JP4451466B2 - 位置推定装置及び位置推定方法 - Google Patents

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Description

無線端末と通信を行うための複数のアンテナが設けられた位置推定装置及び位置推定方法に関する。
従来、カバーエリア内に在圏する無線端末と通信を行うための複数のアンテナが設けられた基地局が知られている。例えば、複数の無線エリア(セクタ)毎にアンテナが設けられた基地局が知られている(例えば、特許文献1)。
各アンテナは、基地局の本体部と接続されており、基地局の本体部は、アンテナが接続されるインターフェースの識別子などによって、どのアンテナによって無線端末からの信号が受信されたかを把握することが可能である。すなわち、基地局の本体部は、どの無線エリアに無線端末が在圏しているかを把握することが可能である。
一方で、複数の基地局を管理する無線制御局は、各基地局が管轄する無線エリアの位置情報を管理している。無線制御局は、無線端末が在圏する無線エリアの識別子などを基地局から受信することによって、無線端末が在圏する無線エリアを特定する。これによって、無線制御局は、無線端末の位置情報を無線エリアレベルで把握することが可能である。
特開2005−191653号公報
ところで、基地局を設置することが難しいエリア(例えば、地下鉄駅構内やビル内)においても、無線端末を利用したいという要望がある。この要望を実現するために、基地局を設置することが難しいエリアにアンテナのみを設置して、アンテナを接続線によって基地局の本体部と接続することが考えられる。
このようなケースでは、物理的に離れた複数のエリア内にそれぞれアンテナを設置して、複数のアンテナを一つの基地局の本体部と接続する必要が生じることが考えられる。また、接続線の引き回しを考慮した場合に、複数のアンテナによって共用される接続線で基地局の本体部と分配器とを接続した上で、分配器と各アンテナとを複数の接続線によって接続する必要が生じることも考えられる。
ここで、アンテナは、アンテナ(エリア)を識別する識別子などを無線端末からの信号に付加する機能を有していない。従って、複数のアンテナによって共用される接続線で基地局の本体部と分配器とを接続すると、どのアンテナを介して無線端末からの信号を受信したかを把握することができない。
従って、複数のアンテナによって共用される接続線で基地局の本体部と分配器とを接続すると、無線端末の位置を推定することができなくなってしまう。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、複数のアンテナによって共用される接続線で基地局の本体部と分配器とを接続する必要がある場合であっても、無線端末の位置を推定することを可能とする位置推定装置及び位置推定方法を提供することを目的とする。
本発明の一の特徴では、無線端末と通信を行うための複数のアンテナに分配器を介して接続される本体部を備えた基地局を含む無線通信システムにおいて、前記無線端末の位置を推定する位置推定装置は、前記無線端末からの信号の遅延量に応じて、前記複数のアンテナの中から、前記無線端末からの信号を受信したアンテナを識別して、前記無線端末の位置を推定する位置推定部を備え、前記本体部は、前記複数のアンテナによって共用される接続線である共用接続線によって前記分配器と接続されており、前記分配器は、前記複数のアンテナによって個別に用いられる接続線である複数の個別接続線によって前記複数のアンテナと接続されており、前記複数のアンテナは、異なる無線エリアをそれぞれ管轄していることを要旨とする。
かかる特徴によれば、位置推定部は、無線端末からの信号の遅延量に応じて、複数のアンテナの中から、無線端末からの信号を受信したアンテナを識別する。従って、基地局の本体部と分配器とを共用接続線で接続する必要がある場合であっても、無線端末からの信号を受信したアンテナを識別することができ、無線端末の位置を推定することができる。これによって、無線端末の位置推定を実現させながら、アンテナの配置や接続線の引き回しの自由度が向上させることができる。
本発明の上述した特徴において、前記複数のアンテナは、物理的に離れた無線エリアをそれぞれ管轄していることが好ましい。
本発明の上述した特徴において、前記複数の個別接続線のうち、いずれかの個別接続線には、前記無線端末からの信号を遅延させる遅延線が設けられていることが好ましい。
