンセント3を選ぶことができ、ラ
ンプ12の点灯によって使用できるコンセント3を識別
できる。14は外部より抜き差しできるヒューズであ
る。
【0018】上記の如く構成した保護装置のケーシング
1内に保護素子を有する回路を内蔵する。図3に示すよ
うに、この保護素子として、第1避雷器(Arr1)の
両端に第1続流防止用高抵抗素子(Bar1)(Bar
2)を直列に接続した第1保護回路を形成すると共に、
第2避雷器(Arr2)の一端に第3続流防止用高抵抗
素子(Bar3)を直列に接続した第2保護回路を形成
し、上記第1、第2保護回路の両端を電源ラインL1、
L2間に並列接続する。
1内に保護素子を有する回路を内蔵する。図3に示すよ
うに、この保護素子として、第1避雷器(Arr1)の
両端に第1続流防止用高抵抗素子(Bar1)(Bar
2)を直列に接続した第1保護回路を形成すると共に、
第2避雷器(Arr2)の一端に第3続流防止用高抵抗
素子(Bar3)を直列に接続した第2保護回路を形成
し、上記第1、第2保護回路の両端を電源ラインL1、
L2間に並列接続する。
【0019】上記第1保護回路はプラグ側に配し、第2
保護回路はコンセント3側に配し、第1保護回路を形成
する避雷器(Arr1)は接地ラインL3に接続する。
即ち、第1避雷器(Arr1)は電源ラインL1とL2
に接続する対向して配された放電電極と、両放電電極間
に配置された接地電極を有し、該接地電極を以って第1
避雷器(Arr1)を接地ラインL3に接続する。従っ
て避雷器(Arr1)は同一ガス雰囲気中に上記放電電
極と接地電極を持った三極放電管であり、第2避雷器
(Arr2)は二極放電管である。上記続流防止用高抵
抗素子(Bar1)(Bar2)(Bar3)は例えば
バリスタである。
保護回路はコンセント3側に配し、第1保護回路を形成
する避雷器(Arr1)は接地ラインL3に接続する。
即ち、第1避雷器(Arr1)は電源ラインL1とL2
に接続する対向して配された放電電極と、両放電電極間
に配置された接地電極を有し、該接地電極を以って第1
避雷器(Arr1)を接地ラインL3に接続する。従っ
て避雷器(Arr1)は同一ガス雰囲気中に上記放電電
極と接地電極を持った三極放電管であり、第2避雷器
(Arr2)は二極放電管である。上記続流防止用高抵
抗素子(Bar1)(Bar2)(Bar3)は例えば
バリスタである。
【0020】上記第2保護回路の出口側、即ちコンセン
ト3側のラインL1、L2間に残留電圧吸収用コンデン
サC1を接続し、更に該コンデンサC1のコンセント3
側のラインL1、L2間に残留電圧吸収用コンデンサC
2を接続し、更にこのコンデンサC2のコンセント13
側のラインL1、L2間に残留電圧吸収用コンデンサC
3とC4の直列回路を接続する。
ト3側のラインL1、L2間に残留電圧吸収用コンデン
サC1を接続し、更に該コンデンサC1のコンセント3
側のラインL1、L2間に残留電圧吸収用コンデンサC
2を接続し、更にこのコンデンサC2のコンセント13
側のラインL1、L2間に残留電圧吸収用コンデンサC
3とC4の直列回路を接続する。
【0021】更に図3に示す回路はノイズ阻止用フィル
ターを有し、このフィルターを構成するインダクターL
を上記コンデンサC1とC2間のラインL1、L2間に
挿入する。従って保護装置は過電圧保護機能を有すると
共に、ノイズ防止機能を併有する。
ターを有し、このフィルターを構成するインダクターL
を上記コンデンサC1とC2間のラインL1、L2間に
挿入する。従って保護装置は過電圧保護機能を有すると
共に、ノイズ防止機能を併有する。
【0022】又前記符号11で示されるスイッチSW1
を電源ラインL1の入力端に挿入し、前記符号10で示
されるスイッチSW2乃至SW7の個々とコンセント3
の個々とにより直列回路を形成し、この各直列回路を電
源ラインL1、L2間に並列接続する。
を電源ラインL1の入力端に挿入し、前記符号10で示
されるスイッチSW2乃至SW7の個々とコンセント3
の個々とにより直列回路を形成し、この各直列回路を電
源ラインL1、L2間に並列接続する。
【0023】プラグ2は接地用接栓を有し、この各コン
セント3は機器の接地用接栓を受け入れる接地用受口5
を有し、上記プラグ2の接地用接栓及び接地用受口5は
