JP5373527B2 - 光干渉断層像形成装置及びその作動方法 - Google Patents

光干渉断層像形成装置及びその作動方法 Download PDF

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Description

本発明は、OCT(OCT:Optical Coherent Tomography)或いはOFDI(Optical Frequency-Domain Imaging)を利用した光干渉断層像形成装置及びその作動方法に関する。
バルーンカテーテルにOCTのための光ファイバを内蔵させた構成が特許文献1に記載されている。特許文献1によれば、光ファイバの先端をバルーン内壁の近傍に位置させることにより、食道や胃腸など、比較的径の大きい内腔においてより正確に組織の状態を観察可能にしている。
また、バルーンカテーテルの代表的な利用として、血管の狭窄部位に膨張可能な拡張部材(バルーン)を配置し、狭窄部位を拡張させ、血液の十分な通り道を回復させることが挙げられる(特許文献2参照)。また、特許文献2に記載されているように、ステントと呼ばれる膨張可能な管内補助具を当該狭窄部に装着させることにより、血流を回復させた部分の再狭窄を防止することが行われている。
一般にステントは収縮したバルーンの外周部に装着されて患部(狭窄部位)へ運ばれ、バルーンの拡張に応じて拡張され、血管内壁を押し広げた状態で固定される。このとき、ステントの拡張は、バルーンのサイズ、及びバルーンへの加圧状態により制御されることになる。
米国特許第6879851号明細書 特開平9−276414
しかしながら、バルーン及びステントの拡張状態を正確に把握、制御するのは容易ではなく、拡張不足が発生すると血管壁の拡張が十分になされない、ステントが血管の内壁に十分に密着しない等の障害が起こる可能性があり、過拡張状態が発生すると、血管壁に障害を起こす可能性がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、OCTやOFDIによる光干渉断層像形成を応用してバルーンによる血管壁の拡張状態、ステントの血管壁へ留置状態を監視し、血管の拡張及びステントの留置処置を適切に行えるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の一態様による光干渉像形成装置は以下の構成を備える。すなわち、
光の送受信を連続的に行う送受信部を有するプローブを接続し、該送受信部より体腔内での反射光を取得し、該取得した反射光に基づいて該体腔内の断面画像を生成する光干渉断層像形成装置であって、
流体の注入により膨張が可能なバルーンの装着位置において、前記送受信部による走査を行う走査制御手段と、
前記走査制御手段による走査により前記送受信部が受信した反射光に基づいて生成される断面画像に基づいて、前記バルーンによる血管の拡張状態を検出し、検出した血管の拡張状態に基づいて前記バルーンの加圧を停止するか否かを判定する判定手段と、を備え、
前記判定手段は、前記断面画像において、前記バルーンの周囲に装着されているステントのストラットと血管壁の位置を検出し、検出された前記ストラットと前記血管壁との位置関係に基づいて、前記バルーンの加圧を停止するか否かを判定する
本発明によれば、光干渉断層像形成を応用して、バルーンによる血管壁の拡張状態、ステントの血管壁へ留置状態が監視されるので、血管の拡張及びステントの留置処置をより適切に行える。
実施形態による光干渉断層像形成装置の外観構成を示す図。 光干渉断層像形成装置の機能構成例を示すブロック図。 波長掃引利用の光干渉断層像形成装置の機能構成例を示すブロック図。 光プローブの構成を示す図。 光プローブの先端部の構成を示す図。 ステントによる血管拡張処置を説明する図。 ステントと血管壁のプロファイルによるバルーンの加圧制御を説明するフローチャート。 ステントと血管壁のプロファイルによる加圧停止判定を説明するフローチャート。 ステントと血管壁のプロファイルによる加圧停止判定を説明するフローチャート。 ステントと血管壁のプロファイルによる加圧停止判定を説明するフローチャート。 反射光強度によるバルーンの加圧制御を説明するフローチャート。 参照血管情報を用いたバルーンの加圧制御を説明するフローチャート。 断面画像の表示例を示す図。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
1.光干渉断層像形成装置の外観構成
図1は実施形態にかかる画像形成装置(光干渉像形成装置または波長掃引利用の光干渉像形成装置)100の外観構成を示す図である。
図1に示すように、画像診断装置100は、光プローブ部101と、スキャナ/プルバック部102と、操作制御装置103とを備え、スキャナ/プルバック部102と操作制御装置103とは、信号線104(光ファイバと電気信号線を含む)により接続されている。
光プローブ部101は、直接血管内に挿入され、後述のイメージングコアを用いて血管内部の状態を測定する。スキャナ/プルバック部102は、光プローブ部101と着脱可能で、モータを内蔵し、光プローブ部101内のイメージングコアのラジアル動作を規定する。操作制御装置103は、血管内光干渉断層診断を行うにあたり、各種設定値を入力するための機能や、測定により得られたデータを処理し、断面画像として表示するための機能を備える。なお、ラジアル動作とは、イメージングコアを光プローブ101の軸方向への移動動作と、当該軸方向を回転軸とした回転動作とが組み合わされた動作である。
操作制御装置103において、111は本体制御部であり、測定により得られたデータを処理したり、処理結果を出力したりする。111−1はプリンタ/DVDレコーダであり、本体制御部111における処理結果を印刷したり、データとして記憶したりする。
112は操作パネル(インタフェース)であり、ユーザは該操作パネル112を介して、各種設定値の入力を行う。113は表示装置としてのLCDモニタであり、本体制御部111における処理結果を表示する。
2.光干渉像形成装置の機能構成
次に、本実施形態にかかる画像診断装置100のうち、光干渉像形成装置の主たる機能構成について図2を用いて説明する。
209は超高輝度発光ダイオード等の低干渉性光源である。低干渉性光源209は、その波長が1310nm程度で、その可干渉距離(コヒーレント長)が数μm〜10数μm程度であるような短い距離範囲でのみ干渉性を示す低干渉性光を出力する。このため、この光を2つに分割した後、再び混合した場合には分割した点から混合した点までの2つの光路長の差が数μm〜10数μm程度の短い距離範囲内の場合には干渉光として検出され、それよりも光路長の差が大きい場合には干渉光として検出されることはない。
低干渉性光源209の光は、第1のシングルモードファイバ228の一端に入射され、先端面側に伝送される。第1のシングルモードファイバ228は、途中の光カップラ部208で第2のシングルモードファイバ229及び第3のシングルモードファイバ232と光学的に結合されている。なお、光カップラ部とは、1つの光信号を2つ以上の出力に分割したり、入力された2つ以上の光信号を1つの出力に結合したりすることができる光学部品であり、低干渉性光源209の光は、当該光カップラ部208により最大で3つの光路に分割して伝送されうる。
第1のシングルモードファイバ228の光カップラ部208より先端側には、スキャナ/プルバック部102が設けられている。スキャナ/プルバック部102内には、非回転部と回転部との間を結合し、光を伝送する光ロータリジョイント203が設けられている。更に、光ロータリジョイント203内の第4のシングルモードファイバ230の先端側は、光プローブ部101の第5のシングルモードファイバ231と、アダプタ202を介して着脱自在に接続されている。これにより光の送受信を繰り返すイメージングコア201内に挿通され回転駆動可能な第5のシングルモードファイバ231に、低干渉性光源209からの光が伝送される。
第5のシングルモードファイバ231に伝送された光は、イメージングコア201の先端側から血管内の生体組織に対して、ラジアル動作しながら照射される(ラジアル走査)。そして、生体組織の表面あるいは内部で散乱した反射光の一部はイメージングコア201により取り込まれ、逆の光路を経て第1のシングルモードファイバ228側に戻り、光カップラ部208によりその一部が第2のシングルモードファイバ229側に移る。そして、第2のシングルモードファイバ229の一端から出射され、光検出器(例えばフォトダイオード210)にて受光される。
なお、光ロータリジョイント203の回転部側は回転駆動装置204のラジアル走査モータ205により回転駆動される。また、ラジアル走査モータ205の回転角度は、エンコーダ部206により検出される。更に、スキャナ/プルバック部102は、直線駆動装置207を備え、信号処理部214からの指示に基づいて、イメージングコア201の軸方向(体腔内の末梢方向およびその反対方向)の移動(軸方向動作)を規定している。軸方向動作は、信号処理部214からの制御信号に基づいて、直線駆動装置207が光ロータリジョイント203を含むスキャナを移動させることにより実現される。この際、光プローブ部101のカテーテルシースは血管内に固定されたままで、カテーテルシース内に格納されているイメージングコア201のみが軸方向に移動することで、血管壁を傷つけることなく軸方向動作が行われる。
一方、第3のシングルモードファイバ232(参照光路)の光カップラ部208と反対側には、参照光の光路長を変える光路長の可変機構216が設けてある。この光路長の可変機構216は生体組織の深さ方向(測定光の出射の方向)の検査範囲に相当する光路長を高速に変化させる第1の光路長変化手段と、光プローブ部101を交換して使用した場合の個々の光プローブ部101の長さのばらつきを吸収できるように、その長さのバラツキに相当する光路長を変化させる第2の光路長変化手段とを備えている。
第3のシングルモードファイバ232の先端に対向して、この先端とともに1軸ステージ220上に取り付けられ、矢印223に示す方向に移動自在のコリメートレンズ221を介して、ミラー219が配置されている。また、このミラー219と対応するレンズ218を介して回動可能なガルバノメータ217が第1の光路長変化手段として取り付けられている。このガルバノメータ217はガルバノメータコントローラ224により、矢印222方向に高速に回転される。
ガルバノメータ217はガルバノメータのミラーにより光を反射させるものであり、参照ミラーとして機能するガルバノメータに交流の駆動信号を印加することによりその可動部分に取り付けたミラーを高速に回転させるように構成されている。つまり、ガルバノメータコントローラ224より、ガルバノメータ217に対して駆動信号が印加され、該駆動信号により矢印222方向に高速に回転することで、参照光の光路長が、生体組織の深さ方向の検査範囲に相当する光路長だけ高速に変化することとなる。この光路差の変化の一周期が一ライン分の干渉光を取得する周期となる。
一方、1軸ステージ220は光プローブ部101を交換した場合に、光プローブ部101の光路長のバラツキを吸収できるだけの光路長の可変範囲を有する第2の光路長変化手段として機能する。さらに、1軸ステージ220はオフセットを調整する調整手段としての機能も備えている。例えば、光プローブ部101の先端が生体組織の表面に密着していない場合でも、1軸ステージ220により光路長を微小変化させることにより、生体組織の表面位置からの反射光と干渉させる状態に設定することが可能となる。
光路長の可変機構216で光路長が変えられた光は第3のシングルモードファイバ232の反対側の端部に設けた光カップラ部208で第1のシングルモードファイバ228側から得られた光と混合されて、第2のシングルモード光ファイバ229を介して干渉光としてフォトダイオード210にて受光される。このようにしてフォトダイオード210にて受光された干渉光は光電変換され、アンプ211により増幅される。
その後、復調器212に入力され、復調器212では干渉した光の信号部分のみを抽出する復調処理を行い、その出力はA/D変換器213に入力される。A/D変換器213では、干渉光信号を例えば200ポイント分サンプリングして1ラインのデジタルデータ(「干渉光データ」)を生成する。この場合、サンプリング周波数は、光路長の1走査の時間を200で除した値となる。
A/D変換器213で生成されたライン単位の干渉光データは、信号処理部214に入力される。信号処理部214では生体組織の深さ方向の干渉光データをビデオ信号に変換することにより、血管内の各位置での断面画像を形成し、所定のフレームレートでLCDモニタ215(図1の参照番号113に対応する)に出力する。
信号処理部214は、更に光路長調整手段制御装置226と接続されている。信号処理部214は光路長調整手段制御装置226を介して1軸ステージ220の位置の制御を行う。また、信号処理部214はモータ制御回路225と接続され、ラジアル走査モータ205の回転駆動を制御する。また、信号処理部214は、直線駆動装置207を制御することにより、ラジアル動作のうちの、光プローブ101の軸方向に沿った移動動作を制御する。光プローブ101の軸方向に沿った移動動作が手動で行われる場合でも、直線駆動装置207はその移動量を信号処理部214に通知する。また、信号処理部214は、参照ミラー(ガルバノメータミラー)の光路長の走査を制御するガルバノメータコントローラ224と接続され、ガルバノメータコントローラ224は信号処理部214へ駆動信号を出力する。モータ制御回路225では、この駆動信号に基づいてガルバノメータコントローラ224と同期をとる。加圧部240は、信号処理部214からの指令に応じて、本実施形態のカテーテルが具備するバルーン413(図4により後述)へ、注入ポート421(図4により後述)を介して流体(気体または液体)を注入し、バルーン413を膨張させたり、収縮させたりする。