本発明の上述した特徴において、位置推定装置は、前記無線端末に対して送信する下り方向データが、制御データであるか、ユーザデータであるかを判定する判定部と、前記下り方向データが前記制御データである場合に、前記遅延線が設けられた前記個別接続線を介する経路を用いることを決定する決定部をさらに備えることが好ましい。
本発明の一の特徴では、無線端末と通信を行うための複数のアンテナに分配器を介して接続される本体部を備えた基地局を含む無線通信システムにおいて、前記無線端末の位置を推定する位置推定方法は、前記無線端末からの信号の遅延量に応じて、前記複数のアンテナの中から、前記無線端末からの信号を受信したアンテナを識別して、前記無線端末の位置を推定するステップを含み、前記本体部は、前記複数のアンテナによって共用される接続線である共用接続線によって前記分配器と接続されており、前記分配器は、前記複数のアンテナによって個別に用いられる接続線である複数の個別接続線によって前記複数のアンテナと接続されており、前記複数のアンテナは、異なる無線エリアをそれぞれ管轄していることを要旨とする。
本発明によれば、基地局の本体部と分配器とを1本の接続線で接続する必要がある場合であっても、無線端末の位置を推定することを可能とする位置推定装置及び位置推定方法を提供することができる。
以下において、本発明の実施形態に係る無線通信システムについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1実施形態]
(無線通信システムの構成)
以下において、第1実施形態に係る無線通信システムの構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る無線通信システムの構成を示す図である。
図1に示すように、無線通信システムは、複数の無線端末10(例えば、無線端末10A及び無線端末10B)と、基地局20と、無線制御局30と、コアネットワーク40とを有する。
無線端末10は、回線交換を用いた通信、パケット交換を用いた通信などを行う。回線交換を用いた通信としては、即時性が要求される音声通信などが挙げられる。パケット交換を用いた通信としては、即時性が要求される音声通信(例えば、SIPを用いた音声通信)、即時性が要求されないデータ通信などが挙げられる。
無線端末10は、自端末が在圏する無線エリア内に設けられた基地局20のアンテナを介して通信を行う。例えば、無線端末10Aは、無線エリア#1に在圏しており、後述するアンテナ21Aを介して通信を行う。一方で、無線端末10Bは、無線エリア#2に在圏しており、後述するアンテナ21Bを介して通信を行う。
基地局20は、無線端末10と無線通信を行う。具体的には、基地局20は、複数のアンテナ21(アンテナ21A及びアンテナ21B)と、分配器22と、送受信機23と、本体部24とを有する。
各アンテナ21は、異なる無線エリアをそれぞれ管轄している。また、各無線エリアは、物理的に離れている。例えば、アンテナ21Aは、無線エリア#1を管轄しており、無線エリア#1に在圏する無線端末10Aと無線通信を行う。一方で、アンテナ21Bは、無線エリア#2を管轄しており、無線エリア#2に在圏する無線端末10Bと無線通信を行う。なお、無線エリア#1及び無線エリア#2は、一のセル(セル#1)を構成する。
分配器22は、複数の接続線51(接続線51A及び接続線51B)によって複数のアンテナ21とそれぞれ接続されている。接続線51は、複数のアンテナ21によって個別に用いられる接続線である。また、分配器22は、接続線52によって本体部24(送受信機23)と接続されている。接続線52は、複数のアンテナ21によって共用される接続線である。
このように、分配器22は、本体部24から延びる接続線52を複数の接続線51に分岐させて、各アンテナ21と本体部24(送受信機23)とを中継する。
送受信機23は、各アンテナ21を介して各種信号(データ)を無線端末10から受信する。また、送受信機23は、各アンテナ21を介して各種信号(データ)を無線端末10に送信する。
本体部24は、無線端末10から受信した各種信号(データ)を無線制御局30に送信する。また、本体部24は、無線制御局30から受信した各種信号(データ)を無線端末10に送信する。
無線制御局30は、基地局20及びコアネットワーク40に接続されており、無線端末10と基地局20との間における無線リソースの制御を行う。例えば、無線制御局30は、QoS(Quolity of Service)制御や送信電力制御(アウターループ)などを行う。なお、無線制御局30の詳細については後述する(図2を参照)。
コアネットワーク40は、回線交換網に接続するための交換機(MSC)、パケット交換網と接続するためのゲートウェイ(GGSN)などを含む。
(無線制御局の構成)
