JP5384756B2 - 空気の全温度測定用氷砕プローブ - Google Patents

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Description

本発明は、流体の流れについての少なくとも1つの物理パラメータを測定する装置に関し、より正確には、空気の全温度を測定する防氷プローブに関する。
それは、エンジンへの吸入部及び/またはクルージング用航空機等の航空機外側における空気の全温度を測定するための航空学の分野において、非常に有利な適を見出す。
従来、エンジンが搭載された航空機上において、空気流の温度を測定するための温度測定装置が、空気流入部に、またはエンジン吸入部の近くに、または航空機の外面上に、設けられている。
航空機の外面上の空気は、高速の空気流を形成し、当該空気流の全温度を測定することが必要である。空気の全温度の測定が可能ないくつかのタイプのプローブが存在する。特に、センサ要素を一体化した流路を通って流れる空気の流量を低減させることにより、全温度が測定される構造体を有する温度測定装置を使用することが可能である。当該測定装置は、例えば本件出願人により1991年9月2日に出願され、参照番号FR 2 680 872の下で公開された仏国特許出願FR 91−10845に記載されている。
しかしながら、航空機が霜ないし雪の状況下で飛行している時、当該霜及び/または雪がプローブの壁上に積って当該壁に付着する氷の形成につながる。これによって、もし非常にたくさんの氷が堆積すれば、プローブの作動を乱してしまう。加えて、もし霜及び/または雪が空気流を測定することを意図されたセンサを一体化した窓の内側に入れば、氷はこの領域内にも形成される可能性があり、このことは測定誤差を生じさせる可能性があり、またはセンサの作動を妨害すらする可能性がある。
様々な解決策が、プローブ上における氷の形成によるこれらの機能不良問題を克服するために提案されてきた。
第1の解決策は、当該プローブの本体を加熱するために設けられた加熱機構を一体化し、これにより氷が前記プローブの壁上に形成することを防止する測定プローブを使用することから成る。そのような方式は、霜及び/または雪がプローブの本体に付着することを防止することに対して極めて効果的であるが、プローブのセンサ要素によって計測される量は、使用される加熱機構によって、通常、信頼性の低いものにされる。このことは、パラメータ値の不正確な測定につながり、プローブの標準的な機能を乱す。なぜなら、(動力がプローブに与えられたかどうかに関連して)異なるアルゴリズムを用いた補正の必要性のために、データ利用可能性がより複雑にされるからである。
したがって、他の解決策が、前述の付加的な加熱機構に頼ることを避けるために提案されてきた。例えば、1998年5月19日に公開された米国特許US5,752,674では、流体の流れの方向におけるプローブの上流に配置されることを意図された氷シールドを使用して、プローブ上よりも当該シールド上における氷の成長を促進することが提案された。当該公報で提案された氷シールドは、複数の氷形成領域を形成するよう複雑な形状を成し、各々互いに異なる複数のブレード形状部を含んでいる。氷はシールド上において複数の箇所に形成されるため、形成された氷の1つ1つは、単一のブレード形状部上において作られる単一の氷の形状と比較して、小さいサイズである。その結果、これらの小さい氷の結氷状態が壊れ、シールドから解放された時、それらの小さいサイズは、プローブの下流に配置された部品に対する損傷のリスクを低減させることが可能になるという結果をもたらす。しかしながら、当該氷シールドの製造は、その高度に特異的な形状のため、非常に複雑である。加えて、多重のブレード形状部はシールドの全体の構造を脆弱にするが、それ以上に、当該シールドはプローブ本体上に加えられ、これによってアセンブリも脆弱にするので、そのことによってシールド全体の構造を脆弱にする。
参照番号FR2 822 230の下で2002年9月20日に公開された仏国特許出願FR02−02967では、プローブの本体がプローブ本体の壁に付着するあらゆる氷の早期引離しを促進するよう成形され、その結果、氷片(氷のかけら)は、それらがプローブの下流に配置された部品を損傷させないよう、自らを成長の段階でプローブ本体から引き離す、というプローブが提案された。この目的のため、提案されたプローブは、プローブ上への氷の付着する表面を減らすため、及び、プローブ本体の付着特性も低減されるよう、非常に独特の寸法のブレードの形状をしている。したがって、提案されたプローブは大変薄く、プローブが固定された平面に対して大きく角度をつけられている。このことは、プローブそれ自体を脆弱にし、極限状態下におけるプローブの長い活用の場合には問題を生じさせ得る。
