JP5388322B2 - 燃料棒の健全性判定方法と判定手段 - Google Patents
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Description
一旦運転が開始されれば、1年以上継続する当該運転サイクル中に停止することは困難である。
運転中に炉内の燃料を取出したり、交換したりすることは、不可能である。
炉内の位置により中性子密度が相違する(中心部ほど密度が高くなる)ため、反応度が、ひいては各燃料棒の燃焼(厳密には「核分裂」であり、化石燃料の「燃焼」とは相違するが、慣行として「燃焼」を使用する。「燃やす」についても、同様である)度や発熱量が炉内の位置によって相違する。
さらに、この安全性についての厳しい要求をハード面とソフト面の両方から充たすため、原子炉内への燃料の搬入そして装荷(配置)、炉外への搬出については、水平断面が正方形であり、さらに燃料棒が例えば17×17の正方行列状に配列された燃料集合体を単位としてなされるだけでなく、1サイクルの運転を通じて、場所的にも、時間的にも炉内の中性子分布が平坦であり、各燃料集合体や各燃料棒の燃焼度も一様となる様に、例えば以下に列記する様々な手段が講じられている。
1サイクルの運転終了毎に、古い(燃焼の進んだ)燃料集合体は炉内から取去り、新しい燃料集合体を搬入する。
新しい燃料集合体は反応度が高いため、原則として中性子密度が低い炉心の外周側に配置し、逆に古い燃料集合体は反応度が低いため、原則として中性子密度が高い炉心の中心寄りに配置する。
11項目の評価基準とは、
1.反応度停止余裕
2.最大線出力密度
3.燃料集合体最高燃焼度
4.最大反応度添加率
5.FN XY(最大燃料棒出力の全燃料棒の平均出力に対する比)
6.減速材温度係数
7.ドップラ係数
8.制御棒クラスタ落下時のワース
9.制御棒クラスタ落下時のFN ΔH(最大出力の燃料棒に於ける線出力軸方向積分値の平均燃料棒出力に対する比)
10.制御棒クラスタ飛出事故時のワース
11.制御棒クラスタ飛出事故時のトータル出力ピーキング計数FQ
なお、経済性の評価は、本発明の趣旨に直接の関係がないため、説明を省略する。
また、MOX燃料はウラン燃料に比べて、核分裂で生じるヘリウム等の物質の量や種類が多少相違し、燃料ペレットもそのクリープ速度が大きく、熱伝導率や融点が低い等の物理的、機械的性質が多少相違する。
以上の他、原子炉の制御性に関係する事項、例えば毒物が反応度に寄与する程度等も多少相違してくる。
具体的には、例えば燃料諸元、運転圧力、冷却材の入口温度と流量、物性値、出力履歴等をインプットして、FPガスの放出量等を計算し、さらに燃料ペレットのリロケーション、熱膨張、熱変形、被覆管の応力、歪、クリープ変形、水素の吸収、腐食等を計算し、また被覆管と燃料ペレットとの相互作用等を評価し、その下で健全性を判定する(非特許文献2、同3、同4)。
取替炉心検討会報告書、原子炉安全専門審査会、昭和52年5月 発電用軽水型原子炉の燃料設計手法について(原子炉安全基準専門部会報告書)、原子力安全委員会了承、昭和63年5月 発電用軽水型原子炉施設に用いられる混合酸化物燃料について(原子炉安全基準専門部会報告書)、原子力安全委員会了承、平成7年6月 NFK−8011改9「燃料棒性能解析コード(FPAC)」、原子燃料工業株式会社刊、平成17年11月
当該燃料棒が2サイクル目に燃やされるのは、原子炉の第N+2回目の運転サイクルであるとする。この場合、当該第N+2回目の運転サイクルは勿論のこと、それ以前の第N+1回目の運転サイクル、場合によっては第N回目の運転サイクルを対象として、当該燃料棒を組み込んだ燃料集合体やその燃料集合体と共に炉心に装荷されることとなるそれ以前の運転サイクルから炉心に装荷されている燃料集合体等を炉心のどの位置に配置するかについてのパターンを幾ケースか机上で作成し、その下で各ケースについて適切に炉心が成立するか否かを検討し、成立する場合には各燃料集合体や燃料棒について燃焼度等を計算でもとめ、もとめた燃焼度等を使用して当該燃料棒の安全性に関する各種の評価を行い、安全性の有無の判定を行う。
特に、各配置パターンを作成し、好ましいと思われた配置パターンを詳細に検討し、最終段階で判定結果が×となれば、初期段階からやり直す必要がある等のために多大なフィードバック作業が必要となる。
高燃焼度燃料または混合酸化物燃料を第2回目以降の運転サイクルで燃焼させるに際して、
当該サイクル以前の運転サイクルまでの取替炉心解析の結果得られた直接的な1次情報と、燃料棒健全性評価の基準として予め定められた燃料棒健全性指標とを比較することにより、燃料棒の健全性を判定することを特徴とする燃料棒の健全性判定方法である。
