JP5375761B2 - 弾性舗装用アスファルト混合物 - Google Patents

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本発明は、凍結抑制舗装に用いられる弾性舗装用アスファルト混合物に関する。
従来、積雪寒冷地においては、冬季の路面の走行安全性を確保することが求められている。そして、舗装の分野では、路面摩擦係数の低下を防ぎ、除雪作業を容易にするために、様々な凍結抑制舗装が開発され、実道の路面管理に採用されている。
凍結抑制舗装は、その原理により2種類に大別される。
その1つ目は、舗装表面にある弾性体が走行車両の荷重によってたわみ、氷版を破壊、剥離させる「物理系」である。例えば、特許文献1には、ゴム片を含み、弾性を持たせることによって凍結抑制の機能を持たせたものが開示されている。このように、ゴム片などの弾性体を混入したものは、弾性体の混入率が高く、粒経が大きいほど、路面に露出する弾性体が増加し、氷版の破壊、剥離の効果が高くなる。しかし、弾性体の混入率を高くするにしたがって、弾性体がアスファルトから分離しやすくなるという問題があり、必ずしも満足される効果が得られていなかった。
また、その2つ目は、舗装体に添加、混入した塩化カルシウムなどの凍結抑制剤が溶出し、圧雪や凍結を抑制する「化学系」である。しかし、化学系は効果の持続性に難があった。
なお、近年は、より効果の高いハイグレードな凍結抑制舗装が開発されているものの、使用材料や工数が増える場合が多く、汎用化には至っていない。
特許第4002639号公報
そこで、本発明は、物理系の凍結抑制舗装において、弾性体がアスファルトから分離する虞がなく、氷版に対する高い破壊効果及び剥離効果を有し、さらに、歩行者用舗装及びひび割れ抵抗性舗装としても適用可能な、新規の弾性舗装用アスファルト混合物を提供することを目的とする。また、そのような弾性舗装用アスファルト混合物によって構築された弾性舗装体を提供することを目的とする。
本発明の弾性舗装用アスファルト混合物は、骨材、アスファルト、中空樹脂微粒子、低アニリン点炭化水素成分を含み、前記中空樹脂微粒子が、気体又は液体を内包した熱可塑性樹脂の殻からなり加熱により体積が膨張したものである。
また、前記アスファルトが、ストレートアスファルト又はポリマー改質アスファルトである。
本発明の弾性舗装体は、本発明の弾性舗装用アスファルト混合物を用いて構築されたものである。
本発明の弾性舗装用アスファルト混合物は、気体又は液体を内包した熱可塑性樹脂の殻からなり加熱により体積が膨張した中空樹脂微粒子を含むことにより、氷版に対する高い破壊効果及び剥離効果を有する。
本発明の弾性舗装用アスファルト混合物の概念図(A)と従来の弾性舗装用アスファルト混合物の概念図(B)である。 実施例1における氷版の剥離性能試験の概念図である。 実施例1における氷版の剥離性能試験の結果を示すグラフである。 実施例1における氷版の破壊性能試験の概念図である。 実施例1における氷版の破壊性能試験の結果を示すグラフである。
本発明の弾性舗装用アスファルト混合物は、骨材、アスファルト、中空樹脂微粒子、低アニリン点炭化水素成分を含み、前記中空樹脂微粒子が、気体又は液体を内包した熱可塑性樹脂の殻からなり、加熱により体積が膨張したものである。本発明の弾性舗装用アスファルト混合物の概念図を図1(A)に示す。本発明の弾性舗装用アスファルト混合物は、図1(B)に示す従来の弾性舗装用アスファルト混合物とは異なり、路面に露出した粒状弾性体を有しておらず、アスファルトモルタル(アスモル)中に微粒弾性体として中空樹脂微粒子を均一に分散させたものである。
本発明において使用される中空樹脂微粒子は、熱可塑性樹脂の殻からなるマイクロカプセル内に低沸点溶剤の気体又は液体を封入して内包させたものであり、加熱前の直径は6〜40μmであって、80〜200℃に加熱することにより膨張し、60〜100倍に体積を増加する発泡性の粒子である。中空樹脂微粒子に含まれる低沸点溶剤の例としては、イソブタン、ペンタン、石油エーテル、ヘキサン、低沸点ハロゲン化炭化水素、メチルシランがある。中空樹脂微粒子のマイクロカプセルを構成する熱可塑性樹脂の例としては、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルがある。このような中空樹脂微粒子としては、エクスパンセル(日本フィライト株式会社販売、スウェーデン国エクスパンセル社製)が好適に使用可能である。
