JP5388437B2 - 相変化インク - Google Patents

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Description

本明細書では、非極性インクビヒクル全体に実質的に均一に分散された着色剤を有する相変化またはホットメルトインクなどのインクについて記述する。
本明細書で、実施形態において示した相変化インク組成物は室温、例えば約20℃〜約27℃で固体であり、インクジェット印刷プロセス、特に圧電および音響インクジェット印刷プロセスに対し適している。
実施形態では、相変化インクは、インクビヒクルと、着色剤と、少なくとも1つのトリアミドを有する少なくとも1つの分散剤と、少なくとも1つのビスウレタンと、を含む。また、そのような相変化インクを製造する方法も開示する。
インクジェット装置は当技術分野において公知である。米国特許第6,547,380号において記述されているように、インクジェット印刷システムには一般に2つの型、連続ストリーム(continuous stream)およびドロップオンデマンド(drop−on−demand)がある。連続ストリームインクジェットシステムでは、インクは少なくとも1つのオリフィスまたはノズルを通して加圧下、連続ストリームで噴射される。ドロップオンデマンドシステムでは、液滴がデジタルデータ信号に従い、オリフィスから直接、記録媒体上の定位置に放出される。1つの型のドロップオンデマンドシステムは、主な構成要素として、一端にノズルを有し、他端付近に圧力パルスを発生させるための圧電変換器を有するインク充填チャネルまたは通路を備える圧電装置である。別の型のドロップオンデマンドシステムは音響インク印刷として公知である。公知のように、音響ビームは、衝突する物体に放射圧を働かせる。さらに別の型のドロップオンデマンドシステムは熱インクジェット、またはバブルジェット(登録商標)として公知であり、高速液滴を発生させる。デジタル情報を示す印刷信号は、オリフィスまたはノズル付近の、各インク通路内の抵抗層内で電流パルスを発生させ、すぐ近くのインクビヒクル(通常は水)をほとんど瞬時に蒸発させ、気泡を生成させる。オリフィスのインクは気泡が膨張するにつれ、推進された液滴として強制的に排出される。
米国特許第6,547,380号公報
インクジェット印刷プロセス、特に圧電および音響インクジェット印刷プロセスに適した相変化インク組成物を提供する。
本発明は、インクビヒクルと、少なくとも1つの着色剤と、少なくとも1つのトリアミドと、少なくとも1つのビスウレタンと、を含む相変化インクである。
また、本発明は、インクビヒクルと、少なくとも1つの着色剤と、少なくとも1つのトリアミドと、少なくとも1つのビスウレタンと、含む少なくとも1つの相変化インクと、インクジェットヘッドを含むインクジェット装置と、を備えるインクジェットシステムである。
また、本発明は、押し出し工程と溶融混合工程とを、含み、前記押し出し工程は、少なくとも1つのトリアミドと少なくとも1つのビスウレタンと少なくとも1つの着色剤とを混合して混合物を形成させることにより1つの容器内で顔料分散混合物を調製する工程と、前記混合物を押し出し機に導入する工程と、前記混合物を押し出す工程とを含み、前記溶融混合工程は、前記押し出した混合物を、インクビヒクルを含む別のインク成分と共に溶融混合しインクを形成させる工程を含む、インクを形成する方法である。
実施形態では、本明細書において、インクビヒクルと、少なくとも1つの着色剤と、少なくとも1つのトリアミドと、少なくとも1つのビスウレタンと、を含む相変化インクを開示する。
別の実施形態では、第1の容器中で、約90℃〜約150℃の温度でインクビヒクルを混合することによりインクビヒクルを調製する工程と、第2の容器中で、少なくとも1つの分散剤と少なくとも1つの着色剤とを混合して混合物を形成させることにより顔料分散混合物を調製する工程と、混合物を2軸押し出し機に導入する工程と、さらに混合物を約45℃〜約110℃の温度で押し出す工程と、押し出した混合物を、第1のビーカからのインクビヒクルを含む他のインク成分と共に溶融混合および高せん断混合してインクを形成させる工程と、を含む、インクを形成する方法を開示する。第1のビーカ中のインクビヒクルはさらに、少なくとも1つのビスウレタンを含んでもよく、第2のビーカ中の分散剤は少なくとも1つのトリアミドとしてもよい。別の実施形態では、第2のビーカ中の分散剤は少なくとも1つのビスウレタンと、少なくとも1つのトリアミドを含む。
さらに別の実施形態では、インクビヒクルと、少なくとも1つの着色剤と、少なくとも1つのビスウレタンと、少なくとも1つのトリアミドとを含む少なくとも1つの相変化インクと、少なくとも1つの相変化インク用の1つまたは複数のチャネルから構成されるインクジェットヘッドと、少なくとも1つの相変化インクを1つまたは複数のインクジェットヘッドチャネルに、少なくとも1つの相変化インクを含む1つまたは複数のリザーバから供給する供給経路とを含むインクジェット装置と、を備えるインクジェットシステムを開示する。
相変化インクは、約20℃〜約27℃の温度、例えば室温で固体であり、特に約40℃未満の温度で固体であるインクビヒクルを含む。しかしながら、インクは加熱すると相変化し、噴射温度で溶融状態になる。このように、インクは、インクジェット印刷に適した高温、例えば約50℃〜約150℃の温度で、約1〜約40センチポイズ(cP)、例えば、約5〜約15cPまたは約8〜約12cPの粘度を有する。