接地ラインL3に接続する。
セント3は機器の接地用接栓を受け入れる接地用受口5
を有し、上記プラグ2の接地用接栓及び接地用受口5は
接地ラインL3に接続する。
【0024】又前記ヒューズ14は図3中NFBとして
示され、このヒューズは電源ラインL2の入力端に挿入
される。
示され、このヒューズは電源ラインL2の入力端に挿入
される。
【0025】又前記ランプ12、13は発光ダイオード
LP1乃至LP7によって構成され、この発光ダイオー
ドは一端をスイッチSW1乃至SW7の出力端に、他端
をランプ保護用の抵抗R1乃至R7を介して電源ライン
L2に夫々接続され、スイッチSW1乃至SW7を閉に
することによって発光ダイオードLP1乃至LP7に電
流を通じ点灯する。
LP1乃至LP7によって構成され、この発光ダイオー
ドは一端をスイッチSW1乃至SW7の出力端に、他端
をランプ保護用の抵抗R1乃至R7を介して電源ライン
L2に夫々接続され、スイッチSW1乃至SW7を閉に
することによって発光ダイオードLP1乃至LP7に電
流を通じ点灯する。
【0026】又上記保護装置は上記電源ラインに接続さ
れた保護回路を有すると共に、上記電話回線に接続され
た保護回路を有する。
れた保護回路を有すると共に、上記電話回線に接続され
た保護回路を有する。
【0027】図3に示すように、ケーシング1内に電話
回線と接続する通信ラインL5、L6が形成され、この
通信ラインL5、L6の一端に前記親ジャック6bが、
他端に子ジャック6aが夫々接続され、このジャック6
a、6b間の通信ラインL5、L6に三極放電管から成
る第4避雷器(Arr4)と抵抗素子(PTC1)(P
TC2)と第4、第5続流防止用高抵抗素子(Bar
4)(Bar5)とで構成する保護回路が挿入される。
回線と接続する通信ラインL5、L6が形成され、この
通信ラインL5、L6の一端に前記親ジャック6bが、
他端に子ジャック6aが夫々接続され、このジャック6
a、6b間の通信ラインL5、L6に三極放電管から成
る第4避雷器(Arr4)と抵抗素子(PTC1)(P
TC2)と第4、第5続流防止用高抵抗素子(Bar
4)(Bar5)とで構成する保護回路が挿入される。
【0028】第4避雷器(Arr4)は通信ラインL
5、L6間に接続し、抵抗素子(PTC1)(PTC
2)はこの第4避雷器(Arr4)の出力側における各
通信ラインL5、L6の夫々に挿入し、上記第4、第5
続流防止用高抵抗素子(Bar4)(Bar5)は直列
に接続し、この直列回路を上記抵抗素子(PTC1)
(PTC2)の出力側の通信ラインL5、L6間に接続
し、両素子(Bar4)(Bar5)の接続点を接地ラ
インL4に接続し、この接地ラインL4を商用電源L
1、L2の避雷器(Arr1)の接地ラインL3に接続
する。
5、L6間に接続し、抵抗素子(PTC1)(PTC
2)はこの第4避雷器(Arr4)の出力側における各
通信ラインL5、L6の夫々に挿入し、上記第4、第5
続流防止用高抵抗素子(Bar4)(Bar5)は直列
に接続し、この直列回路を上記抵抗素子(PTC1)
(PTC2)の出力側の通信ラインL5、L6間に接続
し、両素子(Bar4)(Bar5)の接続点を接地ラ
インL4に接続し、この接地ラインL4を商用電源L
1、L2の避雷器(Arr1)の接地ラインL3に接続
する。
【0029】これにより、上記電源ラインL1、L2と
通信ラインL5とL6の対接地電圧の電位差を等しくし
て、電源ラインの各コンセント3に接続の電子機器と子
ジャック6aに接続の電話回線使用の電子機器の過電圧
に対する保護目的が適正に達成できるようにする。
通信ラインL5とL6の対接地電圧の電位差を等しくし
て、電源ラインの各コンセント3に接続の電子機器と子
ジャック6aに接続の電話回線使用の電子機器の過電圧
に対する保護目的が適正に達成できるようにする。
【0030】図4は上記図3における第1、第2保護回
路を抽出して示したものであるが、この第1、第2保護
回路を使用するに際し、図4に仮想線で示すように、第
1避雷器の接地電極を第3避雷器(Arr3)を介して
接地ラインL3に接続することができる。
路を抽出して示したものであるが、この第1、第2保護
回路を使用するに際し、図4に仮想線で示すように、第