3.波長掃引利用の光干渉像形成装置の機能構成
次に、本実施形態にかかる画像診断装置100のうち、波長掃引利用の光干渉像形成装置の主たる機能構成について図3を用いて説明する。図3は、波長掃引利用の光干渉像形成装置100の機能構成を示す図である。
308は波長掃引光源であり、Swept Laserが用いられる。SweptLaserを用いた波長掃引光源308は、SOA315(semiconductor optical amplifier)とリング状に結合された光ファイバ316とポリゴンスキャニングフィルタ(308b)よりなる、Extended-cavityLaserの一種である。SOA315から出力された光は、光ファイバ316を進み、ポリゴンスキャニングフィルタ308bに入り、ここで波長選択された光は、SOA315で増幅され、最終的にカップラ314(coupler)から出力される。
ポリゴンスキャニングフィルタ308bでは、光を分光する回折格子312とポリゴンミラー309との組み合わせで波長を選択する。具体的には、回折格子312により分光された光を2枚のレンズ(310、311)によりポリゴンミラー309の表面に集光させる。これによりポリゴンミラー309と直交する波長の光のみが同一の光路を戻り、ポリゴンスキャニングフィルタ308bから出力されることとなるため、ポリゴンミラー309を回転させることで、波長の時間掃引を行うことができる。ポリゴンミラー309は、例えば、32面体のミラーが使用され、回転数が50000rpm程度である。ポリゴンミラー309と回折格子312とを組み合わせた波長掃引方式により、高速、高出力の波長掃引が可能である。
カップラ314から出力された波長掃引光源308の光は、第1のシングルモードファイバ330の一端に入射され、先端側に伝送される。第1のシングルモードファイバ330は、途中の光カップラ部334で第2のシングルモードファイバ337及び第3のシングルモードファイバ331と光学的に結合されている。従って、第1のシングルモードファイバ330に入射された光は、この光カップラ部334により最大で3つの光路に分割されて伝送される。
第1のシングルモードファイバ330の光カップラ部334より先端側には、非回転部と回転部との間を結合し、光を伝送する光ロータリジョイント303が設けられている。更に、光ロータリジョイント303内の第4のシングルモードファイバ335の先端側は、光プローブ部101の第5のシングルモードファイバ336とアダプタ302を介して着脱自在に接続されている。これによりイメージングコア301内に挿通され回転駆動可能な第5のシングルモードファイバ336に、波長掃引光源308からの光が伝送される。
伝送された光は、イメージングコア301の先端側から体腔内の生体組織に対してラジアル走査しながら照射される。そして、生体組織の表面あるいは内部で散乱した反射光の一部がイメージングコア301により取り込まれ、逆の光路を経て第1のシングルモードファイバ330側に戻る。さらに、光カップラ部334によりその一部が第2のシングルモードファイバ337側に移り、第2のシングルモードファイバ337の一端から出射され、光検出器(例えばフォトダイオード319)にて受光される。
なお、光ロータリジョイント303の回転部側は回転駆動装置304のラジアル走査モータ305により回転駆動される。また、ラジアル走査モータ305の回転角度は、エンコーダ部306により検出される。更に、スキャナ/プルバック部102は、直線駆動装置307を備え、信号処理部323からの指示に基づいて、イメージングコア301の軸方向動作を規定している。
一方、第3のシングルモードファイバ331の光カップラ部334と反対側の先端側には、参照光の光路長を微調整する光路長の可変機構325が設けられている。この光路長の可変機構325は光プローブ部101を交換して使用した場合の個々の光プローブ部101の長さのばらつきを吸収できるように、その長さのばらつきに相当する光路長を変化させる光路長変化手段を備えている。
第3のシングルモードファイバ331の先端に対向して、この先端とともに1軸ステージ332上に取り付けられ、矢印333に示す方向に移動自在のコリメートレンズ326を介して、ミラー327が配置されている。また、このミラー327と対応するレンズ328を介して参照ミラー329が取り付けられている。第3のシングルモードファイバ331およびコリメートレンズ326は、その光軸方向に矢印333で示すように移動自在な1軸ステージ332上に設けられており、光路長変化手段を形成している。具体的には、1軸ステージ332は光プローブ部101を交換した場合に、光プローブ部101の光路長のばらつきを吸収できるだけの光路長の可変範囲を有する光路長変化手段として機能する。さらに、1軸ステージ332はオフセットを調整する調整手段としての機能も備えている。例えば、光プローブ部101の先端が生体組織の表面に密着していない場合でも、1軸ステージにより光路長を微小変化させることにより、生体組織の表面位置からの反射光と干渉させる状態に設定することが可能となる。
光路長の可変機構325で光路長が微調整された光は第3のシングルモードファイバ331の端部に設けた光カップラ部334で第1のシングルモードファイバ330側から得られた光と混合されて、第2のシングルモード光ファイバ337を介してフォトダイオード319にて受光される。このようにしてフォトダイオード319にて受光された干渉光は光電変換され、アンプ320により増幅された後、復調器321に入力される。この復調器321では干渉した光の信号部分のみを抽出する復調処理を行い、その出力は干渉光信号としてA/D変換器322に入力される。
A/D変換器322では、干渉光信号を例えば180MHzで2048ポイント分サンプリングして、1ラインのデジタルデータ(干渉光データ)を生成する。なお、サンプリング周波数を180MHzとしたのは、波長掃引の繰り返し周波数を40kHzにした場合に、波長掃引の周期(12.5μsec)の90%程度を2048点のデジタルデータとして抽出することを前提としたものであり、特にこれに限定されるものではない。
A/D変換器322にて生成されたライン単位の干渉光データは、信号処理部323に入力される。測定モードの場合、信号処理部323では干渉光データをFFT(高速フーリエ変換)により周波数分解して深さ方向のデータを生成し、これを座標変換することにより、血管内の各位置での断面画像を形成し、所定のフレームレートでLCDモニタ317(図1の参照番号113に対応する)に出力する。
信号処理部323は、更に光路長調整手段制御装置318と接続されている。信号処理部323は光路長調整手段制御装置318を介して1軸ステージ332の位置の制御を行う。また、信号処理部323はモータ制御回路324と接続され、モータ制御回路324のビデオ同期信号を受信する。信号処理部323では、受信したビデオ同期信号に同期して断面画像の形成を行う。また、信号処理部323による直線駆動装置307や加圧部240に対する制御は、図2で説明したとおりである。
