JP5369752B2 - 燃料電池発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池の排熱を利用できるように構成された燃料電池発電装置に関する。
燃料電池発電装置は、天然ガスを改質して得られる水素と空気中の酸素との結合エネルギーを直接電気エネルギーに変換する発電装置である。かかる燃料電池発電装置には、電解質層と、これを挟持するアノード電極及びカソード電極からなる単位電池を複数積層した燃料電池が使用されている。燃料電池は、発電に伴い発熱することから、冷却水を通流して発電最適温度に維持している。
従来の燃料電池発電装置の一例を図5に基づいて説明すると、図中の1は、燃料電池冷却水循環経路であって、燃料電池2を冷却する第1冷却水の循環経路である。この燃料電池冷却水循環経路1は、燃料電池2、ヒータ3、水蒸気分離器4、電池冷却水循環ポンプ5、冷却用熱交換器6、電池冷却水水温センサ8、電池冷却水調整バルブ9、及びこれら各構成機器を結ぶ配管を備えている。なお、冷却用熱交換器6及び電池冷却水調整バルブ9は、電池冷却水循環ポンプ5に戻るバイパス経路に設けられている。
燃料電池冷却水循環経路1では、作動中の燃料電池2に第1冷却水を流入させて、燃料電池2から発電により生じる熱量を奪って燃料電池2の温度を下げる。燃料電池2から流出した第1冷却水は加温されて高温になっており、この高温の第1冷却水は、ヒータ3を通過して水蒸気分離器4に流入させて冷却し、電池冷却水循環ポンプ5によって、燃料電池2に戻される。このとき、一部の水はバイパス経路を通り、冷却用熱交換器6によって冷却されて燃料電池2に戻される。そして、電池冷却水水温センサ8の検知値に応じて電池冷却水調整バルブ9の開度を調節して、冷却用熱交換器6によって冷却された第1冷却水の流量を調整することで、燃料電池冷却水循環経路1内の第1冷却水の水温を予め定められた所定温度に調整している。
図中の70は、第2冷却水循環経路であって、第1冷却水を冷却する第2冷却水の循環経路である。この第2冷却水循環経路70は、第2冷却水循環ポンプ11、排熱回収用熱交換器71、冷却装置73、調整バルブ74,75及び各構成機器を結ぶ配管を備えている。
第2冷却水循環経路70では、冷却用熱交換器6を介し、第1冷却水と熱交換して昇温した第2冷却水の一部または全部が、排熱回収用熱交換器71及び/又は冷却装置73を通過した後、第2冷却水循環ポンプ11によって、冷却用熱交換器6へ圧送されて第2冷却水循環経路70内を循環している。そして、調整バルブ74の開度を調整することで、排熱回収用熱交換器71を流動する第2冷却水の流量と、排熱回収用熱交換器71を介さないバイパスを流動する冷却水の流量とを調整し、調整バルブ75の開度を調整することで、冷却装置73を流動する第2冷却水の流量と、冷却装置73を介さないバイパスを流動する冷却水の流量とを調整して、第2冷却水循環経路70を循環する冷却水の温度を予め定められた所定温度に保っている。
図中の80は、回収水循環経路であって、燃料電池2から排出される排ガスから回収した回収水の循環経路である。この回収水循環経路80は、回収水生成装置21、回収水循環ポンプ23、排熱回収用熱交換器72、冷却装置25、調整バルブ76及び各構成機器を結ぶ配管を備えている。
上記回収水生成装置21で回収された回収水は、回収水循環ポンプ23によって排熱回収用熱交換器72へ圧送され、排熱回収用熱交換器72を通過し、更にその一部または全部は冷却装置25を通過して再び回収水生成装置21に送られる。つまり、調整バルブ76の開度を調整して、冷却装置25を流動する回収水の流量と、冷却装置25を介さないバイパスを流動する冷却水の流量とを調整して、回収水生成装置21内の回収水の温度を予め定められた所定温度に保っている。
また、第2冷却水循環経路70では、排熱回収用熱交換器71を介して、第2冷却水循環経路70を通る第2冷却水と熱交換することで、約85℃〜94℃の高温水を安定して生成することができ、同様に、回収水循環経路80では、排熱回収用熱交換器72を介して、回収水循環経路80を通る回収水と熱交換することで、約40℃〜50℃の低温水を安定して生成することができ、生成した高温水や低温水は、ユーザの温水利用などに提供されて、回収された排熱が有効活用されている。
このように、図5に示す従来の燃料電池発電装置は、第2冷却水循環経路70及び回収水循環経路80のそれぞれに冷却装置25,73を備えており、各々の冷却装置25,73にて、各循環経路を循環する水を冷却して、それぞれ個別に温度制御している。
また、下記特許文献1には、燃料電池と、改質器と、燃料電池及び改質器から排出される熱を温度レベルの異なる冷却水により熱交換して排出する低温水用熱交換器及び高温水用熱交換器と、を備えた燃料電池発電装置の排熱処理をするに当り、低温水用熱交換器及び高温水用熱交換器における温度レベルの異なる冷却水を、空冷ファンにより一括冷却する空冷式冷却器における低温水用冷却器及び高温水用冷却器にそれぞれ循環して冷却し、空冷式冷却器における冷却空気を、低温水用冷却器側から高温水用冷却器側に通流して冷却することが開示されている。
特開2002−280033号公報
図5に示すような従来の燃料電池発電装置では、2つの冷却水系を循環する水温を制御するため、それぞれの循環経路に冷却装置を配置していたので、装置のコストや定期メンテナンスの工数が増えて費用や手間がかかり、さらに設置に必要な占有空間も大きくなっていた。
また、上記特許文献1では、低温水用熱交換器及び高温水用熱交換器における温度レベルの異なる冷却水を、空冷ファンにより一括冷却する空冷式冷却器における低温水用冷却器及び高温水用冷却器にそれぞれ循環させて、1台の冷却装置にて冷却しているが、低温水と高温水とを同時に冷却しているので、冷却対象の水量が多くなることから冷却装置の出力を大きくする必要があり、運転コストがかかる問題があった。また、高温水と低温水との温度差が大きいと、十分に冷却できなかったり、過剰冷却することがあり、温度制御が困難な場合があった。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、冷却装置の数を削減して、排熱処理に要するコストを削減できる燃料電池発電装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の燃料電池発電装置の第1は、図1,2に示すように、燃料ガスと空気とを電気化学的に反応させて発電する燃料電池(2)を有する燃料電池発電装置において、
前記燃料電池(2)に対して第1冷却水を循環させると共に、その途中に冷却用熱交換器(6)が設けられた燃料電池冷却水循環経路(1)と、