したがって、本発明の1つの目的は、流体の物理パラメータを測定するための、航空機上に配置されることが意図された装置であって、プローブがいかなる天候条件下、特に霜及び/または雪の存在下、においても、計測される量を信頼性の低いものとすることなく機能することを可能にし、前述された欠陥の少なくとも1つを解決することを可能にするような装置を提供することである。
本発明の1つの特別の目的は、極限の天候条件下で高い耐性を有するシンプルな製造物である防氷プローブを提案することである。
提案されたプローブは、さらに、プローブ本体から自らを引き離す氷片(氷のかけら)のサイズを制限することにより、流体の流れの方向に対してプローブの下流に配置された部品のあらゆる劣化の回避を可能にする。
この目的のため、流体の少なくとも1つの物理パラメータ、特には空気の全温度、を測定する装置であって、
−長手方向軸(L)に沿って伸長した形状を有しており、互いに隣接して鋭角に配設されて楔形部分を形成する少なくとも2つの壁を有している構体であって、前記楔形部分が当該構体の前記長手方向軸(L)に平行な方向に延びているという構体と、
−前記流体の物理パラメータを測定するための少なくとも1つのセンサ要素であって、前記構体を貫通して形成された窓の中に配設されているセンサ要素と、
を備え、
前記楔形部分を形成する各々の壁は、前記楔形部分上における氷の形成を弱めるよう前記壁に対して方向転換角度を形成する少なくとも1つのノッチを含んでいる
ことを特徴とする装置が提案される。
前記楔形部分上に設けられたノッチは、内側にセンサ要素が配設されている前記貫通窓から区別される。
単独で、またはあらゆる可能な技術的組合せで採用される、前記測定装置の好ましいが限定されない特徴は、以下の通りである。
−前記構体は、前記長手方向軸(L)を通る正中面に対して対称性を有しており、
前記楔形部分を形成する前記壁は、前記面に対して対称な同数のノッチを含んでいる。
−各ノッチは、前記構体の前記長手方向軸(L)に垂直な方向に沿った伸長した形状である。
−各ノッチは、前記楔形部分を形成する前記2つの壁に共通の縁部までは延びていない。
−前記楔形部分を形成する前記壁の各々は、3つのノッチを含んでおり、当該ノッチの1つは、前記構体を貫通して形成され前記センサ要素を含んでいる前記窓に対向して形成されている。
−前記楔形部分を形成する前記2つの壁は、少なくとも30°、好ましくは35°と40°の間、の角度に配設されている。
−前記楔形部分の前記壁の各々の上に形成された前記ノッチの表面は、共同して少なくとも25°、好ましくは25°と30°の間、の角度を形成しており、当該角度は、さらに、前記楔形部分の前記壁の間に形成された角度より小さい。
−前記構体は、締結フランジから延びており、当該締結フランジは、当該測定装置のための固定平面を規定する軸受を有しており、前記センサ要素を含む前記窓は、前記構体内の前記締結フランジに接続された端部に対して対向する端部に配設されている。
−前記構体は、前記楔形部分を形成している前記2つの壁から各々延びている2つの補完壁を含んでおり、当該2つの補完壁は、実質的に互いに平行であり、前記構体の主要部分を規定している。
−前記センサ要素を含む前記窓は、前記2つの補完壁の一方から当該2つの補完壁の他方に向けて、前記構体の前記主要部分を貫通して形成されている。
−前記補完壁の各々は、凹部を形成するよう前記楔形部分の対応する前記壁に関連して配設されている。
−各ノッチは、前記楔形部分の前記壁と前記主要部分の前記補完壁との間に形成された前記凹部まで延びている。
−前記構体は、互いに平行な前記2つの補完壁から各々延び前記主要部分を形成する2つの他の補完壁を含んでおり、当該2つの他の補完壁は、互いに隣接して鋭角に配設されて第2の楔形部分を形成しており、当該第2の楔形部分は、前記構体の長手方向軸(L)に平行な方向に延びている。
−前記構体は、以下の原理に従って長さの単位Uに基づいてサイズが決められており、前記原理は:
・前記第1の楔形部分を形成する前記壁は、同一であって、前記第1の楔形部分の横断面は、2Uと4Uとの間、好ましくは3U、のサイズの高さと、1Uと3Uとの間、好ましくは1.5U、のサイズの底辺と、を有する二等辺三角形であり、
・前記主要部分を形成する前記補完壁は、同一であって、前記主要部分の横断面は、1Uと3Uとの間、好ましくは2U、のサイズの長さと、1Uと1.5Uとの間、好ましくは1.2U、のサイズの幅と、を有する矩形であり、
・前記第2の楔形部分を形成する前記他の補完壁は、同一であって、前記第2の楔形部分の横断面は、1Uと2Uとの間、好ましくは1.5U、のサイズの高さと、1Uと1.5Uとの間、好ましくは1.2U、のサイズの底辺と、を有する二等辺三角形である。
−2つのセンサ要素が、前記構体を貫通して形成された前記窓内に配設されており、前記センサ要素は、直径Φの円筒形状を有しており、前記構体の前記長手方向軸(L)に平行な軸に沿って配設されており、前記センサ要素は、
