JP5389968B2 - 無線基地局装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基地局本体と親局と複数の子局とを備える無線基地局装置に関する。
従来、基地局本体に加えて、親局(制御局)と1以上の子局(アンテナ局)とを備える無線基地局装置が開発されている。基地局本体と親局は有線伝送路で接続されている。親局と各子局は、例えば光ファイバーなどの有線伝送路で接続されており、子局は基地局本体および親局から遠隔に配置される。例えば、一つの建物または地区に複数の子局を配置することが可能である。基地局本体は、移動端末と無線通信を行ってもよいし、行わなくてもよい。
下りリンク通信においては、基地局本体は、子局に移動端末宛の信号を有線伝送路を介して送信する。子局は移動端末宛に信号を無線で送信する。基地局本体が移動端末と無線通信を行う場合には、基地局本体は移動端末宛の信号を無線で送信する。移動端末は、基地局本体またはいずれかの子局から無線で受信できた信号を復調および復号する。
上りリンク通信においては、移動端末からの無線信号は、受信が可能な基地局本体または子局に受信され、子局で受信された信号は有線伝送路を介して親局および基地局本体に送信される。基地局本体と子局のうち複数で上りリンク無線信号が受信された場合には、基地局本体はレイク(Rake)合成で信号を合成するか、品質の良い信号を選択する。
ピコセル基地局、フェムトセル基地局、ナノセル基地局といった他の小型の無線基地局装置と子局との相違は、子局がそれの親局以外の基地局と通信する機能を有しないことと、子局にはそれ自体を識別する識別子がないことである。他の無線基地局装置からみて、基地局本体と親局とそれに従属する子局からなる一つの群は、一つの無線基地局装置として認識される。子局は、基地局本体の一つのアンテナセット(またはアンテナブランチ)とみなすことが可能であり、基地局本体のアンテナと子局の相違は、子局が基地局本体から遠隔に配置されていることと、子局が親局との通信のための各種の部品を備えることである。
子局は親局から遠隔に配置されているため、子局と親局の通信においては、それらの間の有線伝送路(典型的には光ファイバー)の長さに比例する遅延が発生する。複数の子局については、有線伝送路の長さに応じて、これらの遅延量が異なる。上りリンク通信では、一つの移動端末からの信号についてのある子局を介する親局への伝播時間が、同じ信号についての他の子局を介する親局への伝播時間と相違する。
特許文献1には、それぞれのアンテナ局(すなわち子局)から制御局(すなわち親局)への上りリンクの光信号の遅延差を少なくする技術が開示されている。この文献の技術においては、複数のアンテナ局からの上りリンクの光信号に、それぞれ異なる遅延量を与えることによって、複数のアンテナ局から制御局までの光信号の伝送時間を等しくする。
特開2008−118394号公報
移動通信の分野においては、移動端末の位置を判定し、その位置に適した情報を移動端末に提供するサービスが考え出されている。このような位置関連サービスは、例えば、その位置の天気予報、その位置の付近にある商店またはレストランの宣伝、娯楽イベントの予定の広報、交通機関の時刻表の通知などを含む。移動端末の位置は、例えば、GPS(global positioning system)でも判定されるし、移動端末と三つ以上の無線基地局装置との通信時間の相違などからも判定される。
また、移動端末が通信している単一のサービング基地局の位置を移動端末の位置の代わりに使用して、位置関連サービスを実行することも可能である。基地局のセルが小さければ、狭い地域が特定され、狭い地域に適したサービスが実行されると考えられる。
親局と子局とを備える従来の無線基地局装置においては、移動端末が通信している子局を特定すれば、その子局の位置を移動端末の位置とみなすことができる。そして、その子局の位置に関連する位置関連サービスを移動端末に提供することが可能であろう。しかし、特許文献1に記載のように、複数の子局から親局までの伝送時間を等しくすると、移動端末が通信している子局を特定できない。
そこで、本発明は、移動端末の位置の判定に寄与する、親局と複数の子局とを備える無線基地局装置を提供する。
本発明に係る無線基地局装置は、移動端末に由来する信号および移動端末宛の信号を処理する基地局本体と、前記基地局本体と有線伝送路で接続されており、移動端末に由来する信号および移動端末宛の信号を処理する信号処理部を有する親局と、移動端末と無線通信可能であるとともに、第1の長さを有する第1の有線伝送路を介して前記親局と通信可能な第1の子局と、移動端末と無線通信可能であるとともに、前記第1の長さと異なる第2の長さを有する第2の有線伝送路を介して前記親局と通信可能な第2の子局と、前記第1の子局から前記親局の前記信号処理部への信号の到達時間と前記第2の子局から前記親局の前記信号処理部への信号の到達時間との相違が、前記第1の長さに起因する前記第1の子局から前記親局への通信所要時間と前記第2の長さに起因する前記第2の子局から前記親局への通信所要時間との相違よりも大きくなるように、前記第1の子局から前記親局の前記信号処理部への信号と前記第2の子局から前記親局の前記信号処理部への信号の少なくとも一方に遅延量を付与する遅延付与部とを備える。
本発明においては、上記のように上りリンク遅延付与部によって、意図的に、第1の子局から親局の信号処理部への信号の到達時間と第2の子局から親局の信号処理部への信号の到達時間との相違が、通常の通信所要時間の相違よりも拡大される。このように子局からの信号の到達時間の相違を拡大することにより、信号がどの子局からの信号なのかを判定することが可能になる。この判定は、信号の元来の送信元である移動端末が無線通信している子局の判定と等価である。したがって、基地局本体および親局から遠隔に配置される子局を有する無線基地局装置において、基地局本体は移動端末が無線通信している子局を判定することができる。このように本発明は移動端末の位置の判定に寄与する。移動端末が無線通信している子局が判定されたなら、基地局本体は、その子局の周辺の地域に適した情報を移動局宛の信号に含めることが可能である。
無線区間での信号の伝播時間の相違を考慮して、前記上りリンク遅延付与部は、前記第1の子局から前記親局の前記信号処理部への信号の到達時間と前記第2の子局から前記親局の前記信号処理部への信号の到達時間との相違が、移動端末から前記第1の子局を経る前記親局への通信所要時間と他の移動端末から前記第2の子局を経る前記親局への通信所要時間との相違よりも大きくなるように、前記第1の子局から前記親局の前記信号処理部への信号と前記第2の子局から前記親局の前記信号処理部への信号の少なくとも一方に遅延量を付与してもよい。