前記冷却用熱交換器(6)を介して前記第1冷却水を冷却する第2冷却水が循環し、前記第2冷却水の熱を取り出し外部の熱需要に供給する排熱回収用熱交換器と、第2冷却水水温検知手段(16)とを備えた第2冷却水循環経路(10)と、
前記燃料電池(2)から排出される排ガス中の水分を回収水として回収する回収水生成装置(21)に対して回収水を循環させると共に、その途中に回収水循環ポンプ(23)が設けられた回収水循環経路(20)と、
前記回収水循環経路(20)を流通する前記回収水を冷却する冷却装置(25)と、
前記回収水循環経路(20)の前記回収水循環ポンプ(23)の出口側に一方端が接続し、前記第2冷却水循環経路(10)の前記冷却用熱交換器(6)の入口側と前記排熱回収用熱交換器の出口側との間に他方端が接続した第1中継配管(31)と、
前記第1中継配管を通流する回収水の流量を調整する調整バルブ(32)と、
前記第2冷却水循環経路(10)の前記第1中継配管(31)の接続部と前記冷却用熱交換器(6)の出口側との間に一方端が接続し、前記回収水循環経路(20)の前記第1中継配管の接続部の下流側に他方端が接続する第2中継配管(33)と、を備え、
前記第2冷却水水温検知手段(16)の検出値が予め定められた設定範囲内の値になるように、前記調整バルブ(32)の開度、前記回収水循環ポンプ(23)の出力及び前記冷却装置(25)の出力から選ばれた少なくとも1つを制御することを特徴とする。
本発明の燃料電池発電装置によれば、冷却用熱交換器から取り出された第1冷却水の熱を外部の熱需要に供給して燃料電池から排出された排熱を回収すると共に、余剰分をの熱を、回収水循環経路を経由して冷却装置において外部に放出させる。このため、燃料電池の排熱を回収して有効利用しつつ、燃料電池を冷却する第1冷却水を積極的に冷却することができて、燃料電池の発電効率を下げることなく安定して運転することができる。そして、第1冷却水や回収水に含まれる燃料電池から排出された排熱を、回収水循環経路に設置した冷却装置で冷却するので、冷却装置を複数台設ける必要がなく、装置全体をより小型化にでき、更には、冷却装置のランニングコストやメンテナンス工数を削減できる。
また、低温である回収水を、高温である第2冷却水循環経路へ通流させることができるので、第2冷却水循環経路を循環する第2冷却水の水温を下げることができる。また、第1中継配管を通じて第2冷却水循環経路に還流された回収水と同量の第2冷却水が、第2中継配管を通じて回収水循環経路に還流されて冷却装置で冷却されるので、簡易な構成で、第2冷却水の水温を制御して、燃料電池を冷却する第1冷却水を設定温度に維持できる。また、第2冷却水循環経路は、第1中継配管から低温の回収水が流入し、第2中継配管から高温の第2冷却水が流出するため、第2冷却水の温度変動を速やかに吸収して設定温度に保つことができる。
また、第2冷却水水温検知手段によって検出された第2冷却水の温度が高すぎる場合には、第1中継配管を通る水量を多くする、及び/又は冷却装置の出力を高めて水温を低下させ、低すぎる場合には、第1中継配管を通る水量を少なくするか、及び/又は冷却装置の出力を低下させて水温を上昇させることにより、第2冷却水循環経路を流通する第2冷却水の温度を調整することができ、それによって冷却水循環経路を通る冷却水の温度も調整することができる。
本発明の燃料電池発電装置は、上記第1の態様において、
前記第2中継配管(33)は、第2中継配管冷却水水温検知手段(15)を備え、
前記第2中継配管冷却水水温検知手段(15)によって検出された前記第2冷却水の温度が、予め定められた設定範囲の値になるように、前記調整バルブ(32)の開度、前記回収水循環ポンプ(23)の出力及び前記冷却装置(25)の出力から選ばれた少なくとも1つを制御することにより、前記第2中継配管(33)を通る水量及び/又は水温を調整するように構成されていることが好ましい。
この態様によれば、第2中継配管冷却水水温検知手段によって検出された第2冷却水の温度が高すぎる場合には、第2中継配管を通る水量を多くする、及び/又は冷却装置の出力を高めて水温を低下させ、低すぎる場合には、第2中継配管を通る水量を少なくするか、及び/又は冷却装置の出力を低下させて水温を上昇させることにより、回収水の温度を調整することができる。
本発明の燃料電池発電装置は、上記第1の態様において、図2に示すように、前記第2中継配管(33)の冷却水循環経路(10)側端が、前記第1中継配管(31)の接続部と前記排熱回収用熱交換器の出口側との間に接続されていることが好ましい。
この態様によれば第2中継配管が排熱回収用熱交換器の下流側に設けられているので、回収水循環経路には、排熱回収用熱交換器で熱交換後の第2冷却水を導入でき、排熱回収用熱交換器にてより多くの熱量を回収できる。
本発明の燃料電池発電装置の好ましい態様の第2は、図3に示すように、
前記回収水循環経路(20)から調整バルブ(32)を介して分岐し、前記冷却用熱交換器(6)を通って前記回収水循環経路(20)に戻される回収水迂回経路(40)を備えることである。
この態様によれば、燃料電池を冷却して昇温した第1冷却水は、冷却用熱交換器を介した回収水迂回経路を通る回収水との熱交換により冷却されて燃料電池に戻されるので、燃料電池を冷却し続けることができる。また、昇温した第1冷却水との熱交換によって暖められた回収水は、冷却装置にて冷却されるので、再び回収水迂回経路を通して第1冷却水の冷却に使用することができる。
本発明の燃料電池発電装置は、上記第2の態様において、
前記回収水迂回経路(40)に迂回回収水水温検知手段(41)が設けられ、
前記迂回回収水水温検知手段(41)によって検出された回収水の温度が、予め定めた設定範囲内の値になるように、前記調整バルブ(32)の開度、前記回収水循環ポンプ(23)の出力及び前記冷却装置(25)の出力から選ばれた少なくとも1つを制御することにより、前記回収水迂回経路(40)を通る水量及び/又は水温を調整するように構成されていることが好ましい。
この態様によれば、迂回回収水水温検知手段によって検出された回収水の温度が高すぎる場合には、回収水迂回経路を通る水量を多くする、及び/又は冷却装置の出力を高めて水温を低下させ、低すぎる場合には、回収水迂回経路を通る水量を少なくするか、及び/又は冷却装置の出力を低下させて水温を上昇させることにより、回収水の温度を調整することができる。
本発明の燃料電池発電装置は、上記第2の態様において、
前記燃料電池冷却水循環経路(1)及び前記回収水迂回経路(40)に、排熱回収用熱交換器(52,53)がそれぞれ配置され、