この点で、本明細書のインクは低エネルギインクとしてもよい。低エネルギインクは約40℃未満の温度で固体であり、約50℃〜約150℃、例えば約70℃〜約130℃または約80℃〜約130℃の噴射温度で約5〜約15cPの粘度を有する。インクはより低い温度で噴射し、このため、噴射のために必要となるエネルギ量が低くなる。
任意の適したインクビヒクルを使用することができる。適したビヒクルとしては、パラフィン類、微結晶蝋類、ポリエチレン蝋類、エステル蝋類、脂肪酸類および他の蝋状材料、脂肪酸アミド含有材料、スルホンアミド材料、異なる天然資源(例えば、トール油ロジン類およびロジンエステル類)から製造した樹脂材料、および多くの合成樹脂類、オリゴマ類、ポリマ類、および下記でさらに記述するようなコポリマ類、ならびにそれらの混合物が挙げられる。
適した特定のインクビヒクルの例としては、例えば、エチレン/プロピレンコポリマ類、例えば、下記一般式を有するベイカーペトロライト(Baker Petrolite)から入手可能なものが挙げられる。
Figure 0005388437
(式において、xは約1〜約200、例えば、約5〜約150または約12〜約105の整数である)
これらの材料は約60℃〜約150℃、例えば、約70〜約140℃または約80℃〜約130℃の融点、および約100〜約5,000、例えば約200〜約4,000、または約400〜約3,000の数平均分子量(Mn)を有してもよい。そのようなコポリマ類の市販例としては、例えば、ペトロライト(Petrolite)CP−7(Mn=650)、ペトロライトCP−11(Mn=1,100)、ペトロライトCP−12(Mn=1,200)、などが挙げられる。ワックスインクビヒクルの例としては、PW400(Mn約400)、1つの実施形態では、約110℃で、非蒸留ポリワックス(登録商標)400の粘度よりも約10%〜約100%高い粘度を有数する蒸留PW400、ポリワックス(登録商標)500(Mn約500)、1つの実施形態では、約110℃で、非蒸留ポリワックス(登録商標)500の粘度よりも約10%〜約100%高い粘度を有数する蒸留ポリワックス(登録商標)500、ポリワックス655(Mn約655)、1つの実施形態では、約110℃で、非蒸留ポリワックス(POLYWAX:登録商標)655の粘度よりも約10%〜約50%低い粘度を有する、別の態様では、約110℃で、非蒸留ポリワックス(登録商標)655の粘度よりも約10%〜約50%高い粘度を有する蒸留ポリワックス(登録商標)655、ポリワックス850(Mn約850)、ポリワックス1000(Mn約1,000)、などが挙げられる。
別の型のインクビヒクルは、典型的には、約5〜約100、例えば、約20〜約180または約30〜約60の炭素原子を有し、一般に、天然由来の炭化水素類、例えば、ビースクエア(BE SQUARE)185およびビースクエア195の精製により調製される、分子量(Mn)が約100〜約5,000、例えば約250〜約1,000または約500〜約800である、n−パラフィン系、分枝パラフィン系、および/または芳香族炭化水素類としてもよく、例えば、べイカーペトロライトから入手可能なものである。
典型的にはオレフィン重合により調製される高度分枝炭化水素類、例えば、VYBAR253(Mn=520)、VYBAR5013(Mn=420)、などを含むベイカーペトロライトから入手可能なVYBAR材料もまた、使用してもよい。さらに、インクビヒクルはエトキシル化アルコールとしてもよく、例えば、ベイカーペトロライトから入手可能な、下記一般式を有するものが挙げられる。
Figure 0005388437
(式において、xは約1〜約50、例えば、約5〜約40または約11〜約24の整数であり、yは約1〜約70、例えば、約1〜約50または約1〜約40の整数である)
材料は約60℃〜約150℃、例えば、約70〜約120℃または約80℃〜約110℃の融点、および約100〜約5,000、例えば約500〜約3,000または約500〜約2,500の分子量(Mn)範囲を有してもよい。
別の例として、脂肪酸アミド類、例えばモノアミド類、テトラアミド類、それらの混合物、などについて言及してもよい。適したモノアミド類は、少なくとも約50℃、例えば約50℃〜150℃の融点を有してもよいが、融点はこの温度より低いものとすることもできる。適したモノアミド類の具体例としては、例えば、一級モノアミド類および二級モノアミド類が挙げられる。ステアラミド、例えばウィトコケミカルカンパニー(Witco Chemical Company)から入手可能なケマミド(KEMAMIDE)Sおよびクロダ(Croda)から入手可能なクロダミド(CRODAMIDE)S、ベヘンアミド/アラキドアミド、例えば、ウィトコから入手可能なケマミドBおよびクロダから入手可能なクロダミドBR、オレアミド、例えばウィトコから入手可能なケマミドUおよびクロダから入手可能なクロダミドOR、テクニカルグレードオレアミド、例えばウィトコから入手可能なケマミドO、クロダから入手可能なクロダミドO、およびユニケマ(Uniqema)から入手可能なUNISLIP1753、およびエルカミド、例えばウィトコから入手可能なケマミドEおよびクロダから入手可能なクロダミドERは適した一級アミド類のいくつかの例である。