JP5388070B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技動作を制御する制御回路が形成されている制御基板と、この制御基板を内部に収納するために、少なくともベース部及び蓋部に分割された箱状に形成されている基板ケースと、この基板ケースに貼付されるとともに、当該遊技機の固有の情報が記録されたICタグが設けられているICタグシールとを備えた遊技機に関する。
従来から、スロットマシンの遊技機は、遊技を行うのに必要な遊技装置、遊技装置の動作を制御する制御回路が形成された制御基板、及び、遊技装置及び制御基板に電力を供給する電源装置等を備えたものとなっている。
このうち、制御基板は、遊技動作を制御するプログラムを記憶したROM、及び、高速演算機能を有するLSI等からなるCPUを備え、ROMに記憶されたプログラムをCPUで実行するものとなっている。
このような制御基板は、真正のROMを入賞しやすい不正なプログラムを記憶した不正ROMに交換する等の不正行為を防止するために、箱状に形成された透明な合成樹脂製の基板ケースの内部に収納されている。
制御基板を収納する基板ケースとしては、一面が開口された箱状となっているとともに、制御基板が設置されるベース部と、このベース部に設置された制御基板の上方を覆う蓋部とを備えたものが一般的である。
そして、これらのベース部及び蓋部は、内部に設置された制御基板を不正行為から保護するために、閉じた状態で互いに結合されるようになっている。
これらのベース部及び蓋部の結合には、専用の結合具、例えば、一方が他方の内部に挿入可能となるように、テレスコピック状に形成された一対の筒体を備えた、いわゆる「カシメ」が利用される。
すなわち、「カシメ」の一対の筒体のうち、内側の筒体の外周面には、先端に鉤状の返し部を有する爪部が形成され、外側の筒体の内周面には、前述の爪部を係止する段部が形成されている。一対の筒体のうちの一方を他方の内部に挿入すると、一方の爪部が他方の段部に係止され、これにより、一方が他方の内部に抜け止めされ、一対の筒体が相互に結合されるようになっている。
以上のような遊技機では、閉じられた基板ケースが不正に開けられた場合に、開けられたことが直ちに判るように、ベース部及び蓋部の両方に跨って封印シールが貼り付けられるようになっている。そして、基板ケースが開けられると、封印シールが破れるので、これにより、開けられたことが判るようになっている。
ここで、破れた封印シールの代わりに、贋物の封印シールを貼り付けることで、基板ケースを不正に開放したことを欺瞞することができる。この贋物の封印シールの対策として、近年、シリアルナンバー等の固有情報が電子的に記録されたICタグが一体化されたICタグシールを封印シールとして採用し、このICタグシールを基板ケースに貼付することが実施されている。
このようなICタグシールを採用すれば、専用の読取装置を利用すれば、記録内容の読み出しと、駆動電力の供給とが無線通信で同時に行えるので、貼り付けられた封印シールが本物であるか否かかの判別を容易且つ迅速に行うことができる。
また、ICタグが一体化されたICタグシールを剥がすと、ICタグの無線アンテナが破壊されるようにICタグシールを形成することができ、このようなICタグシールを採用すれば、外観を損傷させずにICタグシールを基板ケースから剥がすことができても、ICタグの無線アンテナが破壊され、ICタグの記録内容が読み取ることができないので、基板ケースが不正に開けられたか否かの判別を容易且つ迅速に行うことができる。
しかしながら、前述のICタグシールを利用しても、鋭利な刃物、例えば、カミソリ等を利用して、基板ケースからICタグシールを丁寧に剥がせば、ICタグの無線アンテナや外観に何らダメージを与えずに基板ケースからICタグシールを剥がすことができ、これにより、剥がされたICタグシールの再利用が可能となり、基板ケースを開けた後、ICタグシールを再貼付するとで、基板ケースが開放されたか否かの判別が困難となる、という問題がある。
この問題を解決するために、ICタグのチップが設けられるベースシートと、このベースシートを基板ケースに貼着するための貼着剤からなる貼着層と、ベースシート及び貼着層の間に形成されるとともに、貼着層の貼着力よりも弱い粘着力でベースシート及び貼着層を相互に結合する粘着層と、粘着層に成膜した金属膜をエッチングすることで形成された無線アンテナとを備え、且つ、貼着層の貼着力よりも小さい力でベースシートが破断されるようにしたICタグシールが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このようなICタグシールによれば、カミソリ等を利用してICタグシールの剥離処理を丁寧に行ったとしても、基板ケースからICタグシールを剥がすために、貼着層の貼着力に抗する剥離力をICタグシールに加えると、この剥離力でベースシートが破断され、ICタグシールの外観が損なわれる。
そのうえ、貼着層の貼着力に抗する剥離力は、ベースシートから粘着層を剥離させて、粘着層に形成されている無線アンテナを、ベースシートに形成されているICタグから電気的に分離するので、ICタグの記録内容の読み取りが不可能となる。
このため、カミソリ等を利用したICタグシールの剥離処理でも、ICタグシールの再利用が不可能となり、基板ケースを開けたか否かの判別を有効に行うことができる。
特開2009−50537号公報
前述のような遊技機では、化学薬品で貼着層の貼着力を無力化することができれば、基板ケースからICタグシールを剥がす際に、ICタグシールに何ら力が加わらなくなり、ICタグの無線アンテナや外観に何らダメージを与えずに基板ケースからICタグシールを剥がすことができるので、剥がされたICタグシールの再利用が可能となり、不正ROMに交換する等の不正行為の防止が確実に行えなくなるおそれがある。このため、基板ケースの開放によってICタグシールが確実に破断される遊技機が要望されている。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、基板ケースの開放によって、確実にICタグシールが破断される遊技機を提供することである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、前述の目的を達成するためになされたものである。