前記排熱回収経路は、前記燃料電池冷却水循環経路(1)に設けられた前記排熱回収用熱交換器(52)を介して前記燃料電池冷却水循環経路(1)を通る第1冷却水と熱交換して外部に熱を取り出す経路と、前記回収水迂回経路(40)に設けられた前記排熱回収用熱交換器(53)を介して前記回収水迂回経路(40)を通る回収水と熱交換して外部に熱を取り出す経路とで構成されていることが好ましい。
この態様によれば、第1冷却水及び回収水と熱交換して熱を取り出すので、燃料電池の排熱を有効利用できる。また、第1冷却水と回収水は、それぞれ温度が異なることから、例えば、異なる温度の温水等を同時に回収できる。
本発明の燃料電池発電装置の第3は、図4に示すように、燃料ガスと空気とを電気化学的に反応させて発電する燃料電池(2)を有する燃料電池発電装置において、
前記燃料電池(2)に対して第1冷却水を循環させると共に、その途中に冷却用熱交換器(6)が設けられた燃料電池冷却水循環経路(1)と、
前記冷却用熱交換器(6)を介して前記第1冷却水を冷却する第2冷却水が循環し、前記第2冷却水の熱を取り出し外部の熱需要に供給する排熱回収用熱交換器と、前記排熱回収用熱交換器より下流側に第2冷却用熱交換器(17)と、第2冷却水水温検知手段(16)とを備えた第2冷却水循環経路(10)と、
前記燃料電池(2)から排出される排ガス中の水分を回収水として回収する回収水生成装置(21)に対して回収水を循環させると共に、その途中に回収水循環ポンプ(23)が設けられた回収水循環経路(20)と、
前記回収水循環経路(20)を流通する前記回収水を冷却する冷却装置(25)と、
前記回収水循環経路(20)の前記回収水循環ポンプ(23)の出口側に一方端が接続し、第2冷却用熱交換器(17)を経由して、他方端が前記一方端よりも前記回収水循環経路(20)の下流側に接続する回収水迂回経路(45)と、
回収水迂回経路(45)を通流する回収水の流量を調整する調整バルブ(32)と、を備え、
前記第2冷却水水温検知手段(16)の検出値が予め定められた設定範囲内の値になるように、前記調整バルブ(32)の開度、前記回収水循環ポンプ(23)の出力及び前記冷却装置(25)の出力から選ばれた少なくとも1つを制御することを特徴とする。
この態様によれば、燃料電池を冷却して昇温した第1冷却水は、冷却用熱交換器を介した第2冷却水との熱交換により冷却されて燃料電池に戻されるので、燃料電池を冷却し続けることができる。また、回収水循環経路を通る回収水の全部又は一部を、回収水第2迂回経路を通すことにより、第2冷却用熱交換器を介して第2冷却水と熱交換されるので、それによって第1冷却水との熱交換によって昇温した第2冷却水は冷却され、再び第1冷却水の冷却に使用することができる。また、第2冷却水との熱交換によって昇温した回収水は、回収水循環経路に戻されて冷却装置により冷却されるので、再び回収水第2迂回経路を通して第2冷却水の冷却に使用することができる。
また、第2冷却水水温検知手段によって検出された第2冷却水の温度が高すぎる場合には、回収水第2迂回経路を通る水量を多くするか、及び/又は冷却装置の出力を高めて水温を低下させ、低すぎる場合には、回収水第2迂回経路を通る水量を少なくするか、及び/又は冷却装置の出力を低下させて水温を上昇させることにより、第2冷却水の温度を調整することができ、それによって、冷却水循環経路を流通する第1冷却水の温度も調整できる。
本発明の燃料電池発電装置は、上記第3の態様において、
前記回収水第2迂回経路(45)に第2迂回回収水水温検知手段(46)が設けられ、
前記第2迂回回収水水温検知手段(46)によって検出された回収水の温度が予め定められた設定範囲内の値になるように、前記調整バルブ(32)の開度、前記回収水循環ポンプ(23)の出力及び前記冷却装置(25)の出力から選ばれた少なくとも1つを制御することにより、前記回収水第2迂回経路(45)を通る水量及び/又は水温を調整するように構成されていることが好ましい。
この態様によれば、第2迂回回収水水温検知手段によって検出された回収水の温度が高すぎる場合には、回収水第2迂回経路を通る水量を多くするか、及び/又は冷却装置の出力を高めて水温を低下させ、低すぎる場合には、回収水第2迂回経路を通る水量を少なくするか、及び/又は冷却装置の出力を低下させて水温を上昇させることにより、回収水の温度を調整することができる。
本発明の燃料電池発電装置は、上記第3の態様において、
前記第2冷却水循環経路(10)及び前記回収水第2迂回経路(45)に、それぞれ排熱回収用熱交換器(54,55)が配置され、
前記排熱回収経路は、前記第2冷却水循環経路(10)に設けられた前記排熱回収用熱交換器(54)を介して前記第2冷却水循環経路(10)を通る第2冷却水と熱交換して外部に熱を取り出す経路と、前記回収水第2迂回経路(45)に設けられた前記排熱回収用熱交換器(55)を介して前記回収水第2迂回経路(45)を通る回収水と熱交換して外部に熱を取り出す経路とで構成されていることが好ましい。
この態様によれば、第2冷却水及び回収水と熱交換して熱を取り出すので、燃料電池の排熱を有効利用できる。
本発明の燃料電池発電装置は、図1,3,4に示すように
前記回収水循環経路(20)は、前記冷却装置(25)と、前記冷却装置(25)を通流後の前記回収水の水温を検知する回収水水温検知手段(27)と、前記冷却装置(25)に通流させる回収水と前記冷却装置(25)をバイパスさせる回収水との流量比を調整する流量比調整バルブ(26)と、を備え、
前記回収水水温検知手段(27)が検知した前記回収水の水温が予め定められた設定範囲内の値になるように、前記回収水循環ポンプ(23)の出力、前記流量比調整バルブ(26)の開度及び前記冷却装置(25)の出力の少なくとも1つを制御するように構成されていることが好ましい。
本発明の燃料電池発電装置は、図2に示すように、
前記回収水循環経路(20)は、回収水冷却用熱交換器(28)と、前記回収水冷却用熱交換器(28)を通流後の前記回収水の水温を検知する回収水水温検知手段(27)と、を備え、
前記回収水冷却用熱交換器(28)の冷媒の循環経路(60)に前記冷却装置(25)が配置され、
前記回収水水温検知手段(27)が検知した前記回収水の水温が予め定められた設定範囲内の値になるように、前記回収水循環ポンプ(23)の出力、前記回収水冷却用熱交換器(28)を通過する前記冷媒の流量及び前記冷却装置(25)の出力の少なくとも1つを制御するように構成されていることが好ましい。
上記各態様によれば、回収水循環経路を流通する回収水を所定の温度に保つことができる。また、回収水の温度変動を速やかに自動で小さくすることができ、回収水生成装置の生成効率を下げることなく安定して運用することができる。
