JP5377708B2 - データ処理システム、データ処理方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、手書き入力機能を備えたデータ処理システムにおけるデータ処理技術に関する。
近年、タブレット端末、PDA、スマートフォンといった種々の電子機器が開発されている。この種の電子機器の多くは、ユーザによる入力操作を容易にするために、タッチスクリーンディスプレイを備えている。
ユーザは、タッチスクリーンディスプレイ上に表示されるメニューまたはオブジェクトを指などでタッチすることにより、これらメニューまたはオブジェクトに関連づけられた機能の実行を電子機器に指示することができる。
また、最近では、この種の電子機器を持参して会議に出席し、タッチスクリーンディスプレイ上で手書き入力を行うことで、メモを取ることなども行われ始めている。例えば会議を支援するためのシステム等、ビジネスシーンを想定したユーザ支援に関しては、これまでにも種々の提案がなされている。
特開2006−92370号公報
ところで、この種の電子機器において、タッチスクリーンディスプレイ上で手書き入力が行われた際に取得されるデータは、閲覧用に蓄積したり、OCRソフトウェアでテキストデータに変換したりするためのイメージデータに止まっている。つまり、手書き入力という行動をデータとして取得して、ユーザ支援に活用するといったことは行われていなかった。
本発明は、手書き入力という行動をユーザ支援に活用することを実現したデータ処理システム、データ処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
実施形態によれば、データ処理システムは、タッチスクリーンディスプレイと、ストロークデータ記録手段と、データ処理手段と、を具備する。前記ストロークデータ記録手段は、前記タッチスクリーンディスプレイ上で手書きされた軌跡であって、前記タッチスクリーンディスプレイ上への接触が検出されている間の接触位置の軌跡に関する情報と、その軌跡が手書きされた時刻に関する情報とを各々が含む複数のストロークデータを、その軌跡が手書きされた際に前記タッチスクリーンディスプレイに表示されていたデータに対応づけて記録する。前記データ処理手段は、第1文書ファイルに対して手書きされた軌跡に対応する第1ストロークデータで示される第1時刻と第2文書ファイルに対して手書きされた軌跡に対応する第2ストロークデータで示される第2時刻とから前記第1文書ファイルと前記第2文書ファイルとの関連度を算出するデータ処理を実行する。
実施形態のデータ処理システムに適用される電子機器(タブレットコンピュータ)の外観を示す斜視図。 実施形態のデータ処理システム内における電子機器と外部装置(パーソナルコンピュータ,サーバ)との連携動作を示す図。 実施形態のデータ処理システムに適用される電子機器のタッチスクリーンディスプレイ上に手書きされる手書き文書の例を示す図。 実施形態のデータ処理システムにおいて取得される、図3の手書き文書に対応する時系列情報を説明するための図。 実施形態のデータ処理システムに適用される電子機器のシステム構成を示すブロック図。 実施形態のデータ処理システムの機能構成を示すブロック図。 実施形態のデータ処理システムのユースケースを示す概念図。 実施形態のデータ処理システムが実現するライフログを活用した関連情報提示を説明するための図。 実施形態のデータ処理システムが実現するライフログを活用した発想支援を説明するための図。 実施形態のデータ処理システムが実現するライフログを活用した情報共有を説明するための第1の図。 実施形態のデータ処理システムが実現するライフログを活用した情報共有を説明するための第2の図。 実施形態のデータ処理システムの動作手順を示すフローチャート。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態のデータ処理システムに適用される電子機器の外観を示す斜視図である。この電子機器は、例えば、ペンまたは指によって手書き入力可能なペン・ベースの携帯型電子機器である。この電子機器は、タブレットコンピュータ、ノートブック型パーソナルコンピュータ、スマートフォン、PDA等として実現され得る。以下では、この電子機器がタブレットコンピュータ10として実現されている場合を想定する。タブレットコンピュータ10は、タブレットまたはストレートコンピュータとも称される携帯型電子機器であり、図1に示すように、本体11とタッチスクリーンディスプレイ17とを備える。タッチスクリーンディスプレイ17は、本体11の上面に重ね合わせるように取り付けられている。
本体11は、薄い箱形の筐体を有している。タッチスクリーンディスプレイ17には、フラットパネルディスプレイと、フラットパネルディスプレイの画面上のペンまたは指の接触位置を検出するように構成されたセンサとが組み込まれている。フラットパネルディスプレイは、例えば、液晶表示装置(LCD)であってもよい。センサとしては、例えば、静電容量方式のタッチパネル、電磁誘導方式のデジタイザなどを使用することができる。以下では、デジタイザとタッチパネルの2種類のセンサの双方がタッチスクリーンディスプレイ17に組み込まれている場合を想定する。
