JP5371078B2 - 光学材料、およびその製造方法 - Google Patents
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Description
J. Muller, C. Sonnichesen, H. von Poschinger, G. von Plessen, T. A. Klar and J. Feldmann: Appl. Phys. Lett., Vol.81 (2002) 4357 O. A. Plaksin, Y. Takeda, H. Amekura, N. Umeda, K. Kono, N. Okubo, N. Kishimoto: Appl. Surf. Sci., Vol.241 (2005) 213
マトリクス材料と、該マトリクス材料中に分散された金属微粒子を具えてなる成形体型光学材料薄膜を、光の伝播媒質とする光学材料であり、
前記マトリクス材料は、常温衝撃固化現象によって、平均半径d0(nm)が、d0≦500nmの範囲の粒径を有する微粒子が一体に成形されたものであり、
前記マトリクス材料中に分散されている該金属微粒子は、プラズモン共鳴ピークを示し、
該金属微粒子の表面を構成する金属材料が、真空中において示すプラズモン共鳴ピークのピーク波長λp0(nm)において、前記マトリクス材料の消衰係数kが、k<0.01の範囲に選択されている
ことを特徴とする光学材料である。
光透過性材料で構成されるマトリクスと、該マトリクス中に分散された金属微粒子を具えてなる成形体型光学材料からなる薄膜光学材料であって、
前記マトリクスは、常温衝撃固化現象によって、平均半径d0(nm)が、d0≦500nmの範囲の粒径を有する光透過性材料の微粒子が一体に成形されたものであり、
前記マトリクス中に分散されている該金属微粒子は、プラズモン共鳴ピークを示し、
該金属微粒子の表面を構成する金属材料が、真空中において示すプラズモン共鳴ピークのピーク波長λp0(nm)において、前記マトリクス自体の消衰係数kが、k<0.01の範囲に選択されている
ことを特徴とする薄膜光学材料とする。
該マトリクス中に分散されている金属微粒子の平均粒子径は、
前記光学材料を、光の伝播媒質として利用する際、該光学材料中を伝播させるべき光の真空中における波長λ0(nm)に対して、
該金属微粒子の平均半径dm(nm)が、dm≦(1/10)×λ0となる範囲に選択されていることが好ましい。
前記光透過性材料で構成されるマトリクスと、該マトリクス中に分散された金属微粒子を具えてなる成形体型光学材料は、
さらに、該マトリクス中に分散して存在する微粒子状の微細領域を具えており、
該マトリクス中に分散して存在する微粒子状の微細領域における屈折率n1は、前記マトリクスを構成する光透過性材料の屈折率n0と異なっており、
前記光学材料を、光の伝播媒質として利用する際、該薄膜光学材料中を伝播させるべき光の真空中における波長λ0(nm)に対して、
前記マトリクス材料中に分散して存在する微粒子状の微細領域の平均半径d2(nm)は、d2 6/λ0 4<4×10-5 nm2の関係を満すように選択されていることが好ましい。
前記光学材料を、光の伝播媒質として利用する際、該光学材料中を伝播させるべき光の真空中における波長λ0(nm)に対して、
該光透過性材料の微粒子の平均半径d0(nm)が、d0 6/λ0 4<4×10-5 nm2の関係を満すように作製されていることが好ましい。
該マトリクス中に分散されている金属微粒子の体積分率は、0.005%以上1%以下であることが望ましい。
該マトリクス材料中に分散されている金属微粒子のプラズモン共鳴モードが一つである構成とすることができる。その際、
該マトリクス材料中に分散されている金属微粒子の形状が球状、もしくは立方体形状であることが望ましい。
該マトリクス材料中に分散されている金属微粒子のプラズモン共鳴モードが複数ある構成とすることができる。その際、
該マトリクス材料中に分散されている金属微粒子の形状が、回転楕円体、円柱状、円盤状であることが望ましい。
上記構成を有する本発明の光学材料を製造する方法であって、
前記成形体型光学材料からなる薄膜の作製工程において、
前記マトリクスを構成する光透過性材料の微粉末状結晶と、前記金属微粒子とを所定の含有比率で均一に混合してなる原料粉末を、キャリアガス中に所定の密度で浮遊させ、所定の供給速度で下地層の表面に吹き付けて、
