JP5375627B2 - 計算機システム、ワークフロー制御方法及びワークフロー制御プログラム - Google Patents

計算機システム、ワークフロー制御方法及びワークフロー制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、計算機システムに関し、特に、所定の順番で実行されるよう定義された複数のノードの処理順番を変更する計算機システムに関する。
ビジネスプロセスの全体又は一部をワークフローとして定義し、これをコンピュータ上で管理することによって、効率的な業務の遂行を可能とするワークフローシステムが提案されている。
このようなワークフローシステムの適用例として、企業内の発注業務システムや旅費精算業務システム等がある。これらのシステムでは、まず申請者が電子化された帳票に必要事項を入力して申請する。そうすると、予め定義されたワークフロー上に、申請された案件が投入される。その後、ワークフローを構成する各ノードの処理者(課長や部長等)がシステム上でこの案件を順次承認することによって、業務プロセスが進む。
このように、紙帳票に承認印が順次付与される業務プロセスがシステム化されることによって、業務プロセス全体の処理時間を短縮することができる。また、書類、伝票等の紙帳票が電子化されることによって、紙帳票の紛失等を防ぐことができる。さらには、予め定義されたワークフローに従って業務プロセスが遂行されることによって、企業のルールに従って正しく遂行されていることを保証できる。
従来のワークフローシステムでは、複数のノードの処理が所定の順番で逐次実行されるワークフロー定義と、複数のノードの処理が並列に実行可能であるワークフロー定義と、がある。また、原則的には前者のワークフロー定義のように複数のノードの処理が所定の順番で逐次実行されるが、未実行のノードの処理を先行作業として予め定義しておき、所定の条件を満たしたときにこれを先行して開始させるものがある(特許文献1参照)。特許文献1の技術によれば、並列処理を実現するとともに、業務プロセス全体の処理時間の短縮化及び効率化を実現することができる。
特開2001−101310号公報
ところで、特許文献1に開示された技術では、所定の条件を満たした時点で先行作業として定義されたノードの処理は即座に開始する。そのため、一旦先行作業が開始した後に元の作業が却下又は差戻しされた場合、先行して開始した先行作業が無駄になる又は再実行の必要が生じるリスクがあった。しかしながら、特許文献1に開示された技術では、このような点について考慮されていなかった。
また、特許文献1に開示された技術では、先行作業を開始するための条件をワークフロー作成時に予め定義するという観点から、どういうケースで作業を先行して開始できるかについて予め明確に定義可能な業務プロセスについてのみ適用できる。そのため、業務プロセスの運用状況に応じて先行作業を先行開始するか否かを判断したい場合に、予めこれを条件として定義するのは困難であった。さらに、業務プロセスの運用状況に応じて条件を変更するのは、ワークフローの作成者にとって負担であった。
本発明は、上述した問題を考慮したものであって、先行開始した作業が無駄になる又は再実行の必要が生じるリスクを抑えつつ、業務プロセス全体の処理時間の短縮化及び効率化を実現する計算機システム、ワークフロー制御方法及びワークフロー制御プログラムを提供することを目的とする。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、複数のノードの処理が所定の順番で実行されるよう定義されたワークフロー定義に従って業務プロセスを遂行するワークフローサービスを提供するサーバ装置と、前記サーバ装置とネットワークを介して接続され、前記サーバ装置から前記ワークフローサービスの提供を受けるクライアント装置と、を備えた計算機システムであって、前記サーバ装置、前記クライアント装置の各々は、プログラムを実行するプロセッサと、前記プロセッサによって実行されるプログラムを格納するメモリと、を備え、前記サーバ装置は、前記複数のノードのうちの所定のノードを、前記クライアント装置において現に処理が実施されたノードと前記所定のノードとの間に存在するノードに対して、先行して処理を開始可能な先行作業ノードとして定義する先行作業定義情報と、前記業務プロセスが、所定の入力値に対して承認又は却下が実施されるものである場合、前記現に処理が実施されたノードから、前記先行作業ノードへの遷移率を、前記現に処理が実施されたノードと前記先行作業ノードとの間に存在するノードにおいて、過去に承認されたときの承認平均値、却下されたときの却下平均値を用いて算出し、算出された前記遷移率に基づいて、前記先行作業ノードの処理を先行して開始するか否かを判定する先行作業管理部と、前記先行作業ノードの処理を先行して開始すると判定された場合、前記先行作業ノードの処理を先行して開始することによって、前記ワークフロー定義に定義されたノードの処理順番を動的に変更するフロー構成変更部と、前記変更されたノードの処理順番に従って、前記業務プロセスを遂行する案件処理部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、先行作業ノードを開始するタイミングを適切に判定したうえで先行開始している。そのため、ワークフロー上を流れる案件が完了するまでの全体時間を短縮することができる。また、現に処理が実施されたノードから先行作業ノードの処理に到達するまでの遷移率に着目し、履歴情報を利用して先行作業ノードを開始している。そのため、同じ業務であっても運用状況に応じて適切なタイミングで先行作業を開始することができる。
ワークフローシステムの全体構成図である。 ワークフローシステムによるワークフロー制御方法の概要を示す第1の図である。 ワークフローシステムの一例である備品発注システムのフロー遷移図である。 フロー定義テーブルの一例を示す図である。 申請者が備品を発注するための帳票画面例を示す図である。 発注申請者が発注を申請するための帳票画面例を示す図である。 帳票定義テーブルの一例を示す図である。 先行作業定義テーブルの一例を示す図である。 案件処理部の第1の制御ロジックを示すフローチャートである。 案件管理テーブルの一例を示す図である。 帳票データテーブルの一例を示す図である。 先行作業管理部の制御ロジックを示すフローチャートである。 先行開始判定部の制御ロジックを示すフローチャートである。 履歴データテーブルの一例を示す図である。 フロー構成変更部の制御ロジックを示すフローチャートである。 先行作業管理テーブルの一例を示す図である。 構成変更されたフロー遷移の説明図である。 履歴データテーブルの一例を示す図である。 発注申請者が案件一覧を閲覧するための案件一覧画面例を示す図である。 先行作業の詳細情報画面例を示す図である。 案件処理部の第2の制御ロジックを示すフローチャートである。 案件処理部の第3の制御ロジックを示すフローチャートである。 案件処理部の第4の制御ロジックを示すフローチャートである。 ワークフローシステムによるワークフロー制御方法の概要を示す第2の図である。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図2は、ワークフローシステムによるワークフロー制御方法の概要を示す第1の図である。図2(a)は、本実施形態のワークフロー制御方法を適用する前のノード1、ノード2、ノード3の処理が順番に実行されるフロー遷移を示す。