デジタイザおよびタッチパネルタッチの各々は、フラットパネルディスプレイの画面を覆うように設けられる。このタッチスクリーンディスプレイ17は、指を使用した画面に対するタッチ操作のみならず、ペン100を使用した画面に対するタッチ操作も検出することができる。ペン100は例えば電磁誘導ペンであってもよい。ユーザは、外部オブジェクト(ペン100又は指)を使用してタッチスクリーンディスプレイ17上で手書き入力操作を行うことができる。外部オブジェクト(ペン100又は指)の軌跡、つまり手書き入力操作によって手書きされる各ストロークの軌跡(筆跡)は、画面上に表示される。外部オブジェクトが画面に接触されている間の外部オブジェクトの軌跡が1ストロークに相当する。手書きされた文字または図形などに対応する多数のストロークの集合、つまり多数の軌跡(筆跡)の集合が手書き文書を構成する。
本実施形態では、この手書き文書は、イメージデータではなく、各ストロークの軌跡の座標列とストローク間の順序関係を示す時系列情報として記憶媒体に保存される。この時系列情報の詳細は図4を参照して後述するが、この時系列情報は、概して、複数のストロークにそれぞれ対応する時系列のストロークデータの集合を意味する。各ストロークデータは、ある一つのストロークに対応し、このストロークの時系列座標を示す。これらストロークデータの並びの順序は、手書きされた文字または図形の筆順に相当する。
タブレットコンピュータ10は、記憶媒体から既存の任意の時系列情報を読み出し、この時系列情報に対応する手書き文書、つまりこの時系列情報によって示される複数のストロークそれぞれに対応する軌跡を画面上に表示することができる。さらに、タブレットコンピュータ10は編集機能を有している。この編集機能は、「消しゴム」ツール、範囲指定ツール、および他の各種ツール等を用いたユーザによる編集操作に応じて、表示中の手書き文書内の任意のストロークの軌跡を消去または移動することができる。さらに、この編集機能は、幾つかの手書き操作の履歴を取り消すことなどを可能にする。
本実施形態では、時系列情報(手書き文書)は、1つのまたは複数のページとして管理されうる。この場合、時系列情報(手書き文書)を1つの画面に収まる面積単位で区切り、1つの画面に収まる時系列情報のまとまりを1つのページとして記録してもよい。あるいは、ページのサイズを可変できるようにしてもよい。この場合、ページのサイズは1つの画面のサイズよりも大きい面積に広げることができるので、画面のサイズよりも大きな面積の手書き文書を一つのページとして扱うことができる。1つのページ全体をディスプレイに同時に表示できない場合は、そのページを縮小してするようにしてもよいし、縦横スクロールによってページ内の表示対象部分を移動するようにしてもよい。
図2は、本実施形態のデータ処理システム内におけるタブレットコンピュータ10と外部装置(パーソナルコンピュータ,サーバ)との連携動作の例を示している。タブレットコンピュータ10は、パーソナルコンピュータ1やクラウドと連携することができる。すなわち、タブレットコンピュータ10は、無線LANなどの無線通信デバイスを備えており、パーソナルコンピュータ1との無線通信を実行することができる。さらに、タブレットコンピュータ10は、インターネット上のサーバ2との通信を実行することもできる。サーバ2はオンラインストレージサービス、他の各種クラウドコンピューティングサービスを実行するサーバであってもよい。
パーソナルコンピュータ1はハードディスクドライブ(HDD)のようなストレージデバイスを備えている。タブレットコンピュータ10は、時系列情報(手書き文書)をネットワーク越しにパーソナルコンピュータ1に送信して、パーソナルコンピュータ1のHDDに記録することができる(アップロード)。タブレットコンピュータ10とパーソナルコンピュータ1との間のセキュアな通信を確保するために、通信開始時には、パーソナルコンピュータ1がタブレットコンピュータ10を認証するようにしてもよい。この場合、タブレットコンピュータ10の画面上にユーザに対してIDまたはパスワードの入力を促すダイアログを表示してもよいし、タブレットコンピュータ10のIDなどを自動的にタブレットコンピュータ10からパーソナルコンピュータ1に送信してもよい。
これにより、タブレットコンピュータ10内のストレージの容量が少ない場合でも、タブレットコンピュータ10が多数の時系列情報(手書き文書)あるいは大容量の時系列情報(手書き文書)を扱うことが可能となる。
さらに、タブレットコンピュータ10は、パーソナルコンピュータ1のHDDに記録されている任意の1以上の時系列情報を読み出し(ダウンロード)、その読み出した時系列情報によって示されるストロークそれぞれの軌跡をタブレットコンピュータ10のディスプレイ17の画面に表示することができる。この場合、複数の時系列情報(手書き文書)それぞれのページを縮小することによって得られるサムネイルの一覧を表示してもよいし、これらサムネイルから選ばれた1ページをディスプレイ17に通常サイズで表示してもよい。