本発明の燃料電池発電装置によれば、燃料電池の排熱を回収して有効利用しつつ、燃料電池を冷却する第1冷却水を積極的に冷却することができて、燃料電池の発電効率を下げることなく安定して運転することができる。そして、第1冷却水や回収水に含まれる燃料電池から排出された排熱は、回収水循環経路に設置した冷却装置で冷却できることから、冷却装置を複数台設ける必要がなく、より小型化が可能であり、更には、冷却装置のランニングコストやメンテナンス工数を削減できる。
本発明の燃料電池発電装置の第1の実施形態の構成図である。 本発明の燃料電池発電装置の第2の実施形態の構成図である。 本発明の燃料電池発電装置の参考例の構成図である。 本発明の燃料電池発電装置の第の実施形態の構成図である。 従来の燃料電池発電装置の構成図である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の燃料電池発電装置の第1の実施形態を表わす構成図である。図1に示すように、本実施形態の燃料電池発電装置は、燃料電池冷却水循環経路1、第2冷却水循環経路10、回収水循環経路20、第1中継配管31、第2中継配管33、及び制御部100aを備える。
燃料電池冷却水循環経路1は、燃料電池2を冷却する第1冷却水の循環経路であって、燃料電池2、ヒータ3、水蒸気分離器4、電池冷却水循環ポンプ5、冷却用熱交換器6、電池冷却水水温センサ8、電池冷却水調整バルブ9、及びこれら各構成機器を結ぶ配管を備えている。
すなわち、燃料電池2の冷却水流出側2aから伸びた配管1aには、上流側からヒータ3、水蒸気分離器4、電池冷却水循環ポンプ5、電池冷却水水温センサ8がそれぞれ配置されて燃料電池2の冷却水導入側2bに接続している。また、電池冷却水循環ポンプ5と電池冷却水水温センサ8との間の配管は分岐してバイパス管1bが伸び、水蒸気分離器4と電池冷却水循環ポンプ5との間に接続している。このバイパス管1bには、上流側から冷却用熱交換器6、電池冷却水調整バルブ9がそれぞれ配置されている。
燃料電池冷却水循環経路1では、作動中の燃料電池2に第1冷却水を流入させて、燃料電池2から発電により生じる熱量を奪って燃料電池2の温度を下げる。燃料電池2から流出した第1冷却水は加温されて高温になっており、この高温の第1冷却水は、ヒータ3を通過して水蒸気分離器4に流入する。水蒸気分離器4は、燃料電池からの排熱によって加温されて高温となった冷却水から水蒸気を分離する装置であって、気化した第1冷却水(水蒸気)はここで分離される。水蒸気分離器4で分離された水蒸気は、改質器(図示せず)などに導入して、水蒸気改質反応などの利用に供される。水蒸気分離器4によって分離された冷却水の一部は、バイパス管1bを通って冷却用熱交換器6によって更に冷却されて、燃料電池2に再び流入する。その際、電池冷却水水温センサ8の検知値に応じて電池冷却水調整バルブ9の開度を調節して、冷却用熱交換器6によって冷却された第1冷却水の流量を調整することで、燃料電池冷却水循環経路1内の第1冷却水の水温を予め定められた所定温度に調整している。なお、燃料電池2の起動時において、燃料電池2に流入する第1冷却水が低温であると、起動時における燃料電池2の出力効率が下がる。このため、ヒータ3は、起動時に燃料電池2に流入する冷却水を温めるために備えられており、定常運転操作時は停止していることが多い。
第2冷却水循環経路10は、冷却用熱交換器6を介して、燃料電池冷却水循環経路1を流通する第1冷却水と熱交換して該第1冷却水を冷却する、第1冷却水の冷媒となる第2冷却水の循環経路であって、冷却用熱交換器6、排熱回収用熱交換器51、第2冷却水水温センサ16、冷却水循環ポンプ11、及びこれら各構成機器を結ぶ配管を備えている。
すなわち、冷却用熱交換器6の第2冷却水流出側6aから伸びた配管10aには、上流側から排熱回収用熱交換器51、第2冷却水水温センサ16、冷却水循環ポンプ11がそれぞれ配置されて、冷却用熱交換器6の第2冷却水導入側6bに接続している。また、冷却用熱交換器6と排熱回収用熱交換器51との間の配管には、第2中継配管冷却水水温センサ15が配置された第2中継配管33が分岐して伸び、回収水循環経路20に接続している。また、排熱回収用熱交換器51と第2冷却水水温センサ16との間の配管には、後述する回収水循環経路20から伸びた第1中継配管31が接続している。
上記排熱回収用熱交換器51では、第1冷却水との熱交換により昇温した第2冷却水の熱量を、排熱回収用熱交換器51の冷媒である外部水などに与えて温水等を回収する。
回収水循環経路20は、燃料電池2から排出される排ガスから回収した回収水の循環経路であって、回収水生成装置21、回収水循環ポンプ23、第1調整バルブ32、第2調整バルブ26、エアフィンクーラ25、回収水水温センサ27、及び上記各構成機器を結ぶ配管を備えている。
上記回収水生成装置21の上部には、燃料電池2のカソード極から伸びた燃料電池オフガス排気経路7が接続しており、回収水生成装置21内にカソードオフガスなどの排ガスが導入される。なお、特に図示しないが、改質器を更に備える燃料電池発電装置の場合においては、改質器のバーナ部から伸びたバーナ燃焼排ガス経路が接続しており、バーナ燃焼排ガスが導入されるように構成されている。また、回収水生成装置21の内部には、上部に散水装置22が配置されおり、回収水生成装置21内に導入された排ガスを、散水装置22から回収水を散水して、冷却し水分を凝縮するように構成されている。また、散水装置22の下方には脱炭酸塔が配置され、ここで排ガスから回収された水分水が脱炭酸処理されて、底部の回収タンクに回収水として回収される。なお、排ガス中のガス成分は、回収水生成装置21の上部から系外に排気される。
回収水生成装置21の底部(回収タンク)から伸びた配管20aには、上流側から回収水循環ポンプ23、第1調整バルブ32、第2調整バルブ26、エアフィンクーラ25、回収水水温センサ27がそれぞれ配置されて、回収水生成装置21の上部の散水装置22に接続している。
また、第1調整バルブ32を介して第1中継配管31が伸び、前述したように第2冷却水循環経路10の排熱回収用熱交換器51と第2冷却水水温センサ16との間の配管に接続している。この第1調整バルブ32は、第1中継配管31方向への開度を0〜100%の間で調整可能とし、第1中継配管31方向への開度が大きくなるに従って、エアフィンクーラ25方向の配管へ接続された弁の開度が小さくなるよう構成されている。
また、第2調整バルブ26には、エアフィンクーラ25の上流側の配管が分岐して伸びたバイパス配管20bが接続しており、第2調整バルブ26のそれぞれの開口弁の開度を調整することで、エアフィンクーラ25へ流す回収水の流量と、エアフィンクーラ25をバイパスして流す回収水の流量比を調整するように構成されている。
