JP5389146B2 - 体液吸引装置 - Google Patents

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本発明は、吸引チューブと吸引ポンプとを吸引流路を介して接続するとともに、吸引流路の中途部に収集タンクを設け、吸引チューブで呼気とともに吸引した体液を収集タンクに収集する体液吸引装置に関するものである。
従来より、患者の痰や唾液などの体液を吸引除去するために、吸引ポンプに接続した吸引チューブで体液を吸引するように構成した体液吸引装置が医療・介護用途等で広く利用されている。
この体液吸引装置としては、1分間当たり数リットル程度の比較的多い吸引流量で体液を短時間で吸引するように構成したものが知られている。
しかしながら、比較的多い吸引流量で体液を短時間で吸引するように構成した体液吸引装置では、人工呼吸器を装着した患者の場合、切開した気管に取付けられた気管カニューレから人工呼吸器を一旦取外した後に気管カニューレに体液吸引装置の吸引チューブを挿入して吸引除去を行うといった体液の吸引除去作業を数時間おきに行う必要があり、介護者が患者に一晩中つきっきりで体液の吸引除去作業を行わなければならず、介護者の負担が大きく使い勝手が良好とは言えない装置となっていた。
そこで、本発明者は、従来の体液吸引装置に改良を施して、1分間当たり数百ミリリットル程度の比較的少ない吸引流量で体液を連続して吸引することができる体液吸引装置を開発している(特許文献1参照。)。
特開2007−307185号公報
ところが、上記体液吸引装置を用いて比較的少ない吸引流量で体液を連続して吸引する場合には、体液だけでなく呼気をも吸引することになる。この呼気には多量の水分が含まれており、吸引直後は体温とほぼ等しい温度であるために気体の状態で吸引されるが、体液吸引装置の内部では室温とほぼ等しい温度まで冷却されるために凝縮して結露が生じ、体液吸引装置の内部を劣化させたり腐食させてしまい、体液吸引装置を故障させてしまうおそれがあった。
そこで、請求項1に係る本発明では、吸引チューブと吸引ポンプとを吸引流路を介して接続するとともに、吸引流路の中途部に収集タンクを設け、吸引チューブで呼気とともに吸引した体液を収集タンクに収集する体液吸引装置において、吸引流路に、呼気を凝縮させて生じた水分を収集タンクに排出するための凝縮機構を設けることにした。
また、請求項2に係る本発明では、前記請求項1に係る本発明において、前記吸引流路の凝縮機構よりも下流側に呼気を昇温させるための昇温機構を設けることにした。
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
すなわち、本発明では、吸引チューブと吸引ポンプとを吸引流路を介して接続するとともに、吸引流路の中途部に収集タンクを設け、吸引チューブで呼気とともに吸引した体液を収集タンクに収集する体液吸引装置において、吸引流路に、呼気を凝縮させて生じた水分を収集タンクに排出するための凝縮機構を設けているために、体液とともに吸引した呼気に含まれる水分を除去することができるので、体液吸引装置の内部での結露の発生を抑制し、体液吸引装置の内部の劣化や腐食などによる故障を防止することができる。
特に、吸引流路の凝縮機構よりも下流側に呼気を昇温させるための昇温機構を設けた場合には、昇温により相対湿度を低減することができるので、体液吸引装置の内部での結露の発生を防止することができる。
本発明に係る体液吸引装置を模式的に示す説明図。 凝縮機構を示す正面図(a)、正面断面図(b)、側面断面図(c)。 他の凝縮機構を示す側面断面図。 他の凝縮機構を示す側面断面図。
以下に、本発明に係る体液吸引装置の具体的な構成について図面を参照しながら説明する。
図1に模式的に示すように、体液吸引装置1は、吸引チューブ2と吸引ポンプ3とを吸引流路4を介して接続するとともに、吸引流路4の中途部に上流側から収集タンク5と凝縮機構6とフィルター7とを介設している。
この体液吸引装置1は、吸引ポンプ3の吸引力(負圧力)によって吸引チューブ2で患者の痰や唾液などの体液を呼気とともに吸引し、吸引した体液を収集タンク5に収容する。なお、使用に際しては、吸引チューブ2の先端部に専用のカテーテルを接続して患者の咽喉部に挿入される。
収集タンク5は、上部を開口した中空瓶状のタンク本体8に蓋体9を密閉状に取付け、蓋体9に吸引チューブ2の基端部を挿通させるとともに、蓋体9に凝縮機構6の上流側パイプ10の先端部を挿通させている。
そして、吸引チューブ2で呼気とともに吸引した体液は、タンク本体8の内部に収集され、呼気は下流側の凝縮機構6へと吸引されるようになっている。
凝縮機構6は、上流側パイプ10の基端部を凝縮器11の上流側に取付けるとともに、凝縮器11の下流側に下流側パイプ12の基端部を取付けている。
凝縮器11は、図2に示すように、中空円筒管状の流路管13の外周部に複数枚の放熱用のフィン14を放射状に形成するとともに、流路管13の内周部に流路管13の伸延方向に沿って複数の突起15と溝16とを円周方向に交互に形成し、流路管13の上流側端部及び下流側端部に中空円筒管状の連結管17,18を取付け、連結管17,18に上流側パイプ10及び下流側パイプ12の基端部を接続している。
凝縮機構6は、上流側パイプ10を下流側パイプ12よりも短くして、凝縮器11の上流側が下流側よりも低くなるように傾斜状にして収集タンク5とフィルター7との間に介設している。