ベヘニルベヘンアミド、例えば、ウィトコから入手可能なケマミドEX666、ステアリルステアラミド、例えばウィトコから入手可能なケマミドS−180およびケマミドEX−672、ステアリルエルカミド、例えばウィトコから入手可能なケマミドE−180およびクロダから入手可能なクロダミド212、エルシルエルカミド、例えばウィトコから入手可能なケマミドE−221、オレイルパルミタミド、例えばウィトコから入手可能なケマミドP−181およびクロダから入手可能なクロダミド203、およびエルシルステアラミド、例えばウィトコから入手可能なケマミドS−221は適した二級アミド類のいくつかの例である。別の適したアミド材料としては、ケマミドW40(N,N'−エチレンビスステアラミド)、ケマミドP181(オレイルパルミタミド)、ケマミドW45(N,N'−エチレンビスステアラミド)、およびケマミドW20(N,N'−エチレンビスオレアミド)が挙げられる。
高分子量直鎖アルコール類、例えばベイカーペトロライトから入手可能で、下記一般式を有するものもまた、インクビヒクルとして使用してもよい。
Figure 0005388437
(式において、xは約1〜約50、例えば約5〜約35または約11〜約23の整数である)。
これらの材料は約50℃〜約150℃、例えば約70℃〜約120℃または約75℃〜約110℃の融点、および約100〜約5,000、例えば約200〜約2,500または約300〜約1,500の分子量(Mn)範囲を有してもよい。
別の例としては、グラフト共重合により調製したポリオレフィン類の修飾(modified)マレイン酸無水物炭化水素付加物、例えば、ベイカーペトロライトから入手可能で、下記一般式を有し、約50℃〜約150℃、例えば約60℃〜約120℃、または約70℃〜約100℃の融点を有するもの、
Figure 0005388437
(式において、Rは約1〜約50、例えば約5〜約35または約6〜約28の炭素原子を有するアルキル基であり、R'はエチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、または約5〜約500、例えば約10〜約300または約20〜約200の炭素原子を有するアルキル基であり、xは約9〜約13の整数であり、yは約1〜約50、例えば約5〜約25または約9〜約13の整数である)、
ベイカーペトロライトから入手可能で、下記一般式を有するもの、
Figure 0005388437
(式において、xは約1〜約50、例えば約5〜約25または約9〜約13の整数であり、yは1または2であり、およびzは約1〜約50、例えば約5〜約25または約9〜約13の整数である)、
およびベイカーペトロライトから入手可能で、下記一般式を有し、約70℃〜約150℃、例えば約80℃〜約130℃または約90℃〜約125℃の融点を有してもよいもの、
Figure 0005388437
(式において、R1およびR3は炭化水素基であり、R2は下記一般式の1つまたはその混合物のいずれかであり、
Figure 0005388437
(式において、R'はイソプロピル基である)、
が挙げられ、修飾マレイン酸無水物コポリマ類の例としてセラマー(CERAMER)67(Mn=655、Mw/Mn=1.1)、セラマー1608(Mn=700、Mw/Mn=1.7)、などが挙げられる。
相変化インクのための適したインクビヒクルの別の例としてはロジンエステル類、例えばアビエチン酸グリセリル(KE−100(登録商標));ポリアミド類;ダイマー酸アミド類;脂肪酸アミド類;エポキシ樹脂類;流体パラフィン蝋類;流体微結晶蝋類;フィッシャー・トロプシュ蝋類;ポリビニルアルコール樹脂類;ポリオール類;セルロースエステル類;セルロースエーテル類;ポリビニルピリジン樹脂類;脂肪酸類;脂肪酸エステル類;ポリスルホンアミド類;安息香酸エステル類;フタレート可塑剤類;シトレート可塑剤;マレアート可塑剤類;ポリビニルピロリジノンコポリマ類;ポリビニルピロリドン/ポリ酢酸ビニルコポリマ類;ノボラック樹脂類;および天然物蝋類;直鎖の長鎖アミド類または脂肪酸アミド類との直鎖一級アルコール類の混合物、例えば、プロピレングリコールモノヒドロキシステアレート、グリセロールモノヒドロキシステアレート、エチレングリコールモノヒドロキシステアレート、N−(2−ヒドロキシエチル)−12−ヒドロキシステアラミド、N,N'−エチレン−ビス−12−ヒドロキシステアラミド、N,N'−エチレン−ビス−リシノールアミドなどを含む、約6〜約24の炭素原子を有するものなどが挙げられる。さらに、約4〜約16の炭素原子を有する直鎖の長鎖スルホン類は適したビヒクル材料である。
インクビヒクルは1つまたは複数の前記適したビヒクルを含んでもよい。本明細書で使用されるように、「1つまたは複数の」および「少なくとも1つの」は、例えば、1〜約10、例えば1〜約8または1〜約5の、本明細書で開示した任意のある特徴を示す。
インクビヒクルは約25重量%〜約99.5重量%のインク、例えば約30重量%〜約90重量%または約50重量%〜約85重量%のインクを含んでもよい。
本明細書で記述されているインク画像は、任意のそのような適した相変化インクから形成させてもよい。
本明細書で開示したインクは、少なくとも1つの顔料を含んでもよい任意の適した着色剤を含んでもよい。本明細書で使用されるように、「着色剤」という用語には、顔料、染料、染料混合物、顔料混合物、染料と顔料の混合物、などが含まれる。