中空樹脂微粒子の含有量は、好ましくは、弾性舗装用アスファルト混合物の全質量中、0.05〜0.5質量%である。0.05質量%未満では、氷版に対する破壊効果及び剥離効果が無添加のものと同程度のため好ましくなく、0.5質量%を超えると、弾性舗装体の著しい耐流動性の低下のため好ましくない。或いは、中空樹脂微粒子は、アスファルト100重量部に対して、0.6〜10重量部になるように添加するのが好ましい。
本発明において使用される低アニリン点炭化水素成分は、アスファルトとの親和性が高く、原料混合時の中空樹脂微粒子の飛散を防ぐとともにアスファルト中への分散を促進し、アスファルトが低温でも硬化しにくくするために添加されるものであって、例えば、ナフテン系原油から精製されたオイル成分、中東系原油から精製されたオイルにアニリン点降下剤としてアルキルベンゼン、アルキルナフテン化合物を添加した炭化水素およびその混合物がある。なお、本発明において、アニリン点が100℃以下の炭化水素が低アニリン点炭化水素成分として好適に用いられる。
低アニリン点炭化水素成分の含有量は、好ましくは、弾性舗装用アスファルト混合物の全質量中、0.2〜1.0質量%である。0.2質量%未満では、低温脆性が無添加のものと同程度のため好ましくなく、1.0質量%を超えると、弾性舗装体の著しい耐流動性の低下のため好ましくない。或いは、低アニリン点炭化水素成分は、アスファルト100重量部に対して、2.5〜20重量部になるように置換するのが好ましい。
本発明において使用されるアスファルトは、ストレートアスファルト、又は舗装道路の破損を防ぐためにストレートアスファルトを改質したポリマー改質アスファルトが好適に用いられる。ポリマー改質アスファルトとしては、特定のものに限定されるものではないが、例えば、添加物として、ゴム(スチレン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、天然ゴムなど)、熱可塑性エラストマー(スチレン−イソブチレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−エチレン−ブテン共重合体など)、熱可塑性樹脂(エチレン、酢酸ビニル共重合体、エチレン・エチルアクリレート共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレンなど)を加えたものを使用することができる。
本発明において使用される骨材は、砕石、粗目砂(粗砂)、細目砂(細砂)、石粉など、一般的に舗装に用いられる骨材であり、特定のものに限定されない。砕石としては、粒径範囲5〜13mmの6号砕石、粒径範囲2.5〜5mmの7号砕石が好適に用いられるが、これら以外の砕石を用いてもよい。
本発明の弾性舗装用アスファルト混合物を製造する場合は、骨材、アスファルト、中空樹脂微粒子、低アニリン点炭化水素成分を所定の割合で混合する。このとき、中空樹脂微粒子は、骨材の熱によって加熱されて膨張する。そして、この弾性舗装用アスファルト混合物を道路などに敷設することによって、弾性舗装体が構築される。なお、中空樹脂微粒子は、予め加熱して膨張させたものを用意して、骨材、アスファルト等と混合するようにしてもよい。
以下の実施例において、本発明についてさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。
[弾性舗装用アスファルト混合物の配合]
表1に示す粒状弾性体を用いた従来の凍結抑制舗装の配合(配合A)、砕石マスチックアスファルト(SMA)配合(配合B)を基準配合として、石粉(炭酸カルシウム)の体積の80%を中空樹脂微粒子(エクスパンセル グレード:930DU120)で置換した試験用アスファルト混合物(置換率80%)と、比較のために中空樹脂微粒子で置換していない試験用アスファルト混合物(置換率0%)を作製した。なお、中空樹脂微粒子の体積は、加熱による膨張後の体積を基準とした。また、置換率80%のときの試験用アスファルト混合物中の中空樹脂微粒子の含有率は、配合A、配合Bともに0.1質量%であった。また、低アニリン点炭化水素成分として、ナフテン系鉱油(アニリン点70℃、40℃粘度68mm/s)を試験用アスファルト混合物中の含有率が配合A、配合Bともに0.2質量%となるように配合した。
[氷版の剥離性能への影響]
氷着引張強度を指標として、剥離性能を評価した。氷着引張強度は、「舗装性能評価法 別冊,日本道路協会編,丸善,2008年3月」の「氷着引張強度を求めるための引張試験機による測定方法」に準拠したが、剥離性能にのみ着目するために鋼球落下は行わなかった。試験条件を表2、試験の概念図を図2に示す。なお、アスファルトにポリマー改質アスファルトII型を用いたが、これは、ポリマー改質アスファルトのうち、軟化点56.0℃以上、伸度(15℃)30cm以上、タフネス(25℃)8.0N・m以上、テナシティ(25℃)4.0N・m以上のものをいう。
