JP5393043B2 - 画像表示装置、画像表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像の表示技術に関するものである。
従来より、観察者の瞳に画像光を導光して虚像を表示させる頭部装着型画像表示装置(Head Mounted Display)、或いは手持ち型画像表示装置(Hand Held Display)がいくつか提案されている。その中でも、揺動する反射面で反射された光線により表示を行う画像表示装置が特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されている画像表示装置は、1つの水平走査手段(左右共用)と2つの垂直走査手段を備えている。そして、右眼用、左眼用の2つの光源からの光が、コリメータレンズを介して水平、垂直走査手段で走査され、光学系で眼球に光が導かれる。
また、特許文献2で開示された画像表示装置は、2次元走査ミラーを用いたものであり、光学的に小型化を図ったものである。
シリコン基材の共振現象を利用したMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーは、温度変化によってシリコン基材のヤング率が変化し、これに伴い共振特性(最大共振周波数)が変化する。そのため、駆動周波数を一定とした場合(印加する交流電圧の周波数を一定とした場合)、マイクロミラーの振れ角が温度変化によって変動してしまうという問題があることが知られている。一例を挙げて説明すれば、マイクロミラーの温度が変化しても印加する交流電圧の周波数を変更しない限り揺動周波数は変化しないものの、マイクロミラーの温度が上昇するに従って、マイクロミラーの振れ角が小さくなってしまうという問題がある。このようにマイクロミラーの振れ角が変動すれば、マイクロミラーに向けて照射した光ビームの反射光が走査される範囲が変動することになる。従って、左右眼用の光ビームを共に照射する時間、および共に照射しない時間が存在すると、MEMSミラーの温度が時間と共に変動し、その温度斑が画像歪となって表れることになる。
上記の共振周波数変化による問題を解決するための技術が特許文献3、4に開示されている。
特許文献3に開示されている光走査装置は、次のようなものである。即ち、本体部に揺動可能に軸支された可動板の揺動状態によって可動板あるいは本体部の一方に備えたコイルに生じる逆起電力の波形に基づいて、コイルに供給するサイン波励振電流を所定期間停止する。そして、その間に共振周波数を検出し、その後、この検出した共振周波数のサイン波励振電流で可動板を駆動することで、可動板の共振周波数変化に追従した制御を行い、振幅を安定化する。
特許文献4に開示されている光走査装置は、光ビームを偏向させる偏向手段の偏向面が正弦揺動するときの偏向周波数を測定し、測定された偏向周波数に応じて、往路の走査終了時から復路の走査開始時までの時間を調整する。そして、往路の走査開始時から走査終了時までの時間と復路の走査開始時から走査終了時までの時間が一致するように、光ビーム出射手段を制御する。
特開平11−95144号公報 特開2006−162780号公報 特開2003−177347号公報 特開平9−230277号公報
しかしながら、上述した従来の技術には以下のような問題があった。
MEMSミラーは、製造工程において同一条件のプロセスで作製されたデバイスであっても、さらには同一基板上に形成されたデバイスであっても、個々のデバイスの共振特性にはバラツキが生じることが知られている。即ち、製造工程、動作条件がまったく同じであっても、駆動中のMEMSミラーの共振周波数は個々に異なる。従って、複数のMEMSミラーを用いて画像表示を行う画像表示装置を実現する際、製造工程におけるバラツキに加え、上述した駆動時の動作温度変化による共振周波数変化も重なって、個々のMEMSミラー間の共振周波数には大きなずれが生じる場合がある。複数のMEMSミラーを用いる画像表示装置において、特許文献3、4に開示された各手段を適用した場合、個々のマイクロスミラースキャナを、変化する共振周波数に合わせて最適に駆動させることは可能である。しかし、個々のMEMSミラーは異なる駆動周波数で駆動されることになる。
これは、例えば、左目、右目にそれぞれ別のMEMSミラーによる偏向ビームを導く画像表示装置においては、左右の画像のリフレッシュレートがずれ、左右の画像の表示タイミングがずれることによって観察者に違和感を与える結果となる。また、複数のMEMSミラーによって導かれる偏向ビームによって形成される個々の画像を組み合わせることで一画面を形成するタイリング表示を行う画像表示装置においては、リフレッシュレートがずれることにより複数画像の境界部が目立ってしまう。そのため、観察者に違和感を与える結果となる。
本発明は以上の問題に鑑みてなされたものであり、ユーザの左右の目に対して別個の画像を提供する場合に、それぞれの目に違和感のない画像を提供するための技術を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の画像表示装置は以下の構成を備える。
即ち、画像情報と、設定された動作周波数と、に基づく光ビームを射出する射出手段と、
前記射出手段によって射出された光ビームを、前記動作周波数に基づく偏向動作によって偏向させてユーザに画像として提示する偏向手段と
のセットを複数セット有する画像表示装置であって、
それぞれのセットにおける前記偏向手段の共振周波数を検出する検出手段と、
前記検出手段が検出したそれぞれの共振周波数に基づいて、それぞれのセットにおける前記射出手段に対して動作周波数を設定する制御を行う制御手段と
を備え
前記複数セットは、前記ユーザの左目用のセットと、前記ユーザの右目用のセットとで構成されており、
前記検出手段は、前記右目用のセットに含まれる偏向手段、前記左目用のセットに含まれる偏向手段、のそれぞれの共振周波数を検出し、
前記制御手段は、
前記検出手段が検出したそれぞれの共振周波数の差が規定値以内である場合、
前記右目用のセットに含まれる射出手段と、前記左目用のセットに含まれる射出手段と、に対して同じ動作周波数を設定する第1の制御手段と、
前記差が前記規定値外である場合、
前記右目用のセットに含まれる偏向手段、前記左目用のセットに含まれる偏向手段、のそれぞれの共振周波数に基づいて、少なくとも一方のセットに含まれる射出手段が用いる画像情報を、よりライン数を削減した画像を示す画像情報に更新すると共に、前記それぞれの共振周波数に基づいて、前記右目用のセットに含まれる射出手段と、前記左目用のセットに含まれる射出手段のそれぞれに対して別個の動作周波数を設定する第2の制御手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の画像表示装置が行う画像表示方法は以下の構成を備える。
