JP5395933B2 - パワーリザーブが大きく、かつ高さを抑えた時計ムーブメント - Google Patents

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Description

本発明は、パワーリザーブ容量が大きく、高さを抑えた時計輪列装置に関し、該装置は、巻真及び/又は回転錘に付与される運動によって作動するように設けた少なくとも1つのエネルギ蓄積手段を備え、上記エネルギ蓄積手段は、少なくとも1個の香箱を含み、上記輪列装置は、日の裏機構によって主枢軸周りに直接駆動する少なくとも1個の筒カナと時針車を含む表示手段を駆動し、上記輪列装置は、上記少なくとも1個の香箱によって直接又は間接的に駆動する、上記少なくとも1個の香箱の外側の副枢軸周りに枢動する少なくとも1個の駆動車を含み、上記駆動車は、該駆動車の上記副枢軸と同軸な摩擦面で上記日の裏機構に摩擦結合し、上記主枢軸は、上記少なくとも1個の香箱と交差する。
また、本発明は一枚の地板に少なくとも1個の輪列装置を備える輪列モジュールにも関する。
また、本発明は、そうした少なくとも1個の輪列装置、及び/又はそうした少なくとも1個の輪列モジュールを含む時計ムーブメントにも関する。
本発明は更に、そうした少なくとも1個の時計ムーブメント、及び/又はそうした少なくとも1個の輪列装置、及び/又はそうした少なくとも1個の輪列モジュールを含む時計に関する。
本発明は時計学分野に関し、特に、腕時計、懐中時計又はペンダント時計等の携帯用時計の分野に関する。
平坦で薄いムーブメントの追求は、常に時計産業の関心事である。これは永久的な市場の要求に答えることでもある。また、時計の全厚を抑制したまま、同じ時計内に、様々な複雑さ又は機能に関する機構を一層容易に、及び/又は多数収容可能にすることも、目標とされている。
一般に、従来の機械式ムーブメントでは、香箱で蓄えたエネルギが中心車に伝達される。この中心車は三番車カナと噛合う。三番車カナは、二元機能を有する。一方では、三番車カナは、該カナに固定した三番車を介して、四番車カナを駆動する。四番車カナは秒針車と一体化し、秒針車は、がんぎカナと噛合い、従って、がんぎ車及びムーブメントを規制する規制用組立体と協働する。同じ四番車カナは、秒針を担持する真と一体化し、そうした真と噛合う。三番車カナのもう一つの機能は、間接的に筒カナと関連する針、及び時針車と関連する時針の両方を駆動することである。
日の裏機構は、確実に連結位置で通常動作し、離間位置で時刻を設定するために離間可能である必要がある。一般的に、離間機構は摩擦機構に依存する。
一般的に、分筒カナと時針車を間接的に駆動する機構は、筒カナと同軸にある摩擦板を含む。
分筒カナを駆動するのに、三番車カナは摩擦板と噛合う。筒カナとの摩擦で、筒カナが枢動する。
時針を駆動するために、三番車カナは再び摩擦板と噛合い、該摩擦板によって駆動される筒カナは、分針車と噛合い、時針車と噛合う分針カナと一体化する。
この試験済みの機構は、良好に動作するが、摩擦板や、該板を筒カナに保持する面が針と反対側に存在するために、一定の空間が必要となる。腕時計には、この空間として、約0.25〜0.35mm必要で、これは、通常数ミリメートル、又は、例えば、厚さ1.73mmの「フレドリック・ピゲ(Frederic Piguet)」21キャリバ等の超偏平なキャリバでは1ミリメートルとなる、ムーブメントの総厚に対しては、相当な大きさである。このように、摩擦板と該板を保持する面が占める割合は、ムーブメントの総厚の5〜25%となることがあり、大きい。
偏心した中心車の実施形態には、上述した摩擦板とは異なる解決方法を提案したものもある。
ビューレン・ウオッチ社(Buren Watch Company)が所有するスイス国特許第377727号は、偏心した中心車を有する腕時計に関し、該腕時計は、分針を間接的に駆動させる腕時計において、又は「ロスコフ(Roskopf)」腕時計において、針がはためく問題を解消するために、可撓性の分針車を実装して、加圧し、分針車の弾力により針がはためくのを補償する。第1バージョンでは、香箱により中心車を駆動し、中心車に、鋸歯を付けた中間車を取付け、次に該中間車により、従来の方法で分及び時筒カナと噛合う分針車を駆動する。中心車は、三番車セットを駆動し、該三番車セットは四番車セットと噛合い、次に四番車セットはがんぎカナと噛合う。時刻を設定するのに、鋸歯付中間車は、クラウンの真に連結した中間セット指針車と噛合う。「ロスコフ」腕時計に適する第2バージョンでは、分針車は、香箱に直接摩擦摺動し、従来の方法で、分及び時筒カナと噛合う。中心車セットと三番車セットタイプの補完的な輪列が、四番車セットを駆動するのに必要である。しかしながら、この第2バージョンでは、香箱上に複数の車を重ね合わせるため、ムーブメントの厚さを低減する助けにはならない。