また、当該燃料棒を組み込んだ燃料集合体の配置、炉心の配置パターン等を変更すれば、燃料集合体の出力や燃料棒の比燃料棒出力等は変化するため、健全であると判定され、第2回目の運転サイクルで燃やされることもあり得る。
また、たとえ本指標を充たしていても、当該燃料棒を組み込んだ燃料集合体を装荷したときに炉心が成立しなければ、燃やされないこととなる。
前記燃料棒健全性指標は、燃料棒の出力、燃料棒中性子束の少なくとも1つに対する指標を含むことを特徴とする燃料棒の健全性判定方法である。
前記燃料棒の出力に対する指標は、サイクル平均値、最大値、重み付け平均値の少なくとも1つに対する指標を含むことを特徴とする燃料棒の健全性判定方法である。
即ち、燃料棒の出力として、サイクル平均値、最大値、重み付け平均値が各々健全性指標の値を大きく、あるいはある程度以上超えておれば、燃料棒内の燃焼が進んでいるため、燃料ペレットや被覆管はそれだけ高熱に晒され、核分裂生成物も溜まっており、被覆管のクリープによる変形や腐食、水素の吸収、ペレットのスウェリングや焼きしまり等の機械的損傷等も進んでいるため、健全でないと判定されたりする。
何れにしろ、燃料棒は厳しい使用環境に晒され、クリープ、腐食、水素の吸収等が大きく進行した後半のサイクルに、熱や腐食環境に晒された結果損傷する危険性がある。
このため、重み付け平均値を考慮して、炉心設計で得られた燃料棒出力の平均値と指標を比較する場合のリスクを低減させることにしたものである。
前記燃料棒中性子束に対する指標は、サイクル平均値、最大値、重み付け平均値の少なくとも1つに対する指標を含むことを特徴とする燃料棒の健全性判定方法である。
なお、重み付けの意義は、請求項3の発明と同様である。
前記燃料棒健全性指標は、燃料棒の燃焼度に関する指標を含むことを特徴とする燃料棒の健全性判定方法である。
前記燃料棒健全性指標は、燃料棒の仕様を考慮された指標であることを特徴とする燃料棒の健全性判定方法である。
高燃焼度燃料または混合酸化物燃料を第2回目以降の運転サイクルで燃焼させる際に、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の燃料棒の健全性判定方法に基づいて健全性を判定するためのプログラムであって、
前記燃料棒健全性指標の値を記憶する記憶手段、
前記取替炉心解析の結果得られた直接的な1次情報が入力される入力手段、
前記入力手段にて入力された情報と前記記憶している燃料棒健全性指標の値とを比較して、燃料棒の健全性を判定し出力する出力手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする燃料棒の健全性を判定するためのプログラムである。
高燃焼度燃料または混合酸化物燃料を第2回目以降の運転サイクルで燃焼させる際に、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の燃料棒の健全性判定方法に基づいて健全性を判定する手段であって、
前記燃料棒健全性指標の値を記憶する記憶手段と、
前記取替炉心解析の結果得られた直接的な1次情報が入力される入力手段と、
前記入力手段にて入力された情報と前記記憶している燃料棒健全性指標の値とを比較して、燃料棒の健全性を判定し出力する出力手段とを有していることを特徴とする燃料棒の健全性判定手段である。
本請求項の発明の健全性判定手段により、複雑な計算を行うことなく、燃料棒の健全性が判定されることとなる。
(出力を基にした健全性判定方法)
第1回目と第2回目の運転サイクルにおける燃料棒の出力を基に、第2回目の運転サイクルにおける健全性の有無を判定するものである。本判定方法は、燃焼すればするほど、燃料棒の内圧が上昇し、被覆管腐食度が増加してくることを考慮したものである。
そして、判定対象の燃料棒の第1回目の運転サイクルにおける出力と第2回目の運転サイクルにおける出力から定まる点を図1にプロットしたときに、当該プロットした点が横軸と縦軸と円弧で囲まれた範囲、以下この範囲を健全範囲と呼ぶ、内にあれば、第2回目の運転サイクルにおける健全性が、本第1回目と第2回目の運転サイクルにおける燃料棒の出力を基に定めた評価方法の目標値を満たしていると判定する。
燃料集合体が装荷されるPWRは、ループ数は3であり、装荷される燃料集合体は157体であり、1運転サイクルの期間は13.5ヶ月である。
図2は、このPWRの1/4炉心図に、判定対象の燃料棒を組み込んだ燃料集合体が、第1回目と第2回目の運転サイクルで、炉内でどの位置に配置されるのかを示す図である。
