JP5377949B2 - プロキシ・ベースの取引認証システム - Google Patents

Description

本発明は、通信に関し、特に、プロキシ・ベースの取引認証システムに関する。

毎年、クレジット・カード会社は、不正なクレジット・カードによる取引で大きな損害を被っている。例えば、窃盗犯が盗んだクレジット・カードで不正な取り引きを行う。このような不正な取り引きは、クレジット・カードによる取り引きの要求者（店側）が、お客が真のクレジット・カードの所有者であることを確認することで、大幅に減らすことができる。

クレジット・カードによる取り引きのセキュリティを強化する第１のアプローチは、クレジット・カードの利用者にサインを要求し、そのサインとクレジット・カードの裏面にあるサインとを比較することである。しかしこの方法は非効率的である。その理由は、サインの認証に責任を持つ販売員により、高度の精査を行う必要があるからである。このような精査（確認）の程度は、様々な要因により時には不可能である。毎日、販売員が大量の署名を比較しなければならない場合である。

第２のアプローチは、取引毎に、携帯電話あるいは他の「応答対象物（"response object"）」をクレジット・カードの持ち主と関連づけ、この応答対象物（携帯電話）の位置をクレジット・カードの取引が行われるＰＯＳ端末（"point-of-sale terminal"）の位置とを比較することである。この応答対象物は、問い合わせにより、それ自身の現在位置を提供できる。この現在位置はクレジット・カードの所有者の現在位置でもある。

このアプローチは、この応答対象物がその現在位置を特定できる信号受信機を有している場合には、極めて有効である。例えば、応答対象物がＧＰＳの人工衛星からの信号を受信／検出できる場合は有効である。しかし、応答対象物が自分の現在位置に関する信号を受信できない場合、例えば、自動車の中に居る場合には、このアプローチは旨くいかない。同様に、このアプローチは、人工衛星からの信号がＰＯＳ端末が置いてある場所をカバーできない場合、現在位置追跡サービスを利用できず、このアプローチは利用できない。

それ故に、応答対象物の位置を監視し、応答対象物の状態に関連する情報を報告する機能を改善する必要性がある。

本発明の一実施例は、応答対象物の現在位置を含む状態を監視し、取り引きの認証の間、その状態情報を使用できる機構を提供する。本明細書において、「応答対象物」とは、携帯可能な物、例えば携帯電話あるいは携帯貨物であり、それ自身の現在位置あるいは認証に関連する問い合わせに答えることができ、センサ、無線装置、及びそれに関連する電子部品を搭載する。

本発明の一実施例によれば、応答対象物を有する車両は、応答対象物を代理するプロキシを用意する。このプロキシは、ＧＰＳの人工衛星あるいは他の現在位置決定ソースからの現在位置決定信号を受領できる応答対象物をよりも良好な機能を有する。本発明の他の実施例において、プロキシは、問い合わせ装置からの問い合わせ信号を受領し、その応答対象物の位置を表すために、応答対象物よりも優れた機能を有する。本発明の車両は、（ｉ）車両に搭載された応答対象物を検出する１つあるいは複数のセンサと、（ｉｉ）車両の状態情報を検出する１つあるいは複数のセンサとを搭載する。この両方のセンサの組により情報をプロキシに提供する。本発明の他の実施例において、応答対象物センサは、問い合わせ装置がこれらの応答対象物の位置を問い合わせるのと同様な方法で、各応答対象物に問い合わせをすることができる。車両の状態とは、これに限定されないが、車両の位置とその移動方向と重量と、車両内外の環境状態（温度、湿度、気圧）を含む。

本発明の一実施例の一部として、取引端末、例えば、ＡＴＭ端末とＰＯＳ端末は、センサからの情報により決定された状態を送信するハードウェアとソフトウェアとセンサの列を搭載する。本発明の他の実施例において、これらの端末は、他の手段を介して自分の状態を利用可能にできる。取り引きが取引端末で開始される毎に、問い合わせが取引認証装置に送られて、取り引きの開始者を認証し、取り引きを認証する。取引認証装置は、応答対象物への問い合わせを行い、（必要に応じて）取引端末がその個々の状態に関連する情報を得るようにする。状態情報が応答対象物と端末の両方から得られると、認証装置は、この２つの組の状態情報（即ち、プロキシと応答対象物からと取引端末からと）を比較することによって、その２つの組の状態情報に基づいて取り引きを認証する。本発明の一実施例では、プロキシ／応答対象物の位置と端末の位置との比較に特徴があるが、状態情報の他のアスペクト（例えば、環境状態）を認証目的で比較する他の実施例も本発明の範囲内に入る。他の実施例も本明細書を参照することにより容易に想到できる。

問い合わせが取引認証装置により車両内の応答対象物に向けられると、プロキシは問い合わせを検出し、車両の位置を計算して、車両の位置と／または他の状態情報に応答する。これは、自信の現在位置を決定し提供する応答対象物とは異なる。プロキシは、応答対象物がその状態情報あるいは認証装置と通信することができない時に、認証を実行する。

本発明のシステムは、（Ａ）現在位置を決定し第１の問い合わせに応答できる第１の応答対象物と、前記応答は、決定された現在位置を表す第１の位置データを提供することにより行い、（Ｂ）前記第１の応答対象物が所定の車両内にある時を検出する第１センサと、（Ｃ）所定の車両の現在位置を検出する第２センサと、（Ｄ）前記第１の応答対象物が所定の車両内に在る時に、第１の問い合わせに応答するプロキシと、前記プロキシは、第１の位置データを提供することにより、第１の問い合わせに応答し、前記の第１の位置データの値は、所定の車両の現在位置に基づく、を有する。

図１は、本発明の一実施例による認証システム１００の構成要素のブロック図である。同図において、認証システム１００は、車両１０１と、応答対象物１１１と、応答対象物センサ１３１と、位置センサ１４１と、湿度センサ１４２と、温度センサ１４３と，取引端末１５１と、取引認証装置１６１とを有する。

本発明の一実施例によれば、プロキシ１２１は、車両１０１内（例、トレイラーの内部等）に配置される。しかし他の実施例では、プロキシ１２１は、車両１０１の外部に配置してもよい。例えば、プロキシ１２１は、複数の車両にサービスを提供するが、車両１０１の外部に取り付けられるか、あるいは車両１０１には全く取り付けられなくてもよい。第２に、本発明の一実施例によれば、車両１０１は、応答対象物１１１を１個のみを有する。しかし、応答対象物をいくつ有してもよい。第３に、本発明の一実施例によれば、車両１０１は、１個の湿度センサ１４２と、１個の温度センサ１４３と、１個の位置センサ１４１を有するが、いかなる数の環境センサ、例えば、気圧計、光センサ、加速度センサ等を有してもよい。

車両１０１は、応答対象物１１１を搭載したトラックである。本発明によれば、車両１０１は、トラックであるが、他の実施例では、他の種類の運送手段、例えば、バン、自動車、船、飛行機、列車等でもよい。いずれにしても車両１０１の製造方法と使用方法は、当業者には明らかである。

応答対象物１１１は、以下の装置を１つあるいは複数個含む。
（ｉ）応答対象物１１１の現在位置をＧＰＳ関連信号等を介して決定する位置センサ（図示せず）、
（ｉｉ）応答対象物１１１の周囲温度を検出する温度センサ（図示せず）、
（ｉｉｉ）応答対象物１１１の周囲湿度を検出する湿度センサ、
（ｉｖ）応答対象物１１１の状態に関する問い合わせに、位置センサ、湿度センサと／または温度センサからの情報で応答できるハードウェアとソフトウェア（図示せず）。

本発明の一実施例によれば、取引リクエストは、第１プロトコルに従ってフォーマット化される。応答対象物１１１の製造方法と使用方法は、当業者には明らかである。

本発明の他の実施例において、第２の応答対象物を、車両１０１内あるいは他の車両内に搭載することもできる。この場合、第２の応答対象物は、第１のプロトコルとは異なる第２のプロトコルに従ってフォーマット化された問い合わせを受領できる。第１プロトコルと第２プロトコルが同一の他の実施例も、本明細書を参照することにより、当業者には容易に想到できる。

プロキシ１２１は、応答対象物１１１に向けられた問い合わせを検出し応答するハードウェアとソフトウェアとを有する。そのプロキシ１２１は、応答対象物１１１が自分自身の現在位置を決定できない場合には、その現在位置を決定しその状態も決定できる。例えば、ＧＰＳ人工衛星からの電磁信号は、車両内の応答対象物１１１に到達した時には、大幅に減衰し歪んでおり、応答対象物は、その信号を処理することができない場合がある。プロキシ１２１は、応答対物センサ１３１、位置センサ１４１、湿度センサ１４２、温度センサ１４３からの入力を受領できる。本発明の一実施例において、プロキシ１２１は、第１プロトコルに従って、応答対象物１１１に向けられた問い合わせに応答できる。他の実施例において、プロキシ１２１は、第１プロトコルあるいは他のプロトコルに従って、他の応答対象物１１１に向けられた問い合わせに応答できる。