遷移率Xは、ノード1の処理が正常に完了してノード2の処理に遷移する確率の値(0.0から1.0の間)である。閾値mは、ノード2の処理をノード1の処理に先行して開始するための遷移率Xの閾値(0.0から1.0の間)である。遷移率Xの値が閾値mよりも大きいことは、ノード2の処理をノード1の処理に先行して開始可能であることを意味する。一方、遷移率Xの値が閾値mよりも小さいことは、ノード2の処理をノード1の処理に先行して開始不能であることを意味する。同様に、遷移率Yは、ノード2の処理が正常に完了してノード3の処理に遷移する確率の値(0.0から1.0の間)である。また、閾値nは、ノード3の処理をノード2の処理に先行して開始するための遷移率Yの閾値(0.0から1.0の間)である。
ここで、各ノードの処理は、原則的にはノード1、ノード2、ノード3の順番に逐次実行される。しかしながら、各々のノードの処理は独立していて、前行程のノードの処理が異常終了、却下、差戻し等によって無駄になる又は再実行の必要が生じるリスクを考慮しない場合には並列に実行可能であるものとする。
本実施形態のワークフロー制御方法を図2(a)に示すフロー遷移に適用した場合、遷移率X、Yと閾値m、nの値の比較により、図2(b)、(c)に示すフロー遷移に変更することができる。
図2(b)は、ノード1の処理が完了した後に、ノード2の処理とノード3の処理とを並列に実行するフロー遷移を示す。これは、遷移率X<閾値m、遷移率X×遷移率Y<閾値n、遷移率Y≧閾値nという条件を満たすケースのフロー遷移である。すなわち、ノード2の処理をノード1の処理に先行して開始するリスクは高いため(遷移率X<閾値m)、ノード2の処理は、ノード1の処理が完了した後に実行される。一方、ノード3の処理をノード1の処理に先行して開始するリスクは高いが(遷移率X×遷移率Y<閾値n)、ノード3の処理をノード2の処理に先行して開始するリスクは低いため(遷移率Y≧閾値n)、ノード3の処理は、ノード1の処理が完了した後にノード2の処理と並列に実行される。
図2(c)は、ノード1、ノード2、ノード3の処理を並列に実行するフロー遷移を示す。これは、遷移率X≧閾値m、遷移率X×遷移率Y≧閾値nという条件を満たすケースのフロー遷移である。すなわち、ノード2及びノード3の処理をノード1の処理に先行して開始するリスクが低いため(遷移率X≧閾値m、遷移率X×遷移率Y≧閾値n)、ノード1、ノード2、ノード3の処理は、並列に実行される。
ここで、ノードの処理が無駄になる又は再実行の必要が生じるリスクがあっても、ノードの処理を早く実施すべき場合や、再実行しても手戻りとなる作業量が少ない場合、閾値m、nには低い値が設定される。また、ノードの処理が無駄になる又は再実行の必要が生じるリスクを重視すべき場合や、再実行した場合に手戻りとなる作業量が多い場合、閾値m、nには高い値が設定される。一方、遷移率X、Yの値は、過去にワークフローを流れた案件の履歴情報の中から遷移率X、Yの値を求めるために利用する情報を予め定義し、その定義に基づいて導出される。詳細には後述する。
以上のように、本実施形態のワークフロー制御方法は、遷移率X、Yと閾値m、nの値を用いて所定のノードの処理を前行程のノードの処理に先行して開始できるか否かを判定することによって、フロー遷移(フロー構成)を動的に変更することができる。
図1は、ワークフローシステム1の全体構成図である。図1に示すワークフローシステム(計算機システム)1は、ネットワーク130を介して接続されたクライアントPC140、クライアントPC140に対してワークフローサービス103を提供するサーバ101等を備える。
クライアントPC140は、サーバ101によって提供されるワークフローサービス103の利用者が操作するPCである。このクライアントPC140は、主記憶装置141、CPU(Central Processing Unit)143を備える。またクライアントPC140は、入出力装置144に接続されている。
主記憶装置141は、CPU143によって実行されるプログラム、及び、プログラムの実行に必要なデータを記憶するRAM(Random Access Memory)等の記憶装置である。この主記憶装置141は、画面表示部142を含む。画面表示部142は、サーバ101の案件一覧表示部108によって表示される案件一覧画面や、帳票表示部110によって表示される帳票画面を入出力装置(ディスプレイ)144に表示するプログラムである。CPU143は、主記憶装置141に記憶されているプログラムを実行する演算処理装置である。入出力装置144は、ユーザインターフェイスを提供する入出力装置(例えばキーボード、マウス、ディスプレイ)である。
サーバ101は、ワークフローサービス103をクライアントPC140に提供するサーバ装置である。このサーバ101は、主記憶装置102、CPU109を備える。またサーバ101は、ディスク装置120に接続されている。
主記憶装置102は、CPU109によって実行されるプログラム、及び、プログラムの実行に必要なデータを記憶するRAM等の記憶装置である。この主記憶装置102には、ワークフローサービス103を実現するための案件処理部104、先行作業管理部105、案件一覧表示部108、帳票表示部110、フロー定義テーブル111、帳票定義テーブル112、先行作業定義テーブル113が格納されている。また先行作業管理部105は、先行開始判定部106、フロー構成変更部107を含む。ディスク装置120には、案件管理テーブル121、先行作業管理テーブル122、帳票データテーブル123、履歴データテーブル124が格納されている。各構成要素については詳細に後述する。
図3は、ワークフローシステム1の一例である備品発注システムのフロー遷移を示す図である。備品発注システムでは、最初に「申請」ノードにおいて、申請者が購入したい備品の品名や品数を帳票に記入して案件を申請する。次に「課長承認」、「部長承認」ノードにおいて、それぞれ課長、部長が申請された案件を承認する。その後「発注申請」ノードにおいて、資材部門の担当者が帳票上の発注に関する詳細、発注先や納品希望日などを記入して発注を申請する。その後「発注承認」ノードにおいて、資材部門の上長が発注を承認する。これにより、備品発注の業務プロセスが完了するとともに、発注システム(不図示)が連携して起動して発注業務を開始する。
図4は、フロー定義テーブル111の一例を示す図である。フロー定義テーブル111では、備品発注システムにおけるワークフローに関する定義が、予めフロー作成者によって定義される。
ノードID401には、各ノードを一意に識別するための識別子が格納される。ノード名402には、各ノードの名前が格納される。作業者403には、ノードの作業者の名前が格納される。なお、作業者403は、個人の名前でなくてもよい。例えば、申請者の属性によって動的に決定される名前(「申請者の所属組織の課長」等)であってもよい。また、ノードN0の申請者とノードN3の「発注申請」の作業者は同一であってもよい。申請者が申請し、課長、部長が承認した後に、申請者が発注申請を実行する場合も考えられるためである。
図5は、申請者が備品を発注するための帳票画面500の一例を示す図である。
帳票表示部110(図1参照)は、クライアントPC140からの要求に応じて、帳票画面500をクライアントPC140に表示させる。ノードN0の申請者は、帳票画面500の各項目欄にデータを入力し、申請ボタンを操作する。そうすると、記入内容がサーバ101に送信される。その後、ノードN1以降のノードの処理が開始する。