前記下地層の表面に吹き付けた際、原料粉末に含まれる前記光透過性材料の微粉末状結晶を、平均半径d0(nm)がd0≦500nmの範囲の微細粒子に粉砕し、
該微細粒子相互を、常温衝撃固化現象を利用して接合させ、
前記金属微粒子を、該微細粒子の接合体の隙間に均一に分散させた成形体の薄膜を形成する
ことを特徴とする光学材料の製造方法である。
≒λp0・n
ここで、光の振動数の範囲では、εr≒n2である。
その際、該薄膜試料表面での反射率:R0(λ)、下地基板(ガラス基板)と薄膜試料との界面での反射率:R1(λ)、下地基板(ガラス基板)自体の吸収率:A1(λ)は、下記のようにして、見積もることができる。すなわち、原料粉末として、光透過性材料の粉末のみを用いて、同様の条件で作製した、光透過性材料のマトリクスからなる、極く薄い単体膜において測定される透過率スペクトルにおいて、実測される透過率:Tobs0(λ)は、次のように近似的に表すことができる。
従って、該薄膜光学材料内における、吸収、光散乱に起因する、見かけの吸収率:A0(λ)は、次のように近似的に求めることができる。
該薄膜光学材料内における、吸収、光散乱に起因する、見かけの吸収率:A0(λ)は、マトリクス自体に起因する光散乱(レイリー散乱)に由来する、見かけの吸収率:A0Matrix(λ)と、分散されている金属微粒子に起因するプラズモン共鳴、レイリー散乱に由来する、見かけの吸収率:A0Metal(λ)との和として、近似される。
その際、分散されている金属微粒子に起因するプラズモン共鳴、レイリー散乱に由来する、見かけの吸収率:A0Metal(λ)は、マトリクス中に分散されている金属微粒子の分散密度に比例している。一方、マトリクス自体に起因する光散乱(レイリー散乱)に由来する、見かけの吸収率:A0Matrix(λ)は、近似的に、マトリクス中に分散されている金属微粒子の分散密度に依存しないと見做せる。
なお、マトリクス自体に起因する光散乱(レイリー散乱)に由来する、見かけの吸収率:A0Matrix(λ)は、レイリー散乱に起因するため、A0Matrix(λ)∝λ-1で近似可能な波長依存性を示す。一方、光透過性材料で構成されるマトリクスの実効的な屈折率をneffとすると、分散されている金属微粒子に起因するプラズモン共鳴のピーク波長:λp(nm)は、該金属微粒子の表面を構成する金属材料が、真空中において示すプラズモン共鳴ピークのピーク波長λp0(nm)を用いて、近似的に下記のように表すことができる。
従って、波長:λp(nm)における、A0Matrix(λp)と、波長λp0(nm)におけるA0Matrix(λp0)は、近似的に次の関係を有することになる。
少なくとも、波長:λp(nm)における、A0Matrix(λp)と、波長λp0(nm)における、A0Matrix(λp0)との間には、A0Matrix(λp)<A0Matrix(λp0)の関係が存在している。
ε”(ω)=2n(ω)・k(ω)
であり、損失率:ε”(ω)/ε’(ω)は、下記のように表記される。
その際、吸収、光散乱(レイリー散乱)が僅かである場合、すなわち、k(ω)≪n(ω)の条件下では、下記のように近似できる。
≒2n(ω)・k(ω)/n(ω)2
≒2k(ω)/n(ω)
加えて、k(ω)≪n(ω)の条件下では、「光透過性材料」自体の屈折率n0を用いて、n(ω)≒n0と、近似することができる。結果として、下記の近似式で表記できる。
仮に、ε”(ω)/ε’(ω)を、光透過率の減少:ΔT(ω)と見做すと、
ΔT(ω)≒2k(ω)/n0
結果として、k(ω)≒n0・ΔT(ω)/2 として、消衰係数k(ω)を算定することが可能である。見かけの吸収率:A0Matrix(λp0)は、光透過率の減少:ΔT(λp0)に相当する値であり、上記の条件下では、下記のように算出することが可能である。
≒n0・A0Matrix(λp0)/2
上記の点を考慮して、本発明では、薄膜光学材料において、該光透過性材料のマトリクス中に分散されている金属微粒子に起因するプラズモン共鳴のピーク波長:λp(nm)における、マトリクス自体の消衰係数k(λp)に代えて、波長λp0(nm)における、マトリクス自体の消衰係数k(λp0)を、光透過性材料で構成されるマトリクスの透明度を示す指標としている。