図3に示す様に、第2回目の運転サイクルで、燃料棒AとBを各々炉心の外周の2Aと2Bの位置に装荷した場合には出力が健全範囲内に入っているが、中性子密度が高い炉心の内部側の2’Aと2’Bの位置に装荷した場合には、出力が高くなるため共に出力が健全範囲内に入っていないのが判る。
同じく、燃料棒Aと同Bについて、各々2’Aの位置と2’Bの位置に装荷した後第2回目の運転サイクルで燃やす場合の健全性が、背景技術欄で説明した目標値を充たしているか否かを評価した。その結果、充たしていないことが判明した。
以上の結果、第1回目と第2回目の運転サイクルにおける燃料棒の出力から定まる点を図1にプロットしたときに、当該プロットした点が安全範囲に入っているか否かで健全性の目標値を充たしているか否かを判定する方法は、信頼性がおけることが判明した。
本実施の形態の健全性判定方法は、第1回目の運転サイクルと第2回目の運転サイクルの運転における出力だけでなく、両方のサイクルにおける出力の最大値が、平均値に対して所定の範囲以下であるか否かを評価するものである。即ち、1運転サイクルの出力の平均値が同じであっても、最大出力が大きければ燃料被覆管は短時間といえども高温に晒され、腐食環境も厳しくなること、運転中の出力変動が大きければ平均出力だけで健全性を判断することは完全ではないと思われることを考慮したものである。
本実施の形態の健全性判定方法は、充分信頼性がおけるだけでなく、余裕を持って安全側に判定することが出来ることが判明した。
本実施の形態の健全性判定方法は、第1サイクルと第2サイクルの運転における出力だけでなく、サイクル前半と後半の運転における出力に重み付けを行なって、健全性を評価するものである。即ち、サイクル前半と後半では、出力等が同じであっても前半は影響する時間が長くなること、後半は被覆管等がかなり劣化しかけていること等のために、項目によっては一方が他方より厳しく作用するため、重み付けを行なうものである。本実施の形態の健全性判定方法は、前記平均値を基に健全性を判定する方法に比べて、より信頼性の高い判定方法であることが判明した。
本実施の形態の健全性判定方法は、第1回目と第2回目の運転サイクルにおいて燃料棒が晒された中性子束を基に、第2回目の運転サイクルにおける健全性を評価するものである。中性子束は、特に炉心平均中性子束は、燃料棒出力と相関があること、その他燃料棒被覆管を構成する物質と核反応したり衝突したりすることにより被覆管の腐食や割れを進行させることを考慮したものである。
そして、評価対象の燃料棒の第1回目と第2回目の運転サイクルにおける中性子束の強度から定まる点を図1と同様にプロットしたときに、当該プロットした点が横軸と縦軸と前記1/4円弧で囲まれた範囲、以下この範囲を健全範囲と呼ぶ、内にあれば、第2回目の運転サイクルにおける健全性が、本第1回目と第2回目の運転サイクルにおける燃料棒が晒される中性子束の強度を基に定めた評価方法の目標値を満たしていると判定する。
本実施の形態の健全性判定方法でも、充分信頼性がおけることが判明した。
本実施の形態の健全性判定方法は、第1サイクルと第2サイクルの運転において燃料棒が晒される中性子束の平均値だけでなく、中性子束の最大値が所定値以下であるか否かを判定の対象とするものである。即ち、1サイクル当たりの運転中の中性子束の平均値が同じであっても、最大値が大きければ燃料棒の最大燃焼度が大きくなること、このため燃料被覆管はダメージを受けやすいことを考慮したものである。
そして、評価対象の燃料棒の第1回目と第2回目の運転サイクルにおける燃料棒がさらされる最大中性子束から定まる点を図1と同様にプロットしたときに、当該プロットした点が横軸と縦軸と前記1/4円弧で囲まれた範囲、以下この範囲を健全範囲と呼ぶ、内にあれば、第3回目の運転サイクルにおける健全性が、本第1回目と第2回目の運転サイクルにおける燃料棒が晒される最大中性子束の強度を基に定めた評価方法の目標値を満たしていると判定する。
本実施の形態の健全性判定方法は、充分信頼性がおけるだけでなく、余裕をもって安全側に判定することが出来ることが判明した。
本実施の形態の健全性判定方法は、第1サイクルと第2サイクルの運転中における燃料棒が晒される中性子束の平均値だけでなく、サイクルの運転中における燃料棒が晒される中性子束に重み付けを行なって、健全性を評価するものである。即ち、第1サイクルの運転は第2サイクルの運転に比べて、またサイクル前半と後半では、燃料棒が晒される中性子束の平均値が同じであっても、健全性に対する影響が相違することを考慮したものである。
本実施の形態の健全性判定方法は、前記中性子束の平均値を基に健全性を判定する方法に比べて、より信頼性の高い判定方法であることが判明した。
本実施の形態の健全性判定方法は、第1回目と第2回目の運転サイクルまでの燃料棒の累積燃焼度で健全性が目標値を充たしているか否かを判定するものである。即ち、HBU燃料、MOX燃料に限らず、原子炉で燃やされる燃料には、燃料の核分裂に伴う燃料棒内部の圧力上昇、核分裂で発生した物質による燃料棒被覆管の腐食、炉内に装荷中に晒される中性子束と温度の他に、燃料ペレットとの機械的接触、支持格子(支持グリッド)との機械的接触等の、理論と運転経験から考えられるあらゆる損傷原因を考慮して、予め最大許容燃焼度が定められている。従って、3度のサイクル運転で燃やしても、当該運転終了時の累積燃焼度がこの最大許容燃焼度に対して所定の余裕があれば、あるいは、第2回目までのサイクル運転での累積燃焼度が最大許容燃焼度に所定の余裕があれば、燃料棒の健全性の目標値は充分であると判定する。
本実施の形態の健全性判定方法でも、充分信頼性がおけることが判明した。
本実施の形態の健全性判定方法は、ウランの濃縮度やプルトニウムの富化度、ガドリニア等の可燃性毒物の組成と含有量、被覆管等を含む燃料棒や燃料ペレットの材質や重量や密度等の燃料仕様によって健全性が目標値を充たしているか否かの指標が相違するため、それを考慮して判定に利用するものである。
即ち、HBU燃料とMOX燃料のいずれであるかにより、核分裂により生じる腐食性物質が相違し、燃料棒内部の圧力上昇が相違する。
また、可燃性毒物の種類により、中性子を吸収することにより発生する物質が相違し、さらに中性子束の分布も相違してくる。
材質や重量により、核分裂性物質そのものの量や、ペレットの熱伝導率や強度が相違してくる。
このような理由により、燃料の仕様によって健全性指標が相違する。さらには、被覆管の材質によっても健全性指標が相違する。
本判定方法によれば、判定の信頼性をより一層高くできることが判明した。
Claims (8)
- 高燃焼度燃料または混合酸化物燃料を第2回目以降の運転サイクルで燃焼させるに際して、
当該サイクル以前の運転サイクルまでの取替炉心解析の結果得られた直接的な1次情報と、燃料棒健全性評価の基準として予め定められた燃料棒健全性指標とを比較することにより、燃料棒の健全性を判定することを特徴とする燃料棒の健全性判定方法。 - 前記燃料棒健全性指標は、燃料棒の出力、燃料棒中性子束の少なくとも1つに対する指標を含むことを特徴とする請求項1に記載の燃料棒の健全性判定方法。
- 前記燃料棒の出力に対する指標は、サイクル平均値、最大値、重み付け平均値の少なくとも1つに対する指標を含むことを特徴とする請求項2に記載の燃料棒の健全性判定方法。
- 前記燃料棒中性子束に対する指標は、サイクル平均値、最大値、重み付け平均値の少なくとも1つに対する指標を含むことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の燃料棒の健全性判定方法。
- 前記燃料棒健全性指標は、燃料棒の燃焼度に関する指標を含むことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の燃料棒の健全性判定方法。
- 前記燃料棒健全性指標は、燃料棒の仕様を考慮された指標であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の燃料棒の健全性判定方法。
- 高燃焼度燃料または混合酸化物燃料を第2回目以降の運転サイクルで燃焼させる際に、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の燃料棒の健全性判定方法に基づいて健全性を判定するためのプログラムであって、
前記燃料棒健全性指標の値を記憶する記憶手段、
前記取替炉心解析の結果得られた直接的な1次情報が入力される入力手段、
前記入力手段にて入力された情報と前記記憶している燃料棒健全性指標の値とを比較して、燃料棒の健全性を判定し出力する出力手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする燃料棒の健全性を判定するためのプログラム。 - 高燃焼度燃料または混合酸化物燃料を第2回目以降の運転サイクルで燃焼させる際に、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の燃料棒の健全性判定方法に基づいて健全性を判定する手段であって、
前記燃料棒健全性指標の値を記憶する記憶手段と、
前記取替炉心解析の結果得られた直接的な1次情報が入力される入力手段と、
前記入力手段にて入力された情報と前記記憶している燃料棒健全性指標の値とを比較して、燃料棒の健全性を判定し出力する出力手段とを有していることを特徴とする燃料棒の健全性判定手段。
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