以下において、第1実施形態に係る無線制御局の構成について、図面を参照しながら説明する。図2は、第1実施形態に係る無線制御局30の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、無線制御局30は、通信部31と、伝送遅延取得部32と、位置情報DB33と、位置情報取得部34とを有する。
通信部31は、基地局20を介して無線端末10から各種信号(データ)を受信する。無線端末10から受信する信号(データ)には、その信号(データ)を無線端末10が送信した時刻(送信時刻)を特定可能な情報が含まれている。また、通信部31は、回線交換やパケット交換によってコアネットワーク40からユーザデータを受信する。例えば、ユーザデータは、回線交換によって送受信される音声データ、パケット交換によって送受信される音声パケット、パケット交換によって送受信されるデータパケットなどである。
通信部31は、基地局20を介して無線端末10に各種データを送信する。例えば、通信部31は、回線交換やパケット交換で用いる制御信号を無線端末10に送信する。また、通信部31は、コアネットワーク40から取得したユーザデータを無線端末10に送信する。
伝送遅延取得部32は、無線端末10からの信号(データ)の遅延量を取得する。例えば、伝送遅延取得部32は、信号(データ)の送信時刻と現在時刻とを比較して、無線端末10からの信号(データ)の遅延量を取得する。
位置情報DB33は、基地局20に設けられた各アンテナ21(無線エリア)の位置情報を記憶する。具体的には、位置情報DB33は、図3に示す位置情報テーブルを記憶する。
図3に示すように、位置情報テーブルでは、基地局20に設けられた送受信機23の識別子、無線エリアの識別子、遅延範囲(msec)及び位置情報が対応付けられている。
ここで、遅延範囲とは、無線エリアに在圏する無線端末10からの信号(データ)の遅延量として想定される範囲である。遅延範囲は、アンテナ21と分配器22とを接続する接続線51の長さ、分配器22と送受信機23とを接続する接続線52の長さなどに応じて予め定められている。
また、位置情報とは、各アンテナ21が管轄する無線エリアの位置を示している。例えば、位置情報は、無線エリアの中心を示す経緯座標である。
位置情報取得部34は、伝送遅延取得部32によって取得された遅延量に基づいて、無線端末10が用いたアンテナ21、すなわち、無線端末10が在圏する無線エリアを推定する。続いて、位置情報取得部34は、推定された無線エリアに対応する位置情報を、無線端末10の位置を示す情報として取得する。
例えば、無線端末10からの信号(データ)の遅延量が20〜25msecの範囲内であれば、無線端末10が在圏する無線エリアが無線エリア#1であると推定される。したがって、無線端末10の位置を示す情報として、(N37°,E135°)が取得される。
一方で、無線端末10からの信号(データ)の遅延量が10〜15msecの範囲内であれば、無線端末10が在圏する無線エリアが無線エリア#2であると推定される。したがって、無線端末10の位置を示す情報として、(N37°,E136°)が取得される。
(無線通信システムの動作)
以下において、第1実施形態に係る無線通信システムの動作について、図面を参照しながら説明する。図4は、第1実施形態に係る無線通信システムの動作を示すシーケンス図である。
図4に示すように、ステップ10において、無線端末10は、送信時刻を特定可能な情報を含む信号(データ)を基地局20に設けられたアンテナ21に送信する。
ステップ11において、基地局20は、無線端末10からの信号(データ)を無線制御局30に送信する。
ステップ12において、無線制御局30は、送信時刻と現在時刻とを比較して、無線端末10からの信号(データ)の遅延量を取得する。
ステップ13において、無線制御局30は、位置情報テーブルを参照して、ステップ12で取得された遅延量に対応する無線エリアを取得する。無線制御局30は、遅延量に対応する位置情報を無線端末10の位置を示す情報として取得する。
ステップ14において、無線制御局30は、ステップ13で取得した位置情報を基地局20に送信する。ステップ15において、基地局20は、無線制御局30から受信した位置情報を無線端末10に送信する。
(作用及び効果)
第1実施形態に係る無線通信システム(無線制御局30)によれば、位置情報取得部34は、無線端末10からの信号の遅延量に応じて、基地局20に設けられた複数のアンテナ21の中から、無線端末10からの信号を受信したアンテナ21を識別する。従って、基地局20(本体部24)と分配器22とを共用接続線(接続線52)で接続する必要がある場合であっても、無線端末10からの信号を受信したアンテナを識別することができ、無線端末10の位置を推定することができる。これによって、無線端末10の位置推定を実現させながら、アンテナの配置や接続線の引き回しの自由度が向上させることができる。