図1は、本実施態様で成形体型光学材料薄膜の作製に用いた、AD法による成膜装置の構成を示す概略図である。キャリアガスとして酸素ガスを用いており、この酸素ガスを内蔵するガスボンベ30は搬送管を介してガラスボトル31に接続されている。ガラスボトル31内に、原料粉末32を入れ、排気管33を介して、20Pa程度の真空に排気した後、キャリアガスとして、酸素ガスの所定の流量に制御しながら導入する。ガラスボトル31を加振器34により振動させることで、酸素ガス中に原料粉末の微粒子を分散させたエアロゾルを発生させる。発生したエアロゾルは、キャリアガスにより、搬送管35を介して、成膜チャンバー36に搬送する。成膜チャンバー36は、真空ポンプ37により所定の真空度に排気される。ノズル38から、基板39表面に原料粉末を吹き付けることで、常温衝突固化現象を利用する薄膜の形成がなされる。
その際、該薄膜試料表面での反射率:R0(λ)、下地基板(ガラス基板)と薄膜試料との界面での反射率:R1(λ)、下地基板(ガラス基板)自体の吸収率:A1(λ)は、下記のようにして、見積もることができる。すなわち、原料粉末として、PZT系粉末のみを用いて、同様の条件で作製した、極く薄いPZT単体膜のアニール処理済み試料において測定される透過率スペクトルにおいて、実測される透過率:Tobs0(λ)は、次のように近似的に表すことができる。
従って、該薄膜試料内における、吸収、光散乱に起因する、見かけの吸収率:A0(λ)は、次のように近似的に求めることができる。
該薄膜試料内における、吸収、光散乱に起因する、見かけの吸収率:A0(λ)は、マトリクス自体に起因する光散乱(レイリー散乱)に由来する、見かけの吸収率:A0Matrix(λ)と、分散されている金属微粒子に起因するプラズモン共鳴、レイリー散乱に由来する、見かけの吸収率:A0Metal(λ)との和として、近似される。
その際、分散されている金属微粒子に起因するプラズモン共鳴、レイリー散乱に由来する、見かけの吸収率:A0Metal(λ)は、マトリクス中に分散されている金属微粒子の分散密度に比例している。一方、マトリクス自体に起因する光散乱(レイリー散乱)に由来する、見かけの吸収率:A0Matrix(λ)は、近似的に、マトリクス中に分散されている金属微粒子の分散密度に依存しないと見做せる。
なお、マトリクス自体に起因する光散乱(レイリー散乱)に由来する、見かけの吸収率:A0Matrix(λ)は、レイリー散乱に起因するため、A0Matrix(λ)∝λ-1で近似可能な波長依存性を示す。一方、マトリクスの実効的な屈折率をneffとすると、分散されている金属微粒子に起因するプラズモン共鳴のピーク波長:λp(nm)は、該金属微粒子の表面を構成する金属材料が、真空中において示すプラズモン共鳴ピークのピーク波長λp0(nm)を用いて、近似的に下記のように表すことができる。
従って、波長:λp(nm)における、A0Matrix(λp)と、波長λp0(nm)におけるA0Matrix(λp0)は、近似的に次の関係を有することになる。
少なくとも、波長:λp(nm)における、A0Matrix(λp)と、波長λp0(nm)における、A0Matrix(λp0)との間には、A0Matrix(λp)<A0Matrix(λp0)の関係が存在している。
本実施態様では、α−アルミナで構成されるマトリクス中に、ナノサイズの金微粒子が分散されている成形体型光学材料薄膜の形成に、次の成膜条件を用いている。すなわち、キャリアガスの酸素ガス中に分散されるα−アルミナ粉末と金微粒子を混合した原料粉末は、加振器の振動数:200rpm(250/60Hz)、酸素ガス流量:6.0L/分の条件でエアロゾルとされる。成膜チャンバー内の圧力(真空度)は、差動排気により、成膜時は、800Pa程度に維持する。基板表面への原料粉末の吹き付けは、ノズルと基板の入射角を15°として行う。基板(下地層)には、ガラス基板を用いた。
本実施態様では、強誘電体材料で電気光学効果を持つジルコン酸チタン酸鉛(PZT)系粉末をマトリクス材料とし、金属微粒子材料に金を選択した。成膜条件は実施の態様1と同様である。原料粉末は、ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)系粉末と、金微粒子の混合物である。用いるPZT系粉末の組成は、Pb(ZrxTi1-x)O3においてx=0.52であり、該PZT系粉末(微細結晶)の平均粒径は、0.7μmとした。また、金微粒子は、直径10nm、長さ20nmの円柱形状である。原料粉末中における、金微粒子の含有率を、体積分率で0.019%とする条件を選択している。
31 ガラスボトル
32 原料粉末
33 排気管