ヴィーダーレヒト(Widerrecht)が所有する欧州特許第1243985号では、中央開口部を有して、確実に様々な機能を環状に配置可能にするが、ムーブメントの厚さは損なわれる、腕時計ムーブメントを開示している。時及び分筒カナは管状で、中央開口部の周辺に存在する。輪列の全てを、残存する環状容積内に収容する必要があるので、特定の配置は、香箱によって駆動する中心車セットと分針車セット間の連結と関係する。中心カナは、腕時計の地板に係合され、枢軸シャンクを含み、該枢軸シャンク上にカナを介して分針車セットを取付け、該カナは、枢軸シャンクと協働して摩擦結合を提供する刻み目を有する。従って、分針車セットは、時刻設定中を除き、摩擦結合によって枢軸部上で摺動する際に、中心車セットと共に回転する。しかしながら、日の裏機構の直径は、必ず特定の構造によって制限され、それによりかかる歯車におけるあがきが妨げられる。
エミール・イェルガー(Emile Jerger)が所有するスイス国特許出願第14525A号では、8日間のパワーリザーブと、香箱高が高いムーブメントを有するロスコフ腕時計について開示している。中間の分針車は、香箱と噛合う第1中心カナの軸上に位置し、脱進機構を制御する車のパイプ上で摩擦摺動する。
ルノーダン(RENAUDIN)が所有する仏国特許第1181584号では、ムーブメントの複数の真に対して平行な軸の、単一操作ボタンを有する機構について開示している。香箱の歯付クラウンは、分真に取付けたカナと噛合い、分真によって通常駆動する歯付車を担持するが、上記分真に対して回転もして、針の設定を制御できる。
メール=ファーヴル(MAIRE−FAVRE)が所有するスイス国特許出願第54708A号では、稼働時間が長く、また真と一体化し、香箱コアの歯によって制御される車の筒状肩部に摩擦嵌合させた分針車を含むムーブメントについて開示している。
マルク・デュボワ(MARC DUBOIS)が所有するスイス国特許出願第51982A号では、時方輪列と噛合う車を担持する香箱コアを有し、脱進機構を制御する偏心した香箱機構について開示している。時方輪列の第1車セットは、摩擦嵌合させた中間車を含み、該中間車は、中間セット指針車と噛合うと共に、コア軸に収納自在で、間接的に時針及び分針を作動させるセット指針の真に嵌め込まれた車とも噛合う。
しかしながら、これらの機構は、香箱厚を中心車厚と並置するという欠点があり、所望する厚さに低減する役には立たない。
本発明は、日の裏機構が占める厚さを出来る限り少なくしつつ、分離可能にすることを提案する。日の裏機構を通して、直接又は間接的に香箱に連結する輪列車から、一方で筒カナに、他方で時針車に運動を伝達するのに必要な空間を減らすことで、通常ムーブメントが必要な空間を即座に減少できる。
従って、本発明は、パワーリザーブ容量が大きく、高さを抑えた時計輪列装置であり、該装置は、巻真及び/又は回転錘に付与される運動によって作動するように設けた少なくとも1つのエネルギ蓄積手段を備え、該エネルギ蓄積手段は、少なくとも1個の香箱を備え、上記輪列装置は、日の裏機構によって主枢軸周りに直接駆動する少なくとも1個の筒カナと時針車を含む表示手段を駆動し、上記輪列装置は、上記少なくとも1個の香箱によって直接又は間接的に駆動する、上記少なくとも1個の香箱の外側の副枢軸周りに枢動する少なくとも1個の駆動車を備え、該駆動車は、該駆動車の上記副枢軸と同軸な摩擦面で上記日の裏機構に摩擦結合し、上記主枢軸は、上記少なくとも1個の香箱と交差する時計輪列装置であって、上記駆動車は、駆動用筒カナを含み、該駆動用筒カナは、上記副枢軸に沿った車体周りに枢動し、上記車体の肩部に連結して、摩擦バネで形成する摩擦手段によって上記摩擦面を形成すること、及び上記駆動用筒カナは、上記日の裏機構に属し、分真周りに枢動する分針車と協働することを特徴とする時計輪列装置に関する。
