JP5369023B2 - 文字入力装置および文字入力方法 - Google Patents
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Description
また、現在の携帯端末には、図11で示されるように、タッチパネル部301に入力された文字を表示する部分と、入力する文字を指定するためのキーパッド領域302を表示する形態において、ソフトウェアキーボード形式で多くの文字を表示することにより、文字を入力するものもある。この場合、ユーザーは、例えば「あ」と入力したい場合には、「あ」が割り当てられた入力キー領域303をタッチ押下することにより、タッチパネル部301の文字表示領域に「あ」が表示されるようになっている。
また、特許文献2には、ソフトウェアキーボードでのキータッチ位置付近の文字およびその文字から変換されると予想される文字候補を補助するための拡大キーと、押し間違いを考慮した隣接キーの拡大キーを別画面に表示することにより、ソフトウェアキーボードの押しづらさと、濁音・半濁音などの補助候補の選択を容易する方法が提案されている。
また、特許文献2に開示された方法では、操作範囲が広くなりすぎて、操作時の手や指の移動距離が大きくなるため、ユーザーの入力負担面での課題がある。
前記タッチ操作部への第二のタッチダウンイベントにより、タッチ位置に表示されている文字を入力文字として確定するステップとを含むことを特徴としたものである。
図1は、本発明の文字入力装置のブロック図である。
図1において、1は本発明の後述のタッチイベント処理部8からのイベント情報に基づき、文字入力のための処理を制御する文字入力制御部であり、2は携帯端末の現在の文字種を記憶する第一文字種記憶部であり、3は、第一文字種記憶部2に応じたキーパッドを表示するための第一表示文字テーブル記憶部であり、4はユーザーが一連の文字入力処理を行う際に切り替えられた文字種を記憶するための第二文字種記憶部であり、5は第二文字種記憶部4に応じたキーパッドを表示するための第二表示文字テーブル記憶部であり、6は、タッチイベント処理部8からの情報に応じて、第二文字種記憶部の文字種の切替判定を行う文字種切替判定部であり、7はユーザーが文字入力処理を行うためのタッチ操作部であり、8はタッチ操作部7でのユーザー操作を分類し文字入力制御部1に通知するタッチイベント処理部であり、9は文字入力制御部1の表示要求に応じて表示を行う表示部である。
10は表示およびタッチ操作が可能なタッチパネルであり、20は現在の入力文字の文字種を表示する文字種表示領域であり、30は入力した文字・文章を表示するための入力文字列表示領域であり、40は文字入力時の制御用のキーを表示するための文字入力制御キー表示領域であり、50は文字入力時に文字を入力するために使用するキーを表示する文字入力キー表示領域であり、101から115は、前記文字入力キー表示部に表示される15個のキー1表示領域〜キー15表示領域である。なお、ここで、文字入力キー表示領域50は少なくとも表示切り替え可能なタッチパネルとして構成される必要があるが、文字列表示領域30や文字入力制御キー表示領域40は必ずしもタッチパネルで構成される必要はない。
図6において、60は文字入力のためにタッチ操作を行うユーザーの指であり、41は入力文字に応じて文字列変換候補を切り替えるための変換キー表示領域であり、42は入力文字を消去するためのクリアキー表示領域であり、43は現在の文字入力モードを終了するための終了キー表示領域である。70は指60をタッチパネル上でスライドさせた方向および移動量を示す矢印であり、31は入力操作によって入力され確定され、入力文字列表示領域30に表示された表示入力文字である。
なお、図5、図6において、他の部分は図2と共通するため省略する。
ユーザーが携帯端末上で文字入力モードに変更した際、図1の文字入力制御部1は図3A、図3Bのフローチャートに従った文字入力制御を行う。
最初に、文字入力制御部1は、端末の既定の文字種(CT)を設定する(ステップS1)。文字種CT=0の場合は漢字(かな)、文字種=1の場合はカナ(全角)、文字種=2の場合はカナ(半角)、文字種=3の場合は英数(全角)、文字種=4の場合は英数(半角)とした場合、既定の文字種が漢字(かな)の場合は、文字入力制御部1は、CT=0とし、第一文字種記憶部2に格納する。
次に、文字入力制御部1は、ステップS2で取得した文字種CTに応じたキーパッド表示内容を第一表示文字テーブル記憶部3から取得する(ステップS3)。
第一表示文字テーブル記憶部3から取得したキーパッドの表示のための情報を元に、表示部9の文字入力キー表示領域50へキーパッドを表示する(ステップS4)。
・タッチダウン・・・ユーザーの指がタッチパネルに触れる操作(離していない)。
・タッチムーブ・・・タッチダウンの状態で、タッチパネル上でユーザーが指をスライドさせる操作。
・タッチアップ・・・タッチダウンの状態からタッチパネルからユーザーが指を離す操作。
ユーザーがそれぞれの操作をタッチ操作部7で行うと、タッチイベント処理部8はそれぞれ、タッチダウンイベント、タッチムーブイベント、タッチダウンイベントとして、文字入力制御部1に通知する。
ユーザーがタッチ操作部7に触れ、タッチイベント処理部8からタッチダウンイベントが文字入力制御部1へ通知されれば、次のステップS6へ進み、通知がなければ、ステップS5でのタッチダウン待ちになる。