図6は、発注申請者が発注を申請するための帳票画面600の一例を示す図である。
帳票表示部110(図1参照)は、クライアントPC140からの要求に応じて、図6に示す帳票画面600をクライアントPC140に表示させる。ノードN3の資材部門の担当者は、帳票画面500上に入力された内容(図5)を参照して、各項目欄にデータを入力し、申請ボタンを操作する。そうすると、記入内容がサーバ101に送信される。その後、ノードN4の処理が開始する。
図7は、帳票定義テーブル112の一例を示す図である。帳票定義テーブル112は、帳票画面500、600(図5、図6参照)のレイアウト情報を定義する。
項目ID701には、帳票画面500、600に定義される各項目(入力項目、ラベル等)を一意に識別するための識別子が格納される。項目名702には、帳票画面500、600に定義される各項目の名称が格納される。タイプ703には、帳票画面500、600に定義される各項目の属性(タイトル、入力項目である場合にはテキスト(文字列)又は数値)が格納される。
図8は、先行作業定義テーブル113の一例を示す図である。先行作業定義テーブル113は、先行して作業を開始する可能性のあるノード(以下、「先行作業ノード」という。)に関する情報を定義する。
先行作業開始ノード801には、先行作業ノードの開始ノード(ここではN3の「発注申請」ノード)が格納される。先行作業終了ノード802には、先行作業ノードの終了ノード(ここではN4の「発注承認」ノード)が格納される。このように、先行作業開始ノード801及び先行作業終了ノード802によって、先行作業ノードの範囲として1又は2以上のノードを指定することができる。先行作業閾値803には、先行作業ノードの処理を先行して開始するための遷移率の閾値が格納される。ここでは0.85が格納されているので、遷移率が85%以上の場合に先行作業ノードの処理を先行して開始できる。第1条件804には、遷移率を求めるための第1の条件(ここでは「承認率」)が指定される。承認率の求め方については後述する。第1条件の重み805には、複数の条件がある場合の第1条件804の重みが0.0〜1.0の範囲の値(ここでは0.5)で指定される。第2条件806には、遷移率を求めるための第2の条件(ここでは、図7の帳票定義テーブル112で定義された項目ID701が「004」の「見積もり金額」)が指定される。帳票内容に基づく遷移率の求め方については後述する。第2条件の重み807には、複数の条件がある場合の第2条件806の重みが0.0〜1.0の範囲の値(ここでは0.5)で指定される。なお、遷移率を求めるための条件が図8のように複数ある場合、各条件の重みの合計が1.0になるように設定される。
続いて、本実施形態の備品発注システムにおいて、申請者が備品発注を申請してから先行作業が開始するまでの処理の流れや、先行作業が開始した後の処理の流れについて説明する。
図9は、案件処理部104の第1の制御ロジックを示すフローチャートである。申請者がクライアントPC140から備品発注の帳票を起票し、帳票画面500(図5参照)の各項目欄にデータを入力した後に申請ボタンを操作すると、案件処理部104は、図9に示す制御ロジックを開始する。
まずステップS901では、案件処理部104は、要求された処理内容が申請(案件投入)であるか、申請以外(承認・却下による案件情報の更新)であるかを判定する(S901)。最初は申請であるため、ステップS902に移る。ステップS902では、案件処理部104は、案件管理テーブル121に案件情報を格納する(S902)。
図10は、案件管理テーブル121の一例を示す図である。案件管理テーブル121は、申請者によって申請された案件に関する情報を管理する。
案件ID1001には、各案件を一意に識別するために案件処理部104によって採番された識別子が格納される。なお、以降の説明では、案件ID1001が「0015」の案件に着目する。業務名称1002には、案件の業務名称が格納される。申請者名1003には、案件の申請者の名称が格納される。申請日時1004には、案件の申請日時が格納される。滞在ノード1005には、現に滞在しているノードのノードIDが格納される。なお、案件ID1001が「0015」の案件は申請者によって申請された直後であるため、滞在ノード1005にはノードN0(申請)の次のノードN1が格納されている。
図9に戻り、ステップS903では、案件処理部104は、帳票データテーブル123に帳票データを格納する(S903)。
図11は、帳票データテーブル123の一例を示す図である。この帳票データテーブル123は、図1の帳票データテーブル123に対応する。帳票データテーブル123は、申請者によって帳票画面500の各項目欄に入力された帳票に関する情報を格納する。
案件ID1101には、図10の案件ID1001と同一の識別子が格納される。データ1102には、申請者が帳票画面500(図5参照)の各項目欄に入力した内容が入力項目と対応付けて格納される。データ1103には、ノードN3の作業者が帳票画面600(図6参照)の各項目欄に入力した内容が入力項目と対応付けて格納される。なお、案件ID1101が「0015」の案件は申請者によって申請された直後であるため、データ1103は空である。
図9に戻り、ステップS904では、案件処理部104は、先行作業管理部105を呼び出す(S904)。なお、先行作業管理部10は、申請、承認等によってノードの処理が遷移するタイミング毎に、このステップS904によって呼び出される。
図12は、先行作業管理部105の制御ロジックを示すフローチャートである。図9のステップS904に進むと、先行作業管理部105は、図12に示す制御ロジックを開始する。
まずステップS1201では、先行作業管理部105は、先行作業定義テーブル113(図8参照)に定義された全ての先行作業ノードに関する情報を取得する(S1201)。本実施例では、ノードN3の「発注申請」からノードN4の「発注承認」までの先行作業ノードに関する情報が取得される。
ステップS1202では、先行作業管理部105は、先行開始の可否について未判定の先行作業ノードが存在するか否かを判定する(S1202)。本実施例では、ステップ1201で取得された先行作業ノードに対する先行開始の可否について未判定であるため(S1202でYES)、ステップS1203に移る。
ステップS1203では、先行作業管理部105は、ステップS1202で存在すると判定された先行作業ノードの処理が開始済みか否かを、先行作業管理テーブル122(図16参照)を参照して判定する(S1203)。先行作業管理テーブル122の詳細については図16を用いて後述するが、先行作業ノードの処理が先行して開始すると、先行作業管理テーブル122にレコードが追加される。そのため、ステップS1203では、先行作業管理テーブル122にレコードが存在するか否かを探索することによって、上記判定が実施される。
先行作業ノードの処理が既に開始済みの場合には(S1203でYES)、ステップS1202に戻り、次の先行作業ノードの処理が開始済みか否か判定される。本実施例では、先行作業ノードの処理は開始していないため(S1203でNO)、ステップS1204に移る。
ステップS1204では、先行作業管理部105は、現在の滞在ノードから先行作業開始ノードまでの範囲で処理が未完了のノードを抽出する(S1204)。本実施例では、現在の滞在ノードがN1であり、先行作業開始ノードはN3である。そのため、この範囲で処理が未完了であるN1及びN2の2つのノードが抽出される。