本発明の特徴によると、上記輪列装置は、該装置に備えた車セットを担持する地板を含み、該地板は、文字板側の面と呼ぶ第1面と、輪列側の面と呼ぶ第2面を含み、該両面は互いに対向し、周縁部で連結され、上記主枢軸を、上記地板の中心付近に、若しくは上記地板の中心に配置し、互いに平行な上記主枢軸と上記副枢軸とに略平行な香箱枢軸周りに枢動する上記少なくとも1個の香箱の直径が、上記主枢軸と上記周縁部との間の最小距離より大きな、上記香箱枢軸周りの領域をカバーする。
本発明の特徴によると、上記筒カナと上記時針車は、上記第1面の側から突出し、上記少なくとも1個の香箱を上記第2面上に配設する、また、その逆も可能である。
本発明の特徴によると、上記筒カナは、上記分針車に備えた板と噛合い、上記時針車は、上記板と一体化したカナと噛合う。
本発明の特徴によると、上記駆動車を中心車とし、該中心車は、互いに、且つ車体と一体化させて、一方で、上記少なくとも1個の香箱の外側にあり、上記少なくとも1個の香箱に備えたドラム歯と直接又は間接的に噛合うカナと、他方で、中心管内で、上記筒カナ及び上記時針車と同軸な上記主枢軸周りに枢動する主秒真と次に噛合う三番車と噛合う板とを備える。
本発明の特徴によると、上記摩擦面の最小直径は、上記装置に備えた地板に関する上記駆動車の枢動ガイドの最大直径より大きい。
本発明は更に、上記地板を有する少なくとも1個の輪列装置を備え、上記日の裏機構を調整する外部の手段と連動する手段を備える輪列モジュールに関する。
本発明の特徴によると、上記輪列モジュールは、少なくとも1個の香箱を含む上記エネルギ蓄積手段を作動する外部の手段と連動する手段を含む。
本発明は更に、そうした少なくとも1個の輪列装置及び/又は少なくとも1個の輪列モジュールを含み、上記輪列装置に備えた連動手段と協働する上記日の裏機構を調整する外部の手段を含む時計ムーブメントに関する。
本発明の特徴によると、上記時計ムーブメントは、上記輪列装置に備えた連動手段と協働する少なくとも1個の香箱を含む上記エネルギ蓄積手段を作動する外部の手段を含む。
また、本発明は、上記のような少なくとも1個の時計ムーブメント及び/又は上記のような少なくとも1個の輪列装置及び/又は上記のような少なくとも1個の輪列モジュールを含む時計であって、該時計を腕時計とし、該時計は、上記主枢軸と直交する平面において、上記腕時計の最小寸法の半分より直径が大きな少なくとも1個の香箱を含む時計に関する。
本発明により、従来技術で知られる直径の大きな筒カナを必要とせずに済む。
本発明の機構では、カナ板を有する四番車が無く、極めて小さいカナが存在するだけである。この場合、この小さなカナは、中間車と協働し、該中間車は、ムーブメントのどこか他の場所に配置する小秒針車と協働する。
利点としては、秒表示を、所望に応じて小秒針位置か中心秒針かで配置できる点がある。
時方輪列は緊密で、確実に、あがきを常にムーブメントに設けられる。この状態を、輪列が緊密でなく、輪セットが効率を害するバネの実装を必要とする、がんぎ車から開始する従来の小秒針構成と比較されたい。
本発明の目的の1つは、出来る限り、時計の動作自律性を高め、場合によっては、打撃動作、アラーム等のエネルギ消費が大きな追加機能を増やすために、香箱又は複数の香箱の容積を最大にすることである。また、蓄積するエネルギを増大させることで、機能によっては、極めて低製造コストで低収率技術を使用可能になり、時計の製造コストを下げるだけでなく、同等か、より良好な動作機能を提供できる可能性がある。
従来技術による構成では、秒針車がムーブメントの全厚を通過しており、その結果、可能な香箱の最大直径は、必然的に時計又は腕時計の最小半径より小さくなる。
しかしながら、本発明による構成では、香箱径の寸法を、中心を超えて腕時計半径より大きくできる。その結果、時計の中心でムーブメント厚を、香箱を収容可能にするために、厳格に寸法取りする必要がある。
本発明の他の特徴及び利点については、添付図を参照して、以下の詳細な説明を読むと、明らかになるであろう。
輪列側の面と呼ばれる面の側から見た、輪列車セットを担持する地板を備える実施例斜視図であって、本発明による時計輪列装置の一部に関する概略的な部分斜視図を示しており、上記地板の半径より大きな直径の香箱を担持しているが、香箱ドラムは中心車のカナと噛合い、該中心車は該カナと一体化した板を含み、輪列バーによって上記地板上に保持されており、該輪列バーの上方には、偏心した小秒針車板が見られ、主枢軸周りに枢動する主秒真に連結する中心車によって駆動される。 本発明による輪列装置の特定の車セットの軸を通る概略的な部分剪断面図を示しており、上記車セットは、図1の小秒針と、中間の三番車と、主枢軸を画定する中心管周りに同軸で、主秒真が枢動する分筒カナ及び時針車と、上記主秒真と図1の中心車との間に挿入する三番車と、香箱ドラム歯と噛合う上記同じ中心車である。 