本発明は、少なくとも第1の子局と第2の子局からの信号の遅延に関連する。本発明は、二つの子局だけを備える無線基地局装置に限定されるのではなく、三つ以上の子局を備える無線基地局装置において、これらの子局(第1の子局、第2の子局、第3の子局など)から親局の信号処理部への信号の到達時間の相違を拡大してもよい。
無線基地局装置は、少なくとも二つの前記第1の子局を備え、前記少なくとも二つの第1の子局にそれぞれ対応する複数の第1の有線伝送路は互いに異なる複数の第1の長さを有しており、前記上りリンク遅延付与部は、一つの第1の子局から前記親局の前記信号処理部への信号の到達時間と他の第1の子局から前記親局の前記信号処理部への信号の到達時間との相違が、前記一つの第1の子局に対応する前記第1の長さに起因する前記一つの第1の子局から前記親局への通信所要時間と前記他の第1の子局に対応する他の第1の長さに起因する前記他の第1の子局から前記親局への通信所要時間との相違よりも小さくなるように、前記一つの第1の子局から前記親局の前記信号処理部への信号と前記他の第1の子局から前記親局の前記信号処理部への信号の少なくとも一方に遅延量を付与してもよい。
この場合には、複数の第1の子局から親局の信号処理部への信号の到達時間の相違を小さくすることができる。複数の第1の子局は一つの群とみなすことができる。一つの建物または地区(例えば鉄道の駅)に複数の子局を配置することが可能である。狭い地域に複数の子局が配置される場合には、それらの子局の一つと通信する移動局に適した情報項目は、それらの子局の他の一つと通信する移動局に適した情報項目と同じでもよいと考えられる。このような場合には、狭い地域内にある複数の第1の子局からの信号を第2の子局からの信号から区別できれば、複数の第1の子局からの信号を互いに区別する必要はない。一方、狭い地域に配置された複数の第1の子局が一つの移動局からの無線信号を受信する可能性が高い。この場合、複数の第1の子局から同じ内容の複数の信号を親局が受信する時間の相違が大きいと、これらの複数の信号が相互に干渉してスループットが劣化する懸念がある。同じ群にある複数の第1の子局から親局の信号処理部への信号の到達時間の相違を小さくすることにより、スループットが劣化する懸念を低減することができる。
無線基地局装置は、複数の第2の子局を備えてもよく、これらの第2の子局から親局の信号処理部への信号の到達時間の相違を小さくしてもよいし、複数の第3の子局を備えてもよく、これらの第3の子局から親局の信号処理部への信号の到達時間の相違を小さくしてもよい。要するに、各群が一つ以上の子局からなる複数の子局群が設けられ、複数の子局群から親局の信号処理部への信号の到達時間の相違を拡大し、各群においては、子局から親局の信号処理部への信号の到達時間の相違を小さくしてもよい。
前記基地局本体は、上りリンクの信号および前記上りリンク遅延付与部が付与する前記遅延量に基づいて、信号の送信元の子局を判定する子局判定部を備えてもよい。
無線基地局装置は、子局から前記親局の前記信号処理部への上りリンクの信号の到達時間と、前記親局の前記信号処理部からその子局への下りリンクの信号の到達時間が一致するように、前記親局がその子局へ送信する信号に遅延量を付与する下りリンク遅延付与部をさらに備えてもよい。上りリンクと下りリンクでの信号の伝播時間が異なる場合に起こりうる支障をこの構成で防止することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る無線基地局装置を有する通信システムを示す概略図である。 第1の実施の形態に係る無線基地局装置の基地局本体と親局を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る無線基地局装置の子局を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る無線基地局装置の子局からの信号の遅延量の設定を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態に係る無線基地局装置を有する通信システムを示す概略図である。 第2の実施の形態に係る無線基地局装置の子局からの信号の遅延量の設定を説明するための図である。 本発明の変形に係る無線基地局装置の基地局本体と親局を示すブロック図である。
以下、添付の図面を参照しながら本発明に係る様々な実施の形態を説明する。
第1の実施の形態
図1に示すように、第1の実施の形態に係る無線基地局装置は、基地局本体1と親局2と複数の子局4(4a,4b,4c,...)を備える。基地局本体1は、通常の無線基地局装置であって、移動端末6と無線通信可能であって、移動端末6に由来する信号および移動端末6宛の信号を処理する。基地局本体1は、他の無線基地局装置3と通信する機能を有する。
本発明に係る無線通信システムは、基地局本体1と他の無線基地局装置3とが同期させられる基地局間同期システムであってもよいし、基地局本体1と他の無線基地局装置3とが同期させられない基地局間非同期システムであってもよい。また、本発明に係る無線通信システムは、3G(第3世代)の無線アクセス技術のシステムであってもよいし、LTE(long term evolution)の無線アクセス技術のシステムであってもよい。
親局2は、基地局本体1と有線伝送路で接続されている。その有線伝送路は、典型的には同軸線であるが、他の有線伝送路でもよい。親局2は、基地局本体1と通信する機能と子局4と通信する機能を有する。親局2は、基地局本体1に着脱自在な基地局本体1の附属品とみなすことができる。
親局2と各子局4は、有線伝送路で接続されており、子局4は親局2から遠隔に配置される。有線伝送路は、典型的には光ファイバーであるが、他の有線伝送路でもよい。各子局4は、対応する有線伝送路を介して親局2と通信可能である。また、子局4は、無線通信機能を有し、これにより移動端末6と通信することが可能である。基地局本体1は、移動端末6と無線通信を行ってもよいし、行わなくてもよい。
下りリンク通信においては、基地局本体1は、親局2に移動端末6宛の信号を有線伝送路を介して送信する。親局2は、親局2に接続されたすべての子局4に移動端末6宛の信号を有線伝送路を介して送信する。子局4は移動端末6宛に信号を無線で送信する。基地局本体1が移動端末6と無線通信を行う場合には、基地局本体1は移動端末6宛の信号を無線で送信する。移動端末6は、基地局本体1またはいずれかの子局4から無線で受信できた信号を復調および復号する。