さらに、タブレットコンピュータ10が通信する先はパーソナルコンピュータ1ではなく、上述したように、ストレージサービスなどを提供するクラウド上のサーバ2であってよい。タブレットコンピュータ10は、時系列情報(手書き文書)をネットワーク越しにサーバ2に送信して、サーバ2のストレージデバイス2Aに記録することができる(アップロード)。さらに、タブレットコンピュータ10は、サーバ2のストレージデバイス2Aに記録されている任意の時系列情報を読み出して(ダウンロード)、その時系列情報によって示されるストロークそれぞれの軌跡をタブレットコンピュータ10のディスプレイ17の画面に表示することができる。
このように、本実施形態では、時系列情報が格納される記憶媒体は、タブレットコンピュータ10内のストレージデバイス、パーソナルコンピュータ1内のストレージデバイス、サーバ2のストレージデバイスのいずれであってもよい。
次に、図3および図4を参照して、ユーザによって手書きされたストローク(文字、マーク、図形、表など)と時系列情報との関係について説明する。図3は、ペン100などを使用してタッチスクリーンディスプレイ17上に手書きされる手書き文書(手書き文字列)の例を示している。
手書き文書では、一旦手書きされた文字や図形などの上に、さらに別の文字や図形などが手書きされるというケースが多い。図3においては、「ABC」の手書き文字列が「A」、「B」、「C」の順番で手書きされ、この後に、手書きの矢印が、手書き文字「A」のすぐ近くに手書きされた場合が想定されている。
手書き文字「A」は、ペン100などを使用して手書きされる2つのストローク(「∧」形状の軌跡、「−」形状の軌跡)によって、つまり2つの軌跡によって表現される。最初に手書きされる「∧」形状のペン100の軌跡は例えば等時間間隔でリアルタイムにサンプリングされ、これによって「∧」形状のストロークの時系列座標SD11、SD12、…SD1nが生成される。同様に、次に手書きされる「−」形状のペン100の軌跡もサンプリングされ、これによって「−」形状のストロークの時系列座標SD21、SD21、…SD2nが生成される。
手書き文字「B」は、ペン100などを使用して手書きされた2つのストローク、つまり2つの軌跡によって表現される。手書き文字「C」は、ペン100などを使用して手書きされた手書きされた1つのストローク、つまり1つの軌跡によって表現される。手書きの「矢印」は、ペン100などを使用して手書きされた手書きされた2つのストローク、つまり2つの軌跡によって表現される。
図4は、図3の手書き文書に対応する時系列情報200を示している。時系列情報は、複数のストロークデータSD1、SD2、…、SD7を含む。時系列情報200内においては、これらストロークデータSD1、SD2、…、SD7は、筆跡順に、つまり複数のストロークが手書きされた順に時系列に並べている。
時系列情報200において、先頭の2つのストロークデータSD1、SD2は、手書き文字「A」の2つのストロークをそれぞれ示している。3番目と4番目のストロークデータSD3、SD4は、手書き文字「B」を構成する2つのストロークをそれぞれ示している。5番目のストロークデータSD5は、手書き文字「C」を構成する1つのストロークを示している。6番目と7番目のストロークデータSD6、SD7は、手書き「矢印」を構成する2つのストロークをそれぞれ示している。
各ストロークデータは、一つのストロークに対応する時系列座標、つまり一つのストロークに対応する複数の座標を示す。各ストロークデータにおいては、複数の座標はストロークが書かれた順に時系列に並べられている。例えば、手書き文字「A」に関しては、ストロークデータSD1は、手書き文字「A」の「∧」形状のストロークの時系列座標、つまりn個の座標データSD11、SD12、…SD1nを含む。ストロークデータSD2は、手書き文字「A」の「−」形状の時系列座標、つまりn個の座標データSD21、SD22、…SD2nを示す。なお、座標データの数はストロークデータ毎に異なっていてもよい。
各座標データは、対応する軌跡内のある1点に対応するX座標およびY座標を示す。例えば、座標データSD11は、「∧」形状のストロークの始点に対応するX座標(X11)およびY座標(Y11)を示す。SD1nは、「∧」形状のストロークの終点に対応するX座標(X1n)およびY座標(Y1n)を示す。
また、各座標データは、タイムスタンプ情報Tを含んでいる。タイムスタンプ情報Tは、対応する点が手書きされた時間を示す。手書きされた時間は絶対時間(例えば、年月日時分秒)またはある時点を基準とした相対時間のいずれであってもよい。例えば、各ストロークデータに、ストロークが書き始められた絶対時間(例えば、年月日時分秒)を付加し、さらに、ストロークデータ内の各座標データに、絶対時間との差分を示す相対時間をタイムスタンプ情報Tとして付加してもよい。
さらに、各座標データには、筆圧を示す情報(Z)を追加してもよい。
図4で説明したような構造を有する時系列情報200は、個々のストロークの筆跡だけでなく、文字又は図形が手書きされた筆順も表すことができる。したがって、この時系列情報200を使用することにより、図3に示すようにたとえ手書き「矢印」の先端部が手書き文字「A」上に重ねてまたは手書き文字「A」に近接して書かれたとしても、手書き文字「A」と手書き「矢印」の先端部とを異なる文字または図形として扱うことが可能となる。
