JP5373465B2 - パック電池 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の角型素電池を有するパック電池に関し、特に中間電圧の取り出しに係る構成に関する。
近年、ノートブック型パーソナルコンピュータ(以下では、単に「ノートパソコン」と記載する。)の電源として、複数の素電池を備えるパック電池が広く普及している。従来、ノートパソコン用のパック電池には、複数の円筒型電池を備えるものが用いられてきた。
しかし、無駄なスペースを減らすことができる角型素電池を備えるパック電池が開発されている(例えば、特許文献1,2を参照)。角型素電池を備えるパック電池の形態の一例を、図16を用い説明する。
図16に示すように、従来技術の一例に係るパック電池では、6つの角型の素電池921〜926を構成要素として有するコアパックを備える。コアパックには、素電池921〜926の他に、各素電池921〜926の電気的な制御を行う回路基板927を備える。回路基板927には、外部コネクタ928が取り付けられている。なお、回路基板927における実装部品および配線については、図示を省略している。
従来技術に係るパック電池のコアパックでは、6つの素電池921〜926が、3並2直の形態を以って接続されている。具体的には、素電池921〜923は、それぞれの正極端子921d〜923dが配線リード951により接続され、それぞれの負極端子921c〜923cが配線リード952により接続されている。同様に、素電池924〜926は、それぞれの正極端子924d〜926dおよび負極端子924c〜926cが、配線リード953および954により接続されることにより並列接続されている。
なお、素電池921〜926は、例えば角型の外観形状を有するリチウムイオン二次電池であって、正極端子921d〜926dあるいは負極端子921c〜926cと各配線リード951〜954との間には、PTC(Positive Temperature Coefficient)素子などが介挿されている。
ここで、回路基板927には、配線リード951が接続される正極回路端子927a、および配線リード954が接続される負極回路端子927bの他に、並列接続された素電池921〜923のグループと、同じく並列接続された素電池924〜926のグループとの間からブロック電圧をモニタリングするための信号回路端子927cが設けられている。信号回路端子927cには、配線リード953の一部が分岐あるいは延長されて接続されている。配線リード953における信号回路端子927cへの接続部分は、素電池953と素電池954との間を通っており、当該配線リード953と素電池923の外装缶との間の絶縁を図るために、絶縁体961が介挿されている。
次に、素電池と配線リードとの接続について、図17を用い説明する。
図17に示すように、素電池924は、対向する2端面と筒状の周面924bを有する扁平角型の外装缶を備えている。そして、負極端子924cは、一方(Y軸方向左手前)の端面(封口板)924aから突設されており、外装缶との間が絶縁されている。正極端子924dは、もう一方(Y軸方向奥側)の端面が相当し、クラッド板942が予め接続されている。クラッド板942は、外装缶がアルミニウム(Al)合金から形成されていることに起因し、配線リード953と外装缶との接続性を確保するために接合されている。
配線リード953は、外装缶の底面である正極端子924dに対し、クラッド板942を介して接続され、配線リード954は、負極端子924cに接続されている。
特開2002−050329号公報 特開2004−356027号公報
しかしながら、上記従来技術に係るパック電池では、素電池921〜926の各正極端子921d〜926dを、各外装缶の底面としているので、多直多並あるいは多並多直とする接続形態でのグループ間の接続のための配線リードの引き回しや、モニタリングのための信号回路端子927cへの配線リード953の引き回しが複雑にならざるを得ない、という問題を有する。
また、図16にも示すように、従来技術に係るパック電池では、上記のように配線リードの引き回しが複雑になることに起因して、素電池923と配線リード953との間への絶縁体961の介挿が必要となり、コストアップの要因ともなっている。
さらに、従来技術に係るパック電池では、配線リード951〜954の引き回しが複雑になることに起因して、各配線リード951〜954の配線長が長くなることがあり、その場合には、内部抵抗が高くなるという問題も有する。
本発明は、上記問題の解決を図るべくなされたものであって、複数の角型素電池を有しながら、配線の引き回しを簡易なものとすることができ、配線長の短縮により、内部抵抗の低減が図られたパック電池を提供することを目的とする。
そこで、本発明に係るパック電池は、複数の角型素電池と、当該複数の角型素電池と外部機器との接続端である外部コネクタと、前記複数の角型素電池と前記外部コネクタとの間の電力流通路中に介挿される回路基板とを有するパック電池であって、次の特徴を備える。
本発明に係るパック電池では、複数の角型素電池の各々が、導電材料からなる外装缶を有するとともに、その一の端面に外装缶に対し電気的な絶縁が図られた第1の極端子(正極端子または負極端子)が設けられており、外装缶における前記一の端面に対向する端面が第2の極端子に相当する。そして、本発明に係るパック電池では、複数の角型素電池が直並列接続されており、複数の角型素電池の内の少なくとも一の角型素電池には、回路基板との間に電圧モニタリング用の配線(電圧モニタリング配線)が接続されている。