制御部100aは、第2中継配管冷却水水温センサ15、第2冷却水水温センサ16及び回収水水温センサ27からの温度測定値、回収水循環ポンプ23の出力値を受信して、第2冷却水循環経路10を流通する第2冷却水の温度、第2中継配管33を流通する回収水の温度、回収水循環経路20を流通する回収水の温度が設定範囲となるように、第1調整バルブ32、第2調整バルブ26、回収水循環ポンプ23及びエアフィンクーラ25に出力信号を送信する。
次に、制御部100aで行われる制御について説明する。
第2冷却水水温センサ16の検出値は、制御部100aへ送られ、予め制御部100aに記憶された上限値と比較される。上記検出値が設定値よりも大きい場合は、回収水循環経路20から第1中継配管31を通って第2冷却水循環経路10に流入する回収水の流量を増加させる方向に第1調整バルブ32の開度を調整する指令を、また逆に第2冷却水水温センサ16の検出値が設定値よりも小さい場合は、回収水循環経路20から第1中継配管31を通って第2冷却水循環経路10に流入する回収水の流量を減少させる方向に第1調整バルブ32の開度を調整する指令を、第1調整バルブ32に送信する。回収水循環経路20に設けた回収水生成装置21の回収水タンク内の回収水の温度は、第2冷却水循環経路10を循環する第2冷却水の温度よりも低いので、回収水の第2冷却水循環経路10への流入量を調整することで、第2冷却水の温度を調整できる。そして、排熱回収用熱交換器51から取り出される温水の需要が少ない場合など、第1調整バルブ32の第1中継配管31方向への開度が100%に達してもなお、第2冷却水水温センサ16の検出値が制御部100aに記憶された設定値より大きい場合は、回収水循環ポンプ23に出力を増大させる指令を送信し、回収水循環ポンプ23から送出される回収水の流量を増やし、回収水循環経路20から第2冷却水循環経路10に流入する回収水の流量を増加させる。
また、第2中継配管冷却水水温センサ15の検出値は、制御部100aへ送られ、予め制御部100aに記憶された上限値と比較される。そして、検出値が上限値よりも大きい場合は、回収水循環経路20の回収水循環ポンプ23の出力を上げる指令を、第2中継配管冷却水水温センサ15の検出値が上限値以下の場合は、回収水循環経路20の回収水循環ポンプ23の出力を下げる指令を、回収水循環ポンプ23へ送信する。第2中継配管33では、回収水循環経路20から第1中継配管31を通って第2冷却水循環経路10に流入したのと同流量の第2冷却水が、第2中継配管33を通って第2冷却水循環経路10から回収水循環経路20へ還流するので、回収水循環ポンプ23の出力を調整することで、第2冷却水及び回収水の温度を調整できる。
また、回収水水温センサ27の検出値は、制御部100aへ送られ、予め制御部100aに記憶された上限値と比較される。検出値が上限値よりも大きい場合は、エアフィンクーラ25に送られる回収水の流量を増大する方向に第2調整バルブ26の開度を調整する指令を、検出値が設定値よりも小さい場合は、エアフィンクーラ25をバイパスして散水装置22へ送られる回収水の流量を増大する方向に第2調整バルブ26の開度を調整する指令を、第2調整バルブ26に送信する。また、第2調整バルブ26のエアフィンクーラ25方向の開度が100%となっても回収水水温センサ27の検出値が所定温度を超える場合は、制御部100aは、エアフィンクーラ25に出力を増大させる指令を送信し、エアフィンクーラ25の出力を上げて、回収水循環経路20の回収水を積極的に冷却させて、回収水水温センサ27が検知する回収水循環経路20の回収水の温度が所定温度となるように制御する。また、エアフィンクーラ25の出力を上限まで増大させても回収水水温センサ27の検出値が所定温度を超える場合は、回収水循環ポンプ23の出力を上げる指令を、回収水循環ポンプ23に送信し、エアフィンクーラ25における回収水の処理量を増大させる。
次に、上記実施形態の燃料電池発電装置の排熱回収用熱交換器51から、中温水(約65℃)又は高温水(約85℃)を取り出す場合について、例を挙げて説明する。
排熱回収用熱交換器51から約65℃の中温水を取り出す場合は、制御部100aは、第2冷却水水温センサ16の検出温度が65℃となるよう第1調整バルブ32の開度を制御する。第1調整バルブ32の第1中継配管31方向への開度が100%に達しても第2冷却水水温センサ16の検出値が65℃以上になる場合は、回収水循環経路20の回収水循環ポンプ23の出力を上げて第1中継配管31に流入する冷却水の流量を増加させる。また、第2冷却水循環経路10は、第1中継配管31に流入した量の回収水循環経路20の回収水と同量第2冷却水が、第2中継配管33を介して回収水循環経路20へ流出する。そのため、回収水循環経路20の冷却水が、昇温する。そこで、第2中継配管冷却水水温センサ15の検出値が75℃に達したら回収水循環ポンプ23の回転数を上げて回収水の流量を増加して、エアフィンクーラ25へ送る冷却水の温度を下げる。
排熱回収用熱交換器51から約85℃の高温水を取り出す場合は、制御部100aが、第2冷却水水温センサ16の検出値が85℃になるよう第1調整バルブ32の開度を制御するように、第1調整バルブ32の開度に関する設定値を変更する。また、第2中継配管冷却水水温センサ15の検出が95℃以上になる場合は、制御部100aが、回収水循環ポンプ23の出力を上げる制御を行うように、回収水循環ポンプ23に関する設定値を変更する。これらの設定値を変更する以外は、中温水を取り出す場合と同じ制御を行う。
このように、各温度センサ15,16が検知した温度に対する設定温度を変更するだけで、使用者のニーズに応じた水温の温水を安定して提供することができる。また、冷却水の温度制御をおこなうにあたり、図5に示す従来例の燃料電池発電装置と比較して、エアフィンクーラ73を不要とすることができるので、装置構成をよりコンパクト化でき、その結果メンテナンスコストなどを低減できる。
なお、この実施例形態では、冷却装置としてエアフィンクーラを使用した例を示して説明したが、エアフィンクーラ以外の冷却装置を使用することができることは言うまでもない。
(第2の実施形態)
本発明の燃料電池発電装置の第2の実施形態について、図2を用いて説明する。なお、上記第1の実施形態と同一箇所には、同一符号を付してその説明を省略する。
この実施形態では、第2冷却水循環経路10は、冷却用熱交換器6の第2冷却水流出側6aから伸びた配管10aに上流側から排熱回収用熱交換器51、逆流防止弁19、第2冷却水水温センサ16、冷却水循環ポンプ11がそれぞれ配置されて、冷却用熱交換器6の第2冷却水導入側6bに接続している。そして、排熱回収用熱交換器51と逆流防止弁19との間の配管には、第2中継配管冷却水水温センサが配置された第2中継配管33が分岐して伸び、回収水循環経路20に接続している。また、排熱回収用熱交換器51と逆流防止弁19との間の配管には、回収水循環経路20から伸びた第1中継配管31が接続している。