[第2実施形態]
以下において、第2実施形態について図面を参照しながら説明する。以下においては、上述した第1実施形態と第2実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、上述した第1実施形態では特に触れていないが、第2実施形態では、基地局20は、複数の送受信機23を有しており、複数のセルを管轄している。また、第2実施形態では、複数の接続線51のうち、所定の接続線51に遅延線が設けられている。
(無線通信システムの構成)
以下において、第2実施形態に係る無線通信システムの構成について、図面を参照しながら説明する。図5は、第2実施形態に係る無線通信システムの構成を示す図である。
図5に示すように、基地局20は、複数の分配器22(分配器22A及び分配器22B)と、複数の送受信機23(送受信機23A及び送受信機23B)を有している。
分配器22Aは、接続線52Aによって送受信機23Aと接続されている。分配器22Aは、セル#1の無線エリア#1を管轄するアンテナ21Aと接続線51Aによって接続されている。同様に、分配器22Aは、セル#1の無線エリア#2を管轄するアンテナ21Bと接続線51Bによって接続されている。
分配器22Bは、接続線52Bによって送受信機23Bと接続されている。分配器22Bは、セル#2の無線エリア#1を管轄するアンテナ21Cと接続線51Cによって接続されている。同様に、分配器22Aは、セル#2の無線エリア#2を管轄するアンテナ21Dと接続線51Dによって接続されている。
ここで、接続線51A〜接続線51Dは、複数のアンテナ21によって個別に用いられる接続線である。接続線52A及び接続線52Bは、複数のアンテナ21によって共用される接続線である。
接続線51A及び接続線51Cには、遅延量を意図的に増大するための遅延線61(遅延線61A及び遅延線61C)が設けられている。なお、遅延線61A及び遅延線61Cの長さは異なっていてもよいことは勿論である。
また、遅延線61Aが設けられた接続線の長さ及び遅延線61Cが設けられた接続線の長さは、セル#1及びセル#2と他セルとの間で混同が生じることを防止するために、他セルで用いられる接続線よりも十分に長いことが好ましい。例えば、他セルで用いられる接続線が3km程度である場合には、接続線51Aの長さ及び接続線51Cの長さは、遅延線61A及び遅延線61Cによって30km程度であることが好ましい。
(作用及び効果)
第2実施形態に係る無線通信システム(無線制御局30)によれば、複数の接続線51のうち、いずれかの接続線51に遅延線61が設けられている。従って、複数の接続線51が略等しい場合であっても、無線端末10からの信号(データ)の遅延量を意図的に増大させて、無線端末10が用いたアンテナ21の特定を容易とすることができる。
[第3実施形態]
以下において、第3実施形態について図面を参照しながら説明する。以下においては、上述した第1実施形態及び第2実施形態と第3実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、上述した実施形態では、各無線エリアに設けられたアンテナ21には、単数の接続線51が接続されている。これに対して、第3実施形態では、各無線エリアに設けられたアンテナ21には、複数の接続線51が接続されている。
(無線通信システムの構成)
以下において、第3実施形態に係る無線通信システムの構成について、図面を参照しながら説明する。図6は、第3実施形態に係る無線通信システムの構成を示す図である。
図6に示すように、各無線エリアに設けられたアンテナ21には、複数の接続線51が接続されている。
分配器22Aは、接続線52Aによって送受信機23と接続されている。分配器22Aは、接続線51A〜接続線51Cによって、無線エリア#1〜無線エリア#3を管轄するアンテナ21A〜アンテナ21Cと接続されている。ここで、接続線51A〜接続線51Cには、遅延量を意図的に増大するための遅延線61A〜遅延線61Cが設けられている。なお、遅延線61A〜遅延線61Cの長さは異なっていてもよいことは勿論である。
分配器22Bは、接続線52Bによって送受信機23と接続されている。分配器22Bは、接続線51D〜接続線51Fによって、無線エリア#1〜無線エリア#3を管轄するアンテナ21A〜アンテナ21Cと接続されている。なお、接続線51D〜接続線51Fには、遅延線61が設けられていない。