応答対物センサ１３１は、応答対象物１１１の車両１０１内の存否を検出するハードウェアとソフトウェアを有する。この実施例によれば、応答対物センサ１３１は、１個のハウジングを有するが、応答対物センサ１３１が複数のハウジングを有してもよい。更に、この実施例によれば、応答対物センサ１３１は、無線周波数識別技術を使用する。しかし、この応答対物センサが、光学バーコード・システムのような他の技術を使用することもできる。この実施例において、応答対物センサ１３１は、車両１０１内に搭載されるが、応答対物センサ１３１を車両１０１外に搭載してもよい。応答対物センサ１３１の製造方法と使用方法は、当業者には明らかである。

位置センサ１４１は、車両１０１の現在位置を検出するＧＰＳ受信機を有する。位置センサ１４１は、応答対象物１１１内の位置センサの代わりをする。本発明の一実施例によれば、位置センサ１４１は、車内１０１の緯度、経度、高度を検出できる。位置センサ１４１は、衛星追跡装置("satellite positioning system")の受信機であるが、位置センサ１４１は、他の技術、例えば、三角測量（"triangulation"）とトライラテラライゼーション（"trilaterialization"）に基づく、ネットワークベースの位置検出システムを用いてもよい。位置センサ１４１の製造方法と使用方法は、当業者には明らかである。

湿度センサ１４２は、車両１０１の内外の湿度を測定するハードウェアを有する。湿度センサ１４２は、応答対象物１１１内の湿度センサの代わりをする。図１では、湿度センサ１４２は、車両１０１内に１個のハウジングを有するが、湿度センサ１４２を車両１０１の外部に搭載してもよい。湿度センサ１４２は、複数のハウジングを有してもよい。湿度センサ１４２は、気象通報（http://www.weather.gov.）への接続を有してもよい。湿度センサ１４２の製造方法と使用方法は、当業者には明らかである。

温度センサ１４３は、車両１０１の内外の温度を測定するハードウェアを有する。温度センサ１４３は、応答対象物１１１内の温度センサの代わりをする。図１では、温度センサ１４３は、車両１０１内に１個のハウジングを有するが、温度センサ１４３を車両１０１の外部に搭載してもよい。温度センサ１４３は、複数のハウジングを有してもよい。温度センサ１４３は、気象通報（http://www.weather.gov.）への接続を有してもよい。温度センサ１４３の製造方法と使用方法は、当業者には明らかである。

取引端末１５１は、購入取引と銀行取引のような取り引きを要求し完了するハードウェアとソフトウェアを有する。特に取引端末１５１は、以下の装置を含む。
（ｉ）取引端末１５１の温度を検出する温度センサ（図示せず）、
（ｉｉ）取引端末１５１の周囲湿度を検出する湿度センサ、
（ｉｉｉ）取引端末１５１の状態に関する問い合わせに、湿度センサと温度センサからの情報で応答できるハードウェアとソフトウェア（図示せず）。

本発明の一実施例によれば、取引端末１５１は、料金ボックスであるが、取引端末１５１は、ＡＴＭ端末あるいはＰＯＳ端末でもよい。ここに示した実施例において、取引端末は、湿度センサと温度センサとを有する。しかし他の実施例において、取引端末１５１は、さらに別のセンサ、例えば、位置センサ、気圧計、光センサ、重力計を有してもよい。取引端末１５１の製造方法と使用方法は、当業者には明らかである。

取引認証装置１６１は、取引リクエストを本物であると認証し許可するハードウェアとソフトウェアを有する問い合わせ装置である。さらに取引認証装置１６１は、取引端末１５１の現在位置を、端末またはオペレータ等から得る手段を有する。

本発明の一実施例において、図１に示すように、取引端末１５１と取引認証装置１６１は、別々のハウジングに配置されるが、取引端末１５１と取引認証装置１６１を同一のハウジング内に配置してもよい。

図２は、本発明の一実施例の動作を表すフローチャートである。

タスク２０１において、取引認証装置１６１は、取引端末１５１で開始された取り引きを認証するために、リクエストを取引端末１５１から受領する。ここに示した実施例において、リクエストは、取引端末１５１から発せられているが、本発明の他の実施例では、リクエストは応答対象物１１１または他の装置から発してもよい。

タスク２０２において、取引認証装置１６１は、応答対象物１１１の状態を、問い合わせを応答対象物１１１に行うことにより、決定する。この実施例において、取引認証装置１６１は、応答対象物１１１の状態を決定するが、本発明の他の実施例では、取引認証装置１６１は、他の応答対象物１１１の状態を決定してもよい。ここに示した実施例において、問い合わせは、応答対象物１１１に向けられるが、本発明の他の実施例おいては、問い合わせは、他の応答対象物１１１に向けてもよい。ここに示した実施例においては、問い合わせは、応答対象物１１１により認知される第１プロトコルに従って、フォーマット化されるが、本発明の他の実施例では、問い合わせは、他の応答対象物１１１により認知される別のプロトコルによりフォーマット化してもよい。応答対象物１１１の状態を検出するタスクを図３を参照して以下詳述する。

図３に示すように、プロキシ１２１が応答対象物１１１を表す状態情報を受信する。本発明の他の実施例では、状態情報は、プロキシ１２１以外の他の装置が受信してもよい。

タスク２０３において、取引認証装置１６１は、取引端末１５１の状態に関する情報を入手する。本発明の一実施例によれば、この情報は、取引認証装置１６１が取引端末１５１にリクエストを行った後、取引認証装置１６１が受信する。しかし取引認証装置１６１に関する情報は、取引認証リクエストを行うと同時に送信してもよい。

タスク２０４において、取引認証装置１６１は、応答対象物を認証するが、これは取引端末１５１の状態と応答対象物１１１の状態を比較することに行う。応答対象物１１１の状態は、プロキシ１２１により決定され提供される。２つの状態が似ている場合（例、所定の基準に指定される同一または類似の場合）、取引認証リクエストは承認される。取引認証リクエストは、プロキシ１２１から受信した状態と、取引端末１５１から受信した状態とを比較する技術以外の別の技術に基づいて、認証することもできる。例えば、プロキシ１２１から受信した状態と、取引端末１５１とは無関係の別のしきい値または基準値と比較することにより、行うこともできる。

タスク２０５において、取引認証装置１６１は、その応答を、取引端末１５１への取引認証リクエストに対し送信する。

図３は、本発明の一実施例により、タスク２０２の実行に関連するタスクを示す。このタスクにおいて、応答対象物１１１の状態は、取引認証装置１６１により決定される。図３は、応答対象物１１１の状態のみの決定に関するタスクを示すが、同じ方法は、別の応答対象物の状態の決定にも応用できる。

タスク３０１において、応答対物センサ１３１は、応答対象物１１１が車両１０１内に在るかを検出する。この検出は、応答対象物１１１が問い合わせに応答できないか、あるいはその機能の欠如が他の手段を介して決定されるかを示す。タスク３０１を実行する本発明の他の実施例は、本明細書を参照することにより当業者には明らかである。

タスク３０２において、プロキシ１２１は、第１プロトコルに従って、応答対象物１１１に向けられた応答対象物１１１の状態に関する問い合わせを、傍受する。本発明の一実施例によれば、この問い合わせは、プロキシ１２１が無線通信を介して受領する。この実施例によれば、プロキシ１２１は、応答対象物１１１に向けられた問い合わせを傍受するが、プロキシ１２１が、別の応答対象物に向けられた問い合わせを傍受してもよい。

タスク３０３において、プロキシ１２１は、車両１０１の状態から応答対象物１１１の状態を予測する。応答対象物１１１の状態は利用不可能であると見なされる。例えば、応答対象物１１１への問い合わせが、応答対象物１１１の現在位置を要求する場合には、プロキシ１２１は、位置センサ１４１を用いて車両の現在地を決定し、位置センサ１４１により決定された現在地を提供することにより、問い合わせに応答する。同様に、プロキシ１２１は、湿度センサ１４２と温度センサ１４３を用いて、車両の湿度と温度とを決定する。プロキシ１２１が、応答対象物１１１の他の状態を、車両１０１の対応する状態情報を決定することにより、予測してもよい。

タスク３０４において、プロキシ１２１は、応答対象物１１１の問い合わせに、車両１０１の状態をもって、第１プロトコルに従って、応答する。例えば、応答対象物１１１への問い合わせが、応答対象物１１１の現在位置を要求する場合には、プロキシ１２１は、車両の現在位置を位置センサ１４１で測定して、応答する。この実施例によれば、プロキシ１２１は、応答対象物１１１の状態に関する問い合わせに応答する。しかし本発明の他の実施例では、プロキシ１２１は、別の応答対象物１１１の状態（例、車両１０１内あるいは別の車両内等）に関する問い合わせに、応答することもできる。ここに示した実施例によれば、プロキシ１２１の操作は、問い合わせの送信機（例、認証取引装置１６１等）には見ることはできないが、本明細書を参照することにより、他の実施例では、プロキシ１２１の操作を問い合わせの送信者が知ることができるようにすることもできる。

以上の説明は、本発明の一実施例に関するもので、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々の変形例を考え得るが、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。特許請求の範囲の構成要素の後に記載した括弧内の番号は、図面の部品番号に対応し、発明の容易なる理解の為に付したものであり、発明を限定的に解釈するために用いてはならない。また、同一番号でも明細書と特許請求の範囲の部品名は必ずしも同一ではない。これは上記した理由による。

本発明の一実施例による認証システム１００の構成要素を表すブロック図。 本発明の一実施例によるタスクを表すフローチャート。 図２に示すタスク２０２を行うタスクのフローチャート。

符号の説明

図１
応答、問い合わせ
１００ 認証システム
１１１ 応答対象物
１０１ 車両
１２１ プロキシ
１３１ 応答対物センサ
１４１ 位置センサ
１４２ 湿度センサ
１４３ 温度センサ
１５１ 取引端末
１６１ 取引認証装置
図２
開始
２０１ 取引認証リクエストを受領する
２０２ 応答対象物１１１の状態を決定する
２０３ 取引端末１５１の状態を決定する
２０４ 応答対象物１１１の状態と取引端末１５１の状態とを比較する
２０５ 取引認証リクエストに応答する
停止
図３
タスク２０１から
３０１ 応答対象物１１１が車両１０１内にあることを検出する
３０２ 応答対象物１１１の状態に関する問い合わせを受領する
３０３ 車両１０１の状態を応答対象物１１１の状態の予測値として用いる
３０４ 問い合わせに応答する
タスク２０３へ

Claims (9)

1. （Ａ）現在位置を決定する機能を有し、第１の問い合わせに応答する第１の応答対象物と、
   （Ｂ）前記第１の応答対象物が所定の車両内にあることを検出する第１センサと、
   （Ｃ）所定の車両の現在位置を検出する第２センサと、
   （Ｄ）前記第１の応答対象物が所定の車両内に在る時に、第１の問い合わせに応答するプロキシと、
   から構成され、
   前記プロキシは、前記所定の車両の現在位置に基づく位置データを提供することにより、第１の問い合わせに応答する
   ことを特徴とするシステム。
2. （Ｅ）所定の車両の現在位置以外の状態を検出する第３センサ
   をさらに有し、
   所定の車両の検出された状態を提供することにより、第１の問い合わせに応答する
   ことを特徴とする請求項１記載のシステム。
3. 前記第３センサは、周囲環境を検出する
   ことを特徴とする請求項２記載のシステム。
4. 前記周囲環境は、温度、湿度、気圧のいずれかである
   ことを特徴とする請求項３記載のシステム。
5. 前記第１の問い合わせは、認証に関わる
   ことを特徴とする請求項１記載のシステム。
6. 前記プロキシは、所定の車両のみにサービスを提供する
   ことを特徴とする請求項１記載のシステム。
7. 前記プロキシは、所定の車両を含む複数の車両にサービスを提供する
   ことを特徴とする請求項１記載のシステム。
8. （Ａ）現在位置を決定する機能を有し、第１の問い合わせに応答する第１の応答対象物と、
   （Ｂ）前記第１の応答対象物が所定の車両内にあることを検出する第１センサと、
   （Ｃ）所定の車両の現在位置を検出する第２センサと、
   （Ｄ）前記第１の応答対象物が所定の車両内に在る時に、第１の問い合わせに応答するプロキシと、
   （Ｇ）既知の位置にある取引端末と、
   （Ｈ）プロキシからの応答を受領し、その応答を有効化する取引認証装置と、
   から構成され、
   前記有効化は、プロキシから受領した第１の位置データの値と、前記取引端末の既知の位置の値とを比較することにより、行う
   ことを特徴とするシステム。
9. 前記第１の応答対象物は、携帯電話の機能を含む
   ことを特徴とする請求項１又は請求項９記載のシステム。
   

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