試験の結果を図3に示す。横軸には、測定した供試体の基準配合と石粉に対する中空樹脂微粒子の置換率を示している。
配合A、Bともに、中空樹脂微粒子の置換率0%のときよりも置換率80%の方が氷着引張強度が低く、中空樹脂微粒子を混合することで氷版の剥離性能が向上することが確認された。また、中空樹脂微粒子の置換率80%の供試体について、すべり抵抗値(BPN値)を測定したところ、0.7〜0.8の十分なすべり抵抗性を有していることが確認された。
[氷版の破壊性能への影響]
破壊性能については汎用の試験方法がないため、マーシャル供試体や切り取りコアを用いた簡便な試験方法を採用した。マーシャル供試体や切り取りコアの平坦な面に5mm厚の氷版を作製し、この氷版に40mm×40mmの鋼製治具を載置して鋼製治具の上から力をかけて圧縮し、氷版が割れたときの荷重を測定した。ポリマー改質アスファルトII型のかわりに、ポリマー改質アスファルトH型−Fを用いて作製した供試体についても試験を行った。なお、ポリマー改質アスファルトH型−Fとは、ポリマー改質アスファルトのうち、軟化点80.0℃以上、フラース脆化点−12℃以下、曲げ仕事量(−20℃)400kPa以上、曲げスティフネス(−20℃)100MPa以下のものをいう。試験条件を表3、試験の概念図を図4に示す。
なお、評価は、下式により得られる氷版破壊強度に基づいて行った。この氷版破壊強度は、値が小さいほどより小さな応力で氷版が破壊されることを示す指標となっている。
氷版破壊強度(Pa)=氷版破壊時の荷重(N)/載荷面積(m
試験の結果を図5に示す。横軸には、測定した供試体の基準配合、石粉に対する中空樹脂微粒子の置換率、使用したアスファルトを示している。併せて、試験用アスファルト混合物自体の−10℃における圧裂強度を示す。
配合Aにおいて、中空樹脂微粒子の置換率0%のときよりも置換率80%の方が氷版破壊強度が低く、中空樹脂微粒子を混合することで氷版の破壊性能が向上することが確認された。これは圧裂強度の差によるものと考えられる。また、アスファルトにポリマー改質アスファルトH型−Fを用いることにより、さらに氷版破壊強度が低くなることが確認された。これは、ポリマー改質アスファルトH型−Fを用いた場合には、−10℃においても中空樹脂微粒子の弾性が損なわれ難いためであると考えられる。
[中空樹脂微粒子の含有量]
中空樹脂微粒子の含有量が弾性舗装用アスファルト混合物の性能に及ぼす影響について検討を行った。なお、以下、材料、試験方法等について、上記実施例1と同じ場合には、その詳細な説明を省略する。
190℃に加熱した骨材及びポリマー改質アスファルトH型−Fの混合物に中空樹脂微粒子を表4に示した割合で添加し、室内において小型混合装置(容量20L)でアスファルト混合物a〜eを製造した。アスファルト混合物aは中空樹脂微粒子を全く含有しないアスファルト混合物である。また、ナフテン系鉱油は、アスファルト100重量部に対して、10重量部になるように置き換えた。
アスファルト混合物a〜eについての性能を評価するため160℃で締固めたアスファルト混合物の動的安定度、氷着引張試験、氷版破壊試験を実施した。その結果を表5に示す。
(動的安定度測定結果)
アスファルト混合物の動的安定度については「舗装調査・試験法便覧B003ホイールトラッキング試験方法」に準じて実施した。表5に示すように、中空樹脂微粒子無添加のアスファルト混合物a、0.02質量%添加のアスファルト混合物b、0.05質量%添加のアスファルト混合物cは同程度の動的安定度となっている。
また、0.6質量%添加のアスファルト混合物eは試験に耐えられず、0.5%添加のアスファルト混合物dが動的安定度の測定できる限界となっている。
したがって、動的安定度の点からは、中空樹脂微粒子の含有量は0.5質量%以下が好ましいことが分かった。
(氷着引張強度測定結果)
表5に示すように、中空樹脂微粒子無添加のアスファルト混合物aと、0.02質量%添加のアスファルト混合物bは同程度の氷着引張強度となっている。また、0.05質量%添加のアスファルト混合物cは、アスファルト混合物a、bと比較して氷着引張強度が減少している。
また、0.5%添加のアスファルト混合物dは、アスファルト混合物cと比較して氷着引張強度が減少している。
したがって、氷着引張強度の点からは、中空樹脂微粒子の含有量は0.05質量%以上が好ましいことが分かった。
