JP5394764B2 - 拡底バケット - Google Patents
拡底バケット Download PDFInfo
- Publication number
- JP5394764B2 JP5394764B2 JP2009023290A JP2009023290A JP5394764B2 JP 5394764 B2 JP5394764 B2 JP 5394764B2 JP 2009023290 A JP2009023290 A JP 2009023290A JP 2009023290 A JP2009023290 A JP 2009023290A JP 5394764 B2 JP5394764 B2 JP 5394764B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shape
- bucket
- wing
- plate
- claw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Earth Drilling (AREA)
Description
<その他>
<手段>
この目的を達成するために技術的思想1の拡底バケットは、複数の爪と、それら複数の爪が取着される拡底翼と、その拡底翼が回動可能に連結される本体と、その本体に対して前記拡底翼を開閉させる開閉機構と、を備え、縦孔内に挿入され、前記拡底翼を拡径しつつ前記本体が回転することで、前記縦孔の内壁を前記複数の爪により掘削するものであり、前記拡底翼は、前記本体の外周形状に対応する円弧状に湾曲した板状体を備え、その板状体の一方の端縁部に前記複数の爪が列設されると共に、前記板状体の他方の端縁部が前記本体に回動可能に連結され、前記複数の爪がそれぞれの長手方向を前記円弧の接線方向へ向けた状態で前記板状体の一方の端縁部に取着され、かつ、前記板状体の一方の端縁部が前記他方の端縁部側へ向けて凹の曲線状に構成されている。
技術的思想2の拡底バケットは、技術的思想1記載の拡底バケットにおいて、前記板状体は、前記一方の端縁部の曲線形状が、複数の直線を組み合わせた近似的な曲線形状とされることで、前記一方の端縁部における端面が複数の平坦面から構成され、前記複数の爪は、その基部側の端面を、前記板状体の一方の端縁部における端面に当接させた状態で、前記板状体に取着されている。
<効果>
技術的思想1記載の拡底バケットによれば、開閉機構によって拡底翼が閉じられて縮径された状態とされると、かかる状態の拡底バケットが地表から縦孔の先端に降ろされ、ケリーバによって回転される。そして、開閉機構によって拡底翼が徐々に開かれて拡径されることで、縦孔の内壁が拡底翼の複数の爪により掘削され、縦孔の先端(底部)がテーパー形状に拡大(拡底)される。
この場合、本発明によれば、拡底翼(板状体)の一方の端縁部に、複数の爪をそれぞれの長手方向が拡底翼の円弧の接線方向へ向いた状態で取着する構成であるので、各爪の掘削角度を好適な角度して、掘削能率の向上を図ることができるので、掘削性能を確保することができるという効果がある。
また、拡底翼の開度が変化しても、各爪の掘削角度を好適な角度に維持することができ、各爪の取り付け角度が個別に調整された従来品のように、内壁へ先端が当接しない爪や内壁へ先端よりも胴部が先に当接する爪が発生することがなく、爪の早期摩耗や掘削不能となる事態を回避することができるので、掘削性能を確保することができるという効果がある。
更に、本発明によれば、このように、拡底翼に各爪をそれぞれが接線方向を向いた状態で取着することで、掘削性能を確保しつつも、これら複数の爪が取着される一方の端縁部を他方の端縁部側へ向けて凹の曲線状とする構成であるので、掘削後の内壁の中途の形状が膨らむことを抑制して、かかる縦孔の内壁を適切な形状(直線状のテーパ形状)に掘削することができるという効果がある。その結果、打設するコンクリートの量が不必要に増加することを抑制することができる。
ここで、本発明によれば、上述したように、拡底翼(板状体)の一方の端縁部を他方の端縁部側へ向けて凹の曲線状とし、かかる一方の端縁部に、複数の爪をそれぞれの長手方向が拡底翼の円弧の接線方向へ向いた状態で取着する構成であるので、縦孔の内壁を適切な形状に拡底可能とし、かつ、掘削性能の確保を図りつつ、拡底翼に対する複数の爪の取り付け状態をそれぞれ同じ状態とすることができる。その結果、従来品のように、各爪の取り付け角度をそれぞれ個別に調整する必要がなく、よって、各爪の取り付け角度を調整するための形状の異なる治具や入れ子を多数準備する必要もないので(例えば、各爪に共通の1種類分の準備で足りる)、その分、取り付けコストや部品コストを削減して、拡底バケット全体としての製品コストの削減を図ることができるという効果がある。
技術的思想2記載の拡底バケットによれば、技術的思想1記載の拡底バケットの奏する効果に加え、板状体の一方の端縁部の曲線形状を、複数の直線を組み合わせた近似的な曲線形状とすることで、一方の端縁部における端面を複数の平坦面から構成し、爪の基部側の端面と板状体の一方の端縁部における端面とを当接させた状態で、爪を板状体に取着する構成であるので、その取り付け作業を簡素化して、その分、拡底バケット全体としての製品コストの削減を図ることができるという効果がある。