また、このモータ制御回路324のビデオ同期信号は、回転駆動装置304にも送られ、回転駆動装置304はビデオ同期信号に同期した駆動信号を出力する。
4.光プローブ部101の構成
4.1 光プローブ部101の全体構成
次に光プローブ部101の全体構成について図4を用いて説明する。本実施形態の光プローブ部101は、その先端側に拡張可能なバルーンを有するバルーンカテーテルとして機能するものである。
図4の(a)に示すように、光プローブ部101は、血管内に挿入される長尺のカテーテルシース401と、ユーザが操作するために血管内に挿入されずユーザの手元側に配置されるコネクタ402により構成される。シースの先端には、ガイドワイヤルーメン403が形成されており、カテーテルシース401は、ガイドワイヤルーメン403との接続部からコネクタ402との接続部にかけて連続する管腔として形成されている。404はガイドワイヤであり、光プローブ部101をこのガイドワイヤ404に沿って進ませることにより、血管内の所望の処置部位へ光プローブ部101を到達させることができる。したがって、ガイドワイヤルーメン403は、予め体腔内に挿入されたガイドワイヤ404を受け入れ、ガイドワイヤ404によってカテーテルシース401が患部まで導かれるのに使用される。
コネクタ402は、カテーテルシース401の基端に一体化して構成されたシースコネクタ402aと駆動シャフトの基端に設けられ、駆動シャフトを回転可能に保持するよう構成された駆動シャフトコネクタ402bとからなる。シースコネクタ402aとカテーテルシース401の境界部には、耐キンクプロテクタ411が設けられている。これにより所定の剛性が保たれ、急激な変化による折れ曲がり(キンク)を防止することができる。駆動シャフトコネクタ402bの基端は、スキャナ/プルバック部102と接続可能なアダプタ202(302)の一部を構成している。
カテーテルシース401の先端側であって、ガイドワイヤルーメン403の手前には、流体の注入により膨張が可能なバルーン431が設けられている。バルーン431は、図4の(c)に示すバルーン拡張用注入ルーメン441と連通している。バルーン431には異パン的に用いられているバルーンカテーテルのバルーンを用いることができる。但し、バルーン431に用いられる材質としては赤外線を透過することが必要であり、バルーン431に好適な材質としては、例えば、シリコンゴム、ポリウレタン、天然ゴム、ポリアミド−ポリエーテル共重合体、ポリエチレン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、フッ素樹脂、フッ素ゴム等が挙げられる。又、シースコネクタ402aには、加圧部240やシリンジ(不図示)等の取り付けが可能な注入ポート421が設けられている。注入ポート421はバルーン拡張用注入ルーメン441と連通しており、注入ポート421より流体を注入することにより、バルーン431を膨張させることができる。また、図4の(c)において、駆動シャフト用ルーメン442には、図5により後述する駆動シャフト513が、カテーテルシース401に対して相対的にスライド可能に挿入される。
図4の(b)は、後述の駆動シャフト513をカテーテルシース401に対して相対的にスライドさせた様子を示す図である。同図に示すように、シースコネクタ402aは固定された状態で、駆動シャフトコネクタ402bを基端側方向に(矢印451方向に)スライドさせれば、内部の駆動シャフト513やその先端に固定されたハウジング511(図5)が軸方向にスライドすることとなる。この軸方向のスライドは、ユーザが手動で行ってもよいし、電動で行っても良い。なお、駆動シャフトコネクタ402bの先端側には、高速回転する駆動シャフト513が露出しないように、保護内管452が設けられている。
4.2 光プローブ部101の先端部の構成
次に、光プローブ部101の先端部の構成について図5を用いて説明する。図5において、カテーテルシース401の管腔内部には、測定光を送受信する送受信部512が配されたハウジング511と、それを回転させるための駆動力を伝達する駆動シャフト513とを備えるイメージングコア201(301)がほぼ全長にわたって挿通されており、光プローブ部101を形成している。
送受信部512は駆動シャフト513を挿通する光ファイバによって送られた測定光の光軸を側方に反射させるミラー(不図示)を内蔵する。送受信部512では、体腔内組織に向けて測定光が送信されるとともに、体腔内組織からの反射光が受信される。駆動シャフト513はコイル状に形成され、その内部には信号線(シングルモードファイバ)が配されている。
ハウジング511は、短い円筒状の金属パイプの一部に切り欠き部を有した形状をしており、金属塊からの削りだしやMIM(金属粉末射出成形)等により成形される。ハウジング511は、内部に送受信部512を保持し、基端側は駆動シャフト513と接続されている。また、先端側には短いコイル状の弾性部材502が設けられている。弾性部材502はステンレス鋼線材をコイル状に形成したものであり、弾性部材502が先端側に配されることで、イメージングコア201の回転時の安定性が向上する。
501は補強コイルであり、カテーテルシース401の先端部分の急激な折れ曲がりを防止する目的で設けられている。駆動シャフト513は、カテーテルシース401に対して回転動作及び軸方向動作することが可能であり、柔軟で、かつ回転をよく伝達できる特性をもつ、例えば、ステンレス等の金属線からなる多重多層密着コイル等により構成されている。
4.信号処理部214,323の処理について
4.1 ステントによる血管拡張処置
まず、血管における狭窄部位を拡張し、ステントにより拡張状態を保持させるための処置の概要について説明する。図6はステントによる狭窄部位の拡張処置を説明する図である。収縮した状態のバルーン431の外周に拡張が可能なステント16が装着された光プローブ部401を、ガイドワイヤ404に沿って血管10の内部を進ませ、処置対象である狭窄部位12の位置で固定する(図6の(a))。ステント16は、一般に、延伸性のあるステンレススチールの格子やメッシュにより形成されており、バルーン431の膨張に従って拡張される(図6の(b))。ステントやバルーンの膨張径は、ステントを埋め込む位置(大動脈、冠状動脈、腸骨下動脈、大腿動脈、鎖骨下動脈、腎動脈、頸動脈など)の内径に応じて決定されることになる。なお、バルーン431の長さは、ステント16の長さよりも幾分長いものとする。バルーン431の膨張は、注入ポート421より流体を供給して加圧することによりなされる。図6の(b)に示すように、バルーン431の膨張により、ステント16も拡張して血管10の血管壁にあたり、狭窄部位12を拡張する。こうして、拡張したステント16は血管10の管壁に埋め込まれる。その後、バルーン431を収縮して抜き取ることにより、図6の(c)に示されるように当該狭窄部位12を解放させた状態に維持するべくステント16が残る。