・前記2つのセンサ要素の長手方向軸の間の距離は、1Φと3Φとの間であり、好ましくは2Φであり、
・各センサ要素の前記長手方向軸(L)と、前記第1の楔形部分の特徴的な前記三角形の横断面の前記底辺と、の間の距離は、3Φと5Φとの間であり、好ましくは4.5Φであり、
・各センサ要素の前記長手方向軸(L)と、前記第2の楔形部分の特徴的な前記三角形の横断面の前記底辺と、の間の距離は、2Φと3Φとの間であり、好ましくは2.5Φである、
ように位置決めされている。
−前記構体の各壁は、実質的に平坦である。
本発明の他の特徴及び利点は、単なる例示であって限定されず、また添付の図面に関連して理解されるべき以下の詳細な説明からさらに明らかになる。
図1は、本発明の第1の実施の形態による防氷プローブの三次元図である。 図2は、図1における防氷プローブの側面図である。 図3aは、図1における防氷プローブの線A−Aに沿った断面図である。 図3bは、図1における防氷プローブの線B−Bに沿った断面図である。 図3cは、図1における防氷プローブの線C−Cに沿った断面図である。 図4aは、図1における防氷プローブのブレード部上における氷の形成を概略的に描いた断面図である。 図4bは、図1における防氷プローブのブレード部上における氷の形成を概略的に示す断面図である。 図5は、本発明の第2の実施の形態による防氷プローブの三次元図である。 図6は、図5における防氷プローブの正面図である。 図7は、本発明の第3の実施の形態による防氷プローブの三次元図である。 図8aは、図7における防氷プローブの線A−Aに沿った断面図である。 図8bは、図7における防氷プローブの線B−Bに沿った断面図である。 図9は、本発明の第4の実施の形態による防氷プローブの三次元図である。 図10は、本発明による防氷プローブのサイズの概略図である。
図1及び図2は、それぞれ、矢印Fによって示された流体の物理パラメータを測定する防氷プローブの斜視図及び側面図である。
防氷プローブ1は、実質的に長手方向軸Lに沿って伸長した形状の構体2を含んでいる。
図1及び図2を見て分かるように、貫通窓3が、流体の流れが測定されることを可能にするために、構体2を貫通して形成されており、この流体は、前記窓3の流入口と流出口との間の流体F上でサンプリングされ、各口は、構体2の対向する面上に位置している。したがって、窓3は、プローブの構体2の2つの壁の間に貫通管を形成している。構体2を貫通して形成された当該窓3は、例えば温度の測定値などの流体の物理パラメータを測定するための1つ又はそれ以上のセンサ4を配置することを許容する。したがって、例えば円筒状伸長形状のセンサ要素であって、センサ要素4の軸をして構体2の伸長形状を特徴付ける長手方向軸Lに実質的に平行に位置付けるように窓3内に配設された、当業者に知られたいかなるセンサ要素も設けられ得る。
好ましくは、防氷プローブ1は、さらに締結フランジ5を含んでおり、締結フランジ5からプローブ1の構体2は延びている。当該締結フランジ5は、プローブ本体2を流体Fの方向に実質的に垂直な長手方向に設定するよう、防氷プローブ1が例えば航空機の壁上に固定されることを可能にする軸受6を含んでいる。
流体を特徴づける物理パラメータを測定するセンサ要素4の設置を許容する貫通窓3の存在に加えて、構体2は特別な形状をしており、氷の形成がセンサ要素によって計測される量を信頼性の低いものにすることを防止し、またプローブ1上に形成される氷が構体2から剥がれる時に流体Fの方向に対してプローブ1の下流に位置する航空機の部品を損傷させることを防止する。
したがって、構体2は、プローブの前方に楔形部分7を含んでおり、すなわち、それは流体の流れFの方向において上流に置かれることを意図されている。したがって、この楔形部分7は、正面側楔形部分と称され得る。
より詳細には、構体2は、1つの隣接する縁部を有し1つの鋭角を形成するよう互いに対して配置された2つの壁71及び72を含んでおり、これによって、当該壁の特別な配置は、構体2の楔形部分7を形成している。当該2つの壁71及び72に隣接する縁部は、好ましくは、構体2の長手方向軸Lに平行な方向に配設され、楔形部分7は、プローブ1の構体2がそこから伸びる締結フランジ5の軸受6に実質的に垂直である。
2つの壁71及び72の間の鋭角(構体の長手方向軸に垂直なプローブの横断平面に沿った2つの壁によって形成された角度に対応)は、流体Fによって運ばれたいかなる霜及び/または雪も、楔形部分7を形成する前記壁71及び72に、より具体的には当該楔形部分7の先端に、付着することとなるように選択されている。したがって、30°より大きい角度が選択され、好ましくは35°と40°の間の角度が選択される。
本発明によれば、プローブ1の構体2の楔形部分7は、また、壁71及び72の各々上に切られた複数のノッチを含んでいる。各ノッチ73は、壁71及び72の各々の表面上に形成された切欠きを形成している。したがって、ノッチ73は、プローブ本体を貫通する貫通ノッチではなく、壁71及び72上に形成された表面切欠きである。後述の記載から分かるように、これらのノッチの目的は、楔形部分7の壁71及び72上における氷の形成を弱め、氷の塊を脆くし、プローブ1の下流に位置する部品に損傷を起こさないよう、その十分に小さなサイズの複数の小さなかけらへの早期の破壊を促進することである。
楔形部分7の壁71及び72内に形成されたノッチ73は、それらが各楔形部分7の先端上で、すなわち壁71及び72に共通な縁部で、初めは均一な氷の形成を許容し、続いて、当該氷が楔形部分7のノッチが切られた部分上に形成されるか楔形部分7のノッチが切られていない部分上に形成されるかによって、当該氷の形成の異なる成長を許容するならば、様々な形状と位置を有し得る。
好ましくは、ノッチは、壁71及び72の各々上に対称に形成されており、流体Fが一定の態様で、すなわちプローブ1の長手方向軸Lを通るプローブ1の正面に垂直な方向に、プローブ1の正面側部分にぶつかった時、氷の塊の形成と脆弱化も対称に起こる。
好ましくは、ノッチ73は、プローブ1の構体2の長手方向軸Lに垂直な方向に延びる溝の形状である。さらに好ましくは、これらの溝は平坦である。
壁71及び72の各々上に形成された溝73は、好ましくは、それらの間に、楔形部分の壁71及び72の間に形成された鋭角(構体の長手方向軸に垂直なプローブの横断面に沿った角度)より小さい角度を形成している。例えば、壁71及び72の各々の溝73の間に30°より大きな角度を選択することが可能である。
構体2の壁71及び72内に形成されたノッチ73は、当該壁71及び72に共通な隣接する縁部までは延びていない。したがって、楔形部分7は、楔形部分7の全背丈に渡って同一の正面側部分(流体Fの方向に対して)を含んでいる。
流体Fの方向に対してプローブ本体2の前方に位置する楔形部分7に加えて、構体2は、主要部分8を含み、当該主要部分を貫通して窓3は形成されて、流体の物理パラメータを測定するセンサ要素の配置を許容する。ノッチ73が構体2を貫通する窓3から区別されることは、この構成から明らかに分かる。
この主要部分8の形状は、どのような形状でもあり得るが、好ましくは、図1及び図2に示され、且つ、図1の構体2の断面図を異なる切断平面に沿って与える図3a乃至図3cに示されているように、互いに平行で構体2の長手方向軸に平行な2つの壁81及び82により形成されている。
好ましくは、構体2の主要部分8を形成する壁81及び82は、楔形部分7の壁71及び72に対して凹部を形成するよう、当該壁71及び72から延びている。
したがって、プローブの正面側楔形部分7上におけるノッチ73の利用は、前記壁上における氷の形成の弱まりを可能にし、前記プローブからの氷の離脱を促進する。このような理由により、当該プローブが堆積された氷の融解のためにプローブ本体を加熱する加熱機構を含む必要はない。したがって、好ましくは、提案された防氷プローブは、氷を溶かすためのいかなる特別な加熱機構も含んでいない。
プローブ1の構体2は、また、後側楔形部分9、すなわち流体Fの方向に楔形部分7に対してプローブ1の対向する端部に配置された後側楔形部分、を含み得る。
当該第2の楔形部分9も、共同して鋭角を形成する2つの壁91及び92により形成され、当該壁は、主要部分8を形成する壁81及び82から延びている。第2の楔形部分9を形成する壁91及び92は、好ましくは、主要部分8の壁81及び82の隣接部に位置しており、これにより、凹部は、プローブ1の構体2の主要部分8と第2の楔形部分9との間に形成されていない。
プローブ1の構体2は、締結フランジ5の軸受6から直接延び得る。それは、また、センサ要素4をプローブ1の固定平面からオフセットするよう、プローブの構体2を延長する中間部10上に設けられ得る。当該中間部10は、また、特には固定フランジ5上への構体2の固定の為に、プローブ1の全体的な構造を強化することを可能にする。
図4a及び図4bは、流体Fがプローブ1の構体2に正面向きにぶつかった時、すなわちプローブ1の長手方向軸を通るプローブ1の正面に垂直な方向にぶつかった時の、楔形部分7上における氷の形成を概略的に示す。より具体的には、図4aは、壁71及び72のいかなるノッチも含まない部分での楔形部分7上における氷の形成を示しており、一方、図4bにおける概略図は、壁71及び72のノッチ73を含む部分での楔形部分7上における氷の形成を示している。
防氷プローブ1が霜及び/または雪を含む流体Fの中に置かれることとなる時、これらの要素は、楔形状要素の先端において楔形状要素7の壁71及び72上に付着することとなる。楔形状要素7は、その前の部分、すなわちプローブ1の構体2に対して正面側先端部、がその全背丈に渡って同一の形状であるように形成されており、壁71及び72上に効果的に設けられたノッチ73は、楔形部分7の先端までは延びていない。このように、先端がノッチ73に対向して位置していようといなかろうと、楔形部分7上における氷の初期形成は、その全背丈に渡って均一に起こる。楔形部分7上に初期に形成された氷の層は、図4a及び図4bに示されており、C1で参照されている。
ひとたび楔形部分7の正面側先端部上に氷C1の初期層が形成されると、氷は、この基層から楔形部分7の先端を覆いながら成長し続ける。しかしながら、楔形部分7上における氷の第1初期層C1の堆積に反して、当該初期層C1上における氷の後続する成長は、それが楔形部分7のノッチを含まない部分で起こるか、楔形部分7のノッチ73を含む部分で起こるかによって、異なって起こる。
図4aに示されているように、氷が楔形部分7のいかなるノッチも含まない部分上で成長する時、氷の成長は、氷の初期層C1の全表面に渡って、実質的に一様な態様で生じる。したがって、氷の層C2は、プローブ1の構体2の楔形部分7の先端に付着している初期の氷の層C1上において比較的一様な態様で形成される。図4bに示されているように、楔形部分7のノッチ73を含んでいる部分での氷の成長は、異なっており、当該部分での氷の成長は、壁71及び72に関して当該ノッチ73によって形成された方向転換角度によって乱される。したがって、ノッチ73を有する部分で形成された氷の層C3は、楔形部分7のノッチを有していない部分で形成された氷の層C2とは異なる輪郭を有している。
したがって、初期層C1上における氷の成長は、それが楔形部分7のノッチ73を含む部分において起こるか、楔形部分7のいかなるノッチも含まない部分において起こるかによって、異なって起こる。その結果、楔形部分7に沿って形成されている氷は、それが楔形部分7内のノッチ73の存在を介して成長する時、脆弱にされる。加えて、図4a及び図4bに示されているような氷の成長で述べられた違いは、楔形部分7上において氷が成長する時、徐々により際立ったものとなり、楔形部分7上における氷の形成が徐々に弱まることが、楔形部分7上における氷の結氷状態の早期の破壊に繋がり、その後、氷片(氷のかけら)の離脱に繋がり、この離脱は、氷上に激突し不安定さを生じさせる流体によって助長される。
したがって、ノッチ73が設けられた壁71及び72を伴う正面側楔形部分7を含む構体2のために示された特別なデザインは、前記楔形部分7上における氷の不均一な成長を促進し、これにより、楔形部分7に沿って形成された氷を脆弱にし、このことは早期の結氷状態の氷の小さなサイズの氷片(氷のかけら)への破壊を促進し、小さなサイズの氷片(氷のかけら)は、防氷プローブ1の下流に位置する部品を損傷させないという利点を有している。
霜の状態によって、特には温度が低すぎない時(わずかに負の温度、一般的に−5℃より高い温度の時)、上部の氷の層が楔形部分7から離脱し、防氷プローブ1の下流に放出された時を含み、楔形部分7の先端上に初期に形成された氷の層C1は、楔形部分7の壁に固定された状態を保つ傾向を有し得る。プローブの特別なデザインは、前記氷の層C1が常に大変薄いままであることを可能にし、したがって、プローブの寸法均衡を修正せず、空気流温度の信頼性の低い測定値を避けることが可能になる。特には、前記氷の層C1の寸法は、回復エラーについてプローブ形状のごくわずかな修正につながる(回復エラーは、プローブの幾何学的形状、及び、その力学的エネルギーを分子並進エネルギーに転換する能力に関する)。
加えて、前記氷の層C1は、それが氷が完全に剥がれた後に再形成されたものであろうと、それが楔形部分にくっついたままのものであろうと、前述の成長のメカニズムと同じメカニズムに従って、楔形部分7上における新しい氷の後続する成長、すなわちそれが楔形部分のノッチ73を含む部分で起こるか楔形部分のそのようなノッチを何ら含まない部分で起こるかによる不均衡な成長、のための土台として利用される。
プローブ1の前方に位置する楔形部分7の壁71及び72によって形成された角度が比較的大きい(好ましくは30°より大きく、さらに好ましくは35°と40°との間である)ということは、流体の物理パラメータを測定するセンサ4を保護することができるということを意味する。なぜなら、これらの壁によって形成された大きな角度は、楔形部分7から外側に剥がれてきてプローブ1の構体2から離れてきたばかりの氷片(氷のかけら)を方向転換させるからである。楔形部分7の特別な形状を用いて、測定センサ4の機能を乱しそこに損傷すら起こすことのある、楔形部分7から剥がれた氷片(氷のかけら)が測定センサ4の位置する窓3内へ集合することを妨げることが実質的に可能である。
図1及び図2に示された実施の形態において、ノッチ73は内側にセンサが配置された貫通窓3に対向して設けられている。このことは、貫通窓3の高さにある楔形部分7上における氷の形成を弱めることを促進し、その結果、貫通窓3の高さにある楔形部分7から剥がれた氷片(氷のかけら)は、特に小さなサイズになるという利点を有している。したがって、万が一、剥がれた氷片(氷のかけら)を当該楔形部分7から離れるように方向転換されることを意図された楔形部分7の特別な形状に関わらず、いくつかの氷片(氷のかけら)がそれでも貫通窓3の内側に入ったとしても、当該氷片(氷のかけら)が小さなサイズであるということは、測定センサ4を損傷させるというリスクを低減させる。
楔形部分7上に形成されたノッチ73の数及び楔形部分7の壁に沿ったそれらの相対的な配置は、変更し得る。図1及び図2に示された実施の形態は、防氷プローブの最適な実施の形態を構成し、この構成においては、各壁71及び72は溝の形状の三つのノッチ73を含んでおり、当該ノッチは一定の間隔で楔形部分7に沿って分布されており、これにより、当該楔形部分7上に形成されている氷の脆弱化領域を拡大させ、したがって小さなサイズの沢山の氷片(氷のかけら)としての形成を促進する。加えて、たった今示されたように、これらのノッチ73の1つは、測定センサ4を一体化するためにプローブ1の構体2内に形成された貫通窓3に対向して配置され、このことは、楔形部分7の張り出した外形にも関わらず窓3を通り抜けるかもしれない氷片(氷のかけら)によるこれらのセンサ要素4への損傷のリスクを低減させることを可能にする。
しかしながら、防氷プローブ1の前方に位置する楔形部分7の他のデザインを考えることは可能である。特に、図5及び図6は2つのノッチ73が各壁(71;72)上に設けられている実施の形態を示しており、これらのノッチは楔形部分7に沿った異なる位置に配置された溝の形態である。好ましくは、図6に示されているように、第1の壁71上に設けられたノッチ73は、第2の壁72上に設けられたノッチからオフセットされており、このことは氷の不均一な成長、したがってその早期の破壊を促進する。
図7、図8a及び図8bに示された実施の形態は、また、楔形部分7に沿った特別な態様で分布された2つのノッチ74を含んでいる。しかしながら、当該実施の形態で示されたノッチ74は、溝ではなく、実質的に構体2の長手方向軸Lに沿って伸長した形状のもっと複雑な切欠きである。
図9に示されたような、プローブのさらに他の異なる実施の形態によれば、ノッチ75は、また、構体の長手方向軸Lに沿って伸長した切欠きの形態であり、これらの切欠きは、図7の実施の形態のノッチより特に長手方向軸Lに沿った寸法に関して小さなサイズである、という違いを有している。この場合において、図9に示されたように、より多くの数のノッチ、例えば3つのノッチ、を構体に沿って設けることが好ましく、1つのノッチ75をセンサ要素4を受容することを意図された窓3に対向して配設する。
防氷プローブ1のサイズ決めは、いかなる作動状況の下でも動作可能であるように最適化され得る。この目的のために、プローブの形状は、測定されるべき流体F以外のいかなる要素も、流体の物理パラメータを測定するセンサ要素を含む貫通窓3の内側に進入することを妨げるべきではない。特には、このことは、防氷プローブが、霜、雪ないし雨の状況下で、これらの粒状物が貫通窓3に進入することなく、動作することを可能にする。好ましくは、プローブ本体2を形成する各壁は、実質的に平坦である。
したがって、プローブ1は、以下のサイズ決めルールを用いてサイズ決めされ、これについて図10は最適なサイズを示している。
構体2は、以下の原理に従って長さの単位Uに基づいて(<<長さUのx倍を意味する式<<xU>>によって)サイズが決められている:
−第1の楔形部分7を形成する壁は、同一であって、第1の楔形部分7の横断面(構体2の長手方向軸Lに垂直な横断面に沿った断面)は、2Uと4Uとの間、好ましくは3U、のサイズの高さと、1Uと3Uとの間、好ましくは1.5U、のサイズの底辺と、を有する二等辺三角形であり、
−主要部分8を形成する補完壁は、同一であって、主要部分8の横断面(構体2の長手方向軸Lに垂直な横断面に沿った断面)は、1Uと3Uとの間、好ましくは2U、のサイズの長さと、1Uと1.5Uとの間、好ましくは1.2U、のサイズの幅と、を有する矩形であり、
−第2の楔形状部9を形成する他の補完壁は、同一であって、第2の楔形状部9の横断面(構体2の長手方向軸Lに垂直な横断面に沿った断面)は、1Uと2Uとの間、好ましくは1.5U、のサイズの高さと、1Uと1.5Uとの間、好ましくは1.2U、のサイズの底辺と、を有する二等辺三角形である。
また、もしプローブが、構体2を貫通して形成された窓3に配設された2つのセンサ要素4を含んでおり、当該センサ要素4が、直径Φの円筒形状を有しており、構体2の長手方向軸Lに平行な軸に沿って配設されていれば、これらのセンサ要素4は、(<<直径Φのx倍を意味>>する式<<xΦ>>によって)
−2つのセンサ要素4の長手方向軸の間の距離は、1Φと3Φとの間であり、好ましくは2Φであり、
−各センサ要素4の長手方向軸と、第1の楔形状部7の特徴的な三角形の横断面の底辺と、の間の距離は、3Φと5Φとの間であり、好ましくは4.5Φであり、
−各センサ要素4の長手方向軸と、第2の楔形状部9に特徴的な三角形の横断面の底辺と、の間の距離は、2Φと3Φとの間であり、好ましくは2.5Φである、
ように位置決めされていることが好ましい。
この場合において、センサ要素4の直径Φと構体2のサイズ決めに用いられる長さの単位Uとの間の比は、長さの単位Uと直径Φとの間の比が、3と4の間となることが望ましく、好ましくはU≒3.5Φであることが望ましい。

Claims (21)

  1. 流体の少なくとも1つの物理パラメータ測定する装置であって、
    −長手方向軸(L)に沿って伸長した形状を有しており、互いに隣接して鋭角に配設されて楔形状部(7)を形成する少なくとも2つの壁を有している構体(2)であって、前記楔形状部(7)が当該構体(2)の前記長手方向軸(L)に平行な方向に延びているという構体(2)と、
    −前記流体の物理パラメータを測定するための少なくとも1つのセンサ要素(4)であって、前記構体(2)を貫通して形成された窓(3)の中に配設されているセンサ要素(4)と、
    を備え、
    前記楔形状部(7)を形成する各々の壁(71;72)は、前記窓(3)から区別される少なくとも1つのノッチを含んでおり、
    当該ノッチは、前記楔形状部(7)上における氷の形成を弱めるために、前記壁(71;72)に対して転向角度を形成している
    ことを特徴とする装置。
  2. 前記構体(2)は、前記長手方向軸(L)を通る正中面に対して対称性を有しており、
    前記楔形状部(7)を形成する前記壁(71;72)は、前記面に対して対称な同数のノッチを含んでいる
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 各ノッチは、前記構体(2)の前記長手方向軸(L)に垂直な方向に伸長した形状を有している
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  4. 各ノッチは、前記楔形状部(7)を形成する前記2つの壁(71;72)に共通の縁部までは延びていない
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記楔形状部(7)を形成する前記壁(71;72)の各々は、3つのノッチを含んでおり、
    当該ノッチの1つは、前記構体(2)を貫通して形成され前記センサ要素(4)を含んでいる前記窓(3)に対向して形成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記楔形状部(7)を形成する前記2つの壁(71;72)は、少なくとも30°角度に配設されている
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記楔形状部(7)を形成する前記2つの壁(71;72)は、35°と40°の間の角度に配設されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 前記楔形状部(7)の前記壁(71;72)の各々の上に形成された前記ノッチの表面は、共同して少なくとも25°の角度を形成しており、
    当該角度は、前記楔形状部(7)の前記壁(71;72)の間に形成された角度より小さい
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 前記楔形状部(7)の前記壁(71;72)の各々の上に形成された前記ノッチの表面は、共同して25°と30°の間の角度を形成している
    ことを特徴とする請求項8に記載の装置。
  10. 前記構体(2)は、締結フランジ(5)から延びており、
    当該締結フランジ(5)は、当該測定装置を固定するための平面を規定する軸受(6)を有しており、
    前記センサ要素(4)を含む前記窓(3)は、前記構体(2)内の前記締結フランジ(5)に接続された端部に対して対向する端部に形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記構体(2)は、前記楔形状部(7)を形成している前記2つの壁(71;72)から各々延びている2つの補完壁(81;82)を含んでおり、
    当該補完壁(81;82)は、実質的に互いに平行であり、前記構体(2)の主要部分(8)を規定している
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 前記センサ要素(4)を含む前記窓(3)は、前記2つの補完壁(81;82)の一方から当該2つの補完壁(81;82)の他方に向けて、前記構体(2)の前記主要部分(8)を貫通して形成されている
    ことを特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 前記補完壁(81;82)の各々は、凹部を形成するよう前記楔形部分(7)の対応する前記壁に関連して配設されている
    ことを特徴とする請求項11または12に記載の装置。
  14. 各ノッチは、前記楔形部分(7)の前記壁(71;72)と前記主要部分(8)の前記補完壁(81;82)との間に形成された前記凹部まで延びている
    ことを特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 前記構体(2)は、互いに平行な前記2つの補完壁(81;82)から各々延び前記主要部分(8)を形成する2つの他の補完壁(91;92)を含んでおり、
    当該2つの他の補完壁(91;92)は、互いに隣接して鋭角に配設されて第2の楔形部分(9)を形成しており、
    当該第2の楔形部分(9)は、前記構体(2)の長手方向軸(L)に平行な方向に延びている
    ことを特徴とする請求項11乃至14のいずれか一項に記載の装置。
  16. 前記構体(2)は、以下の原理に従って長さの単位Uに基づいてサイズが決められており、前記原理は:
    −前記第1の楔形部分(7)を形成する前記壁(71;72)は、同一であって、前記第1の楔形部分(7)の横断面は、2Uと4Uとの間サイズの高さと、1Uと3Uとの間サイズの底辺と、を有する二等辺三角形であり、
    −前記主要部分(8)を形成する前記補完壁(81;82)は、同一であって、前記主要部分(8)の横断面は、1Uと3Uとの間サイズの長さと、1Uと1.5Uとの間サイズの幅と、を有する矩形であり、
    −前記第2の楔形部分(9)を形成する前記他の補完壁(91;92)は、同一であって、前記第2の楔形部分(9)の横断面は、1Uと2Uとの間サイズの高さと、1Uと1.5Uとの間サイズの底辺と、を有する二等辺三角形である
    ことを特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 前記構体(2)は、以下の原理に従って長さの単位U に基づいてサイズが決められており、前記原理は:
    −前記第1の楔形部分(7)を形成する前記壁(71;72)は、同一であって、前記第1の楔形部分(7)の横断面は、3U のサイズの高さと、1.5U のサイズの底辺と、を有する二等辺三角形であり、
    −前記主要部分(8)を形成する前記補完壁(81;82)は、同一であって、前記主要部分(8)の横断面は、2U のサイズの長さと、1.2U のサイズの幅と、を有する矩形であり、
    −前記第2の楔形部分(9)を形成する前記他の補完壁(91;92)は、同一であって、前記第2の楔形部分(9)の横断面は、1.5U のサイズの高さと、1.2U のサイズの底辺と、を有する二等辺三角形である
    ことを特徴とする請求項15に記載の装置。
  18. 2つのセンサ要素(4)が、前記構体(2)を貫通して形成された前記窓(3)内に配設されており、
    前記センサ要素(4)は、直径Φの円筒形状を有しており、前記構体(2)の前記長手方向軸(L)に平行な軸に沿って配設されており、前記センサ要素(4)は、
    −前記2つのセンサ要素(4)の長手方向軸の間の距離は、1Φと3Φとの間であり
    −各センサ要素(4)の前記長手方向軸(L)と、前記第1の楔形部分(7)の特徴的な前記三角形の横断面の前記底辺と、の間の距離は、3Φと5Φとの間であり
    −各センサ要素(4)の前記長手方向軸(L)と、前記第2の楔形部分(9)の特徴的な前記三角形の横断面の前記底辺と、の間の距離は、2Φと3Φとの間であり
    ように位置決めされている
    ことを特徴とする請求項15乃至17のいずれか一項に記載の装置。
  19. 2つのセンサ要素(4)が、前記構体(2)を貫通して形成された前記窓(3)内に配設されており、
    前記センサ要素(4)は、直径Φの円筒形状を有しており、前記構体(2)の前記長手方向軸(L)に平行な軸に沿って配設されており、前記センサ要素(4)は、
    −前記2つのセンサ要素(4)の長手方向軸の間の距離は、2Φであり、
    −各センサ要素(4)の前記長手方向軸(L)と、前記第1の楔形部分(7)の特徴的な前記三角形の横断面の前記底辺と、の間の距離は、4.5Φであり、
    −各センサ要素(4)の前記長手方向軸(L)と、前記第2の楔形部分(9)の特徴的な前記三角形の横断面の前記底辺と、の間の距離は、2.5Φである、
    ように位置決めされている
    ことを特徴とする請求項15乃至17のいずれか一項に記載の装置。
  20. 前記構体(2)の各壁は、実質的に平坦である
    ことを特徴とする請求項1乃至19のいずれか一項に記載の装置。
  21. 当該装置は、空気の全温度を測定するために適合されている
    ことを特徴とする請求項1乃至20のいずれか一項に記載の装置。
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