本発明に係るパック電池では、上記一の角型素電池において、第1の極端子に対して第1の電力入出力配線が接続され、且つ、第2の極端子および外装缶における第1の極端子に隣接する箇所(隣接箇所)の一方に、電圧モニタリング配線が接続され、他方に第2の電力入出力配線が接続されている、ことを特徴とする。
本発明に係るパック電池では、複数の角型素電池の内に含まれる少なくとも一の角型素電池と、回路基板との間に、電圧モニタリング配線が接続されている。そして、本発明に係るパック電池では、外装缶の一の端面に対し絶縁された状態で設けられた第1の極端子に対して第1の電力入出力配線が接続され、且つ、外装缶における対向端面である第2の極端子および外装缶における第1の極端子に隣接する箇所の一方に、電圧モニタリング配線が接続され、他方に第2の電力入出力配線が接続されている。このように、本発明に係るパック電池では、少なくとも電圧モニタリング配線を接続する角型素電池において、外装缶に対する第2の電力入出力配線と電圧モニタリング配線との接続箇所を分けているので、配線の引き回し形態に応じて前記接続箇所を、上記2箇所の内から選択的に決定することができる。
具体的には、電圧モニタリング配線を接続する角型素電池が、回路基板に対して上記隣接箇所が第2の極端子よりも引き回しにかかる距離が短い場合には、電圧モニタリング配線を上記隣接箇所に接続し、逆に、回路基板に対して上記隣接箇所が第2の極端子よりも引き回しに係る距離が長い場合には、電圧モニタリング配線を第2の極端子に接続することで、上記従来技術に係るパック電池よりも、配線距離の短縮および配線の引き回し形態の簡易化を図ることができる。
また、本発明に係るパック電池では、上記のように選択的に電圧モニタリング配線および第2の電力入出力配線と外装缶との接続箇所を決定できるので、総合的に配線長の短縮により内部抵抗の低減を図ることも可能となる。また、本発明に係るパック電池では、複数の角型素電池および回路基板の間での配線長を総合的に短くできるので、配線に係るコストの低減を図ることもできる。
従って、本発明に係るパック電池では、複数の角型素電池を有しながら、配線の引き回しを簡易なものとすることができ、配線長の短縮により、内部抵抗の低減を図ることができる。
本発明に係るパック電池では、一例として次のようなバリエーションを採用することができる。
上記本発明に係るパック電池では、上記一の角型素電池において、外装缶における上記隣接箇所に電圧モニタリング配線が接続されている、という構成を採用することができる。この場合には、第2の極端子に第2の電力入出力配線が接続されることになり、上記隣接箇所に第2の電力入出力配線を接続する場合に比べて、電池容量の効率的な利用という観点から優れている。
また、上記本発明に係るパック電池では、外装缶がアルミニウム(Al)あるいはその合金からなり、第2の極端子と第2の電力入出力配線との間、および、隣接する箇所と電圧モニタリング配線との間に、それぞれクラッド板が介挿されている、という構成を採用することができる。このように外装缶にアルミニウム(Al)あるいはその合金を用いる場合には、重力の軽減が可能であり、また、角型素電池における外装缶の製造の容易性を確保することができる。そして、各配線と外装缶表面との間にクラッド板(例えば、Al−Niのクラッド板)を介挿することにより、確実な接続を図ることができ、機械的強度の確保および電気抵抗の低減を図ることができる。
また、上記本発明に係るパック電池では、第1の電力入出力配線、および、第2の電力入出力配線、および、電圧モニタリング配線が、それぞれ長尺板状のリード板である、という構成を採用することができる。上記本発明に係るパック電池では、“配線”としてリード線を用いることもできるが、複数の角型素電池および回路基板の組み立てにおいて、リード板を用いることにより製造時の煩雑な作業を軽減することができる。
また、上記本発明に係るパック電池では、複数の角型素電池のそれぞれが非水電解質を備えている、という構成を採用することができる。即ち、非水電解質電池を素電池として採用することができる。一般に非水電解質電池を素電池として採用する場合には、ニッケル水素電池などを用いる場合に比べて、電圧モニタリングを行うことが安全性確保という観点から重要であるが、本発明の構成を採用することで上記効果を得ることができる。
実施の形態1に係るパック電池1の外観構成を示す外観斜視図である。 (a)は、パック電池1の構成を示す展開斜視図であり、(b)は、パック電池1における外装蓋11を除いた状態を示す斜視図である。 パック電池1における素電池24の構成を示す模式斜視図である。 パック電池1におけるコアパック20内での素電池21〜26および回路基板27の接続形態を模式的に示すブロック回路図である。 実施の形態2に係るパック電池におけるコアパック120内での素電池121〜126および回路基板127の接続形態を模式的に示すブロック回路図である。 比較例1に係るパック電池におけるコアパック内での素電池821〜826および回路基板827の接続形態を模式的に示すブロック回路図である。 実施の形態3に係るパック電池におけるコアパック220内での素電池221〜226および回路基板227の接続形態を模式的に示すブロック回路図である。 比較例2に係るパック電池におけるコアパック内での素電池721〜726および回路基板727の接続形態を模式的に示すブロック回路図である。 実施の形態4に係るパック電池におけるコアパック320内での素電池321〜324および回路基板327の接続形態を模式的に示すブロック回路図である。 