本発明の輪列装置に備えた特定の車セットの軸を通る概略的な部分剪断面図を示しており、上記車セットを、本発明による、摩擦結合によって取付けた筒カナを担持する、図1の中心車と、上記筒カナと協働する分針車と、図1の同軸な分及び時筒カナと協働する分針車である。 図1の中心車の枢軸を通る略断面図であり、筒カナとその摩擦について詳細を示している。 中心管内でガイドする図2の主秒真の枢軸を通る略断面図を示しており、該中心管を主秒真上に担ぎ、隣接させている。 ブロック図で、時計がムーブメントを備え、該ムーブメントは輪列モジュールを含み、該モジュールは香箱を担持する本発明による輪列装置を備えることを示している。 同じ組立体を香箱無しで、輪列を輪列バーによって軸方向位置に固定した状態で、図1と同様にして示している。 同じ組立体を、輪列バー無しで、図7と同様な図で示している。 同じ組立体を、地板の他方側から、即ち文字板側の面から見て、主表示輪列が、主枢動軸周りに、時針車、分筒カナ、主秒真を含み、筒カナが、セット指針車と協働しているところを、図1と同様にして示している。地板の反対側に取付ける中心車は、地板の開口部を通して、次に主表示輪列と協働する分針輪列と協働する。図1の小秒針車の真の片端部を、日回し中間車と協働する日回し車に同心で取付けている。 同じ組立体を、日回し車と日回し中間車無しで、図9と同様にして示している。 同じ組立体を、時針車無しで、図10と同様な図で示している。 中心車セット用弾性保持装置として機能する押え板によって保持する、同じ組立体の図を、図9と同様にして示している。 図12の押え板の略平面図を示している。 輪列側からのムーブメントの正面図を示す図14Aに説明した剪断面図に沿った、本発明による装置を組込んだムーブメントの略部分断面図を示している。 文字板側からのムーブメントの正面図を示す図15Aに説明した剪断面図に沿った、図14のムーブメントの略部分断面図を示している。
本発明は時計学分野に関し、特に、携帯用時計、腕時計、懐中時計、ペンダント時計等に関する。
本発明の目的は、普通のムーブメントと比べて大いに改善した大容量のパワーリザーブを確保するために、極めて大きな香箱の使用に対応可能な輪列装置を作成することである。
筒状香箱に関して、容積を厚さの二乗、及び直径の二乗に比例させる。最大容積、従ってパワーリザーブを大きくするには、厚さよりむしろ直径を操作する方が、有利である。そのため、本発明は、香箱、又は複数ある場合は複数の香箱の直径を、出来る限り大きくでき、ムーブメントの他の部品を収容するよう対応可能な機構を作製する。また、大きな香箱径を選択することは、従来技術より大幅に優れたパワーリザーブを提供しながら、香箱厚、従ってムーブメント厚、及び腕時計厚を低減することも意味する。
特に、本発明は、腕時計の半径より遥かに大きな直径の香箱で、従って通常腕時計の中心にある主枢軸位置をカバーする香箱を使用可能にする状態を作り出す。
本発明の別な利点は、確実にコンパクトな高さにし、製造コストを減少させることであり、それを数を減らした極めて単純な部品で、しかも自動的に近軸に組立するよう工夫された設計によって達成できる。
その結果、本発明は、高さを低減し、パワーリザーブを大きくした時計輪列装置1に関する。この装置1は、少なくとも1個のエネルギ蓄積手段2を含み、該手段2を、巻真及び/又は回転錘に付与される運動によって動くよう配設する。このエネルギ蓄積手段2は、少なくとも1個の香箱3を含む。
輪列装置1は、表示手段4を駆動し、該表示手段4は、日の裏機構7によって主枢軸AP周りに直接駆動する、少なくとも1個の分筒カナ5(これ以降単に「筒カナ5」と呼ぶ)と、時針車6とを含む。
本発明によれば、輪列装置1は、上記少なくとも1個の香箱3によって直接又は間接的に駆動され、上記香箱3の外側にある、副枢軸AS周りに枢動する少なくとも1個の駆動車8を含む。
この駆動車8を、特に時刻を日の裏機構の規制手段によって設定する際に、着脱可能な摩擦結合手段によって、上記副枢軸ASと同軸な摩擦面9上で日の裏機構7に摩擦結合するが、該日の裏機構規制手段は、輪列装置1の外部又は内部に存在させてもよい。
本発明によれば、主枢軸APの突出した延長線を、香箱3と交差させる、即ち、中心の主枢軸を大幅に超えるため、香箱3でカバーした領域は従来技術のムーブメントでの当該領域より大きくなる。
本発明は、香箱の下に輪列を配設するようにして、確実に、軸が、機構及び、より一般的には、装置1を組込めるムーブメント200を通過しないようにする。
そのため、主枢軸AP周りに枢動する車セットを、片持ち配置で取付ける地板10に対して一方向に突出するように取付ける。図面で説明した好適実施形態では、この輪列装置1は、上記装置1に備える車セットを担持するそうした地板10を含む。上記地板10は、第1文字板側の面11と第2列側の面12を有し、両面は、互いに対向しており、周縁部13によって連結される。
好ましくは、主枢軸APを、地板10の中心付近に又は中心に配置する。互いに平行な主枢軸APと副枢軸ASに略平行な上記香箱枢軸AB周りに枢動する香箱3の直径は、主枢軸APと周縁部13間の最小距離より長い領域をカバーする。
また、香箱3のドラムを主枢軸AP上に設けてもよい。
主枢軸AP付近の中心領域を空白にするために、その枢軸が枢軸AP付近に存在する全ての車セットを、好ましくは、地板10に関して片側から突出するように取付ける。また、可能であれば、地板に打込んだヒゲ持に枢着するか、或いは上記地板に短尺のガイド要素で枢着する。筒カナ5、時針車6、日の裏機構7を上記のように取付けることによって、機構の中心容積が、香箱ドラム又は複数存在したなら複数の香箱ドラムを収容するための空間が生じる。
有利なことに、駆動車8を中心車とし、該中心車は、互いに、及び車体80と一体化する、一方が、香箱3の外側にあり、香箱3に備えたドラム歯30と直接又は間接的に噛合うカナ82と、他方が、主秒真16と次に噛合う三番車15と噛合う板81とを含む。主秒真は、中心管17内で、筒カナ5及び時針車6と同軸の主枢軸AP周りに枢動する。
図1は、第2の列側の面12から見た、上記列1のセットを担持する上記地板10について示している。香箱3の直径は、地板10の半径より大きい。上記香箱のドラムは、ドラム歯30を有し、該ドラム歯30は、中心車8のカナ82と噛合い、中心車8は、上記カナ82と一体化した板81を含み、上記地板10上で輪列バー21によって保持し、該輪列バー21の上方には、偏心した小秒針車18の板181が見られる。
好ましくは、図2で見られるように、筒カナ5と時針車6は、第1面11の側から突出させる一方で、香箱3を第2面12上に配設する。また、その逆も可能である。
駆動車8の着脱可能な摩擦結合手段は、副枢軸ASに沿った車体80周りに枢動する駆動用筒カナ83を含む。この駆動用筒カナ83を、車体80の肩部85に連結する。この肩部85により、摩擦バネ84で形成した摩擦手段と協働する摩擦面9を形成する。
駆動用筒カナ83は、日の裏機構7に属して、分真AM周りに枢動する分針車14と協働する。
更に、筒カナ5は、従来の方法で、分針車14に含まれる板141と噛合い、時針車6は、上記板141と一体化したカナ142と噛合う。
図4で見られるように、摩擦面9は、少なくとも:一方で、駆動用筒カナ83と板81との間に第1摩擦面91と、他方で、摩擦バネ84と肩部85の間に第2摩擦面92を含む。
本発明の輪列構成により、輪列装置1は、小秒針車18を含み、小秒針車18は、小秒針車軸APS周りに枢動し、小秒針車に備えたカナ182を介して、及び少なくとも1個の中間車19を介して、主秒真16に備えたカナ161と噛合う。上記主秒真16は、中心管17内で、筒カナ5と時針車6に同軸な主枢軸AP周りに、枢動する。
この中心管17を、該管に備えた肩部171を介して、第1文字板側の面11の、装置1に備えた地板10に、隣接して取付ける。主秒真16を取付けた際に、この肩部171により、応力を、中心管17に、その後地板10に伝達可能になる。
図面に示されるように、筒カナ5と時針車6を同軸に取付けるが、好適には片持ち配置で、互いに、及び主枢軸APに中心を置き、第1文字板側の面11上で輪列装置1に備えた地板10に固定する中心管17で軸方向にガイドし、筒カナ5と時針車6を押え板20によって軸方向に保持する。
好ましいことに、本発明によれば、押え板20は、上述したように、筒カナ5及び時針車6によって及び/又は主秒真16及び/又は小秒針車18によって駆動する表示手段又は針又は円板又はリングと協働する補完的な文字板を形成又は担持する。
この押え板20は、装置1に備えた車セットを地板10に押圧するよう配設した弾性戻り手段を含む。