上りリンク通信においては、移動端末6からの無線信号は、受信が可能な基地局本体1または子局4に受信され、子局4で受信された信号は有線伝送路を介して親局2および基地局本体1に送信される。基地局本体1、子局4のうち複数で、一つの移動端末6からの上りリンク無線信号が受信された場合には、基地局本体1はレイク合成で信号を合成するか、品質の良い信号を選択する。例えば、3Gの無線アクセス技術ではレイク合成が使用され、LTEの無線アクセス技術では品質の良い信号が選択される。
子局4は親局2から遠隔に配置されているため、子局4と親局2の通信においては、それらの間の有線伝送路(典型的には光ファイバー)の長さに比例する遅延が発生する。複数の子局4については、有線伝送路の長さに応じて、これらの遅延量が異なる。上りリンク通信では、一つの移動端末6からの信号についてのある子局4を介する親局2への到達時間が、同じ信号についての他の子局4を介する親局2への到達時間と相違する。下りリンク通信では、一つの移動端末6宛の信号についてのある子局4を介する親局2からその移動端末6への到達時間が、同じ信号についての他の子局4を介する親局2からその移動端末6への到達時間と相違する。
以下の説明は、基地局本体1と親局2が導線で接続され、親局2と各子局4は光ファイバーで接続されていることを前提とする。しかし、導線以外の有線伝送路で基地局本体1と親局2が接続された形態も、光ファイバー以外の有線伝送路で親局2と各子局4が接続された形態も本発明の範囲内にあり、後述する親局2と子局4に他の有線伝送路を利用するために必要な改変を加えてもよい。
図2に示すように、親局2は、デジタル処理部(信号処理部)20、A/D(アナログ/デジタル)変換部26、D/A(デジタル/アナログ)変換部28、複数のE/O(電光)変換部30a,30b,...、および複数のO/E(光電)変換部32a,32b,...を備える。A/D変換部26およびD/A変換部28は、基地局本体1との通信に使用される。E/O変換部30a,30b,...およびO/E変換部32a,32b,...は、複数の子局4との通信に使用される。
基地局本体1は、移動端末6宛の下りリンクの信号を符号化および変調して下りリンクのアナログ信号を生成し、基地局本体1のアンテナ部11によって下りリンクの電波を送信する。図2の基地局本体1は移動端末6との無線通信機能を有するが、移動端末6との無線通信機能を有しなくてもよい(この場合にはアンテナ部11は設けなくてよい)。また、基地局本体1は、下りリンクのアナログ信号を親局2に供給する。
A/D変換部26は、基地局本体1から受信された移動端末6宛の下りリンクのアナログ信号をデジタル信号に変換する。デジタル変換された下りリンクの信号は、デジタル処理部20に供給される。デジタル処理部20は、下りリンクの信号をE/O変換部30a,30b,...に供給する。E/O変換部30(30a,30b,...)は、複数の子局4(4a,4b,...)のそれぞれに下りリンクの信号を送信するために使用され、複数の光ファイバーの各々に一対一で接続される。E/O変換部30は、デジタル信号を光信号に変換する。光信号は複数の光ファイバーを介してすべての子局4に供給される。
O/E変換部32(32a,32b,...)は、複数の子局4(4a,4b,...)のそれぞれから上りリンクの信号を受信するために使用され、複数の光ファイバーの各々に一対一で接続される。O/E変換部32は、それが対応する子局4から光ファイバーを介して上りリンクの光信号を受信すると、光信号をデジタル信号に変換し、デジタル信号をデジタル処理部20に供給する。デジタル処理部20は、これらの上りリンクのデジタル信号を合成およびフィルタリングし、D/A変換部28に供給する。D/A変換部28は、デジタル処理部20からのデジタル信号をアナログ信号に変換し、基地局本体1にアナログ信号を供給する。
基地局本体1は、D/A変換部28からの上りリンクのアナログ信号を復調および復号する。また、基地局本体1は、基地局本体1のアンテナ部11で受信された電波に由来する上りリンクの信号を復調および復号する。図2の基地局本体1は移動端末6との無線通信機能を有するが、移動端末6との無線通信機能を有しなくてもよい(この場合にはアンテナ部11は設けなくてよい)。
親局2のデジタル処理部20は、メモリ21および下りリンク遅延付与部22を備える。下りリンク遅延付与部22は、デジタルプロセッサであるデジタル処理部20が、親局2のコンピュータプログラムに従って動作することにより実現される機能ブロックである。
図3に示すように、子局4の各々は、デジタル処理部(信号処理部)40、アンテナ部42、共用器44、A/D変換部46、D/A変換部48、E/O変換部50、およびO/E変換部52を備える。
アンテナ部42、共用器44、A/D変換部46、およびD/A変換部48は、移動端末6との通信に使用される。A/D変換部46は、アンテナ部42で受信された移動端末6からの電波に由来し共用器44から得られるアナログ信号をデジタル信号に変換する。デジタル変換された上りリンクの信号は、デジタル処理部40に供給される。デジタル処理部40は、上りリンクの信号を復調も復号もせずに、E/O変換部50に供給する。
E/O変換部50は、親局2に上りリンクの信号を送信するために使用される。E/O変換部50は、デジタル処理部40から供給されるデジタル信号を光信号に送信し、光ファイバーを介して親局2に光信号を供給する。
O/E変換部52は、親局2から下りリンクの信号を受信するために使用される。O/E変換部52は、親局2から光ファイバーを介して受信した下りリンクの光信号をデジタル信号に変換し、デジタル信号をデジタル処理部40に供給する。
デジタル処理部40は、下りリンクの信号をフィルタリングしてD/A変換部48に供給する。D/A変換部48は、デジタル処理部40からのデジタル信号をアナログ信号に変換し、共用器44にアナログ信号を供給する。アナログ変換された下りリンクの信号は、共用器44を経てアンテナ部42に供給され、アンテナ部42は下りリンクの信号に対応する電波を送信する。
子局4のデジタル処理部40は、メモリ41および上りリンク遅延付与部54を備える。上りリンク遅延付与部54は、デジタルプロセッサであるデジタル処理部40が、子局4のコンピュータプログラムに従って動作することにより実現される機能ブロックである。上りリンク遅延付与部54は、これが設けられた子局4からの上りリンク信号に遅延量を付与する。上りリンク遅延付与部54で付与可能な遅延量は可変である。その遅延量はメモリ41に記憶されている。すなわち、移動端末6に由来する上りリンクの信号を親局2に転送するとき、デジタル処理部40の上りリンク遅延付与部54は、メモリ41に記憶されたその子局4の上りリンクの遅延量だけ上りリンクの信号を遅延させる。上りリンク遅延付与部54は、例えば、遅延量が調節可能なバッファ、シフトレジスタまたは遅延素子で代用してもよい。
