JP5375020B2 - 接合評価方法、接合評価装置、基板貼り合わせ装置、接合評価ゲージおよび積層型半導体装置 - Google Patents

接合評価方法、接合評価装置、基板貼り合わせ装置、接合評価ゲージおよび積層型半導体装置 Download PDF

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Description

本発明は、評価ゲージに関し、特に、当該評価ゲージを用いた接合評価方法、積層型半導体装置、接合評価装置および基板貼り合わせ装置に関する。
特許文献1には、素子を形成されたウエハを積層して積層型半導体デバイスを製造することが記載されている。
特開2007−103225号公報
そこで、上記課題を解決すべく、本発明の第1の態様として、一対の基板を接合する場合の接合精度を評価する接合評価方法であって、一定の周期で繰り返す繰り返しパターンを有する評価パターン層を挟んで一対の基板を接合する接合段階と、一対の基板の一方を透過する偏光を評価パターン層に照射して、評価パターン層から出射した光の偏光状態の変化を測定する偏光測定段階とを含む接合評価方法が提供される。
また、本発明の第2の態様として、一定の周期で繰り返す繰り返しパターンを有する評価パターン層と、評価パターン層を挟んで接合された一対の基板とを含む接合基板を保持する基板保持部と、保持部に保持された接合基板の評価パターン層に、一対の基板の一方を透過する偏光を照射する偏光照明部と、評価パターン層からの出射光における偏光状態の変化を測定する偏光測定部とを備える接合評価装置が提供される。
更に、本発明の第3の態様として、上記の接合評価装置と、一対の基板の一方を他方に対して位置合わせして接合する接合装置と、接合装置により接合された一対の基板を加熱および加圧して貼り合わせる加熱加圧装置と、を備える基板貼り合わせ装置が提供される。
また更に、本発明の第4の態様として、一対の基板の接合精度を評価する接合評価ゲージであって、一定の周期で繰り返す繰り返しパターンを有する評価パターン層と評価パターン層を挟んで接合された一対の基板と、を有して、一対の基板の一方を透過する偏光を評価パターン層に照射した場合に、評価パターン層から出射された出射光の偏光状態が変化する接合評価ゲージが提供される。
また更に、本発明の第5の態様として、一定の周期で繰り返す繰り返しパターンを有する評価パターン層と少なくとも一方が半導体基板であって、評価パターン層を挟んで接合された一対の基板と、を有して、一対の基板の一方を透過した偏光を評価パターン層に照射した場合に、評価パターンから出射される偏光の偏光状態が変化する積層型半導体装置が提供される。
上記の発明の概要は、発明の全ての特徴を列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションも発明となり得る。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明する。以下に記載する実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせ全てが発明の解決に必須であるとは限らない。
図1は、接合装置100の全体構造を模式的に示す平面図である。接合装置100は、共通の筐体101の内部に形成された常温部102および高温部202を含む。
常温部102は、筐体101の外部に面して、複数の基板カセット111、112、113と、制御盤120とを有する。制御盤120は、接合装置100全体の動作を制御する制御部を含む。また、制御盤120は、接合装置100の電源投入、各種設定等をする場合にユーザが外部から操作する操作部を有する。更に、制御盤120は、配備された他の機器と接合装置100とを接続する接続部を含む場合もある。
基板カセット111、112、113は、接合装置100において接合される基板180、あるいは、接合装置100において貼り合わされた基板180を収容する。また、基板カセット111、112、113は、筐体101に対して脱着自在に装着される。これにより、複数の基板180を接合装置100に一括して装填できる。また、接合装置100において接合された基板180を一括して回収できる。
なお、接合装置100に装填される基板180は、単体のシリコンウエハ、化合物半導体ウエハ、ガラス基板等の他、それらに素子、回路、端子等が形成されたものでもよい。また、装填された基板180が、既に複数のウエハを積層して形成された積層基板である場合もある。
常温部102は、筐体101の内側にそれぞれ配された、プリアライナ130、アライナ140、ホルダストッカ150および評価部160と、一対のロボットアーム171、172とを備える。プリアライナ130は、アライナ140に基板を装填する場合に、高精度であるが故に狭いアライナ140の調整範囲にそれぞれの基板180が装填されるように、個々の基板180の位置を仮合わせする。これにより、アライナ140における基板180の位置決めは迅速且つ確実に完了する。
アライナ140は、上ステージ141、下ステージ142および干渉計144を含む。上ステージ141および下ステージ142は、基板180単独または基板180を保持した基板ホルダ190を搬送する。
また、アライナ140の周囲には、断熱壁145およびシャッタ146が配される。断熱壁145およびシャッタ146に包囲された空間は空調機等に連通して精密に温度管理され、アライナ140における位置合わせ精度を維持する。ホルダストッカ150は、複数の基板ホルダ190を収容して待機させる。
一対のロボットアーム171、172のうち、基板カセット111、112、113に近い側に配置されたロボットアーム171は、基板カセット111、112、113、プリアライナ130およびアライナ140の間で基板180を搬送する。基板カセット111、112、113から遠い側に配置されたロボットアーム172は、アライナ140、評価部160およびエアロック220の間で基板180および基板ホルダ190を搬送する。また、ロボットアーム172は、ホルダストッカ150に対する基板ホルダ190の搬入および搬出も担う。
