JP5377688B2 - 曲率測定器 - Google Patents

曲率測定器 Download PDF

Info

Publication number
JP5377688B2
JP5377688B2 JP2012022062A JP2012022062A JP5377688B2 JP 5377688 B2 JP5377688 B2 JP 5377688B2 JP 2012022062 A JP2012022062 A JP 2012022062A JP 2012022062 A JP2012022062 A JP 2012022062A JP 5377688 B2 JP5377688 B2 JP 5377688B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft member
diameter
slit
insertion hole
rotating shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012022062A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013160608A (ja
Inventor
治彦 須安
昌弘 三浦
学 宮内
孝太郎 福田
敏信 興梠
孝光 宍戸
直樹 平田
文康 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2012022062A priority Critical patent/JP5377688B2/ja
Publication of JP2013160608A publication Critical patent/JP2013160608A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5377688B2 publication Critical patent/JP5377688B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)

Description

本発明は、曲率半径又は直径を測定することが可能な曲率測定器に関し、特に扇状に開く測定片を利用して曲率を測定する曲率測定器に関する。なお、本発明に係る曲率測定器は、電力ケーブル等を湾曲させて布設する場合に、その曲率を所要の曲率に設定するために用いる器具として好適である。
電力ケーブルに対しては許容曲げ半径が設定されており、電力ケーブルを湾曲させて設置する場合には、許容曲げ半径以上の曲率半径を具備するように布設する必要がある。恒久的に設置される電力ケーブルにおいては、許容曲げ半径以上の曲率半径となるように設計された保護管やピット内に布設するため、作業者は布設時に特段の注意を払う必要はない。
しかし、発電所や変電所等の地表面に一時的に布設する電力ケーブル等の場合、保護管やピット等を利用することができないため、許容曲げ半径を満たしているか否かを厳格に管理することが困難であるという問題がある。例えば、長年の経験と勘から目視により許容曲げ半径を満たしているか否かを判断したり、或いは湾曲部分の中心と思われる箇所を通過するように物差しを当てて曲げ半径を測定し、許容曲げ半径を満たしているか否かを判断したりするというのが実情である。
上記問題を解決する発明として特許文献1には、扇状に開く5本の脚を備えた扇形曲線ゲージが記載されている。脚は、アリ溝の切られた本体と、アリ溝内を長手方向に進退移動する触子とから構成されている。本体からの触子の突出量を適宜設定することにより、任意の曲率半径に設定を測定することができる。
実開昭59−144405号公報
特許文献1に記載の発明においては、本体から突出した触子を固定するため、各脚に夫々止めネジが取り付けられている。従って、扇形曲線ゲージの曲率半径を調整する場合、触子の数だけ止めネジの締結作業が必要となり、非常に煩雑である。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、複数の曲率半径を測定可能、且つ曲率半径の調整作業を簡略化できる曲率測定器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数のベース部材と、該各ベース部材によって夫々長手方向へ進退自在に支持された測定片と、回動軸部材と、を有した線材の曲率測定器であって、前記各ベース部材は、前記各測定片の一面と対向するガイド面を備えたベース板と、該各ベース板に設けられて前記測定片を進退自在にガイドするガイド部と、全ての前記ベース板の同じ位置に貫通形成された前記回動軸部材挿通用の少なくとも一つの軸穴と、を夫々備え、前記各測定片は、前記ベース板に沿って進退する過程で前記軸穴と連通する挿通穴を該測定片の長手方向に沿った所定の複数位置に備え、前記回動軸部材は、全ての前記測定片の同一箇所に設けた各挿通穴を前記軸穴と連通させた状態で該挿通穴及び該軸穴に挿通されることにより、前記各ベース部材に対する前記測定片の突出長を一定に保持し、且つ該回動軸部材を中心として全ての測定片を回動自在とすることを特徴とする。
請求項1の発明では、ベース部材と測定片の双方に回動軸部材が挿通される。そして、測定片の長手方向における回動軸部材の位置を変更することにより、ベース部材に対する測定片の突出長を変更して複数の曲率半径に対応させる。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記各測定片には、複数の前記挿通穴間を連通させるために該挿通穴の直径よりも小幅のスリットを備えており、前記回動軸部材は、前記挿通穴の内径よりも小さく、且つ前記スリットの巾よりも大きい直径を有した大径部と、前記スリットの巾よりも小さい直径を有した小径部と、を有していることを特徴とする。