即ち、画像情報と、設定された動作周波数と、に基づく光ビームを射出する射出手段と、
前記射出手段によって射出された光ビームを、前記動作周波数に基づく偏向動作によって偏向させてユーザに画像として提示する偏向手段と
のセットを複数セット有する画像表示装置が行う画像表示方法であって、
それぞれのセットにおける前記偏向手段の共振周波数を検出する検出工程と、
前記検出工程で検出したそれぞれの共振周波数に基づいて、それぞれのセットにおける前記射出手段に対して動作周波数を設定する制御を行う制御工程と
を備え
前記複数セットは、前記ユーザの左目用のセットと、前記ユーザの右目用のセットとで構成されており、
前記検出工程では、前記右目用のセットに含まれる偏向手段、前記左目用のセットに含まれる偏向手段、のそれぞれの共振周波数を検出し、
前記制御工程は、
前記検出工程で検出したそれぞれの共振周波数の差が規定値以内である場合、
前記右目用のセットに含まれる射出手段と、前記左目用のセットに含まれる射出手段と、に対して同じ動作周波数を設定する第1の制御工程と、
前記差が前記規定値外である場合、
前記右目用のセットに含まれる偏向手段、前記左目用のセットに含まれる偏向手段、のそれぞれの共振周波数に基づいて、少なくとも一方のセットに含まれる射出手段が用いる画像情報を、よりライン数を削減した画像を示す画像情報に更新すると共に、前記それぞれの共振周波数に基づいて、前記右目用のセットに含まれる射出手段と、前記左目用のセットに含まれる射出手段のそれぞれに対して別個の動作周波数を設定する第2の制御工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、ユーザの左右の目に対して別個の画像を提供する場合に、それぞれの目に違和感のない画像を提供することができる。
以下、添付図面を参照し、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すもので、特許請求の範囲に記載の構成の具体的な実施例の1つである。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に係るシステムの外観例を示す図である。係るシステムは、ユーザに対して複合現実感(Mixed Reality)を与えるためのシステムであり、以下ではMRシステムと呼称する場合がある。
現実世界と仮想世界とをリアルタイムかつシームレスに融合させる技術として複合現実感、いわゆるMR技術が知られている。頭部装着型画像表示装置(若しくは手持ち型画像表示装置)を利用したMRシステムは、頭部装着型画像表示装置(手持ち型画像表示装置)の撮像部によって取得した現実空間画像を画像処理装置に取り込み、画像処理装置内で生成したCG画像と合成する。そして、表示部で合成画像の表示を行うことで、ユーザにMR空間を提示する。尚、以下では、頭部装着型画像表示装置(Head Mounted Display)をHMD、手持ち型画像表示装置(Hand Held Display)をHHDと呼称する。
図1に示す如く、本実施形態に係るシステムは、HMD1、コントローラ2、PC(パーソナルコンピュータ)3、により構成されている。
頭部装着型表示装置としてのHMD1には、現実空間の動画像を撮像する為の撮像部(不図示)と、HMD1を頭部に装着したユーザの眼前に画像を表示する為の表示部(不図示)と、自身の位置姿勢を計測する為の三次元位置姿勢センサと、が備わっている。撮像部が撮像した各フレームの画像(現実空間画像)は順次、後段のコントローラ2に送出する。表示部には、撮像部で撮像した現実空間の画像や、PC3が生成した仮想空間の画像や、PC3が撮像部から取得した現実空間の画像と、PC3が生成した仮想空間の画像とを、PC3によって合成した合成画像が表示されることになる。もちろん、係る表示部に表示するものにはこれ以外にも考え得る。三次元位置姿勢センサは、自身の位置姿勢を計測すると、その計測結果を後段のPC3に送出する。なお、HMD1は、コントローラ2からの電源供給を受けて駆動することも、バッテリーで駆動することも可能である。また、図1では、HMD1とコントローラ2との間を有線接続しているが、無線接続としても良い。
コントローラ2は、HMD1から受けた現実空間画像に対して、解像度変換、色空間変換、光学系の歪み補正等の画像処理を施す。そして、画像処理後の現実空間画像を、後段のPC3に送出する。
PC3は、HMD1から計測結果を受けると、HMD1装着者の視線情報を算出し、これに基づいて仮想空間画像を生成する。尚、視線情報の算出には、撮像部が撮像した現実空間画像を用いてもよい。そして生成した仮想空間画像と、コントローラ2から送出された現実空間画像とを合成した合成画像を生成する。そして生成した合成画像をHMD1が有する表示部に送出する。
なお、図1では、コントローラ2とPC3とを別個の装置として示しているが、コントローラ2の機能とPC3の機能とを実装した専用の画像処理装置4を、PC3、コントローラ2の代わりに用いても良い。この場合、システムは、HMD1と画像処理装置4とで構成されており、それぞれの間は有線若しくは無線でもってデータ通信が可能なように構成されている。同様に、コントローラ2の機能をHMD1に実装し、HMD1とPC3とが直接接続されるようにシステムを構成しても良い。また、HMD1、コントローラ2、PC3の全ての機能をHMDに実装することも可能である。
本実施形態では、コントローラ2の機能とPC3の機能とを有する画像処理装置4と、HMD1とでシステムを構成し、画像処理装置4とHMD1との間は有線、若しくは無線でもってデータ通信が可能に構成する。
図2は、本実施形態に係るシステムの機能構成例を示すブロック図である。
図2に示す如く、本実施形態に係るシステムは、画像処理装置4とHMD1とで構成されている。
HMD1は、撮像部201、表示部202、三次元位置姿勢センサ203、HMDインターフェース204、により構成されている。また、画像処理装置4は、画像処理装置インターフェース205、位置姿勢情報生成部206、CG描画/合成部207、により構成されている。
先ず、HMD1について説明する。
撮像部201は、HMD1を頭部に装着するユーザの視線と略一致する撮像光軸を有しており、ユーザが観察している外界(現実空間)の動画像を撮像する。撮像部201は、ステレオ画像を生成するために、撮像素子、光学系、DSP(Digital Signal Processor)のセットを、右目用、左目用のそれぞれについて有している。撮像部201が撮像した各フレームの画像(現実空間画像)は順次、HMDインターフェース204に送出される。