また、回収水循環経路20は、回収水生成装置21の底部(回収タンク)から伸びた配管20aに、上流側から回収水循環ポンプ23、第1調整バルブ32、回収水冷却用熱交換器28、回収水水温センサ27がそれぞれ配置されて、回収水生成装置21の上部の散水装置に接続している。
そして、回収水冷却用熱交換器28の冷媒(以下、回収水冷媒と記す)の冷媒循環経路60に、エアフィンクーラ25、冷媒循環ポンプ61が配置され、回収水冷却用熱交換器28を介して回収水と回収水冷媒とを熱交換して、回収水を冷却するように構成されている。また、回収水との熱交換によって昇温した回収水冷媒は、エアフィンクーラ25で冷却されて、再び回収水冷却用熱交換器28に導入される。
この燃料電池発電装置における制御部100bでは、第2中継配管冷却水水温センサ15、第2冷却水水温センサ16及び回収水水温センサ27からの温度測定値、回収水循環ポンプ23の出力値を受信して、第2冷却水循環経路10を流通する第2冷却水の温度、第2中継配管33を流通する回収水の温度、回収水循環経路20を流通する回収水の温度が設定範囲となるように、第1調整バルブ32、回収水循環ポンプ23及びエアフィンクーラ25に出力信号を送信する。
次に、制御部100bで行われる制御について説明する。
第2冷却水水温センサ16の検出値は、制御部100bへ送られ、予め制御部100bに記憶された上限値と比較される。検出値が上限値よりも大きい場合は、回収水循環経路20から第1中継配管31を通って第2冷却水循環経路10に流入する回収水の流量を増加させる方向に第1調整バルブ32の開度を調整する指令を、また逆に検出値が設定値よりも小さい場合は、回収水循環経路20から第1中継配管31を通って第2冷却水循環経路10に流入する回収水の流量を減少させる方向に第1調整バルブ32の開度を調整する指令を、第1調整バルブ32に送信する。そして、第1調整バルブ32の第1中継配管31方向への開度が100%に達してもなお、第2冷却水水温センサ16の検出値が制御部100bに記憶された設定値より大きい場合は、回収水循環ポンプ23に出力を増大させる指令を送信し、回収水循環ポンプ23から送出される回収水の流量を増やし、回収水循環経路20から第2冷却水循環経路10に流入する回収水の流量を増加させる。
また、第2中継配管冷却水水温センサ15の検出値は、制御部100bへ送られ、予め制御部100bに記憶された上限値と比較される。検出値が上限値よりも大きい場合は、回収水循環経路20の回収水循環ポンプ23の出力を上げる指令を、検出値が上限値以下の場合は、回収水循環経路20の回収水循環ポンプ23の出力を下げる指令を回収水循環ポンプ23へ送信する。
また、回収水水温センサ27の検出値は、制御部100bへ送られ、予め制御部100bに記憶された上限値と比較される。検出値が上限値よりも大きい場合は、エアフィンクーラ25の出力を上げる指令を、検出値が上限値以下の場合は、エアフィンクーラ25の出力を下げる指令を、エアフィンクーラ25に送信する。すなわち、冷媒循環経路60を流通する回収水冷媒の温度を調整することで、回収水水温センサ27が検知する回収水循環経路20の回収水の温度が所定温度となるように制御する。また、エアフィンクーラ25の出力を上限まで増大させても回収水水温センサ27の検出値が所定温度を超える場合は、回収水循環ポンプ23の出力を上げる指令を、回収水循環ポンプ23に送信し、回収水冷却用熱交換器28における回収水の処理量を増大させる。
この実施形態では、第1中継配管31が排熱回収用熱交換器51の下流に配置されているので、回収水循環経路20には、排熱回収用熱交換器51で熱交換後の第2冷却水を導入でき、排熱回収用熱交換器51にてより多くの排熱を回収できる。また、回収水循環経路20には、排熱回収用熱交換器51で熱交換後の第2冷却水を通流させるので、より低温の回収水を返送でき、エアフィンクーラ25の負荷をより低減できる。
また、排ガス中には炭酸ガスなどが含まれていることから、回収水循環経路20を流通する回収水は酸性になっていることが多いため、回収水の流路となる配管は耐酸性素材で構成する必要があり、安価で熱伝導性が良い銅系材料は使用できないが、この実施形態では、エアフィンクーラ25の冷媒の流路には、回収水が流入しないため、エアフィンクーラ25の構成素材として、銅系材料を使用することができる。このため、エアフィンクーラ25の冷却効率を高めることができ、回収水の冷却に要するコストをより低減できる。
(本発明の参考例
本発明の燃料電池発電装置の参考例について、図3を用いて説明する。なお、上記第1の実施形態と同一箇所には、同一符号を付してその説明を省略する。
この実施形態では、燃料電池冷却水循環経路1の電池冷却水循環ポンプ5と電池冷却水水温センサ8との間の配管が分岐して伸びたバイパス管1bに、上流側から排熱回収用熱交換器52、冷却用熱交換器6、電池冷却水調整バルブ9がそれぞれ配置されて、燃料電池冷却水循環経路1の、水蒸気分離器4と電池冷却水循環ポンプ5との間の配管に接続している。
上記冷却用熱交換器6には、回収水循環経路20から第1調整バルブ32を介して分岐し、冷却用熱交換器6を通って回収水循環経路20に戻される回収水迂回経路40が配置されている。すなわち、回収水循環経路20を循環する回収水の一部または全部を、第1冷却水の冷媒として利用できるように構成されている。この、回収水迂回経路40の冷却用熱交換器6の下流側には、迂回回収水水温センサ41、排熱回収用熱交換器53がそれぞれ配置されて、回収水循環経路20の第1調整バルブ32の下流側に接続している。
上記排熱回収用熱交換器52では、燃料電池2の冷却時に発電発熱量を受け取って昇温した第1冷却水の熱量を、排熱回収用熱交換器52の冷媒である外部水などに与えて温水等を回収する。
上記冷却用熱交換器6では、燃料電池2の発電発熱量から排熱回収用熱交換器52で回収された熱量を差し引いた分の熱量を、回収水迂回経路40を流通する回収水(以下、「迂回回収水」と記す)との熱交換により、迂回回収水に与えることができる。
上記排熱回収用熱交換器53では、冷却用熱交換器6での第1冷却水との熱交換により昇温した迂回回収水の熱量を、排熱回収用熱交換器53の冷媒である外部水などに与えて温水等を回収する。ここで回収される熱量は、燃料電池2の発電発熱量から排熱回収用熱交換器52で回収された熱量を差し引いた分の熱量以下であることから、排熱回収用熱交換器52よりも低温の温水などが回収される。
この燃料電池発電装置における制御部100cでは、迂回回収水水温センサ41及び回収水水温センサ27からの温度測定値、回収水循環ポンプ23の出力値を受信して、冷却用熱交換器6から流出する迂回回収水の温度が設定範囲となるように、第1調整バルブ32、回収水循環ポンプ23及びエアフィンクーラ25に出力信号を送信する。
