JP5375663B2 - 熱間長尺材の長さ測定方法および装置 - Google Patents
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Description
また、特許文献2には、搬送経路直上に搬送方向に沿って所定間隔で一列に、かつ、撮像装置の各視野を隙間が生じないように複数の撮像装置を配置し、撮像装置により被搬送材の長さを測定するようにした被搬送材の測長装置が開示されている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、熱間鋼管等の熱間長尺材の長さを搬送ライン上にて測定する方法および装置について、被測定材の先端および尾端を精度よく検出することができ、かつ、先端検出から尾端検出までの間の被測定材の搬送量を非接触で測定することができ、さらに、設備の設置スペース上の制約についても大幅に改善でき、かつ、例えばバーが挿入された熱間鋼管についても鋼管の長さの測定が可能である方法および装置を提供することを目的とする。
(1) 熱間長尺材をその長さ方向を搬送方向として搬送ライン上を搬送し、該熱間長尺材を被測定材としてその長さ測定する熱間長尺材の長さ測定方法において、前記搬送ライン上の被測定材の温度を測定する放射温度計を設け、前記被測定材が該放射温度計の位置を通過する際の該放射温度計による温度検出値の時間変化から求めた放射温度計の視野占有率にもとづいて、前記被測定材の先端および尾端を検知し、該放射温度計の先端検知時刻t1と尾端検知時刻t2との時間差の間の被測定材の搬送速度をレーザドップラー速度計により測定し、搬送速度の測定結果から先端検知時刻t1と尾端検知時刻t2との間の被測定材の搬送量を求め、該搬送量にもとづき被測定材の長さを算出することを特徴とする熱間長尺材の長さ測定方法。
(2) 前記放射温度計として、搬送ラインに沿って所定距離Lspanの間隔で2つの放射温度計を設け、下流側の放射温度計が前記被測定材の先端を検知した時刻t1と上流側の放射温度計が前記被測定材の尾端を検知した時刻t2との時間差の間の被測定材の搬送量、および、前記距離Lspanにもとづき、被測定材の長さを算出することを特徴とする上記(1)に記載の熱間長尺材の長さ測定方法。
(3) 先端検知時刻t1を算出するための視野占有率の値と、尾端検知時刻t2を算出するための視野占有率の値との合計が100%であることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の熱間長尺材の長さ測定方法。
(4) 熱間長尺材をその長手方向を搬送方向として搬送ライン上を搬送し、該熱間長尺材を被測定材としてその長さを測定する熱間長尺材の長さ測定装置であって、該搬送ライン上の被測定材の温度を測定する放射温度計と、被測定材の搬送速度を測定するレーザドップラー速度計と、該放射温度計による温度検出値の時間変化から求めた放射温度計の視野占有率にもとづき前記被測定材の先端および尾端が前記放射温度計の位置を通過した時刻をそれぞれ先端検知時刻、尾端検知時刻として求め、該先端検知時刻、尾端検知時刻との時間差の間の被測定材の搬送量を前記レーザドップラー速度計の測定結果から求め、該搬送量にもとづき被測定材の長さを算出する長さ算出手段とを有することを特徴とする熱間長尺材の長さ測定装置。
(5) 前記放射温度計として、搬送ラインに沿って所定の距離Lspanの間隔で2つの放射温度計が設置されてなり、前記長さ算出手段は、前記時間差の間の被測定材の搬送量および前記距離Lspanにもとづき被測定材の長さを算出することを特徴とする上記(4)に記載の熱間長尺材の長さ測定装置。
(6) 先端検知時刻を算出するための視野占有率の値と、尾端検知時刻を算出するための視野占有率の値との合計が100%であることを特徴とする上記(4)または(5)に記載の熱間長尺材の長さ測定装置。
図1は、本発明の第1の実施形態である熱間長尺材の長さ測定方法を実施するための装置構成の一例を示す概略図である。なお、本実施形態において、被測定材である熱間長尺材1が熱間鋼管(以下単に鋼管1という)である場合を例として説明する。
搬送ライン2は、鋼管1を複数のローラ2aからなる搬送テーブルにより鋼管1の長さ方向を搬送方向ASとして搬送するものである。搬送ライン2には鋼管1の温度を測定する放射温度計3が上部に設置してあり、その測定視野を下方に向けてある。放射温度計3は、鋼管1から放射される赤外線や可視光線の強度を測定して、鋼管の温度を測定する公知の非接触温度計である。
放射温度計3の近傍にはレーザドップラー速度計4が配置されている。レーザドップラー速度計は、2本のレーザを被測定材1の搬送方向の上流側と下流側とから照射し、被測定材からの反射する散乱光を受光器で受け、受光した散乱光の波長変化から被測定材の速度を求めるものであり、非接触で搬送中の被測定材の搬送速度を測定することが可能である。レーザドップラー速度計4については公知のものが適用できるので詳細は省略する。