ステップS1205では、先行作業管理部105は、ステップS1204でノードが抽出されたか否かを判定する(S1205)。ステップS1204でノードが抽出されない場合(例えば現在の滞在ノードと先行作業開始ノードが同一であるような場合、S1205でNO)、先行作業開始ノードの処理は先行して開始することなく、通常通り処理される。この場合には、ステップS1202に戻り、次の先行作業ノードの処理が開始済みか否か判定される。
本実施例では、ステップS1204でN1及びN2の2つのノードが抽出されるため(S1205でYES)、ステップS1206に移る。ステップS1201からS1205までの処理により、先行作業開始ノードであるN3が、先行開始判定部106によって先行して開始できるか否かの判定対象となることが確定する。
ステップS1206では、先行作業管理部105は、先行開始判定部106を呼び出す(S1206)。なお、呼び出された先行開始判定部106による処理が完了すると、ステップS1202に戻り、次の先行作業ノードの処理が開始済みか否か判定される。
図13は、先行開始判定部106の制御ロジックを示すフローチャートである。図12のステップS1206に進むと、先行開始判定部106は、図13に示す制御ロジックを開始する。
まずステップS1301では、先行開始判定部106は、先行作業定義テーブル113(図8参照)から、先行作業ノードに関する情報を取得する(S1301)。先行作業ノードに関する情報(先行作業定義情報)とは、現に処理が実施されたノードから、この先行開始判定部106による判定対象の先行作業ノードへの遷移率を求めるための条件や重みといった各種情報である。
ステップS1302では、先行開始判定部106は、履歴データテーブル124から、判定対象の先行作業ノードについての履歴情報を取得する(S1302)。本実施例では、図12のステップS1204で抽出されたN1及びN2の2つのノードについての履歴情報が取得される。
図14は、履歴データテーブル124の一例を示す図である。履歴データテーブル124は、先行作業定義テーブル113(図8参照)に定義された遷移率を求める条件に対応する履歴情報を格納する。
ノードID1401には、各ノードを一意に識別するための識別子が格納される。これにより、各ノード単位での履歴情報が、この履歴データテーブル124に格納される。承認回数1402には、各ノードにおいて過去に承認された回数が格納される。却下回数1403には、各ノードにおいて過去に却下された回数が格納される。このように、承認回数1402及び却下回数1403には、先行作業定義テーブル113(図8参照)の第1条件804に指定された第1の条件(承認率)に対応する履歴情報が格納されている。承認平均値1404には、過去に承認された案件における帳票項目No004(図7参照)の値の平均値が格納される。却下平均値1405には、過去に却下された案件における帳票項目No004(図7参照)の値の平均値が格納される。このように、承認平均値1404及び却下平均値1405には、先行作業定義テーブル113(図8参照)の第2条件806に指定された第2の条件(帳票内容:帳票項目No004)に対応する履歴情報が格納されている。
図13に戻り、ステップS1303では、先行開始判定部106は、ステップS1302で取得された履歴情報から、条件単位で遷移率を計算する(S1303)。本実施例では、第1の条件(承認率)及び第2の条件(帳票内容:帳票項目No004)の各々についての遷移率を計算する。
まず、第1の条件(承認率)についての遷移率の計算方法を説明する。
承認率は、承認回数1402及び却下回数1403の各々に格納されている承認回数と却下回数から、承認率=承認回数/(承認回数+却下回数)によって算出される。ここでは、ノードN1の承認率として、80/(20+80)=0.8が算出される。一方、ノードN2の承認率として、72/(72+8)=0.9が算出される。
以上から、現在の滞在ノードであるN1から先行作業開始ノードであるN3までの第1の条件についての遷移率は、ノードN1の承認率及びノードN2の承認率の乗算によって算出される0.8×0.9=0.72となる。
次に、第2の条件(帳票内容:帳票項目No004)についての遷移率の計算方法を説明する。
第2の条件についての遷移率は、承認平均値1404及び却下平均値1405の各々に格納されている情報から、下記条件式(1)から(7)によって算出される。
(1)入力値≦承認平均値<却下平均値の場合には、遷移率=1.0
(2)承認平均値<却下平均値≦入力値の場合には、遷移率=0.0
(3)却下平均値<承認平均値≦入力値の場合には、遷移率=1.0
(4)入力値≦却下平均値<承認平均値の場合には、遷移率=0.0
(5)却下平均値=承認平均値の場合には、入力値に関係なく遷移率=0.5
(6)承認平均値<入力値<却下平均値の場合には、遷移率=1−(入力値−承認平均値)/(却下平均値−承認平均値))
(7)却下平均値<入力値<承認平均値の場合には、遷移率=1−(承認平均値−入力値)/(承認平均値−却下平均値))
本実施例では、申請者による入力値は30000である(図11参照)。また、ノードN1の承認平均値、却下平均値は、それぞれ20000、80000である(図14参照)。上記(1)から(6)に当てはめると、(6)の式に合致する。従って、第2の条件に基づくノードN1の遷移率として、1−(30000−20000)/(80000-20000))=1−1/6≒0.83が算出される。
一方、ノードN2の承認平均値、却下平均値は、それぞれ30000、100000である(図14参照)。上記(1)から(6)に当てはめると、(1)の式に合致する。従って、第2の条件に基づくノードN2の遷移率として、1.0が算出される。
以上から、現在の滞在ノードであるN1から先行作業開始ノードであるN3までの第2の条件についての遷移率は、ノードN1の遷移率及びノードN2の遷移率の乗算によって算出される0.83×1.0=0.83となる。
以上から、第1の条件(承認率)についての遷移率は0.72、第2の条件(帳票内容:帳票項目No004)についての遷移率は0.83となる。
続いてステップS1304では、先行開始判定部106は、ステップS1303で算出された各条件の遷移率を重み付けして加算する(S1304)。本実施例では、0.72(第1の条件についての遷移率)×0.5(第1の条件の重み)+0.83(第2の条件についての遷移率)×0.5(第2の条件の重み)≒0.78が算出される。
続いてステップS1305では、先行開始判定部106は、ステップS1304で算出された遷移率と先行作業閾値803(図8参照)の値を比較する(S1305)。遷移率が閾値より大きい場合には(S1305でYES)、先行して開始できると判定し、ステップS1306に移る。遷移率が閾値以下である場合には(S1305でNO)、先行して開始できないと判定し、処理を終了する。本実施例では、ステップS1304で算出された遷移率は0.78である。一方、先行作業閾値803の値は0.85である。このように遷移率0.78は閾値0.85以下であるため(S1305でNO)、処理を終了する。すなわち、申請直後の段階では、ノードN3の「発注申請」を先行して開始するのはリスクが高いと判断されたことを意味する。
