JP5381779B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Description
吸入空気を圧縮するコンプレッサと、前記コンプレッサの下流側に配置されたインタークーラーと、前記インタークーラーの下流側に配置されたスロットルとを含む吸気系を備えた内燃機関を制御する装置であって、
前記吸気系の各要素の物理モデルを組み合わせて前記吸気系の全体をモデル化した吸気系モデルを記憶した記憶手段と、
前記吸気系モデルを用いて前記内燃機関の筒内流入空気量を算出する筒内流入空気量算出手段と、
前記コンプレッサの上流側に設置されたエアフローメータと、
前記エアフローメータにより検出されるエアフローメータ流量に基づいて、前記筒内流入空気量算出手段の算出過程における所定の計算値を補正するモデル誤差補正手段と、
前記モデル誤差補正手段による補正後の筒内流入空気量に基づいて燃料噴射量を算出する燃料噴射量算出手段と、
前記モデル誤差補正手段による補正後の筒内流入空気量と実際の筒内流入空気量との間の誤差であって、所定の低負荷領域からの加速過渡時に生じ得る誤差である過渡空気量誤差が所定の許容範囲を超えるか否かを事前に予測する過渡誤差予測手段と、
前記過渡空気量誤差が前記許容範囲を超えると予測された場合に、前記加速過渡時に前記燃料噴射量算出手段により算出された燃料噴射量を補正する過渡誤差補正手段と、
を備えることを特徴とする。
前記過渡誤差予測手段は、前記吸気系モデルを用いて算出される第1のインタークーラー圧力と、前記エアフローメータ流量に基づいて算出される第2のインタークーラー圧力との差の絶対値と、所定の判定値とを比較することにより、前記過渡空気量誤差が前記許容範囲を超えるか否かを予測することを特徴とする。
前記過渡空気量誤差は、前記吸気系モデルを用いて算出されるスロットル流量であるモデルスロットル流量の誤差、または、前記エアフローメータ流量の誤差に起因して生ずるものであることを特徴とする。
前記過渡誤差補正手段は、
前記過渡空気量誤差が、実際の筒内流入空気量を上回る方向の誤差であるか下回る方向の誤差であるかを判定する手段と、
前記過渡空気量誤差が、実際の筒内流入空気量を上回る方向の誤差であると判定された場合に、前記燃料噴射量を減量補正する手段と、
前記過渡空気量誤差が、実際の筒内流入空気量を下回る方向の誤差であると判定された場合に、前記燃料噴射量を増量補正する手段と、
を含むことを特徴とする。
前記過渡空気量誤差の原因が、前記エアフローメータ流量の誤差と、前記モデルスロットル流量の誤差との何れにあるかを判定する誤差要因判定手段と、
前記過渡空気量誤差の原因が前記エアフローメータ流量の誤差にあると判定された場合に、前記エアフローメータの出力信号と前記エアフローメータ流量との関係を表すマップを修正するエアフローメータ修正手段と、
前記過渡空気量誤差の原因が前記モデルスロットル流量の誤差にあると判定された場合に、前記スロットルの物理モデルであるスロットルモデルを修正するスロットルモデル修正手段と、
を備えることを特徴とする。
図1は、本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。図1に示すように、本発明の実施の形態1のシステムは、内燃機関10を備えている。内燃機関10の各気筒には、ピストン12と、吸気弁14と、排気弁16と、点火プラグ18と、吸気ポートに燃料を噴射する燃料インジェクタ20とが設けられている。吸気通路22は、サージタンク36および吸気管38を有するインテークマニホールドを介して、各気筒の吸気ポートに接続されている。また、排気通路24は、排気管40を有するエギゾーストマニホールドを介して、各気筒の排気ポートに接続されている。
(エアクリーナモデル)
エアクリーナモデル(図2中では「エアクリモデル」と略記)は、エアクリーナ28での圧力損失ΔPを計算し、大気圧Paから圧力損失ΔPを減算することで、コンプレッサ上流圧力Pacを算出する。圧力損失ΔPは、ベルヌーイの式に基づき、エアクリーナ流量(=コンプレッサ流量mcp)に応じて算出される。
コンプレッサモデルは、コンプレッサ上流圧力Pac、インタークーラー圧力Pic等を入力とし、経験則および物理法則に基づく式に従って、コンプレッサ流量mcp、コンプレッサ付与エネルギーEcp等を算出する。
インタークーラーモデルは、コンプレッサ流量mcp、スロットル流量mt、コンプレッサ付与エネルギーEcp、吸気温度Taを入力とし、物理法則に基づく式に従って、インタークーラー圧力Picおよびインタークーラー出口温度Ticを算出する。
スロットルモデルは、スロットル開度TA、インタークーラー圧力Pic、インタークーラー出口温度Tic、吸気管圧力Pmを入力とし、物理法則に基づく式に従って、スロットル流量mtを算出する。
インテークマニホールドモデル(図2中では「インマニモデル」と略記)は、スロットル流量mt、筒内流入空気量(=吸気弁流量)mc、インタークーラー出口温度Ticを入力とし、物理法則に基づく式に従って、吸気管圧力Pmおよび吸気管内温度Tmを算出する。
筒内流入空気量(=吸気弁流量)mcと吸気管圧力Pmとの関係は、直線で近似できることが経験的に知られている。吸気弁モデルは、吸気管圧力Pmを入力とし、経験則に基づく式に従って、筒内流入空気量mcを算出する。