表示部202は、撮像部201で撮像された現実空間画像や、画像処理装置4側で生成された仮想空間画像(CG画像)や、現実空間画像に仮想空間画像を重畳した合成画像の表示を行う為の画像表示装置である。表示部202は、表示デバイスと光学系とのセットを、右目用、左目用に有している。表示デバイスには、MEMSミラーを用いたスキャンタイプのデバイスを使用する。表示部202の詳細な構成については図3を用いて後述する。
三次元位置姿勢センサ203は、自身の位置姿勢を計測し、計測した結果をHMDインターフェース204に送出する。自身の位置姿勢を計測するためのセンサについては周知であるので、これについての説明は省略する。
HMDインターフェース204は、撮像部201から受けた現実空間画像や、三次元位置姿勢センサ203から受けた計測結果を、画像処理装置4に送出する為のインターフェースである。更に、HMDインターフェース204は、画像処理装置4から送出された合成画像や仮想空間画像等の画像情報を受ける為のインターフェースでもある。HMDインターフェース204には、USBやIEEE1394、GigabitEthernet(登録商標)等のメタル線や光ファイバ等を用いた有線系の伝送方式を適用しても良い。また、IEEE802.11系のWLAN(Wireless Local Area Network)や、UWB(Ultra Wide Band)、WirelessHD等のWPAN(Wireless Personal Area Network)に含まれる無線伝送方式を適用しても良い。
次に、画像処理装置4について説明する。画像処理装置4は、一般にはパーソナルコンピュータやワークステーション等の高性能な演算処理機能やグラフィック表示機能を有する装置である。
画像処理装置インターフェース205は、HMDインターフェース204と同様に、有線系の伝送方式のものであっても良いし、無線系の伝送方式のものであっても良い。画像処理装置インターフェース205は、HMDインターフェース204を介してHMD1から送信される現実空間画像や三次元位置姿勢センサ203による計測結果を受ける。また、画像処理装置インターフェース205は、CG描画/合成部207により生成された仮想空間画像や合成画像等の画像情報をHMD1に対して送信する。
このように、HMD1と画像処理装置4とは、HMDインターフェース204、画像処理装置インターフェース205とを介してデータ通信を行う。もちろん、以上説明した情報以外のものを、HMD1と画像処理装置4との間で送受信しても良い。
位置姿勢情報生成部206は、画像処理装置インターフェース205がHMD1から受信した現実空間画像、計測結果を用いて、HMD1の視点の位置姿勢情報を生成する。係る視点の位置姿勢情報とは、HMD1を装着しているユーザの左目の位置姿勢情報、右目の位置姿勢情報を含むものである。なお、計測結果と現実空間画像とを用いて、ユーザの右目、左目の位置姿勢情報を求めるための技術については周知であるため、これについての説明は省略する。
もちろん、視点の位置姿勢情報を生成するための技術についてはこれに限定するものではなく、他の技術を用いても良い。例えば、周囲に設置した客観視点カメラが撮像した画像を用いて、視点の位置姿勢情報を生成しても良い。また、上記の各手法を組み合わせて利用することにより、より精度の高い位置姿勢情報を生成することも可能である。
CG描画/合成部207は、位置姿勢情報生成部206が生成した位置姿勢情報を用いて、仮想空間画像を生成する。即ち、係る位置姿勢情報が示す位置姿勢を有する視点を仮想空間中に設け、係る視点から見える仮想空間の画像(仮想空間画像)を生成する。所定の位置姿勢を有する視点から見える仮想空間の画像を生成するための技術については周知であるため、これについての説明は省略する。そしてCG描画/合成部207は、生成した仮想空間画像を、画像処理装置インターフェース205を介してHMD1から受信した現実空間画像上に合成することで、合成画像を生成する。そしてCG描画/合成部207は、生成した合成画像を画像処理装置インターフェース205に対して送出する。なお、係る合成処理については必須なものではなく、CG描画/合成部207は生成した仮想空間画像を画像処理装置インターフェース205に送出するようにしても良い。もちろん、CG描画/合成部207が画像処理装置インターフェース205に対して送出する情報はこれ以外にも考えられ、合成画像、仮想空間画像に限定するものではない。
そして、画像処理装置インターフェース205は、CG描画/合成部207から受けた合成画像、若しくは仮想空間画像を、HMD1に対して送信する。
なお、本システムにおいて、最終的にHMD1の表示部202に表示することのできる画像は、現実空間画像、仮想空間画像、合成画像であり、このうちのどの画像を表示するかはユーザが自由に選択することが可能である。ここで、現実空間画像を表示する場合には、HMD1から画像処理装置4に現実空間画像を送信せずに、撮像部201で取得した画像をそのまま表示部202で表示することも可能である。
図3は、図2に示した表示部202の機能構成例を示すブロック図である。なお、図3(それ以外の図面も含む)において、参照番号にRが付されているものは、右目用の構成用件であり、Lが付されているものは、左目用の構成用件である。
即ち図3において、画像処理部302L、変調部303L、駆動周波数制御部308L、光ビーム出射部304L、MEMSミラー305L、共振周波数検出部306Lは何れも、HMD1を頭部に装着するユーザの左目に画像を提供するための構成用件である。同様に、画像処理部302R、変調部303R、駆動周波数制御部308R、光ビーム出射部304R、MEMSミラー305R、共振周波数検出部306Rは何れも、HMD1を頭部に装着するユーザの右目に画像を提供するための構成用件である。
また、参照番号からR、Lを取り除いた結果が同じ参照番号であれば、それぞれは同様の動作を行う構成用件である(例えば、画像処理部302Lと画像処理部302Rとは同様の動作を行う)。従って、以下では、画像入力部301、制御部307と、左目用の構成用件(画像処理部302L、変調部303L、駆動周波数制御部308L、光ビーム出射部304L、MEMSミラー305L、共振周波数検出部306L)の動作について説明する。即ち、右目用の構成用件の動作説明は、左目用の構成用件において対応する参照番号の構成用件についての説明に同じである(例えば画像処理部302Rの動作説明については画像処理部302Lの動作説明と同様である)。
画像入力部301は、撮像部201から取得した現実空間画像、若しくは画像処理装置インターフェース205を介して画像処理装置4から取得した仮想空間画像若しくは合成画像、を画像情報として受け、これを画像処理部302L、302Rに送出する。
画像処理部302Lは、画像入力部301から画像情報を受けると、係る画像情報に対し、制御部307からの制御命令に応じて解像度変換やライン間引き処理等の画像処理を施す。そして画像処理部302Lは、画像処理後の画像情報を後段の変調部303Lに送出する。