次に、制御部100cで行われる制御について説明する。
迂回回収水水温センサ41の検出値は、制御部100cへ送られ、予め制御部100cに記憶された上限値と比較される。検出値が設定値よりも大きい場合は、回収水迂回経路40を流通する回収水の流量を増加させる方向に第1調整バルブ32の開度を調整する指令を、また逆に検出値が設定値よりも小さい場合は、回収水迂回経路40を流通する回収水の流量を減少させる方向に第1調整バルブ32の開度を調整する指令を、第1調整バルブ32に送信する。そして、第1調整バルブ32の回収水迂回経路40方向への開度が100%に達してもなお、検出値が制御部100cに記憶された設定値より大きい場合は、回収水循環ポンプ23に出力を増大させる指令を送信し、回収水循環ポンプ23から送出される回収水の流量を増やして回収水循環経路20から回収水迂回経路40を流通する回収水の流量を増加させる。
また、回収水水温センサ27の検出値は、制御部100cへ送られ、予め制御部100cに記憶された上限値と比較される。検出値が上限値よりも大きい場合は、エアフィンクーラ25に送られる回収水の流量を増大する方向に第2調整バルブ26の開度を調整する指令を、検出値が設定値よりも小さい場合は、エアフィンクーラ25をバイパスして散水装置22へ送られる回収水の流量を増大する方向に第2調整バルブ26の開度を調整する指令を、第2調整バルブ26に送信する。また、第2調整バルブ26のエアフィンクーラ25方向の開度が100%となっても回収水水温センサ27の検出値が所定温度を超える場合は、制御部100cは、エアフィンクーラ25に出力を増大させる指令を送信する。また、エアフィンクーラ25の出力を上限まで増大させても回収水水温センサ27の検出値が所定温度を超える場合は、回収水循環ポンプ23の出力を上げる指令を、回収水循環ポンプ23に送信し、エアフィンクーラ25における回収水の処理量を増大させる。
この実施形態によれば、異なる温度範囲の温水等を同時に得ることができる。また、上記実施形態同様、冷却水の温度制御をおこなうにあたり、図5に示す従来例の燃料電池発電装置と比較して、エアフィンクーラ73を不要とすることができるので、装置構成をよりコンパクト化でき、その結果メンテナンスコストなどを低減できる。
(第の実施形態)
本発明の燃料電池発電装置の第の実施形態について、図4を用いて説明する。なお、上記第1の実施形態と同一箇所には、同一符号を付してその説明を省略する。
この実施形態では、第2冷却水循環経路10は、冷却用熱交換器6の第2冷却水流出側6aから伸びた配管10aに、上流側から排熱回収用熱交換器54、第2冷却用熱交換器17、第2冷却水水温センサ16、冷却水循環ポンプ11がそれぞれ配置されて、冷却用熱交換器6の第2冷却水導入側6bに接続している。
上記第2冷却用熱交換器17には、回収水循環経路20から第1調整バルブ32を介して分岐し、第2冷却用熱交換器17を通って回収水循環経路20に戻される回収水第2迂回経路45が配置されている。すなわち、回収水循環経路20を循環する回収水の一部または全部を、第2冷却水の冷媒として利用できるように構成されている。この、回収水第2迂回経路45の第2冷却用熱交換器17の下流側の配管45aには、第2迂回回収水水温センサ46、排熱回収用熱交換器55がそれぞれ配置されて、回収水循環経路20の第1調整バルブ32の下流側に接続している。
上記排熱回収用熱交換器54では、第1冷却水との熱交換により昇温した第2冷却水の熱量を、排熱回収用熱交換器54の冷媒である外部水などに与えて温水等を回収する。
上記第2冷却用熱交換器17では、燃料電池2の発電発熱量から排熱回収用熱交換器54で回収された熱量を差し引いた分の熱量を、回収水第2迂回経路45を流通する回収水(以下、「第2迂回回収水」と記す)と熱交換して第2迂回回収水に与える。
上記排熱回収用熱交換器55では、第2冷却用熱交換器17での第2冷却水との熱交換により昇温した第2迂回回収水の熱量を、排熱回収用熱交換器55の冷媒である外部水などに与えて温水等を回収する。ここで回収される熱量は、燃料電池2の発電発熱量から排熱回収用熱交換器54で回収された熱量を差し引いた分の熱量以下であることから、排熱回収用熱交換器54よりも比較的低温の温水などが回収される。
この燃料電池発電装置における制御部100dでは、第2冷却水水温センサ16、第2迂回回収水水温センサ46及び回収水水温センサ27からの温度測定値、回収水循環ポンプ23の出力値を受信して、第2冷却水及び第2迂回回収水の温度が設定範囲となるように、第1調整バルブ32、回収水循環ポンプ23及びエアフィンクーラ25に出力信号を送信する。
次に、制御部100dで行われる制御について説明する。
第2冷却水水温センサ16の検出値は、制御部100dへ送られ、予め制御部100dに記憶された上限値と比較される。検出値が設定値よりも大きい場合は、回収水第2迂回経路45を流通する回収水の流量を増加させる方向に第1調整バルブ32の開度を調整する指令を、また逆に検出値が設定値よりも小さい場合は、回収水第2迂回経路45を流通する回収水の流量を減少させる方向に第1調整バルブ32の開度を調整する指令を、第1調整バルブ32に送信する。そして、第1調整バルブ32の回収水第2迂回経路45方向への開度が100%に達してもなお、第2冷却水水温センサ16の検出値が制御部100dに記憶された設定値より大きい場合は、回収水循環ポンプ23に出力を増大させる指令を送信し、回収水循環ポンプ23から送出される回収水の流量を増やして回収水循環経路20から回収水第2迂回経路45に流入する回収水の流量を増加させる。
また、第2迂回回収水水温センサ46の検出値は、制御部100dへ送られ、予め制御部100dに記憶された上限値と比較される。検出値が上限値よりも大きい場合は、回収水循環ポンプ23の出力を上げる指令を、検出値が上限値以下の場合は、回収水循環ポンプ23の出力を下げる指令を、回収水循環ポンプ23へ送信する。
また、回収水水温センサ27の検出値は、制御部100dへ送られ、予め制御部100dに記憶された上限値と比較される。検出値が上限値よりも大きい場合は、エアフィンクーラ25に送られる回収水の流量を増大する方向に第2調整バルブ26の開度を調整する指令を、検出値が設定値よりも小さい場合は、エアフィンクーラ25をバイパスして散水装置22へ送られる回収水の流量を増大する方向に第2調整バルブ26の開度を調整する指令を、第2調整バルブ26に送信する。また、第2調整バルブ26のエアフィンクーラ25方向の開度が100%となっても回収水水温センサ27の検出値が所定温度を超える場合は、制御部100dは、エアフィンクーラ25に出力を増大させる指令を送信する。また、エアフィンクーラ25の出力を上限まで増大させても回収水水温センサ27の検出値が所定温度を超える場合は、回収水循環ポンプ23の出力を上げる指令を、回収水循環ポンプ23に送信し、エアフィンクーラ25における回収水の処理量を増大させる。