この実施の形態においては、ある子局4から親局2のデジタル処理部20への上りリンクの信号の到達時間と他の子局4から親局2のデジタル処理部20への信号の上りリンクの到達時間との相違が、通常の通信所要時間の相違よりも拡大される。
図2に戻り、基地局本体1は、子局判定部12およびメモリ13を備える。子局判定部12は、基地局本体1のプロセッサがコンピュータプログラムに従って動作することにより実現される機能ブロックである。メモリ13には、各子局4についての上りリンクの信号に付与される遅延量が記憶されている。基地局本体1が子局4から送信された上りリンクの信号を復調および復号すると、基地局本体1の子局判定部12は、メモリ13に記憶された各子局4の遅延量と、上りリンクの信号に含まれる時間指標に基づいて、信号の送信元の子局4を判定する。
上りリンクの信号の時間指標は、移動端末6からの信号に内在するパイロットシンボル(3Gの場合)または参照信号(LTEの場合)であってよい。子局判定部12は、基地局本体1のクロックと時間指標から上りリンクの信号の遅延量を認識し、この遅延量に最も適合する遅延量に対応する子局4を特定する。この場合、時間指標から得られる遅延量は、無線区間での信号の伝播時間と有線伝送路での信号の伝播時間に対応する。
あるいは、上りリンクの信号の時間指標は、子局4で上りリンクの信号に付加されたタイムスタンプ、ヘッダまたはその他の送信時点情報であってもよい。子局判定部12は、基地局本体1が受信したその信号の受信時点と時間指標で示される送信時点の相違を計算し、その相違に最も適合する遅延量に対応する子局4を特定する。この場合、時間指標から得られる相違は、有線伝送路での信号の伝播時間のみに対応する。
このようにして移動端末6が無線通信している子局4が判定されたなら、基地局本体1は、位置関連情報照会部として機能し、その子局4の位置を示す情報(例えば緯度経度情報)を少なくとも一つの位置関連情報サーバ(図示せず)に送信してよい。各子局4の位置を示す情報は、メモリ13に記憶しておくことができる。子局4の位置を示す情報を受信すると、位置関連情報サーバは、基地局本体1にその子局の周辺の地域に適した位置関連情報項目を送信する。この情報項目を受信すると、基地局本体1は、位置関連情報送信部として機能し、この位置関連情報項目を示す移動端末6宛の下りリンクの信号を生成してよい。この信号は、基地局本体1からの電波またはいずれかの子局4からの電波によって宛先の移動端末6に受信される。移動端末6が高速で移動していない限りは、子局判定部12で判定された子局4からの電波によって、位置関連情報項目を示す信号は宛先の移動端末6に受信される。但し、このような位置関連サービスは、所定の条件が充たされる場合に行ってよい。所定の条件は、移動端末6にそのサービスの提供を受ける設定がされていることを含む。
図4を参照し、各子局からの信号の遅延量の設定を説明する。この実施の形態においては、一つの子局4(第1の子局4と呼ぶ)から親局2のデジタル処理部20への信号の到達時間と他の子局4(第2の子局4と呼ぶ)から親局2のデジタル処理部20への信号の到達時間との相違が、第1の子局4と親局2の間の有線伝送路の第1の長さに起因する第1の子局4から親局2への通信所要時間と第2の子局4と親局2の間の有線伝送路の第2の長さに起因する第2の子局4から親局2への通信所要時間との相違よりも拡大される。また、無線区間での信号の伝播時間の相違を考慮して、第1の子局4から親局2のデジタル処理部20への信号の到達時間と第2の子局4から親局2のデジタル処理部20への信号の到達時間との相違を、移動端末6から第1の子局4を経る親局2への通信所要時間と他の移動端末6から第2の子局4を経る親局2への通信所要時間との相違よりも拡大してもよい。
本発明は、二つの子局だけを備える無線基地局装置に限定されるのではなく、三つ以上の子局を備える無線基地局装置において、これらの子局(第1の子局、第2の子局、第3の子局など)から親局の信号処理部への信号の到達時間の相違を拡大してもよい。
図4を参照する以下の説明において、子局4aと親局2の間の有線伝送路の長さが最も大きく、子局4bと親局2の間の有線伝送路の長さがその次に大きく、子局4cと親局2の間の有線伝送路の長さが最も小さいと想定する。子局4aと親局2の間の有線伝送路の長さに比例する子局4aから親局2への信号の所要伝播時間(通信所要時間)はTlaであり、子局4bと親局2の間の有線伝送路の長さに比例する子局4bから親局2への信号の所要伝播時間(通信所要時間)はTlbであり、子局4cと親局2の間の有線伝送路の長さに比例する子局4cから親局2への信号の所要伝播時間(通信所要時間)はTlcである。
ここで、親局2への有線伝送路の長さが最小である子局4cからの上りリンクの信号に割り当てられる遅延量をΔtcと想定する。遅延量Δtcは任意であってゼロでもよい。子局4bからの上りリンクの信号を他の子局4a,4cからの上りリンクの信号から区別するために、子局4bからの上りリンクの信号には遅延量Δtbを割り当てると想定する。また、子局4aからの上りリンクの信号を他の子局4b,4cからの上りリンクの信号から区別するために、子局4aからの上りリンクの信号には遅延量Δtaを割り当てると想定する。
移動端末6と子局4cの間の無線区間の伝播時間と移動端末6と子局4bの間の無線区間の伝播時間との相違を無視すれば、適切な遅延量Δtbは下記の式に従って得られる。
Δtb > Tlb − Tlc + Δtc
移動端末6と子局4bの間の無線区間の伝播時間と移動端末6と子局4aの間の無線区間の伝播時間との相違を無視すれば、適切な遅延量Δtaは下記の式に従って得られる。
Δta > Tla − Tlb + Δtb
このようにして、第n番目(nは自然数)に親局2への有線伝送路の長さが小さい子局4から親局2への上りリンクの信号の到達時間と、第n+1番目に親局2への有線伝送路の長さが小さい子局4から親局2への上りリンクの信号の到達時間の相違が、第n番目に親局2への有線伝送路の長さが小さい子局4から親局2への通信所要時間と、第n+1番目に親局2への有線伝送路の長さが小さい子局4から親局2への通信所要時間の相違よりも拡大される。親局2に接続される子局4の数が4以上である場合も同様である。