(氷版破壊強度測定結果)
表5に示すように、中空樹脂微粒子無添加のアスファルト混合物aと、0.02質量%添加のアスファルト混合物bは同程度の氷版破壊強度となっている。また、0.05質量%添加のアスファルト混合物cは、アスファルト混合物a、bと比較して氷版破壊強度が減少している。
また、0.5%添加のアスファルト混合物dは、アスファルト混合物cと比較して氷版破壊強度が減少している。
したがって、氷版破壊強度の点からは、中空樹脂微粒子の含有量は0.05質量%以上が好ましいことが分かった。
(まとめ)
各試験を実施した結果、本発明の中空樹脂微粒子及びナフテン系鉱油を添加したアスファルト混合物(弾性舗装用アスファルト混合物)は、中空樹脂微粒子の含有率が0.05〜0.5質量%のアスファルト混合物において、弾性舗装体としての耐流動性を満足しつつ無添加のアスファルト混合物より高い性能を示すことを確認した。
[低アニリン点炭化水素成分の含有量]
低アニリン点炭化水素成分の含有量が弾性舗装用アスファルト混合物の性能に及ぼす影響について検討を行った。なお、以下、材料、試験方法等について、上記実施例1と同じ場合には、その詳細な説明を省略する。
190℃に加熱した骨材及びポリマー改質アスファルトH型−Fの混合物にナフテン系鉱油を表6に示した割合で添加し、室内において小型混合装置(容量20L)でアスファルト混合物f〜jを製造した。アスファルト混合物fはナフテン系鉱油を全く含有しないアスファルト混合物である。また、中空樹脂微粒子を試験用アスファルト混合物中の含有率が0.1質量%となるように配合した。
アスファルト混合物f〜jについての性能を評価するため160℃で締固めたアスファルト混合物の動的安定度、氷着引張試験、氷版破壊試験を実施した。その結果を表7に示す。
(動的安定度測定結果)
表7に示すように、ナフテン系鉱油無添加のアスファルト混合物fと0.1質量%添加のアスファルト混合物g、0.2質量%添加のアスファルト混合物hは同程度の動的安定度となっている。
また、1.5質量%添加のアスファルト混合物jは試験に耐えられず、1.0質量%添加のアスファルト混合物iが動的安定度の測定できる限界となっている。
したがって、動的安定度の点からは、低アニリン点炭化水素成分の含有量は1.0質量%以下が好ましいことが分かった。
(氷着引張強度測定結果)
表7に示すように、ナフテン系鉱油無添加のアスファルト混合物fと、0.1質量%添加のアスファルト混合物gは同程度の氷着引張強度となっている。また、0.2質量%添加のアスファルト混合物hは、アスファルト混合物f、gと比較して氷着引張強度が減少している。
また、1.0質量%添加のアスファルト混合物iは、アスファルト混合物hと比較して氷着引張強度が減少している。
したがって、氷着引張強度の点からは、低アニリン点炭化水素成分の含有量は0.2質量%以上が好ましいことが分かった。
(氷版破壊強度測定結果)
表7に示すように、ナフテン系鉱油無添加のアスファルト混合物fと、0.1質量%添加のアスファルト混合物gは同程度の氷版破壊強度となっている。また、0.2質量%添加のアスファルト混合物hは、アスファルト混合物f、gと比較して氷版破壊強度が減少している。
また、1.0質量%添加のアスファルト混合物iは、アスファルト混合物hと比較して氷版破壊強度が減少している。
したがって、氷版破壊強度の点からは、低アニリン点炭化水素成分の含有量は0.2質量%以上が好ましいことが分かった。
(まとめ)
各試験を実施した結果、本発明の中空樹脂微粒子及びナフテン系鉱油を添加したアスファルト混合物(弾性舗装用アスファルト混合物)は、中空樹脂微粒子の含有率が0.2〜1.0質量%のアスファルト混合物において、弾性舗装体としての耐流動性を満足しつつ無添加のアスファルト混合物より高い性能を示すことを確認した。

Claims (3)

  1. 骨材、アスファルト、中空樹脂微粒子、低アニリン点炭化水素成分を含み、前記中空樹脂微粒子が、気体又は液体を内包した熱可塑性樹脂の殻からなり加熱により体積が膨張したものであることを特徴とする弾性舗装用アスファルト混合物。
  2. 前記アスファルトが、ストレートアスファルト又はポリマー改質アスファルトであることを特徴とする請求項1に記載の弾性舗装用アスファルト混合物。
  3. 請求項1又は2に記載の弾性舗装用アスファルト混合物を用いて構築されたものであることを特徴とする弾性舗装体。
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