JP5378160B2 - トルク検出機能をもった回転スピンドル - Google Patents
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本発明では、これら測定周波数帯域と検出感度とを両立させることにあり、急峻な加工トルクの変動に対しても高精度に測定可能にすることを目的としている。
請求項8に係る発明では、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドルにおいて、前記粘性抵抗体は、粘性流体からなり、該粘性流体が配置される前記微小間隙は、該粘性流体が毛細管現象を生じる間隙として構成されたことを要旨とする。
請求項9に係る発明では、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドルにおいて、前記粘性抵抗体及び前記弾性体は、弾性体と粘性体の両性質を兼ね備えた粘弾性特性をもつ単一の粘弾性樹脂からなることを要旨とする。
請求項12に係る発明では、請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドルにおいて、前記弾性体は、板ばねから構成されたことを要旨とする。
請求項14に係る発明では、請求項13に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドルにおいて、前記センサコイルの外周を軟磁性体で覆い、前記螺旋状の磁歪セグメントと該軟磁性体とで、前記センサコイルの周りを磁束が取り囲むようにしたことを要旨とする。
請求項15に係る発明では、請求項13又は請求項14に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドルにおいて、前記磁歪セグメントを、合成樹脂でモールディングしたことを要旨とする。
請求項16に係る発明では、請求項15に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドルにおいて、前記磁歪セグメントを、強化ファイバーで円筒状に巻回するとともに、該磁歪セグメントと前記巻回された強化ファイバーとともに合成樹脂でモールディングしたことを要旨とする。
請求項17に係る発明では、請求項13又は請求項14に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドルにおいて、前記磁歪セグメントを、円筒形の非磁性スリーブを覆うとともに、該磁歪セグメントを、合成樹脂でモールディングしたことを要旨とする。
請求項18に係る発明では、請求項17に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドルにおいて、前記非磁性スリーブを円筒形状に巻回された強化ファイバーを合成樹脂でモールディングして形成したことを要旨とする。
請求項19に係る発明では、請求項1乃至請求項18のいずれか1項に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドルにおいて、前記副軸を、軽合金により形成したことを要旨とする。
また、静圧の作動流体としては、高速回転するため、例えばエアを用いるが、発熱が許容できる低回転速度であれば、油や水などの液体を作動流体として用いることもできる。微小間隙の大きさは、例えば、エアの場合には5〜15μm、油や水の場合には15〜50μmを好適に採用することができる。
請求項22に係る発明では、請求項1乃至請求項21のいずれか1項に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドルにおいて、前記駆動主軸は、モータロータ又はエアタービンを備えて駆動されることを要旨とする。
(回転スピンドルの概要)回転スピンドルは、図2に示すように、円柱状に形成された駆動部1の下部に径の小さい円柱状の副軸部2が連続して設けられる。その下部に回転工具3を装着する下部がテーパになった略円柱状のツールホルダ27が設けられている。そして、リード線5を介して増幅器4に電気的に接続されている。
なお、特に断らない限り、本明細書で述べる慣性モーメントは、全て回転軸心回りのものを指す。
以上のことから、駆動主軸系と副軸系が回転継ぎ手などにより、所定のばね定数の捩りばねとともに、捩り粘性抵抗により回転方向の減衰比ζが0.425〜0.71の範囲に設定された測定機器が実用上の誤差±3dB内とすることができる。
また、図10に回転継ぎ手20の外観を示す。図11には図10のB−B矢視図を、図12には図10のA−A矢視図を示す。
まず、下端につばをもった円筒状の芯金治具73を立てて、その円筒部にエポキシ樹脂を塗布した後に、磁性合金製の下リング68、厚さ方向に極性をもつリング状の永久磁石70を順に挿入し、ついで螺旋状の磁歪セグメント71を等間隔に貼り付け、その上に、上リング67を積み重ねる。その状態で、磁歪セグメント71間の空間にエポキシ樹脂を充填し、磁歪セグメント71の外円筒上にもエポキシ樹脂を塗布する。その上を、カーボン繊維やグラスファイバーなどの強化ファイバー72で糸巻き状に巻き、さらにその上をエポキシ樹脂にて覆う。この状態でエポキシ樹脂を固化させる。
(1)慣性モーメント比αが30%以下となり、固有円振動数ωnを2倍以上にでき、しかも制振構造の回転継ぎ手を用いて捩り振動を抑制した。これにより、トルク検出素子の挿入により発生しがちな回転工具の捩り共振を回避できるので、加工系の動特性を変えることなく、回転工具の刃部にかかる加工トルクを高い周波数帯域まで忠実に検出可能にできるという効果がある。
(4)1対のカプラの面する部分において、両者間の捩り方向に粘性抵抗を与える微小間隙Sを設け、この微小間隙Sに粘性流体39を充填することで、副軸系の慣性モーメントを含めた捩り振動系において効果的に制振構造とすることができるという効果がある。
(9)トルク検出素子21は、複数の螺旋状の磁歪セグメント71が回転軸心7を中心とする円周方向に全体が円筒状になるように等分配置されている。そして、磁歪セグメント71の外側に、空隙をもって挿入されたセンサコイル22により回転工具3にかかる加工トルクを、磁歪セグメント71の透磁率変化として検出できるようにした。このため、回転工具3にかかる加工トルクを、磁歪セグメント71の透磁率変化として効率よく電気的に検出できるという効果がある。
(12)さらに磁歪セグメント71を、強化ファイバー72で円筒状に巻回するとともに、磁歪セグメント71と巻回された強化ファイバー72とともにモールド樹脂69でモールディングしたので、さらに高負荷に耐え、より高回転に耐えることができるという効果がある。
(第2実施形態)
第1実施形態では、回転駆動源として、モータロータ8とモータステータ9からなる電動機を用いる場合について述べたが、回転駆動源としてエアタービン(図示を省略)を用いて回転駆動される場合であっても、全く同様の効果が得られる。この場合は、駆動主軸11の質量を大きくすることは、駆動主軸系の慣性モーメントに比べて副軸系の慣性モーメントの比を小さくするので好ましい。
(第3実施形態)
第1実施形態では、副軸16と回転継ぎ手20、トルク検出素子21、駆動主軸11が、回転軸心上にこの順に並んでいる例について述べたが、回転継ぎ手20とトルク検出素子21が入れ替わり、副軸16とトルク検出素子21、回転継ぎ手20、駆動主軸11の順に並んだ構成(図示を省略)であっても、ほぼ同様の効果が得られる。すなわち、図3に示すモデル図において、慣性モーメントの観点からは、トルク検出素子の慣性モーメントが副軸系の慣性モーメントに追加され、Jtが多少大きくなり不利になるが、副軸16に比べてトルク検出素子21の慣性モーメントが相対的に小さいことを考慮すると、本発明の効果を損なうものではない。
(第4実施形態)
図15、図16に示すように、回転継ぎ手20において、上セクタ33の側壁とリングカバー34の間に微小間隙Sを設け、この微小間隙Sに粘性流体39'を充填して、この粘性流体39’の粘性抵抗を利用し、所望の減衰比ζを得るようにしてもよい。この場合、セクタ間のみならず、リングカバー34と接する大きな面積の微小間隙Sを利用できる。この場合には、上カプラ31とリングカバー34の上方の間隙から、粘性流体39'が注入される。
(第5実施形態)
図17に示すように、回転継ぎ手20において、上セクタ33の底面と下カプラ35の間に微小間隙を形成し、該微小間隙に粘性流体39”を充填して、該粘性流体の粘性抵抗を利用し、所望の減衰比ζを得るようにしてもよい。この場合には、上セクタ33の底面と下カプラ35の間の微小間隙Sも利用できるため、粘性流体の選択の幅が拡がるという効果がある。
(第6実施形態)
図18に示すように、回転継ぎ手20において、上セクタ33の側壁とリングカバー34の間および上セクタ33の底面と下カプラ35の間に微小間隙を形成し、双方の微小間隙に粘性流体39'および粘性流体39”を充填して、該粘性流体の粘性抵抗を利用し、所望の減衰比ζを得るようにしても、全く同様の振動抑制効果が得られる。
(第7実施形態)
図19に示すように、回転継ぎ手において、ウエフタ付き形状のリングカバー34'を用い、リングカバー34'と上セクタ33の側壁、上セクタ33の底面と下カプラ35の間、および上カプラの上端面とリングカバーのウエフタ下面の間の3カ所に微小間隙Sを形成した。そして、これらの微小間隙Sにそれぞれ粘性流体39'、39”、39'”を充填し、この粘性流体の粘性抵抗を利用して、所望の減衰比ζを得るようにしても、全く同様の振動抑制効果が得られる。とくにこの実施形態では、回転による粘性流体の飛散防止ができる効果もある。
(第8実施形態)
図20に示すように、上述の回転継ぎ手20においては、弾性膜38によるばねとしているが、下セクタ37の垂直面に「く」の字形状のステンレスや燐青銅製の「く」の字板ばね40を挿入しても、弾性膜と同様の捩りばね定数Kが得られ、同様の振動抑制効果が得られる。さらにこの実施形態では、ばね定数Kの設計の自由度が高まること、また下カプラ35に上カプラ31を組み立てるとき、押し込むだけの簡単動作でできるメリットもある。
(第9実施形態)
図21に示すように、上述の実施形態では、副軸16をアンギュラーコンタクト玉軸受の副軸受18、19により支承しているが、糸巻き形状の静圧軸受、図22に示す内端面スラスト静圧軸受、あるいは図23に示す外端面スラスト静圧軸受により支承すれば、さらに副軸16を工具倒れ方向の剛性を高める効果が得られる。また、静圧軸受であれば、回転抵抗も少なく、回転軸心7のずれも小さくすることができる。
また、静圧の作動流体としては、高速回転するためエアを用いるが、発熱が許容できる低回転速度であれば、油や水などの液体を作動流体として用いることにより、同様の効果が得られるほかより高い負荷容量、より高い軸受剛性が得られる。
(第10実施形態)
副軸系には、慣性モーメントを低減することが必須であり、G・D2のGを低減することも必須である。このため副軸16には比重が小さく比強度の高いジュラルミンやチタン合金などの軽合金を用いることで、副軸の慣性モーメントをよりいっそう低減でき、測定帯域をさらに向上できる。なお、これらの材質は軟質で表面が傷つきやすいが、この表面に硬質膜を膜付けすることで、これらの欠点をカバーできる。
(第11実施形態)
式(1)〜(12)の計算に用いた捩り方向のばね定数Kを、回転継ぎ手のばね定数で代表させて説明しているが、実際にはトルク検出素子の捩り方向のばね定数Kmも考慮する必要があり、捩り方向のばね定数Kの弾性膜38あるいは、くの字板ばね40とを直列に加えた実際のばね定数Kaは、式(13)
(第12実施形態)
回転継ぎ手20の微小間隙Sに、粘性流体39として通常の鉱物油や合成油を満たして捩り粘性抵抗を得ている。
(第13実施形態)
図21に示すように、本発明では、永久磁石70を用いて磁界を作っているが、センサコイル22を2重の巻き線とし、一方の巻き線に電圧を印加して磁界を発生させ、他方の巻き線にてトルク変動による磁界の変化を検出するようにしても、全く同様のトルク検出機能が得られる。
(第14実施形態)
トルク検出系59の上リング67、下リング68およびヨーク23には、例としてパーマロイ(登録商標)を用いているが、初透磁率の高い軟磁性材料であれば、その材質を問わず、効率的な磁気回路を形成でき、全く同じ機能を発揮できる。また副軸ケーシング17に軟磁性を示す材質を用いて、ヨークと一体化すれば、少ない部品数で全く同様のトルク検出機能が得られる。
(第15実施形態)
図13には、磁歪セグメント71の外周を強化ファイバーで周囲を多周回巻回し、トルク検出素子21を強化する実施形態を示したが、図24に示すように、強化ファイバーの代わりに非磁性スリーブ74を用いてトルク検出素子の外筒を覆い内部を樹脂にて充填し固化するモールド構造としても、全く同様の補強効果を得ることができる。この場合、加工トルクを磁歪セグメント71と非磁性スリーブ74で分担して受けることになり、非磁性スリーブ74が分担する加工トルクの分だけ検出感度が低下することになるが、一方で、より高負荷に耐える利点がある。
(第16実施形態)
トルク検出素子21の接着・固化に、エポキシ樹脂を用いてモールドした実施形態を示したが、エポキシ樹脂の替わりに、ポリイミドなどの他の樹脂を用いても、同様のトルク検出素子の機能を発揮できるばかりでなく、耐久性、耐熱性をさらに高めることができる。
(第17実施形態)
図25に示すように、第15実施形態における非磁性スリーブ74の代わりに、補強ファイバーにて補強された円筒状のFRP管78を用いて、トルク検出素子を構成すれば、同様の補強効果が得られるばかりでなく、さらに非磁性スリーブ74よりも強度を高めることができる。すなわち、FRP管78の円筒内面の円周方向に、磁歪セグメント71を等配置して貼り付け、上端に上リング67、下端には永久磁石70および下リング68を同心状に嵌め込み、隙間にモールド樹脂69を充填し固化する。この実施形態では、煩雑な強化ファイバー72の巻き付けおよびモールド樹脂69の固化が事前に別工程で製作できるので、同心度を確保しやすいという効果もある。
(第18実施形態)
第17実施形態における円周方向に、磁歪セグメント71を等配置する代わりに、図26に示すように、磁歪円筒体に複数個のヘリカル溝を加工した磁歪リング79を用い、第17実施形態と同様に組み立ててトルク検出素子21を構成する。ヘリカル溝にはモールド樹脂69を充填してもよい。このように構成してもトルク検出素子21としては全く同様の効果が得られる。この場合には、ヘリカル溝加工に工数がかかるが、磁歪セグメント71を組み立てる工数が削減できるという効果がある。
(第19実施形態)
第1実施形態では、上カプラ31と下カプラ35が相互に組み合わされて駆動力を伝達しているが、図27に示すように、上カプラ31と下カプラ35が、別の伝達部材30を介して駆動力を伝達してもよい。例えば、図26では、同じ2枚の平らな長方形の板状の部材をその平面が直交するように平面視十字状に構成し、その直交部分を回転軸心7に沿って配置するとともに、上カプラ31と下カプラ35にそれぞれ十字状の溝29を設けて、伝達部材30を挿入し、上カプラ31から下カプラ35に駆動力を伝達するようにしてもよい。この場合、伝達部材と、上カプラ31若しくは下カプラ35との間に弾性膜38を配設し、粘性抵抗体(図示省略)を充填する。もちろん、伝達部材30は、例えば、1枚の板状部材、正三角柱、正四角柱、正六角柱など、その条件に合わせて種々の形状を採用することができることは言うまでもない。また、複数の伝達部材30で連結されてもよい。
Claims (22)
- 回転工具を把持できるチャックを内蔵したツールホルダと、
該ツールホルダと嵌合され、回転自在に支承された副軸と、
回転駆動源により回転自在に支承された駆動主軸と、
前記駆動主軸と前記副軸との間に連結されたトルク変換素子と、
該トルク変換素子と、前記駆動主軸若しくは前記副軸のいずれか一方との間に配置されて、これらを連結する回転継ぎ手とを備えた回転スピンドルであって、
前記回転工具から前記副軸までの副軸系の回転軸心回りの慣性モーメントが、駆動主軸系の回転軸心回りの慣性モーメントに比べて大きくても30%以下で構成され、
前記回転継ぎ手は、1対のカプラを備え、該1対のカプラは所定のばね定数の捩りばねとしての弾性体を介して接続されるとともに、捩り粘性抵抗をもつ粘性抵抗体により該1対のカプラ間の回転方向の減衰比ζが0.425〜0.71の範囲に設定された
ことを特徴とするトルク検出機能をもった回転スピンドル。 - 前記回転継ぎ手は、前記トルク変換素子と前記副軸の間に配置されて、これらを連結することを特徴とする請求項1に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドル。
- 前記回転継ぎ手において、
前記弾性体を介して接続された1対のカプラは、該カプラの少なくとも一部と面する微小間隙が設けられ、
該微小間隙の少なくとも一部には粘性抵抗体が充填されて前記減衰比ζを得るように構成された
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドル。 - 前記回転継ぎ手において、
前記1対のカプラは、それぞれセクタが前記回転軸心に関して対称位置に配置された上下1対のカプラよりなり、
該1対のカプラ間に回転方向において微小間隙が形成されるように対向して組み立てられ、
該微小間隙に前記弾性体および前記粘性抵抗体を介在させた
ことを特徴とする請求項3に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドル。 - 前記回転継ぎ手において、
前記1対のカプラは、それぞれセクタが前記回転軸心に関して対称位置に配置された上下1対のカプラよりなり、
該1対のカプラ間に回転方向において微小間隙が形成されるように対向して組み立てられるとともに、
該1対のカプラとの間に微小間隙を形成するようにリングカバーを装着し、
該リングカバーとの微小間隙に前記粘性抵抗体を介在させた
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドル。 - 前記1対のカプラは、それぞれが頂角90度の扇形状の2個のセクタが前記回転軸心に関して対称位置に配置された上下1対のカプラより構成されたことを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれか1項に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドル。
- 前記回転継ぎ手において、前記1対のカプラは、一方のカプラの駆動力を他方のカプラに伝達するとともに、該1対のカプラの少なくともいずれかとの間に微小間隙が形成される伝達部材をさらに備え組み立てられるとともに、前記1対のカプラは前記伝達部材との間に設けられた弾性体を介して連結され、該伝達部材との微小間隙に前記粘性抵抗体を介在させたことを特徴とする請求項3に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドル。
- 前記粘性抵抗体は、粘性流体からなり、該粘性流体が配置される微小間隙は、該粘性流体が毛細管現象を生じる間隙として構成された
ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドル。 - 前記粘性抵抗体及び前記弾性体は、弾性体と粘性体の両性質を兼ね備えた粘弾性特性をもつ単一の粘弾性樹脂からなる
ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドル。 - 前記粘性抵抗体は、磁気流体による粘性抵抗体からなり、対向するカプラの少なくとも一方とこのカプラと対向する部分に硬磁性材及び導電体を用いて組み合わせる構造とした
ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドル。 - 前記弾性体は、ゴム製の弾性膜から構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドル。
- 前記弾性体は、板ばねから構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドル。
- 前記トルク変換素子は、
複数の螺旋状の磁歪セグメントが前記回転軸心を中心とする円周方向に全体が円筒状になるように等分配置されており、
該磁歪セグメントの外側に、空隙をもって挿入された1条又は複数条の円筒状に巻き線したセンサコイルにより前記回転工具にかかる加工トルクを、磁歪セグメントの透磁率変化として検出できるようにした
ことを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドル。 - 前記センサコイルの外周を軟磁性体で覆い、
前記螺旋状の磁歪セグメントと該軟磁性体とで、前記センサコイルの周りを磁束が取り囲むようにした
ことを特徴とする請求項13に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドル。 - 前記磁歪セグメントを、合成樹脂でモールディングした
ことを特徴とする請求項13又は請求項14に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドル。 - 前記磁歪セグメントを、
強化ファイバーで円筒状に巻回するとともに、
該磁歪セグメントと前記巻回された強化ファイバーとともに合成樹脂でモールディングしたこと
を特徴とする請求項15に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドル。 - 前記磁歪セグメントを、円筒形の非磁性スリーブを覆うとともに、
該磁歪セグメントを、合成樹脂でモールディングした
ことを特徴とする請求項13又は請求項14に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドル。 - 前記非磁性スリーブを円筒形状に巻回された強化ファイバーを合成樹脂でモールディングして形成した
ことを特徴とする請求項17に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドル。 - 前記副軸を、軽合金により形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項18のいずれか1項に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドル。
- 前記副軸を、糸巻き形状の静圧軸受とするとともに、該静圧軸受を形成する微小間隙を回転軸心を通る断面内でX字状に配置した構造とした
ことを特徴とする請求項1乃至請求項19のいずれか1項に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドル。 - 前記副軸は、該副軸を支承する1対の副軸受に、アンギュラーコンタクト玉軸受を背面合わせ構造として用いたことを特徴とする請求項1乃至請求項19のいずれか1項に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドル。
- 前記駆動主軸は、モータロータ又はエアタービンを備えて駆動される
ことを特徴とする請求項1乃至請求項21のいずれか1項に記載のトルク検出機能をもった回転スピンドル。
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