4.2 ステントと血管内壁のプロファイルによる加圧停止の判定
図7は、本実施形態による、ステントとバルーンのプロファイル(外形等)によるバルーンの加圧制御を含む、血管拡張処置の処理手順を説明するフローチャートである。信号処理部214,323は、不図示のCPUを有し、不図示のメモリに格納されたプログラムを実行することにより、以下に説明する処理を実現する。なお、以下では、図2に示した光干渉断層像形成装置の信号処理部214の動作として説明するが、図3に示した光干渉断層像形成装置の信号処理部323にも同様の処理が適用可能である。
図6の(a)に示すような状態に光プローブ部101を配置したら、操作者は操作パネル112を操作して図7に示す処理を起動させる。ステップS101において、信号処理部214は加圧部240にバルーン431への流体の注入を開始させ、バルーン431を膨張させる。なお、注入ポート421にシリンジを装着して手動で加圧を行う場合は、ステップS101の処理は不要となる。次に、ステップS102においてオートトレースにより内腔がトレースできるか否かを判定し、できると判定されたなら処理はステップS103へ進む。なお、オートトレースによる内腔のトレースが可能か否かの判定は、血液と血管の反射強度/減衰強度の差異を利用して行われる。たとえば、光プローブ部101によりラジアル走査を行って、その反射強度の統計値(例えば、反射強度の総和、或いは、標準偏差等)を取得することにより、トレースによって血管壁を観察できるかが判定される。なお、オートトレースによる内腔のトレースが可能か否かの判定においては、光プローブ部101の軸方向の固定位置において、送受信部512による回転走査を行えばよいが、軸方向の複数位置での反射強度/減衰強度を測定して判定するようにしても良い。
ステップS103において、信号処理部214は、回転駆動装置304及び直線駆動装置307により、光プローブ101の軸方向へイメージングコア201を移動させるとともに当該軸周りに回転させながら(ラジアル動作)、イメージングコア201の先端部から光照射を行ってラジアル走査を行う。そして、ステップS104において、信号処理部214は、ラジアル走査によって得られた光干渉データから所定時間間隔(或いは所定距離間隔)複数の断層像を得る。なお、所定時間間隔、或いは所定距離間隔は、ユーザにより所望の値が設定されても良い。或いは、所望の数を指定することにより、ラジアル走査の軸方向に等間隔に並ぶ指定された数の断層像を得るようにしても良い。また、ラジアル走査の軸方向の走査は、バルーン431が装着されている範囲を行えばよい。
また、このとき、得られた断層像をモニタ215に表示するようにしても良い。この場合の表示例を図13に示す。図13では、光プローブ101の軸方向に沿った6箇所において断層像が取得され、表示ウインドウ1301に表示されている様子が示されている。なお、断層像の表示1302は、ステップS104で取得された断層像から間引きして表示するようにしてもよい。また、図13の表示例では、各断層像から検出されたステントストラット(以下、単にストラットとも言う)の位置による閉領域1311と、検出された血管壁の位置による閉領域1312とが示されている。また、表示部1303には、断層像の取得位置を模式的に示す表示がなされている。
続いて、ステップS105において、信号処理部214はステップS104で取得した画像からステントのストラットと血管の内壁を検出し、ストラットと血管内壁のプロファイルを求め、加圧を停止するか否かを判定する。ステップS105の処理については、後述する。ステップS105において「加圧停止」と判定されると、処理はステップS106からステップS107へ進み、信号処理部214は加圧部240による加圧を停止させ、バルーン431を収縮させる。なお、手動でバルーン431を膨張させている場合は、モニタ215等に、加圧の停止を指示する通知を行う。
〈加圧停止判定処理(その1)〉
図8は、ステップS105における加圧停止の判定処理を説明するフローチャートである。ステップS201において、信号処理部214は、ステップS104で取得した複数の画像(例えば、図13の6枚の画像)のうちの一つを選択する。そして、ステップS202において、選択した画像からステントのストラットと血管内壁とを検出する。ステップS203において、信号処理部214は、検出したストラットの位置に基づいて閉領域を特定する。閉領域の特定の仕方としては、周知のフィッティング処理により円或いは楕円を特定することが挙げられる。同様に、ステップS204において、信号処理部214は、検出した血管内壁の位置に基づいて閉領域(例えば、円または楕円)を特定する。
ステップS205において、信号処理部214は、ストラットの検出位置から特定された閉領域と血管内壁の検出位置から特定された閉領域との面積差を求める。そして、この面積差が所定値以下であれば、処理をステップS206に進める。ステップS206において、信号処理部214は、ステップS104で取得した複数の画像のすべてについて上述した面積差の比較を終えたか否かを判定する。まだ未処理の画像があれば処理をステップS201に戻す。ステップS206において、複数の画像のすべてについて上記処理を終えたと判定された場合は、それら複数の画像のすべてにおいてストラットによる閉領域と血管内壁による閉領域の面積差が所定値以下であったことになる。即ち、ラジアル走査を行った領域において、ストラットと血管内壁のプロファイルが良く一致しており、ステントが血管内壁に好適に組み込まれていると判断される。よって、所定はステップS206からステップS207へ進み、判定結果を「加圧停止」として処理をステップS106へ進める。
他方、ステップS205において、閉領域の面積差が所定値を超えている場合は、ステップS208において判定結果が「加圧継続」となる。即ち、ステップS104で取得された複数の画像のうちの一つでもステントによる閉領域と血管内壁による閉領域の面積差が所定値を超えていた場合は、ステントの血管内壁への組み込みは不十分であり、「加圧継続」と判定されることになる。なお、面積差の変わりに面積比を用いても良い。この場合、ストラットによる閉領域の面積と血管内壁による閉領域の面積との比が1に近いほど、両閉領域が一致していることになる。従って、面積比が例えば0.9〜1.0未満の間にある場合にはステップS205でYESに分岐し、それ以外の場合はNOに分岐するようにすればよい。