以下に、各発明の特徴点を、図面に示した発明の実施の形態を用いて説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1に記載された発明は、遊技動作を制御する制御回路が形成されている制御基板(80)と、この制御基板(80)を内部に収納するために、少なくともベース部(52)及び蓋部(53)に分割された箱状に形成されている基板ケース(50)と、この基板ケース(50)に貼付されるとともに、当該遊技機(1)の固有の情報が記録されたICタグが設けられているICタグシール(12)とを備えた遊技機(1)であって、前記ICタグシール(12)が貼付されるタグ貼付面(61)を有するとともに、前記基板ケース(50)の一側面(54)から突出する板状に形成されたタグ貼付部(60)と、このタグ貼付部(60)の全体を覆う箱状に形成されるとともに、箱状の一面が開口されているタグカバー部材(70)とが設けられ、前記タグ貼付部(60)は、そのタグ貼付面(61)を二つに分ける境界線を境に、前記ベース部(52)に一体化されるベース側板部(62)と、前記蓋部(53)に一体化される蓋側板部(63)とに分割され、前記タグカバー部材(70)は、前記タグ貼付部(60)の前記タグ貼付面(61)が形成された表側面を覆う表側カバー部(73)と、前記タグ貼付面(61)とは反対側となる裏側面を覆う裏側カバー部(72)とに分割されたものであり、前記表側カバー部(73)は、その内面から前記タグ貼付部(60)に向かって延びる弾性変形可能な腕部(74A, 74B)と、この腕部(74A, 74B)の先端に設けられるとともに、前記タグ貼付部(60)の裏側面の端縁に係止させる爪部(74C) とを有し、前記タグ貼付部(60)の表側面に向かって押し付けることで当該タグ貼付部(60)の表側への取り付けが可能となっているとともに、当該タグ貼付部(60)の基端から先端へ摺動させることで当該タグ貼付部(60)から取り外しが可能とされ、前記裏側カバー部(72)は、その内面から前記タグ貼付部(60)に向かって延びる弾性変形可能な腕部(76B) と、この腕部(76B) の先端に設けられるとともに、前記タグ貼付部(60)の表側面の端縁に係止させる爪部(76C) とを有し、前記タグ貼付部(60)の裏側面に向かって押し付けることで当該タグ貼付部(60)の裏側への取り付けが可能となっているとともに、当該タグ貼付部(60)の基端から先端へ摺動させることで当該タグ貼付部(60)から取り外しが可能とされ、前記ベース側板部(62)及び前記蓋側板部(63)の境界部分には、前記タグ貼付部(60)の基端から先端へ向かって前記タグ貼付面(61)を横断するように延びるスリット状のブレード挿通間隙(65)が形成されており、前記表側カバー部(73)及び前記裏側カバー部(72)の少なくとも一方には、前記タグカバー部材(70)の内面(72A) における開口近傍の部分から前記タグ貼付部(60)へ向かって突出するとともに、前記ブレード挿通間隙(65)に挿通可能なブレード部(77)が設けられ、前記ブレード部(77)は、前記表側カバー部(73)及び前記裏側カバー部(72)の少なくとも一方が前記タグ貼付部(60)の基端から先端へ摺動されると、前記ブレード挿通間隙(65)に沿って移動して前記タグ貼付面(61)を横断するとともに、前記タグ貼付面(61)に貼付されたICタグシール(12)を破断するように形成されていることを特徴とする。
(請求項1の効果)
以上のように構成されている本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、基板ケースの一側面に、当該側面から突出する板状のタグ貼付部を設け、このタグ貼付部にICタグシールを貼付させるタグ貼付面を設け、さらに、タグ貼付部の全体を覆う筒状に形成されたタグカバー部材を設けたので、ICタグシールがタグカバー部材に覆われ、ICタグシールを基板ケースから剥がす際に、カミソリ等の刃物を利用することができなくなるうえ、化学薬品をICタグシールに塗布することができなくなり、従って、ICタグの無線アンテナや外観にダメージを与えることなく、ICタグシールを基板ケースから剥がすことが不可能となる。
また、タグ貼付部のタグ貼付面が形成された表側面を覆う表側カバー部と、タグ貼付面とは反対側となる裏側面を覆う裏側カバー部とにタグカバー部材を分割し、このうち、表側カバー部は、その内面にタグ貼付部に向かって延びる弾性変形可能な腕部を設けるとともに、この腕部の先端にタグ貼付部の裏側面の端縁に係止させる爪部を設けたので、タグ貼付部の表側面に向かって押し付けることで、タグ貼付部の表側への取り付けが容易に行えるようになる。同様に、裏側カバー部についても、その内面からタグ貼付部に向かって延びる弾性変形可能な腕部を設けるとともに、この腕部の先端にタグ貼付部の表側面の端縁に係止させる爪部を設けたので、タグ貼付部の裏側面に向かって押し付けることで、タグ貼付部の裏側への取り付けが容易に行えるようになる。
これにより、表側カバー部及び裏側カバー部をタグ貼付部に取り付ける際、すなわち、タグカバー部材をタグ貼付部に取り付ける際に、ICタグシールを何ら傷つけることなく、且つ、表側カバー部及び裏側カバー部の少なくとも一方に設けられたブレード部をブレード挿通間隙の端部、換言すると、ICタグシールの破断開始位置にセットしても、ICタグシールを何ら傷つけることがない。
さらに、内面からタグ貼付部に向かって延びる腕部の先端に設けた爪部をタグ貼付部の表側面及び裏側面の端縁にそれぞれ係止させることで、表側カバー部及び裏側カバー部をタグ貼付部に取り付けるようにしたので、表側カバー部及び裏側カバー部をタグ貼付部の基端から先端へ向かって摺動させれば、当該タグ貼付部から取り外すことができる。
ここで、タグカバー部材をタグ貼付部から取り外さなければ、基板ケースを開放することができない。具体的には、基板ケースを開放するには、表側カバー部及び裏側カバー部の両方をタグ貼付部の基端から先端へ摺動させて、当該タグ貼付部から取り外す必要がある。そして、表側カバー部及び裏側カバー部のうち、ブレード部が設けられたものをタグ貼付部の基端から先端へ摺動させると、ブレード部がブレード挿通間隙に沿ってタグ貼付部の基端から先端へ向かって移動し、タグ貼付面に貼り付けられたICタグシールを破断するようになっている。
このため、基板ケースを開放する際に、表側カバー部及び裏側カバー部の両方がタグ貼付部の基端から先端へ摺動され、これにより、必ず、ブレード部がブレード挿通間隙に沿って駆動されて、ICタグシールを破断するので、基板ケースを開放すると、ICタグシールが確実に破断されるようになり、これにより、前記目的が達成される。