以下、算出手段5による鋼管1の長さの算出方法について説明する。算出手段4は、放射温度計3による温度測定値を記録し、図2における温度測定値が急激に上昇した時点の時刻t1、および、急激に下降した時点の時刻t2を、それぞれ先端検知時刻t1、尾端検知時刻t2として記録する。レーザドップラー速度計4による速度測定値は、算出手段5に送られるよう構成されており、算出手段5は各時刻での搬送速度測定値vを記録している、そして、搬送速度の測定結果、すなわち搬送速度測定値の時間変化v(t)から、先端検知時刻t1と尾端検知時刻t2との時間差間の鋼管1の搬送量Lを下式(1)により求め、この搬送量Lを鋼管1の長さ測定値とする。
算出手段5は、前述の図2に示したグラフの元データとなる、各時間tにおける温度測定値Tを記録する。そして、算出手段5は、温度測定値の経時変化から先端検知時刻t1および尾端検知時刻t2を決定する。
放射温度計3bは放射温度計3aよりも距離Lspanだけ上流側にあるから、温度測定値は、Lspan分の搬送時間だけ放射温度計3bの測定値が放射温度計3aの測定値よりも先に立ち上がる。
Lpipe=Lspan+L
また、比較例として、上述の第2の実施形態において放射温度計3a、3bの代わりに、熱塊検出器(HMD)を使用した既設の長さ測定装置にて長さ測定を行った。
図9に、測定精度のヒストグラムを示す。本発明例(新長さ計)では、測定精度が±60mm以内に収まっているのに対し、比較例(既設長さ計)では、測定精度が±140mm以内となっており、測定精度がばらついていることがわかる。
1a 鋼管の先端
1b 鋼管の尾端
2 搬送ライン
3 放射温度計
3a 下流側の放射温度計
3b 上流側の放射温度計
4 レーザドップラー速度計
5 算出手段
7 放射温度計の視野
Claims (6)
- 熱間長尺材をその長さ方向を搬送方向として搬送ライン上を搬送し、該熱間長尺材を被測定材としてその長さ測定する熱間長尺材の長さ測定方法において、
前記搬送ライン上の被測定材の温度を測定する放射温度計を設け、
前記被測定材が該放射温度計の位置を通過する際の該放射温度計による温度検出値の時間変化から求めた放射温度計の視野占有率にもとづいて、前記被測定材の先端および尾端を検知し、該放射温度計の先端検知時刻t1と尾端検知時刻t2との時間差の間の被測定材の搬送速度をレーザドップラー速度計により測定し、搬送速度の測定結果から先端検知時刻t1と尾端検知時刻t2との間の被測定材の搬送量を求め、該搬送量にもとづき被測定材の長さを算出することを特徴とする熱間長尺材の長さ測定方法。 - 前記放射温度計として、搬送ラインに沿って所定距離Lspanの間隔で2つの放射温度計を設け、
下流側の放射温度計が前記被測定材の先端を検知した時刻t1と上流側の放射温度計が前記被測定材の尾端を検知した時刻t2との時間差の間の被測定材の搬送量、および、前記距離Lspanにもとづき、被測定材の長さを算出することを特徴とする請求項1に記載の熱間長尺材の長さ測定方法。 - 先端検知時刻t1を算出するための視野占有率の値と、尾端検知時刻t2を算出するための視野占有率の値との合計が100%であることを特徴とする請求項1または2に記載の熱間長尺材の長さ測定方法。
- 熱間長尺材をその長手方向を搬送方向として搬送ライン上を搬送し、該熱間長尺材を被測定材としてその長さを測定する熱間長尺材の長さ測定装置であって、
該搬送ライン上の被測定材の温度を測定する放射温度計と、
被測定材の搬送速度を測定するレーザドップラー速度計と、
該放射温度計による温度検出値の時間変化から求めた放射温度計の視野占有率にもとづき前記被測定材の先端および尾端が前記放射温度計の位置を通過した時刻をそれぞれ先端検知時刻、尾端検知時刻として求め、
該先端検知時刻、尾端検知時刻との時間差の間の被測定材の搬送量を前記レーザドップラー速度計の測定結果から求め、該搬送量にもとづき被測定材の長さを算出する長さ算出手段とを有することを特徴とする熱間長尺材の長さ測定装置。 - 前記放射温度計として、搬送ラインに沿って所定の距離Lspanの間隔で2つの放射温度計が設置されてなり、
前記長さ算出手段は、前記時間差の間の被測定材の搬送量および前記距離Lspanにもとづき被測定材の長さを算出することを特徴とする請求項4に記載の熱間長尺材の長さ測定装置。 - 先端検知時刻を算出するための視野占有率の値と、尾端検知時刻を算出するための視野占有率の値との合計が100%であることを特徴とする請求項4または5に記載の熱間長尺材の長さ測定装置。
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