変調部303Lは、画像処理部302Lからの画像情報と、駆動周波数制御部308Lから制御される駆動周波数(動作周波数)と、に基づき、光ビーム出射部304Lが射出する光ビームの光量(ビーム光量)を制御するための変調信号を生成する。
光ビーム出射部304Lは、変調部303Lが生成した変調信号に基づいて光ビームを射出する。
MEMSミラー305Lは、光ビーム出射部304Lから射出された光ビームを偏向することで、左目用の表示画像309Lを形成する。
図4は、光ビーム出射部304L(304R)から射出された光ビームをMEMSミラー305L(305R)で偏向してユーザの左目(右目)に表示画像309L(309R)として提供するための仕組みを説明する図である。
左目用の表示画像309Lは、光ビーム出射部304Lから射出された光ビームをMEMSミラー305Lによって二次元的に偏向し、偏向した光ビームを光学系402Lを介して、ユーザの左目401Lの網膜(不図示)に導くことで、形成することができる。
同様に右目用の表示画像309Rは、光ビーム出射部304Rから射出された光ビームをMEMSミラー305Rにて二次元的に偏向し、偏向した光ビームを光学系402Rを介してユーザの右目401Rの網膜(不図示)に導くことで、形成することができる。
ここで、光学系402L(402R)は、単一の光学素子とは限らず、複数の光学素子から構成することも可能である。また、MEMSミラー305L(305R)によって偏向された光ビームを拡散板に投影することによって、表示画像を形成し、観察する構成とすることも可能である。光ビームの二次元偏向については、図4に示したように、1つのデバイスで水平方向、垂直方向の2軸を有し、それぞれの軸を中心として揺動可能なMEMSミラーを利用することで実現することができる。また、1軸のみの揺動が可能なデバイスを2つ組み合わせて、それぞれを水平方向偏向用のMEMSミラー、垂直方向偏向用のMEMSミラーとして利用することで実現することもできる。表示画像309L、309Rを、それぞれ視差を有する左目用画像、右目用画像とすることで、HMD1を頭部に装着するユーザに対して、立体視可能なステレオ画像を提示することができる。
図3に戻って、次に、共振周波数検出部306Lは、駆動状態におけるMEMSミラー305Lの共振周波数を検出し、検出した結果を制御部307に送る。
従って、制御部307は、共振周波数検出部306L、306Rのそれぞれから、MEMSミラー305Lの共振周波数、MEMSミラー305Rの共振周波数、を取得することができる。従って、制御部307は、それぞれの共振周波数の差(ずれ)を求め、求めたずれに応じて、画像処理部302L(302R)、変調部303L(303R)、駆動周波数制御部308L(308R)の制御を行う。係る制御の詳細については後述する。
なお、図3では、制御部307が1つのみであるとしているが、ユーザの左右の目それぞれについて設けても良い。そして、それぞれの制御部間で制御情報を共有することで同様の制御を可能とする構成としてもよい。
図5は、表示部202が行う処理のフローチャートである。
ステップS501では、共振周波数検出部306Lは、MEMSミラー305Lの水平方向の共振周波数を検出し、検出した共振周波数を示す情報を制御部307に送出する。また同ステップでは、共振周波数検出部306Rは、MEMSミラー305Rの水平方向の共振周波数を検出し、検出した共振周波数を示す情報を制御部307に送出する。
次に、ステップS502では、制御部307は、共振周波数検出部306Lから得た情報が示す共振周波数と、共振周波数検出部306Rから得た情報が示す共振周波数と、を比較し、それぞれの差を求める。
次に、ステップS503では、制御部307は、ステップS502において求めた差が規定値以内であるか否かを判定する。ここで、共振周波数の差の規定値の決定方法については、水平方向に偏向駆動させるための周波数の制御処理(後述)に大きく関係するため、係る制御処理の説明と共に後述する。
ステップS503における判定の結果、差が規定値以内であると判定した場合には処理はステップS504に進む。
ステップS504では、制御部307は、MEMSミラー305Lを水平方向に偏向駆動させるための駆動周波数fを駆動周波数制御部308Lに設定する(第1の制御)。更に、制御部307は、MEMSミラー305Rを水平方向に偏向駆動させるための駆動周波数fを駆動周波数制御部308Rに設定する。即ち、制御部307は、駆動周波数制御部308L、308Rのそれぞれに同じ駆動周波数(=f)を設定する。これにより、MEMSミラー305L、305Rは共に、同じ駆動周波数で、水平方向の偏向動作を行うことになる。
駆動周波数f(動作周波数f)は、MEMSミラー305L、305Rのそれぞれの水平方向の共振周波数からのずれが等しくなるように設定すると比較的処理は容易である。MEMSミラー305L、305Rの水平方向の共振周波数をそれぞれfL、fRとした場合、水平方向の駆動周波数fは、f=(fL+fR)/2を満たすように設定する。即ち、駆動周波数fを、fLとfRの平均値とすることで、上記条件が達成される。
しかし、駆動周波数fとして係る平均値を用いることに限定するものではなく、fLとfRの間のfMのうち、予め把握しているMEMSミラー305L、305Rの温度特性を考慮した上で任意のfMを駆動周波数fとしても良い。そのような任意の駆動周波数fの一例としては、MEMSミラー305L、305Rにおいて、任意の駆動周波数fで駆動させたときに揺動の振幅が小さくなる方のMEMSミラーの振幅がもっとも大きくなるように駆動周波数fを選択することが考えられる。駆動周波数fの選択については、MEMSミラー305L、305Rの揺動の振幅が、それぞれの表示画像309L、309Rを形成するために必要な最低揺動振幅を達成できる値であればよく、上記の値に限るものではない。
従って、ステップS503で比較処理で用いた「共振周波数の差の規定値」は、次のようにして求めることができる。即ち、ステップS504における水平方向駆動周波数制御において、MEMSミラー305L、305Rの両方が1画面の画像表示に必要な最低揺動振幅を達成可能なfを決めることができるようにその値を決定するものとする。換言すれば、fLとfRの間に、MEMSミラー305L、305Rの両方が1画面の画像表示に必要な最低揺動振幅を達成可能なfが少なくとも1つは含まれていれば、(fL−fR)、或いは(fR−fL)は、規定値として選択可能である。