このように、第3実施形態では、各無線エリアに設けられたアンテナ21には、遅延線61が設けられた接続線51及び遅延線61が設けられていない接続線51が接続されている。
(無線制御局の構成)
以下において、第3実施形態に係る無線制御局の構成について、図面を参照しながら説明する。図7は、第3実施形態に係る無線制御局30の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、無線制御局30は、図2に示した構成に加えて、判定部35と、指示部36とを有する。
判定部35は、無線端末10に下り方向データを送信する際に、下り方向データが制御データであるか、ユーザデータであるかを判定する。
指示部36は、下り方向データが制御データである場合には、遅延線61が設けられた接続線51を介する経路を用いて、下り方向データ(制御データ)を送信することを決定する。具体的には、指示部36は、遅延線61が設けられた接続線51を介する経路を指定する情報を通信部31に入力する。
一方で、指示部36は、下り方向データがユーザデータである場合には、遅延線61が設けられていない接続線51を介する経路を用いて、下り方向データ(ユーザ)を送信することを決定する。具体的には、指示部36は、遅延線61が設けられていない接続線51を介する経路を指定する情報を通信部31に入力する。
通信部31は、指示部36によって決定された経路を指定する情報を下り方向データとともに基地局20に送信する。
(無線通信システムの動作)
以下において、第3実施形態に係る無線通信システムの動作について、図面を参照しながら説明する。図8は、第3実施形態に係る無線通信システムの動作を示すシーケンス図である。
図8に示すように、ステップ20において、無線制御局30は、コアネットワーク40から下り方向データを受信する。
ステップ21において、無線制御局30は、下り方向データが制御データであるか否かを判定する。無線制御局30は、下り方向データが制御データである場合には、ステップ22に移る。一方で、無線制御局30は、下り方向データがユーザデータである場合には、ステップ25に移る。
ステップ22において、無線制御局30は、遅延線61が設けられた接続線51を介する経路を用いると決定する。
ステップ23において、無線制御局30は、下り方向データ(制御データ)とともに、ステップ22で決定した経路を指定する情報を基地局20に送信する。
ステップ24において、基地局20は、遅延線61が設けられた接続線51を介する経路を用いて、下り方向データ(制御データ)を無線端末10に送信する。
ステップ25において、無線制御局30は、遅延線61が設けられていない接続線51を介する経路を用いると決定する。
ステップ26において、無線制御局30は、下り方向データ(ユーザデータ)とともに、ステップ25で決定した経路を指定する情報を基地局20に送信する。
ステップ27において、基地局20は、遅延線61が設けられていない接続線51を介する経路を用いて、下り方向データ(ユーザデータ)を無線端末10に送信する。
(作用及び効果)
第3実施形態に係る無線通信システム(無線制御局30)によれば、無線制御局30は、下り方向データが制御データである場合に、無線制御局30は、遅延線61が設けられた接続線51を介する経路を用いると決定する。一方で、無線制御局30は、下り方向データがユーザデータである場合に、無線制御局30は、遅延線61が設けられていない接続線51を介する経路を用いると決定する。
従って、ユーザデータの品質劣化、特に、即時性が要求されるユーザデータの品質劣化を抑制しながら、無線端末10が用いたアンテナ21、すなわち、無線端末10が在圏する無線エリアを特定することができる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上述した実施形態では、位置推定装置は無線制御局30であるものとして説明したが、これに限定されるものではない。具体的には、位置推定装置は基地局20であってもよい。また、無線制御局30の一部の機能(例えば、遅延量の取得機能)のみを基地局20が有していてもよい。
上述した実施形態では、無線制御局30は、送信時刻と現在時刻とを比較して、無線端末10からの信号(データ)の遅延量を取得するが、これに限定されるものではない。具体的には、無線端末10がコアネットワーク40側に送信した信号に応じて、コアネットワーク40側が無線端末10に送信する信号の折り返し時間(RTT;Round Trip Time)などによって、無線端末10が遅延量を取得してもよい。