さらに無線区間の伝播時間を考慮するのが好ましい。より具体的には、移動端末6と子局4cの間の無線区間の伝播時間と移動端末6と子局4bの間の無線区間の伝播時間との相違を考慮すれば、適切な遅延量Δtbは下記の式に従って得てもよい。
Δtb > Tlb + Trbmax − Tlc − Trcmin + Δtc
Trbmaxは、子局4bの送信電力に応じて定まる子局4bのセルの端にある移動端末6bから子局4bへの信号の所要伝播時間(通信所要時間)である(つまり移動端末から子局4bへの最大所要伝播時間である)。Trcminは、子局4cに近接する移動端末6cから子局4cへの信号の所要伝播時間(通信所要時間)である(つまり移動端末から子局4cへの最小所要伝播時間である)。Trcminはゼロとみなすことができる。
移動端末6と子局4bの間の無線区間の伝播時間と移動端末6と子局4aの間の無線区間の伝播時間との相違を考慮すれば、適切な遅延量Δtaは下記の式に従って得てもよい。
Δta > Tla + Tramax − Tlb − Trbmin + Δtb
Tramaxは、子局4aの送信電力に応じて定まる子局4aのセルの端にある移動端末6aから子局4aへの信号の所要伝播時間(通信所要時間)である(つまり移動端末から子局4aへの最大所要伝播時間である)。Trbminは、子局4bに近接する移動端末6bから子局4bへの信号の所要伝播時間(通信所要時間)である(つまり移動端末から子局4bへの最小所要伝播時間である)。Trbminはゼロとみなすことができる。
このようにして、第n番目(nは自然数)に親局2への有線伝送路の長さが小さい子局4を経る移動端末6から親局2への上りリンクの信号の到達時間と、第n+1番目に親局2への有線伝送路の長さが小さい子局4を経る移動端末6から親局2への上りリンクの信号の到達時間の相違が、第n番目に親局2への有線伝送路の長さが小さい子局4を経る移動端末6から親局2への通信所要時間と、第n+1番目に親局2への有線伝送路の長さが小さい子局4を経る移動端末6から親局2への通信所要時間の相違よりも拡大される。親局2に接続される子局4の数が4以上である場合も同様である。
但し、親局2での上りリンクの信号の処理に支障が生じないように、子局4に与えられる最小の遅延量Δtmin(図4の例ではΔtc)と最大の遅延量Δtmax(図4の例ではΔta)との差は、受信ウィンドウサイズ(3Gの場合)またはCyclic Prefix(LTEの場合)より小さいことが好ましい。
このような各子局4に割り当てる遅延量は人が決定してよい。遅延量を決定するためのパラメータである有線区間の伝播時間(Tlaなど)および無線区間の伝播時間(Tramaxなど)は、有線区間の長さおよび無線区間の長さから理論的に得ることが可能である。また、有線区間の伝播時間は、親局から子局へ信号を送信し、子局からの返信を親局で受信し、親局と子局の信号の往復時間を実測し、往復時間を2で除算し、その商から子局内での信号の受信から返信に要する予想処理時間を差し引くことで得ることができる。親局と子局の間の下りの遅延時間および上りの遅延時間をそれぞれ測定することもできる。また、有線区間の伝播時間と無線区間の伝播時間の合計は、親局から移動端末へ信号を送信し、移動端末からの返信を親局で受信し、親局と移動端末の信号の往復時間を実測し、往復時間を2で除算し、その商から移動端末内での信号の受信から返信に要する予想処理時間を差し引くことで得ることができる。親局と移動端末の間の下りの遅延時間および上りの遅延時間をそれぞれ測定することもできる。
基地局本体1において、各子局4に割り当てられた遅延量は、図示しない入力装置(例えばキーボード装置、または入力端子)を介して、手動操作でメモリ13に記憶される。また、各子局4において、その子局に割り当てられた遅延量は、図示しない入力装置を介して、手動操作でメモリ41に記憶される。
この実施の形態においては、各子局4内の上りリンク遅延付与部54によって、ある子局4から親局2のデジタル処理部20への信号の到達時間と他の子局4から親局2のデジタル処理部20への信号の到達時間との相違が、通常の通信所要時間の相違よりも拡大される。このように子局4からの信号の到達時間の相違を拡大することにより、基地局本体1は信号がどの子局4からの信号なのかを判定することが可能になる。この判定は、信号の元来の送信元である移動端末6が無線通信している子局4の判定と等価である。したがって、基地局本体1および親局2から遠隔に配置される子局4を有する無線基地局装置において、基地局本体1は移動端末6が無線通信している子局4を判定することができる。このように本発明は移動端末6の位置の判定に寄与する。移動端末6が無線通信している子局4が判定されたなら、基地局本体1は、その子局4の周辺の地域に適した情報を移動局宛の信号に含めることが可能である。
上りリンクの信号の遅延を子局によって故意に異ならせるために、親局2と各子局4の間に、顕著に異なる長さの有線伝送路を設けることも可能である。しかし、一旦設置された有線伝送路の長さは、その後に調整することはできない。交換するのも面倒である。また、高速で伝播する信号の遅延の相違が認識できるようにするには、有線伝送路の長さの相違も極めて大きくしなければならないので、信号の伝達に必要な長さよりも極めて大きい長さの有線伝送路を準備しなければならない。しかし、この実施の形態では、デジタル処理によって、遅延量を設定するので、遅延量の変更すなわち再設定が容易である。
図2に戻り、親局2のデジタル処理部20の下りリンク遅延付与部22について説明する。下りリンク遅延付与部22は、子局4から親局2のデジタル処理部20への上りリンクの信号の到達時間と、親局2のデジタル処理部20からその子局4への下りリンクの信号の到達時間が一致するように、親局2がその子局4へ送信する信号に遅延量を付与する。つまり、下りリンク遅延付与部22は、子局4aから親局2のデジタル処理部20への上りリンクの信号の到達時間と、親局2のデジタル処理部20からその子局4aへの下りリンクの信号の到達時間が一致するように、子局4aへの下りリンクの信号に、遅延量を付与する。また、下りリンク遅延付与部22は、子局4bから親局2のデジタル処理部20への上りリンクの信号の到達時間と、親局2のデジタル処理部20からその子局4bへの下りリンクの信号の到達時間が一致するように、子局4bへの下りリンクの信号に、遅延量と同じ遅延量を付与する。下りリンク遅延付与部22は、移動端末についての下りリンクの伝播時間と上りリンクの伝播時間をなるべく等しくするために設けられている。子局4aに関して下りリンク遅延付与部22が付与する下りリンクの遅延量は、子局4aに関して上りリンク遅延付与部54が付与する上りリンクの遅延量と等しくてもよく、子局4bに関して下りリンク遅延付与部22が付与する下りリンクの遅延量は、子局4bに関して上りリンク遅延付与部54が付与する上りリンクの遅延量と等しくてもよい。しかし、下りリンク信号に付与すべき遅延量が上りリンクの遅延量と同じとは限らない。上りリンクの信号に関する処理と下りリンクに関する処理が異なる場合には、これらの遅延付与部22,54がないと仮定した場合でも、上りリンクの所要伝播時間と下りリンクの所要伝播時間が元々異なるからである。