更に、ロボットアーム172は、接合する基板180の一方を裏返す機能も有する。なお、ロボットアーム171、172、230は、真空吸着、静電吸着等により基板ホルダ190を吸着して保持する。また、基板ホルダ190は、例えば静電吸着により基板180を吸着して保持する。評価部160の構造と動作については別途後述する。
高温部202は、断熱壁210、エアロック220、ロボットアーム230および複数の加熱加圧部240を有する。断熱壁210は、高温部202を包囲して、高温部202の高い内部温度を維持すると共に、高温部202から外部への熱輻射を遮断する。これにより、高温部202の熱が常温部102に及ぼす影響を抑制できる。
ロボットアーム230は、加熱加圧部240のいずれかとエアロック220との間で基板180および基板ホルダ190を搬送する。エアロック220は、常温部102側と高温部202側とに、交互に開閉するシャッタ222、224を有する。
基板180および基板ホルダ190が常温部102から高温部202に搬入される場合、まず、常温部102側のシャッタ222が開かれ、ロボットアーム172が基板180および基板ホルダ190をエアロック220に搬入する。次に、常温部102側のシャッタ222が閉じられ、高温部202側のシャッタ224が開かれる。
続いて、ロボットアーム230が、エアロック220から基板180および基板ホルダ190を搬出して、加熱加圧部240のいずれかに装入する。加熱加圧部240は、基板ホルダ190に挟まれた状態で加熱加圧部240に搬入された基板180を加熱した状態で加圧する。これにより基板180は恒久的に接合される。
高温部202から常温部102に基板180および基板ホルダ190を搬出する場合は、上記の一連の動作を逆順で実行する。これらの一連の動作により、高温部202の内部雰囲気を常温部102側に漏らすことなく、基板180および基板ホルダ190を高温部202に搬入または搬出できる。
図2aから図2eまでは、2つの基板を接合する接合装置100における基板180および基板ホルダ190の状態の変遷を示す図である。以下、図2aから図2eまでを参照しつつ、接合装置100の動作を説明する。
図2aに示すように、接合装置100が稼動を開始する当初、貼り合わせの対象となる基板180の各々は個別に収容されている。基板ホルダ190も、例えばホルダストッカに各々個別に収容されている。接合装置100が稼動を開始すると、基板180は、図2bに示すように、一枚ずつ基板ホルダ190に保持される。
基板ホルダ190が2枚目である場合は、図2cに示すように、1枚目の基板180に対向するように、例えば干渉計により位置を監視しつつステージを移動させ、基板180に対して位置合わせする。位置合わせされた基板180は、仮接合される。
アライナにおいて位置決めされた基板180および基板ホルダ190は、図2dに示すように、例えば側面に形成された溝191に嵌められた複数の止め具192により連結されて、位置決めされた状態を維持する。連結された一対の基板180および基板ホルダ190は、一体に搬送されて要求に応じて加熱加圧部240に装入される。
なお、本実施例では、アライナ140における位置合わせ精度を、評価部において評価する。このような場合は、アライナ140において位置合わせして仮接合された基板180を、加熱加圧部240に搬入する前に基板ホルダ190から取り出して、評価部に搬入する。このとき、基板180および基板ホルダ190は、見かけ上、図2eに示す形態となる。
図3は、アライナおける位置合わせの精度を評価する場合に用いる評価ゲージ18の構造を模式的に示す断面図である。評価ゲージ18は、透明基板181、半導体基板183、評価パターン182、184およびアライメントパターン186、187を含む。
半導体基板183は、接合装置100において接合する基板180と同等の部材が用いられる。具体的には、Siウエハ等を任意に選択できる。一方、透明基板181は、後述する検査光に対する透過率が高い材料で形成される。可視帯域の検査光を用いる場合は、例えば石英基板を用いることができる。また、赤外帯域の検査光を用いる場合は、Siウエハを透明基板181として用いることもできる。
なお、図3では、1組の評価パターン182、184およびアライメントパターン186、187を拡大して描いているが、透明基板181および半導体基板183の各々には、複数組の評価パターン182、184およびアライメントパターン186、187が形成される。
一組の評価パターン182、184は、例えば、積層型半導体装置の単一のダイと同程度の大きさとして、基板180上と同じように配置してもよい。また、基板180に形成される素子の中で使用されていない領域に小型の評価パターン182、184を形成してもよい。
図4は、1組の評価パターン182、184およびアライメントパターン186、187を抜き出して示す平面図である。評価パターン182、184のそれぞれは、互いに同じ一定のピッチ2pで形成された複数の線形パターンを含む。線状パターンは、評価パターン182、184の繰り返し方向について見た場合の例えばデューティが25%となる線幅を有する。
アライメントパターン186、187は、互いに相補的な形状を有して、評価パターン182、184の近傍に配置される。一方のアライメントパターン186の評価パターン182に対する間隔Dは、他方のアライメントパターン187の評価パターン184に対する間隔Dに対して、評価パターン182、184のピッチ2pの半分に相当するpの差を有する。
図5は、透明基板181および半導体基板183を接合した場合の評価パターン182、184の断面図である。透明基板181および半導体基板183は、アライナ140において、アライメントパターン186、187が相互に一致するように位置合わせされ、更に、圧接して仮接合される。