次に、ステップS505では、ステップS504における駆動周波数fの設定後、制御部307は、MEMSミラー305Lを垂直方向に偏向駆動させるための駆動周波数g(動作周波数g)を駆動周波数制御部308Lに設定する。更に、制御部307は、MEMSミラー305Rを垂直方向に偏向駆動させるための駆動周波数gを駆動周波数制御部308Rに設定する。即ち、制御部307は、駆動周波数制御部308L、308Rのそれぞれに同じ駆動周波数(=g)を設定する。一般に、MEMSミラーを用いた画像表示においては、水平方向の駆動周波数に対し、垂直方向の駆動周波数は(1/垂直画素数)以下(ライン数の逆数)であればよい。そのため、水平方向の駆動周波数に合わせて垂直方向の駆動周波数を制御することは容易に実現可能である。
次に、ステップS506では、駆動周波数制御部308Lは、制御部307によって設定された駆動周波数f、gに基づいて、変調部303Lの変調タイミングの制御を行う。これにより、変調部303Lは、制御部307によって設定された駆動周波数f、gに合わせて、画像処理部302Lから送出された画像情報に応じた変調信号を生成する。光ビーム出射部304Lは、係る変調信号に基づいて光ビームを射出する。MEMSミラー305Lは、制御部307によって駆動周波数制御部308Lに設定された駆動周波数f、gに基づいて偏向動作を行うことで、光ビーム出射部304Lから射出された光ビームを偏向し、表示画像309Lをユーザの左目に対して提示する。また、ステップS506では、駆動周波数制御部308Rは、制御部307によって設定された駆動周波数f、gに基づいて、変調部303Rの変調タイミングの制御を行う。これにより、変調部303Rは、制御部307によって設定された駆動周波数f、gに合わせて、画像処理部302Rから送出された画像情報に応じた変調信号を生成する。光ビーム出射部304Rは、係る変調信号に基づいて光ビームを射出する。MEMSミラー305Rは、制御部307によって駆動周波数制御部308Rに設定された駆動周波数f、gに基づいて偏向動作を行うことで、光ビーム出射部304Rから射出された光ビームを偏向し、表示画像309Rをユーザの右目に対して提示する。
一方、上記ステップS503における判定の結果、MEMSミラー305L、305Rの共振周波数の差が既定値外であると判定された場合、処理をステップS508に進める。
ここで、上述の通り、本実施形態では、画像入力部301に入力される画像情報は画像処理部302L、302Rに入力される。即ち、左目用、右目用の画像は同画素数の画像であるため、MEMSミラー305L、305Rのそれぞれの共振周波数が規定値外であると、左右の目にそれぞれ導かれる画像のリフレッシュレートが変わってしまうという問題が発生する。
そこで、共振周波数が低い方のMEMSミラーが表示する画像の画像情報を処理する画像処理部では、入力した画像情報のライン数を削減したり、解像度を落とすなどの処理を行い、垂直方向の解像度(ライン数)を落とす処理を行う必要がある。
ステップS508では制御部307は、MEMSミラー305Lの共振周波数<MEMSミラー305Rの共振周波数の場合、画像処理部302Lに、画像入力部301から入力した画像情報に対するライン間引きや解像度変換等のライン数削減処理を行わせる。
ここで、MEMSミラー305Lの共振周波数をfL、MEMSミラー305Rの共振周波数をfR、画像処理部302Lによるライン数削減処理後の画像情報のライン数をLL、画像処理部302Rから出力される画像情報のライン数をLRとする。もちろん、fL<fRであり、画像処理部302Rではライン数削減処理は行っていない。この場合、画像処理部302Lは、ライン数削減後のライン数LLを、以下の式を満たすように決める。
LL≦fL/fR×LR
なお、MEMSミラー305Lの共振周波数>MEMSミラー305Rの共振周波数である場合には、制御部307は、画像処理部302Rに、画像入力部301から入力した画像情報に対するライン間引きや解像度変換等のライン数削減処理を行わせる。
ここで、MEMSミラー305Lの共振周波数をfL、MEMSミラー305Rの共振周波数をfR、画像処理部302Rによるライン数削減処理後の画像情報のライン数をLR、画像処理部302Lから出力される画像情報のライン数をLLとする。もちろん、fL>fRであり、画像処理部302Lではライン数削減処理は行っていない。この場合、画像処理部302Rは、ライン数削減後のライン数LRを、以下の式を満たすように決める。
LR≦fR/fL×LL
このようにして、ステップS508では、共振周波数が低い方のMEMSミラーが表示する画像の画像情報を処理する画像処理部に、入力した画像情報に対してライン数削減処理を行わせ、画像情報を更新させる。なお、ライン数削減処理を行わない画像処理部からは、係る画像処理部に入力された画像情報と同じライン数の画像情報が出力される。
なお、ステップS508では、制御部307は、fR:fL=LR:LLが満たされるように、画像処理部302L、302Rのそれぞれにライン数削減処理を行わせるようにしても良い。
このように画像処理を行うことで、1画面の表示に要する時間が左目用画像、右目用画像ともに等しくなるため、リフレッシュレートのずれを解消することができる。
次に、ステップS509では、制御部307は、MEMSミラー305Lの共振周波数若しくはそれに近い周波数を、MEMSミラー305Lを水平方向に偏向駆動させるための駆動周波数として駆動周波数制御部308Lに設定する。同様に、制御部307は、MEMSミラー305Rの共振周波数若しくはそれに近い周波数を、MEMSミラー305Rを水平方向に偏向駆動させるための駆動周波数として駆動周波数制御部308Rに設定する。
ここで、MEMSミラー305L、305Rの水平方向の駆動周波数を合わせようとすると、それぞれの揺動の振幅が小さくなるため、1画面の画像表示に必要な表示領域を形成することができなくなる。この様な場合には、ステップS509のように、MEMSミラー305L、305Rをそれぞれ個別の水平方向駆動周波数で駆動させる制御を行う。MEMSミラー305L、305Rを駆動するそれぞれの水平方向駆動周波数は、1画面の画像表示に必要な最低揺動振幅を達成できる値とする。一例としては、上述のように、MEMSミラー305L、305Rの個々の水平方向の共振周波数に合わせて、それぞれの駆動周波数を決定する方法が挙げられる。
次に、ステップS510では、制御部307は、MEMSミラー305Lを垂直方向に偏向駆動させるための駆動周波数を駆動周波数制御部308Lに設定する。更に、制御部307は、MEMSミラー305Rを垂直方向に偏向駆動させるための駆動周波数を駆動周波数制御部308Rに設定する。垂直方向に偏向させるための駆動周波数の算出方法については上述の通りである。即ち、水平方向の駆動周波数に対し、垂直方向の駆動周波数は(1/垂直画素数)以下であればよいため、水平方向の駆動周波数に合わせて垂直方向の駆動周波数を制御することは容易に実現可能である。
以上の制御(第2の制御)により、左右の目に導かれる表示画像のリフレッシュレートを合わせることができる。
次に、ステップS506では、駆動周波数制御部308Lは、制御部307によって設定された駆動周波数に基づいて、変調部303Lの変調タイミングの制御を行う。これにより、変調部303Lは、制御部307によって設定された駆動周波数に合わせて、画像処理部302Lから送出された画像情報に応じた変調信号を生成する。光ビーム出射部304Lは、係る変調信号に基づいて光ビームを射出する。MEMSミラー305Lは、制御部307によって駆動周波数制御部308Lに設定された駆動周波数に基づいて偏向動作を行うことで、光ビーム出射部304Lから射出された光ビームを偏向し、表示画像309Lをユーザの左目に対して提示する。また、ステップS506では、駆動周波数制御部308Rは、制御部307によって設定された駆動周波数に基づいて、変調部303Rの変調タイミングの制御を行う。これにより、変調部303Rは、制御部307によって設定された駆動周波数に合わせて、画像処理部302Rから送出された画像情報に応じた変調信号を生成する。光ビーム出射部304Rは、係る変調信号に基づいて光ビームを射出する。MEMSミラー305Rは、制御部307によって駆動周波数制御部308Rに設定された駆動周波数に基づいて偏向動作を行うことで、光ビーム出射部304Rから射出された光ビームを偏向し、表示画像309Rをユーザの右目に対して提示する。
次に、ステップS507では、画像入力部301は一定時間以上、画像情報の受信がないと、その旨を制御部307に通知するので、制御部307は、画像情報の受信が停止しているか否かを判断する。係る判断の結果、画像情報の受信が停止している場合には、本処理を終了させる。一方、画像情報の受信が停止していない場合には、処理をステップS501に戻し、次のフレームの画像情報について、以降の処理を行う。
以上の処理により、駆動中のMEMSミラー305L、305Rの共振周波数変動に追従しながら、左右の目に導かれる表示画像のリフレッシュレートを合わせる制御が可能となる。
図11A〜11Eは、変調部における変調タイミング制御について説明する図である。
図11Aは、図11Bに示すように周波数fHighの回転角で駆動しているMEMSミラーに変調信号を与えたときの表示画像である。図11Bにおいて、回転角が増加している区間では、図11Aの表示画像1101中に実線で表記された往路走査線1102上を走査しているものとする。また、回転角が減少している区間では、表示画像1101中に点線で示された復路走査線1103上を走査しているものとする。この時、周期T1の変調信号に基づいて光ビームを出射し、MEMSミラーで偏向させると、図11Aの点1104で示した位置に光ビームが導かれる。したがって、表示画像1101中に光ビームの照射点が均等に配置されるため、歪みのない表示画像が形成される。
一方、駆動時の温度変化により共振周波数がずれた際に、ずれた共振周波数に追従して駆動周波数を変更させ、図11Cに示すようにfLowの回転角でMEMSミラーを駆動させると、回転角と変調信号の周期が合わなくなってしまう。すると、図11Dに示したように、往路走査線1102の振幅と点1104(光ビーム照射点)の配置がずれるだけでなく、復路走査線1103上を走査中にも光ビームが照射されてしまうため、表示画像に歪みが生じることとなる。本実施形態では、変調部で図11Eに示すように駆動周波数に合わせて変調のタイミングを制御し、変調信号を生成することにより、往路走査と光ビーム照射のタイミングを合わせることができる。これにより、図11Aに示したような歪みのない表示画像を形成することができる。
以上の説明により、本実施形態によれば、それぞれのMEMSミラーの共振周波数に応じて、複数のMEMSミラーの駆動周波数を合わせる、あるいは駆動周波数自体は異なっていてもリフレッシュレートを合わせることができる。これにより、それぞれのMEMSミラーによって左右の目に導かれる表示画像の違和感を低減させ、臨場感の高いステレオ画像を、HMDを頭部に装着するユーザに提示することができる。よって、ユーザは、違和感のない立体視を体験することが出来る。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、二次元偏向可能な複数のMEMSミラーを利用して、ステレオ表示を行う画像表示システムについて説明した。これに対し、本実施形態におけるシステムは、二次元偏向可能な複数のMEMSミラーによって導かれる個々の画像を組み合わせることで一画面を形成するタイリング表示を行う。
本実施形態に係るシステムの機能構成例については、第1の実施形態と同様に、図2に示した構成を用いるが、表示部202の構成のみが第1の実施形態とは異なる。
図6は、本実施形態に係る表示部202の機能構成例を示すブロック図である。
画像処理部302a、変調部303a、駆動周波数制御部308a、光ビーム出射部304a、MEMSミラー305a、共振周波数検出部306aのセットを「セットa」と呼称する。
同様に、画像処理部302b、変調部303b、駆動周波数制御部308b、光ビーム出射部304b、MEMSミラー305b、共振周波数検出部306bのセットを「セットb」と呼称する。
同様に、画像処理部302c、変調部303c、駆動周波数制御部308c、光ビーム出射部304c、MEMSミラー305c、共振周波数検出部306cのセットを「セットc」と呼称する。
同様に、画像処理部302d、変調部303d、駆動周波数制御部308d、光ビーム出射部304d、MEMSミラー305d、共振周波数検出部306dのセットを「セットd」と呼称する。
このように、本実施形態に係る表示部202は、このようなセットを複数セット有している。なお、セットa〜セットdの何れも同様の動作を行うものであり、それそれが別個の画像を出力する。なお、それぞれのセットは何れも、第1の実施形態で説明した、HMD1を頭部に装着するユーザの左目(右目)に画像を提供するための構成用件のセットと同じである。
制御部307については、第1の実施形態では2つの共振周波数に応じて駆動周波数制御部308L(308R)、変調部303L(303R)、画像処理部302L(302R)の制御を行っていた。本実施形態では、4つの共振周波数検出部306a〜306dの出力結果に応じて制御を行うため、特に駆動周波数制御に関して、第1の実施形態とは処理内容が異なる。本実施形態では、MEMSミラー305a〜305dのそれぞれの水平方向の共振周波数のうち、最大の共振周波数と最小の共振周波数の間に含まれる範囲内で、それぞれのMEMSミラー305a〜305dの水平方向の駆動周波数fを決定する。水平方向の駆動周波数fの例としては、MEMSミラー305a〜305dの水平方向の共振周波数をそれぞれfa、fb、fc、fdとした場合、f=(fa+fb+fc+fd)/4とする。