本発明の時計ムーブメントの動作は、図2及び図3を用いて説明できる。脱進機構、パレットレバー、バネテンプの連結については、図示しないが、小秒針車を用いて、従来の方法で達成できる。図2には、香箱ドラム3で形成したエネルギ蓄積手段2について示しており、該香箱ドラムは、他端部でコア(図示せず)に掛止したバネ(図示せず)を担持し、封止する。従来のラチェット31は、香箱3用カバーとして機能する。ドラム歯30は、中心車8のカナ82と協働し、該中心車8の板81は、三番車15のカナ152と噛合う。中心車8は、中心車8の肩部85を支承する摩擦バネ84を介して、駆動用筒カナ83を担持する。三番車15の板151は、主秒真16のカナ161と噛合う。
また、図2では、カナ161と噛合う中間車19により、カナ182を介して小秒針車18を直接駆動することも、示している。小秒針車18のこうした緊密な配置は、小秒針車をがんぎ車によって駆動する、緊密でない従来技術とは異なるものである。また、この構成は、中心秒針を、所望に応じて、主秒真16又は小秒針車18で使用できることを意味する。明らかに、腕時計ディスプレイの様々な領域で、小秒針車18を配置するために、使用可能な空間に応じて小秒針車18及び中間車19を容易に配設できる。
図3では、7特に日の裏機構7を、分針車14と共に示しており、日の裏機構7の板141は、中心車8の駆動用筒カナ83と噛合い、また、筒カナに備えた車51で筒カナ5とも噛合う。分針カナ142は、時針車6の板61と噛合う。
本発明によると、摩擦バネ84は、リベットを介して予応力を加えて取付ける板バネである。リベット留めを、外部から行い、押え座金を使用しないようにする。適当な公差を選択することで、摩擦調整する必要が無くなる。
本発明による運動学は、時方輪列全体を緊密に取付けることを意味し、如何なるあがきも自動的に取れるので有利である。香箱3のサイズを通常の香箱より遥かに大きくした結果、20%以上パワーリザーブが増大するので、中間三番車と四番車カナである、2個の更なる車セットによる摩擦で生じた僅かなエネルギ損失を、蓄積したエネルギのゲインによって適切に補完できる。
腕時計が正常に動作している場合、摩擦バネ84は、駆動用筒カナ83を中心車8の車体80と結合させて、香箱3とディスプレイとの間に、連続した運動学的連鎖を存在させる。
日の裏機構を調整する場合、中心車8と、該中心車と噛合う香箱を離間することで、ディスプレイを調整できる。
出来る限り、車セットを、ヒゲ持に片持ち配置で枢着する。特に、分針車14は、地板10に打込んだヒゲ持143で枢動させる。中間車19も同様に、これもまた地板10に打込んだヒゲ持191で枢動させる。図面で説明しない変形例では、三番車15もヒゲ持で枢動させる。
図7で見られるように、輪列の一部を、輪列バー21によって軸方向位置に固定する。
図9では、第1文字板側の面11から見た装置1を示しており、主枢軸AP周りの主表示輪列には、時針車6、筒カナ5、主秒真16を含んでいる。筒カナ5はセット指針車22と協働する。
地板10の反対側12に取付けた中心車8は、地板の開口部205を介して、分針車14と協働し、分針車14は次に主表示輪列と協働する。
本発明の特徴によれば、小秒針車18の真の片端部を、日回し中間車23と協働する日回し車24と同心に取付ける。日回し中間車23は、ヒゲ持232に枢着し、日回し車24を駆動する偏心ヒゲ持231を含む。日回し車24は、日付円板25を駆動するように配設した送り爪バネ241を含む。また、日付円板25を日付補正器26によっても駆動できる。
有利には、図12に見られるように、装置1を、押え板20で保持するが、押え板20は、図13に見られ、幾つかの車セットに対する弾性保持装置の役目を果たす。特に、この押え板20は、分針車14の板141を保持する送り爪バネ201、日付円板25を保持するジャンパバネ202、直接又は間接的に日回し車24を保持する送り爪バネ203、日付補正器26を保持するラグバネ204を含む。
また、本発明は、そうした1枚の地板10を有するそうした少なくとも1個の輪列装置1を含む輪列モジュール100に関する。好ましくは、このモジュール100は、日の裏機構7を調整する外部手段と連動する手段を含む。この場合での実施形態では、香箱を、輪列モジュールの一部としないが、勿論、該モジュールに香箱を組込むことも可能である。有利には、輪列モジュール100は、少なくとも1個の香箱3を含むエネルギ蓄積手段2を駆動する外部手段と連動する手段を含む。このモジュール100は、脱進機構とパレットレバーとバネテンプか、又はそれらより制御される脱進機構と連結する手段かを更に含む。
また、本発明は、少なくとも1個の輪列装置1及び/又は少なくとも1個のそうした輪列モジュール100を含む時計ムーブメント200にも関する。
また、この実施例では、上記輪列装置1に備えた連動手段と協働する上記日の裏機構7を調整する外部手段を含む。
また、このムーブメント200は、輪列装置1に備えた連動手段と協働する少なくとも1個の香箱3を含むエネルギ蓄積手段2を駆動する外部手段を含む。
図14、図14A、図15、図15Aでは、そうしたムーブメントについて説明している。これらの図では、香箱ラチェット31と、ガンギ車軸AE周りに枢動するガンギ車32と、テンプ33とを示しており、それらの相互作用については、当業者には知られており、本明細書で詳細には述べない。
また、本発明は、そうした少なくとも1個の時計ムーブメント200、及び/又はそうした少なくとも1個の輪列装置1、及び/又はそうした少なくとも1つの輪列モジュール100を含む。この時計300は、腕時計であり、主枢軸と直交する平面において、腕時計の最小寸法の半分より大きな直径の少なくとも1個の香箱3を含む。
要するに、香箱の下に輪列を配設して、ムーブメントを通過する真の使用を避けることで、香箱の直径を大きくでき、その結果パワーリザーブを増大できる。
従来の実施形態と比べて、中心に配設する特定の要素、特に筒カナ板と中心秒針板を、使用せずに済む。直径を大きくする効果と併せて、これにより香箱を極めて厚くできる。
本発明による機構は、全ての部品を前面から組立てることができるため、自動で近軸に組立てるのに好都合である。

Claims (17)

  1. パワーリザーブ容量が大きく、高さを抑えた時計輪列装置(1)であって、該装置は、巻真及び/又は回転錘に付与される運動によって作動するように設けた少なくとも1つのエネルギ蓄積手段(2)を備え、前記エネルギ蓄積手段(2)は、少なくとも1個の香箱(3)を備え、前記輪列装置(1)は、日の裏機構(7)によって主枢軸(AP)周りに直接駆動する少なくとも1個の筒カナ(5)と時針車(6)を含む表示手段(4)を駆動し、前記輪列装置は、前記少なくとも1個の香箱(3)によって直接又は間接的に駆動する、前記少なくとも1個の香箱(3)の外側の副枢軸(AS)周りに枢動する少なくとも1個の駆動車(8)を備え、前記駆動車(8)は、該駆動車(8)の前記副枢軸(AS)と同軸な摩擦面(9)で前記日の裏機構(7)に摩擦結合し、前記主枢軸(AP)は、前記少なくとも1個の香箱(3)と交差する輪列装置(1)であって、前記駆動車(8)は、駆動用筒カナ(83)を含み、該駆動用筒カナ(83)は、前記副枢軸(AS)に沿った車体(80)周りに枢動し、前記車体(80)の肩部(85)に連結して、前記車体(80)は、摩擦バネ(84)で形成する摩擦手段によって前記摩擦面(9)を形成すること、及び前記駆動用筒カナ(83)は、前記日の裏機構(7)に属し、分真(AM)周りに枢動する分針車(14)と協働することを特徴とする輪列装置(1)。
  2. 前記輪列装置(1)は、該装置(1)に備えた車セットを担持する地板(10)を含み、該地板(10)は、文字板側の面と呼ぶ第1面(11)と、輪列側の面と呼ぶ第2面(12)を含み、該両面は互いに対向し、周縁部(13)で連結されることを特徴とし、前記主枢軸(AP)を、前記地板(10)の中心付近に、若しくは前記地板(10)の中心に配置し、互いに平行な前記主枢軸(AP)と前記副枢軸(AS)とに略平行な香箱枢軸(AB)周りに枢動する前記少なくとも1個の香箱(3)の直径が、前記主枢軸(AP)と前記周縁部(13)との間の最小距離より大きな、前記香箱枢軸周りの領域をカバーすることを特徴とする、請求項1に記載の輪列装置(1)。
  3. 前記筒カナ(5)と前記時針車(6)は、前記第1面(11)の側から突出すること、及び前記少なくとも1個の香箱(3)を前記第2面(12)上に配設すること、また、その逆も可能であることを特徴とする、請求項2に記載の輪列装置(1)。
  4. 前記筒カナ(5)は、前記分針車(14)に備えた板(141)と噛合うこと、及び前記時針車(6)は、前記板(141)と一体化したカナ(142)と噛合うことを特徴とする、前請求項の何れかに記載の輪列装置(1)。