請求項2の発明では、回動軸部材をベース部材と測定片の双方に挿通したまま、小径部をスリット内でスライド移動させて、測定片の長手方向における回動軸部材の位置を変更する。
請求項3に記載の発明は、請求項2において、前記回動軸部材は、前記挿通穴内に整合し且つ前記スリット巾よりも大きな外径を有し、且つ軸方向一端部に開口を有した中空の大径軸部材と、該大径軸部材の一端開口からその内部に入れ子式に収納可能で前記スリット内をスライド移動可能な直径を有した小径軸部材と、から構成されていることを特徴とする。
請求項3の発明では、大径軸部材を軸方向に移動させることにより、小径軸部材を露出させることができる。小径軸部材は、スリット内を自在にスライド移動することができるので、測定片の長手方向における回動軸部材の位置を容易に変更することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2において、前記大径部の一端部に対して前記小径部の一端部を折り曲げ自在に連結したことを特徴とする。
請求項4の発明では、収納時又は曲率測定時には、大径部を軸穴及び挿通穴に挿通して、小径部を折り曲げた状態としておくことで、回動軸部材がベース部材や測定片の表面に必要以上に突出することを防止できる。また、小径部を回動させて大径部を一直線状にして軸方向に移動させれば、軸穴及び挿通穴に小径部を挿通することができる。この状態で、スリット内にて回動軸部材をスライド移動させれば、測定片の長手方向における回動軸部材の位置を変更することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1において、前記各測定片には、複数の前記挿通穴間を連通させるために該挿通穴の直径よりも小幅のスリットを備えており、前記回動軸部材は、前記挿通穴の内径よりも小さく、且つ前記スリットの巾よりも大きい直径の軸部を有し、前記測定片は、前記回動軸部材を前記スリット内にてスライド移動させる過程で該スリットの巾が弾性的に変化するように構成されていることを特徴とする。
請求項5の発明では、回動軸部材を挿通穴に挿通したままスリットに沿って移動させることで、スリットが拡開して回動軸部材の通過を許容するので、測定片の長手方向における回動軸部材の位置を容易に変更することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか一項において、前記ベース部材に、各前記ベース部材間の最大拡開角度を制限する回動角度制限部材が取り付けられていることを特徴とする。
請求項6の発明では、ベース部材に回動角度制限部材を取り付けることで、ベース部材に支持された測定片間の最大拡開角度を曲率半径の測定に適した角度範囲内に維持することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項2乃至5の何れか一項において、前記軸穴又は前記挿通穴の少なくとも一方が多角形であり、前記回動軸部材の大径部は前記軸穴又は前記挿通穴の少なくとも一方に整合する多角柱であることを特徴する。
請求項7の発明では、大径部が軸穴又は挿通穴に挿通された状態のときに、ベース部材及び測定片の回動が禁止される。
本発明によれば、ベース部材と測定片の挿通される回動軸部材の測定片の長手方向位置を変更することができるので、複数の曲率半径に対応した曲率測定器を提供することができる。また、ベース部材に対する測定片の突出位置を固定する部材と回動軸部材とを兼用したので、曲率半径の調整作業が簡略化されるとともに部品点数を減少させることができる。
本発明の第一の実施形態に係る曲率測定器を表面側から見た斜視図である。 曲率測定器を裏面側から見た斜視図である。 曲率測定器の分解斜視図である。 ベース部材を示す図であり、(a)は単一のベース部材を示す斜視図であり、(b)は複数のベース部材の連結状況を示す平面図であり、(c)は各ベース部材を扇状に開いた様子を示す平面図である。 回動軸部材の内部構造を示す断面図であり、(a)は短縮状態を示す図であり、(b)は伸張状態を示す図である。 他の実施形態に係る回動軸部材の内部構造を示す断面図であり、(a)は短縮状態を示す図であり、(b)は伸張状態を示す図である。 (a)(b)は測定片の長手方向における回動軸部材の位置を変更する方法について説明するための側面図である。 曲率測定器を広げた状態を示す斜視図である。 曲率測定器を広げた状態を示す斜視図である。 本発明の第二の実施形態に係る曲率測定器の回動軸部材を示す図である。 (a)〜(c)は測定片の長手方向における回動軸部材の位置を変更する方法について説明するための側面図である。 本発明の第三の実施形態に係る曲率測定器の主要部を示す図であり、(a)は平面図(上面図)であり、(b)は側面図であり、(c)、(d)は測定片の移動過程を示す平面図(上面図)である。 本発明の第四の実施形態に係る曲率測定器の主要部を示す平面図であり、(a)は曲率測定器の閉止状態を示す図であり、(b)は拡開状態を示す図である。
〔第一の実施形態〕
本発明の第一の実施形態に係る曲率測定器について、図1乃至図3に基づいて説明する。図1は、本発明の第一の実施形態に係る曲率測定器を表面側から見た斜視図である。図2は、曲率測定器を裏面側から見た斜視図である。図3は、曲率測定器の分解斜視図である。本発明に係る線材の曲率測定器は、扇状に開く複数の測定片の回動中心となる回動軸部材を、測定片の長手方向に移動させることにより、回動軸部材から測定片先端までの距離を変更可能に構成して、任意の曲率を測定することができるようにした点に特徴がある。
本発明に係る線材の曲率測定器1は、複数のベース部材10と、各ベース部材10によって夫々長手方向へ進退自在に支持された測定片20と、回動軸部材40と、を有している。
ベース部材10について説明する。図4は、ベース部材を示す図であり、(a)は単一のベース部材を示す斜視図であり、(b)は複数のベース部材の連結状況を示す平面図であり、(c)は各ベース部材を扇状に開いた様子を示す平面図である。
図4(a)に示すように、各ベース部材10は、各測定片20の一面と対向、或いは摺接するガイド面11aを備えたベース板11と、各ベース板11に設けられて測定片20を進退自在にガイドするガイド部13と、全てのベース板11の同じ位置に貫通形成された回動軸部材40挿通用の少なくとも一つの軸穴15と、を夫々備えている。また、ガイド部13先端側の外側側面には、各ベース部材10を一体的に連結することにより、各ベース部材10間の最大拡開角度を制限するサポートベルト17(回動角度制限部材)が取り付けられている。
ベース板11は矩形板状の部材であり、一方の面が測定片20の一面と対向するガイド面11aである。
ガイド部13は、測定片20を長手方向に進退自在にガイドする部材であり、ベース板11の短手方向両端縁に夫々形成されている。ガイド部13は、短手方向における断面がL字形のレール状部材であり、2つのガイド部13の一方は、ベース板11の短手方向一端縁からガイド面11a側に突設され、先端がベース部材の他方の端縁から他方のガイド部13(ベース板11の短手方向他端)に向けて屈曲されている。
図示するガイド部13の形状は一例であり、測定片20をその長手方向に進退移動自在にガイド可能であれば、その他の形状としてもよい。例えば、ガイド面11aの長手方向に伸びる凸形状のガイド部を形成し、このガイド部が嵌まる凹部をガイド面11aと対向する測定片20の表面に形成して、これら凹凸の組み合わせにより、測定片20を長手方向に進退自在にガイドするようにしてもよい。
軸穴15は、ベース板11の一端(基端)寄りに配置(貫通)されており、各ベース部材10の同じ位置に貫通形成されている。各ベース部材10の軸穴15を連通させた状態にて、軸穴15の形状に整合する外形を有した回動軸部材40を各軸穴15に挿通することにより(図3参照)、ベース部材10が回動自在に支持され、各ベース部材10を扇状に開くことができる。なお、使用時にベース部材10は、測定片20をベース部材10内に保持した状態にて回動する。
サポートベルト17は、図4(b)、(c)に示すように、ベース部材10を互いに連結することにより、各ベース部材10を回動軸部材40廻りに回動させて扇状に開いたときに、隣接するベース部材10間の開度を所定角度に制限する。なお、重ね合わせたときに互いに上下位置関係となる(隣接する)ベース部材10同士が、サポートベルト17によって連結される。従って、ベース部材10に支持された測定片20間の最大拡開角度を、曲率半径の測定に適した角度範囲内に維持することができる。本実施形態においては、軸穴を中心として各ベース部材10を扇状に開いたときに、隣接するベース部材10同士間の拡開角度が45度になるように、サポートベルト17の長さが設定されている。また5つのベース部材10を備えているので、曲率測定器1全体の最大拡開角度は180度である。
図示するサポートベルト17は帯状であるが、この他にも紐、ロープ等の線材を用いることができる。また、線材ではなく、扇面のように面状に広がる部材を用いてもよい。なお、本実施形態に示したサポートベルトの取り付け箇所及び長さは一例である。また、サポートベルトの長さを任意に調整可能にして、最大拡開角度を適宜調整できるようにしてもよい。
以上説明したベース板11及びガイド部13は、測定片20を支持可能な剛性を有していればよく、樹脂、金属の他、竹材や木材等を用いることもできる。そして図1に示すように、ベース板11とガイド部13とによって形成された空間内に測定片20を挿通することにより、ベース部材10によって測定片20を長手方向に進退自在に支持する。
測定片について図1乃至3に基づいて説明する。
本例に係る測定片20は、細巾帯状の平板状の部材であり、樹脂、金属の他、竹材や木材等から構成される。測定片20は、ベース部材10よりも長尺であり、ベース部材10に支持された状態にて、測定片20の先端側がベース部材10先端から突出する。測定片20は、ベース板11に沿って進退する過程でベース部材10の軸穴15と連通する挿通穴21を測定片20の長手方向に沿った所定の複数位置に備えている。つまり、各挿通穴21は、各測定片の長手方向に沿った直線上に所定の配置で形成されている。また、測定片20は、複数の挿通穴21間を連通させるスリット23を備えている。スリット23は、挿通穴21の直径よりも小巾である。
測定片20の2つの面のうちベース板11のガイド面11a(図4(a)参照)と対向する対向面20aには、軸穴15と連通させた挿通穴21から測定片20先端までの長さが、いずれの電力ケーブルの許容曲げ半径に対応しているかを示す目盛25が付されている。
電力ケーブルの許容曲げ半径は、ケーブル種(単芯、又は複芯)、電力ケーブルの許容電圧(6kV、22kV等)、及び電力ケーブルの外径(φ)、に応じて予め定められている。例えば、ケーブルが単芯の場合は、一般的にケーブル外径の10倍の長さ(10D)が許容曲げ半径の最小値となる。本実施形態に係る曲率測定器1の対向面20aには、電力ケーブルの種類と許容曲げ半径との関係が一目で確認できるように目盛25が刻印されている。