比較例3に係るパック電池におけるコアパック内での素電池621〜624および回路基板627の接続形態を模式的に示すブロック回路図である。 実施の形態5に係るパック電池におけるコアパック420内での素電池421〜424および回路基板427の接続形態を模式的に示すブロック回路図である。 実施の形態6に係るパック電池におけるコアパック520内での素電池521〜536および回路基板527の接続形態を模式的に示すブロック回路図である。 変形例1に係る素電池74とPTC素子82との取り付け構造を示す模式斜視図である。 変形例1に係る素電池74と素電池75とを対向配置する際の構成を示す模式側面図である。 変形例2に係る素電池74とホルダ85との関係を示す模式斜視図である。 従来技術に係るパック電池におけるコアパック内での素電池921〜926および回路基板927の接続形態を模式的に示すブロック回路図である。 従来技術に係るパック電池における素電池923の構成および配線リード953,954との接続形態を示す模式斜視図である。
以下では、本発明を実施するための形態について、一例を示して説明する。なお、以下の説明で用いる実施の形態は、本発明の構成および作用・効果を分かりやすく説明するために用いる一例であって、 本発明は、その本質的部分以外に以下の形態に何ら限定を受けるものではない。
[実施の形態1]
1.パック電池1の構成
実施の形態1に係るパック電池1の構成について、図1および図2を用い説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るパック電池1は、外装蓋11と外装ケース12との組み合わせを以って外装が形成されている。外装蓋11には、2枚の外装ラベル31,32が貼着されている。そして、パック電池1は、その外装形態が、X軸方向およびY軸方向の各辺の長さに比べて、Z軸方向の高さが低い扁平角型をしている。
図2(a)に示すように、パック電池1では、外装蓋11と外装ケース12とで構成される内部空間にコアパック20が収納されている。なお、外装蓋11には、外装ラベル31,32の貼着領域が開口されている。これは、パック電池1の軽量化およびコスト軽減のためである。
コアパック20には、外部に露出する外部コネクタ28が設けられている。
図2(b)に示すように、外装ケース12の内部に収納されたコアパック20は、6つの角型素電池(以下では、単に「素電池」と記載する。)21〜26と、一枚の回路基板27と、回路基板27に取り付けられた外部コネクタ28とを有する。6つの素電池21〜26は、各々の長手方向をY軸方向とし、3行×2列で配置されている。回路基板27は、素電池23および素電池24と、素電池25および素電池26との間に配置されており、長手方向がX軸方向となっている。なお、外部コネクタ28は、短冊状をした回路基板27におけるX軸方向の端部に取り付けられている。
回路基板27に対しては、素電池23,24,25などに接続された配線リード51,54,55が接続されている。
2.素電池24の構成
コアパック20に含まれている素電池24の構成について、図3を用い説明する。
図3(a)に示すように、素電池24は、Z軸方向の高さがX軸方向およびY軸方向の長さに比べて低い、扁平角型の外観形状を有する。素電池24における外装缶は、アルミニウム(Al)またはその合金から構成されている。図3(a)、(b)に示すように、素電池24の外装缶では、2つの端面24a,24dと、周面24bとから構成されている。
図3(a)に示すように、Y軸方向左手前(矢印A側)の端面24aには、当該端面24aとは電気的な絶縁が図られた負極端子24cが、突設されている。また、端面(封口板)24aにおける負極端子24cに隣接する箇所(以下では、「肩口部分」と記載する。)に短冊状をしたクラッド板41が接合されている。肩口部分に接合されたクラッド板41には、配線リード55が接続されている。配線リード55は、クラッド板41に当接する部分55aが、クラッド板41に略同等の形状を有しており、その上縁辺の一部から、舌状の接続部分55bがY軸方向に突設されている。
図3(b)に示すように、素電池24のもう一方(矢印B側)の端面24dには、短冊状のクラッド板42が接合されている。クラッド板41,42は、例えば、Al−Niからなり板体であり、外装缶の主面にAlが当接され、外側の主面にNiが露出している。
なお、本実施の形態に係るパック電池1では、他の素電池21〜23,25,26についても、略同様の形態を備えている。また、素電池21〜26は、例えば、非水電解質を内部に備えるリチウムイオン電池である。
なお、図3では、図示を省略しているが、素電池24における負極端子24cには、PTC素子を介した状態で他の素電池との接続に供される配線リードが接続されている。また、素電池24の端面24dに接合されたクラッド板42にも他の素電池との接続に供される配線リードが接続されている。
3.コアパック20内の接続構成
コアパック20内における素電池21〜26および回路基板27の各接続について、図4を用い説明する。
図4に示すように、素電池21〜23は、正極端子21d〜23d同士が、配線リード51により接続されており、負極端子21c〜23c同士が、配線リード52により接続されている。同様に、素電池24〜26は、正極端子24d〜26d同士が、配線リード53により接続されており、負極端子24c〜26c同士が、配線リード54により接続されている。そして、配線リード51は、回路基板27における正極回路端子27aに接続されており、配線リード54は、回路基板27における負極回路端子27bに接続されている。なお、回路基板27における実装電子部品については、図示を省略している。
上記のように、6つの素電池21〜26は、互いに並列接続された素電池21〜23のグループと、同じく互いに並列接続された素電池24〜26のグループとが、直列に接続されている(3並2直)。なお、図4では、図示を省略しているが、各素電池21〜26と配線リード51〜54との接続に際しては、素電池21〜26の一方の極端子、例えば、負極端子21c〜26cと配線リード52,54との間に、PTC素子が介挿されている。
図4に示すように、本実施の形態に係るコアパック20では、素電池24の正極である外装缶に電圧モニタリング用の配線リード55が接続されている。配線リード55の他方の先端は、回路基板27における信号回路端子27cに接続されている。
ここで、配線リード55は、素電池24における外装缶の肩口部分24eに接続されている。この外装缶の肩口部分24eは、図3(a)におけるクラッド板41が接合された箇所に相当する。
4.パック電池1の優位性
本実施の形態に係るパック電池1の優位性について、図16および図17に示す従来技術と比較しながら説明する。
図4に示すように、本実施の形態に係るパック電池1のコアパック20では、ブロック電圧のモニタリングに供される配線リード55が、素電池24における肩口部分24eに接続されている。
一方、図16に示すように、従来技術では、素電池924の正極端子924dに対して接続された配線リード953が延長されて信号回路端子927cに接続されている。
本実施の形態に係るパック電池1と従来技術に係るパック電池とを比較すると、本実施の形態に係るパック電池1では、素電池24の肩口部分24eに配線リード55を接続しているので、素電池24と信号回路端子27cとの接続に供される配線リード55の配線長を、図16に示す従来技術のパック電池における配線リード953の相当部分に比べて短くすることができる。よって、配線リード55の引き回しのために要するスペースなどを省略することができ、また、配線長を短くした分だけ材料コストの低減を図ることができる。また、配線長を短くした分だけ、パック電池1の全体における内部抵抗の低減を図ることができる。
また、上記のように、本実施の形態に係るパック電池1では、電圧モニタリング用の配線リード55の引き回しが簡易化されているので、設計の自由度も高くすることができる。
また、本実施の形態に係るパック電池1では、配線リード55が素電池24の外装缶と素電池23の外装缶との間を通さなくてもよいので、図16の従来技術に係るパック電池のような絶縁体961の介挿が必要ない。よって、本実施の形態に係るパック電池1では、絶縁体961を省略できる分だけ、材料コストの低減が図られる。
[実施の形態2]
1.パック電池の構成
実施の形態2に係るパック電池について、図5を用い説明する。図5では、本実施の形態に係るパック電池のコアパック120を模式的に示している。なお、本実施の形態に係るパック電池においても、扁平角型のリチウムイオン電池(図3を参照)を素電池121〜126として備えている。
図5に示すように、本実施の形態に係るパック電池のコアパック120は、6つの素電池121〜126と、回路基板127と、回路基板127に取り付けられた外部コネクタ128とを有する。素電池121と素電池122とは、負極端子121c,122c同士が配線リード151で接続されており、正極端子121d,122d同士が配線リード152で接続されている。これにより、素電池121と素電池122とは、並列接続されている。同様に、素電池123と素電池124とは、配線リード152および配線リード153により並列接続され、素電池125と素電池126とは、配線リード153と配線リード154とにより並列接続されている。
それぞれに並列接続された素電池121,122のグループと、素電池123,124のグループと、素電池125,126のグループとは、互いに直列接続されている。即ち、素電池121〜126は、2並3直の接続形態を有している。そして、配線リード151は、回路基板127における負極回路端子127bに接続されており、配線リード154は、回路基板127における正極回路端子127aに接続されている。
ここで、図5に示すように、素電池122の肩口部分122eには、配線リード155が接続されており、配線リード155は、回路基板127における第1の信号回路端子127cに接続されている。同様に、素電池123の肩口部分123eには、配線リード156が接続されており、配線リード156は、回路基板127における第2の信号回路端子127dに接続されている。これらの信号回路端子127c,127dは、ブロック電圧をモニタリングするための信号を回路基板127に入力する入力端である。
なお、各素電池121〜126の負極端子121c〜126cと、これらに接続される配線リード151,152,153との間には、PTC素子が介挿されている(図示を省略)。
2.本実施の形態に係るパック電池の優位性
本実施の形態に係るパック電池の優位性について、図6に示すコアパックを備える比較例1に係るパック電池と比較しながら説明する。
図6に示すように、比較例1に係るパック電池のコアパックでは、上記実施の形態2に係るパック電池と同様に、6つの素電池821〜826が配線リード851〜854により2並3直の形態を以って接続されている。配線リード851は、回路基板827の負極回路端子827bに接続されており、配線リード854は、回路基板827の正極回路端子827aに接続されている。
本変形例では、回路基板827の第1の信号回路端子827cに対し、一部が分岐あるいは延長された配線リード852が接続され、同様に、第2の信号回路端子827dに対し、配線リード853が接続されている。なお、配線リード852と配線リード854との間には、電気的な絶縁を図るための絶縁体861が介挿されている。
実施の形態2に係るパック電池においては、上記実施の形態1に係るパック電池1と同様に、電圧モニタリング用の配線リード155,156を、素電池122,123の各肩口部分122e,123eに接続している。このため、図6に示す比較例1と比較して、電圧モニタリング用の配線リード155,156の引き回し形態が簡易である。また、配線リード155,156の配線長は、素電池122,123の肩口部分122e,123eへの接続を行うことによって、比較例1に比べて、短くすることができる。
以上より、本実施の形態に係るパック電池でも、上記実施の形態1に係るパック電池1と同様に、複数の素電池121〜126を有しながら、電圧モニタリングのために供される配線リード155,156の引き回しを簡易なものとすることができ、配線長の短縮により、内部抵抗の低減を図ることができる。
[実施の形態3]
1.パック電池の構成
実施の形態3に係るパック電池について、図7を用い説明する。図7では、本実施の形態に係るパック電池のコアパック220を模式的に示している。なお、本実施の形態に係るパック電池においても、扁平角型のリチウムイオン電池を素電池221〜226として備えている。
図7に示すように、コアパック220は、6つの素電池221〜226と、回路基板227と、回路基板227に取り付けられた外部コネクタ228とを備える。素電池221〜226は、素電池221〜223が並列接続され、素電池224〜226が並列接続されている。そして、素電池221〜223と素電池224〜226とは、直列に接続されている。具体的には、配線リード251により素電池221〜223の負極端子221c〜223cが接続され、配線リード252により、素電池221〜223の正極端子221d〜223dと素電池224〜226の負極端子224c〜226cが接続されている。素電池224〜226の正極端子224d〜226d同士は、配線リード253により接続されている。配線リード251は、回路基板227の負極回路端子227bに接続されており、配線リード253は、回路基板227の正極回路端子227aに接続されている。
素電池221の肩口部分221eには、配線リード254が接続されており、配線リード254の他端は、回路基板227の信号回路端子227cに接続されている。
なお、本実施の形態に係るパック電池においても、各素電池221〜226の負極端子221c〜226cと、これに接続される配線リード251,252との間には、PTC素子が介挿されている(図示を省略)。
2.本実施の形態に係るパック電池の優位性
本実施の形態に係るパック電池の優位性について、図8に示すコアパックを備える比較例2に係るパック電池と比較しながら説明する。
図8に示すように、比較例2に係るパック電池のコアパックでは、上記実施の形態3に係るパック電池と同様に、6つの素電池721〜726が配線リード751〜753により3並2直の形態を以って接続されている。配線リード751は、回路基板727の負極回路端子727bに接続されており、配線リード753は、回路基板727の正極回路端子727aに接続されている。本変形例では、回路基板727の信号回路端子727cに対し、一部が分岐あるいは延長された配線リード752が接続されている。
実施の形態3に係るパック電池においては、上記実施の形態1に係るパック電池1と同様に、電圧モニタリング用の配線リード254を、素電池221の各肩口部分221eに接続している。このため、図8に示す比較例2と比較して、電圧モニタリング用の配線リード254の引き回し形態が簡易である。また、配線リード254の配線長は、素電池221の肩口部分221eへの接続を行うことによって、比較例2に比べて、短くすることができる(図8に示すC部分に相当する長さ分)。
以上より、本実施の形態に係るパック電池でも、上記実施の形態1に係るパック電池1と同様に、複数の素電池221〜226を有しながら、電圧モニタリングのために供される配線リード254の引き回しを簡易なものとすることができ、配線長の短縮により、内部抵抗の低減を図ることができる。
[実施の形態4]
1.パック電池の構成
実施の形態4に係るパック電池について、図9を用い説明する。図9では、本実施の形態に係るパック電池のコアパック320を模式的に示している。なお、本実施の形態に係るパック電池においても、扁平角型のリチウムイオン電池を素電池321〜324として備えている。
図9に示すように、コアパック320は、4つの素電池321〜324と、回路基板327と、回路基板327に取り付けられた外部コネクタ328とを備える。素電池321〜324は、素電池321と素電池322とが並列接続され、同様に、素電池323と素電池324とが並列接続されている。具体的には、素電池321および素電池322は、負極端子321c,322c同士が配線リード351で接続されており、正極端子321d,322d同士が配線リード352で接続されている。配線リード351は、回路基板327における負極回路端子327bに接続されている。また、素電池323,324は、負極端子323c,324c同士が配線リード354により接続されており、正極端子323d,324d同士が配線リード355により接続されている。
素電池321における肩口部分321eと配線リード354とは、回路基板327に敷設された配線327dの両端にそれぞれが接続されている。これにより、素電池321,322のグループと、素電池323,324のグループとが直列接続されている。