いま、図3に破線の四角で示されているように、ユーザによって画面上のある範囲が指定された場合を想定する。破線の四角によって示される指定範囲には、手書き文字「A」の2つのストロークと、手書き「矢印」の先端部に対応する1つのストロークが含まれている。通常であれば、手書き文字「A」の2つのストロークのみならず、手書き「矢印」の先端部に対応する1つのストロークも、処理対象の時系列情報部分として選択されてしまう可能性がある。
しかし、本実施形態では、時系列情報200を使用することにより、手書き「矢印」の先端部を処理対象の時系列情報部分から除外することができる。すなわち、本実施形態では、時系列情報200が解析され、これによって手書き文字「A」の2つのストローク(ストロークデータSD1、SD2)については連続的に手書きされたものと判定され、さらに、手書き「矢印」の先端部(ストロークデータSD7)の手書きタイミングは、手書き文字「A」の2つのストロークの手書きタイミングと不連続であることが判定される。したがって、手書き「矢印」の先端部(ストロークデータSD7)を処理対象の時系列情報部分から除外することができる。
さらに、本実施形態の時系列情報200においては、上述したように、ストロークデータSD1、SD2、…、SD7の並びは手書き文字の筆順を示す。例えば、ストロークデータSD1およびSD2の並びは、最初に「∧」形状のストロークが手書きされ、次に「−」形状のストロークが手書きされたことを表す。したがって、たとえ2つの手書き文字の筆跡同士が互いに類似していても、それら2つの手書き文字の筆順が互いに異なる場合には、それら2つの手書き文字を異なる文字として区別することができる。
さらに、本実施形態では、上述したように、手書き文書は、イメージまたは文字認識結果ではなく、時系列のストロークデータの集合から構成される時系列情報200として記憶されるので、手書き文字の言語に依存せずに手書き文字を扱うことができる。よって、本実施形態の時系列情報200の構造は、使用言語の異なる世界中の様々な国で共通に使用できる。
図5は、タブレットコンピュータ10のシステム構成を示す図である。
タブレットコンピュータ10は、図5に示されるように、CPU101、システムコントローラ102、主メモリ103、グラフィクスコントローラ105、BIOS−ROM105、不揮発性メモリ106、無線通信デバイス107、エンベデッドコントローラ(EC)108等を備える。
CPU101は、タブレットコンピュータ10内の各種モジュールの動作を制御するプロセッサである。CPU101は、ストレージデバイスである不揮発性メモリ106から主メモリ103にロードされる各種ソフトウェアを実行する。これらソフトウェアには、オペレーティングシステム(OS)201、および各種アプリケーションプログラムが含まれている。アプリケーションプログラムには、デジタルノートブックアプリケーションプログラム202が含まれている。このデジタルノートブックアプリケーションプログラム202は、上述の手書き文書を作成および表示する機能、手書き文書を編集する機能、筆跡検索機能、および文字・図表認識機能等を有している。
また、CPU101は、BIOS−ROM105に格納された基本入出力システム(BIOS)も実行する。BIOSは、ハードウェア制御のためのプログラムである。
システムコントローラ102は、CPU101のローカルバスと各種コンポーネントとの間を接続するデバイスである。システムコントローラ102には、主メモリ103をアクセス制御するメモリコントローラも内蔵されている。また、システムコントローラ102は、PCI EXPRESS規格のシリアルバスなどを介してグラフィクスコントローラ104との通信を実行する機能も有している。
グラフィクスコントローラ104は、本タブレットコンピュータ10のディスプレイモニタとして使用されるLCD17Aを制御する表示コントローラである。このグラフィクスコントローラ104によって生成される表示信号はLCD17Aに送られる。LCD17Aは、表示信号に基づいて画面イメージを表示する。このLCD17A上にはタッチパネル17Bおよびデジタイザ17Cが配置されている。タッチパネル17Bは、LCD17Aの画面上で入力を行うための静電容量式のポインティングデバイスである。指が接触される画面上の接触位置および接触位置の動き等はタッチパネル17Bによって検出される。デジタイザ17CはLCD17Aの画面上で入力を行うための電磁誘導式のポインティングデバイスである。ペン100が接触される画面上の接触位置および接触位置の動き等はデジタイザ17Cによって検出される。
無線通信デバイス107は、無線LANまたは3G移動通信などの無線通信を実行するように構成されたデバイスである。EC108は、電力管理のためのエンベデッドコントローラを含むワンチップマイクロコンピュータである。EC108は、ユーザによるパワーボタンの操作に応じて本タブレットコンピュータ10を電源オン/電源オフする機能を有している。
図6は、本実施形態のデータ処理システムの機能構成を示すブロック図である。