そして、吸引チューブ2で体液とともに吸引した呼気は、収集タンク5を通過した後に、凝縮器11を通過し、その時に、凝縮器11の内周部の突起15に接触し、凝縮器11の内周部の突起15と外周部のフィン14の作用で冷却されるようになっている。呼気は、患者の体内から吸引されているために、多量の水分を含んだ気体となっているために、凝縮器11で冷却されることで、呼気に含まれる水分が凝縮されて液体となる。その液体は、凝縮器11が上流側に向けて傾斜していることから、凝縮器11の内周部の溝16に沿って上流側へ向けて流れ出て、上流側パイプ10を通過して収集タンク5へと排出される。排出された液体は体液とともに収集タンク5に収容される。
凝縮機構6は、図2に示す凝縮器11の構成に限定されるものではなく、体液とともに吸引された呼気を凝縮して液体として収集タンク5に排出できればよい。たとえば、図3(a)に示すように、上流側パイプ10と下流側パイプ12との間に多孔質体からなる凝縮器24を介設し、多孔質体を通過する際の圧力変化によって呼気を凝縮する構成としてもよい。また、図3(b)に示すように、上流側パイプ10と下流側パイプ12との間に小径の開口25と大径の開口26とを複数個交互に形成した凝縮器27を介設し、開口25,26を通過する際の流速の変化に伴う圧力変化によって呼気を凝縮する構成としてもよい。なお、ペルチェ素子等の冷却器を用いて呼気を冷却して凝縮する構成としてもよい。
さらに、凝縮機構6は、上流側パイプ10と下流側パイプ12の間に設けた場合に限定されるものではなく、吸引流路4の中途部に設ければよい。たとえば、図4に示すように、収集タンク5の内部において吸引チューブ2の基端部に凝縮器28を設けた構成としてもよい。この凝縮器28は、吸引チューブ2の基端部に吸引チューブ2よりも小径の連通パイプ29の基端部を接続するとともに、連通パイプ29の先端部を多孔質体30の上部に埋設し、吸引チューブ2から連通パイプ29に流れる際の流速変化に伴う圧力変化と多孔質体30の内部での圧力変化によって呼気を凝縮して液体として収集タンク5に排出するように構成している。
フィルター7は、上部を開口した中空瓶状のケーシング19に蓋体20を密閉状に取付けるとともに、ケーシング19の内側上部に膜状のフィルター本体21を交換可能に取付け、蓋体20とフィルター本体21に凝縮機構6の下流側パイプ12の先端部を挿通させ、蓋体20だけに吸引ポンプ3の吸引パイプ22の先端部を挿通させている。
また、フィルター7は、ケーシング19にヒーター等からなる昇温機構23を取付けて、昇温機構23で内部を加熱できるようにしている。
凝縮機構6を通過した呼気は、フィルター本体21を通過して吸引ポンプ3に吸引される。その際に、昇温機構23でフィルター7の内部を加熱することで、フィルター7の内部の相対湿度を下げるようにしている。
なお、昇温機構23は、吸引流路4の凝縮機構6よりも下流側(フィルター7や吸引ポンプ3など)に取付けており、フィルター7だけでなく、吸引ポンプ3に取付けてもよい。また、吸引流路4の凝縮機構6よりも下流側に温度センサーを設けて、体温(たとえば、36℃)との温度差が一定以上となった場合に昇温機構23を駆動するようにしてもよい。
体液吸引装置1は、以上に説明したように構成しており、吸引ポンプ3を駆動すると、吸引チューブ2で患者の咽喉部から呼気とともに体液を吸引し、まず、体液が収集タンク5に収容され、次に、呼気が凝縮機構6で凝縮されて呼気中の水分が収集タンク5に収容され、含水率が低くなった気体状の呼気がフィルター7を介して吸引ポンプ3で吸引されるようになっている。
このように、上記体液吸引装置1は、吸引チューブ2と吸引ポンプ3とを吸引流路4を介して接続するとともに、吸引流路4の中途部に収集タンク5を設け、吸引チューブ2で呼気とともに吸引した体液を収集タンク5に収集するように構成している。
特に上記体液吸引装置1では、吸引流路4に、呼気を凝縮させて生じた水分を収集タンク5に排出するための凝縮機構6を設けた構成となっている。
そのため、上記構成の体液吸引装置1では、体液とともに吸引した呼気に含まれる水分を除去することができるので、体液吸引装置1の内部での結露の発生を抑制し、体液吸引装置1の内部の劣化や腐食などによる故障を防止することができる。
また、上記体液吸引装置1では、吸引流路4の凝縮機構6よりも下流側に呼気を昇温させるための昇温機構23を設けた構成となっている。
そのため、上記構成の体液吸引装置1では、昇温により相対湿度を低減することができ、体液吸引装置1の内部での結露の発生を防止することができる。
1 体液吸引装置 2 吸引チューブ
3 吸引ポンプ 4 吸引流路
5 収集タンク 6 凝縮機構
7 フィルター 8 タンク本体
9 蓋体 10 上流側パイプ
11 凝縮器 12 下流側パイプ
13 流路管 14 フィン
15 突起 16 溝
17,18 連結管 19 ケーシング
20 蓋体 21 フィルター本体
22 吸引パイプ 23 昇温機構
24 凝縮器 25,26 開口
27 凝縮器 28 凝縮器
29 連通パイプ 30 多孔質体

Claims (2)

  1. 吸引チューブと吸引ポンプとを吸引流路を介して接続するとともに、吸引流路の中途部に収集タンクを設け、吸引チューブで呼気とともに吸引した体液を収集タンクに収集する体液吸引装置において、
    吸引流路に、呼気を凝縮させて生じた水分を収集タンクに排出するための凝縮機構を設けたことを特徴とする体液吸引装置。
  2. 前記吸引流路の凝縮機構よりも下流側に呼気を昇温させるための昇温機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載の体液吸引装置。
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