素電池324の肩口部分324eには、配線リード356が接続されており、配線リード356の他端は、回路基板327における正極回路端子327aに接続されている。また、素電池322の肩口部分322eには、配線リード357が接続されており、配線リード357の他端は、回路基板327における信号回路端子327cに接続されている。
なお、本実施の形態に係るパック電池においても、各素電池321〜324の負極端子321c〜324cと、これに接続される配線リード351,354との間には、PTC素子が介挿されている(図示を省略)。
2.本実施の形態に係るパック電池の優位性
本実施の形態に係るパック電池の優位性について、図10に示すコアパックを備える比較例3に係るパック電池と比較しながら説明する。
図10に示すように、比較例3に係るパック電池のコアパックでは、上記実施の形態4に係るパック電池と同様に、4つの素電池621〜624が配線リード651,652,655により2並2直の形態を以って接続されている。配線リード651は、回路基板627の負極回路端子627bに接続されており、配線リード655は、回路基板627の正極回路端子627aに接続されている。本変形例では、回路基板627の信号回路端子627cに対し、一部が分岐あるいは延長された配線リード652が接続されている。
実施の形態4に係るパック電池においては、電圧モニタリング用の配線リード357を、素電池322の肩口部分322eに接続している。このため、図10に示す比較例3と比較して、電圧モニタリング用の配線リード357の引き回し形態が簡易である。また、配線リード352の配線長は、電圧モニタリング用の配線リード357を別に設けることにより、比較例3に比べて、短くすることができる(図10に示すD部分に相当する長さ分)。
また、実施の形態4に係るパック電池では、素電池321,322のグループと素電池323,324のグループとの直列接続に、回路基板327における配線327dを用い、また、配線327dと素電池321の肩口部分321eとの間で配線リード353の接続を行っている。よって、実施の形態4に係るパック電池では、直列接続に係る配線長が、比較例3に比較して短くすることができる(図10のE部分に相当する長さ分)。よって、実施の形態4に係るパック電池では、比較例3に比較して、内部抵抗の低減を図ることができる。
以上より、本実施の形態に係るパック電池でも、複数の素電池321〜324を有しながら、電圧モニタリングのために供される配線リード357の引き回しを簡易なものとすることができ、配線長の短縮により、内部抵抗の低減を図ることができる。
[実施の形態5]
1.パック電池の構成
実施の形態5に係るパック電池について、図11を用い説明する。図11では、本実施の形態に係るパック電池のコアパック420を模式的に示している。なお、本実施の形態に係るパック電池においても、扁平角型のリチウムイオン電池を素電池421〜424として備えている。
図11に示すように、本実施の形態に係るパック電池のコアパック420は、4つの素電池421〜424と、回路基板427と、回路基板427に取り付けられた外部コネクタ428とを備える。素電池421〜424は、素電池421と素電池422とが並列接続され、同様に、素電池423と素電池424とが並列接続されており、素電池421,422のグループと素電池423,424のグループとが直列接続されている。
具体的には、素電池421,422の負極端子421c,422c同士は、配線リード451により接続されており、配線リード451の他端は、回路基板427における負極回路端子427bに接続されている。素電池421,422の正極端子421d,422d同士は、配線リード452により接続されており、配線リード452は、素電池423,424の負極端子423c,424cにも接続されている。
素電池423,424の正極端子423d,424d同士は、配線リード453により接続されており、配線リード453の他端は、回路基板427における正極回路端子427aに接続されている。そして、回路基板427における信号回路端子427cには、素電池421の肩口部分421eに接続された配線リード454が接続されている。
2.本実施の形態に係るパック電池の優位性
本実施の形態に係るパック電池においても、上記実施の形態1〜4と同様に、少なくとも一の素電池(素電池421)の肩口部分421eを用いて配線リード454を接続しているので、素電池421の正極端子421dから電圧モニタリング用の配線リードを引き回すことを想定する場合に比べて、配線リード454の引き回し形態を簡易なものとすることができ、また、配線長を短くすることができる。
従って、本実施の形態に係るパック電池においても、複数の素電池421〜424を有しながら、電圧モニタリングのために供される配線リード454の引き回しを簡易なものとすることができ、配線長の短縮により、内部抵抗の低減を図ることができる。
[実施の形態6]
1.パック電池の構成
実施の形態6に係るパック電池について、図12を用い説明する。図12では、本実施の形態に係るパック電池のコアパック520を模式的に示している。なお、本実施の形態に係るパック電池においても、扁平角型のリチウムイオン電池を素電池521〜536として備えている。