即ち、fa、fb、fc、fdの平均値を、それぞれのMEMSミラー305a〜305dの水平方向の駆動周波数fとする。
また、第1の実施形態におけるシステムと同様、本実施形態におけるシステムの水平方向駆動周波数制御においても、平均の駆動周波数で駆動させるだけに限らない。即ち、予め把握しているMEMSミラー305a〜305dの温度特性を考慮した上で任意のfで駆動させてもよい。そのような任意のfの一例としては、MEMSミラー305a〜305dにおいて、任意のfで駆動させたときに揺動の振幅が小さくなる方のMEMSミラーの振幅がもっとも大きくなるように水平方向駆動周波数fを選択することが考えられる。駆動周波数fの選択については、MEMSミラー305a〜305dのすべての揺動の振幅が、それぞれの表示画像309a〜309dを形成するために必要な最低揺動振幅を達成できる値であればよく、上記の値に限るものではない。
図7は、4つの二次元偏向可能なMEMSミラー305a〜305dを利用した拡散板投影によるタイリング表示画像の形成について説明する図である。図8は、4つの二次元偏向可能なMEMSミラー305a〜305dを利用したタイリング表示の表示画像例を示す図である。
表示画像309aは、光ビーム出射部304aから射出された光ビームをMEMSミラー305aによって二次元的に偏向したものである。表示画像309bは、光ビーム出射部304bから射出された光ビームをMEMSミラー305bによって二次元的に偏向したものである。表示画像309cは、光ビーム出射部304cから射出された光ビームをMEMSミラー305cによって二次元的に偏向したものである。表示画像309dは、光ビーム出射部304dから射出された光ビームをMEMSミラー305dによって二次元的に偏向したものである。
そして、それぞれの表示画像309a〜309dを、対応するMEMSミラー305a〜305dによって、図7に示すように二次元的に配列されるように拡散板701に投影することにより、図8に示すような一枚の画像を形成することが可能となる。この時、表示画像309a〜309dでお互いに隣接する境界領域に関してオーバーラップ部を持たせることで、表示画像同士の境界部に切れ目のない自然な表示画像を生成することも可能である。
図9は、4つの二次元偏向可能なMEMSミラーを利用したタイリングステレオ表示について説明する図である。図10は、4つの二次元偏向可能なMEMSミラーを利用したタイリングステレオ表示の表示画像例を示す図である。
図10(a)は、光ビーム出射部304a、304cから射出された光ビームをそれぞれMEMSミラー305a、305cで偏向してユーザの左目401Lに表示画像として提供するための仕組みを説明する図である。図10(b)は、光ビーム出射部304b、304dから射出された光ビームをそれぞれMEMSミラー305b、305dで偏向してユーザの右目401Rに表示画像として提供するための仕組みを説明する図である。
光ビーム出射部304a、304cから射出された光ビームをそれぞれMEMSミラー305a、305cで二次元的に偏向し、光学系402Lを介してユーザの左目401Lの網膜(不図示)に表示画像として提供する。同様に、光ビーム出射部304b、304dから射出された光ビームをそれぞれMEMSミラー305b、305dで二次元的に偏向し、光学系402Rを介してユーザの右目401Rの網膜(不図示)に表示画像として提供する。
これにより、図10に示すような、タイリングで形成された視差画像によるステレオ表示が可能となる。この時、表示画像309aと309c、309bと309dのお互いに隣接する境界領域に関してオーバーラップ部を持たせることで、表示画像同士の境界部に切れ目のない自然な表示画像を生成することも可能である。
光学系402L、402Rは、単一の光学素子とは限らず、複数の光学素子から構成することもできる。さらに、図9では、左目用の系、右目用の系に対応させて光学系402L、402Rを構成しているが、個々のMEMSミラー305a〜305dにそれぞれ対応するように光学系402a〜402dを構成してもよい。
以上の説明により本実施形態によれば第1の実施形態と同様に、複数のMEMSミラーを利用して画像表示を行う場合に、製造時の共振特性のバラツキや駆動状態の違いによって発生するMEMSミラー間の共振周波数のずれによる問題を解消することができる。またこれにより、複数のMEMSミラーの駆動周波数を一致させて動作させることができ、リフレッシュレートのずれのない画像表示が可能となる。
さらには、タイリングで形成された大画像表示や、タイリングで形成された視差画像によるステレオ表示を行い、ユーザに提示することもできる。本実施形態におけるシステムでは、利用するMEMSミラーの数が増えても、同様の制御方法が適用できるため、さらに多くのMEMSミラーによるタイリング表示、タイリングステレオ表示を行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係るシステムの外観例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るシステムの機能構成例を示すブロック図である。 図2に示した表示部202の機能構成例を示すブロック図である。 光ビーム出射部304L(304R)から射出された光ビームをMEMSミラー305L(305R)で偏向してユーザの左目(右目)に表示画像309L(309R)として提供するための仕組みを説明する図である。 表示部202が行う処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る表示部202の機能構成例を示すブロック図である。 4つの二次元偏向可能なMEMSミラー305a〜305dを利用した拡散板投影によるタイリング表示画像の形成について説明する図である。 4つの二次元偏向可能なMEMSミラー305a〜305dを利用したタイリング表示の表示画像例を示す図である。 4つの二次元偏向可能なMEMSミラーを利用したタイリングステレオ表示について説明する図である。 4つの二次元偏向可能なMEMSミラーを利用したタイリングステレオ表示の表示画像例を示す図である。 変調部における変調タイミング制御について説明する図である。 変調部における変調タイミング制御について説明する図である。 変調部における変調タイミング制御について説明する図である。 変調部における変調タイミング制御について説明する図である。 変調部における変調タイミング制御について説明する図である。

Claims (10)

  1. 画像情報と、設定された動作周波数と、に基づく光ビームを射出する射出手段と、
    前記射出手段によって射出された光ビームを、前記動作周波数に基づく偏向動作によって偏向させてユーザに画像として提示する偏向手段と
    のセットを複数セット有する画像表示装置であって、