本発明の一実施形態の全体を示す正面図である。 前記実施形態に係る筐体内部を示す正面図である。 前記実施形態に係る基板ケースを示す斜視図である。 前記実施形態に係る基板ケースを示す分解斜視図である。 前記実施形態に係るベース部を示す平面図である。 前記実施形態に係るベース部側の連結部分を示す分解斜視図である。 前記実施形態に係る蓋部側の連結部分を示す分解斜視図である。 前記実施形態に係る箱状部の連結部分を示す断面図である。 前記実施形態の要部を示す分解斜視図である。 前記実施形態の要部を示す図9とは異なる角度の分解斜視図である。 前記実施形態の要部を示す断面図である。 前記実施形態の要部の図11とは異なる状態を示す断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態である一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(スロットマシン1の概要)
図1には、本発明の第1実施形態に係る遊技機としてのスロットマシン1が示されている。図1において、スロットマシン1は、三個の回転リール11の各々に記された複数種類の図柄が所定の組合せとなるように、回転している回転リール11を停止させる遊技を行うものである。このスロットマシン1には、図1に示すように、当該スロットマシン1の各種装置を収納するとともに、正面形状が長方形となった筐体2が備えられている。
筐体2は、前面全体が開口された箱状の部材である。そして、筐体2の前面開口は、当該筐体2に回動可能に取り付けられた前扉3で塞がれるようになっている。なお、前扉3は、閉じられると、自動的に施錠されるようになっている。
前扉3は、その前面をほぼ二分する上部パネル部4及び下部パネル部5を備えたものとなっている。そして、下部パネル部5の下方には、入賞時に払い出されるメダルを貯留する受皿部6Aが一体成形された受皿ユニット6が設けられている。また、また、上部パネル部4と下部パネル部5との間には、遊技に係る操作を行うための操作卓7が遊技者側に突出するように形成されている。
ここで、上部パネル部4及び下部パネル部5は、意匠的に優れた外観を確保するために、合成樹脂製の化粧板が表面に張り付けられたものとなっている。
(上部パネル部4)
上部パネル部4には、図1中、操作卓7の上方且つ幅方向の中央部分において長方形状に形成された表示窓4Aが設けられている。
ここで、筐体2内部に設けられた三個の回転リール11の各々は、その外周面に複数種類の図柄に記されている。そして、各回転リール11の図柄は、筐体2の外部から表示窓4Aを通して目視可能となっている。
上部パネル部4の上端縁部分には、正面形状が逆台形状に形成された演出用照明装置4Bが設けられている。この演出用照明装置4Bは、上部パネル部4の上端縁部分のほぼ中央に配置されている。演出用照明装置4Bの両端部は、上部パネル部4の角隅部分まで達することなく、その手前の位置で途切れたものとなっている。
また、上部パネル部4の両側縁には、各々が細長い帯状に形成されるとともに、「八」の字を形成するように配置された一対の演出用照明装置4Cが設けられている。これらの演出用照明装置4Cのそれぞれは、上部パネル部4の上端縁から斜め下方へ延び、表示窓4Aの上端縁よりも若干高い高さレベル位置まで達するものとなっている。
さらに、上部パネル部4の両方の側縁には、演出用照明装置4Cの下端に接続された別の演出用照明装置4Dがそれぞれ設けられている。これらの演出用照明装置4Dの各々は、演出用照明装置4Cと同様に、上下方向に細長い帯状に形成されたものであり、演出用照明装置4Cの下端から、上部パネル部4の側縁に沿って延び、操作卓7の直近まで達するものとなっている。
これらの演出用照明装置4B〜4Dの各々は、赤色のレンズの内部に配置された高輝度発光ダイオード等の光源を備え、遊技の進行に応じて、その光源の点灯又は点滅により、遊技における視覚的な演出効果を高めるものである。
表示窓4A及び演出用照明装置4Bの間には、遊技の演出用画像を表示する液晶表示装置4Eが設けられている。この液晶表示装置4Eは、動画を含む様々な画像を、遊技の進行に応じて表示するものである。
液晶表示装置4Eの両側には、遊技に係る効果音を発生するスピーカを備えた音声出力部4Fがそれぞれ設けられている。
(操作卓7)
操作卓7は、遊技における操作に必要な各種のスイッチ類が配置されたものである。
すなわち、操作卓7における図1中右端の部分には、前扉3の施錠を解除するための鍵が挿入される鍵穴7Aが設けられている。この鍵穴7Aの左斜め上方には、メダルを投入するためのメダル投入口7Bが開口されたメダル投入部7Cが設けられている。
メダル投入口7Bの左斜め下方には、三個の回転リール11のそれぞれを停止させる際に操作される三個のストップボタン7Dが設けられている。これら三個のストップボタン7Dのうち、左端に配置されているストップボタン7Dの左斜め上方には、一度の操作で最大枚数のメダルを賭けることができるマックスベットボタン7Eが設けられている。
また、左端のストップボタン7Dの左方であって、マックスベットボタン7Eの左斜め下方の位置には、三個の回転リール11を一斉に回転させる際に操作されるスタートレバー7Fが設けられている。このスタートレバー7Fの左斜め上方には、1回の操作で貯留されているメダルを1枚賭けることのできる、換言すると、メダルを1枚ずつ賭ける際に操作されるベットスイッチ7Gが設けられている。
さらに、ベットスイッチ7Gの左斜め下方には、精算時に貯留されているメダルを払い出させる精算ボタン7Hが設けられている。
(下部パネル部5及び受皿ユニット6)
下部パネル部5には、スロットマシン1のモデルタイプを表す象徴するキャラクター等が描かれたパネル5Aが設けられている。
受皿ユニット6には、メダルを貯留する前述の受皿部6Aに加えて、入賞時に受皿部6Aへ向かって払い出されるメダルを排出させるメダル払出口6Bと、遊技に係る効果音を発生するスピーカを備えた音声出力部6Cとが設けられている。
(筐体2)
次に、筐体2について簡単に説明する。
筐体2は、遊技の進行に必要な機能を有する複数種類の内部装置を内部に収納する箱状のものである。すなわち、筐体2は、図2に示すように、天面、底面、両方の側面、及び、背面の各々に配置される天板41、底板42、一対の側板43、及び、背板44を備えているとともに、前面が開口された六面体に形成されたものである。
また、筐体2には、一対の側板43の間に架け渡された中板45が設けられている。この中板45によって、筐体2の内部空間は、上下に仕切られている。
さらに、筐体2には、天板41の図2中下方の下面から下方へ突き出た平板状の抜け止め部46が設けられている。この抜け止め部46については、後で更に詳しく説明する。