図12に示すように、本実施の形態に係るパック電池のコアパック520は、16個の素電池521〜536と、回路基板537と、回路基板537に取り付けられた外部コネクタ538とを備える。素電池521〜536は、素電池521〜524、素電池525〜528、素電池529〜532、素電池533〜536が、それぞれにおいて直列接続されている。そして、素電池521〜524、素電池525〜528、素電池529〜532、素電池533〜536は、互いに並列接続されている。即ち、本実施の形態に係るパック電池では、16個の素電池521〜536が、4並4直の形態を以って接続されている。
具体的には、素電池521〜524は、負極端子521c〜524cが配線リード551で接続され、正極端子521d〜524dが配線リード552で接続されている。配線リード552は、素電池525〜528の負極端子525c〜528cの接続に共用されている。
素電池525〜528の正極端子525d〜528dは、配線リード553で接続されている。配線リード553は、素電池529〜532の負極端子529c〜532cの接続に共用されている。素電池529〜532の正極端子529d〜532dは、配線リード554で接続されている。そして、配線リード554は、素電池533〜536の負極端子533c〜536cの接続に共用されている。素電池533〜536の正極端子533d〜536dは、配線リード555で接続されている。
配線リード551は、回路基板537における負極回路端子537bにそのまま接続されている。素電池536の肩口部分536eには、リード線556が接続されており、リード線556のもう一方の先端は、回路基板537における正極回路端子537aに接続されている。
素電池524の肩口部分524e、素電池525の肩口部分525e、および素電池532の肩口部分532eには、それぞれ配線リード559およびリード線557,558が接続されている。配線リード559は、回路基板537における信号回路端子537cに直接接続されており、リード線557,558は、それぞれ信号回路端子537e,537dにそれぞれ接続されている。
以上のように、本実施の形態に係るパック電池のコアパック520においても、信号回路端子537c〜537eへの配線リード557〜559の接続に際し、各素電池524,525,532に対し、その肩口部分524e,525e,532eを用いることで、これら配線の引き回しを簡易なものとすることができ、また、配線長を短くすることができる。また、本実施の形態では、回路基板537の正極回路端子537aへ接続のリード線556についても、素電池536の肩口部分536eに接続を図ることによって、その引き回しを簡易なものとし、配線長を短くすることができる。
[変形例1]
変形例1に係る素電池74とPTC素子82との接続に係る構成を、図13および図14を用い説明する。
図13に示すように、本変形例に係る素電池74に対しては、その封口板74aから突設された負極端子74cにPTC素子82のリード82bが接続されているが、封口板74aとPTC素子82bの素子本体82aとの間に、板状のホルダ81が介挿されている。
ホルダ81には、素電池74の負極端子74cに相当する部分が開口されており(開口部81a)、当該部分を通してPTC素子82のリード82bが負極端子74cに接続されている。PTC素子82におけるもう一方のリード82cは、ホルダ81の表面に沿って配される。
図13に示すように、ホルダ81には、開口部81aのZ軸方向の上下に、庇状の突起81b,81cが形成されている。そして、各突起81b,81cからは、Z軸方向において対向するように、リブ81d,81eが設けられている。素電池74に取り付けられるPTC素子82は、ホルダ81における突起81b,81cおよびリブ81d,81eにより、X軸方向およびY軸方向に動きが拘束され、素電池74に対して高い位置精度を以って取り付けられる。
図14に示すように、上記のように、PTC素子82が取り付けられた素電池74と、同じ構成を以ってPTC素子84が取り付けられた素電池75とを、各素電池74,75の負極端子同士が対向するように配置する。このとき、本変形例では、各素電池74,75の封口板にホルダ81,83を取り付けているので、対向配置において、突起81b,81cと突起83b,83cとが突き合わせられる。そして、PTC素子82,84は、突起81b,81c,83b,83cよりも、各素電池74,75の封口板側に配される。
本変形例では、上記構成を採用することにより、パック電池の使用時において、外部から振動などが加わった場合にもPTC素子82とPTC素子84とが衝突することを防止できる。よって、PTC素子82,84の保護という観点から優れている。
また、本変形例では、ホルダ81の突起81b,81cとホルダ83の突起83b,83cとが、その先端同士で突き合わせられているので、素電池74,75の肩口部分に配線リードを接続する場合にも、これらにダメージを受け難い。
[変形例2]
変形例2に係るパック電池の素電池74とホルダ85との関係について、図15を用い説明する。
図15に示すように、本変形例2では、ホルダ85の形状が上記変形例1との相違点である。即ち、本変形例2に係るホルダ85では、素電池74における肩口部分に接合されたクラッド板41に相当する部分(二点鎖線で囲むF部分)が、開けられた状態となっている。ホルダ85におけるその他の構成については、上記変形例1と同様である。
本変形例に係るホルダ85を採用する場合には、素電池74に接合されたクラッド板41への配線リードの接続が容易となり、製造工程の簡素化を図ることができる。
[その他の事項]