即ち、本発明によれば、板状体の一方の端縁部における端面が複数の平坦面からなる構成であるので、爪の基部における端面も平坦面に形成すれば良く、曲面形状とする必要がない。よって、爪の基部の加工を簡素化して、加工コストの削減を図ることができるので、その分、拡底バケット全体としての製品コストの削減を図ることができる。
また、本発明によれば、上述したように、爪と板状体との端面同士を直接当接させて接合する構成であるので、従来品のように、各爪の取り付け角度をそれぞれ個別に調整する必要がなく、よって、各爪の取り付け角度を調整するための形状の異なる治具や入れ子を多数準備する必要もないので(少なくとも入れ子を不要とすることができる)、その分、取り付けコストや部品コストを削減して、拡底バケット全体としての製品コストの削減を図ることができるという効果がある。
19 拡底バケット
21 アクチュエータ(開閉機構の一部)
30 枠体(本体)
40 ロッド(開閉機構の一部)
50 スラスタ(開閉機構の一部)
60 拡底翼
61 翼部(板状体)
61a 斜辺(周方向一方側の端縁部)
61b 長辺
61d 端面
62 爪部(爪)
62a 底面(爪の基部側の端面)
70 リンク(開閉機構の一部)
Claims (2)
- 複数の爪およびそれら複数の爪が取着される板状体を有する拡底翼と、その拡底翼が回動可能に連結される本体と、その本体に対して前記拡底翼を開閉させる開閉機構と、を備え、縦孔内に挿入され、前記開閉機構を作動させて前記拡底翼を拡径させつつ前記本体を回転させることで、前記縦孔の内壁を前記複数の爪により掘削する拡底バケットにおいて、
前記板状体は、前記本体の回転軸方向視が円弧状に湾曲形成されると共に、前記本体の回転方向前方側を向く前記板状体の周方向一方側の端縁部が前記本体の回転軸に直交する方向から視て周方向他方側へ凹んだ弓形形状に形成され、
前記複数の爪は、前記板状体の周方向一方側の端縁部に前記複数の爪が列設されると共に、前記複数の爪のそれぞれの長手方向を、前記本体の回転軸方向視において円弧状に形成された前記板状体の接線方向へ向けた状態で前記板状体の周方向一方側の端縁部に取着されていることを特徴とする拡底バケット。 - 前記板状体は、周方向一方側の端縁部が、複数の直線を組み合わせた近似的な曲線形状とされることで、周方向一方側の端縁部における端面が複数の平坦面から構成され、
前記複数の爪は、その基部側の端面を、前記板状体の周方向一方側の端縁部における端面に当接させた状態で、前記板状体に取着されていることを特徴とする請求項1記載の拡底バケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009023290A JP5394764B2 (ja) | 2009-02-04 | 2009-02-04 | 拡底バケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009023290A JP5394764B2 (ja) | 2009-02-04 | 2009-02-04 | 拡底バケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010180570A JP2010180570A (ja) | 2010-08-19 |
JP5394764B2 true JP5394764B2 (ja) | 2014-01-22 |
Family
ID=42762280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009023290A Active JP5394764B2 (ja) | 2009-02-04 | 2009-02-04 | 拡底バケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5394764B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014097810A1 (en) | 2012-12-19 | 2014-06-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus and detection apparatus |
JP2014119732A (ja) | 2012-12-19 | 2014-06-30 | Canon Inc | 画像形成装置及び検出装置 |
US9885990B2 (en) | 2012-12-19 | 2018-02-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus and detection apparatus for detecting position or density information of detection image |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62189292A (ja) * | 1987-02-17 | 1987-08-19 | 村崎 和雄 | ア−スオ−ガのドリルヘツド用爪 |