図2を参照しながら説明したように、タブレットコンピュータ10は、パーソナルコンピュータ1やサーバ2と連携して動作することができる。本実施形態のデータ処理システムは、タブレットコンピュータ10とサーバ2との連携動作によって実現されるシステムであって、タブレットコンピュータ10に設けられる(デジタルノートブックアプリケーションプログラム202が備える)手書き信号入力部301、生活行動検出部302、生活行動記録部303、通信制御部304および表示処理部305と、サーバ2に設けられるライフログ管理部401、文書管理部402および表示内容決定部403とによって構成される。なお、ここでは、ライフログ管理部401、文書管理部402および表示内容決定部403をサーバ2に設ける構成例を示すが、ライフログ管理部401、文書管理部402および表示内容決定部403をタブレットコンピュータ10に設けること、つまりデータ処理システムをスタンドアロンな環境下のタブレットコンピュータ10上に構築することも可能である。
前述したように、タッチスクリーンディスプレイ17は、画面に対するタッチ操作をタッチパネル17Bまたはデジタイザ17Cで検出する。手書き信号入力部301は、このタッチパネル17Bまたはデジタイザ17Cから出力される検出信号を入力する。手書き信号入力部301によって入力された検出信号は、表示処理部305に供給される。表示処理部305は、この検出信号に基づき、手書きされた各ストロークの軌跡(筆跡)をタッチスクリーンディスプレイ17のLCD17Aに即時的に表示する。
手書き信号入力部301によって入力された検出信号は、生活行動検出部302にも供給される。生活行動検出部302は、この検出信号に基づき、ユーザの手書き入力という行動を検出してデータ化する。生活行動検出部302は、手書き信号入力部301からの信号を使ったユーザの手書き入力という行動の検出以外にも、例えば、(図5には示されない)加速度センサやGPSなどからの信号を使って、ユーザの様々な生活行動を検出してデータ化する。生活行動検出部302によって検出されてデータ化された手書き入力を含むユーザの様々な生活行動に関する情報を、ここではライフログと称する。
生活行動検出部302によって生成されたライフログは、生活行動記録部303に供給される。生活行動記録部303は、このライフログを通信制御部304経由で無線通信デバイス107によってサーバ2に送信する。通信制御部304は、外部装置(パーソナルコンピュータ1,サーバ2)との間でデータを送受信するために無線通信デバイス107を駆動制御するモジュールである。手書き行動の場合は、前述した時系列のストロークデータとして、どの文書に対する手書き行動なのか等の複数の属性が付与され、サーバ2に設けられたライフログ管理部401によって、ユーザの他の生活行動と対応づけられて管理される。
サーバ2に設けられる文書管理部402は、1人または複数のユーザのビジネス資料などの複数形式の文書を管理する。文書管理部402は、関連度算出部402Aを有している。関連度算出部402Aは、既存の手法を適用して文書間の関連度を算出するモジュールであって、関連度を算出する際に、ライフログ管理部401が管理するライフログを利用することができる。
例えば、生活行動検出部302がユーザの情報閲覧行動を検出した場合、その旨を表示処理部305に通知する。表示処理部305は、この情報閲覧行動を、通信制御部304を介してサーバ2の表示内容決定部403に送信する。表示内容決定部403は、通知された情報閲覧行動に基づき、ユーザの閲覧行動と閲覧環境・条件に適した関連情報を取得すべく文書管理部402に問い合わせを行い、文書管理部402から返送された文書をタブレットコンピュータ10に送信する。そして、(タブレットコンピュータ10によって実行されるデジタルノートブックアプリケーションプログラム202の)表示処理部305は、この文書をタッチスクリーンディスプレイ17のLCD17Aに表示する。
図7は、ライフログを活用する本実施形態のデータ処理システムのユースケースを示す概念図である。
ユーザがタブレットコンピュータ10を使って手書き文書を作成すると、ユーザの手書き入力という行動がタブレットコンピュータ10によって検出される。タブレットコンピュータ10は、ユーザによって作成された手書き文書をサーバ2に送信し、かつ、手書き入力を含むユーザの様々な行動を示すライフログをサーバ2に送信する。手書き文書に限らず、例えばある資料(文書)を表示した状態で、ユーザが、この資料上に手書き入力を行った場合も、このユーザの手書き入力という行動がタブレットコンピュータ10によって検出され、ライフログがサーバ2に送信される。このような手書き文書を含む各種文書とライフログとをサーバ2上で対応づけることにより、本実施形態のデータ処理システムは、ライフログを活用した関連情報提示や情報共有を実現する。また、図7には示されていないが、本実施形態のデータ処理システムは、ライフログを活用した発想支援も実現する。
(ライフログを活用した関連情報提示)
まず、図8を参照して、ライフログを活用した関連情報提示について説明する。