この実施形態によれば、異なる温度範囲の温水等を同時に得ることができる。また、上記実施形態同様、冷却水の温度制御をおこなうにあたり、図5に示す従来例の燃料電池発電装置と比較して、エアフィンクーラ73を不要とすることができるので、装置構成をよりコンパクト化でき、その結果メンテナンスコストなどを低減できる。
1:燃料電池冷却水循環経路
2:燃料電池
3:ヒータ
4:水蒸気分離器
5:電池冷却水循環ポンプ
6:冷却用熱交換器
7:燃料電池オフガス排気経路
8:電池冷却水水温センサ
9:電池冷却水調整バルブ
10:冷却水循環経路
11:冷却水循環ポンプ
15:中継配管冷却水水温センサ
16:冷却水水温センサ
17:第2冷却用熱交換器
19:逆流防止弁
20:回収水循環経路
21:回収水生成装置
22:散水装置
23:回収水循環ポンプ
25:エアフィンクーラ
26:第2調整バルブ
27:回収水水温センサ
28:回収水冷却用熱交換器
31:第1中継配管
32:第1調整バルブ
33:第2中継配管
40:回収水迂回経路
41:迂回回収水水温センサ
45:回収水第2迂回経路
46:第2迂回回収水水温センサ
51〜55:排熱回収用熱交換器
60:冷媒循環経路
61:冷媒循環ポンプ
100a〜100d:制御部

Claims (6)

  1. 燃料ガスと空気とを電気化学的に反応させて発電する燃料電池(2)を有する燃料電池発電装置において、
    前記燃料電池(2)に対して第1冷却水を循環させると共に、その途中に冷却用熱交換器(6)が設けられた燃料電池冷却水循環経路(1)と、
    前記冷却用熱交換器(6)を介して前記第1冷却水を冷却する第2冷却水が循環し、前記第2冷却水の熱を取り出し外部の熱需要に供給する排熱回収用熱交換器と、第2冷却水水温検知手段(16)とを備えた第2冷却水循環経路(10)と、
    前記燃料電池(2)から排出される排ガス中の水分を回収水として回収する回収水生成装置(21)に対して回収水を循環させると共に、その途中に回収水循環ポンプ(23)が設けられた回収水循環経路(20)と、
    前記回収水循環経路(20)を流通する前記回収水を冷却する冷却装置(25)と、
    前記回収水循環経路(20)の前記回収水循環ポンプ(23)の出口側に一方端が接続し、前記第2冷却水循環経路(10)の前記冷却用熱交換器(6)の入口側と前記排熱回収用熱交換器の出口側との間に他方端が接続した第1中継配管(31)と、
    前記第1中継配管を通流する回収水の流量を調整する調整バルブ(32)と、
    前記第2冷却水循環経路(10)の前記第1中継配管(31)の接続部と前記冷却用熱交換器(6)の出口側との間に一方端が接続し、前記回収水循環経路(20)の前記第1中継配管の接続部の下流側に他方端が接続する第2中継配管(33)と、を備え、
    前記第2冷却水水温検知手段(16)の検出値が予め定められた設定範囲内の値になるように、前記調整バルブ(32)の開度、前記回収水循環ポンプ(23)の出力及び前記冷却装置(25)の出力から選ばれた少なくとも1つを制御することを特徴とする燃料電池発電装置。
  2. 前記第2中継配管(33)の冷却水循環経路(10)側端が、前記第1中継配管(31)の接続部と前記排熱回収用熱交換器の出口側との間に接続されている請求項1に記載の燃料電池発電装置。
  3. 前記第2中継配管(33)は、第2中継配管冷却水水温検知手段(15)を備え、
    前記第2中継配管冷却水水温検知手段(15)によって検出された前記第2冷却水の温度が、予め定められた設定範囲内の値になるように、前記調整バルブ(32)の開度、前記回収水循環ポンプ(23)の出力及び前記冷却装置(25)の出力から選ばれた少なくとも1つを制御することにより、前記第2中継配管(33)を通る水量及び/又は水温を調整するように構成されている請求項1又は2に記載の燃料電池発電装置。
  4. 燃料ガスと空気とを電気化学的に反応させて発電する燃料電池(2)を有する燃料電池発電装置において、
    前記燃料電池(2)に対して第1冷却水を循環させると共に、その途中に冷却用熱交換器(6)が設けられた燃料電池冷却水循環経路(1)と、
    前記冷却用熱交換器(6)を介して前記第1冷却水を冷却する第2冷却水が循環し、前記第2冷却水の熱を取り出し外部の熱需要に供給する排熱回収用熱交換器と、前記排熱回収用熱交換器より下流側に第2冷却用熱交換器(17)と、第2冷却水水温検知手段(16)とを備えた第2冷却水循環経路(10)と、
    前記燃料電池(2)から排出される排ガス中の水分を回収水として回収する回収水生成装置(21)に対して回収水を循環させると共に、その途中に回収水循環ポンプ(23)が設けられた回収水循環経路(20)と、
    前記回収水循環経路(20)を流通する前記回収水を冷却する冷却装置(25)と、
    前記回収水循環経路(20)の前記回収水循環ポンプ(23)の出口側に一方端が接続し、第2冷却用熱交換器(17)を経由して、他方端が前記一方端よりも前記回収水循環経路(20)の下流側に接続する回収水迂回経路(45)と、
    回収水迂回経路(45)を通流する回収水の流量を調整する調整バルブ(32)と、を備え、
    前記第2冷却水水温検知手段(16)の検出値が予め定められた設定範囲内の値になるように、前記調整バルブ(32)の開度、前記回収水循環ポンプ(23)の出力及び前記冷却装置(25)の出力から選ばれた少なくとも1つを制御することを特徴とする燃料電池発電装置。
  5. 前記回収水第2迂回経路(45)に第2迂回回収水水温検知手段(46)が設けられ、
    前記第2迂回回収水水温検知手段(46)によって検出された回収水の温度が予め定められた設定範囲内の値になるように、前記調整バルブ(32)の開度、前記回収水循環ポンプ(23)の出力及び前記冷却装置(25)の出力から選ばれた少なくとも1つを制御することにより、前記回収水第2迂回経路(45)を通る水量及び/又は水温を調整するように構成されている請求項記載の燃料電池発電装置。
  6. 前記第2冷却水循環経路(10)及び前記回収水第2迂回経路(45)に、それぞれ排熱回収用熱交換器(54,55)が配置されている、請求項4又は5に記載の燃料電池発電装置。
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