実施形態では、着色剤/顔料は、インクの約0.5重量%〜約40重量%、例えば、インクの約1重量%〜約8重量%または約1.5重量%〜約6重量%としてもよい。本明細書で使用するのに適した着色剤は、平均粒子サイズが約15nm〜約200nm、例えば約15nm〜約100nmまたは約15nm〜約50nmの着色剤粒子を含む。
実施形態では、本明細書で使用するのに適した着色剤は、ブラック、例えばカーボンブラックとしてもよい。しかしながら、多くの相変化インクは、インクジェット印刷装置のプリントヘッド内で浸出(ウィープ:weep)傾向が証明されている。このように、上記で説明されるように、インクビヒクル中に分散され、浸出(ウィーピング:weeping)を示さない、顔料などの着色剤を有する相変化インクを製造することが依然として望ましい。
ウィーピングは、インクジェット印刷装置のノズルからインクジェット印刷装置のプリントヘッド面へのインクの制御されていない流れを示し、例えば、パージサイクル中にノズルまたはインクジェットヘッドを横切るワイパーブレードの通過に伴い生じる可能性がある。ウィーピングの影響のいくつかとしては、過剰のインクパージ体積、その後のプリンにおいて色再現が悪くなるジェット中での色混合、および可能性のある噴射信頼性/ロバスト性の問題が挙げられる。
特に顔料系インク、例えばカーボンブラック粒子を有するインクでは、ウィーピングが観察される可能性がある。現在の相変化インクビヒクル中の効果的に分散された顔料には2〜3の課題がある。例えば、インクビヒクル中の非極性成分は、インク中での顔料安定性を妨害する可能性がある。典型的には、非極性インクビヒクル中で顔料粒子を安定化させるために分散剤が使用されてもよいが、いくつかの分散剤は安定性を支援するが、ウィーピングを解決していない。
液体ビヒクル中に顔料着色剤を分散させるために、分散剤は一般に、分散剤を顔料粒子に固定する第1の官能基と、インクビヒクルとの相溶性のある第2の官能基とを含む。第1の官能基は適当に、任意の適した様式、例えば水素結合、化学結合、酸−塩基反応、ファンデルワールス相互作用などで顔料粒子に固定または吸着することができる。このように、分散剤を顔料粒子に固定させるのに適した第1の官能基の例としては、エステル類、アミド類、カルボン酸類、ヒドロキシル基、無水物類、ウレタン類、尿素類、アミン類、アミド類などの官能基、ならびに四級アンモニウム塩などの塩の基が挙げられる。第1の官能基は分散剤を着色剤粒子に固定し、そのため、分散剤は、例えば、顔料粒子に吸着、付着またはグラフトされる。同様に、インクビヒクルと相溶性のある第2の官能基の例としては、アルキル基などの基が挙げられ、これは直鎖または分枝、飽和または不飽和、などとすることができる。これらの第2の官能基は、特に、極性の低いインクビヒクル成分と相溶性がある。
インク中のウィーピングを減少させる本明細書で使用するのに適した分散剤としては、少なくとも1つのトリアミドと少なくとも1つのビスウレタンの組み合わせが挙げられる。「ウィーピングを減少させる」ことにより、本明細書で開示した分散剤を含むインクは実質的にウィーピングを示さないことを意味する。本明細書で使用されるように、「少なくとも1つの」は、例えば、トリアミド類およびビスウレタン類の各々に対し、約0.5〜約40、例えば1〜約20または1〜約10を示す。実施形態では、インクは少なくとも1つのトリアミドと、少なくとも1つのビスウレタンを含んでもよい。
本明細書で使用するのに適したトリアミド類としては、直鎖トリアミド類が挙げられ、これらは、3つのアミド基全てが同じ分子鎖または枝中に描かれる分子である。直鎖トリアミド類の例としては、下記式を有するトリアミド類が挙げられる。
Figure 0005388437
Rは約1〜約200の炭素原子、例えば約25〜150の炭素原子、または約30〜約100の炭素原子を有する任意の炭化水素とすることができる。
直鎖トリアミド類はさらに、たとえ1つが普通に異なる線を描いたとしても、3つのアミド基を通る1本の線を描くことができるものを含むことができる。そのようなトリアミドの一例は下記式により表すことができ、
Figure 0005388437
これはまた、下記式として表すこともできる。
Figure 0005388437
実施形態では、トリアミドはまた分枝トリアミドであってもよい。本明細書で使用するのに適した分枝トリアミド類の例としては、下記式を有するものが挙げられ、
Figure 0005388437
同様のものが米国特許第6,860,930号に開示されている。
そのような分枝トリアミド類では、R1およびR2は(i)約3の炭素原子〜約200の炭素原子、例えば約15の炭素原子〜約150の炭素原子または約21の炭素原子〜約100の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができるアルキレン基(直鎖、分枝、飽和、不飽和、環状、置換および非置換アルキレン基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リンなどがアルキレン基内に存在してもよく、または存在しなくてもよい)、(ii)約6の炭素原子〜約200の炭素原子、例えば約10の炭素原子〜約150の炭素原子または約14の炭素原子〜約100の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができるアリーレン基(非置換および置換アリーレン基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リンなどがアリーレン基内に存在してもよく、または存在しなくてもよい)、(iii)約7の炭素原子〜約200の炭素原子、例えば約8の炭素原子〜約150の炭素原子または約9の炭素原子〜約100の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができるアリールアルキレン基(非置換および置換アリールアルキレン基を含み、ここで、アリールアルキレン基のアルキル部分は直鎖、分枝、飽和、不飽和、および/または環状とすることができ、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リンなどがアリールアルキレン基のアルキル部分およびアリール部分のいずれかまたは両方に存在してもよく、または存在しなくてもよい)、例えば、ベンジレンなど、または(iv)約7の炭素原子〜約200の炭素原子、例えば約8の炭素原子〜約150の炭素原子または約9の炭素原子〜約100の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができるアルキルアリーレン基(非置換および置換アルキルアリーレン基を含み、ここで、アルキルアリーレン基のアルキル部分は直鎖、分枝、飽和、不飽和、および/または環状とすることができ、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リンなどがアルキルアリーレン基のアルキル部分およびアリール部分のいずれかまたは両方に存在してもよく、または存在しなくてもよい)、例えばトリレンなどとしてもよい。Ra、Rb、Rc、Rg、Rh、Rj、Rk、RpおよびRqはそれぞれ独立して、(i)水素原子、(ii)実施形態では、約1の炭素原子〜約200の炭素原子、例えば、約6の炭素原子〜約150の炭素原子または約10の炭素原子〜約100の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができるアルキル基(直鎖、分枝、飽和、不飽和、環状、置換、および非置換アルキル基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リンなどがアルキル基中に存在してもよく、または存在しなくてもよい)、(iii)約6の炭素原子〜約200の炭素原子、例えば、約10の炭素原子〜約150の炭素原子または約14の炭素原子〜約100の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができるアリール基(非置換および置換アリール基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リンなどがアリール基中に存在してもよく、または存在しなくてもよい)、(iv)約6の炭素原子〜約200の炭素原子、例えば、約7の炭素原子〜約150の炭素原子または約8の炭素原子〜約100の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができるアリールアルキル基(非置換および置換アリールアルキル基を含み、ここで、アリールアルキル基のアルキル部分は直鎖、分枝、飽和、不飽和、および/または環状とすることができ、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リンなどがアリールアルキル基のアルキル部分およびアリール部分のいずれかまたは両方中に存在してもよく、または存在しなくてもよい)、例えばベンジルなど、または(v)約6の炭素原子〜約200の炭素原子、例えば、約7の炭素原子〜約150の炭素原子または約8の炭素原子〜約100の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができるアルキルアリール基(非置換および置換アルキルアリール基を含み、ここで、アルキルアリール基のアルキル部分は直鎖、分枝、飽和、不飽和、および/または環状とすることができ、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リンなどがアルキルアリール基のアルキル部分およびアリール部分のいずれかまたは両方中に存在してもよく、または存在しなくてもよい)、例えばトリルなど、とすることができる。Rd、ReおよびRfはそれぞれ独立して、(i)上記のようなアルキル基、(ii)上記のようなアリール基、(iii)上記のようなアリールアルキル基、または(iv)上記のようなアルキルアリール基としてもよい。
トリアミドはインク中に、インクの約0.5重量%〜約40重量%、例えば約5重量%〜約18重量%または約8重量%〜約13重量%の量で存在する。
本明細書で使用するのに適したビスウレタン類としては、下記一般式を有するビスウレタン類が挙げられる。
Figure 0005388437