d(Pic/Tic)/dt=(R/V)・(mcp−mt) ・・・(1)
ただし、Rは気体定数、Vはインタークーラー容積である。
dPic/dt=(κ・R/V)・(mcp・Ta−mt・Tic) ・・・(2)
ただし、κは比熱比である。
mcp=mt ・・・(3)
mcp・Ta=mt・Tic ・・・(4)
が成り立つ。また、上記(3)式を上記(4)式に代入することにより、
Ta=Tic ・・・(5)
が成り立つ。
mt=μ・At・{Pic/√(R・Tic)}・Φ(Pm/Pic) ・・・(6)
ただし、μは流量係数、Atはスロットル開口面積である。これらはスロットル開度TAの関数である。また、Φ(Pm/Pic)は、スロットル下流圧力である吸気管圧力Pmとスロットル上流圧力であるインタークーラー圧力Picとの比Pm/Picの関数である。図3は、関数Φ(Pm/Pic)のグラフを示す図である。
次に、図7を参照して、本発明の実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を簡略化または省略する。本実施形態は、前述した実施の形態1と同様のシステムを前提とし、ECU50に、図7に示すルーチンを実行させることにより実現することができる。
14 吸気弁
16 排気弁
18 点火プラグ
20 燃料インジェクタ
22 吸気通路
24 排気通路
26 ターボ過給機
26a コンプレッサ
26b タービン
28 エアクリーナ
30 エアフローメータ
32 インタークーラー
34 スロットル
38 吸気管
40 排気管
42 触媒
46 空燃比センサ
50 ECU
Claims (5)
- 吸入空気を圧縮するコンプレッサと、前記コンプレッサの下流側に配置されたインタークーラーと、前記インタークーラーの下流側に配置されたスロットルとを含む吸気系を備えた内燃機関を制御する装置であって、
前記吸気系の各要素の物理モデルを組み合わせて前記吸気系の全体をモデル化した吸気系モデルを記憶した記憶手段と、
前記吸気系モデルを用いて前記内燃機関の筒内流入空気量を算出する筒内流入空気量算出手段と、
前記コンプレッサの上流側に設置されたエアフローメータと、
前記エアフローメータにより検出されるエアフローメータ流量に基づいて、前記筒内流入空気量算出手段の算出過程における所定の計算値を補正するモデル誤差補正手段と、
前記モデル誤差補正手段による補正後の筒内流入空気量に基づいて燃料噴射量を算出する燃料噴射量算出手段と、
前記モデル誤差補正手段による補正後の筒内流入空気量と実際の筒内流入空気量との間の誤差であって、所定の低負荷領域からの加速過渡時に生じ得る誤差である過渡空気量誤差が所定の許容範囲を超えるか否かを事前に予測する過渡誤差予測手段と、
前記過渡空気量誤差が前記許容範囲を超えると予測された場合に、前記加速過渡時に前記燃料噴射量算出手段により算出された燃料噴射量を補正する過渡誤差補正手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 前記過渡誤差予測手段は、前記吸気系モデルを用いて算出される第1のインタークーラー圧力と、前記エアフローメータ流量に基づいて算出される第2のインタークーラー圧力との差の絶対値と、所定の判定値とを比較することにより、前記過渡空気量誤差が前記許容範囲を超えるか否かを予測することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の制御装置。
- 前記過渡空気量誤差は、前記吸気系モデルを用いて算出されるスロットル流量であるモデルスロットル流量の誤差、または、前記エアフローメータ流量の誤差に起因して生ずるものであることを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の制御装置。
- 前記過渡誤差補正手段は、
前記過渡空気量誤差が、実際の筒内流入空気量を上回る方向の誤差であるか下回る方向の誤差であるかを判定する手段と、
前記過渡空気量誤差が、実際の筒内流入空気量を上回る方向の誤差であると判定された場合に、前記燃料噴射量を減量補正する手段と、
前記過渡空気量誤差が、実際の筒内流入空気量を下回る方向の誤差であると判定された場合に、前記燃料噴射量を増量補正する手段と、
を含むことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の内燃機関の制御装置。 - 前記過渡空気量誤差の原因が、前記エアフローメータ流量の誤差と、前記モデルスロットル流量の誤差との何れにあるかを判定する誤差要因判定手段と、
前記過渡空気量誤差の原因が前記エアフローメータ流量の誤差にあると判定された場合に、前記エアフローメータの出力信号と前記エアフローメータ流量との関係を表すマップを修正するエアフローメータ修正手段と、
前記過渡空気量誤差の原因が前記モデルスロットル流量の誤差にあると判定された場合に、前記スロットルの物理モデルであるスロットルモデルを修正するスロットルモデル修正手段と、
を備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の内燃機関の制御装置。
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