また、上記処理では、ステップS104で取得した全ての断層像についてステップS205による判定が加圧停止となることが要求されるが、これに限られるものではない。即ち、ステップS104で取得した断層像のうちの所定数(もしくは所定割合)の断層像においてステップS205における判定が加圧停止となれば、ステップS106における判定を加圧停止とするようにしてもよい。例えば、図13の6枚の画像のうち、4枚の画像においてステップS205の判定が加圧停止となれば、ステップS106における判定を加圧停止とするようにしてもよい。また、光プローブ101の軸方向に並ぶ断層像のうちの所定位置の断層像、例えば両端側の所定範囲の断層像のみを判定対象とするようにしても良い。また、安全のために、所定の時間経過したら、バルーンへの圧力が所定値を超えたら、若しくは、ユーザの指示等により加圧停止するように構成しても良いことは言うまでもない。
〈加圧停止判定処理(その2)〉
図9はステップS105における加圧判定処理の他の例を示すフローチャートである。図9において図8と同様の処理を行うステップには、図8と同一のステップ番号を付している。ステップS213では、ステップS201で選択した画像においてステップS202で検出したストラットのうち、血管内壁から距離が所定値を超えるストラットを血管内壁より浮いているストラットとし、その数をカウントする。そして、浮いていると判定されたストラットの数と当該画像におけるストラットの全数との比を求める(ストラットの全数に対して浮いているストラットの数が少ないほど比が小さくなる)。ステップS215において、信号処理部214は、ステップS214で算出した比が所定値以下であれば、ステップS206、そうでなければステップS208に進む。
以上の処理により、ステップS104で取得した複数の画像のすべてにおいてステップS214で算出された比が所定値以下の場合に、信号処理部214は「加圧停止」と判定することになる。また、ステップS104で取得した複数の画像のうちの一つでも、ステップS214で算出された比が所定値を超える場合は、信号処理部214は「加圧継続」と判定する。なお、上述のようにステップS104で取得した断層像のうちの所定数(もしくは所定割合)の断層像においてステップS215における判定が加圧停止となれば、ステップS106における判定を加圧停止とするようにしてもよい。また、光プローブ101の軸方向に並ぶ断層像のうちの所定位置の断層像、例えば両端側の所定範囲の断層像のみを判定対象とするようにしても良い。
〈加圧停止判定処理(その3)〉
図10はステップS105における加圧判定処理の他の例を示すフローチャートである。図10において図8と同様の処理を行うステップには、図8と同一のステップ番号を付している。
ステップS221において、信号処理部214は、ステップS104で取得した複数の画像の各々についてストラットと血管内壁の位置を検出する。ステップS222において、信号処理部214は、各画像において検出されたストラットの位置に基づいて各画像におけるストラットによる閉領域の面積を求め、閉領域を光プローブの軸方向へ積分することにより得られるストラットによる閉空間の体積(近似値)を求める。例えば、各画像における閉領域の面積に画像間の距離を乗じ、これをステップS104で取得したすべての画像について行って足し合わせることで、閉空間の体積を求める。同様に、ステップS223において、信号処理部214は、各画像において検出された血管内壁の位置に基づいて各画像における血管内壁による閉領域の面積を求め、求めた閉領域を光プローブの軸方向へ積分することにより得られる血管内壁による閉空間の体積(近似値)を求める。
ステップS224において、ステップS222とS223で求めたストラットによる閉空間の体積と血管内壁による閉空間の体積との差が所定値以下であれば、処理はステップS207に進み、「加圧停止」と判定される。他方、ステップS222とS223で求めたストラットによる閉空間の体積と血管内壁による閉空間の体積との差が所定値を超える場合には、処理はステップS208へ進み、「加圧継続」と判定される。
なお、上記では体積差と所定値を比較することにより「加圧停止」か「加圧継続」かを判定したが、これに限られるものではない。例えば、体積比を用いてもよい。この場合、ストラットによる閉空間の体積と血管内壁による閉空間の体積との比が1に近いほど、両閉領域が一致していることになる。従って、体積比が例えば0.9〜1.0未満の間にある場合にはステップS224でYESに分岐し、それ以外の場合はNOに分岐するようにすればよい。
4.3 血管内壁からの反射強度による加圧停止の判定
図11は、本実施形態による、ステントとバルーンによる血管拡張処置の他の処理手順の例を説明するフローチャートである。図7と同様の処理には同一のステップ番号を付してある。
ステップS121において、信号処理部214は、軸方向の複数位置のそれぞれにおいて1周分の干渉データを取得する。複数位置としては、図7のステップS104において説明した位置を採用することができる。ステップS122において、信号処理部214は、ステップS121で取得した複数の1周分の干渉データのうちの一つを選択する。そして、ステップS123において、当該選択された干渉データから、血管内壁から、1周分の反射光の強度(反射強度)を検出する。ステップS124において、信号処理部214は、ステップS123で得られた反射強度を統計処理する。例えば、得られた1周分の反射強度の総和、平均値、標準偏差のいずれかを算出する。
そして、ステップS125において、信号処理部214は、算出された統計値に基づいて加圧を継続するか否かを判定する。例えば、反射強度の総和が所定閾値よりも小さい場合、平均値が所定閾値よりも小さい場合、或いは、標準偏差が所定閾値よりも大きい場合には加圧を継続すると判定する。そして、加圧を継続すると判定された場合には、処理はステップS126からステップS103へ戻り、上記の処理が繰り返される。他方、加圧を継続すると判定されなければ、ステップS126からステップS127へ進み、ステップS121で取得したすべての干渉データについて上記判定を行ったか否かをチェックする。未処理の干渉データがある場合は、ステップS122に戻り、別の干渉データについて上記判定を実行する。ステップS127においてすべての干渉データについて処理が完了したと判定された場合は、ステップS121で取得したすべての干渉データについて加圧を継続しないと判定されたことになる。従って、処理はステップS107にすすみ、信号処理部214は加圧を停止する旨の出力を行う。
なお、上記処理では断層像の形成と表示の処理を省略したが、ステップS104で説明したような断層像の取得と表示を行っても良いことは言うまでもない。また、上述のようにステップS121で取得した干渉データのうちの所定数(もしくは所定割合)の干渉データにおいてステップS126における判定が加圧停止となれば、ステップS107における加圧停止を実行するようにしてもよい。また、光プローブ101の軸方向に並ぶ1周分の干渉データのうちの所定位置の干渉データ、例えば両端側の所定範囲の干渉データのみを判定対象とするようにしても良い。
4.4 参照血管との比較による加圧停止の判定