続いて、本実施形態の備品発注システムにおいて、ノードN1の承認処理が正常に終了した場合の処理の流れについて説明する。課長がクライアントPC140から案件を承認すると、案件処理部104は、図9に示す制御ロジックを開始する。
まずステップS901では、案件処理部104は、要求された処理内容が申請(案件投入)であるか、申請以外(承認・却下による案件情報の更新)であるかを判定する(S901)。ここでは申請ではないため、ステップS910に移る。ステップS910では、案件処理部104は、承認であるか又は却下であるかを判定する(S910)。ここでは承認であるため、ステップS905に移る。なお、ステップS905からS909の処理については後述するものとし、ここではステップS904の処理について説明する。
図9のステップS904に進むと、先行作業管理部105は、図12に示す制御ロジックを開始する。ここでは先行作業ノードであるノードN3の処理は先行して開始していないため、ステップS1204に移る。その後ステップS1204では、先行作業管理部105は、現在の滞在ノードN2から先行作業開始ノードN3までの範囲で処理が未完了のノードであるN2を抽出する(S1204)。その後ステップS1205でYESからステップS1206に進んで、先行作業管理部105は、先行開始判定部106を呼び出す(S1206)。
図12のステップS1206に進むと、先行開始判定部106は、図13に示す制御ロジックを開始する。ステップS1301及びS1302を実施した後に、ステップS1303では、先行開始判定部106は、履歴情報から条件単位で遷移率を算出する(S1303)。ここでは説明の都合上、履歴情報に格納されている値が申請時点と変わらないものとして算出する。そうすると、第1の条件についての遷移率は0.9になる。また、第2の条件についての遷移率は、前述の式(1)に該当し、1.0になる。従って、続くステップS1304で算出される遷移率は、0.9(第1条件に基づく遷移率)×0.5(第1条件の重み)+1.0(第2条件に基づく遷移率)×0.5(第2条件の重み)=0.95となる(S1304)。
その後、ステップS1305では、ステップS1304で算出された遷移率が0.95であり、図8の先行作業定義テーブル113の先行作業閾値803の値0.85よりも大きいため(S1305でYES)、先行して開始できると判定し、ステップS1306に移る。ステップS1306では、先行開始判定部106は、フロー構成変更部107を呼び出す(S1306)。
図15は、フロー構成変更部107の制御ロジックを示すフローチャートである。図13のステップS1306に進むと、フロー構成変更部107は、図15に示す制御ロジックを開始する。
ステップS1501では、フロー構成変更部107は、先行作業管理テーブル122(図16参照)に、先行して開始した案件情報を格納する(S1501)。その後、処理を終了する。
図16は、先行作業管理テーブル122の一例を示す図である。先行作業管理テーブル122は、先行して開始した作業に関する情報を管理する。
案件ID1601には、案件ID1001(図10参照)が格納される。ここでは、案件ID「0015」が格納される。先行作業開始日時1602には、先行作業を開始した日時が格納される。滞在ノード1603には、現に滞在しているノードのノードIDが格納される。なお、案件ID1601が「0015」の案件は先行作業が先行開始された直後であるため、滞在ノード1603には先行作業開始ノードであるN3が格納されている。先行作業ノード1604には、先行作業ノードが格納される。開始元1605には、先行作業が先行開始できると判定したタイミングでの開始元ノードが格納される。ここでは、ノードN1の処理が完了したタイミングで、ノードN3の処理が先行して開始できると判定されたため、ノードN1が格納される。第1条件の遷移率1606には、遷移率を求めるための第1の条件で計算された結果の値(ここでは0.9)が格納される。第2条件の遷移率1607には、遷移率を求めるための第2の条件で計算された結果の値(ここでは1.0)が格納される。最終遷移率1608には、最終的に求められた遷移率の値(ここでは0.95)が格納される。
以上より、図17(a)に示すフロー遷移(図3と同一のフロー遷移)が、図17(b)に示すフロー遷移に変更される。図17(b)は、ノードN1の処理が完了した後に、ノードN2の処理と先行作業ノードであるノードN3及びN4の処理とを並列に実行するフロー遷移を示す。なお、図17は、構成変更されたフロー遷移の説明図である。
続いて、本実施形態の備品発注システムにおいて、フロー遷移の構成が変更される別の例として、ノードN0の承認処理が正常に終了した場合の処理の流れを説明する。
ここでは、申請者による入力値は30000ではなく10000であるものとする。また、履歴データテーブル124の代わりに履歴データテーブル124(図18参照)が用いられるものとする。なお、先行作業閾値803(図8参照)には、前述と同様に閾値0.85が格納されている。
図18は、履歴データテーブル124の一例を示す図である。履歴データテーブル124は、図14に示す履歴データテーブル124と同様に、先行作業定義テーブル113(図8参照)に定義された遷移率を求める条件に対応する履歴情報を格納する。
この履歴データテーブル124は、承認回数1402、却下回数1403、承認平均値1404及び却下平均値1405に格納された値が図14に示す履歴データテーブル124と異なる。
この場合、図13のステップS1303では、第1の条件(承認率)及び第2の条件(帳票内容:帳票項目No004)の各々についての遷移率は、以下のように算出される。すなわち、第1の条件(承認率)についての遷移率として、(ノードN1の承認率)×(ノードN2の承認率)=(300/(300+30)≒0.91)×(280/(280+20))≒0.93)≒0.85が算出される。一方、第2の条件(帳票内容:帳票項目No004)についての遷移率として、(第2条件に基づくノードN1の遷移率)×(第2条件に基づくノードN2の遷移率)=1.0×1.0=1.0が算出される。なお、ノードN1及びN2はいずれも上記式(1)に合致している。
従って、続くステップS1304で算出される遷移率は、0.85(第1条件に基づく遷移率)×0.5(第1条件の重み)+1.0(第2条件に基づく遷移率)×0.5(第2条件の重み)≒0.93となる。
その後、ステップS1305では、ステップS1304で算出された遷移率が0.93であり、図8の先行作業定義テーブル113の先行作業閾値803の値0.85よりも大きいため(S1305でYES)、先行して開始できると判定し、ステップS1306に移る。
以上より、図17(a)に示すフロー遷移が、図17(c)に示すフロー遷移に変更される。図17(c)は、ノードN0の処理が完了した後に、ノードN1の処理と先行作業ノードであるノードN3及びN4の処理とを並列に実行するフロー遷移である。
図19は、発注申請者が案件一覧を閲覧するための案件一覧画面1900の一例を示す図である。
案件一覧表示部108は、クライアントPC140からの要求に応じて、図19に示す案件一覧画面1900をクライアントPC140に表示させる。図19に示す案件一覧画面1900は、特に、先行作業ノードN3の処理が先行開始した後に、先行作業ノードN3の処理者である発注申請者からの要求に応じて表示される画面である。