    それぞれのセットにおける前記偏向手段の共振周波数を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出したそれぞれの共振周波数に基づいて、それぞれのセットにおける前記射出手段に対して動作周波数を設定する制御を行う制御手段と
    を備え、
    前記複数セットは、前記ユーザの左目用のセットと、前記ユーザの右目用のセットとで構成されており、
    前記検出手段は、前記右目用のセットに含まれる偏向手段、前記左目用のセットに含まれる偏向手段、のそれぞれの共振周波数を検出し、
    前記制御手段は、
    前記検出手段が検出したそれぞれの共振周波数の差が規定値以内である場合、
    前記右目用のセットに含まれる射出手段と、前記左目用のセットに含まれる射出手段と、に対して同じ動作周波数を設定する第1の制御手段と、
    前記差が前記規定値外である場合、
    前記右目用のセットに含まれる偏向手段、前記左目用のセットに含まれる偏向手段、のそれぞれの共振周波数に基づいて、少なくとも一方のセットに含まれる射出手段が用いる画像情報を、よりライン数を削減した画像を示す画像情報に更新すると共に、前記それぞれの共振周波数に基づいて、前記右目用のセットに含まれる射出手段と、前記左目用のセットに含まれる射出手段のそれぞれに対して別個の動作周波数を設定する第2の制御手段と
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記検出手段が検出したそれぞれの共振周波数の差が規定値以内である場合、
    前記第1の制御手段は、前記右目用のセットに含まれる偏向手段の共振周波数と、前記左目用のセットに含まれる偏向手段の共振周波数とを用いて、前記右目用のセットに含まれる射出手段と前記左目用のセットに含まれる射出手段とに対して動作周波数fを決定し、
    前記右目用のセットに含まれる偏向手段と前記左目用のセットに含まれる偏向手段は、前記動作周波数fに基づく水平方向の偏向動作を行い、その後、前記画像情報のライン数に応じた動作周波数gに基づいて垂直方向の偏向動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記第1の制御手段は、前記右目用のセットに含まれる偏向手段の共振周波数と、前記左目用のセットに含まれる偏向手段の共振周波数との平均値を、前記動作周波数fとして決定することを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記検出手段が検出したそれぞれの共振周波数の差が規定値外である場合、
    前記検出手段が検出した前記右目用のセットに含まれる偏向手段の共振周波数をfR、前記検出手段が検出した前記左目用のセットに含まれる偏向手段の共振周波数をfL、前記右目用のセットに含まれる射出手段が用いる画像情報が示す画像のライン数をLR、前記左目用のセットに含まれる射出手段が用いる画像情報が示す画像のライン数をLL、とすると、前記第2の制御手段は、LL、LRを
    fL:fR=LL:LR
    に基づいて決定することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  5. 前記検出手段は、前記右目用のセットに含まれる偏向手段、前記左目用のセットに含まれる偏向手段、のそれぞれの水平方向の共振周波数を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  6. 前記画像表示装置は、前記ユーザが頭部装着型表示装置を頭部に装着した場合に、前記右目用のセットに含まれる偏向手段により偏向される画像が前記ユーザの右目に提示されると共に、前記左目用のセットに含まれる偏向手段により偏向される画像が前記ユーザの左目に提示されるように、前記頭部装着型表示装置に設けられたものであることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  7. 前記第1の制御手段は、それぞれのセットにおける前記偏向手段の共振周波数の平均値を前記動作周波数として、それぞれのセットにおける前記射出手段に対して設定する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  8. 前記第1の制御手段は、それぞれのセットにおける前記偏向手段の共振周波数のうち、最大の共振周波数と最小の共振周波数との間の共振周波数を前記動作周波数として、それぞれのセットにおける前記射出手段に対して設定する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  9. 前記偏向手段は、MEMSミラーであり、水平方向、垂直方向に偏向可能に動作することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  10. 画像情報と、設定された動作周波数と、に基づく光ビームを射出する射出手段と、
    前記射出手段によって射出された光ビームを、前記動作周波数に基づく偏向動作によって偏向させてユーザに画像として提示する偏向手段と
    のセットを複数セット有する画像表示装置が行う画像表示方法であって、
    それぞれのセットにおける前記偏向手段の共振周波数を検出する検出工程と、
    前記検出工程で検出したそれぞれの共振周波数に基づいて、それぞれのセットにおける前記射出手段に対して動作周波数を設定する制御を行う制御工程と
    を備え、
    前記複数セットは、前記ユーザの左目用のセットと、前記ユーザの右目用のセットとで構成されており、
    前記検出工程では、前記右目用のセットに含まれる偏向手段、前記左目用のセットに含まれる偏向手段、のそれぞれの共振周波数を検出し、
    前記制御工程は、
    前記検出工程で検出したそれぞれの共振周波数の差が規定値以内である場合、
    前記右目用のセットに含まれる射出手段と、前記左目用のセットに含まれる射出手段と、に対して同じ動作周波数を設定する第1の制御工程と、
    前記差が前記規定値外である場合、
    前記右目用のセットに含まれる偏向手段、前記左目用のセットに含まれる偏向手段、のそれぞれの共振周波数に基づいて、少なくとも一方のセットに含まれる射出手段が用いる画像情報を、よりライン数を削減した画像を示す画像情報に更新すると共に、前記それぞれの共振周波数に基づいて、前記右目用のセットに含まれる射出手段と、前記左目用のセットに含まれる射出手段のそれぞれに対して別個の動作周波数を設定する第2の制御工程と
    を備えることを特徴とする画像表示装置の画像表示方法。
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