(筐体2に収納されている内部装置)
次いで、筐体2の内部に設けられている内部装置について簡単に説明する。
筐体2の内部には、図2に示すように、スロットマシン1の遊技動作を制御するマイクロコンピュータからなるCPUを備えた後述する主制御基板80を内蔵する基板ケース50、三個の回転リール11が回転自在に支持するとともに、これらの回転リール11のそれぞれを駆動する図示しないモータを備えたリールユニット10、内部に多数のメダルを貯留させる容器部21を備えるとともに受皿部6Aに向かってメダルを排出するホッパユニット20、及び、これらの装置に電力を供給する電源装置9等が設けられている。
このうち、リールユニット10は、それぞれが円筒状に形成された複数の回転リール11を有するものである。そして、これらの回転リール11の各外周面には、特に図示していないが、複数種類の図柄が記されている。
前扉3の裏側の面には、表側に画面が露出している液晶表示装置4Eの裏側に配置されるとともに、液晶表示装置4E、演出用照明装置4B〜4D及び音声出力部4F, 6Cの動作を制御する図示しないサブ制御基板を内蔵する基板ケース2Dが設けられている。
また、前扉3の裏側の面には、表側の面に開口されたメダル投入口7Bに対応して、投入されたメダルの適否を判定するメダルセレクタ8が設けられている。
(基板ケース50)
次に、前述の主制御基板を内蔵する基板ケース50について説明する。
基板ケース50は、図3に示すように、略直方体状の箱状に形成された箱状部51を備えたものである。この箱状部51は、遊技動作を制御する制御回路が形成されている制御基板である前述の主制御基板80を内部に収納するためのものである。
箱状部51は、外部から内部の視認が可能な透明合成樹脂製の部材であり、図3中奥側のベース部52と、図3中手前側の蓋部53とに分割可能となっている。
更に詳しく説明すると、基板ケース50には、図4に示すように、前述したベース部52、及び蓋部53に加えて、ICタグシール12が貼付されるタグ貼付面61を有するとともに、基板ケース50の一側面54から突出する板状に形成されたタグ貼付部60と、このタグ貼付部60の全体を覆う箱状に形成されるとともに、箱状の一面が開口されているタグカバー部材70とが設けられている。
なお、タグ貼付部60が立設されている基板ケース50の一側面54は、ベース部52側の側面54A と、蓋部53側の側面54Bとに二分割されている。
ICタグシール12は、遊技機であるスロットマシン1の固有の情報、例えば、製造番号であるシリアルナンバー等をデジタル信号化したデータが記録されたICタグ(ICチップ)が設けられているものである。
タグ貼付面61は、図5に示すように、図5中左右に二分割されたものとなっている。更に詳しく説明すると、タグ貼付面61は、図4及び図5に示すように、図4中右方がベース部52側の側の貼付面61A となっているとともに、図4中左方が蓋部53側の貼付面61B となっている。
タグ貼付部60は、タグ貼付面61と同様に、二分割されている。すなわち、タグ貼付部60は、タグ貼付面61A, 61Bを二つに分ける境界線を境に、ベース部52に一体化されるベース側板部62と、蓋部53に一体化される蓋側板部63とに分割されたものとなっている。
タグカバー部材70は、図4の如く、タグ貼付部60のタグ貼付面61が形成された表側面を覆う表側カバー部73と、タグ貼付面61とは反対側となる裏側面を覆う裏側カバー部72とに分割されたものである。
これらのタグ貼付部60及びタグカバー部材70については、後で更に詳しく説明する。
(カシメ部材81及びカシメ受部82)
続いて、ベース部52及び蓋部53を相互に接合するための部材であるカシメ部材81及びカシメ受部82について説明する。
カシメ部材81及びカシメ受部82は、一方が他方の内部に挿入可能となるように、入れ子状に形成された筒体をそれぞれ有するものである。
すなわち、カシメ部材81は、図6に示すように、平たい直方体状に形成された基部81A と、入れ子状に形成された一対の筒体のうちの一方として、円筒状に形成された筒状突起部81B とを備えたものとなっている。
このうち、筒状突起部81B は、図6において、蓋部53に対向している基部81A の正面から蓋部53へ向かって突出するものとなっている。
また、直方体状の基部81A は、筒状突起部81B が突設された正面が長方形状とされ、この長方形における図6中上下方向に延びる辺が長方形状の長辺とされ、図6中左右方向に延びる辺が長方形状の短辺とされている。
そして、基部81A は、短辺の長さ寸法が筒状突起部81B の直径よりも大きくなっているとともに、長辺方向に沿った両側の側縁部81C が筒状突起部81B の根本部分から左右両側へ張り出したものとなっている。
さらに、基部81A は、長辺の長さ寸法が筒状突起部81B の直径の2倍程度の大きさとなっているとともに、その上半分の部位に筒状突起部81B が設けられ、下半分が平坦な部位となっている。
さらに、基部81A には、当該基部81A の背面及びその周縁に沿った四つの側面を覆える直方体の箱状に形成された金属製の保護カバー部材83が背面側に取り付けられるようになっている。
保護カバー部材83は、基部81A の長辺に沿った側壁に複数の係止孔83A が開口されたものとなっている。一方、基部81A の長辺に沿った側壁には、その表面から突出するとともに、保護カバー部材83側の係止孔83A に嵌め込まれる係止突起81D が設けられている。
保護カバー部材83は、カシメ部材81の背面を覆うように取り付けられると、その係止孔83A が基部81A 側の係止突起81D に係止され、カシメ部材81から脱落しないようになっている。
また、保護カバー部材83の四つの側壁のうち、基部81A 側の短辺に沿った側壁83B, 83Cは、基部81A 側の長辺に沿った側壁よりも突出量が大きく、その先端が基部81A 側の長辺に沿った側壁よりもカシメ部材81側に突出している。
これらの側壁83B, 83Cの両側の側縁には、当該側縁を四角形状に切り欠くことで形成された切り欠き部83D ,83Eがそれぞれ形成されている。
一方、ベース部52には、カシメ部材81が取り外し可能に取り付けられる部位として箱状に形成されたカシメ取付部84が設けられている。このカシメ取付部84は、タグ貼付部60の図6中左右両側にそれぞれ配置されている。
また、カシメ取付部84は、図6中下方の面に開口84A が形成されるとともに、手前の面に開口84B が形成されたものとなっている。
カシメ取付部84の下方の開口84A は、カシメ部材81の平たい基部81A の上面に応じたサイズとされている。