図2に示す曲率測定器1は6kVの電力ケーブルに対応する測定器である。軸穴15と夫々の挿通穴21を連通させたときにベース部材10先端直近位置となる対向面20aの各部位には、軸穴15と連通する挿通穴21から測定片20先端までの長さと同一の最大許容曲げ半径を有する電力ケーブルの直径が記されている。図示する状態においては、軸穴15と連通する挿通穴21から測定片20先端までの長さが、6kV−10D−120φの電力ケーブルの最大許容曲げ半径と同一の長さであることを示している。
もちろん、目盛25は、挿通穴21から測定片20先端までの長さを直接的に表示するものであってもよい。また、対向面20aの反対面である測定片20の表面に目盛を表示してもよい。
各測定片20の先端部には紐挿通穴27が夫々貫通形成されている。各測定片20の紐挿通穴27には、ガイド紐29が進退自在に挿通されている。ガイド紐29は、曲率測定器1を扇状に広げたときに、各測定片20間に張り渡されることにより、曲率測定器1にて測定可能な湾曲形状の目安を示すものである。ガイド紐29は、折りたたみ自在或いは測定片20に巻き付け自在な紐、帯等の長尺部材から構成することができる。
ガイド紐29の長手方向両端部には、紐挿通穴27よりも大径であり、且つガイド紐29の任意の位置に固定されるストッパ31が取り付けられている。ストッパ31は、ガイド紐29が各測定片20の紐挿通穴27から抜け出すことを防止するとともに、各測定片20の紐挿通穴27間に張り渡されたガイド紐29の弛みを防止する。
回動軸部材について図5に基づいて説明する。図5は、回動軸部材の内部構造を示す断面図であり、(a)は短縮状態を示す図であり、(b)は伸張状態を示す図である。
回動軸部材40は、全ての測定片20の同一箇所に設けた各挿通穴21を軸穴15と連通させた状態で挿通穴21及び軸穴15に挿通されることにより、各ベース部材10に対する測定片20の突出長を一定に保持する部材である(図1乃至3参照)。また、全てのベース部材10及び測定片20を、軸穴15と何れかの挿通穴21を中心として回動させる手段である。
回動軸部材40は、挿通穴21内に整合し且つスリット23巾よりも大きな外径を有し、且つ軸方向一端部に開口41aを有した中空の大径軸部材41(大径部)と、大径軸部材41の一端開口からその内部に入れ子式に収納可能且つスリット23内をスライド移動可能な直径を有した小径軸部材43(小径部)と、を備えている。
大径軸部材41の軸方向長は、全てのベース部材10の各軸穴15と全ての測定片20の各挿通穴21を連通させた状態で、大径軸部材41を挿通穴21及び軸穴15に挿通したときに、全ての測定片20の長手方向への進退移動を阻止することが可能な長さに設定されている。また、小径軸部材43の軸方向長は、全てのベース部材10の各軸穴15と全ての測定片20の各挿通穴21を連通させた状態で、小径軸部材43を挿通穴21及び軸穴15に挿通したときに、全ての測定片20の長手方向への進退移動を許容可能な長さに設定されている。小径軸部材43は中空筒状であり、その一端部側から大径軸部材41の中空部内に挿通される。
小径軸部材43と大径軸部材41の他端には、挿通穴21及び軸穴15よりも大きな外径を有する摘部45が夫々取り付けられている。
小径軸部材43の中空部内他端部にはバネ部材47(弾性付勢部材)の一端が固定されている。バネ部材47の他端は小径軸部材43の中空部内を経由して小径軸部材43の一端開口から引き出され、大径軸部材41の開口41aから中空部内に挿通されて、大径軸部材41の中空部内他端部に固定される。
バネ部材47は、小径軸部材43を大径軸部材41内に引き込むように弾性付勢する部材である。バネ部材47の付勢力に抗して各摘部45を互いに離間する方向に引き、大径軸部材41を軸方向に移動させると小径軸部材43が露出するともに、回動軸部材40の軸方向長が長くなる。また、摘部45から手を離すと、バネ部材47の弾性力により小径軸部材43が大径軸部材41の中空部内に収容されて、回動軸部材40の軸方向長が短縮される。
なお、以下に示す回動軸部材50のように、大径軸部材41及び小径軸部材43の中空部内に配置されたバネ部材47を省略した構成としてもよい。
図6は、回動軸部材の他の実施形態を示す断面図である。図5に示す回動軸部材40と同様の部材には同一の符号を付して説明する。回動軸部材50の大径軸部材41の軸方向両端部の中空部内には雌ネジ部51が形成され、小径軸部材43の先端部には各雌ネジ部51と螺着する雄ネジ部53が形成されている。回動軸部材50は、図5に示す回動軸部材40と同様に、軸方向に伸縮させることができる。
さらに、図6(a)に示す短縮時には、小径軸部材43の雄ネジ部53と大径軸部材41の他端側の雌ネジ部51とを螺着させることにより、回動軸部材50の伸張を阻止することができる。また、夫々の摘部45との間で、ベース部材10及び測定片20を押さえつけることができるので、摩擦力によりベース部材10及び測定片20が回動軸部材50周りに回動することを防止することができる。
また、図6(b)に示す伸張時には、小径軸部材43の雄ネジ部53と大径軸部材41の他端側の雌ネジ部51とを螺着させて、回動軸部材50の軸方向長の短縮を阻止することができるので、測定片20を長手方向に進退移動させるときに、回動軸部材50の軸方向長が変化しない。
本実施形態に係る曲率測定器の使用法について図7乃至図9に基づいて説明する。
図7は、測定片の長手方向における回動軸部材の位置を変更する方法について説明するための側面図である。なおサポートベルトの記載は省略している。図8、及び図9は、曲率測定器を広げた状態を示す斜視図である。図8は、回動軸部材が測定片の最も基端部寄りの挿通穴に挿通された例を示している。また、図9は、回動軸部材が測定片の最も先端部寄りの挿通穴に挿通された例を示している。