この場合には、無線端末10は、折り返し時間などによって取得した遅延量を無線制御局30に通知する。
なお、コアネットワーク40側に設けられたHLR(又は、VLR)に無線端末10の位置を登録する際に用いる信号、無線端末10が通信を開始する際に用いる信号などを利用して、無線端末10は、遅延量を取得することも可能である。
上述した実施形態では、無線制御局の本体部とアンテナとを接続する接続線に遅延線を設けることによって、物理的に遅延量を異ならせているが、これに限定されるものではない。具体的には、無線制御局の本体部とアンテナとを接続する接続線(又は、分配器)に遅延回路などを設けることによって、ソフト的に遅延量を異ならせてもよい。
第1実施形態に係る無線通信システムの構成を示す図である。 第1実施形態に係る無線制御局30の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る位置情報テーブルの一例を示す図である。 第1実施形態に係る無線通信システムの動作を示すシーケンス図である。 第2実施形態に係る無線通信システムの構成を示す図である。 第3実施形態に係る無線通信システムの構成を示す図である。 第3実施形態に係る無線制御局30の構成を示すブロック図である。 第3実施形態に係る無線通信システムの動作を示すシーケンス図である。
符号の説明
10・・・無線端末、20・・・基地局、21・・・アンテナ、22・・・分配器、23・・・送受信機、24・・・本体部、30・・・無線制御局、31・・・通信部、32・・・伝送遅延取得部、33・・・位置情報DB、34・・・位置情報取得部、35・・・判定部、36・・・指示部、40・・・コアネットワーク、51・・・接続線、52・・・接続線、61・・・遅延線

Claims (3)

  1. 無線端末と通信を行うための複数のアンテナに分配器を介して接続される本体部を備えた基地局を含む無線通信システムにおいて、前記無線端末の位置を推定する位置推定装置であって、
    前記無線端末からの信号の遅延量に応じて、前記複数のアンテナの中から、前記無線端末からの信号を受信したアンテナを識別して、前記無線端末の位置を推定する位置推定部とを備え、
    前記本体部は、前記複数のアンテナによって共用される接続線である共用接続線によって前記分配器と接続されており、
    前記分配器は、前記複数のアンテナによって個別に用いられる接続線である複数の個別接続線によって前記複数のアンテナと接続されており、
    前記複数のアンテナは、異なる無線エリアをそれぞれ管轄しており、
    前記複数の個別接続線のうち、いずれかの個別接続線には、前記無線端末からの信号を遅延させる遅延線が設けられており、
    前記無線端末に対して送信する下り方向データが、制御データであるか、ユーザデータであるかを判定する判定部と、
    前記下り方向データが前記制御データである場合に、前記遅延線が設けられた前記個別接続線を介する経路を用いることを決定する決定部とをさらに備えることを特徴とする位置推定装置。
  2. 前記複数のアンテナは、物理的に離れた無線エリアをそれぞれ管轄していることを特徴とする請求項1に記載の位置推定装置。
  3. 無線端末と通信を行うための複数のアンテナに分配器を介して接続される本体部を備えた基地局を含む無線通信システムにおいて、前記無線端末の位置を推定する位置推定方法であって、
    前記無線端末からの信号の遅延量に応じて、前記複数のアンテナの中から、前記無線端末からの信号を受信したアンテナを識別して、前記無線端末の位置を推定するステップを含み、
    前記本体部は、前記複数のアンテナによって共用される接続線である共用接続線によって前記分配器と接続されており、
    前記分配器は、前記複数のアンテナによって個別に用いられる接続線である複数の個別接続線によって前記複数のアンテナと接続されており、
    前記複数のアンテナは、異なる無線エリアをそれぞれ管轄しており、
    前記複数の個別接続線のうち、いずれかの個別接続線には、前記無線端末からの信号を遅延させる遅延線が設けられており、
    前記無線端末に対して送信する下り方向データが、制御データであるか、ユーザデータであるかを判定するステップと、
    前記下り方向データが前記制御データである場合に、前記遅延線が設けられた前記個別接続線を介する経路を用いることを決定するステップとをさらに含むことを特徴とする位置推定方法。
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