案件一覧表示部108は、案件管理テーブル121(図10参照)及び先行作業管理テーブル122(図16参照)を参照して、滞在ノード1005、滞在ノード1603がノードN3であるレコードを検索し、検索されたレコードの情報をクライアントPC140に送信する。
その後クライアントPC140は、受信したレコードの情報に基づいて、図19に示すように、通常のフロー遷移を流れてきた案件と、先行作業として流れてきた案件と、を区別させて表示する。これにより、発注申請者は、先行開始されている案件を画面上で判断することができる。
図20は、先行作業の詳細情報画面例を示す図である。
図19に示す詳細ボタン1901が入出力装置144(マウス)によってクリックされた場合、案件一覧表示部108は、クリックされた詳細ボタン1901の案件に関する詳細情報を先行作業管理テーブル122(図16参照)から取得し、取得された詳細情報をクライアントPC140に送信する。
その後クライアントPC140は、受信した詳細情報に基づいて、図20のウィンドウ2000に示すように、案件に関する詳細情報を表示する。このように、先行開始した案件の遷移率を発注申請者に通知することによって、発注申請者は、処理の優先順位の判断材料とすることができる。
続いて、本実施形態の備品発注システムにおいて、いずれかのノードで承認・却下処理が実施された場合の処理の流れについて図9を参照して説明する。いずれかのノードの処理者がクライアントPC140から案件を承認・却下すると、案件処理部104は、図9に示す制御ロジックを開始する。
まずステップS901において、案件処理部104は、要求された処理内容が申請(案件投入)であるか、申請以外(承認・却下による案件情報の更新)であるかを判定する(S901)。ここでは申請ではないため、ステップS910に移る。ステップS910では、案件処理部104は、要求された処理内容が承認であるか又は却下であるかを判定する(S910)。
承認である場合には、ステップS905に移る。ステップS905では、案件処理部104は、処理を実施したノードが先行作業ノードであり、且つ、先行開始済みであるか否かを判定する(S905)。S905でYESの場合には、ステップS906に移って、案件処理部104は、図21のフローチャートの処理を実行する。一方、S905でNOの場合(処理を実施したノードが先行作業ノードではない、又は、先行作業ノードであるが先行開始していない場合)には、ステップS907に移って、案件処理部104は、図22のフローチャートの処理を実行する。また、ステップS910で却下である場合には、ステップS911に移って、案件処理部104は、図23のフローチャートの処理を実行する。なお、以降の説明においては、先行開始していない先行作業ノードの処理を「通常処理」と呼ぶ。
図21は、案件処理部104の第2の制御ロジックを示すフローチャートである。図9のステップS906に進むと、案件処理部104は、図21に示す制御ロジックを開始する。
まずステップS2101では、案件処理部104は、処理が実施されたノードが先行作業ノードの終了ノードか否か判定する(S2101)。すなわち、先行作業ノードの処理が完了したか否かが判定される。先行作業ノードの終了ノードでない場合には(S2101でNO)、ステップS2102に移り、案件処理部104は、先行作業管理テーブル122(図16参照)の該当する案件ID1601のレコードの滞在ノード1603を“次のノードID”に更新する(S2102)。
先行作業ノードの終了ノードである場合には(S2101でYES)、ステップS2103に移り、案件処理部104は、先行作業管理テーブル122(図16参照)の該当する案件ID1601のレコードの滞在ノード1603を“完了”に更新する。
なお、図21に示す制御ロジックが終了すると、図9のステップS908に戻り、案件処理部104は、履歴データテーブル124(図14参照)を更新する(S908)。これにより、常に最新の履歴情報に基づいて先行作業ノードの先行開始の可否を判定することができる。続くステップS909では、案件処理部104は、帳票データテーブル123(図11参照)を更新する(S909)。
図22は、案件処理部104の第3の制御ロジックを示すフローチャートである。図9のステップS907に進むと、案件処理部104は、図22に示す制御ロジックを開始する。
まずステップS2201では、案件処理部104は、処理が実施されたノードの次のノードが存在するか判定する(S2201)。次のノードが存在しない場合には(S2201でNO)、処理が実施されたノードが最後のノードであり、該当する案件のワークフローは完了したことになる。そのため、案件処理部104は、案件管理テーブル121(図10参照)の該当する案件ID1001の滞在ノード1005を“完了”に更新し、処理を終了する。
次のノードが存在する場合には(S2201でYES)、ステップS2202に移り、案件処理部104は、次のノードが先行作業ノードか否かを判定する(S2202)。次のノードが先行作業ノードでない場合には(S2202でNO)、ステップS2204に移り、案件処理部104は、案件管理テーブル121(図10参照)の該当する案件ID1001の滞在ノード1005を“次のノードID”に更新し(S2204)、処理を終了する。
次のノードが先行作業ノードである場合には(S2202でYES)、ステップS2203に移り、案件処理部104は、この先行作業ノードの処理が開始済みか否かを、先行作業管理テーブル122(図16参照)を参照して判定する(S2203)。先行作業ノードの処理が先行開始していない場合には(S2203でNO)、この先行作業ノードの処理は上記の通常処理である。そのため、ステップS2204に移り、案件処理部104は、案件管理テーブル121(図10参照)の該当する案件ID1001の滞在ノード1005を次のノードIDに更新し(S2204)、処理を終了する。
一方、先行作業ノードの処理が先行開始済みである場合には(S2203でYES)、ステップS2205に移る。ステップS2205では、案件処理部104は、先行作業ノードの終了ノードの処理が完了したか否かを、先行作業管理テーブル122(図16参照)の該当する案件ID1601の滞在ノード1603の値を参照して判定する(S2205)。
先行作業ノードの終了ノードの処理が完了していない場合には(S2205でNO)、ステップS2207に移り、案件処理部104は、先行作業管理テーブル122(図16参照)の該当する案件ID1601の滞在ノード1603の値を、案件管理テーブル121(図10参照)の該当する案件ID1001の滞在ノード1005にコピーし、先行作業管理テーブル122(図16参照)の該当する案件ID1601のレコードを削除する(S2207)。ここでは、先行開始した先行作業ノードの内の処理が未完了のノードの処理が上記の通常処理となる。そのため、このステップS2207では、案件処理部104は、先行開始した先行作業ノードの処理を現に滞在しているノードの処理として扱うべく、上記のコピーを実施している。
一方、先行作業ノードの終了ノードの処理が完了した場合には(S2205でYES)、ステップS2206に移る。ここでは、先行開始した先行作業ノードの直前までのノードの処理は全て完了し、先行開始した先行作業ノードの処理も全て完了している。すなわち、先行作業ノードの終了ノードの処理までが全て完了している。そのため、このステップS2206では、案件処理部104は、最後に処理を実施したノードの処理が、先行作業定義テーブル113(図8参照)の終了ノードの処理であるものとみなし、先行作業管理テーブル122(図16参照)の該当する案件ID1601のレコードを削除する(S2206)。その後ステップS2201に戻り、案件処理部104は、一連の処理を繰り返す。