この曲率測定器1を使用するにあたり、まず曲率を設定する。図7(a)に示すように、摘部45を把持して大径軸部材41を矢印Aで示す厚み方向に移動させて小径軸部材43を露出させる。そして(b)に示すように、軸穴15及び挿通穴21に小径軸部材43のみが挿通された状態とする。小径軸部材43はスリット23の巾よりも小径であるので、回動軸部材40をベース部材10と測定片20の双方に挿通したまま、測定片20のみを長手方向(図中矢印B方向)に移動させることができる。なお、ベース部材10は単一の軸穴を有しているため、測定片20のみが移動する。複数の挿通穴21のうちの所望の挿通穴21に小径軸部材43を挿通させた後、大径軸部材41を軸方向に移動させて小径軸部材43を被覆する(図7(a)、図5(a)参照)。
次に、ガイド紐29のストッパ31を適宜移動させて、ベース部材10及び測定片20を扇状に拡開させる。ベース部材10の拡開角度は、サポートベルト17により、最大45度に固定される(図8、図9、図4参照)。本実施形態においては、ベース部材10と測定片20の組が5組あるので、曲率測定器1全体として扇状に最大180度まで開く。ガイド紐29のストッパ31位置を調整して、各測定片20間に弛みが出ないようにする(図8、図9)。
曲率測定器1においては、回動軸部材40が挿通される挿通穴21の位置を変更することにより、ベース部材10先端からの測定片20の突出量を変化させることができる。例えば、回動軸部材40を最も基端寄りの挿通穴21aに挿通した場合には、図8に示すようになる。また、回動軸部材40を最も先端寄りの挿通穴21bに挿通した場合には、図9に示すようになり、図8に比べて曲率半径が小さくなる。このように、曲率測定器1は、所望の曲率半径にて扇状に拡開させることができるので、複数の曲率半径を測定することができる。
電力ケーブルが所定の曲げ半径を満たしているか否かを判定するには、その電力ケーブルが満たすべき曲率半径に合わせて曲率測定器1の回動軸部材40を移動させて扇状に開く。そして電力ケーブルWに添設して、電力ケーブルWと曲率測定器1の位置関係を目視確認する。仮に曲率測定器1と電力ケーブルWが干渉すれば、その電力ケーブルWは所定の曲げ半径を満たしていないと判定することができる。この場合は、電力ケーブルWを敷設し直す等の措置をとる。逆に、曲率測定器1と電力ケーブルWが干渉しないようであれば、その電力ケーブルWは所定の曲げ半径を満たしていると判定することができる。
なお、本実施形態に係る曲率測定器1を、電力ケーブルWを所定の曲げ半径にて収容するケーブルピットの曲率確認用に使用することも可能である。また、目盛25に、挿通穴21から測定片20先端までの長さが直接的に表示されている場合には、電力ケーブル以外の曲率を測定する器具として使用することもできる。
このように、本実施形態によれば、測定片の長手方向に回動軸部材を移動させて、曲率測定器により形成される扇形状の半径を変更する。ここで、回動軸部材と、ベース部材からの測定片の突出位置を決定するための部材とを兼用しているため、部品点数を減らすことができる。また、各測定片を単一の回動軸部材により固定するので、測定片毎に止めネジを調整する等の煩雑な作業が必要なく、曲率半径の調整作業を簡略化することができる。
〔変形実施形態〕
ここで、第一の実施形態の変形実施形態について説明する。第一の実施形態においては、各ベース部材が単一の軸穴を備える構成であったが、各ベース部材に複数の軸穴を備える構成としてもよい。詳述すれば、各ベース部材の長手方向に沿った所定の複数位置に、複数の軸穴を貫通形成してもよい。さらに、各軸穴を測定片の挿通穴と同様に、軸穴の直径よりも小巾のスリットにて連通させてもよい。このようにすることで、回動軸部材が挿通されることにより回動中心となる軸穴からベース部材先端までの距離を自在に変更することができる。
ここで、サポートベルトの長さを一定(固定)とすれば、サポートベルトにより制限される各ベース部材間の回動角度が変更されることとなる。つまり、基端部側の軸穴に回動軸部材を挿通すれば、ベース部材間の最大開放角度を小さくすることができ、先端部寄りの軸穴に回動軸部材を挿通すれば、ベース部材間の最大開放角度を大きくすることができる。
以上のように、本実施形態によれば、各ベース部材に複数の軸穴を備えることで、サポートベルトにより制限されるベース部材間の最大開放角度を変更することができる。
〔第二の実施形態〕
本発明の第二の実施形態に係る曲率測定器について、図10、及び図11に基づいて説明する。図10は、本発明の第二の実施形態に係る曲率測定器の回動軸部材を示す図である。図11は、測定片の長手方向における回動軸部材の位置を変更する方法について説明するための側面図である。なおサポートベルトの記載は省略している。本実施形態に係る回動軸部材は、大径部の一端部に対して小径部の一端部を折り曲げ(回動)自在に連結した点に特徴がある。以下、第一の実施形態と同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
回動軸部材60は、図1に示す挿通穴21の内径よりも小さく、且つスリット23の巾よりも大きい直径を有した大径部61と、スリット23の巾よりも小さい直径を有した小径部63と、を有している。小径部63は、大径部の一端部に回動軸65によって回動自在に軸支されており、回動軸部材60全体として折り曲げ可能な構成である。なお、大径部61と小径部63の他端には、挿通穴21及び軸穴よりも大径の摘部67が夫々設けられている。回動軸65には、ねじりコイルバネ(不図示)が設けられており、大径部61に対して小径部63を常時折り曲げる方向に弾性付勢している。