1避雷器の接地電極を第3避雷器(Arr3)を介して
接地ラインL3に接続することができる。
【0031】この第3避雷器(Arr3)は二極放電管
であり、その一端を第1避雷器(Arr1)の接地電極
に接続し、他端を接地ラインL3に接続して電源ライン
L1、L2と接地ラインL3間における絶縁耐圧を高め
る。
であり、その一端を第1避雷器(Arr1)の接地電極
に接続し、他端を接地ラインL3に接続して電源ライン
L1、L2と接地ラインL3間における絶縁耐圧を高め
る。
【0032】次に、図3に示す回路の動作を説明する。
電灯線を通じて侵入する過電圧は電源ラインL1又はL
2と接地ラインL3間に印加されるが、この過電圧は第
1避雷器(Arr1)と第1続流防止用高抵抗素子(B
ar1)(Bar2)とで形成される第1保護回路に印
加され、第1避雷器(Arr1)を放電させて接地ライ
ンL3へと放流され、その残留電圧はコンデンサC3、
C4で更に低減する。
電灯線を通じて侵入する過電圧は電源ラインL1又はL
2と接地ラインL3間に印加されるが、この過電圧は第
1避雷器(Arr1)と第1続流防止用高抵抗素子(B
ar1)(Bar2)とで形成される第1保護回路に印
加され、第1避雷器(Arr1)を放電させて接地ライ
ンL3へと放流され、その残留電圧はコンデンサC3、
C4で更に低減する。
【0033】又電源ラインL1、L2間に印加された過
電圧は第2避雷器(Arr2)と第2続流防止用高抵抗
素子(Bar3)とで形成される第2保護回路に印加さ
れ、第2避雷器(Arr2)を放電させることによって
接地ラインL3に放流され、その残留電圧をコンデンサ
C1により更に低減する。この場合、第1避雷器(Ar
r1)と続流防止用高抵抗素子(Bar1)(Bar
2)から成る保護回路では過電圧に対する応動電圧が高
くなるので、第2避雷器(Arr2)と第2続流防止用
高抵抗素子(Bar3)から成る保護回路により応動電
圧の低下を図った。
電圧は第2避雷器(Arr2)と第2続流防止用高抵抗
素子(Bar3)とで形成される第2保護回路に印加さ
れ、第2避雷器(Arr2)を放電させることによって
接地ラインL3に放流され、その残留電圧をコンデンサ
C1により更に低減する。この場合、第1避雷器(Ar
r1)と続流防止用高抵抗素子(Bar1)(Bar
2)から成る保護回路では過電圧に対する応動電圧が高
くなるので、第2避雷器(Arr2)と第2続流防止用
高抵抗素子(Bar3)から成る保護回路により応動電
圧の低下を図った。
【0034】上記避雷器(Arr1)(Arr2)と続
流防止用高抵抗素子(Bar1)(Bar2)(Bar
3)とから成る保護回路は過電圧に対する吸収効果に優
れ、又前記第1避雷器(Arr1)と接地ラインL3間
に接続した第3避雷器(Arr3)は、装置の絶縁耐圧
を高める。
流防止用高抵抗素子(Bar1)(Bar2)(Bar
3)とから成る保護回路は過電圧に対する吸収効果に優
れ、又前記第1避雷器(Arr1)と接地ラインL3間
に接続した第3避雷器(Arr3)は、装置の絶縁耐圧
を高める。
【0035】又図1、図2に示す電話回線接続用親ジャ
ック6bを介して過電圧が印加された場合には、図3に
示す第4避雷器(Arr4)が放電し、接地ラインL4
を介してL3に放流する。これによって電子機器接続用
子ジャック6aに接続された電子機器への出力を阻止す
る。
ック6bを介して過電圧が印加された場合には、図3に
示す第4避雷器(Arr4)が放電し、接地ラインL4
を介してL3に放流する。これによって電子機器接続用
子ジャック6aに接続された電子機器への出力を阻止す
る。
【0036】
【発明の効果】この発明によれば、電灯線及びプラグ2
を介して装置内の電源ラインL1又はL2と接地ライン
L3間に侵入する過電圧は、第1避雷器と第1続流防止
用高抵抗素子から成る第1保護回路に印加されて第1避
雷器を放電させこれを確実に接地ラインL3へ放流して
コンセント3に接続された電子機器を有効に保護する。
を介して装置内の電源ラインL1又はL2と接地ライン
L3間に侵入する過電圧は、第1避雷器と第1続流防止
用高抵抗素子から成る第1保護回路に印加されて第1避
雷器を放電させこれを確実に接地ラインL3へ放流して
コンセント3に接続された電子機器を有効に保護する。