34 加振器
35 搬送管
36 成膜チャンバー
37 真空ポンプ
38 ノズル
39 基板
Claims (11)
- マトリクス材料と、該マトリクス材料中に分散された金属微粒子を具えてなる成形体型光学材料薄膜を、光の伝播媒質とする光学材料であり、
前記マトリクス材料は、常温衝撃固化現象によって、平均半径d 0 (nm)が、d 0 ≦500nmの範囲の粒径を有する微粒子が一体に成形されたものであり、
前記マトリクス材料中に分散されている該金属微粒子は、プラズモン共鳴ピークを示し、
該金属微粒子の表面を構成する金属材料が、真空中において示すプラズモン共鳴ピークのピーク波長λ p0 (nm)において、前記マトリクス材料の消衰係数kが、k<0.01の範囲に選択されており、
該マトリクス中に分散されている金属微粒子の平均半径d m (nm)は、少なくとも、20nm以上であり、
前記成形体型光学材料薄膜全体に対して、
該マトリクス中に分散されている金属微粒子の体積分率は、0.005%以上0.019%以下である
ことを特徴とする光学材料。 - 該マトリクス中に分散されている金属微粒子の平均粒子径は、
前記光学材料を、光の伝播媒質として利用する際、該光学材料中を伝播させるべき光の真空中における波長λ0(nm)に対して、
該金属微粒子の平均半径dm(nm)が、dm≦(1/10)×λ0となる範囲に選択されている
ことを特徴とする請求項1に記載の光学材料。 - 該金属微粒子の表面を構成する金属材料は、金、銀、銅、タングステンからなる単体金属の群から選択される単体金属、あるいは、それら金属二種以上で構成される合金材料である
ことを特徴とする請求項1に記載の光学材料。 - 前記光透過性材料で構成されるマトリクスと、該マトリクス中に分散された金属微粒子を具えてなる成形体型光学材料は、
さらに、該マトリクス中に分散して存在する微粒子状の微細領域を具えており、
該マトリクス中に分散して存在する微粒子状の微細領域における屈折率n1は、前記マトリクスを構成する光透過性材料の屈折率n0と異なっており、
前記光学材料を、光の伝播媒質として利用する際、該光学材料中を伝播させるべき光の真空中における波長λ0(nm)に対して、
前記マトリクス材料中に分散して存在する微粒子状の微細領域の平均半径d2(nm)は、d2 6/λ0 4<4×10-5 nm2の関係を満すように選択されている
ことを特徴とする請求項1に記載の光学材料。 - 一体に成形された該マトリクスを構成している前記光透過性材料の微粒子は、
前記光学材料を、光の伝播媒質として利用する際、該光学材料中を伝播させるべき光の真空中における波長λ0(nm)に対して、
該光透過性材料の微粒子の平均半径d0(nm)が、d0 6/λ0 4<4×10-5 nm2の関係を満すように作製されている
ことを特徴とする請求項4に記載の光学材料。 - 請求項1に記載の光学材料を製造する方法であって、
前記成形体型光学材料からなる薄膜の作製工程において、
前記マトリクスを構成する光透過性材料の微粉末状結晶と、前記金属微粒子とを所定の含有比率で均一に混合してなる原料粉末を、キャリアガス中に所定の密度で浮遊させ、所定の供給速度で下地層の表面に吹き付けて、
前記下地層の表面に吹き付けた際、原料粉末に含まれる前記光透過性材料の微粉末状結晶を、平均半径d0(nm)がd0≦500nmの範囲の微細粒子に粉砕し、
該微細粒子相互を、常温衝撃固化現象を利用して接合させ、
前記金属微粒子を、該微細粒子の接合体の隙間に均一に分散させた成形体の薄膜を形成する
ことを特徴とする光学材料の製造方法。 - 前記常温衝撃固化現象を利用する成形体の薄膜を形成する手法として、エアロゾルデポジション法を用いる
ことを特徴とする請求項6に記載の光学材料の製造方法。 - 該マトリクス材料中に分散されている金属微粒子のプラズモン共鳴モードが一つである
ことを特徴とする請求項1に記載の光学材料。 - 該マトリクス材料中に分散されている金属微粒子の形状が球状、もしくは立方体形状である
ことを特徴とする請求項8に記載の光学材料。 - 該マトリクス材料中に分散されている金属微粒子のプラズモン共鳴モードが複数ある
ことを特徴とする請求項1に記載の光学材料。 - 該マトリクス材料中に分散されている金属微粒子の形状が、回転楕円体、円柱状、円盤状である
ことを特徴とする請求項10に記載の光学材料。
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