なお、図22に示す制御ロジックが終了すると、図9のステップS908に戻り、案件処理部104は、履歴データテーブル124(図14参照)を更新する(S908)。これにより、常に最新の履歴情報に基づいて先行作業ノードの先行開始の可否を判定することができる。続くステップS909では、案件処理部104は、帳票データテーブル123(図11参照)を更新する(S909)。
図23は、案件処理部104の第4の制御ロジックを示すフローチャートである。図9のステップS911に進むと、案件処理部104は、図23に示す制御ロジックを開始する。
まずステップS2301では、案件処理部104は、先行作業管理テーブル122(図16参照)から該当する案件ID1601のレコードを全て削除する(S2301)。先行開始した先行作業ノードの処理は、図9のステップS910の却下によって差し戻されるためである。次にステップS2302では、案件処理部104は、案件管理テーブル121(図10参照)の該当する案件ID1001の滞在ノード1005の値を“N0(申請)”に更新する(S2302)。その後ステップS2303では、案件処理部104は、履歴データテーブル124(図14参照)に却下されたノードに対応する履歴情報を更新し(S2303)、処理を終了する。
なお、ステップS2301では、案件処理部104は、無条件に先行開始していた作業を削除しているが、この場合には限らない。例えば、先行開始していた作業が無駄となったことをステップS2301の処理の前に、メールで処理者に対して通知してもよい。これは、先行開始した作業は先行作業管理テーブル122(図16参照)によって管理されているため、先行開始しており、かつ完了済みの作業がどれか判定することができるからである。
図24は、ワークフローシステムによるワークフロー制御方法の概要を示す第2の図である。図24(a)は、本実施形態のワークフロー制御方法を適用する前のノード1、ノード2、ノード3の処理が順番に実行されるフロー遷移を示す。この図24(a)に示すフロー遷移は図2(a)と同様である。
本実施形態のワークフロー制御方法を図24(a)に示すフロー遷移に適用した場合、遷移率X、Yと閾値m、nの値の比較により、図2(b)、(c)に示すフロー遷移に加え、図24(b)から(e)に示すフロー遷移に変更することもできる。
図24(b)は、ノード2の処理をノード1の処理に先行して開始できるが、ノード3の処理をノード1の処理に先行して開始できないフロー遷移を示す。これは、遷移率X≧閾値m、遷移率X×遷移率Y<閾値n、遷移率Y≦閾値nという条件を満たすケースのフロー遷移である。
図24(c)は、図24(b)の変形例で、ノード2の処理がノード1の処理よりも早く完了し、ノード1の処理が完了する前にノード3の処理が実行されるフロー遷移を示す。これは、遷移率X≧閾値nという条件を満たすケースのフロー遷移である。
図24(d)は、図24(c)の変形例で、ノード1の処理がノード2の処理よりも早く完了し、ノード2の処理が完了する前にノード3の処理が実行されるフロー遷移を示す。これは、遷移率Y≧閾値nという条件を満たすケースのフロー遷移である。
図25(e)は、ノード3の処理は、ノード1及びノード2の処理に先行して開始できるが、ノード2の処理は、ノード1の処理が完了した後に実行されるフロー遷移である。これは、遷移率X×遷移率Y≧閾値n、遷移率X<閾値m、閾値m>閾値nという条件を満たすケースのフロー遷移である。
以上のように、本実施形態のワークフロー制御方法は、遷移率X、Yと閾値m、nの値を用いて所定のノードの処理を他のノードの処理に先行して開始できるか否かを判定することによって、フロー遷移(フロー構成)を動的に変更することができる。
以上説明してきた本実施形態のワークフローシステムによれば、先行作業ノードの処理が先行開始していた場合でも、先行開始していない場合でも、ノードの遷移に不整合が起きないように処理を進めることができる。
また、先行作業ノードを開始するタイミングを適切に判定したうえで先行開始している。そのため、ワークフロー上を流れる案件が完了するまでの全体時間を短縮することができる。また、現に処理が実施されたノードから先行作業ノードの処理に到達するまでの遷移率に着目し、履歴情報を利用して先行作業ノードを開始している。そのため、同じ業務であっても運用状況に応じて適切なタイミングで先行作業を開始することができる。また、遷移率の算出に履歴情報を用いることによって、同じ業務プロセスであっても運用状況や申請内容に応じてフロー遷移(フロー構成)を複数のパターンに動的に変更し、適切なタイミングで先行作業ノードの処理を開始することができる。なお、遷移率は、過去にワークフローを流れた案件の履歴情報をもとに各ノードにおける承認率や、過去に承認された帳票の入力内容の統計情報など、複合的な要素を組み合わせて算出される。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したものであり、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、上記説明においては、遷移率を算出するための履歴情報として、各ノード単位での承認回数・却下回数や、特定の帳票項目の承認平均値・却下平均値を用いたが、この場合に限らない。処理者自身の履歴情報を用いることも可能である。この場合、申請者Aが申請した回数と、ノード1上で処理した処理者Bの承認回数・却下回数を履歴として保存しておき、これを利用することで遷移率を算出することができる。
101 サーバ
102、141 主記憶装置
103 ワークフローシステム
104 案件処理部
105 先行作業管理部
106 先行開始判定部
107 フロー構成変更部
108 案件一覧表示部
109、143 CPU
110 帳票表示部
111 フロー定義テーブル
112 帳票定義テーブル
113 先行作業定義テーブル
120 ディスク装置
121 案件管理テーブル
122 先行作業管理テーブル
123 帳票データテーブル
124 履歴データテーブル
130 ネットワーク
140 クライアントPC
142 画面表示部
144 入出力装置

Claims (12)

  1. 複数のノードの処理が所定の順番で実行されるよう定義されたワークフロー定義に従って業務プロセスを遂行するワークフローサービスを提供するサーバ装置と、前記サーバ装置とネットワークを介して接続され、前記サーバ装置から前記ワークフローサービスの提供を受けるクライアント装置と、を備えた計算機システムであって、
    前記サーバ装置、前記クライアント装置の各々は、プログラムを実行するプロセッサと、前記プロセッサによって実行されるプログラムを格納するメモリと、を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記複数のノードのうちの所定のノードを、前記クライアント装置において現に処理が実施されたノードと前記所定のノードとの間に存在するノードに対して、先行して処理を開始可能な先行作業ノードとして定義する先行作業定義情報と、