次に、文字入力制御部1は、選択キーが文字入力用キーかどうかを判定する。文字入力用キーが選択されればステップS10へ、文字入力用キー以外(文字制御用キーなど)が選択されれば、ステップS9の処理へ進む(ステップS8)。
(Kn_xs ≦ TD_x< Kn_xe)かつ (Kn_ye≦ TD_y<Kn_ys) ・・・(式1)
ここで、n=1、2、3、4、5、6、7、8、9、11
図4に、タッチパネル上でのキー表示領域の座標とタッチダウン座標との関係を示す。
図6(A)のように第一文字種CT=0(漢字モード)の状態で指60にてキー9表示領域109の「ら」に相当するキー9表示領域109にユーザーがタッチダウンの操作を行うと、第二文字種CT2が第一文字種CT=0(漢字モード)と同じになるように初期化され、第二文字種記憶部4に格納される。また、文字入力制御部1は、キーパッドが図6(B)のように、キー9表示領域109に該当し、かつ第二文字種CT2=0(漢字モード)に相当する表示データを第二表示文字テーブル記憶部5から取得し、文字入力キー表示領域50中の表示内容を切り替える。図9は、キー9表示領域109、すなわち「ら」キーが選択された場合のテーブルを示している。
CT2 = (CT2+1) mod 5 ・・・(式2)
とし、移動方向MDが下方向、もしくは左方向であれば、
CT2 = (CT2+4) mod 5 ・・・(式3)
とする。ここで、mod Nは、Nで割った際のあまりを示す。
図6(B)の指60をタッチダウン操作した状態から、図6(C)で示すように指をスライド方向70で示す左方向に移動させたることにより、累積移動距離MDが2回TH_MLを越え、第二文字種CT2の切り替えが2回発生した場合、式3に従い、CT2=3(英数(全角)モード)となり、文字種表示領域20の文字種表示は「A」となる。
(Kn_xs ≦ TD_x< Kn_xe)かつ (Kn_ye≦ TD_y<Kn_ys) ・・・(式4)
ここで、1≦n≦15
図6(D)にて、所望の文字、ここでは英数(全角)の「Z」を指60でタッチダウン操作することにより、入力文字列表示領域30に、入力確定し表示される表示入力文字31「Z」が表示される。この後ユーザーが指を離すと、文字入力画面は初期状態の図6(A)の状態に戻る。
Claims (5)
- 文字を入力するためのキー表示が可能なタッチ操作部と、
該タッチ操作部のイベントを処理するタッチイベント処理部と、
入力した文字を表示するための表示部と、
予め設定されている文字種を記憶するための第一文字種記憶部と、
文字入力開始時に、該第一文字種記憶部に記憶されている文字種に応じたキー表示を行うための表示文字を格納した第一表示文字テーブル記憶部と、
文字入力操作時に、前記タッチイベント処理部からのユーザーのタッチ操作時のスライド操作による移動距離情報に基づいて選択可能な入力文字候補の文字種の切替を行う文字種切替判定部と、
該文字種切替判定部によって文字入力操作時に一時的に切り替えられた前記選択可能な入力文字候補の文字種を記憶するための第二文字種記憶部と、
文字入力操作時のタッチアップ操作時に、該第二文字種記憶部に記憶されている文字種に応じたキー表示を行うための表示文字を格納した第二表示文字テーブル記憶部と、
該第二表示文字テーブル記憶部に記憶した表示文字に応じたキー表示中に、前記タッチイベント処理部からのユーザーのタッチ操作の情報に応じて、文字入力処理の制御を行う文字入力制御部を
具備することを特徴とする文字入力装置。 - 前記文字種切替判定部は、前記タッチイベント処理部からのユーザーのタッチ操作時のスライド操作による移動距離情報に基づき、前記選択可能な入力文字候補の文字種を複数回切り替えることを特徴とする請求項1に記載の文字入力装置。
- 前記文字種切替判定部は、前記タッチイベント処理部からのユーザーのタッチ操作時のスライド操作による移動距離情報に基づき、前記選択可能な入力文字候補の文字種の切り替えを循環して切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載の文字入力装置。
- 前記文字入力制御部は、第二表示文字テーブル記憶部に記憶した表示文字に応じたキー表示中に、ユーザーのタッチ操作によってタッチされキーに対応する文字を入力文字として確定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1に記載の文字入力装置。
- 表示部とタッチ操作部とを備える装置において文字入力を行う方法であって、
表示部に、予め設定されている文字種のキーパッドを表示するステップと、
前記タッチ操作部へのタッチダウンイベントにより、タッチ位置に応じたキーに対応した入力文字候補をキーパッドに表示するステップと、
前記タッチ操作部に対するユーザーによるタッチダウンのままでのタッチ位置のスライドの移動量に基づいて選択可能な入力文字候補の文字種を切り替え、切り替えた文字種に応じたキーパッドを表示するステップと、
前記タッチ操作部への第二のタッチダウンイベントにより、タッチ位置に表示されている文字を入力文字として確定するステップとを含むことを特徴とする文字入力方法。
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