(式において、各R1はそれぞれ独立して、(i)実施形態では、約1の炭素原子〜約200の炭素原子、例えば約6の炭素原子〜約150の炭素原子または約10の炭素原子〜約100の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができるアルキル基(直鎖、分枝、飽和、不飽和、環状、置換および非置換アルキル基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リンなどがアルキル基内に存在してもよく、または存在しなくてもよい)、(ii)約6の炭素原子〜約200の炭素原子、例えば約10の炭素原子〜約150の炭素原子または約14の炭素原子〜約100の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができるアリール基(非置換および置換アリール基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リンなどがアリール基内に存在してもよく、または存在しなくてもよい)、(iii)約6の炭素原子〜約200の炭素原子、例えば約7の炭素原子〜約150の炭素原子または約8の炭素原子〜約100の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができるアリールアルキル基(非置換および置換アリールアルキル基を含み、ここで、アリールアルキル基のアルキル部分は直鎖、分枝、飽和、不飽和、および/または環状とすることができ、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リンなどがアリールアルキル基のアルキル部分およびアリール部分のいずれかまたは両方に存在してもよく、または存在しなくてもよい)、例えば、ベンジルなど、または(iv)約6の炭素原子〜約200の炭素原子、例えば約7の炭素原子〜約150の炭素原子または約8の炭素原子〜約100の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができるアルキルアリール基(非置換および置換アルキルアリール基を含み、ここで、アルキルアリール基のアルキル部分は直鎖、分枝、飽和、不飽和、および/または環状とすることができ、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リンなどがアルキルアリール基のアルキル部分およびアリール部分のいずれかまたは両方に存在してもよく、または存在しなくてもよい)、例えばトリルなどとしてもよく、R2は、(i)約3の炭素原子〜約200の炭素原子、例えば約15の炭素原子〜約150の炭素原子または約21の炭素原子〜約100の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができるアルキレン基(直鎖、分枝、飽和、不飽和、環状、置換および非置換アルキレン基を含む)、(ii)約6の炭素原子〜約200の炭素原子、例えば約10の炭素原子〜約150の炭素原子または約14の炭素原子〜約100の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができるアリーレン基(非置換および置換アリーレン基を含む)、(iii)約7の炭素原子〜約200の炭素原子、例えば約8の炭素原子〜約150の炭素原子または約9の炭素原子〜約100の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができるアリールアルキレン基(非置換および置換アリールアルキレン基を含み、ここで、アリールアルキレン基のアルキル部分は直鎖、分枝、飽和、不飽和、および/または環状とすることができる)、または(iv)約7の炭素原子〜約200の炭素原子、例えば約8の炭素原子〜約150の炭素原子または約9の炭素原子〜約100の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができるアルキルアリーレン基(非置換および置換アルキルアリーレン基を含み、ここで、アルキルアリーレン基のアルキル部分は直鎖、分枝、飽和、不飽和、および/または環状とすることができる)としてもよい)。
実施形態では、R1は酸化石油または合成蝋から誘導され、R2は下記式である。
Figure 0005388437
本明細書で使用するのに適した市販のビスウレタン類の例としてはペトロライト(PETROLITE)CA−11(登録商標)、ペトロライトWB−5(登録商標)およびペトロライトWB−17(登録商標)が挙げられ、これらは全てベイカーペトロライトから入手可能である。
ビスウレタンは、インク中に、インクの約0.5重量%〜約40重量%、例えば、約1重量%〜約8重量%または約1.5重量%〜約5重量%の量で存在してもよい。
必要に応じて、推進剤を相変化インク中に含有させてもよい。任意の有効量、例えば、インクの約10〜約90重量%、例えば約20〜約50重量%で存在する相変化インクのための適した推進剤は、一般に、約50℃〜約150℃、例えば約80℃〜約120℃の融点を有する。別の実施形態では、推進剤は一般に、約180℃〜約250℃、例えば約200℃〜約230℃の沸点を有する。さらに、インクの動作温度で液体状態の推進剤の表面張力は、約20〜約65ダイン/cm、例えば約40〜約65ダイン/cmとしてもよく、詰め替え速度、紙の湿潤、および色混合が増強される。さらに、推進剤は理想的には、インクの動作温度で、約1〜約20cP、例えば約1〜約15cPの粘度を有し、詰め替え性、噴射性、および基質浸透性が増強される。推進剤はまた、溶融状態で熱的に安定である可能性があり、そのため、分解してガス状生成物を生成したり、ヒーター堆積物を形成したりしない。
実施形態のインクはさらに従来の添加剤を含んでもよく、そのような従来の添加剤と関連する公知の機能性が利用される。そのような添加剤としては、例えば、殺生物剤、消泡剤、スリップ剤およびレベリング剤、可塑剤、粘度調整剤、抗酸化剤、UV吸収剤が挙げられる。