    前記業務プロセスが、所定の入力値に対して承認又は却下が実施されるものである場合、前記現に処理が実施されたノードから、前記先行作業ノードへの遷移率を、前記現に処理が実施されたノードと前記先行作業ノードとの間に存在するノードにおいて、過去に承認されたときの承認平均値、却下されたときの却下平均値を用いて算出し、算出された前記遷移率に基づいて、前記先行作業ノードの処理を先行して開始するか否かを判定する先行作業管理部と、
    前記先行作業ノードの処理を先行して開始すると判定された場合、前記先行作業ノードの処理を先行して開始することによって、前記ワークフロー定義に定義されたノードの処理順番を動的に変更するフロー構成変更部と、
    前記変更されたノードの処理順番に従って、前記業務プロセスを遂行する案件処理部と、
    を備えることを特徴とする計算機システム。
  2. 前記先行作業管理部は、前記現に処理が実施されたノードと前記先行作業ノードとの間に存在するノードが複数ある場合には、これら各ノードの遷移率を算出し、各ノードの遷移率を乗算することによって算出される遷移率に基づいて、前記先行作業ノードの処理を先行して開始するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  3. 前記先行作業管理部は、前記現に処理が実施されたノードから、前記先行作業ノードへの遷移率を、前記現に処理が実施されたノードと前記先行作業ノードとの間に存在するノードにおいて、過去に承認された回数、却下された回数を、さらに用いて算出することを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  4. 前記先行作業定義情報は、さらに、前記先行作業ノードの処理を先行して開始するための条件及び前記条件毎に定められる重みを含み、
    前記先行作業管理部は、前記条件毎に前記遷移率を算出し、前記算出された条件毎の遷移率を重み付けして加算することによって算出される遷移率に基づいて、前記先行作業ノードの処理を先行して開始するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  5. 前記先行作業定義情報は、さらに、前記先行作業ノードの処理を先行して開始するための遷移率の閾値を定義しており、
    前記先行作業管理部は、前記算出された遷移率と前記閾値との比較によって、前記先行作業ノードの処理を先行して開始するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  6. 前記サーバ装置は、さらに、処理順番が変更されていない案件と、処理順番が変更された案件と、を区別可能に表示するためのデータを生成する案件一覧表示部を有することを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  7. 前記案件一覧表示部は、さらに、前記処理順番が変更された案件についての前記先行作業ノードの遷移率を表示するためのデータを生成することを特徴とする請求項6に記載の計算機システム。
  8. 複数のノードの処理が所定の順番で実行されるよう定義されたワークフロー定義に従って業務プロセスを遂行するワークフローサービスを提供するサーバ装置と、前記サーバ装置とネットワークを介して接続され、前記サーバ装置から前記ワークフローサービスの提供を受けるクライアント装置と、を備えた計算機システムにおけるワークフロー制御方法であって、
    前記サーバ装置、前記クライアント装置の各々は、プログラムを実行するプロセッサと、前記プロセッサによって実行されるプログラムを格納するメモリと、を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記複数のノードのうちの所定のノードを、前記クライアント装置において現に処理が実施されたノードと前記所定のノードとの間に存在するノードに対して、先行して処理を開始可能な先行作業ノードとして定義する先行作業定義情報を有しており、
    前記方法は、
    前記業務プロセスが、所定の入力値に対して承認又は却下が実施されるものである場合、前記サーバ装置が、前記現に処理が実施されたノードから、前記先行作業ノードへの遷移率を、前記現に処理が実施されたノードと前記先行作業ノードとの間に存在するノードにおいて、過去に承認されたときの承認平均値、却下されたときの却下平均値を用いて算出し、算出された前記遷移率に基づいて、前記先行作業ノードの処理を先行して開始するか否かを判定する手順と、
    前記先行作業ノードの処理を先行して開始すると判定された場合、前記先行作業ノードの処理を先行して開始することによって、前記ワークフロー定義に定義されたノードの処理順番を動的に変更する手順と、
    前記変更されたノードの処理順番に従って、前記業務プロセスを遂行する手順と、
    を含むことを特徴とするワークフロー制御方法。
  9. 前記判定する手順では、前記サーバ装置は、前記現に処理が実施されたノードと前記先行作業ノードの間に存在するノードが複数ある場合には、これら各ノードの遷移率を算出し、各ノードの遷移率を乗算することによって算出される遷移率に基づいて、前記先行作業ノードの処理を先行して開始するか否かを判定することを特徴とする請求項8に記載のワークフロー制御方法。
  10. 前記判定する手順では、前記サーバ装置は、前記現に処理が実施されたノードから、前記先行作業ノードへの遷移率を、前記現に処理が実施されたノードと前記先行作業ノードとの間に存在するノードにおいて、過去に承認された回数、却下された回数を、さらに用いて算出することを特徴とする請求項8に記載のワークフロー制御方法。
  11. 前記方法は、さらに、
    前記サーバ装置が、処理順番が変更されていない案件と、処理順番が変更された案件と、を区別可能に表示するためのデータを生成する手順を含むことを特徴とする請求項8に記載のワークフロー制御方法。
  12. 複数のノードの処理が所定の順番で実行されるよう定義されたワークフロー定義に従って業務プロセスを遂行するワークフローサービスを、クライアント装置に提供するサーバ装置に用いられるワークフロー制御プログラムであって、
    前記サーバ装置は、
    前記複数のノードのうちの所定のノードを、前記クライアント装置において現に処理が実施されたノードと前記所定のノードとの間に存在するノードに対して、先行して処理を開始可能な先行作業ノードとして定義する先行作業定義テーブルを有しており、
    前記ワークフロー制御プログラムは、
    前記業務プロセスが、所定の入力値に対して承認又は却下が実施されるものである場合、前記現に処理が実施されたノードから、前記先行作業ノードへの遷移率を、前記現に処理が実施されたノードと前記先行作業ノードとの間に存在するノードにおいて、過去に承認されたときの承認平均値、却下されたときの却下平均値を用いて算出し、算出された前記遷移率に基づいて、前記先行作業ノードの処理を先行して開始するか否かを判定する手順と、
    前記先行作業ノードの処理を先行して開始すると判定された場合、前記先行作業ノードの処理を先行して開始することによって、前記ワークフロー定義に定義されたノードの処理順番を動的に変更する手順と、
    前記変更されたノードの処理順番に従って、前記業務プロセスを遂行する手順と、
    を前記サーバ装置に実行させることを特徴とするワークフロー制御プログラム。
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