【0037】又電源ラインL1、L2間に侵入した過電
圧は、第2避雷器と続流防止用高抵抗素子とから成る第
2保護回路に印加され、第2避雷器を放電させて接地ラ
インL3に放流しコンセント3に接続された電子機器を
有効に保護する。
圧は、第2避雷器と続流防止用高抵抗素子とから成る第
2保護回路に印加され、第2避雷器を放電させて接地ラ
インL3に放流しコンセント3に接続された電子機器を
有効に保護する。
【0038】又上記第1避雷器を第3避雷器を介して接
地ラインに接続することにより、装置の絶縁耐圧を向上
する。
地ラインに接続することにより、装置の絶縁耐圧を向上
する。
【0039】又上記装置は電話回線を通信線として使用
するファクシミリ、パソコン等の電子機器の保護装置と
しても有効に併用できる。即ちパソコン等を保護装置の
子ジャックに差し込んで親ジャックに差し込まれた電話
回線と接続しつつ、このパソコン等の電源プラグを保護
装置のコンセントに差し込んで電源と接続する使用法が
可能となる。
するファクシミリ、パソコン等の電子機器の保護装置と
しても有効に併用できる。即ちパソコン等を保護装置の
子ジャックに差し込んで親ジャックに差し込まれた電話
回線と接続しつつ、このパソコン等の電源プラグを保護
装置のコンセントに差し込んで電源と接続する使用法が
可能となる。
【0040】又上記電子機器接続用コンセントに差し込
まれた電子機器と、子ジャックに差し込まれた電話回線
を使用する電子機器とが、上記ケーシングに内蔵する商
用電源ラインと電話回線用通信ラインに夫々設けた避雷
器による過電圧吸収作用により良好に保護されると共
に、上記電源ラインと通信ラインの対接地電圧の電位差
を等しくして過電圧に対する動作を安定にし上記両機器
の保護目的が適正に達成できる。
まれた電子機器と、子ジャックに差し込まれた電話回線
を使用する電子機器とが、上記ケーシングに内蔵する商
用電源ラインと電話回線用通信ラインに夫々設けた避雷
器による過電圧吸収作用により良好に保護されると共
に、上記電源ラインと通信ラインの対接地電圧の電位差
を等しくして過電圧に対する動作を安定にし上記両機器
の保護目的が適正に達成できる。
【0041】更にスイッチによって電子機器接続用コン
セントの個々が随時開閉でき、各コンセントに電子機器
を接続して置きながら、保護装置上で必要とする各機器
の開閉が適宜行なえると共に各スイッチにより使用しな
い電子機器のコンセントを電源ラインに対し開とするこ
とによって電子機器を適切に保護できる。
セントの個々が随時開閉でき、各コンセントに電子機器
を接続して置きながら、保護装置上で必要とする各機器
の開閉が適宜行なえると共に各スイッチにより使用しな
い電子機器のコンセントを電源ラインに対し開とするこ
とによって電子機器を適切に保護できる。
【図1】電源用の電子機器保護装置を正面視する斜視
図。
図。
【図2】電源用の電子機器保護装置を背面視する斜視
図。
図。
【図3】上記装置の回路図。
【図4】上記実施例における保護回路を示す図。
1 ケーシング 2 電源接続用プラグ 3 電子機器接続用コンセント 4 ケーブル 6a 電話回線接続用子ジャック 6b 電子機器接続用親ジャック Arr1乃至Arr4 第1乃至第4避雷器 Bar1乃至Bar5 第1乃至第4続流防止用
高抵抗素子 L1,L2 電源ライン L3,L4 接地ライン L6,L7 通信ライン
高抵抗素子 L1,L2 電源ライン L3,L4 接地ライン L6,L7 通信ライン
Claims (2)
- 【請求項1】保護装置本体を形成するケーシングからケ
ーブルを介して延出された商用電源接続用プラグと、上
記ケーシングの外側面に配置された複数の電子機器接続
用コンセントを備え、上記ケーシング内に形成された一
対の電源ラインL1、L2の一端に上記商用電源接続用
プラグを接続すると共に、他端に上記電子機器接続用コ
ンセントを並列接続し、上記ケーシング内に保護素子を
内蔵し、該保護素子を上記電源接続用プラグと電子機器
接続用コンセント間の商用電源ラインL1、L2間に接
続した電源用の電子機器保護装置において、上記保護素
子として第1避雷器と第1続流防止用高抵抗素子を直列
に接続した第1保護回路と、第2避雷器と第2続流防止
用高抵抗素子とを直列に接続した第2保護回路とを備