図12は本実施形態による、ステントとバルーンによる血管拡張処置の他の処理手順の例を説明するフローチャートである。図7と同様の処理には同一のステップ番号を付してある。
まず、ステップS131において参照血管の情報を入力する。参照血管の情報とは、狭窄部位の前後の血管のサイズ情報(例えば、参照血管の径、長径と短径、面積などのいずれかを含む)であり、マニュアルにより入力されても良いし、事前に内腔オートトレースにより計測し、これを保持しておくようにしてもよい。
ステップS101〜S104は図7で説明したとおりである。
ステップS132において、信号処理部214は、ステップS104で取得した複数の画像のうちの一つを選択する。ステップS133において、信号処理部214は、選択した画像から血管内壁の位置を検出する。そして、ステップS134において、信号処理部214は、ステップS131で入力された参照血管の内腔のサイズと、ステップS133で検出した血管内壁の位置から得られる血管の内腔のサイズを比較する。ステップS135において、信号処理部214は、両サイズの大きさの違いが閾値を越える場合は、処理をステップS103に戻す。参照血管の内腔のサイズと、選択された画像の血管内壁からもとまる内腔のサイズとの違いが閾値以内に収まる場合は、ステップS136に処理が進む。ステップS136では、ステップS104で取得された複数の画像のすべてについて処理を終えたか否かが判定される。未処理の画像があれば処理はステップS132に戻る。ステップS136で未処理の画像がないということは、すべての画像において、参照血管の内腔のサイズと画像から得られる血管の内腔のサイズの違いが所定閾値以内であったということである。従って、処理はステップS136からステップS107に進み、信号処理部214は、加圧停止の旨を出力する。
なお、ステップS134におけるサイズの比較、ステップS135における判定は、たとえば、以下のような処理が挙げられる。
・参照血管に円をフィッティングして得られた径と、選択された画像から検出された血管内壁に円をフィッティングして得られた径との比をもとめ、それが所定範囲内であればS135でYESへ分岐、
・参照血管に楕円をフィッティングして得られた長径及び短径と、選択された画像から検出された血管内壁に楕円をフィッティングして得られた長径及び短径とのそれぞの比を求め、それぞれの比が所定範囲内であればS135でYESへ分岐。
・参照血管の閉領域の面積と、選択された画像から検出された血管内壁から得られる閉領域の面積との差を求め、差が閾値以下であればS135でYESへ分岐。
・参照血管の閉領域の面積と、選択された画像から検出された血管内壁から得られる閉領域の面積との比を求め、それが所定範囲内であればS135でYESへ分岐。
以上、ステントを埋め込む場合のバルーンの加圧制御を説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、図11、図12により説明した処理では、ステントのプロファイルを利用していないので、ステントを用いない血管拡張処置におけるバルーンの加圧制御に利用することも可能である。
また、上記実施形態では、プローブを軸方向に移動させながら当該軸周りに回転させて走査を行うようにしたが、これに限られるものではない。例えば、プローブの軸方向の位置を固定して回転走査のみを行うようにしても良い。このように、プローブの回転走査のみで上述した血管の拡張処置を行う場合、図7のステップS103では光プローブの軸方向の位置を固定して回転走査が行われ、ステップS104では、当該固定された位置における断層像が取得されることになる。また、ステップS105の加圧停止の判定処理では、図8或いは図9に示される処理をステップS104で取得した画像に適用すればよい(この場合、S201、S206は不要となる)。なお、図10に示される判定処理では、軸方向の変化が考慮されるため、プローブの軸方向の位置を固定した場合には利用できない。
また、プローブの回転走査のみにより血管の拡張処置を行う場合であって、図11に示したような反射光強度によるバルーンの加圧制御を行う場合には、ステップS103において光プローブの軸方向の位置を固定して回転走査が行われ、ステップS121において、当該固定された位置における1周分の干渉データが取得されることになる。また、このとき、ステップS127は不要である。
また、プローブの回転走査のみにより血管の拡張処置を行う場合であって、図12に示したような、参照血管情報を用いたバルーンの加圧制御を行う場合には、ステップS103では光プローブの軸方向の位置を固定して回転走査が行われ、ステップS104では、当該固定された位置における断層像が取得されることになる。また、ステップS136の処理は不要となる。なお、光プローブ及び送受信部として、複数の光ファイバにより複数の径方向へ同時に測定光を送受信する構成のものがあるが、そのような構成のプローブを用いた場合には走査時の回転動作も不要となる。
以上詳述したように、上記実施形態によれば、OCTやOFDIによる光干渉断層像形成を応用してバルーンによる血管壁の拡張状態を監視するので、血管の拡張処置をより適切に行える。特に、血管壁へのステントの装着をより適切に行うことができる。

Claims (11)

  1. 光の送受信を連続的に行う送受信部を有するプローブを接続し、該送受信部より体腔内での反射光を取得し、該取得した反射光に基づいて該体腔内の断面画像を生成する光干渉断層像形成装置であって、
    流体の注入により膨張が可能なバルーンの装着位置において、前記送受信部による走査を行う走査制御手段と、
    前記走査制御手段による走査により前記送受信部が受信した反射光に基づいて生成される断面画像に基づいて、前記バルーンによる血管の拡張状態を検出し、検出した血管の拡張状態に基づいて前記バルーンの加圧を停止するか否かを判定する判定手段と、を備え、
    前記判定手段は、前記断面画像において、前記バルーンの周囲に装着されているステントのストラットと血管壁の位置を検出し、検出された前記ストラットと前記血管壁との位置関係に基づいて、前記バルーンの加圧を停止するか否かを判定することを特徴とする光干渉断層像形成装置。
  2. 前記判定手段は、前記断面画像において、検出された前記ストラットの位置に基づいて特定される閉領域と、検出された前記血管壁の位置に基づいて特定される閉領域との面積比が所定範囲であった場合、もしくはそれら閉領域の面積差が所定値以下であった場合に前記バルーンの加圧を停止すると判定することを特徴とする請求項に記載の光干渉断層像形成装置。
  3. 前記判定手段は、前記断面画像において、検出された前記ストラットの位置と前記血管壁の位置とに基づいて前記血管壁より浮いているストラットの数を求め、浮いているストラットの数とストラットの全数との比が所定値以下の場合に前記バルーンの加圧を停止すると判定することを特徴とする請求項に記載の光干渉断層像形成装置。