大径部61の軸方向長は、全てのベース部材10の軸穴と、各測定片20の挿通穴21を連通させたときに、各測定片20の長手方向への移動を阻止できる長さであればよい。また、小径部63の長さも同様であり、全てのベース部材10の軸穴と、各測定片20の挿通穴21を連通させたときに、各測定片20を長手方向へ進退自在に移動させることができる長さであればよい。
曲率測定器2の曲率半径を設定するには、図11(a)に示すように、摘部67を把持して小径部63を矢印C方向に回動させて小径部63を引き起こして、小径部63と大径部61とを一直線状にする。そして(b)に示すように、回動軸部材60を矢印D方向(軸方向)に移動させ、(c)に示すように軸穴15及び挿通穴21に小径部63のみが挿通された状態とする。小径部63はスリット23の巾よりも小径であるので、この状態にて測定片20のみを長手方向(図中矢印B方向)に移動させることができる。なお、各測定片20を所望の位置に移動させた後は、上記と逆の手順にて、回動軸部材60を移動させて大径部61に対して小径部63を折り曲げ、最上位の測定片20上に小径部63を添設した状態とする。
以上のように、本実施形態においても第一の実施形態と同様の効果を奏することができる。また、収納時又は曲率測定時には、大径部を軸穴及び挿通穴に挿通して、小径部を折り曲げた状態としておくことで、回動軸部材がベース部材や測定片の表面に必要以上に突出することを防止できる。
〔第三の実施形態〕
本発明の第三の実施形態に係る曲率測定器について、図12に基づいて説明する。図12は、本発明の第三の実施形態に係る曲率測定器の主要部を示す図であり、(a)は平面図(上面図)であり、(b)は側面図であり、(c)、(d)は測定片の移動過程を示す平面図(上面図)である。なおサポートベルトの記載は省略している。本実施形態に係る曲率測定器は、スリットを短手方向に拡開可能に構成した点に特徴がある。以下、第一及び第二の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付してその説明を省略する。
曲率測定器3のベース部材70は、第一の実施形態と同様に、ベース板71とガイド部73と軸穴75とを備えている。
ガイド部73は、ベース板71の基端部側を除いた短手方向両端部に形成されている。ベース板71の基端部側には、軸穴75が貫通形成されている。ベース板71の基端部側の軸穴75近傍において測定片20の短手方向側面が露出する構成である。
回動軸部材80は、蝶ボルト81及び蝶ボルト81に螺着する蝶ナット83から構成されている。蝶ボルト81の軸部81aは、軸穴75及び測定片20の挿通穴21に整合する直径を有している。また、スリット23の巾は蝶ボルト81の軸部81aの直径よりも狭い。曲率測定器3の収納時や曲率測定時には蝶ナットを締めることにより、ベース部材70及び測定片20の回動軸部材80を中心とした回動や、測定片20の長手方向における移動を阻止することができる。また、蝶ナット83を緩めることにより、測定片20を長手方向に移動させることができるようになり、またベース部材70及び測定片20を回動軸部材80周りに回動させることができる。
測定片20は、第一の実施形態と異なり、樹脂等の可撓性を有する素材から形成されている。測定片20の形状は第一の実施形態と同様であり、スリット23の巾は、蝶ボルト81の軸部81aの直径よりも狭く設定されている。しかし、測定片20の有する可撓性により、蝶ボルト81の軸部81aを挿通穴21からスリット23内に移動させると、スリット23が拡開して、蝶ボルト81の通過を許容する((c)に示す状態)。また、蝶ボルト81をスリット23内からスリット23外へ移動させると、拡開した測定片20が変形前の形状に戻る((d)に示す状態)。このように測定片20は、回動軸部材80の軸部81aをスリット23内にてスライド移動させる過程でスリット23が短手方向に拡開するように構成されている。
なお、回動軸部材として第一の実施形態や第二の実施形態に示した回動軸部材を利用してもよい。
以上のように本実施形態によれば、測定片に可撓性を持たせてスリットが短手方向に拡開するようにしたので、回動軸部材の蝶ナットを緩めて測定片を長手方向に移動させるだけで、測定片のベース部材からの突出量を調整することができる。また、回動軸部材を簡易な構成とすることができる。
〔第四の実施形態〕
本発明の第四の実施形態に係る曲率測定器について、図13に基づいて説明する。図13は、本発明の第四の実施形態に係る曲率測定器の主要部を示す平面図であり、(a)は曲率測定器の閉止状態を示す図であり、(b)は拡開状態を示す図である。なお、図13においては、ベース部材を省略して記載している。本実施形態に係る曲率測定器は、挿通穴を多角形状にすると共に、回動軸部材の大径部を挿通穴と整合する多角柱とした点に特徴がある。以下、第一及び第二の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付してその説明を省略する。
図示するように、本実施形態に係る曲率測定器4の各測定片90には、正八角形の挿通穴91が長手方向に沿った所定の位置に複数、貫通形成されている。また、本実施形態における回動軸部材の大径部95の外形は、挿通穴91の形状に整合する八角柱形状である。なお、回動軸部材として、図5、図6、図10に示すいずれの構造のものを使用してもよい。また、スリット93は、挿通穴91の対向する2辺の離隔距離よりも狭い巾に設定されている。つまり、スリット93の巾は、測定片90を変形させない限り回動軸部材の大径部が挿通不能な巾に設定されている。