ユーザが、検索キーを入力して、文書検索を行うことを想定する。検索キーは、キーワード、日時、場所等、様々なデータを利用可能である。ここでは、「キーワードA」が入力されたものとする(図8のa1)。
この行動がタブレットコンピュータ10からサーバ2に通知され、例えば「キーワードA」を含む文書(図8のa2,a3,…)がサーバ2によって検索される。これらの検索文書はタブレットコンピュータ10によってユーザに提示される。
次に、ユーザが、提示された文書の中から1つの文書(図8のa3)を選択して、関連文書を検索する操作を行ったと想定する。また、この文書は、タブレットコンピュータ10上で表示されている際、手書き入力が行われたために、ストロークデータがライフログとして対応づけられているものとする。さらに、この文書に対して書き込みを行った時刻と比較的近い時刻に、他の文書(図8のa4,a5)に対して書き込みが行われていたものとする。よって、これら他の文書にも、ストロークデータがライフログとしてそれぞれ対応づけられている。
ある程度の期間内に書き込みが行われている文書群は、例えば同一の作業で利用されたものである等、何らかの関連性を有する可能性が高い。そこで、関連文書検索という行動をタブレットコンピュータ10から通知されたサーバ2は、ストロークデータで示される時刻を基に、文書a3から文書a4,a5を検出する。通常の検索では、文書a3から文書a4,a5に辿り着くことは難しい。
なお、「キーワードA」によって文書a3が検索された時に、文書a3に関連づけられたストロークデータを基に文書a4,a5を更に検出し、文書a3と共に、文書a4,a5を検索結果として提示してもよい。
このように、本実施形態のデータ処理システムは、ライフログを活用した関連情報提示を実現する。
(ライフログを活用した発想支援)
次に、図9を参照して、ライフログを活用した発想支援について説明する。
あるテーマに従って、WebなどのDB検索で調査を行い、情報を収集している時、ユーザは、随時情報を整理して、調査結果を理解し発想につなげる作業を行っている。本実施形態のデータ処理システムは、この情報整理とそれによる発想を支援する。
図9の(A)には、調査した情報の中のキーワードを書き出し、各キーワードを丸で囲った状態が示されている。丸で囲むという手書き入力の行動が検出されると、表示処理部305または表示内容決定部403は、丸で囲まれた単位で(丸で囲まれた範囲内の)筆跡を1つのオブジェクトとして扱う。そして、例えばマインドマップに変換する操作(行動)が検出されると、表示処理部305または表示内容決定部403は、このオブジェクト毎に、筆跡の認識処理を行い、その配置を変えることにより、図9の(B)に示すマインドマップ等の異なる形式の表示に変換する。オブジェクトの配置を変換する手法は、既存のいずれの手法も適用可能である。本実施形態のデータ処理システムでは、各オブジェクトの配置を決定する際、ストロークデータで示される時刻が近いオブジェクト同士は関連度が高いとする判定基準を追加することができる。
同じ内容を複数の形式で随時閲覧可能とすることで、気づきや発想を誘発するという効果を奏すると考えられる。このように、本実施形態のデータ処理システムは、ライフログを活用した発想支援を実現する。
(ライフログを活用した情報共有)
次に、図10および図11を参照して、ライフログを活用した情報共有について説明する。
ビジネスにおいて創造的作業でのグループワークでは、作業分担とそのマージ、レビュー、レビューを受けての推敲といった作業が発生する。このグループワークを支援するために、本実施形態のデータ処理システムは、レビュー会議とその時のフィードバックを次の推敲に利用するための作業を効率化する(データマージ機能を備えた)情報共有機能を提供する。
図10は、レビュー会議において、発表者の資料(文書)を会議参加者が全員その場で共有し、各自の資料への書き込みを即時的に反映し、会議終了後、会議中に発生した参加者からのフィードバックをマージして発表者の推敲作業をすぐに始めることを可能とする本データ処理システムの運用イメージである。発表者であるユーザAと、ユーザAの発表を遠隔地で聴いているユーザB,Cとが、資料αに対して書き込みを行っている。文書への書き込みは、タブレットコンピュータ10に表示させた状態で行うほか、図10に示すように、会議に供されるディスプレイ装置への表示中に、各々のタブレットコンピュータ10上で行うことも可能である。
タブレットコンピュータ10上で、文書に対する書き込みを行うと、ストロークデータがライフログとして当該文書に対応づけられる。1つの文書に対して複数のユーザが書き込みを行った場合、サーバ2は、これらのストロークデータをユーザ毎に管理する。
いま、A,B,Cの3人のユーザが、資料αに対して、図11に示すように書き込みを行ったものと想定する。資料αには、A,B,Cのストロークデータがユーザ毎に対応づけられているので、ユーザを選択して、当該選択したユーザによる書き込みのみを重ね合わせて資料αを閲覧したり、当該選択したユーザによる書き込みのみを時系列に重ね合わせていきながら資料αを閲覧したり、といった推敲作業を行うことが可能となる。このように、本実施形態のデータ処理システムは、ライフログを活用した情報共有を実現する。