え、上記第1保護回路と第2保護回路とを上記電源ライ
ンL1、L2間に並列接続し、上記第1避雷器を接地ラ
インL3に接続し、上記第1避雷器の接地用電極と接地
ラインL3間に第3避雷器を接続したことを特徴とする
電子機器保護装置。 - 【請求項2】保護装置本体を形成するケーシングからケ
ーブルを介して延出された商用電源接続用プラグと、上
記ケーシングの外側面に配置された複数の電子機器接続
用コンセントを備え、上記ケーシング内に形成された一
対の電源ラインL1、L2の一端に上記商用電源接続用
プラグを接続すると共に、他端に上記電子機器接続用コ
ンセントを並列接続し、上記ケーシング内に内蔵した避
雷器を上記電源接続用プラグと電子機器接続用コンセン
ト間の商用電源ラインL1、L2間に接続した電源用の
電子機器保護装置において、上記各電子機器接続用コン
セントと直列に該コンセントの夫々を個々に開閉するス
イッチを上記ケーシングの外側面に設け、更に上記ケー
シングの外側面に電話回線接続用の親ジャックと、該親
ジャックを介して電話回線と接続された電子機器接続用
の子ジャックを設けると共に、上記ケーシング内に電話
回線と接続する通信ラインL5、L6が形成され、この
通信ラインL5、L6の一端に上記親ジャックが他端に
子ジャックが夫々接続され、この親ジャックと子ジャッ
ク間の通信ラインL5、L6間に上記とは別の避雷器を
接続し、上記商用電源ラインL1、L2の避雷器を接続
したアースラインL3に通信ラインL5、L6の避雷器
を接続したアースラインL4を接続したことを特徴とす
る電子機器保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4328511A JP2521224B2 (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | 電源用の電子機器保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4328511A JP2521224B2 (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | 電源用の電子機器保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06165370A JPH06165370A (ja) | 1994-06-10 |
JP2521224B2 true JP2521224B2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=18211099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4328511A Expired - Lifetime JP2521224B2 (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | 電源用の電子機器保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2521224B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4968299B2 (ja) * | 2009-09-09 | 2012-07-04 | 株式会社デンソーウェーブ | 電気機器 |
JP5397493B2 (ja) * | 2012-03-27 | 2014-01-22 | 株式会社デンソーウェーブ | 電気機器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59153366A (ja) * | 1983-02-22 | 1984-09-01 | Nec Corp | ブランチ電話方式 |
-
1992
- 1992-11-13 JP JP4328511A patent/JP2521224B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06165370A (ja) | 1994-06-10 |
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