  5. 前記駆動車(8)を中心車とし、該中心車は、互いに、且つ車体(80)と一体化させて、一方で、前記少なくとも1個の香箱(3)の外側にあり、前記少なくとも1個の香箱(3)に備えたドラム歯(30)と噛合うカナ(82)と、他方で、中心管(17)内で、前記筒カナ(5)及び前記時針車(6)と同軸な前記主枢軸(AP)周りに枢動する主秒真(16)と次に噛合う三番車(15)と噛合う板(81)とを含むことを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載の輪列装置(1)。
  6. 前記輪列装置(1)は、中心管(17)内で、前記筒カナ(5)と前記時針車(6)とに同軸な前記主枢軸(AP)周りに枢動する主秒真(16)に備えたカナ(161)と少なくとも1個の中間車(19)を介して噛合う小秒針車(18)を含み、前記中心管(17)を、前記装置(1)に備えた地板(10)に、文字板側の面と呼ぶ第1面(11)の側で、該中心管(17)に備えた肩部(171)を介して、隣接して取付けることを特徴とする、請求項1〜5の何れかに記載の輪列装置(1)。
  7. 前記小秒針車(18)を、日付円板(25)を駆動するために日回し中間車(23)と協働する、日回し車(24)と同心に取付けることを特徴とする、請求項6に記載の輪列装置(1)。
  8. 前記筒カナ(5)と前記時針車(6)を、同軸に取付け、互いに、且つ前記主枢軸(AP)を中心とする中心管(17)で軸方向にガイドし、文字板側の面と呼ぶ第1面(11)の側で、前記装置(1)に備えた板(10)に固定すること、及び前記筒カナ(5)と前記時針車(6)を、押え板(20)によって軸方向に保持することを特徴とする、請求項1〜7の何れかに記載の輪列装置(1)。
  9. 前記押え板(20)は、前記筒カナ(5)及び前記時針車(6)によって駆動する、表示手段、又は針、又は円板、又はリングと協働する補完的な文字板を形成又は担持することを特徴とする、請求項8に記載の輪列装置(1)。
  10. 前記押え板(20)は、前記装置(1)に備える車セットを前記地板(10)に押圧するように配設する弾性戻り手段を含むことを特徴とする、請求項8に記載の輪列装置(1)。
  11. 前記摩擦バネ(84)は、リベットによって予応力を加えて取付ける板バネとすることを特徴とする、請求項1〜10の何れかに記載の輪列装置(1)。
  12. 前記装置(1)に備える時方輪列全体を緊密に取付けることを特徴とする、請求項1〜11の何れかに記載の輪列装置(1)。
  13. 請求項2に記載の地板(10)を有する、請求項1〜12の何れかに記載の少なくとも1個の輪列装置(1)を含む輪列モジュール(100)であって、該モジュールは、前記日の裏機構(7)を調整する外部の手段と連動する手段を含むことを特徴とする、輪列モジュール(100)。
  14. 請求項2に記載の地板(10)を有する、請求項1〜12の何れかに記載の少なくとも1個の輪列装置(1)を含む輪列モジュール(100)であって、前記モジュールは、少なくとも1個の香箱(3)を含む前記エネルギ蓄積手段(2)を作動する外部の手段と連動する手段を含むことを特徴とする、輪列モジュール(100)。
  15. 請求項1〜12の何れかに記載の少なくとも1個の輪列装置(1)及び/又は請求項13又は14のどちらかに記載の少なくとも1個の輪列モジュール(100)を含む時計ムーブメント(200)であって、該時計ムーブメント(200)は、前記輪列装置(1)に備えた連動手段と協働する前記日の裏機構(7)を調整する外部の手段を含むことを特徴とする、時計ムーブメント(200)。
  16. 請求項1〜12の何れかに記載の少なくとも1個の輪列装置(1)及び/又は請求項13又は14のどちらかに記載の少なくとも1個の輪列モジュール(100)を含む時計ムーブメント(200)であって、該時計ムーブメント(200)は、前記輪列装置(1)に備えた連動手段と協働する少なくとも1個の香箱(3)を含む前記エネルギ蓄積手段(2)を作動する外部の手段を含むことを特徴とする、時計ムーブメント(200)。
  17. 請求項15又は16に記載の少なくとも1個の時計ムーブメント(200)及び/又は請求項1〜12の何れかに記載の少なくとも1個の輪列装置(1)及び/又は請求項13又は14のどちらかに記載の少なくとも1個の輪列モジュール(100)を含む時計(300)であって、該時計を腕時計とし、該時計は、前記主枢軸(AP)と直交する平面における前記腕時計の最小寸法の半分より直径が大きな少なくとも1個の香箱(3)を含むことを特徴とする、時計(300)。
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