下りリンク遅延付与部22で付与可能な遅延量は可変である。その遅延量はメモリ21に記憶されている。すなわち、移動端末6に由来する下りリンクの信号を親局2に転送するとき、デジタル処理部40の下りリンク遅延付与部22は、メモリ21に記憶されたその子局4の下りリンクの遅延量だけ下りリンクの信号を遅延させる。各子局4に割り当てられた下りリンク遅延量は、図示しない入力装置を介して、手動操作でメモリ41に記憶される。下りリンク遅延付与部22は、例えば、遅延量が調節可能なバッファ、シフトレジスタまたは遅延素子で代用してもよい。
無線通信システムでは、一つの移動端末についての下りリンクの伝播時間と上りリンクの伝播時間は等しいとの想定で各種の設定がされていることが多い。このような無線通信システムで上りリンクと下りリンクでの信号の伝播時間が異なる場合に起こりうる支障を、下りリンク遅延付与部22は防止することができる。仮に、このような制約がないシステムであれば、下りリンク遅延付与部22を省略することも考えられる。
第2の実施の形態
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る無線基地局装置を有する通信システムを示す。第1の実施の形態と異なり第2の実施の形態では、複数の子局14が複数の群に分類されている。図5の例では、二つの子局14a,14bが一つの子局群を構成し、二つの子局14c,14dが他の一つの子局群を構成し、一つの子局14eが他の一つの子局群を構成する。
子局群の各々は、一つの狭い地域に配置されている。例えば、子局14a,14bからなる群は一つの建物Bdに配置され、子局14c,14dからなる群は一つの鉄道駅Stに配置されている。
第2の実施の形態において、基地局本体1および親局2の構成は、図2を参照して上述した第1の実施の形態の基地局本体1および親局2の構成と同じでよく、各子局14の構成は、図3を参照して上述した第1の実施の形態の子局14の構成と同じでよい。
図6を参照し、各子局からの信号の遅延量の設定を説明する。第2の実施の形態では、ある子局群(一つ以上の子局14からなる)から親局2のデジタル処理部20への信号の到達時間と他の子局群(一つ以上の子局14からなる)から親局2のデジタル処理部20への信号の到達時間との相違が、通常の通信所要時間の相違よりも拡大される。
一方、各子局群においては、子局群を構成する一つの子局14(一つの第1の子局14と呼ぶ)から親局2のデジタル処理部20への信号の到達時間と他の子局14(他の第1の子局14と呼ぶ)から親局2のデジタル処理部20への信号の到達時間との相違が、一つの第1の子局14に対応する第1の長さに起因する一つの第1の子局14から親局2への通信所要時間と他の第1の子局14に対応する他の第1の長さに起因する他の第1の子局14から親局2への通信所要時間との相違よりも縮小される。好ましくは、各子局群においては、子局群を構成する複数の子局から親局2のデジタル処理部20への信号の到達時間がなるべく一致するように調節される。また、無線区間での信号の伝播時間の相違を考慮して、一つの第1の子局14から親局2のデジタル処理部20への信号の到達時間と他の第1の子局14から親局2のデジタル処理部20への信号の到達時間との相違を、移動端末6から一つの第1の子局14を経る親局2への通信所要時間と他の移動端末6から他の第1の子局14を経る親局2への通信所要時間との相違よりも縮小してもよい。
図6を参照する以下の説明において、子局14aと親局2の間の有線伝送路の長さが最も大きく、子局14bと親局2の間の有線伝送路の長さがその次に大きく、子局14cと親局2の間の有線伝送路の長さがその次に大きく、子局14dと親局2の間の有線伝送路の長さが最も小さいと想定する。子局14aと親局2の間の有線伝送路の長さに比例する子局14aから親局2への信号の所要伝播時間(通信所要時間)はTlaであり、子局14bと親局2の間の有線伝送路の長さに比例する子局14bから親局2への信号の所要伝播時間(通信所要時間)はTlbであり、子局14cと親局2の間の有線伝送路の長さに比例する子局14cから親局2への信号の所要伝播時間(通信所要時間)はTlcであり、子局14dと親局2の間の有線伝送路の長さに比例する子局14dから親局2への信号の所要伝播時間(通信所要時間)はTldである。
二つの子局14a,14bが一つの子局群を構成し、二つの子局14c,14dが他の一つの子局群を構成する。
ここで、親局2への有線伝送路の長さが最小である子局14dからの上りリンクの信号に割り当てられる遅延量をΔtdと想定する。遅延量Δtdは任意の正の数である。同じ群にある子局14c,14dについて信号の到達時間の相違を縮小するため、子局14cからの上りリンクの信号には遅延量Δtcを割り当てると想定する。
移動端末6と子局14dの間の無線区間の伝播時間と移動端末6と子局14cの間の無線区間の伝播時間との相違を無視すれば、最も理想的な遅延量Δtcは下記の式に従って得られる。
Δtc = Tld − Tlc + Δtd
遅延量Δtcはゼロでもよい。遅延量Δtcを先に決定し、遅延量Δtdを下記の式に従って得てもよい。
Δtd = Tlc − Tld + Δtc
許容値Pを使って、遅延量Δtcと遅延量Δtdの少なくともいずれかを下記の式の関係にあるように決定してもよい。
Δtd − Δtc = Tlc − Tld ± P
子局14a,14bからなる群からの上りリンクの信号を子局14c,14dからなる群からの上りリンクの信号から区別するために、子局14bからの上りリンクの信号には遅延量Δtbを割り当て、子局14aからの上りリンクの信号には遅延量Δtaを割り当てると想定する。
移動端末6と子局14cの間の無線区間の伝播時間と移動端末6と子局14bの間の無線区間の伝播時間との相違を無視すれば、適切な遅延量Δtbは下記の式に従って得られる。
Δtb > Tlb − Tlc + Δtc