図12は、本実施形態のデータ処理システムの動作手順を示すフローチャートである。
手書き入力操作が行われると(ブロックA1)、手書き信号入力部301に検出信号が入力され、生活行動検出部302によって、ペンの動きの軌跡が検出される(ブロックA2のYES)。生活行動検出部302は、この検出信号に基づいてストロークデータを生成し、生活行動記録部303によって、当該生成されたストロークデータがライフログとしてライフログ管理部401に記録される(ブロックA3)。
そして、表示処理部305、文書管理部402または表示内容決定部403は、このストロークデータを用いたデータ処理を実行する(ブロックA4)。
本実施形態の動作制御処理は、ソフトウェア(プログラム)によって実現することができるので、このソフトウェアを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を通じてこのソフトウェアを通常のコンピュータにインストールして実行することにより、各実施形態と同様の効果を容易に実現することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]タッチスクリーンディスプレイと、
前記タッチスクリーンディスプレイ上で手書きされた軌跡および時刻を示す複数のストロークデータを記録するストロークデータ記録手段と、
前記複数のストロークデータで示される軌跡および時刻のうち、第1のデータに対応づけられた第1ストロークデータで示される第1時刻と、第2のデータに対応づけられた第2ストロークデータで示される第2時刻とを用いて、データ処理を実行するデータ処理手段と、を具備するデータ処理システム。
[2]前記ストロークデータ記録手段は、前記タッチスクリーンディスプレイ上で手書きが行われた際に前記タッチスクリーンディスプレイに表示されていたデータに対応づけて前記複数のストロークデータを記録し、
前記データ処理手段は、前記第1時刻と前記第2時刻とから前記第1のデータと前記第2のデータとの関連度を算出する関連度算出手段を含み、前記関連度算出手段により算出される関連度に基づき、関連データの検索処理を実行する[1]のデータ処理システム。
[3]前記データ処理手段は、
前記複数のストロークデータで示される軌跡を前記タッチスクリーンディスプレイ上に表示する第1の表示手段と、
前記複数のストロークデータで示される軌跡が表す文字または図形を認識する認識手段と、
前記認識手段による認識結果と前記ストロークデータで示される時刻とに基づき、前記複数のストロークデータで示される軌跡を前記第1の表示手段とは異なる形式で前記タッチスクリーンディスプレイ上に表示する第2の表示手段と、を含む[1]のデータ処理システム。
[4]前記第2の表示手段は、前記タッチスクリーンディスプレイ上の領域の一部を範囲指定するための図形が前記認識手段により認識された場合、この図形によって範囲指定される領域内に手書きされた軌跡について前記認識手段により認識された文字列を1つのオブジェクトとして扱い、前記複数のストロークデータで示される軌跡の配置を前記オブジェクト単位で移動させる[3]のデータ処理システム。
[5]前記ストロークデータ記録手段は、前記複数のストロークデータをユーザ毎に記録し、
前記データ処理手段は、前記複数のストロークデータで示される時刻を用いて、ユーザ毎に記録された前記複数のストロークデータで示される軌跡を重ね合わせるマージ手段を含む[1]のデータ処理システム。
[6]前記ストロークデータ記録手段は、前記タッチスクリーンディスプレイ上で手書きが行われた際に前記タッチスクリーンディスプレイに表示されていたデータに対応づけて前記複数のストロークデータを記録し、
前記データ処理手段は、前記マージ手段により重ね合わせられた前記複数のストロークデータで示される軌跡を前記複数のストロークデータが対応づけられたデータと合成して前記タッチスクリーンディスプレイに表示する[5]のデータ処理システム。
[7]前記マージ手段は、前記複数のストロークデータで示される軌跡の重ね合わせを時系列に行っていく[5]のデータ処理システム。
[8]前記マージ手段は、ユーザの指定を受け付け、指定されたユーザの軌跡を重ね合わせる[5]のデータ処理システム。
[9]タッチスクリーンディスプレイを備えるデータ処理システムにおけるデータ処理方法であって、
前記タッチスクリーンディスプレイ上で手書きされた軌跡および時刻を示す複数のストロークデータを記録し、
前記記録した複数のストロークデータで示される軌跡および時刻のうち、第1のデータに対応づけられた第1ストロークデータで示される第1時刻と、第2のデータに対応づけられた第2ストロークデータで示される第2時刻とを用いて、データ処理を実行する、データ処理方法。
[10]タッチスクリーンディスプレイを備えるコンピュータを、
前記タッチスクリーンディスプレイ上で手書きされた軌跡および時刻を示す複数のストロークデータを記録するストロークデータ記録手段、
前記複数のストロークデータで示される軌跡および時刻のうち、第1のデータに対応づけられた第1ストロークデータで示される第1時刻と、第2のデータに対応づけられた第2ストロークデータで示される第2時刻とを用いて、データ処理を実行するデータ処理手段、として機能させるためのプログラム。