ここで正八角形は、45度ずつ回転させたときに回転前の図形と重なり合う図形である。従って、測定片90を互いに45度ずつずらした状態で各挿通穴91がぴったりと重なるため、本実施形態の曲率測定器は、測定片90の開放角度が45度ずつずれた状態の扇形に開くことができる。
また、挿通穴91及び回動軸部材の外形状が多角形であるため、(a)に示すように、曲率測定器を閉止し、且つ、各挿通穴91を連通させて回動軸部材の大径部95を挿通した状態では、曲率測定器の開放を阻止することができる。また、(b)に示すように、曲率測定器を扇状に開放し、各測定片の重なり合う挿通穴91を連通させて回動軸部材の大径部95を挿通すれば、各測定片90の回動軸部材周りの回転を阻止することができる。従って、曲率測定器4の閉止時及び扇状開放時に、測定片90の回動を防止することができる。このように本実施形態においては、挿通穴及び回動軸部材の大径部を多角形状とすることにより測定片90の回動を阻止するので、サポートベルト(図1、符号17参照)を省略した構成とすることができる。もちろん、サポートベルトを併用する構成としても構わない。
なお、挿通穴及び大径部として正八角形以外の正多角柱形状を採用してもよい。例えば、大径部を正六角柱とした場合には、測定片90が60度ごとに開く曲率測定器とすることができる。
また、挿通穴及び回動軸部材の大径部の外径として、多角形以外の形状を用いてもよい。この場合、少なくとも、曲率測定器が閉止している場合(各測定片の開放角度が0度の場合)と、各測定片が閉止状態から所定の角度に回動して扇形を形成する場合の双方に回動軸部材が挿通可能となるような形状に、挿通穴を開口する。このとき、挿通穴の形状が測定片ごとに異なっていても構わない。
以上のように、本実施形態によれば、回動軸部材の大径部を多角柱状とし、測定片の挿通穴を大径部の形状に整合する多角形状としたので、挿通穴に大径部が挿通されている状態の時に、測定片の回動を禁止することができ、合わせて測定片を支持するベース部材の回動も禁止することができる。
なお、本実施形態においては、回動軸部材の大径部を多角柱状とし、挿通穴を多角形としたが、少なくとも挿通穴と軸穴の何れか一方が回動軸部材の大径部と整合する多角形状であればよい。この場合、ベース部材又は測定片の少なくとも一方の回動が禁止されることにより、他方の回動も禁止されることとなる。
以上、各実施形態に基づいて本発明を説明してきたが、本発明は上述の実施形態以外にも、その技術的思想の範囲内で種々の変形実施が可能である。
1、2、3、4…曲率測定器、10…ベース部材、11…ベース板、11a…ガイド面、13…ガイド部、15…軸穴、17…サポートベルト、20…測定片、20a…対向面、21…挿通穴、23…スリット、25…目盛、27…紐挿通穴、29…ガイド紐、31…ストッパ、40…回動軸部材、41…大径軸部材、41a…開口、43…小径軸部材、45…摘部、47…バネ部材、50…回動軸部材、51…雌ネジ部、53…雄ネジ部、60…回動軸部材、61…大径部、63…小径部、65…回動軸、67…摘部、70…ベース部材、71…ベース板、73…ガイド部、75…軸穴、80…回動軸部材、81…蝶ボルト、81a…軸部、83…蝶ナット、90…測定片、91…挿通穴、93…スリット、95…大径部

Claims (7)

  1. 複数のベース部材と、該各ベース部材によって夫々長手方向へ進退自在に支持された測定片と、回動軸部材と、を有した線材の曲率測定器であって、
    前記各ベース部材は、前記各測定片の一面と対向するガイド面を備えたベース板と、該各ベース板に設けられて前記測定片を進退自在にガイドするガイド部と、全ての前記ベース板の同じ位置に貫通形成された前記回動軸部材挿通用の少なくとも一つの軸穴と、を夫々備え、
    前記各測定片は、前記ベース板に沿って進退する過程で前記軸穴と連通する挿通穴を該測定片の長手方向に沿った所定の複数位置に備え、
    前記回動軸部材は、全ての前記測定片の同一箇所に設けた各挿通穴を前記軸穴と連通させた状態で該挿通穴及び該軸穴に挿通されることにより、前記各ベース部材に対する前記測定片の突出長を一定に保持し、且つ該回動軸部材を中心として全ての測定片を回動自在とすることを特徴とする曲率測定器。
  2. 前記各測定片には、複数の前記挿通穴間を連通させるために該挿通穴の直径よりも小幅のスリットを備えており、
    前記回動軸部材は、前記挿通穴の内径よりも小さく、且つ前記スリットの巾よりも大きい直径を有した大径部と、前記スリットの巾よりも小さい直径を有した小径部と、を有していることを特徴とする請求項1に記載の曲率測定器。
  3. 前記回動軸部材は、前記挿通穴内に整合し且つ前記スリット巾よりも大きな外径を有し、且つ軸方向一端部に開口を有した中空の大径軸部材と、該大径軸部材の一端開口からその内部に入れ子式に収納可能で前記スリット内をスライド移動可能な直径を有した小径軸部材と、から構成されていることを特徴とする請求項2に記載の曲率測定器。
  4. 前記大径部の一端部に対して前記小径部の一端部を折り曲げ自在に連結したことを特徴とする請求項2に記載の曲率測定器。
  5. 前記各測定片には、複数の前記挿通穴間を連通させるために該挿通穴の直径よりも小幅のスリットを備えており、
    前記回動軸部材は、前記挿通穴の内径よりも小さく、且つ前記スリットの巾よりも大きい直径の軸部を有し、
    前記測定片は、前記回動軸部材を前記スリット内にてスライド移動させる過程で該スリットの巾が弾性的に変化するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の曲率測定器。