また、カシメ取付部84の手前の開口84B は、その幅がカシメ部材81の筒状突起部81B の直径に応じた寸法となっており、開口84B の両側には、図6中上下方向に延びる鍔部84C が形成されている。
この開口84B 両側の鍔部84C は、保護カバー部材83の側壁83B, 83Cに形成されている切り欠き部83D ,83Eの内部を挿通可能となっている。
これにより、保護カバー部材83が背部に取り付けられたカシメ部材81は、カシメ取付部84の下方の開口84A を通ってカシメ取付部84の内部に入れられ、保護カバー部材83の側壁83B, 83Cに形成された切り欠き部83D ,83Eの内部に鍔部84C を挿通させながら、カシメ取付部84の所定位置まで持ち上げられ、これにより、ベース部52への取り付けがなされるようになっている。
ここで、カシメ部材81は、カシメ取付部84の下方の開口から外部へ取り出すことができるが、手前の開口の両側に形成された鍔部84C に抜け止めされ、手前側へ引き抜くことが不可能、すなわち、開口84B から抜き取れないようになっている。
また、保護カバー部材83は、カシメ部材81がベース部52に取り付けられると、その側壁83B, 83Cに形成された切り欠き部83D ,83Eが、開口84B の両側に形成された鍔部84C に係止された状態となっている。これにより、カシメ部材81の背面と対向するベース部52の側壁が不正に切り取られ、保護カバー部材83の背面の大きさに相当する孔がベース部52の側壁に開口されても、側壁83B, 83Cの切り欠き部83D ,83Eが、開口84B 両側の鍔部84C に係止され、保護カバー部材83を取り除くことができないようになっている。
このようなカシメ部材81と結合するカシメ受部82は、図7に示すように、蓋部53におけるベース部52に設けられているカシメ取付部84に対応した位置に設けられている。
ここで、カシメ受部82は、図7中、タグ貼付部60の左右両側に設けられている四角筒状の保護壁部82A と、この保護壁部82A の内部に保護されるように形成された円筒状の筒状受部82B とを有するものとなっている。
四角筒状の保護壁部82A は、略正方形の断面形状を有するとともに、断面形状の略正方形が有する四つ辺のそれぞれに沿った4つの側壁を有するものとなっている。
これらの側壁のうち、カシメ部材81に設けられた基部81A の下半分における平坦な部位と対応する側壁82C (図8参照)は、その先端が他の側壁の先端よりも後退した位置に配置されている。これにより、保護壁部82A には、カシメ部材81に設けられた基部81A の下半分における平坦な部位を逃がす逃げが形成され、カシメ部材81との結合の際に、カシメ部材81に設けられている基部81A の下半分と干渉しないようになっている。
さらに、保護壁部82A の内部には、図7の如く、保護壁部82A の内側面を覆う金属製の保護プレート85が挿入されるようになっている。
保護プレート85は、帯状に形成された金属板の長手方向の途中部分を折り曲げることで、略正方形の断面形状を有する略筒状の部材である。
また、保護プレート85は、保護壁部82A への挿入方向の先端となる端縁から後端となる端縁に向かって細長く延びる切り欠き部85A が設けられている。
保護プレート85における切り欠き部85A の先端両側の部分は、筒状の外側へ僅かに折り曲げられている。これにより、保護プレート85は、保護壁部82A の内部に挿入された際に、切り欠き部85A の先端両側の折り曲げられた部分が保護壁部82A の内側面に接触して当該内側面に摩擦力で係止され、蓋部53から脱落しないようになっている。
カシメ受部82の筒状受部82B は、図8に示すように、その内部にカシメ部材81側の筒状突起部81B が挿入される円筒状の部位である。換言すると、筒状受部82B 及び筒状受部82B は、入れ子状に形成された一対の筒体であり、筒状受部82B の内部に筒状突起部81B が挿入可能となっている。
そして、内側の筒体である筒状突起部81B の外周面には、図8の如く、鉤状の返し部81E を有する爪部81F が突設されている。
外側の筒体である筒状受部82B の内周面には、筒状突起部81B 側の爪部81F を係止する段部82D が形成されている。筒状突起部81B を筒状受部82B の内部に挿入すると、筒状突起部81B の爪部81F が筒状受部82B の段部82D に係止され、これにより、筒状突起部81B が筒状受部82B の内部に抜け止めされ、筒状突起部81B 及び筒状受部82B が相互に結合されるようになっている。
(タグ貼付部60、タグカバー部材70)
次に、タグ貼付部60及びタグカバー部材70について詳しく説明する。
タグ貼付部60は、前述したように、ベース部52に一体化されたベース側板部62と、蓋部53に一体化された蓋側板部63とに分割されたものとなっている。
このようなタグ貼付部60には、図5及び図9に示すように、タグ貼付面61から突出するとともに、タグ貼付面61の周囲を囲むように延びる立ち上がり部64が設けられている。
この立ち上がり部64は、タグ貼付部60と同様に、ベース側板部62に一体化されたベース側立ち上がり部64A と、蓋側板部63に一体化された蓋側立ち上がり部64B とに分割されたものとなっている。
そして、ベース側板部62及び蓋側板部63の境界部分には、図5の如く、タグ貼付部60の基端から先端へ向かってタグ貼付面61を横断するように延びるスリット状のブレード挿通間隙65が形成されている。
タグカバー部材70は、前述したように、タグ貼付部60の表側面を覆う表側カバー部73と、タグ貼付部60の裏側面を覆う裏側カバー部72とに分割されたものである。
換言すると、タグカバー部材70は、図9及び図10に示すように、表側カバー部73と裏側カバー部72とを一体化することで形成される六面体状の箱体である。
このタグカバー部材70は、六つの側面のうち、タグ貼付部60が立設された基板ケース50側の側面54に対向する側面が開口され、この開口からタグ貼付部60を内部に挿通させることが可能となっている。
表側カバー部73は、図10の如く、タグ貼付面61と対向する長方形状の内面73A を有するものとなっている。
そして、表側カバー部73は、内面73A を囲む端縁のうち、タグカバー部材70の開口の周囲に位置するもの以外の端縁に沿って形成された側壁73B, 73Cを有している。
このうち、側壁73B は、タグ貼付部60の先端側に位置する長辺からタグ貼付部61に向かって突出するものであり、タグカバー部材70の開口と対向する位置に形成されている。
側壁73C は、内面73A の両側の短辺のそれぞれからタグ貼付部61に向かって突出するものであり、互いに対向するように形成されている。
また、長方形に形成された内面73A における四つの角隅部には、タグ貼付部61に向かって延びるとともに弾性変形が可能となった腕部74A, 74Bが立設されている。
このうち、腕部74A は、タグカバー部材70の内部に収納されるタグ貼付部60の先端に対応した位置に設けられている。一方、腕部74B は、タグ貼付部60の基端に対応した位置に設けられている。
これらの腕部74A, 74Bのそれぞれの先端には、タグ貼付部61の裏側面の端縁に係止させる爪部74C が設けられている。
また、内面73A の両側の短辺に沿った側壁73B の内側近傍には、それぞれ当該短辺の中間部分からタグ貼付部61に向かって突出するとともに、当該側壁73B に沿って平行に延びる当接壁75A が立設されている。
さらに、内面73A における長辺を二等分する中心線の近傍部分であって、当該中心線を挟むその両側部分には、タグ貼付部61に向かって突出するとともに、当該中心線に沿って平行に延びる一対の押圧壁75B が設けられている。
ここで、タグ貼付部60における表側カバー部73側の側壁73C に対応する側縁部60A には、当該タグ貼付部60の先端近傍位置、及び、表側カバー部73側の腕部74B に対応する位置のそれぞれに切り欠き部66A, 66Bが設けられている。
このうち、切り欠き部66B は、その内部に腕部74B の爪部74C を挿通させるには深さが充分でなく、内部に爪部74C が通過する際、爪部74C の背側の一部が外部にはみ出させてしまうものとなっている。
この切り欠き部66B は、表側カバー部73をタグ貼付部60に取り付ける際に、表側カバー部73側に設けられた腕部74B の爪部74C 及びその本体と係合し、表側カバー部73のタグ貼付部60に対する位置を決める位置決め用の部位となっている。
一方、切り欠き部66A は、切り欠き部66B よりも切り欠きの深さが大きくされ、その内部に、裏側カバー部72側に設けられた後述する腕部76B の爪部76C を挿通させることが可能となっている。
以上において、表側カバー部73は、腕部74B の爪部74C 及びその本体をタグ貼付部60側に設けられた切り欠き部66B に係合させながら、タグ貼付部60の表側面に向かって押し付け、腕部74A, 74Bの爪部74C をタグ貼付部60の端縁に係止させることで、当該タグ貼付部60の表側への取り付けが可能となっている。
そして、表側カバー部73は、腕部74A に形成されている爪部74C の返し面、及び、腕部74B に形成されている爪部74C の返し面と、当接壁75A の先端面とでタグ貼付部60を挟み込むことで、タグ貼付部60の表面に沿って摺動可能にタグ貼付部60に取り付けられるようになっている。
一方、表側カバー部73は、タグ貼付部60の基端から先端へ摺動させることで当該タグ貼付部60から取り外し可能となっている。
この際、表側カバー部73は、爪部74C の返し面と、当接壁75A の先端面とでタグ貼付部60を両側から挟み込み、タグ貼付部60を形成するベース側板部62及び蓋側板部63を結合して一体化するようになっている。
このため、表側カバー部73をタグ貼付部60から取り外さないと、ベース側板部62及び蓋側板部63を分離できず、従って、ベース部52及び蓋部53を開放すること、すなわち、基板ケース50を開けることができないようになっている。
裏側カバー部72は、図9の如く、タグ貼付面61と対向する長方形状の内面72A を有するものとなっている。
そして、裏側カバー部72は、内面72A を囲む端縁のうち、タグカバー部材70の開口の周囲に位置するもの以外の端縁に沿って形成された側壁72B, 72Cを有している。
このうち、側壁72B は、タグ貼付部60の先端側に位置する長辺からタグ貼付部61に向かって突出するものであり、タグカバー部材70の開口と対向する位置に形成されている。
側壁72C は、内面72A の両側の短辺のそれぞれからタグ貼付部61に向かって突出するものであり、互いに対向するように形成されている。
また、裏側カバー部72は、長方形に形成された内面73A における開口側の二つの角隅近傍からタグ貼付部61に向かって延びるとともに、弾性変形が可能となった腕部76B を備えている。
これらの腕部76B のそれぞれの先端には、タグ貼付部61の表側面の端縁に係止させる爪部76C が設けられている。
ここで、腕部76B は、表側カバー部73側の腕部74B よりもタグ貼付部60の先端に近い位置に配置され、表側カバー部73側の腕部74B とは位置をずらして裏側カバー部72に設けられている。
これにより、裏側カバー部72側の腕部76B 及び表側カバー部73側の腕部74B は、裏側カバー部72及び表側カバー部73をタグ貼付部60に取り付ける際に、腕部76B 側の爪部76C と、腕部74B 側の爪部76C とがタグ貼付部61の互いに異なる位置に係止され、互いの干渉が回避されるようになっている。
また、裏側カバー部72には、タグカバー部材70の内面、すなわち、裏側カバー部72の内面72A における開口近傍の部分からタグ貼付部60へ向かって突出するとともに、ブレード挿通間隙65(図5参照)に挿通可能なブレード部77が設けられている。
このブレード部77は、裏側カバー部72をタグ貼付部60の基端から先端へ摺動させることにより、図12に示すように、ブレード挿通間隙65に沿って移動して、タグ貼付面61を横断するようになている。そして、ブレード部77は、タグ貼付面61を横断する際に、当該タグ貼付面61に貼付されたICタグシール12を破断するようになっている。
以上において、裏側カバー部72は、タグ貼付部60の裏側面に向かって押し付け、腕部76B の爪部76C をタグ貼付部60の端縁に係止させることで、当該タグ貼付部60の裏側への取り付けが可能となっている。
また、表側カバー部73は、タグ貼付部60の基端から先端へ摺動させ、腕部76B の爪部76C がタグ貼付部60の切り欠き部66A と重なり合う位置に到達したら、全体を下方へ移動させ、腕部76B の爪部76C を切り欠き部66B から引き抜くことで、タグ貼付部60から取り外し可能となっている。
ここで、表側カバー部73の側壁73B, 73C、及び、裏側カバー部72の側壁72B, 72Cの互いに向き合っている先端部分には、図9〜図11に示すように、段差73D, 73E、及び、段差72D, 72Eがそれぞれ形成されている。
すなわち、表側カバー部73の内面73A における長辺に沿った側壁73B の先端部分には、表側カバー部73の外側を向いた段差73D が形成されている。
この段差73D と対向する裏側カバー部72の側壁72B の先端部分には、裏側カバー部72の内側を向いた段差72D が形成されている。
表側カバー部73側の外側を向いた段差73D が形成された側壁73B の先端部分と、裏側カバー部72側の内側を向いた段差72D が形成された側壁72B の先端部分とは、図11の如く、合決状に噛み合うようになっている。
また、表側カバー部73の内面73A における短辺に沿った側壁73C の先端部分には、表側カバー部73の内側を向いた段差73E が形成されている。
この段差73E と対向する裏側カバー部72の側壁72C の先端部分には、裏側カバー部72の外側を向いた段差72E が形成されている。
表側カバー部73側の内側を向いた段差73E が形成された側壁73C の先端部分と、裏側カバー部72側の内側を向いた段差72E が形成された側壁72C の先端部分とは、側壁73B 及び側壁72B の先端部分と同様に、合決状に噛み合うようになっている。
このような本実施形態では、次のように、基板ケース50の封止作業が行われる。
すなわち、ベース部52の内部に主制御基板80を納めた後、ベース部52の開口を蓋部53で閉じる。すると、ベース部52側に一体化されたベース側板部62のタグ貼付面61A と、蓋部53側一体化された蓋側板部63のタグ貼付面61B とが同一平面となってタグ貼付面61が形成される。この状態で、タグ貼付面61にICタグシール12を貼付する。
タグ貼付面61へのICタグシール12の貼付が完了したら、タグカバー部材70の表側カバー部73及び裏側カバー部72のうち、表側カバー部73を先にタグ貼付部60の表側面に向かって押し付けて当該タグ貼付部60の表側に取り付ける。
表側カバー部73のタグ貼付部60への取付作業が完了したら、裏側カバー部72をタグ貼付部60の裏側からタグ貼付部60の裏側面に向かって押し付けてタグ貼付部60の裏側に取り付ける。
裏側カバー部72がタグ貼付部60に取り付けられると、当該裏側カバー部72に設けられたブレード部77は、図11の如く、ブレード挿通間隙65の両端部のうち、タグ貼付部60の基端側に位置する端部、すなわち、ICタグシールの破断開始位置にセットされ、以上により、基板ケース50の封止作業が完了する。
ここで、表側カバー部73及び裏側カバー部72の両方をタグ貼付部60に取り付けた状態にすると、表側カバー部73の腕部74B がタグ貼付部60側の切り欠き部66B に嵌り込んでいるとともに、腕部74B の背面側に配置された裏側カバー部72の側壁73C が腕部74B を切り欠き部66B から抜けないように抜け止めする。これにより、表側カバー部73の腕部74B は、切り欠き部66B に嵌り込んだ状態に固定される。
このため、腕部74B の背面に裏側カバー部72の側壁73C が配置されてる状態では、腕部74B が切り欠き部66B に係止されるので、裏側カバー部72をタグ貼付部60の基端から先端へ摺動させることにより、裏側カバー部72の側壁73C を腕部74B の背面から除去しないと、表側カバー部73を摺動することができない。
また、表側カバー部73の側壁73B の先端部分に形成された段差73D は、裏側カバー部72側の段差72D の内側に配置され、これにより、表側カバー部73は、側壁73B が裏側カバー部72側の段差72D に係止されるので、先に裏側カバー部72をタグ貼付部60の基端から先端へ摺動させて、段差72D による係止を解除しないと、この点からも、表側カバー部73を摺動することができない。
以上により、基板ケース50は、先に裏側カバー部72をタグ貼付部60から取り外さないと、表側カバー部73をタグ貼付部60から取り外すことができないようになっている。
次に、本実施形態における基板ケース50の開封作業を簡単に説明する。
裏側カバー部72をタグ貼付部60の基端から先端へ摺動させることにより、図12に示すように、ブレード部77にタグ貼付面61を横断させ、且つ、タグ貼付面61に貼付されたICタグシール12を破断させる。
そして、腕部76B の爪部76C がタグ貼付部60の切り欠き部66A と重なり合う位置に到達したら、裏側カバー部72の全体を下方へ移動させ、腕部76B の爪部76C を切り欠き部66B から引き抜くことで、裏側カバー部72をタグ貼付部60から取り外す。
次いで、表側カバー部73をタグ貼付部60の基端から先端へ摺動させて、表側カバー部73をタグ貼付部60から取り外す。そして、表側カバー部73がタグ貼付部60から完全に外れたら、ベース側板部62から蓋側板部63を分離して、ベース部52及び蓋部53を開放して、基板ケース50の開封を開始し、ベース部52から蓋部53が完全に分離したら、基板ケース50の開封作業が完了する。
(実施形態の効果)
前述のような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、基板ケース50の一側面54に、当該側面54から突出する板状のタグ貼付部60を設け、このタグ貼付部60にICタグシール12を貼付させるタグ貼付面61を設け、さらに、タグ貼付部60の全体を覆う筒状に形成されたタグカバー部材70を設けたので、ICタグシール12がタグカバー部材70に覆われ、ICタグシール12を基板ケース50から剥がす際に、カミソリ等の刃物を利用することができなくなるうえ、化学薬品をICタグシール12に塗布することができなくなり、従って、ICタグの無線アンテナや外観にダメージを与えることなく、ICタグシール12を基板ケース50から剥がすことが不可能となる。
また、タグ貼付部60のタグ貼付面61が形成された表側面を覆う表側カバー部73と、タグ貼付面61とは反対側となる裏側面を覆う裏側カバー部72とにタグカバー部材70を分割し、このうち、表側カバー部73は、その内面73A にタグ貼付部60に向かって延びる弾性変形可能な腕部74A, 74Bを設けるとともに、この腕部74A, 74Bの先端にタグ貼付部60の裏側面の端縁に係止させる爪部74C を設けたので、タグ貼付部60の表側面に向かって押し付けることで、タグ貼付部60の表側への取り付けが容易に行えるようになる。同様に、裏側カバー部72についても、その内面72A からタグ貼付部60に向かって延びる弾性変形可能な腕部76B を設けるとともに、この腕部76B の先端にタグ貼付部60の表側面の端縁に係止させる爪部76C を設けたので、タグ貼付部60の裏側面に向かって押し付けることで、タグ貼付部60の裏側への取り付けが容易に行えるようになる。