同じ群にある子局14a,14bについて信号の到達時間の相違を縮小するため、子局14aからの上りリンクの信号に割り当てる最も理想的な遅延量Δtは下記の式に従って得られる。但し、移動端末6と子局14bの間の無線区間の伝播時間と移動端末6と子局14aの間の無線区間の伝播時間との相違を無視する。
Δta = Tlb − Tla + Δtb
許容値Pを使って、遅延量Δtaと遅延量Δtbの少なくともいずれかを下記の式の関係にあるように決定してもよい。
Δtb − Δta < Tla − Tlb ± P
このようにして、複数の子局群から親局の信号処理部への信号の到達時間の相違を拡大し、各群においては、子局から親局の信号処理部への信号の到達時間の相違を小さくすることができる。子局群の数が3以上である場合も同様であるし、各子局群が3以上の子局で構成される場合も同様である。
さらに無線区間の伝播時間を考慮するのが好ましい。より具体的には、移動端末6と子局14dの間の無線区間の伝播時間と移動端末6と子局14cの間の無線区間の伝播時間との相違を考慮すれば、適切な遅延量Δtd、Δtcは下記の式の関係にある。
Δtd − Δtc = Tlc + Trcmax − Tld + Trdmin ± P
Trcmaxは、子局4cの送信電力に応じて定まる子局4cのセルの端にある移動端末6cから子局4cへの信号の所要伝播時間(通信所要時間)である(つまり移動端末から子局4cへの最大所要伝播時間である)。Trdminは、子局4dに近接する移動端末6dから子局4dへの信号の所要伝播時間(通信所要時間)である(つまり移動端末から子局4dへの最小所要伝播時間である)。Trdminはゼロとみなすことができる。
移動端末6と子局14cの間の無線区間の伝播時間と移動端末6と子局14bの間の無線区間の伝播時間との相違を考慮すれば、適切な遅延量Δtbは下記の式に従って得てもよい。
Δtb > Tlb + Trbmax − Tlc − Trcmin + Δtc
Trbmaxは、子局14bの送信電力に応じて定まる子局14bのセルの端にある移動端末6bから子局14bへの信号の所要伝播時間(通信所要時間)である(つまり移動端末から子局14bへの最大所要伝播時間である)。Trcminは、子局14cに近接する移動端末6cから子局14cへの信号の所要伝播時間(通信所要時間)である(つまり移動端末から子局14cへの最小所要伝播時間である)。Trcminはゼロとみなすことができる。
移動端末6と子局14bの間の無線区間の伝播時間と移動端末6と子局14aの間の無線区間の伝播時間との相違を考慮すれば、適切な遅延量Δtb、Δtaは下記の式の関係にある。
Δtb − Δta = Tla + Tramax − Tlb + Trbmin ± P
Tramaxは、子局14aの送信電力に応じて定まる子局14aのセルの端にある移動端末6aから子局14aへの信号の所要伝播時間(通信所要時間)である(つまり移動端末から子局14aへの最大所要伝播時間である)。Trbminは、子局14bに近接する移動端末6bから子局14bへの信号の所要伝播時間(通信所要時間)である(つまり移動端末から子局14bへの最小所要伝播時間である)。Trbminはゼロとみなすことができる。
このようにして、異なる群の子局14を経る移動端末6から親局2への上りリンクの信号の到達時間の相違が、異なる群の子局14を経る移動端末6から親局2への通信所要時間の相違よりも拡大される。また、同じ群の子局14を経る移動端末6から親局2への上りリンクの信号の到達時間の相違が、同じ群の群の子局14を経る移動端末6から親局2への通信所要時間の相違よりも縮小される。
但し、親局2での上りリンクの信号の処理に支障が生じないように、子局14に与えられる最小の遅延量Δtmin(図6の例ではΔtc)と最大の遅延量Δtmax(図6の例ではΔtb)との差は、受信ウィンドウサイズ(3Gの場合)またはCyclic Prefix(LTEの場合)より小さいことが好ましい。
このような各子局4に割り当てる遅延量は人が決定してよい。遅延量を決定するためのパラメータである有線区間の伝播時間(Tlaなど)および無線区間の伝播時間(Tramaxなど)は、有線区間の長さおよび無線区間の長さから理論的に得ることが可能である。また、有線区間の伝播時間は、第1の実施の形態に関連して上述したように、実測値から求めてもよい。また、有線区間の伝播時間と無線区間の伝播時間の合計は、第1の実施の形態に関連して上述したように、実測値から求めてもよい。
第1の実施の形態と同様に、各子局14に割り当てられた遅延量は、図示しない入力装置を介して、手動操作で基地局本体1のメモリ13に記憶される。各子局14において、その子局に割り当てられた遅延量は、図示しない入力装置を介して、手動操作でメモリ41に記憶される。また、各子局14に割り当てられた遅延量は、下りリンク遅延量として、図示しない入力装置を介して、手動操作で基地局本体1のメモリ13に記憶される。
子局14は、第1の実施の形態と同様に、子局14自身の上りリンクの遅延量だけ上りリンクの信号を遅延させる。第1の実施の形態と同様に、基地局本体1の子局判定部12は、メモリ13に記憶された各子局14の遅延量と、上りリンクの信号に含まれる時間指標に基づいて、信号の送信元の子局14(より正確にはその子局14が所属する群)を判定する。移動端末6が無線通信している子局14(より正確にはその子局14が所属する群)が判定されたなら、基地局本体1は、第1の実施の形態と同様に、位置関連サービスを実行してよい。
一つの建物または地区(例えば鉄道の駅)に複数の子局14を配置することが可能である。狭い地域に複数の子局14が配置される場合には、それらの子局14の一つと通信する移動局に適した位置関連情報項目は、それらの子局14の他の一つと通信する移動局に適した情報項目と同じでもよいと考えられる。このような場合には、狭い地域内にある一つの群の複数の子局14からの信号を他の地域にある子局14からの信号から区別できれば、群内の複数の子局14からの信号を互いに区別する必要はない。一方、狭い地域に配置された一つの群の複数の子局14が一つの移動局からの無線信号を受信する可能性が高い。この場合、一つの群の複数の子局14から同じ内容の複数の信号を親局2が受信する時間の相違が大きいと、これらの複数の信号が相互に干渉してスループットが劣化する懸念がある。同じ群にある複数の子局14から親局2のデジタル処理部20への信号の到達時間の相違を小さくすることにより、スループットが劣化する懸念を低減することができる。
他の変形