JPS63197792A (ja) * | 1987-10-23 | 1988-08-16 | 日立建機株式会社 | アースドリル工法による拡底杭施工用拡底バケット |
JPH01280196A (ja) * | 1988-05-02 | 1989-11-10 | Konoike Constr Ltd | 拡底杭用回転掘削装置 |
JP2667698B2 (ja) * | 1989-01-10 | 1997-10-27 | 日立建機株式会社 | アースドリル工法による拡底杭用穴における拡底部分の掘削装置 |
JP3129859B2 (ja) * | 1992-11-10 | 2001-01-31 | 日本車輌製造株式会社 | 拡底バケット |
JP3023950B2 (ja) * | 1996-02-21 | 2000-03-21 | 株式会社角藤 | 全旋回式ケーシング掘削工法における拡底工法及び掘削ケーシング |
JP3979747B2 (ja) * | 1999-01-22 | 2007-09-19 | 日立建機株式会社 | 拡底バケット |
-
2009
- 2009-02-04 JP JP2009023290A patent/JP5394764B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010180570A (ja) | 2010-08-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5024698B2 (ja) | 杭穴掘削ヘッド、杭穴掘削ヘッドの掘削腕の位置確認方法 | |
JP5394764B2 (ja) | 拡底バケット | |
EP2407630A2 (en) | Pipe umbrella drilling method | |
US20130168154A1 (en) | Sonde housing and bit body arrangement for horizontal directional drilling | |
KR20120108707A (ko) | 천공장비 | |
JP5380064B2 (ja) | 杭穴掘削方法及び杭穴掘削ヘッド | |
JP6576196B2 (ja) | 油圧シリンダ式拡大ヘッド | |
JP2006283516A (ja) | 掘削工具及び掘削工法 | |
CN103032030A (zh) | 桩机钻头 | |
JP5450315B2 (ja) | 掘削機の傾斜修正装置 | |
JP2004092200A (ja) | スクリューオーガ用掘削ヘッド | |
JP5314625B2 (ja) | 建設機械用作業腕 | |
JP4773868B2 (ja) | 二重管掘削装置 | |
US20170241206A1 (en) | Sonde housing and bit body arrangement for horizontal directional drilling | |
JP6864802B1 (ja) | 切断ビット | |
JP6152274B2 (ja) | 拡底バケット | |
JP7112775B1 (ja) | 同調リンク機構を有するカッター刃駆動装置及び地中障害物撤去用アタッチメント | |
JP2023012656A (ja) | 掘削用ビット設置体、拡底アースドリルバケット、拡底アースドリルバケットのアダプタおよび拡底孔の施工方法 | |
JP6403652B2 (ja) | 掘削装置 | |
JP2018091094A (ja) | 杭穴掘削ヘッド | |
JP2003106082A (ja) | 基礎杭施工用の拡大掘削治具 | |
JP4182533B1 (ja) | 複数掘削径に変更可能の掘削ヘッド | |
JP5479716B2 (ja) | 杭穴掘削ヘッド | |
JPS6133953B2 (ja) | ||
JP4437659B2 (ja) | 多軸型地盤掘削装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120124 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121211 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130212 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131008 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131017 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5394764 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |