JP5381019B2 - インバータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体素子を冷却するファンユニットを収納したインバータ装置に関する。
電力変換装置であるインバータ装置は、制御回路や電源回路が構成されたプリント基板、半導体素子を含む主回路部、半導体素子の冷却フィンなどを備えており、またこれらを冷却するためのファンユニットを備えている。ここで、ファンユニットは、実装されている複数の冷却ファンを交換自在な構造とし、そのための実装構造も種々提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
図10及び図11は、上記のような従来のインバータ装置を示す斜視図である。
図10に示すインバータ装置は、筐体1内の上部にファンユニット2が配置されており、前面カバー3を取り外すことで前面側に引き出され、複数の冷却ファン4〜7および内部撹拌用ファン8〜9の交換が行われるようになっている。また、筐体1の天面カバー10には、ファンユニット2の筐体1裏面側に配置される冷却ファン4〜7に対応する位置に多数の排気スリット11が形成されている。
一方、図11に示すインバータ装置も、筐体21内の上部にファンユニット22が配置されており、前面カバー23を取り外すことで前面側に引き出され、複数の冷却ファン24〜26および内部撹拌用ファン27の交換が行われるようになっている。ここで、冷却ユニット22の筐体1裏面側に配置される冷却ファン24〜26には、異物が侵入するのを防ぐためのフィンガーガード24a〜26aが設けられているとともに、筐体21の天面カバー29には、フィンガーガード24a〜26aを設けた冷却ファン24〜26に対応する位置に矩形状の排気開口部29aが形成されている。ここで、各フィンガーガード24a〜26aは各冷却ファン24〜26に個別に設けられており、各冷却ファンの四隅に設けられた穴に4本のネジ26bを用いて各フィンガーガードをそれぞれ装着している。なお、図11(a)に示すように4本のネジ26bのうち、裏面側に位置する2点のネジ26bはナット26cを使用して固定している。
特開平11−346078号公報 特開2007−325383号公報
ところで、図10に示すインバータ装置のファンユニット2は、筐体1の上部前面側に設けたクロスバー12に前面側のパネルが載置され、ユニット前面に設けた折り曲げ部2aのねじ穴2a1に、前面カバー3を貫通したねじ3aをネジ止めすることで、片持ち支持状態で配置されている。
また、図11に示すインバータ装置のファンユニット22も、筐体21の上部前面側に設けたクロスバー20上に前面側のパネルが載置され、ユニット前面に設けた折り曲げ部22aのねじ穴22a1に、前面カバー23を貫通したねじ23aをネジ止めすることで、片持ち支持状態で配置されている。
このように、片持ち支持状態で配置される図10及び図11のファンユニット2,22は、共振等を防止するために剛性を高めた強固な構造とする必要があり、ファンユニット2,22のコストアップを招くおそれがある。
また、冷却ファンの交換のために仕切り板12、20上をスライド移動するファンユニット2,22は、冷却ファンの個数が多くなって重量が増大するにつれて仕切り板12、20上のスライド軌道から外れやすくなり、冷却ファンの取付け位置がずれるおそれがある。
また、天面カバー10に排気スリット11を設けた図10のインバータ装置は、冷却ファン4〜7と天面カバー10とが離間しているので圧力損失が大きく、ファンユニット2の排気能力を十分に引き出せないおそれがある。
さらに、天面カバー29に矩形状の排気開口部29aを形成し、冷却ファン24〜26にフィンガーガード24a〜26aを設けている図11のファンユニット22は、図10の装置のように排気能力の面では問題がないが、フィンガーガード24a〜26aを冷却ファン24〜26に固定するネジの個数が多いので、冷却ファン24〜26の交換時のネジの着脱に多くの時間を必要とし、冷却ファン24〜26の交換作業性に問題がある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、ファンユニットを、コストアップを抑制しながら剛性を高めて筐体内に支持することができるとともに、ファンの交換作業性を向上させて行うことができるインバータ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載に係るインバータ装置は、複数のファンを装着したファンユニットを備え、このファンユニットを筐体の前面側へ引き出し可能に収納したインバータ装置において、前記ファンユニットの引き出し方向の奥側に前記ファンユニットを弾性挟持力により挟持するファンガイド部材を設け、前記ファンガイド部材は、前記ファンユニットの一方のユニット面を載置する載置部と、前記一方のユニット面に対向した他方のユニット面に当接して前記載置部に向けて弾性押圧力を付与する弾性押圧部とを備え、前記弾性押圧部は、前記複数のファンに当接して弾性押圧力を付与するように、複数設けられており、前記ファンガイド部材は金属板を折り曲げて形成されており、板状の前記載置部と、この載置部の奥側縁部から立ち上がり、前記筐体の裏面カバーに固定される板状の被固定部と、この被固定部の上部から連続し、隣接している一対の前記ファンの間に位置して前記一対のファンに当接する複数の板状の前記弾性押圧部とで構成されている。
この発明によると、ファンユニットは、剛性を高めるために強固なユニット構造とする必要がなくなり、コストアップを抑制することができる。
この発明によると、交換作業が完了したファンユニットを筐体内に戻していく際に、ファンユニットの一方のユニット面が載置部上をスライドしていき、ファンユニットの他方のユニット面が弾性押圧部により移動方向がガイドされるので、ファンユニットの取付け位置がずれるおそれがない。
この発明によると、各ファンの支持剛性を高めることができる。
この発明によると、ファンガイド部材を金属板を折り曲げて構成したことで、ファンユニットを支持する構造のコストアップをさらに抑制することができる。また、筐体の裏面カバーに固定される被固定部を設けたことで、ファンユニットの支持剛性をさらに高めることができる。
また、請求項の発明は、請求項記載のインバータ装置において、前記弾性押圧部は、切り込みを入れることで2分割された分割弾性押圧部とされており、隣接している前記一対のファンの各々に、2分割された分割弾性押圧部が独立して当接するようにした。
この発明によると、各ファンを構成する部品の寸法公差が大きく、或いは組付け時の公差が大きくても、最適な押圧力が発生する分割弾性押圧部が各ファンを独立に押圧しているので、各ファンを確実に支持することができる。
また、請求項の発明は、請求項又は記載のインバータ装置において、前記裏面カバーは、前記弾性押圧部と対面する位置に押圧部開放窓を形成しており、前記ファンに当接する前記弾性押圧部は、前記押圧部開放窓を通過して前記裏面カバーの外面側に変位可能とされている。
この発明によると、ファンに押圧力を付与している弾性変形した弾性押圧部の基部が、裏面カバーに形成した開放窓を通過して裏面カバーの外側に変位するので、弾性押圧部が裏面カバーに当接せず、裏面カバーから反力を受けないので、弾性押圧部の押圧力が過剰にならない。したがって、ファンの交換作業に支障をきたすおそれがない。
さらに、請求項記載の発明は、請求項乃至の何れか1項に記載のインバータ装置において、前記ファンにフィンガーガードを装着して前記ファンユニットを前記筐体内部に収容した際に、前記筐体の天面カバーに形成した排気開口部に、前記フィンガーガードが対峙しているとともに、前記弾性押圧部が、前記フィンガーガードの筐体裏面側の部位を前記ファンに押し付け力を付与して保持している。
この発明によると、天面カバーに設けた排気開口部に、ファンに装着したフィンガーガードが対峙しているので、排気開口部とファンとの間の圧力損失が大きくならず、ファンの排気能力を十分に引き出すことができる。そして、ファンガイド部材の弾性押圧部が、フィンガーガードの筐体裏面側の部位を前記ファンに押し付け力を付与して保持していることから、フィンガーガードをファンにねじ止めする箇所が少なくなる。このことから、ファンの交換作業時のねじの着脱に要する時間が少なくなるので、ファンの交換作業の能率を向上させることができる。
本発明に係るインバータ装置によれば、ファンユニットの筐体裏面側が、筐体の裏面側に配置したファンガイド部材の弾性挟持力により挟持されているので、ファンユニットは、剛性を高めるために強固なユニット構造とする必要がなくなり、コストアップを抑制したインバータ装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1から図4は、本発明に係る第1実施形態のインバータ装置を示すものであり、図1(a)はインバータ装置の外観を前面側から示した斜視図、図1(b)はファンユニットを筐体内部から引き出した状態を示す図、図1(c)はファンユニットの支持構造を示す図、図2はファンユニットの外観を示す図、図3(a)はファンユニットを支持するファンガイド部材を示す斜視図、図3(b)はファンガイド部材を側面から示した図、図4はインバータ装置の裏面側の構造を示した斜視図である。
図1に示すように、本実施形態のインバータ装置は、筐体30の前面開口部を、上部前面カバー31及び下部前面カバー32が覆っている。筐体30を構成する天面カバー33には、矩形状の排気開口部33aが形成されており、この排気開口部33aに、筐体30内の上部に配置したファンユニット34の冷却ファン35〜38が位置している。
筐体30内部には、制御回路や電源回路が構成されたプリント基板や、半導体素子を含む主回路部が配置されているとともに、図4に示すように、筐体の下部には、電解コンデンサ60、冷却フィン61が配置されている。
前述したファンユニット34は、図2に示すように、冷却ファン35〜38を支持しているユニットケース39と、ユニットケース39の前面に固定されて内部撹拌用ファン40を支持しているサブユニットケース41とを備えている。
ユニットケース39に支持されている各冷却ファン35〜38の四隅には穴35a〜38aがそれぞれ設けられており、冷却ファン35〜38の上面には、それぞれフィンガーガード42〜45が装着されている。これらフィンガーガード42〜45のそれぞれは、筐体30内に配置したときに前面側となる2点がねじ46でユニットケース39に取付けられており、筐体30の裏面側に位置する2点は、冷却ファン35〜38の上面に当接しただけの状態となっている。
筐体30内のファンユニット34は、図1(a)、(b)に示すように、サブユニットケース41に設けたねじ穴41aに上部前面カバー31を貫通したねじ31aがネジ止めされ、図1(c)に示すように、冷却ファン35〜38が、筐体30内のウライタ47側に配置したファンガイド部材48に支持された状態で取付けられている。
ファンガイド部材48は、図3(a)に示すように板金部材であり、ファンユニット34の冷却ファン35〜38に対応する位置に通気穴49が形成されている矩形状の下部支持板50と、この下部支持板50の前面側の長辺から折り曲げて垂下している固定板51と、下部支持板50の短辺側から折り曲げ形成されている固定板52と、下部支持板50の裏面側の長辺から立ち上がっているウライタ当接板53と、このウライタ当接板53の上部から長手方向に所定間隔をあけて形成されている複数の弾性押圧部54とを備えている。
これら弾性押圧部54は、下部支持板50側に平行に延在する折り曲げ部54aと、折り曲げ部54aの先端から下部支持板50側の下方に突出している「く」の字状に折曲された係合部54bとを備えている。
そして、ファンガイド部材48は、下部支持板50の前面側の長辺に設けた固定板51が筐体30内の幅方向に延在している支持部材(不図示)にネジ止めされ、下部支持板50の短辺側に設けた固定板52が筐体30の側面カバーに固定され、下部支持板50の裏面側の長辺に設けたウライタ当接板53がウライタ47にネジ止めされた状態で(図4参照)、筐体30内の上部に配置されている。
ここで、各々の各弾性押圧部54は、ファンユニット34の冷却ファン35〜38が下部支持板50上に位置しているときに(図1(c)参照)、図4に示すように、冷却ファン35〜38の上面に装着したフィンガーガード42〜45のネジ止めされていない裏面側の部位に当接し、弾性変形しながら下方に(下部支持板50側に向けて)押圧している。
次に、本実施形態のインバータ装置におけるファンユニット34の交換手順について説明する。
先ず、筐体30の上部開口部を閉塞している上部前面カバー31を取り外す。ねじ31aを外すことで、ファンユニット34の固定状態が解除される。
次いで、ファンユニット34を、筐体30の上部開口部に向けて引き出していく。この際、ファンユニット34の冷却ファン35〜38は、筐体30内部に配置したファンガイド部材48の下部支持板50上を前面側にスライドしていき、ファンガイド部材48の弾性押圧部54は、冷却ファン35〜38の上部に装着したフィンガーガード42〜45の押圧状態を解除する。
そして、ファンユニット34を筐体30の前面側に引き出した後に、冷却ファン35〜38や内部撹拌用ファン40の交換を行う。冷却ファン35〜38の交換を行う際、図2に示したように、フィンガーガード42〜45は、前面側の位置がねじ46でユニットケース39に取付けられており、裏面側に位置する部位は、冷却ファン35〜38の上面に当接しただけの状態となっているので、冷却ファン35〜38の交換が容易となる。
そして、交換した冷却ファン35〜38や排気ファン40を装着したファンユニット34を、筐体30の上部内に戻していく。この際、ファンユニット34の冷却ファン35〜38は、ファンガイド部材48の下部支持板50上を裏面側にスライドしていき、冷却ファン35〜38の上部に当接する弾性押圧部54の係合部54bが、冷却ファン35〜38の移動方向をガイドする。
そして、筐体30の裏面側までファンユニット34を戻すと、ウライタ47に固定されたファンガイド部材48の複数の弾性押圧部54の係合部54bが上方に弾性変形しながら冷却ファン35〜38の上部に装着したフィンガーガード42〜45を下方に押圧し、冷却ファン35〜38は、複数の弾性押圧部5と下部支持板50との挟み込まれた状態で支持される。
そして、ファンガイド部材48に冷却ファン35〜38が支持されたファンユニット34は、筐体30の上部開口部を上部前面カバー31で閉塞し、サブユニットケース41に設けたねじ穴41aに上部前面カバー31を貫通したねじ31aをネジ止めすることで、前面側が上部前面カバー31に支持され、裏面側がファンガイド部材48に支持された状態で筐体30内に固定される。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態のファンユニット34は、前面側のサブユニットケース41が、筐体30に固定された上部前面カバー31にネジ止めにより固定されているとともに、裏面側の冷却ファン35〜38が、筐体30に固定されたファンガイド部材48の下部支持板50上に載置され、複数の弾性押圧部5により下部支持板50に向けて押圧されることで挟み込まれた状態で確実に支持されているので、剛性を高めるために強固なユニット構造とする必要がなくなり、ファンユニット34のコストアップを抑制することができる。
また、交換作業が完了したファンユニット24を筐体30内に戻していく際には、冷却ファン35〜38が、ファンガイド部材48の下部支持板50上を裏面側に向けてスライドしていき、冷却ファン35〜38の上部に当接する弾性押圧部54の係合部54bが、冷却ファン35〜38の移動方向をガイドするので、冷却ファン35〜38の取付け位置がずれるおそれがない。
また、本実施形態は、天面カバー33に矩形状の大きな排気開口部33aを設け、この排気開口部33aを臨む位置にフィンガーガード42〜45を装着した冷却ファン35〜38が配置されており、排気開口部33aと冷却ファン35〜38との間の圧力損失が大きくならないので、冷却ファン35〜38の排気能力を十分に引き出すことができる。
また、ファンユニット34の冷却ファン35〜38は、それらの上面に装着したフィンガーガード42〜45のねじ46で止める箇所を少なくし、ネジ止めされていない裏面側の部位が、筐体30内に配置したファンガイド部材48の弾性押圧部54に押圧されて支持される構造としており、ファンユニット34の交換作業時には、ねじ46等の着脱に要する時間が少なくなるので、冷却ファン35〜38の交換作業の能率を向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、図5から図9は、本発明に係る第2実施形態のインバータ装置を示すものであり、図5は本実施形態のインバータ装置の裏面側のウライタを外した構造を示した斜視図、
図6は本実施形態のファンガイド部材を示す斜視図、図7はファンガイド部材を側面から示した図、図8は本実施形態のインバータ装置の裏面側にウライタを取付けた状態を示した斜視図、図9は本実施形態のウライタとファンガイド部材との関係を示した図である。なお、図1から図4で示した構成と同一構成部分には同一符号を付してその説明は省略する。
図5に示すように、本実施形態のインバータ装置も、筐体30の前面開口部を、上部前面カバー31及び下部前面カバー32が覆っている。筐体30を構成する天面カバー33には、矩形状の排気開口部33aが形成されており、この排気開口部33aに、筐体30内の上部に配置したファンユニット34の冷却ファン35〜38が位置している。
ファンユニット34の冷却ファン35〜38は、筐体30内のウライタ47側に配置したファンガイド部材70に支持された状態で取付けられている。
ファンガイド部材70は、図6に示すように板金部材であり、ファンユニット34の冷却ファン35〜38に対応する位置に通気穴71が形成されている矩形状の下部支持板72と、この下部支持板72の前面側の長辺から折り曲げて垂下している固定板73と、下部支持板72の短辺側から折り曲げ形成されている固定板74と、下部支持板72の裏面側の長辺から立ち上がっているウライタ当接板75と、このウライタ当接板75の上部から長手方向に所定間隔をあけて形成されている複数の弾性押圧部76〜80とを備えている。
ウライタ当接板75の長手方向の両端に位置している弾性押圧部76,80は、下部支持板72側に平行に延在する折り曲げ部76a,80aと、折り曲げ部76a,80aの先端から下部支持板72側の下方に突出している「く」の字状に折曲された係合部76b,80b(図3(b)で示した係合部54bと同一形状)とを備えている。
弾性押圧部76,80の間に所定間隔をあけて形成されている他の弾性押圧部77,78,79は、ウライタ当接板75に切欠き81を形成し、弾性押圧部77,78,79の幅方向中央部に切欠き82を形成することで、2分割された分割弾性押圧部77a,77b,78a,78b,79a,79bとされている。すなわち、図7に示すように、分割弾性押圧部77bは、下部支持板72側に平行に延在する折り曲げ部77b1と、折り曲げ部77b1の先端から下部支持板72側の下方に突出している「く」の字状に折曲された係合部77b2とを備えている。また、分割弾性押圧部77aは、前述した分割弾性押圧部77bと同一形状に形成されている。そして、他の分割弾性押圧部78a,78b,79a,79bも、分割弾性押圧部77a,77bと同一形状に形成されている。
そして、ファンガイド部材70は、下部支持板72の前面側の長辺に設けた固定板73が筐体30内の幅方向に延在している支持部材(不図示)にネジ止めされ、下部支持板72の短辺側に設けた固定板74が筐体30の側面カバーに固定され、ウライタ当接板75がウライタ47にネジ止めされた状態で、筐体30内の上部に配置されている。
ウライタ47には、弾性押圧部76〜80に対向する位置に、開放窓81〜85が形成されている。開放窓81,85は、弾性押圧部76,80の折り曲げ部76a,80aの基部がウライタ47の外側から見えるように形成されている。開放窓82は、分割弾性押圧部77a,77bの基部がウライタ47の外側から見えるように形成されている。同様に、開放窓83は、分割弾性押圧部78a,78bの基部がウライタ47の外側から見えるように形成され、開放窓84は、分割弾性押圧部79a,79bの基部がウライタ47の外側から見えるように形成されている。
ここで、弾性押圧部76〜80は、ファンユニット34の冷却ファン35〜38が下部支持板72上に位置しているときに、冷却ファン35〜38の上面に装着したフィンガーガード42〜45のネジ止めされていない裏面側の部位に独立して当接し、弾性変形しながら下方に(下部支持板72側に向けて)押圧している。
すなわち、図2に示したように、ファンユニット34のユニットケース39に支持されている各冷却ファン35〜38の四隅には穴35a〜38aがそれぞれ設けられており、冷却ファン35〜38の上面には、それぞれフィンガーガード42〜45が装着されている。そして、これらフィンガーガード42〜45のそれぞれは、筐体30内に配置したときに前面側となる2点がねじ46でユニットケース39に取付けられており、筐体30の裏面側に位置する2点は、冷却ファン35〜38の上面に当接しただけの状態となっている。
これら筐体30の裏面側に位置する冷却ファン35〜38の2点のうち、図2の符号35aで示す2点の位置を、弾性押圧部76及び分割弾性押圧部77aがそれぞれ当接して押圧している。また、図2の符号36aで示す2点の位置を、分割弾性押圧部77b及び分割弾性押圧部78aがそれぞれ当接して押圧している。同様に、図2の符号37aで示す2点の位置を、分割弾性押圧部78b及び分割弾性押圧部79aがそれぞれ当接して押圧している。さらに、図2の符号38aで示す2点の位置を、分割弾性押圧部79b及び弾性押圧部80がそれぞれ当接して押圧している。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
ファンユニット34を構成するフィンガーガード42〜45及び冷却ファン35〜38は各部品の寸法公差が大きく、ファンガイド部材70の下部支持板72に載置した際には、組付け時の公差を含めてファン厚み寸法が異なる。
ファン厚み寸法が増大した冷却ファン(例えば冷却ファン)36は、弾性押圧部77の変位量が増大することでウライタ47に接触して反力を受け、弾性押圧部77の押圧力が過剰になることで、ファンユニット24の交換作業に支障をきたすおそれがある。他の弾性押圧部76,78〜80も同様に、ウライタ47に接触すると押圧力が過剰になって冷却ファン35〜38の交換作業に支障をきたすおそれがある。
しかし、図9に示すように本実施形態は、冷却ファン36に押圧力を付与している弾性変形した弾性押圧部77の基部が、ウライタ47に形成した開放窓82を通過してウライタ47の外側に変位しているので、弾性押圧部77はウライタ47に当接せず、ウライタ47から反力を受けないので、弾性押圧部77の押圧力が過剰にならない。また、他の弾性押圧部76,78〜80も同様に、ウライタ47に接触せず、冷却ファン35〜38の交換作業に支障をきたすおそれがない。
また、弾性押圧部77〜79は、幅方向中央部に切欠き82を形成することで、2分割された分割弾性押圧部77a,77b,78a,78b,79a,79bとされて過度の押圧力が発生しない構造になっており、各部品の寸法公差が大きくなり、または組付け時の公差が大きくなっても最適な押圧力が発生する。しかも、各々の分割弾性押圧部77a,77b,78a,78b,79a,79bが、各冷却ファン35〜38の支持すべき箇所に独自に当接して押圧しているので、各冷却ファン35〜38を確実に支持することができる。
(a)は本発明に係る第1実施形態のインバータ装置の外観を前面側から示した斜視図、(b)はファンユニットを筐体内部から引き出した状態を示す図、(c)はファンユニットの支持構造を示す図である。 本発明に係る第1実施形態のファンユニットの外観を示す斜視図である。 (a)は本発明に係る第1実施形態のファンユニットを支持するファンガイド部材を示す斜視図、(b)はファンガイド部材を側面から示した図である。 本発明に係る第1実施形態のインバータ装置の裏面側の構造を示した斜視図である。 本発明に係る第2実施形態のインバータ装置の裏面側のウライタを外した構造を示した斜視図である。 本発明に係る第2実施形態のファンガイド部材を示す斜視図である。 本発明に係る第2実施形態のファンガイド部材を側面から示した図である。 本発明に係る第2本実施形態のインバータ装置の裏面側にウライタを取付けた状態を示した斜視図である。 本発明に係る第2実施形態のウライタとファンガイド部材との関係を示した図である。 従来のインバータ装置を示す図である。 他の従来のインバータ装置を示す図である。
符号の説明
30…筐体、31…上部前面カバー(前面カバー)、32…下部前面カバー、33…天面カバー、33a…排気開口部、34…ファンユニット、35〜38…冷却ファン(ファン)、39…ユニットケース、40…内部撹拌用ファン、41…サブユニットケース、41a…ねじ穴、42〜45…フィンガーガード、46…ねじ、47…ウライタ(裏面カバー)、48…ファンガイド部材、49…通気穴、50…下部支持板(載置部)、51,52…固定板、53…ウライタ当接板(被固定部)、54…弾性押圧部、54a…折り曲げ部、54b…係合部、60…電解コンデンサ、61…冷却フィン、76〜80…弾性押圧部、81〜85…開放窓、70…ファンガイド部材、71…通気穴、72…下部支持板(載置部)、73,74…固定板、75…ウライタ当接板(被固定部)、76a,80a…折り曲げ部、76b,80b…係合部、77a,77b,78a,78b,79a,79b…分割弾性押圧部、77b…分割弾性押圧部、77b1…折り曲げ部、77b2…係合部

Claims (4)

  1. 複数のファンを装着したファンユニットを備え、このファンユニットを筐体の前面側へ引き出し可能に収納したインバータ装置において、
    前記ファンユニットの引き出し方向の奥側に前記ファンユニットを弾性挟持力により挟持するファンガイド部材を設け
    前記ファンガイド部材は、前記ファンユニットの一方のユニット面を載置する載置部と、前記一方のユニット面に対向した他方のユニット面に当接して前記載置部に向けて弾性押圧力を付与する弾性押圧部とを備え、
    前記弾性押圧部は、前記複数のファンに当接して弾性押圧力を付与するように、複数設けられており、
    前記ファンガイド部材は金属板を折り曲げて形成されており、板状の前記載置部と、この載置部の奥側縁部から立ち上がり、前記筐体の裏面カバーに固定される板状の被固定部と、この被固定部の上部から連続し、隣接している一対の前記ファンの間に位置して前記一対のファンに当接する複数の板状の前記弾性押圧部とで構成されていることを特徴とするインバータ装置。
  2. 前記弾性押圧部は、切り込みを入れることで2分割された分割弾性押圧部とされており、隣接している前記一対のファンの各々に、2分割された分割弾性押圧部が独立して当接することを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
  3. 前記裏面カバーは、前記弾性押圧部と対面する位置に押圧部開放窓を形成しており、前記ファンに当接する前記弾性押圧部は、前記押圧部開放窓を通過して前記裏面カバーの外面側に変位可能とされていることを特徴とする請求項1又は2記載のインバータ装置。
  4. 前記ファンにフィンガーガードを装着して前記ファンユニットを前記筐体内部に収容した際に、前記筐体の天面カバーに形成した排気開口部に、前記フィンガーガードが対峙しているとともに、前記弾性押圧部が、前記フィンガーガードの筐体裏面側の部位を前記ファンに押し付け力を付与して保持していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のインバータ装置。
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