存在する場合、必要に応じて用いられる添加剤はそれぞれ、または、組み合わせられて、インク中に任意の所望のまたは有効量、例えばインクの約1重量%〜約10重量%またはインクの約3重量%〜約5重量%の量で存在してもよい。
実施形態では、インクは、最初に、第1の容器中で、約90℃〜約150℃、例えば約100℃〜約145℃または約110℃〜約140℃の温度でインクビヒクル成分を混合することによりインクビヒクルを調製することにより調製してもよい。別の容器では、粉末形態のトリアミドと、粉末形態のビスウレタンと、粉末形態の顔料を全て一緒に混合する。その後、粉末混合物を押し出し機など、例えば2軸押し出し機に導入してもよい。その後、押し出し機の内容物を約45℃〜約90℃、例えば約50℃〜約85℃または約60℃〜約80℃の温度で、約10RPM〜約200RPM、例えば、約25RPM〜約100RPMまたは約40RPM〜約65RPMで混合してもよい。その後、内容物を押し出し、第1の容器中のインクビヒクルと溶融混合して、インクを形成させてもよい。内容物を溶融混合させる場合、それらはまた、高せん断混合してもよい。
別の実施形態では、インクは、最初に、第1の容器中で、約90℃〜約150℃、例えば約100℃〜約145℃または約110℃〜約140℃の温度でインクビヒクル成分とビスウレタンとを混合することによりインクビヒクルを調製することにより調製してもよい。別の容器では、粉末形態のトリアミドと、粉末形態の顔料を全て一緒に混合する。その後、粉末混合物を押し出し機など、例えば2軸押し出し機に導入してもよい。その後、押し出し機の内容物を約45℃〜約110℃、例えば約50℃〜約85℃または約60℃〜約80℃の温度で、約10RPM〜約200RPM、例えば、約25RPM〜約100RPMまたは約40RPM〜約65RPMで混合してもよい。その後、内容物を押し出し、第1の容器中のインクビヒクルと溶融混合して、インクを形成させてもよい。内容物を溶融混合させる場合、それらはまた、高せん断混合してもよい。
さらに別の実施形態では、インクは、粉末混合物を押し出し機に導入しないことを除き、上記で説明したように調製してもよい。言い換えると、粉末混合物は、インクビヒクルと溶融混合する前に押し出さない。別の実施形態におけるように、インク内容物を溶融混合する場合、それらはまた、高せん断混合してもよい。
本明細書で開示したインクは、約100℃〜約130℃、例えば約110℃〜約120℃、約10-2〜約104-1、例えば、約10-1〜約103-1のせん断速度で、ニュートン挙動を示す可能性がある。
印刷画像は、インクをインクジェット装置、例えば熱インクジェット装置、音響インクジェット装置または圧電インクジェット装置に導入し、インクをインクジェット温度まで加熱し、同時に、溶融インク滴をあるパターンで紙または透明材料などの基質上に噴射させることにより生成させてもよく、画像として認識することができる。
インクはまた、間接(オフセット)印刷インクジェット用途において使用することもでき、この場合、溶融インク滴が画像様パターンで記録基質上に噴射される場合、記録基質は中間転写部材であり、画像様パターンのインクはその後、中間転写部材から、紙または透明体などの最終記録基質に転写される。
上記実施形態について、下記実施例によりさらに説明する。
<顔料分散物の調製、押し出し物(Extrudate)A>
トリアミド樹脂(米国特許第6,860,930号において記述されているトリアミド、これは全体が参照により本明細書に組み入れられる)を、混合機により処理して粉末を形成させた。その後、750.72gの粉末化したトリアミド樹脂と239.7gのNIPEX150カーボンブラック(デグッサカナダ(Degussa Canada)、オンタリオ州バーリントンから入手)をリトルフォード(LITTLEFORD)M5混合機中で30分間混合した。その後、粉末混合物を0.8lbs/hrの速度でダボ(DAVO)逆回転2軸押し出し機(ドイツのトリスドルフのドイツアパラート−ベルトリエボーガニゼイション(Doutsche Apparate−Vertrieborganisation)GmbH&Co.からのモデルVS104)に添加した。押し出し機内の内容物をその後、70℃、50RPMで混合した。出口温度は75℃で設定した。押し出した分散物(押し出し物A)をその後、他のインク成分と溶融混合し、インクを形成させた。
<インク実施例1>
押し出し物A(19.70g)とベイカーペトロライトからのペトロライト(PETROLITE)CA−11(5.92g)(ビスウレタン)を250mlビーカ(A)中で計量した。クロンプトン社からのケマミド(KEMAMIDE)S180(22.79g)(ステアラミド)と、アラカワケミカル工業(Arakawa Chemical Industries Ltd)からのKE100樹脂(16.28g)(アビエチン酸グリセリル)と、クロンプトン社からのナウガード(NAUGARD)N445(0.18g)(抗酸化剤)とを別の250mLビーカ(B)中で計量した。最後に、ベイカーペトロライトから入手可能なX1197ポリエチレン蝋(81.39g)と、米国特許第6,309,453号の実施例4で記述されているウレタン樹脂(3.74g)を、第3の250mLビーカ(C)中で計量した。ビーカA、BおよびCを130℃のオーブンに入れ、約3時間加熱した。2時間加熱した後、ビーカB中の成分を加熱したスパチュラで撹拌し、混合物の溶融および溶解を助けた。加熱したスパチュラによるこの撹拌を30分後に繰り返した。ビーカB中の混合物が完全に溶解し、溶融するとすぐに、ビーカB内の内容物をビーカA中に注ぎ入れた。
その後、ソニックディスメンブレーター(Sonic Dismembrator)モデル500音波器(ソニフイア:sonifier)を使用してビーカA中の成分を音波処理した。音波器をプログラミングし、インクに30秒間音波処理し(sonify)、その後、30秒間中断するようにし、このプロセスを5度繰り返させ、このように、3分の総音波処理時間を発生させた。音波処理中、ビーカを回転させ、確実に、温度を130度未満に維持したまま混合物全体に均一な処理が得られるようにした。最初の3分の音波処理プロセスがビーカAに対して完了した後、ビーカを110℃のオーブンに30分間戻し入れた。その後、同じ音波処理をビーカA内の内容物に対し繰り返した。その後、ビーカAに対し実施した第3の音波処理の最初の30秒の音波処理間隔中に、ビーカC中の内容物を徐々にビーカAに注ぎ入れた。このように調製したカーボンブラックインクは、TAインスツルメンツ(TA Instruments)からのAR2000レオメータで測定すると10.8cpsの粘度を示した。
その後、110℃で、15psiの印加圧力を用いて、インクを1μm、続いて0.45μmのガラスファイバディスクフィルタを通して濾過した。最終インクをその後、室温、約25℃まで冷却し、ウィーピングに対し圧電インクジェットプリンタで試験した。
<インク実施例2>
ベイカーペトロライトから入手できるビスウレタンであるWB−5をペトロライトCA−11の代わりに使用することを除きインク実施例1と同様にカーボンブラックインクを調製した。このインクの組成を下記表1に示す。
<インク実施例3>
ベイカーペトロライトから入手できるビスウレタンであるWB−17をペトロライトCA−11の代わりに使用することを除きインク実施例1と同様にカーボンブラックインクを調製した。このインクの組成を下記表1に示す。
<インク実施例4>
押し出し物Aの代わりに、トリアミド樹脂とニペックス(NIPEX)150カーボンブラックを粉末形態でビーカAに添加し、WB−17をペトロライトCA−11の代わりに使用することを除きインク実施例1と同様にカーボンブラックインクを調製した。このインクの組成を下記表1に示す。
<インク実施例5(比較例)>
押し出し物Aを添加せず、トリアミド樹脂を添加しないことを除きインク実施例1と同様にカーボンブラックインクを調製した。ニペックス150カーボンブラックを、ペトロライトCA−11の代わりに使用したWB−17と共に、粉末形態でビーカAに添加した。このインクの組成を下記表1に示す。
Figure 0005388437
インクをゼロックスフェイザー(Xerox PHASER、登録商標)8400プリンタで印刷した。インク実施例1および2を印刷した場合、プリントヘッド面上ではインクが観察されず、ウィーピングがないことが示された。インク実施例3、4および5を2パージサイクルを用いて試験し、ウィーピングを、紙上の各プリント上の汚染されたジェット数を計数することにより試験した。表2は初めの3ページに対するインク実施例3、4および5のウィーピング結果を示したものである。
Figure 0005388437
表2において、「ページ番号」は印刷順の、印刷した3ページを示す。「パージ1」および「パージ2」は起動時にプリントヘッドから空気を除去するため、または正常動作中に現像される可能性のある弱いジェットまたは欠落したジェットを除去するために実施される反復パージサイクルを示す。
インク実施例3はトリアミドとビスウレタンであるWB−17の両方を含み、押し出し法を用いて調製された。このインクでは、第3プリントページに汚染されたジェットが生成されず、実質的にウィーピングがないことが示された。
インク実施例4もまたトリアミドとビスウレタンであるWB−17の両方を含んだ。しかしながら、インクは押し出し法を用いて調製されなかった。代わりに、トリアミドと顔料を粉末形態で使用した。このインクでは第3プリントページ上でいくつかの汚染されたジェットが生成され、インク実施例3に比べ、わずかなウィーピングが示された。
インク実施例5は対照インクであり、これはビスウレタンであるWB−17のみを含み、トリアミドを含まなかった。インク実施例4のように、顔料を粉末形態で添加した。このインクは第3プリントページ上で最も多くの数の汚染ジェットを有し、実施例3および4に比べ、著しいウィーピングが示された。
これらの結果から、カーボンブラック顔料をインク中に完全に分散させるために、トリアミドとWB−17の両方が必要であることが示された。また、押し出し法により調製したインクがより安定なインクを提供した。

Claims (1)

  1. 押し出し工程と溶融混合工程とを、含み、
    前記押し出し工程は、少なくとも1つのトリアミドと少なくとも1つの着色剤とを混合して混合物を形成させることにより1つの容器内で顔料分散混合物を調製する工程と、前記混合物を押し出し機に導入する工程と、前記混合物を押し出す工程とを含み、
    前記溶融混合工程は、前記押し出した混合物を、少なくとも1つのビスウレタンとインクビヒクルを含む別のインク成分と共に溶融混合しインクを形成させる工程を含む、
    インクを形成する方法。
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