上記の実施の形態においては、人が遅延量を決定し、基地局本体1、親局2および子局4,14において、遅延量の設定を行う。しかし、各遅延量が親局2で設定されたなら(メモリ21に記憶されたなら)、親局2が各遅延量を対応する子局に通知し、子局では遅延量を示す信号を受信すると、メモリ41に記憶してもよい。遅延量を示す信号は、移動端末6との通信の信号とは異なるタイプの信号(この無線基地局装置の親局2と子局4のみに認識される信号)であることが好ましい。
親局2が遅延量を計算してもよい。遅延量の決定するためのパラメータは人が親局2に入力してもよいし、伝播時間を実測してもよい。
上記の実施の形態では、親局2と子局がスター形に接続されているが、マルチドロップ形に接続されていてもよい。但し、マルチドロップ形に接続される場合には、親局2で子局を区別するために、親局2と子局で少なくとも通用する識別子および多重技術の一方または両方を使用する。例えば、親局2から各子局へ遅延量を通知する場合には、子局4の各々がその子局4の遅延量を識別できるように、遅延量と子局4の識別子の組合せが示される。
上記の実施の形態においては、子局4,14の上りリンク遅延付与部54が子局4,14自身の上りリンクの遅延量だけ上りリンクの信号を遅延させる。しかし、図7に示すような代替的な実施の形態も本発明の範囲にある。
図7に示すように、親局2は、複数の子局からの上りリンクの信号をそれぞれ遅延させる遅延素子(上りリンク遅延付与素子)33a,33b,...を備えてよい。遅延素子33a,33b,...の各々は、対応する一つの子局からの上りリンクの信号を遅延させる。遅延素子33a,33b,...は、例えば、遅延量が調節可能なバッファ、シフトレジスタまたは遅延素子でよい。親局2のデジタル処理部20は、メモリ21に記憶された遅延時間に基づいて、遅延素子33a,33b,...の遅延量を自動的に調節する。この場合には、子局での上りリンク遅延の付与は不要である。遅延素子33a,33b,...に代えて、親局2のデジタル処理部20に上りリンク遅延付与部を設けてもよい。
親局2および子局4,14において、デジタルプロセッサであるデジタル処理部20,40が実行する機能は、他のハードウェアで実行してもよいし、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array),DSP(Digital Signal Processor)等のプログラマブルロジックデバイスで実行してもよい。
1 基地局本体、2 親局、3 他の無線基地局装置、4(4a,4b,4c) 子局、6 移動端末、11 アンテナ部、12 子局判定部、13 メモリ、14(14a,14b,14c,14d) 子局、20 デジタル処理部(信号処理部)、21 メモリ、22 下りリンク遅延付与部、26 A/D(アナログ/デジタル)変換部、28 D/A(デジタル/アナログ)変換部、30(30a,30b) E/O(電光)変換部、32(32a,32b) O/E(光電)変換部、33(33a,33b) 遅延素子、40 デジタル処理部(信号処理部)、41 メモリ、42 アンテナ部、44 共用器、46 A/D変換部、48 D/A変換部、50 E/O変換部、52 O/E変換部、54 上りリンク遅延付与部、Bd 建物、St 鉄道駅

Claims (4)

  1. 移動端末に由来する信号および移動端末宛の信号を処理する基地局本体と、
    前記基地局本体と有線伝送路で接続されており、移動端末に由来する信号および移動端末宛の信号を処理する信号処理部を有する親局と、
    移動端末と無線通信可能であるとともに、第1の長さを有する第1の有線伝送路を介して前記親局と通信可能な少なくとも二つの第1の子局であって、これらの第1の子局にそれぞれ対応する第1の有線伝送路の長さが互いに異なっている少なくとも二つの第1の子局と、
    移動端末と無線通信可能であるとともに、前記第1の長さと異なる第2の長さを有する第2の有線伝送路を介して前記親局と通信可能な第2の子局と、
    前記第1の子局から前記親局の前記信号処理部への信号の到達時間と前記第2の子局から前記親局の前記信号処理部への信号の到達時間との相違が、前記第1の長さに起因する前記第1の子局から前記親局への通信所要時間と前記第2の長さに起因する前記第2の子局から前記親局への通信所要時間との相違よりも大きくなるように、前記第1の子局から前記親局の前記信号処理部への信号と前記第2の子局から前記親局の前記信号処理部への信号の少なくとも一方に遅延量を付与する上りリンク遅延付与部と
    を備え
    前記上りリンク遅延付与部は、
    一つの第1の子局から前記親局の前記信号処理部への信号の到達時間と他の第1の子局から前記親局の前記信号処理部への信号の到達時間との相違が、前記一つの第1の子局に対応する前記第1の長さに起因する前記一つの第1の子局から前記親局への通信所要時間と前記他の第1の子局に対応する他の第1の長さに起因する前記他の第1の子局から前記親局への通信所要時間との相違よりも小さくなるように、前記一つの第1の子局から前記親局の前記信号処理部への信号と前記他の第1の子局から前記親局の前記信号処理部への信号の少なくとも一方に遅延量を付与することを特徴とする無線基地局装置。
  2. 前記上りリンク遅延付与部は、
    前記第1の子局から前記親局の前記信号処理部への信号の到達時間と前記第2の子局から前記親局の前記信号処理部への信号の到達時間との相違が、移動端末から前記第1の子局を経る前記親局への通信所要時間と他の移動端末から前記第2の子局を経る前記親局への通信所要時間との相違よりも大きくなるように、前記第1の子局から前記親局の前記信号処理部への信号と前記第2の子局から前記親局の前記信号処理部への信号の少なくとも一方に遅延量を付与する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線基地局装置。
  3. 前記基地局本体は、上りリンクの信号および前記上りリンク遅延付与部が付与する前記遅延量に基づいて、信号の送信元の子局を判定する子局判定部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線基地局装置。
  4. 子局から前記親局の前記信号処理部への上りリンクの信号の到達時間と、前記親局の前記信号処理部からその子局への下りリンクの信号の到達時間が一致するように、前記親局がその子局へ送信する信号に遅延量を付与する下りリンク遅延付与部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の無線基地局装置。
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