  4. 前記走査制御手段は、前記バルーンの装着位置において、前記送受信部を回転走査させながら前記プローブの軸方向に移動させるラジアル走査を行い、
    前記判定手段は、前記走査制御手段によるラジアル走査により取得された複数の断面画像の各々において、検出された前記ストラットの位置に基づいて閉領域を特定するとともに検出された前記血管壁の位置に基づいて閉領域を特定し、特定されたそれぞれの閉領域に基づいて、それぞれの閉領域を前記軸方向に積分した体積の近似値を求め、それぞれの体積の近似値の比が所定範囲内、またはそれぞれの体積の近似値の差が所定値以下となった場合に、前記バルーンの加圧を停止すると判定することを特徴とする請求項に記載の光干渉断層像形成装置。
  5. 光の送受信を連続的に行う送受信部を有するプローブを接続し、該送受信部より体腔内での反射光を取得し、該取得した反射光に基づいて該体腔内の断面画像を生成する光干渉断層像形成装置であって、
    流体の注入により膨張が可能なバルーンの装着位置において、前記送受信部による走査を行う走査制御手段と、
    前記走査制御手段による走査により前記送受信部が受信した反射光に基づいて、前記バルーンによる血管の拡張状態を検出し、検出した血管の拡張状態に基づいて前記バルーンの加圧を停止するか否かを判定する判定手段と、を備え、
    前記判定手段は、
    前記送受信部により受信した反射光のうち血管壁の位置からの反射光の反射強度を検出する検出手段を有し
    前記検出手段で検出した反射強度の総和値もしくは平均値が所定値を超えた場合、もしくは前記反射強度の標準偏差値が所定値以下の場合に、前記バルーンの加圧を停止すると判定することを特徴とする光干渉断層像形成装置。
  6. 光の送受信を連続的に行う送受信部を有するプローブを接続し、該送受信部より体腔内での反射光を取得し、該取得した反射光に基づいて該体腔内の断面画像を生成する光干渉断層像形成装置であって、
    流体の注入により膨張が可能なバルーンの装着位置において、前記送受信部による走査を行う走査制御手段と、
    前記走査制御手段による走査により前記送受信部が受信した反射光に基づいて生成される断面画像に基づいて、前記バルーンによる血管の拡張状態を検出し、検出した血管の拡張状態に基づいて前記バルーンの加圧を停止するか否かを判定する判定手段と、
    前記血管の狭窄部位の前後の血管の内腔の大きさを示す情報を保持する保持手段と、を備え、
    前記判定手段は、前記断面画像において、検出された血管壁の位置に基づいて得られる閉領域の大きさと前記保持手段に保持された情報によって示される大きさとの比が所定範囲内の場合、もしくは前記閉領域の大きさと前記情報によって示される大きさとの差が所定値以下の場合に、前記バルーンの加圧を停止すると判定することを特徴とする光干渉断層像形成装置。
  7. 前記判定手段により、加圧を停止すると判定された場合に、その旨の信号を出力する出力手段と、
    前記バルーンに連通して流体を注入する注入路に流体を注入する注入手段を更に備え、
    前記出力手段は、前記判定手段により加圧を停止すると判定され場合に、前記注入手段による注入を停止する信号を出力することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光干渉断層像形成装置。
  8. 記判定手段により加圧を停止すると判定され場合に、バルーンの加圧を停止する旨の表示を行う表示手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光干渉断層像形成装置。
  9. 光の送受信を連続的に行う送受信部を有するプローブを接続し、該送受信部より体腔内での反射光を取得し、該取得した反射光に基づいて該体腔内の断面画像を生成する制御部を有する光干渉断層像形成装置の作動方法であって、
    前記制御部が、流体の注入により膨張が可能なバルーンの装着位置において、前記送受信部を走査させる走査制御工程と、
    前記制御部が、前記走査制御工程による走査により前記送受信部が受信した反射光に基づいて生成される断面画像に基づいて、前記バルーンによる血管の拡張状態を検出し、検出した血管の拡張状態に基づいて前記バルーンの加圧を停止するか否かを判定する判定工程と、を備え、
    前記判定工程では、前記制御部が、前記断面画像において、前記バルーンの周囲に装着されているステントのストラットと血管壁の位置を検出し、検出された前記ストラットと前記血管壁との位置関係に基づいて、前記バルーンの加圧を停止するか否かを判定することを特徴とする光干渉断層像形成装置の作動方法。
  10. 光の送受信を連続的に行う送受信部を有するプローブを接続し、該送受信部より体腔内での反射光を取得し、該取得した反射光に基づいて該体腔内の断面画像を生成する制御部を有する光干渉断層像形成装置の作動方法であって、
    前記制御部が、流体の注入により膨張が可能なバルーンの装着位置において、前記送受信部を走査させる走査制御工程と、
    前記制御部が、前記走査制御工程による走査により前記送受信部が受信した反射光に基づいて、前記バルーンによる血管の拡張状態を検出し、検出した血管の拡張状態に基づいて前記バルーンの加圧を停止するか否かを判定する判定工程と、を備え、
    前記判定工程は、
    前記制御部が、前記送受信部により受信した反射光のうち血管壁の位置からの反射光の反射強度を検出する検出工程を有し、
    前記検出工程で検出した反射強度の総和値もしくは平均値が所定値を超えた場合、もしくは前記反射強度の標準偏差値が所定値以下の場合に、前記制御部が、前記バルーンの加圧を停止すると判定することを特徴とする光干渉断層像形成装置の作動方法。
  11. 光の送受信を連続的に行う送受信部を有するプローブを接続し、該送受信部より体腔内での反射光を取得し、該取得した反射光に基づいて該体腔内の断面画像を生成する制御部を有する光干渉断層像形成装置の作動方法であって、
    前記制御部が、流体の注入により膨張が可能なバルーンの装着位置において、前記送受信部を走査させる走査制御工程と、
    前記制御部が、前記走査制御工程による走査により前記送受信部が受信した反射光に基づいて生成される断面画像に基づいて、前記バルーンによる血管の拡張状態を検出し、検出した血管の拡張状態に基づいて前記バルーンの加圧を停止するか否かを判定する判定工程と、を備え、
    前記判定工程では、前記断面画像において検出された血管壁の位置に基づいて得られる閉領域の大きさと前記血管の狭窄部位の前後の血管の内腔の大きさとの比が所定範囲内の場合、もしくは、前記閉領域の大きさと前記血管の狭窄部位の前後の血管の内腔の大きさとの差が所定値以下の場合に、前記制御部が前記バルーンの加圧を停止すると判定することを特徴とする光干渉断層像形成装置の作動方法。
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