これにより、表側カバー部73及び裏側カバー部72をタグ貼付部60に取り付ける際、すなわち、タグカバー部材70をタグ貼付部60に取り付ける際に、ICタグシール12を何ら傷つけることなく、且つ、裏側カバー部72に設けられたブレード部77をブレード挿通間隙65の端部、換言すると、ICタグシール12の破断開始位置にセットしても、ICタグシール12を何ら傷つけることがない。
さらに、内面73A 及び内面72A のそれぞれからタグ貼付部60に向かって延びる腕部74A, 74B及び腕部76B の先端に設けた爪部74C 及び爪部76C をタグ貼付部60の表側面及び裏側面の端縁にそれぞれ係止させることで、表側カバー部73及び裏側カバー部72をタグ貼付部60に取り付けるようにしたので、表側カバー部73及び裏側カバー部72をタグ貼付部60の基端から先端へ向かって摺動させれば、当該タグ貼付部60から表側カバー部73及び裏側カバー部72を容易に取り外すことができる。
ここで、表側カバー部73及び裏側カバー部72の両方をタグ貼付部60の基端から先端へ摺動させて当該タグ貼付部60から取り外さなければ、基板ケース50を開放することができないようにしたので、基板ケース50の開放の際に、ブレード部77が設けられた裏側カバー部72がタグ貼付部60の基端から先端へ向かって必ず摺動され、摺動されたブレード部77でタグ貼付面61に貼り付けられたICタグシール12が必ず破断されるようになり、従って、基板ケース50の開放でICタグシール12の破断が確実に行われるようにできる。
また、ベース部52及び蓋部53を相互に結合するカシメ部材81及びカシメ受部82のうち、カシメ部材81については、その基部81A の背面及び側面を金属製の保護カバー部材83で覆って保護し、蓋部53については、その側面を金属製の保護プレート85で覆って保護するようにしたので、基板ケース50の内部に設けられているROM等を不正なものに交換する際に、ドリル等の穿孔工具を利用して、基板ケース50の側面や裏面から、カシメ部材81及びカシメ受部82を破壊しようとしても、金属製の保護カバー部材83及び保護プレート85に遮られ、保護カバー部材83及び保護プレート85の破壊が防止され、ひいては、ROM等の不正交換を未然に防止することができる。
なお、基板ケース50の正面から内部のカシメ部材81及びカシメ受部82が破壊されるケースはまれである。というのは、基板ケース50の正面から内部のカシメ部材81及びカシメ受部82を破壊すると、基板ケース50の前面に形成される破壊の痕跡が目立ち、スロットマシン1の前扉3を開いた時点で不正行為が発見されるからである。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形及び改良などをも含むものである。
例えば、前記実施形態では、ブレード部をタグカバー部材の裏側カバー部側に設けたが、これに限らず、ブレード部は、タグカバー部材の表側カバー部側に設けてもよく、あるいは、タグカバー部材の表側カバー部及び裏側カバー部の両方に設けてもよい。
なお、本発明は、スロットマシンに限らず、パチンコ機等の弾球遊技機にも適用でき、要するに、マイクロプロセッサからなるCPUを内部に収納している基板ケースを備えた遊技機全般に適用できる。
1 遊技機としてのスロットマシン
12 ICタグシール
50 基板ケース
52 ベース部
53 蓋部
54 基板ケースの一側面
60 タグ貼付部
61 タグ貼付面
62 ベース側板部
63 蓋側板部
65 ブレード挿通間隙
70 タグカバー部材
72 裏側カバー部
72A 裏側カバー部の内面
73 表側カバー部
73A 表側カバー部の内面
74A, 74B 表側カバー部の腕部
74C 表側カバー部の爪部
76B 裏側カバー部の腕部
76C 裏側カバー部の爪部
77B ブレード部
80 制御基板としての主制御基板

Claims (1)

  1. 遊技動作を制御する制御回路が形成されている制御基板と、この制御基板を内部に収納するために、少なくともベース部及び蓋部に分割された箱状に形成されている基板ケースと、この基板ケースに貼付されるとともに、当該遊技機の固有の情報が記録されたICタグが設けられているICタグシールとを備えた遊技機であって、
    前記ICタグシールが貼付されるタグ貼付面を有するとともに、前記基板ケースの一側面から突出する板状に形成されたタグ貼付部と、
    このタグ貼付部の全体を覆う箱状に形成されるとともに、箱状の一面が開口されているタグカバー部材とが設けられ、
    前記タグ貼付部は、そのタグ貼付面を二つに分ける境界線を境に、前記ベース部に一体化されるベース側板部と、前記蓋部に一体化される蓋側板部とに分割され、
    前記タグカバー部材は、前記タグ貼付部の前記タグ貼付面が形成された表側面を覆う表側カバー部と、前記タグ貼付面とは反対側となる裏側面を覆う裏側カバー部とに分割されたものであり、
    前記表側カバー部は、その内面から前記タグ貼付部に向かって延びる弾性変形可能な腕部と、この腕部の先端に設けられるとともに、前記タグ貼付部の裏側面の端縁に係止させる爪部とを有し、前記タグ貼付部の表側面に向かって押し付けることで当該タグ貼付部の表側への取り付けが可能となっているとともに、当該タグ貼付部の基端から先端へ摺動させることで当該タグ貼付部から取り外しが可能とされ、
    前記裏側カバー部は、その内面から前記タグ貼付部に向かって延びる弾性変形可能な腕部と、この腕部の先端に設けられるとともに、前記タグ貼付部の表側面の端縁に係止させる爪部とを有し、前記タグ貼付部の裏側面に向かって押し付けることで当該タグ貼付部の裏側への取り付けが可能となっているとともに、当該タグ貼付部の基端から先端へ摺動させることで当該タグ貼付部から取り外しが可能とされ、
    前記ベース側板部及び前記蓋側板部の境界部分には、前記タグ貼付部の基端から先端へ向かって前記タグ貼付面を横断するように延びるスリット状のブレード挿通間隙が形成されており、
    前記表側カバー部及び前記裏側カバー部の少なくとも一方には、前記タグカバー部材の内面における開口近傍の部分から前記タグ貼付部へ向かって突出するとともに、前記ブレード挿通間隙に挿通可能なブレード部が設けられ、
    前記ブレード部は、前記表側カバー部及び前記裏側カバー部の少なくとも一方が前記タグ貼付部の基端から先端へ摺動されると、前記ブレード挿通間隙に沿って移動して前記タグ貼付面を横断するとともに、前記タグ貼付面に貼付されたICタグシールを破断するように形成されていることを特徴とする遊技機。
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