2…サーバ、10…タブレットコンピュータ、301…手書き信号入力部、302…生活行動検出部、303…生活行動記録部、304…通信制御部、305…表示処理部、401…ライフログ管理部、402…文書管理部、402A…関連度算出部、403…表示内容決定部。

Claims (9)

  1. タッチスクリーンディスプレイと、
    前記タッチスクリーンディスプレイ上で手書きされた軌跡であって、前記タッチスクリーンディスプレイ上への接触が検出されている間の接触位置の軌跡に関する情報と、その軌跡が手書きされた時刻に関する情報とを各々が含む複数のストロークデータを、その軌跡が手書きされた際に前記タッチスクリーンディスプレイに表示されていたデータに対応づけて記録するストロークデータ記録手段と、
    第1文書ファイルに対して手書きされた軌跡に対応する第1ストロークデータで示される第1時刻と第2文書ファイルに対して手書きされた軌跡に対応する第2ストロークデータで示される第2時刻とから前記第1文書ファイルと前記第2文書ファイルとの関連度を算出するデータ処理を実行するデータ処理手段と、
    を具備するデータ処理システム。
  2. 前記データ処理手段は、
    前記複数のストロークデータで示される軌跡を前記タッチスクリーンディスプレイ上に表示する第1の表示手段と、
    前記複数のストロークデータで示される軌跡が表す文字または図形を認識する認識手段と、
    前記認識手段による認識結果と前記ストロークデータで示される時刻とに基づき、前記複数のストロークデータで示される軌跡を前記第1の表示手段とは異なる形式で前記タッチスクリーンディスプレイ上に表示する第2の表示手段と、
    を含む請求項1に記載のデータ処理システム。
  3. 前記第2の表示手段は、前記タッチスクリーンディスプレイ上の領域の一部を範囲指定するための図形が前記認識手段により認識された場合、この図形によって範囲指定される領域内に手書きされた軌跡について前記認識手段により認識された文字列を1つのオブジェクトとして扱い、前記複数のストロークデータで示される軌跡の配置を前記オブジェクト単位で移動させる請求項2に記載のデータ処理システム。
  4. 前記ストロークデータ記録手段は、前記複数のストロークデータをユーザ毎に記録し、
    前記データ処理手段は、前記複数のストロークデータで示される時刻を用いて、ユーザ毎に記録された前記複数のストロークデータで示される軌跡を重ね合わせるマージ手段を含む、
    請求項1に記載のデータ処理システム。
  5. 前記ストロークデータ記録手段は、前記タッチスクリーンディスプレイ上で手書きが行われた際に前記タッチスクリーンディスプレイに表示されていたデータに対応づけて前記複数のストロークデータを記録し、
    前記データ処理手段は、前記マージ手段により重ね合わせられた前記複数のストロークデータで示される軌跡を前記複数のストロークデータが対応づけられたデータと合成して前記タッチスクリーンディスプレイに表示する、
    請求項4に記載のデータ処理システム。
  6. 前記マージ手段は、前記複数のストロークデータで示される軌跡の重ね合わせを時系列に行っていく請求項4に記載のデータ処理システム。
  7. 前記マージ手段は、ユーザの指定を受け付け、指定されたユーザの軌跡を重ね合わせる請求項4に記載のデータ処理システム。
  8. データ処理システムにおけるデータ処理方法であって、
    タッチスクリーンディスプレイ上で手書きされた軌跡であって、前記タッチスクリーンディスプレイ上への接触が検出されている間の接触位置の軌跡に関する情報と、その軌跡が手書きされた時刻に関する情報とを各々が含む複数のストロークデータを、その軌跡が手書きされた際に前記タッチスクリーンディスプレイに表示されていたデータに対応づけて記録し、
    第1文書ファイルに対して手書きされた軌跡に対応する第1ストロークデータで示される第1時刻と第2文書ファイルに対して手書きされた軌跡に対応する第2ストロークデータで示される第2時刻とから前記第1文書ファイルと前記第2文書ファイルとの関連度を算出するデータ処理を実行する、
    データ処理方法。
  9. コンピュータを、
    タッチスクリーンディスプレイ上で手書きされた軌跡であって、前記タッチスクリーンディスプレイ上への接触が検出されている間の接触位置の軌跡に関する情報と、その軌跡が手書きされた時刻に関する情報とを各々が含む複数のストロークデータを、記録するストロークデータ記録手段、
    第1文書ファイルに対して手書きされた軌跡に対応する第1ストロークデータで示される第1時刻と第2文書ファイルに対して手書きされた軌跡に対応する第2ストロークデータで示される第2時刻とから前記第1文書ファイルと前記第2文書ファイルとの関連度を算出するデータ処理を実行するデータ処理手段、
    として機能させるためのプログラム。
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