上記実施の形態1〜6および変形例1,2の各パック電池の形態は、本発明の一例を示すものであって、本発明は、これらの形態に限定を受けるものではない。例えば、電動アシスト自転車やハイブリッド自動車などに適用されるパック電池では、高電圧および高容量を得るために、より多くの素電池を備える構成が考えられるが、そのような構成を採用する場合には、上記実施の形態1〜6の各形態を拡張して適用することができる。その場合においても、少なくとも一の角型素電池の肩口部分に対し、電圧モニタリング用の配線、あるいは一の極の電力入出力用の配線を選択的に接続することにより、上記同様の作用・効果を得ることができる。
なお、図9に示すように、素電池の肩口部分に接続する配線は、必ずしも電圧モニタリング用の配線である必要はなく、電力入出力用の配線とすることもできる。この場合には、外装缶の底面である正極端子に電圧モニタリング用の配線を接続することになる。
また、上記実施の形態1〜6および変形例1,2では、素電池21〜26,74,75,121〜126,221〜226,321〜324,421〜424,521〜536としてリチウムイオン電池を採用することとしたが、必ずしも電池種類はこれに限定を受けるものではない。例えば、ニッケル−カドミウム電池やニッケル−水素電池などのアルカリ電池を採用することもできる。
また、上記実施の形態1〜6および変形例1,2では、素電池間の接続、および素電池と回路基板との接続に、導電性板体からなる配線リード51〜55,151〜155,251〜254,351〜357,451〜454,551〜555,559を用いることとしたが、設計のし易さなどを考慮してリード線などを用いて接続することもできる。また、リード線とリード板との併用も可能である。
また、上記実施の形態1〜6および変形例1,2では、素電池21〜26,74,75,121〜126,221〜226,321〜324,421〜424,521〜536の外装缶がアルミニウム(Al)またはその合金からなることとしたが、外装体の構成材料はこれに限定を受けるものではない。例えば、外装体が樹脂材料や金属ラミネートフィルムから構成されていてもよく、この場合には、外装体の一部に正極端子および負極端子と、電圧モニタリング用の端子を外部露出する状態で設ければよい。
また、上記実施の形態1〜6および変形例1,2では、素電池21〜26,74,75,121〜126,221〜226,321〜324,421〜424,521〜536の外装缶がアルミニウム(Al)またはその合金からなることを前提としたために、配線リードとの間にクラッド板を介挿させることとしたが、外装缶の構成材料によってはクラッド板を介挿させる必要はない。
本発明は、低い製造コストおよび低い内部抵抗のパック電池を実現するのに有効である。
1.パック電池
11.外装蓋
12.外装ケース
20,120,220,320,420,520.コアパック
21〜26,74,75,121〜126,221〜226,321〜324,421〜424,521〜536.素電池
27,127,227,327,427,537.回路基板
28,128,228,328,428,538.外部コネクタ
31,32.外装ラベル
41,42.クラッド板
51〜55,151〜155,251〜254,351〜357,451〜454,551〜555,559.配線リード
81,83,85.ホルダ
82,84.PTC素子
556〜558.リード線

Claims (5)

  1. 複数の角型素電池と、当該複数の角型素電池と外部機器との接続端である外部コネクタと、前記複数の角型素電池と前記外部コネクタとの間の電力流通路中に介挿される回路基板とを有するパック電池であって、
    前記複数の角型素電池の各々は、外装缶を有するとともに、一の端面に前記外装缶に対し電気的な絶縁が図られた第1の極端子が設けられており、前記外装缶における前記一の端面に対向する端面が第2の極端子に相当し、
    前記複数の角型素電池は、直並列接続されており、
    前記複数の角型素電池の内の少なくとも一の角型素電池には、前記回路基板との間に、電圧モニタリング配線が接続されており、
    前記一の角型素電池では、前記第1の極端子に対し第1の電力入出力配線が接続され、且つ、前記第2の極端子および前記外装缶における前記第1の極端子に隣接する箇所の一方に、前記電圧モニタリング配線が接続され、他方に第2の電力入出力配線が接続されている
    ことを特徴とするパック電池。
  2. 前記一の角型素電池では、前記外装缶における前記隣接する箇所に前記電圧モニタリング配線が接続されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のパック電池。
  3. 前記外装缶は、アルミニウムあるいはその合金からなり、
    前記第2の極端子と前記第2の電力入出力配線との間、および、前記外装缶における前記隣接する箇所と前記電圧モニタリング配線との間には、それぞれクラッド板が介挿されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のパック電池。
  4. 前記第1の電力入出力配線、および、前記第2の電力入出力配線、および、前記電圧モニタリング配線は、それぞれが長尺板状のリード板である
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のパック電池。
  5. 前記複数の角型素電池は、それぞれが非水電解質を備えている
    ことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のパック電池。
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