  6. 前記ベース部材に、各前記ベース部材間の最大拡開角度を制限する回動角度制限部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の曲率測定器。
  7. 前記挿通穴は多角形であり、前記回動軸部材の大径部は該挿通穴内に整合する多角柱であることを特徴する請求項2乃至5の何れか一項に記載の曲率測定器。
JP2012022062A 2012-02-03 2012-02-03 曲率測定器 Expired - Fee Related JP5377688B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012022062A JP5377688B2 (ja) 2012-02-03 2012-02-03 曲率測定器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012022062A JP5377688B2 (ja) 2012-02-03 2012-02-03 曲率測定器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013160608A JP2013160608A (ja) 2013-08-19
JP5377688B2 true JP5377688B2 (ja) 2013-12-25

Family

ID=49172972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012022062A Expired - Fee Related JP5377688B2 (ja) 2012-02-03 2012-02-03 曲率測定器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5377688B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107339929B (zh) * 2017-07-31 2019-11-08 南京中车浦镇城轨车辆有限责任公司 电缆弯曲半径测量工具
CN111424540A (zh) * 2020-04-01 2020-07-17 范经明 一种用于节段预制拼装曲线桥线形控制的装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59144405U (ja) * 1983-03-10 1984-09-27 三菱重工業株式会社 扇型曲線ゲ−ジ
JP3588878B2 (ja) * 1995-11-06 2004-11-17 株式会社デンソー 円弧の径寸法測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013160608A (ja) 2013-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5622997B2 (ja) 曲率測定具
JP5377688B2 (ja) 曲率測定器
US10080483B2 (en) Secondary endoscope mountable to a mother endoscope and a combination of a mother endoscope and a secondary endoscope
JP5019722B2 (ja) 曲率測定具
US7251902B1 (en) Pipe guide
WO2013030997A1 (ja) 伸縮装置
KR200485684Y1 (ko) 휴대용 곡률반경 측정장치
US7444759B1 (en) Rollable beam measurement apparatus
JP2015504725A (ja) 円形の深さゲージ
JP5636178B2 (ja) 管路内径測定装置
US10076233B2 (en) Device for transmitting a deflection movement, endoscope bending control unit, and endoscope
WO2020210459A1 (en) Measuring tape with improved center post
JP2012127826A (ja) 測定装置
US9073381B1 (en) Wheeled compass
KR20150029906A (ko) 케이블 트레이용 롤러장치
KR20100035211A (ko) 각도지시자가 구비된 각도기
JP5276783B2 (ja) 内径測定器
JP2008197070A (ja) 被り厚の測定装置
CN203443530U (zh) 用于测量角度的工具
JP3158307U (ja) 超音波肉厚測定装置
CN111514435A (zh) 鞘管组件
KR101708484B1 (ko) 송배전 지중관로의 도통시험장치
JP2012002774A (ja) ケーブル長測定器
CN207622661U (zh) 一种孔径测量装置
JP4868826B2 (ja) 外径測定器

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130917

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130924

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5377688

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees