JP5373164B2 - 光学的情報記録方法、光学的情報再生方法、および光ディスク装置 - Google Patents
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Description
上記式のμは収束速度係数であり、係数更新速度を制御する値である。
これらのパターンについては、図の1407に示す加算回路および1407の除算回路により目標値の平均化を行う。このように時間軸方向の目標値を対称化することにより、立ち上がり波形の等化特性と立ち下がり波形の等化特性を等しくし、FIRフィルタによる等化特性実現時の係数対称化と同様の効果を得ることが出来る。
図17に本発明の第3の実施例における回路構成を示す。同図において、図1、図13と同様の機能を有する素子、およびブロックについては同様の図番を付してあり、ここでは説明を省略する。
図20に本発明の第4の実施例における回路構成を示す。同図において、図1および図17と同様の機能を有する素子、およびブロックについては同様の図番を付してあり、ここでは説明を省略する。
なお、その他の実施例としては、情報トラックを持つ情報記録媒体にレーザー光を照射し、その反射光により情報記録媒体に記録された情報を再生する光ディスク装置であって、反射光から得られる再生信号を所定の目標等化特性に等化する適応等化回路と、前記適応等化回路の出力波形から2値化信号を生成する2値化回路と、再生信号に同期したクロック信号と適応等化回路の出力波形の位相ずれ量を検出する位相ずれ検出回路と、を具備する光ディスク装置において、前記適応等化回路の等化特性が群遅延一定となるように、該適応等化回路の等化特性を補正する等化特性補正回路と、前記適応等化回路に対して、前記等化特性補正回路による補正動作の使用、未使用を切り替える等化特性制御切替スイッチとを具備することを特徴とする光ディスク装置がある。
さらに、情報記録媒体から得られる再生信号を2値化回路に入力して情報再生を行う際は前記等化特性補正回路を未使用とし、情報記録媒体から得られる再生信号から、位相ずれ検出回路を介して該再生信号の位相ずれ量を検出する際は前記等化特性補正回路を使用する、ように前記等化特性制御切替スイッチを切り替えることも可能である。
さらに、情報記録媒体から得られる再生信号を2値化回路に入力して情報再生を行う際は前記等化特性補正回路を未使用とし、上記光ディスク装置の情報再生パラメータ条件、およびサーボ条件を学習する際には前記等化特性制御切替スイッチを切り替えて前記等化特性補正回路を使用して、情報記録媒体から得られる再生信号の位相ずれ量を検出することを特徴とする光ディスク装置も考え得る。
また、その他の実施例としては、情報トラックを持つ情報記録媒体にレーザー光を照射して情報を記録し、その反射光により情報記録媒体に記録された情報を再生する光ディスク装置であって、レーザー光を照射するレーザー光源と、前記レーザー光源を駆動する駆動電流を生成するレーザー駆動回路と、前記反射光から得られる再生信号を所定の目標等化特性に等化する適応等化回路と、前記適応等化回路の出力波形から2値化信号を生成する2値化回路と、再生信号に同期したクロック信号と前記適応等化回路の出力波形の位相ずれ量を検出する位相ずれ検出回路と、記録する情報と記録ストラテジに基づいて前記レーザー駆動回路を制御する記録波形生成回路と、前記位相ずれ量に基づいて記録ストラテジのパラメータを調整する記録ストラテジ調整回路と、を具備する光ディスク装置において、前記適応等化回路の等化特性が群遅延一定となるように、前記適応等化回路の等化特性を補正する等化特性補正回路と、前記適応等化回路に対して、前記等化特性補正回路による補正動作の使用、未使用を切り替える等化特性制御切替スイッチと、を具備することを特徴とする光ディスク装置も考え得る。
さらに、情報記録媒体から得られる再生信号を、上記2値化回路に入力して情報再生を行う際は、前記等化特性補正回路を未使用とし、記録ストラテジのパラメータの調整を行う際は、前記等化特性補正回路を使用する、ように前記等化特性制御切替スイッチを切り替えることを特徴とする光ディスク装置も考え得る。
さらに、情報記録媒体から得られる再生信号を、上記2値化回路に入力して情報再生を行う際は、前記等化特性補正回路を未使用とし、情報記録媒体への情報記録後、前記等化特性補正回路を使用して該記録情報を再生し、得られた位相ずれ量が所定値以上である場合に、該情報記録媒体に再度同じ情報記録を実施するように前記等化特性制御切替スイッチを切り替えることを特徴とする光ディスク装置も考え得る。
さらに、前記適応等化回路はチャネルクロックの整数倍を遅延単位とする遅延素子の出力と所定の係数の乗算により出力が決定されるトランスバーサルフィルタで構成され、前記等化特性補正回路は、上記トランスバーサルフィルタフィルタがN個の遅延素子から構成され、各遅延素子の出力をd1からdN、その出力に対する係数をc1からcNとしたとき、c(1+x) = c(N-x) (x=0, 1, …, N/2)となるように上記係数値を補正することを特徴とする光ディスク装置も考え得る。
さらに、前記所定の目標等化特性と、前記波形等化回路の出力波形の差分である等化誤差を前記位相ずれ量とすることを特徴とする光ディスク装置も考え得る。
また、その他の実施例としては、情報トラックを持つ情報記録媒体にレーザー光を照射し、その反射光により情報記録媒体に記録された情報を再生する光ディスク装置であって、前記反射光から得られる再生信号を等化する波形等化回路と、前記波形等化回路の出力波形からビタビ復号を行って2値化信号を出力するビタビ復号回路と、前記波形等化回路の出力波形と2値化信号から、ビタビ復号回路の基準値を変更するビタビ復号基準値制御回路と、前記波形等化回路の出力波形と前記ビタビ復号回路の基準値の差分から等化誤差量を検出する等化誤差検出回路と、を具備する光ディスク装置において、前記ビタビ復号基準値制御回路において、時間軸方向に対称な2値化信号パターンから生成される基準値の値を等しくするビタビ復号基準値補正回路と、前記ビタビ復号基準値補正回路による補正動作の使用、未使用を切り替えるビタビ復号基準値制御切替スイッチと、を具備することを特徴とする光ディスク装置も考え得る。
さらに、情報記録媒体から得られる再生信号を上記2値化回路に入力して情報再生を行う際は前記ビタビ復号基準値補正回路を未使用とし、情報記録媒体から得られる再生信号から、上記等化誤差検出回路を介して該再生信号の等化誤差量を検出する際は前記ビタビ復号基準値補正回路を使用する、ように前記ビタビ復号基準値制御切替スイッチを切り替えることを特徴とする光ディスク装置も考え得る。
さらに、情報記録媒体から得られる再生信号を2値化回路に入力して情報再生を行う際は前記ビタビ復号基準値補正回路を未使用とし、上記光ディスク装置の情報再生パラメータ条件、およびサーボ条件を学習する際には前記ビタビ復号基準値補正回路を使用して、情報記録媒体から得られる再生信号から等化誤差量を検出し、該等化誤差量が最小となるようにパラメータ条件、およびサーボ条件を決定するように前記ビタビ復号基準値制御切替スイッチを切り替えることを特徴とする光ディスク装置も考え得る。
また、その他の実施例としては、情報トラックを持つ情報記録媒体にレーザー光を照射して情報を記録し、その反射光により情報記録媒体に記録された情報を再生する光ディスク装置であって、レーザー光を照射するレーザー光源と、前記レーザー光源を駆動する駆動電流を生成するレーザー駆動回路と、前記反射光から得られる再生信号を等化する波形等化回路と、前記波形等化回路の出力波形からビタビ復号を行って2値化信号を出力するビタビ復号回路と、前記波形等化回路の出力波形と2値化信号から、ビタビ復号回路の基準値を変更するビタビ復号基準値制御回路と、前記波形等化回路の出力波形と前記ビタビ復号回路の基準値の差分から等化誤差量を検出する等化誤差検出回路と、記録する情報と記録ストラテジに基づいてレーザー駆動回路を制御する記録波形生成回路と、前記等化誤差量に基づいて記録ストラテジのパラメータを調整する記録ストラテジ調整回路と、を具備する光ディスク装置において、前記ビタビ復号基準値制御回路において、時間軸方向に対称な2値化信号パターンから生成される基準値の値を等しくするビタビ復号基準値補正回路と、前記ビタビ復号基準値補正回路による補正動作の使用、未使用を切り替えるビタビ復号基準値制御切替スイッチと、を具備することを特徴とする光ディスク装置も考え得る。
さらに、情報記録媒体から得られる再生信号を、前記2値化回路に入力して情報再生を行う場合は、前記ビタビ復号基準値補正回路を未使用とし、記録ストラテジのパラメータの調整を行う際は、前記ビタビ復号基準値補正回路を使用する、ように前記ビタビ復号基準値制御切替スイッチを切り替えることを特徴とする光ディスク装置も考え得る。
さらに、情報記録媒体から得られる再生信号を、前記2値化回路に入力して情報再生を行う際は、前記ビタビ復号基準値補正回路を未使用とし、情報記録媒体への情報記録後、前記ビタビ復号基準値補正回路を使用して該記録情報を再生し、得られた等化誤差量が所定値以上である場合に、該情報記録媒体に再度同じ情報記録を実施するように前記ビタビ復号基準値制御切替スイッチを切り替えることを特徴とする光ディスク装置も考え得る。
また、その他の実施例としては、情報トラックを持つ情報記録媒体にレーザー光を照射し、その反射光により情報記録媒体に記録された情報を再生する光ディスク装置であって、前記反射光から得られる再生信号を等化する波形等化回路と、前記波形等化回路の出力波形からビタビ復号を行って2値化信号を出力するビタビ復号回路と、前記波形等化回路の出力波形と2値化信号から、前記ビタビ復号回路の基準値を変更するビタビ復号基準値制御回路と、時間軸方向に対称な2値化信号パターンから生成されるビタビ復号基準値の値を等しくするビタビ復号基準値補正回路と、前記波形等化回路の出力波形と前記ビタビ復号基準値補正回路から出力される基準値の差分から等化誤差量を検出する等化誤差検出回路と、を具備することを特徴とする光ディスク装置も考え得る。
また、その他の実施例としては、情報トラックを持つ情報記録媒体にレーザー光を照射して情報を記録し、その反射光により情報記録媒体に記録された情報を再生する光ディスク装置であって、レーザー光を照射するレーザー光源と、レーザー光源を駆動する駆動電流を生成するレーザー駆動回路と、前記反射光から得られる再生信号を等化する波形等化回路と、波形等化回路の出力波形からビタビ復号を行って2値化信号を出力するビタビ復号回路と、波形等化回路の出力波形と2値化信号から、ビタビ復号回路の基準値を変更するビタビ復号基準値制御回路と、時間軸方向に対称な2値化信号パターンから生成されるビタビ復号基準値の値を等しくするビタビ復号基準値補正回路と、波形等化回路の出力波形と上記ビタビ復号基準値補正回路から出力される基準値の差分から等化誤差量を検出する等化誤差検出回路と、記録する情報と記録ストラテジに基づいてレーザー駆動回路を制御する記録波形生成回路と、前記等化誤差量に基づいて記録ストラテジのパラメータを調整する記録ストラテジ調整回路と、を具備することを特徴とする光ディスク装置も考え得る。
さらに、前記波形等化回路の周波数に対する群遅延特性は一定である、ことを特徴とする光ディスク装置も考え得る。
また、その他の実施例としては、情報トラックを持つ情報記録媒体にレーザー光を照射し、その反射光により情報記録媒体に記録された情報を再生する光学的情報再生方法であって、情報記録媒体から得られる再生信号を適応等化回路を介して2値化回路に入力して情報再生を行う際は適応等化回路をそのまま使用し、情報再生パラメータ条件、およびサーボ条件を学習する際には前記適応等化回路の群遅延特性を一定とし、情報記録媒体から得られる再生信号の位相ずれ量を検出するように前記適応等化回路の等化特性制御を切り替えることを特徴とする光学的情報再生方法も考え得る。
また、その他の実施例としては、情報トラックを持つ情報記録媒体にレーザー光を時系列パルス列である記録ストラテジとして照射して情報を記録する光学的情報記録方法であって、情報記録媒体から情報再生を行う際は、得られる再生信号を適応等化回路を介して2値化回路に入力して情報再生を行い、記録ストラテジを調整する際には前記適応等化回路の群遅延特性を一定とし、情報記録媒体から得られる再生信号の位相ずれ量を検出するように前記適応等化回路の等化特性制御を切り替えることを特徴とする光学的情報記録方法も考え得る。
また、その他の実施例としては、情報トラックを持つ情報記録媒体にレーザー光を時系列パルス列である記録ストラテジとして照射して情報を記録する光学的情報記録方法であって、情報記録媒体から情報再生を行う際は、得られる再生信号を適応等化回路を介して2値化回路に入力して情報再生を行い、情報記録媒体への情報記録を行う際は、情報記録後に前記適応等化回路の群遅延特性を一定にして該記録情報を再生し、得られた位相ずれ量が所定値以上である場合に、該情報記録媒体に再度同じ情報記録を実施するように前記適応等化回路の等化特性制御を切り替えることを特徴とする光学的情報記録方法も考え得る。
また、その他の実施例としては、情報トラックを持つ情報記録媒体にレーザー光を照射し、その反射光により情報記録媒体に記録された情報を再生する光学的情報再生方法であって、情報記録媒体から得られる再生信号を等化回路を介してビタビ復号回路に入力して情報再生を行う際は、ビタビ復号回路のブランチメトリックが最小となるようにビタビ復号の基準値を制御し、情報再生パラメータ条件、およびサーボ条件を学習する際には、ビタビ復号回路のブランチメトリックが最小、かつ時間軸方向に対称な2値化信号パターンから生成されるビタビ復号回路の基準値が等しくなるようにビタビ復号の基準値を制御するように前記ビタビ復号の基準値制御を切り替えることを特徴とする光学的情報再生方法も考え得る。
また、その他の実施例としては、情報トラックを持つ情報記録媒体にレーザー光を時系列パルス列である記録ストラテジとして照射して情報を記録する光学的情報記録方法であって、情報記録媒体から得られる再生信号を等化回路を介してビタビ復号回路に入力して情報再生を行う際は、前記ビタビ復号回路のブランチメトリックが最小となるようにビタビ復号の基準値を制御し、記録ストラテジを調整する際には、ビタビ復号回路のブランチメトリックが最小、かつ時間軸方向に対称な2値化信号パターンから生成されるビタビ復号回路の基準値が等しくなるようにビタビ復号の基準値を制御するように前記ビタビ復号の基準値制御を切り替えることを特徴とする光学的情報記録方法も考え得る。
情報トラックを持つ情報記録媒体にレーザー光を時系列パルス列である記録ストラテジとして照射して情報を記録する光学的情報記録方法であって、情報記録媒体から得られる再生信号を等化回路を介してビタビ復号回路に入力して情報再生を行う際は、前記ビタビ復号回路のブランチメトリックが最小となるようにビタビ復号の基準値を制御し、情報記録媒体への情報記録を行う際は、ビタビ復号回路のブランチメトリックが最小、かつ時間軸方向に対称な2値化信号パターンから生成されるビタビ復号回路の基準値が等しくなるようにビタビ復号の基準値を制御し、得られた等化誤差量が所定値以上である場合に、該情報記録媒体に再度同じ情報記録を実施するように前記適応等化回路の等化特性制御を切り替えることを特徴とする光学的情報記録方法も考え得る。
Claims (2)
- 光ディスクに記録された情報を再生する光ディスク再生方法であって、
レーザー光を前記光ディスクに照射するステップと、
前記レーザー光を前記光ディスクに照射したときの反射光から得られる再生信号を、適応等化回路により所定の目標等化特性に等化するステップと、
前記適応等化回路の出力波形から2値化信号を2値化回路により生成するステップと、
を備え、
前記情報は、FIRフィルタである前記適応等化回路のN個の乗算器の係数値を順にC1からCNとしたとき、x(1≦x≦N, x:整数)番目の係数値Cxと(N−x+1)番目の係数値C(N−x+1)とが等しくなるように補正をし、再生信号に同期したクロック信号と前記適応等化回路の出力波形の位相ずれ量が最小となるように調整された記録ストラテジを用いて記録された情報である、光ディスク再生方法。 - 光ディスクに記録された情報を再生する光ディスク再生方法であって、
レーザー光を前記光ディスクに照射するステップと、
前記レーザー光を前記光ディスクに照射したときの反射光から得られる再生信号を、適応等化回路により所定の目標等化特性に等化するステップと、
前記適応等化回路の出力波形から2値化信号を2値化回路により生成するステップと、
を備え、
前記情報は、FIRフィルタである前記適応等化回路のN個の乗算器の係数値を順にC1からCNとしたとき、x(1≦x≦N, x:整数)番目の係数値Cxと(N−x+1)番目の係数値C(N−x+1)とが等しくなるように補正をし、前記2値化信号から生成する目標等化出力と前記適応等化回路の出力波形との位相ずれ量が最小となるように調整された記録ストラテジを用いて記録された情報である、光ディスク再生方法。
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