透明基板181および半導体基板183が仮接合された場合、アライメントパターン186、187は互いに重なって一体となる。一方、評価パターン182、184は、アライメントパターン186、187に対する間隔D、Dが異なるので、線状パターンが交互に配列される。
図6は、合成された評価パターン182、184を、透明基板181側から見た様子を示す平面図である。図示のように、アライメントパターン186、187は一体化している。一方、評価パターン182、184は、互いに入れ子状態になり、線形パターンをピッチpで繰り返す複合パターン188を形成する。こうして形成された複合パターン188を含む透明基板181および半導体基板183を、アライナ140の位置合わせ精度を評価する評価ゲージ18として使用する。
図7は、評価ゲージ18を用いてアライナ140の位置合わせ精度を評価する評価部160の構造を模式的に示す図である。評価ゲージ18を搭載する評価ステージ168と、評価ステージ168を移動または揺動させるX駆動部163、Y駆動部165およびθ駆動部167と、評価ゲージ18に照射する検査光を発生する光源162と、評価ゲージ18により検査光に生じた回折光を観察する撮像部164とを有する。
撮像部164は、光源162が発生した検査光を平行光にして評価ゲージ18に入射させる曲面反射鏡169を含む。これにより、評価ゲージ18の各部に対して、検査光は同じ入射角度で入射する。従って、評価ゲージ18の全面において、同じ条件で回折光を生じる。なお、図中に点線で示すように、撮像部164は、観察する回折光の次数に応じて複数設けてもよい。
評価ゲージ18は、透明基板181側を上面にして、評価ステージ168に搭載される。評価ステージ168も、基板ホルダ190等と同様に、静電吸着、真空吸着等により、評価ゲージ18を吸着して固定する。光源162は、予め指定された特定帯域または特定波長の検査を出射する。
評価ステージ168は、互いに積層されたX駆動部163、Y駆動部165およびθ駆動部167に支持される。X駆動部163は、案内部161に沿って、図中に矢印Xで示す方向に評価ステージ168を移動させる。Y駆動部165は、X駆動部163上で、図中に矢印Yで示す方向に評価ステージ168を移動させる。
更に、θ駆動部167は、Y駆動部165上で球面座に支持された評価ステージ168を揺動させる。これら、X駆動部163、Y駆動部165およびθ駆動部167の動作により、光源162から出射された検査光を、評価ステージ168上の評価ゲージ18に対して任意の入射角で照射できる。従って、検査光の照射角度などの光学条件を変化させて、評価ゲージ18において任意の回折光を発生させることができる。
なお、光源162、曲面反射鏡169および撮像部164は、テレセントリックな光学系を形成していてもよい。これにより、評価ゲージ18の全面において、検査光の評価ゲージ18および撮像部164に対する入射角度が同じになり、均一な条件で回折光を一度に観察できる。なお、テレセントリック光学系になっていない場合は、均一な条件で評価ゲージ18全体を一度に観察することはできないが、評価ゲージ18の領域毎に分割して観察することはできる。ただし、評価の作業効率は低下する。
図8は、検査光を照射された評価ゲージ18において生じる現象を示す部分拡大断面図である。図8は、図6において点線Aで囲った領域を拡大して描かれる。
既に説明した通り、個々の評価パターン182、184および複合パターン188は、いずれも一定のピッチを有する繰り返しパターンをなす。ここで、評価パターン182、184はそれぞれピッチ2pを有する。また、評価ゲージ18の透明基板181および半導体基板183が理想的に位置合わせされた場合、評価パターン182、184を合成して形成された複合パターン188は、ピッチpでデューティが50%の繰り返しパターンを形成する。
ここで、波長λの検査光をピッチpの繰り返しパターンに入射した場合、下記の式1が満足される条件下で反射回折光が生じる。
Figure 0005375020
同様の条件下で、ピッチ2pの繰り返しパターンが回折光を生じる条件は、下記の式2のように表すことができる。
Figure 0005375020
一方、ピッチpの繰り返しパターンに入射した検査光の回折光が相殺し合って回折光が生じない条件は、下記の式3により表すことができる。
Figure 0005375020
上記の式2および式3において、例えば次数nがn=2m+1となる場合、両者は同じ条件となるので、図9に示すように、ピッチ2pに対する0次回折光および偶数次回折光が発生し、奇数次回折光は生じない。
図10は、評価パターン182、184の変形を示す部分拡大断面図である。図示のように、何らかの理由により透明基板181および半導体基板183の位置にずれが生じた場合、各々がピッチ2pを有する評価パターン182、184を重ねて形成した複合パターン188のピッチは変化する。即ち、理想的なピッチpに対して位置ずれ量Δpが増減したピッチ(p±Δp)となる。
図11は、評価パターン182、184により生じる、ピッチ2pに対する回折光強度を示す図である。上記のように、ピッチpの繰り返しパターンのピッチが乱れると、1次回折光を打ち消す条件は成立しなくなり、それまでにはなかった1次回折光が現れる。従って、1次回折光の強度の変化を観測することにより位置ずれの有無が判り、アライナ140における位置合わせ精度を評価できる。即ち、ピッチ2pに対する1次回折光強度が増加し、2次回折光が減少する。
また、評価部160において、ピッチ2pに対する1次回折光を受光できる角度位置にθ駆動部167を設定して、局所的な位置ずれ量の分布をウエハ一括で把握できる。位置ずれが無い場合にはゼロであった1次回折光が現れるので、1次回折光の変化を観察すると変化を検出し易い。しかし、1次回折光が増えると同時に2次回折は減少するので、2次回折光を観察しても良い。更に、透明基板181および半導体基板183の位置にずれの増加に応じたピッチpに対する1次回折光の減少を計測してもよい(ピッチpに対する1次回折光は、光学条件が同じピッチ2pに対する2次回折光と区別できない)。
図12は、基板180のずれ量とピッチ2pに対する1次回折光強度の関係を、RCWA(Rigorous Coupled Wave Analysis)法により算出した結果を示すグラフである。なお、RCWA法では、電磁波としての入射光を波長毎に平面波に展開し、解析的に回折効率を求める。
検査光としては単色光を用いることが好ましく、ここではE線(波長546nm(TE偏光))を用いることとした。また、透明基板181として石英ウエハ、半導体基板183としてSiウエハを用いるものとした。
石英ウエハの屈性率は1.46、厚さは725μmとした。また、透明基板181および半導体基板183に形成した評価パターン182、184は、屈折率が1.52、厚さ200nmのレジストにより形成するものとした。更に、Siウエハは、屈折率4.09−0.03i、厚さ725μmとした。
図示のように、2p周期が0.3μmの場合の、1次回折光に着目する。理想的に位置合わせされて位置ずれが全く無い場合は、1次回折光が全く生じない。
しかしながら、位置ずれ量が20nmを越えた領域では、位置ずれにより複合パターン188のピッチがpからずれるので、1次回折光が明瞭に現れる。更に、位置ずれ量の増加につれて、1次回折光の強度が高くなる。これにより、2p周期が0.3μmの評価パターン182、184を用意して、評価部160において1次回折光の強度の増加を観察することにより、位置ずれ量を瞬時に把握できる。
なお、上記のように、1次回折光強度は、位置ずれ量が大きくなった場合に高くなる。このため、理想的な位置合わせが行われた場合に、1次回折光が全く現れない。しかしながら、1次回折光を有効に検出するには、光源162の出射強度か、撮像部164の感度を適切に設定しなければならない。
そこで、1次回折光の強度を参照して位置ずれを評価する場合は、光源162または撮像部164を較正する場合に使用できるように、意図的なピッチをずらした参照パターンを、評価パターン182、184と共に設けておくことが好ましい。このような参照パターンを設けることにより、何らかの理由で撮像部164の感度が無い場合と、位置合わせが理想的であった場合とを区別できる。
図13は、基板180のずれ量と2次回折光強度の関係を、RCWA法により算出した結果を示すグラフである。なお、用いた透明基板181、半導体基板183および評価パターン182、184の材料と仕様は、図12に示した計算と共通である。
ここで、2p周期が0.7μmの場合の、2次回折光に着目する。理想的に位置合わせされて位置ずれが全く無い場合は、評価パターン182、184により形成された複合パターン188が、ピッチpの繰り返しパターンを形成する。この複合パターン188に対応して、グラフには強い2次回折光が生じている。
しかしながら、位置ずれ量が80nmを越えた領域では、位置ずれにより複合パターン188のピッチがpからずれるので、2次回折光が明瞭に減少する。更に、位置ずれ量の増加につれて、2次回折光の強度は暫減する。
従って、2p周期が0.7μmの評価パターン182、184を用意して、評価部160において2次回折光の強度の減少を観察することにより、位置ずれ量を瞬時に把握できる。なお、評価部160に、複数の撮像部164を設けて、1次回折光強度と、2次回折光強度とを同時に観察してもよい。
図14は、接合精度の具体的な評価方法を模式的に示す図である。即ち、特定の回折光に着目した場合、位置ずれ量の有無または位置ずれ量の多寡は、明暗の差となって観測される。従って、図7に示したように、評価の対象となる基板180全体に検査光を照射して、撮像部164により基板180を一括して観察することにより、基板180全体の位置ずれ量の分布を瞬時に把握できる。
ここに示した例では、明るく見える素子領域189において位置ずれ量が大きい。これにより、位置ずれの分布に一定の傾向があることが一目瞭然となる。
即ち、所期の条件に対して、回折強度と位置ずれ量との関係を、理論的、実験的に予め同定しておくことにより、評価対象の位置ずれ量を定量化できる。また、生産ライン検査に用いる場合は、予め把握した関係に基づいて、合否判断基準を提供できる。
図15は、評価パターン182、184の他の形態を示す平面図である。図示のように、この評価ゲージ18においては、複合パターン188の繰り返し方向が互いに直交する2種類の複合パターンが、ひとつの評価ゲージに混在する。これにより、アライナ140における位置合わせ精度の分布を二次元的に把握することができる。
なお、回折光は、複合パターン188の繰り返し方向に発生する。従って、繰り返し方向の異なる複合パターン188を同時に計測する場合は、評価部160に、複数の光源162と複数の撮像部164とを設けることが望ましい。
また、複合パターン188に対して、単一の光源162から検査光を垂直に照射することにより、繰り返し方向の異なる複合パターン188において、同時に回折光を発生させることもできる。この場合は、撮像部164を複数設ければ足りる。
なお、繰り返し方向の種類は、互いに直交する2種類に限られるわけではない。従って、接合装置100あるいはアライナ140において基板180に生じる蓋然性が高いストレスに対応した繰り返し方向を有する多種の評価パターン182、184を形成してもよい。
図16は、評価パターン182、184の他の形態を示す平面図である。この形態では、素子が形成される素子領域189の間に生じるスクライブライン上に、評価パターン182、184により形成された複合パターン188が配される。
このような配置により、素子領域189に素子が形成されている積層半導体装置の製造工程において、複合パターン188を用いて位置合わせ精度を評価できる。また、素子領域189がダイシングにより切り分けられた場合にはスクライブラインは消滅するので、基板180の利用効率を低下させることなく評価できる。
なお、複合パターン188の配置はスクライブライン上に限られない。基板180縁部近傍の素子領域189の外側はもちろん、素子領域189の内側において使用されていない領域に複合パターンを配することもできる。更に、素子領域189に形成された素子に重ねて複合パターン188を形成することもできる。
このように、繰り返しパターンを含む評価ゲージ18を用いることにより、アライナ140における位置合わせ精度の分布を包括的且つ瞬時に把握できる。従って、アライナ140の保守、点検において、アライナの状態を容易且つ迅速に把握できる。
また、評価パターン182、184を用いた評価方法は、評価作業に要する時間が短いので、評価部160を接合装置100に実装することにより、生産工程上でアライナ140の位置合わせ精度を評価できる。従って、顕著な位置ずれが生じた基板180は、次の工程に送らずに、再びアライナ140に装填する等の対策ができる。これにより、材料の歩留りを向上させて積層型半導体装置の生産性を向上させることができる。
更に、製品となった積層型半導体装置の検品にも評価パターン182、184を用いた評価方法を適用することができる。即ち、接合装置100において加熱加圧部240で加熱加圧されて製品となった積層型半導体装置に対して、評価パターン182、184を用いた評価をすることにより、加熱加圧部240において発生した位置ずれも評価できる。換言すれば、評価ゲージ18を用いた評価部160および評価方法により、加熱加圧部240の動作精度も評価できる。
図17は、評価部160の他の構造を模式的に示す図である。なお、この評価部160において、図7に示した評価部160と共通の要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省く。評価部160は、評価ゲージ18に対して、互いに対称に形成された光路を含む照明光学系261および撮像光学系263を備える。
照明光学系261は、光源162、偏光フィルタ262および曲面反射鏡169を含む。光源162から出射された照明光は、偏光フィルタ262および曲面反射鏡169を経て、評価ゲージ18に透明基板181側から照射される。
偏光フィルタ262は、光源162から入射した照明光のうち、予め設定された特定の偏光面を有する直線偏光に限って透過させる。これにより、評価ゲージ18に入射する照明光を直線偏光とすることができる。ただし、偏光フィルタ262は、照明光の光路上からはずすこともできる。
また、偏光フィルタ262は、照明光学系261の光路上に挿入されている場合に、当該偏光フィルタ262の面内で回転させることもできる。これにより、評価ゲージ18に照射される直線偏光の偏光面を任意に設定できる。
曲面反射鏡169は、光源162および評価ゲージ18に対してテレセントリックな光学系を形成する。これにより、曲面反射鏡169に反射された照明光は、評価ゲージ18の各領域に対してテレセントリックな光として入射する。
光源162、偏光フィルタ262および曲面反射鏡169は個別に移動させることができる。これにより、後述する測定対象に応じて、照明光の照射角度を変更することもできる。
撮像光学系263は、曲面反射鏡169、偏光フィルタ264および撮像部164を含む。評価ゲージ18に反射された照明光は、曲面反射鏡169および偏光フィルタ264を経て撮像部164に入射する。曲面反射鏡169は、評価ゲージ18および撮像部164に対してテレセントリックな光学系を形成する。
偏光フィルタ264は、評価ゲージ18により反射された照明光のうち、予め設定された特定の偏光面を有する直線偏光に限って透過させ、撮像部164に入射させる。ただし、偏光フィルタ264は、撮像光学系263の光路上からはずすこともできる。
また、偏光フィルタ264は、撮像光学系263の光路上に挿入されている場合に、当該偏光フィルタ264の面内で回転させることもできる。これにより、撮像部164に撮像される直線偏光の偏光面を任意に選択できる。
評価ゲージ18は、図15に示した評価ゲージ18と同様に、複数の素子領域189を有する。素子領域189の各々は、オリエンテーションフラットに対して繰り返し方向が平行または直交する繰り返しパターンを含む複合パターン188を有する。
また、複合パターン188は、図3から図6までを参照して説明したように、ピッチ2pの評価パターン182、184およびアライメントパターン186、187を各々が有する透明基板181および半導体基板183を接合して形成される。従って、透明基板181および半導体基板183を接合した場合に位置ずれが生じていなければ、複合パターン188のピッチはpとなる。
偏光フィルタ262、264を照明光の光路から外した評価部160に、上記のような評価ゲージ18を装填して、透明基板181および半導体基板183の位置ずれを評価することができる。即ち、図8から図11を参照して説明したように、光源162から出射された検査光を評価ゲージ18に入射させ、評価ゲージ18において発生した特定次数の回折光強度を撮像部164により測定することにより、評価ゲージ18を形成する透明基板181および半導体基板183の位置ずれを検出することができる。
図18は、一対の偏光フィルタ262、264をいずれも有効にした状態の評価部160の光学的構造を模式的に示す図である。なお、図17と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
図示のように、照明光学系261において、評価ゲージ18に対する照明光の入射角度が複合パターン188に対して45°の角度をなすように、光源162、偏光フィルタ262および曲面反射鏡169が配される。これにより、照明光の偏光面も、複合パターン188に45°の角度をなす。
また、撮像光学系263においては、複合パターン188における構造性複屈折(後述)により楕円偏光となった光が、曲面反射鏡169および偏光フィルタ264を介して撮像部164に入射するように、曲面反射鏡169、偏光フィルタ264および撮像部164が配される。具体的には、照明光学系261から入射した照明光の正反射による反射光を受光する位置に配される。
ここで、偏光フィルタ262、264は、透過する直線偏光の偏光面が互いに直交するように配され、クロスニコルを形成する。
直線偏光が微細な繰り返しパターンに傾斜した入射角で入射した場合、複合パターン188の繰り返しパターンに平行な成分と直交する成分とは、振幅と位相とが個別に変化する構造性複屈折(form birefringence)を生じる。このため、複合パターン188からの出射光は、楕円偏光となる。なお、楕円偏光の、振動面が入射した直線偏光に対して垂直な成分(以下、偏光垂直成分と呼ぶ)は、複合パターン188を形成する材料の光学的特性(屈折率)、複合パターン188の形状等に依存して変化する。なお、楕円偏光の、入射した直線偏光に対して平行な成分も複合パターン188を形成する材料の光学的特性(屈折率)、複合パターン188の形状等に依存して変化するが、元の信号強度に対する変化割合は偏光垂直成分の場合に比べて小さいので、観察するには、偏光垂直成分の方が好ましい。
一方、撮像光学系263の偏光フィルタ264は、偏光垂直成分に限って透過する。複合パターン188における偏光垂直成分は、複合パターン188を形成するレジスト材料と、複合パターン188を形成する線形パターンの間隙(例えば空気により満たされる)との割合などに応じて変化する。
図19は、評価ゲージ18におけるレジスト層185の断面形状を模式的に示す図である。図19(R)に示すように、透明基板181および半導体基板183に位置ずれがなく、複合パターン188を形成するレジスト層185の変形もない理想的な評価ゲージ18の場合、透明基板181および半導体基板183の間隙において、レジスト層185および空隙が同じ割合で交互に配される。
これに対して、図19(S1)に示す評価ゲージ18では、図11に示した場合と同様に、透明基板181および半導体基板183に位置ずれが生じている。以下の説明において、位置ずれ量はS1により示す。また、図19(S2)に示す評価ゲージ18では、透明基板181側に形成されていたレジスト層185において、レジスト層185を構成するパターンの一部が加圧によって潰れることにより、その潰れたパターンの線幅が大きくなる変形がレジスト層に生じている。以下の説明において、パターンの変形量は図示のS2により示す。
更に、図19(S3)に示す評価ゲージ18では、透明基板181側に形成されていたレジスト層185の断面形状が変化する変形が生じている。また更に、図19(S4)に示す評価ゲージ18では、加圧によってレジスト層185全体が潰れることにより、レジスト層185を構成するパターンの線幅が変化する変形が生じている。また、図19(S5)に示す評価ゲージ18では、加圧によってレジスト層185全体が潰れることにより、レジスト層185を構成するパターン全体にその断面形状が変化する変形が生じている。なお、以下の説明において、それぞれの変形量をS3、S4およびS5により示す。
図20は、図19(S1)に示す位置ずれを有する評価ゲージ18について撮像部164が計測した、偏光垂直成分の強度と位置ずれ量S1との関係を光学シミュレーションにより計算した結果を示すグラフである。図20に示されたグラフのx軸はパターンの変形を示す位置ずれ量S1であり、y軸は検出された偏光垂直成分の強度である。図示のように、位置ずれ量S1の変化に従って直線偏光強度が変化するが、その変化は小さいことが判る。
図21は、レジスト層185が図19(S2)に示す変形を有する評価ゲージ18について撮像部164が計測した、偏光垂直成分の強度と変形量S2との関係を光学シミュレーションにより計算した結果を示すグラフである。図21に示されたグラフのx軸はパターンの変形量S2であり、y軸は検出された偏光垂直成分の強度である。図示のように、変形量S2の変化に従って偏光垂直成分の強度が大きく変化していることがわかる。
以下同様に、図22、図23および図24は、レジスト層185が図19(S3)、図19(S4)および図19(S5)に示す変形を有する評価ゲージ18について撮像部164が計測した、偏光垂直成分の強度と変形量S3、S4、S5との関係を光学シミュレーションにより計算した結果を示すグラフである。図22、図23および図24に示されたグラフのx軸はそれぞれパターンの変形量S3、S4、S5であり、y軸はそれぞれ検出された偏光垂直成分の強度である。図示のように、変形量S3、S4、S5の変化に従って、偏光垂直成分の強度が変化する。
透明基板181および半導体基板183に形成した評価ゲージパターンが、変形することなく正しく形成されていることを接合前に確認しておけば、図19のS2、S3,S5の変形は小さく、無視することができる。この場合は、変形は位置ずれ量S1および変形量S4となる。
ピッチ2pの回折光強度は、位置ずれ量S1の変化に対して変化し、変形量S4の変化に対してはほとんど変化しない性質があるので、予め接合の合わせズレと回折光強度の関係を求めておけば、回折光強度から、合わせズレの大きさを求めることができる。
一方、偏光垂直成分の強度は、位置ずれ量S1の変化に対しては小さく変化し、変形量S4の変化に対して大きく変化する。高い精度を求めない場合は、位置ずれ量S1の変化に対する変化を無視して、あらかじめ変形量S4と偏光垂直成分の強度との関係を求めておけば、直線偏光と垂直な成分の強度から、変形量S4を求めることができる。
高い精度が必要な場合は、位置ずれ量S1の変化に対する偏光垂直成分強度の変化と、変形量S4の変化に対する偏光垂直成分強度の変化を予め求めておき、まず回折光強度から位置ずれ量S1を求め、次にその位置ずれ量S1の変化に対する偏光垂直成分強度の変化量を求め、偏光垂直成分強度の変化量全体からその位置ずれ量S1の変化に対する偏光垂直成分の変化量を引くと変形量S4に対する偏光垂直成分の変化量が得られるので、それから変形量S4を高い精度で求めることができる。
位置ずれ量S1および変形量S4と回折光強度および偏光垂直成分強度の関係は、予め実験的に求めてもよいし、光学シミュレーションで求めておいても良い。また、評価ゲージ18と同じ構造を有して、レジスト層185の位置ずれまた変形が既知である参照ゲージを用意することにより求めてもよい。
一方、S2、S3、S5が無視できない場合については、S2とS3は分離するのが難しく、同様にS4とS5も分離するのが難しいので、S1、S2/S3、S4/S5の3種類に分類して、これらの量を求めるのが現実的である。この場合、パラメータが3つなので、3種類の光学条件で測定を行えば、これらの量を求めることができる。例えば、ピッチ2pの1次回折光、3次回折光、偏光変化、の3種類の測定を行えばよい。
なお、上記の例では、透明基板181および半導体基板183の位置ずれを併せて評価する目的で、ピッチ2pの評価パターン182、184を形成した透明基板181および半導体基板183を接合する構造とした。しかしながら、評価の対象を、レジスト層185の線幅および断面形状の変形に限る場合は、他の構造としてもよい。
図25は、評価部160の別の構造を模式的に表す図である。なお、図7および図17と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
図25に示す評価部160は、図7に示した評価部160に対して、回折光観察の光学系に抜き差し可能な変更フィルタ262および264を加え、θ駆動部167を動かして照明光の正反射光が撮像部164に入射するように構成したものである。このような構造により、変更フィルタ262、264の抜き差し、およびθ駆動部167の制御だけで、共通の光学系により回折光と偏光垂直成分とを観察することができ、評価部160を小型かつ安価に構成することができる。
図26は、評価ゲージ18の他の構造を示す断面図である。同図に示すように、この評価ゲージ18は、ピッチpの評価パターン182およびアライメントパターン186を有する透明基板181と、アライメントパターン187を有する半導体基板183とを貼り合わせて形成される。このような構造の評価ゲージ18を用いることにより、偏光垂直成分の測定結果において、透明基板181および半導体基板183の位置ずれに関係なく、レジスト層185の線幅および断面形状の変形を精度よく検知できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示していない限り、また、前の処理の出力を後の処理で用いない限り、任意の順序で実現し得ることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
接合装置100全体の構造を模式的に示す平面図である。 基板180の状態の変遷を模式的に示す図である。 基板180の状態の変遷を模式的に示す図である。 基板180の状態の変遷を模式的に示す図である。 基板180の状態の変遷を模式的に示す図である。 基板180の状態の変遷を模式的に示す図である。 評価パターン182、184の断面図である。 評価パターン182、184の平面図である。 合成された評価パターン182、184の断面図である。 合成された評価パターン182、184の平面図である。 評価部160の構造を模式的に示す図である。 評価パターン182、184における現象を示す部分拡大断面図である。 評価パターン182、184により生じる回折光強度を示す図である。 評価パターン182、184の変形を示す部分拡大断面図である。 評価パターン182、184により生じる回折光強度を示す図である。 基板180のずれ量と1次回折光強度の関係を示すグラフである。 基板180のずれ量と2次回折光強度の関係を示すグラフである。 接合精度の評価方法を模式的に示す図である。 評価パターン182、184の他の形態を示す平面図である。 評価パターン182、184の他の形態を示す平面図である。 評価部160の他の構造を模式的に示す図である。 評価部160の光学的構造を模式的に示す図である。 評価用レジスト層185のモデルを模式的に示す断面図である。 撮像部164が検出する偏光強度の変化を示すグラフである。 撮像部164が検出する偏光強度の変化を示すグラフである。 撮像部164が検出する偏光強度の変化を示すグラフである。 撮像部164が検出する偏光強度の変化を示すグラフである。 撮像部164が検出する偏光強度の変化を示すグラフである。 評価部160の他の構造を模式的に示す図である。 評価ゲージ18の他の構造を示す断面図である。
符号の説明
18 評価ゲージ、100 接合装置、101 筐体、102 常温部、111、112、113 基板カセット、120 制御盤、130 プリアライナ、140 アライナ、141 上ステージ、142 下ステージ、144 干渉計、145、210 断熱壁、146、222、224 シャッタ、150 ホルダストッカ、160 評価部、161 案内部、162 光源、163 X駆動部、164 撮像部、165 Y駆動部、167 θ駆動部、168 評価ステージ、169 曲面反射鏡、171、172、230 ロボットアーム、180 基板、181 透明基板、182、184 評価パターン、183 半導体基板、185 レジスト層、186、187 アライメントパターン、188 複合パターン、189 素子領域、190 基板ホルダ、191 溝、192 止め具、202 高温部、220 エアロック、240 加熱加圧部、261 照明光学系、262、264 偏光フィルタ、263 撮像光学系

Claims (22)

  1. 一対の基板の間に評価パターン層を挟んで前記一対の基板を接合する接合段階と、
    前記接合段階で接合された前記一対の基板の一方を透過する偏光を前記評価パターン層に照射して、前記評価パターン層から出射した光の偏光状態を測定する偏光測定段階と、
    前記偏光測定段階で測定された偏光状態の変化に基づいて、前記評価パターン層の形状の変形評価することで、前記一対の基板の接合精度を評価する評価段階とを含む接合評価方法。
  2. 前記偏光測定段階において、前記偏光は直線偏光であり、
    前記偏光状態は、前記評価パターン層から出射した光における、前記直線偏光に垂直な偏光成分である偏光垂直成分の強度により測定する
    請求項1に記載の接合評価方法。
  3. 前記評価段階では、前記偏光測定段階において測定した前記偏光垂直成分の強度が、予め定めた基準強度との差が大きい場合に、前記評価パターン層の変形が大きいと評価する請求項2に記載の接合評価方法。
  4. 前記偏光測定段階は、予め求めた接合精度および偏光状態の変化の関係を参照して、計測した偏光状態の変化に応じて接合精度を決定する決定段階を更に含む請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の接合評価方法。
  5. 前記一対の基板の一方を透過する検査光を前記評価パターン層に照射して、前記評価パターン層において生じた回折光の強度を測定する回折光測定段階を更に含む請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の接合評価方法。
  6. 偏光垂直成分の強度および回折光強度と接合精度との予め求めた関係と、
    測定した偏光状態の変化および回折光の強度に応じて接合精度を決定する決定段階と を更に含む請求項5に記載の接合評価方法。
  7. 前記決定段階は、前記一対の基板相互の位置ずれと前記パターン層の変形とに分離して接合精度を決定する請求項6に記載の接合評価方法。
  8. 接合された一対の基板の位置ずれ量を前記回折光強度から求め、当該位置ずれ量に対応した偏光状態の変化量を、測定した偏光状態の変化量から減じることにより、評価パターンの変形に起因する偏光状態の変化量を抽出する段階を更に含む請求項6に記載の接合評価方法。
  9. 前記偏光測定段階は、前記接合段階の後に加熱加圧された前記一対の基板に対して実行される請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の接合評価方法。
  10. 評価パターン層と前記評価パターン層を挟んで接合された一対の基板とを含む接合基板を保持する基板保持部と、
    前記保持部に保持された接合基板の前記評価パターン層に、前記一対の基板の一方を透過する偏光を照射する照明部と、
    前記評価パターン層からの出射光の偏光状態を測定し、測定された偏光状態の変化に基づいて、前記評価パターン層の形状の変形を評価することで、前記一対の基板の接合精度を評価する光測定評価部と
    を備える接合評価装置。
  11. 前記照明部は、直線偏光を照射し、
    前記光測定評価部は、前記評価パターン層から出射した光における、前記直線偏光に垂直な偏光成分である偏光垂直成分の強度を測定する請求項10に記載の接合評価装置。
  12. 前記光測定評価部は、予め求めた接合精度および偏光状態の変化の関係を格納した参照部と、前記参照部を参照して計測した偏光状態の変化に応じて接合精度を決定する決定部とを含む請求項10または請求項11に記載の接合評価装置。
  13. 前記保持部に保持された接合基板の前記評価パターン層に、前記一対の基板の一方を透過する検査光を照射する検査光照明部と、
    前記評価パターン層において生じた回折光の強度を測定する回折光測定部と
    を更に備える請求項12に記載の接合評価装置。
  14. 前記決定部は、接合精度と偏光状態の変化および回折光強度との予め求めた関係と、測定した偏光状態の変化および回折光の強度と、に応じて接合精度を評価する評価部を更に含む請求項13に記載の接合評価装置。
  15. 前記決定部は、接合された前記一対の基板の位置ずれとパターン変形とに分離して接合精度を決定する請求項14に記載の接合評価装置。
  16. 前記決定部は、接合された一対の基板の位置ずれ量を前記回折光強度から求め、当該位置ずれ量に対応した偏光状態の変化量を、測定した偏光状態の変化量から減じることにより、評価パターンの変形に起因する偏光状態の変化量を抽出する変形抽出部を更に含む請求項14に記載の接合評価装置。
  17. 前記照明部はテレセントリック光学系を含み、前記評価パターン層に対してテレセントリックな前記偏光を照射する請求項10から請求項16のいずれか1項に記載の接合評価装置。
  18. 前記評価パターン層から出射された光を前記光測定評価部に入射させるテレセントリック光学系を更に備える請求項10から請求項17のいずれか1項に記載の接合評価装置。
  19. 請求項10から請求項18までのいずれか1項に記載の接合評価装置と、
    前記一対の基板の一方を他方に対して位置合わせする位置合わせ装置と、
    前記位置合わせ装置により位置合わせされた前記一対の基板を加圧して貼り合わせる加圧装置と、
    を備える基板貼り合わせ装置。
  20. 前記位置合わせ装置は、当該位置合わせ装置により位置合わせされた前記一対の基板を前記接合評価装置により評価した場合に、前記一対の基板の位置合わせ精度が所与の評価基準を満たすように調整される請求項19に記載の基板貼り合わせ装置。
  21. 前記加圧装置は、前記位置合わせ装置により位置合わせされた前記一対の基板を前記接合評価装置により評価した場合に、前記一対の基板の位置合わせ精度が所与の評価基準を満たした場合に当該一対の基板を貼り合わせる請求項19または請求項20に記載の基板貼り合わせ装置。
  22. 前記評価装置は、前記加圧装置が貼り合わせた前記一対の基板の接合精度を評価する請求項19から請求項21までのいずれか1項に記載の基板貼り合わせ装置。
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